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24歳でがんになった。 https://garnet1994.hatenablog.com/

24歳にして突然の上咽頭癌ステージ4の宣告。医療従事者として働いていた私は、その時〝がん患者〟になった。

上咽頭癌ステージⅣの診療放射線技師。癌患者として、医療従事者として発信していきます。

じぇー
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2020/02/08

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  • 10年ぶりのサバゲー

    バイク仲間に誘ってもらい 10年ぶりにサバゲーに行ってきた。 ミリタリーオタクの間では源文先生と呼ばれる方の オメガ7の隊員風に仕上げたつもり。 オメガ7 創生編 作者:小林 源文 日本出版社 Amazon 田舎育ちで、 小学生の頃は駄菓子屋で買ったエアガンや爆竹で遊び、 日曜洋画劇場でアクション映画や戦争映画を観てその世界に憧れて、 そのまま立派なミリタリーオタクになった。 その後就職を機にミリタリーコレクションを手放し“オタク”の世界とは距離を置いていたが、 癌になった時に「やっぱり欲しい!」と手に入れたエアガンを機にちまちまとコレクションを増やしていった。 合法のトイガンやレプリカなどで…

  • 3年半目の経過観察と母とのツーリング

    3年半目の経過観察にいってきた。 大きな問題はないが、 首に放射線を当てた関係から、 甲状腺の機能が落ちているようで、 今後様子を見てもしかしたら飲み薬を服薬していく事になるかも。 ◯ いつも診断の結果は電話診察で聞くことになっている。1週間ほどの待ち時間、 主治医から「問題無いですよ」の一言を聞くまでの間、人生や生き死にについて考える。 もし〝また〟死ぬと言われた 自分は何を後悔するだろう? ありがたい事に自分が死ぬ間際にならなくても 先人が残してくれた思いや考えが、本やYouTubeで簡単に知れる。 やりたい事をリストアップし、それをまとめた。 加えて、 遺書では無いが、自分の持っている財…

  • 3年目の経過観察と近況報告

    3年目の経過観察に行ってきた。 特に問題はなく、経過よくすぎている。 頸に放射線治療をしているので、甲状腺の機能が少し落ちているらしいが、正常範囲内らしい。 ○ 関東に経過観察にいったタイミングで 東京で上咽頭がん仲間のばっしーくんに会った。 初めてお会いしたけど、闘病中からずっとSNSでやり取りしていたので会話が弾んだ。 男2人で秋葉原巡りとカフェでお話しした。 優しい兄貴って感じで爽やかだったよ。 秋葉原はディープで面白かったな〜 同じ仲間同士分かり合える事があって嬉しい。 東京にも友達ができて嬉しいな。 経過観察に合わせてあちこちで飲み歩いたよ。 楽しかった。 ○ 車両を入れ替えて、 新…

  • 20代の片付け〜憧れのサーキット〜

    前回のブログに記していた3万円の原付で 憧れのサーキットに行ってきた。 このマシンを発掘してきてくれた 原付師匠につきっきりで教えていただいた。 ほとんどの方は一度は原チャリに乗ったことがあると思うが〝きちんと乗る〟となるとこれが意外に難しい。 当然60km/hそこそこしか出ないわけであるが、 それでも私はいっぱいいっぱいだった。 これ以上上のクラスやMT車で走っている方達は本当に尊敬する… ペースが上がってきた頃 一度転倒したが、そもそもそんなに速度も出ていないので乗り手、マシン共に問題はなかった。 怪我のリスクやマシンの安さなどを考えても 原チャリレースは草野球のような感じで面白いなと感じ…

  • 20代の片付け〜原チャリ小僧〜

    体調を崩して一日休みをいただいて寝込んでいた。 体調が悪くなると、もしやまた癌になるのではないかといつもハラハラしてしまう。 たまにそんな時間が必要なのだろうとは思うけどね。 そんなこともあってブログを書いてみようという気持ちになった。 ◯ また失恋した。 男磨きしたいので眉アートをやろうと思う。 ◯ 原付を買った。 3万円だった。 10代の頃、憧れの先輩たちが乗ってたハネ付のスクーター。 バイク仲間が格安の車両を見つけてきてくれて、 悩むほどの値段でもなかったのでつい買ってしまった。言えばオトナのガチャガチャかな。 前輪タイヤを先輩に組んで見せてもらって、 後輪は1人で組んでみた。 原付スク…

  • 20代の片付け〜不純異性交遊〜

    秋の夜長、アラサーのオレはミナミのクラブで舞っていた。 興奮冷めやまぬ深夜4時、私はネカフェでシャワーを浴びてこの記事を書いている。 ◯ 20代の前半、 長らく付き合った恋人と別れた後 私はずっと恋人を作らなかった。作れなかった。 「いつかあの人とやり直したい」 そう思って勉強し転職し、仕事終わりにはジムで汗を流した。ジムが終われば資格試験のために夜中まで勉強した。 元カノが私を置いて出た都会にも出れるようになり少しずつ〝理想の自分〟に近づいていった。 そうこうしてる間に時は流れ、24歳になった。 その間、一切何もなかったのかといえばそうではない。 私を好いてくれる奇妙な女性たちもいて、 「僕…

  • ブログの方向性が変わります。

    ブログのタイトルを変更した。 「24歳でがんになった」時はこれは闘病ブログであったが、今後は24歳でがんになった1人の男のただ過ぎる日々のブログになる。 色々考えたのだけれど、 「24歳でがんになった。」のタイトルは捨てたくなくて。かと言ってその後の生活を記し始めるためにはそのタイトルを脱却すべく、 悩んだ挙句一言Return matchとつけてみた。 趣味などに打ち込む普通の生活こそが僕の闘病生活にとってのリターンマッチだからだ。 喜ばしいことに経過観察の間隔は1ヶ月に1回だったものも今では数ヶ月に一度となり、 自分自身でさえ〝がんサバイバー〟である事への自覚は日に日に薄れていく。 ブログを…

  • 2年半目の経過観察と出会い

    東京2年半目の経過観察に関東にきた。 いつも通り夜行バスで東京 そこから電車で千葉へ。 遠距離ということもあって、念のため遅めの時間に診察時間をとってあるので待ち時間が長い。 待ち時間を使って久々に一つブログを書いた。 garnet1994.hatenablog.com つまり傷心中ってわけ。 ため息ばっかりつきながら、 治療中何度も通った道を歩く。 久々に拝んだ病院。 私の一度生まれ変わった場所。 いつも病気のことなんて忘れて平凡に過ごしているのに、ここに来るとやはり色々考える事がある。 5年の経過観察のうち、やっと折り返し地点。 2年半いろいろなことがあった。 嬉しいことも悲しいこともあっ…

  • 失恋と煙草と青春と

    失恋した。 出会って2ヶ月くらいだけど、 ぐっと引き込まれた人がいた。 うちには毎日のように遊びにきてくれたし、 2人で遠くにも出かけた。 ついこの間、2人で旅行を終えた翌日 「付き合うってないのかな」と聞かれた。 僕はいつものようにはぐらかして終わってしまった。 ◯ その数日後、別の人と居るところを見かけてしまった。 それはひどい嫉妬だった。 僕らしくもなく、感情的になった。 近づいて一言聞いた。 「誰?」 「あのね、昨日この人と付き合い始めたの。話そうと思ったんだけど…」 それは精一杯の一言だった。 「もう会わない」と言って俯いて去ってしまった。 僕たちは付き合っていた訳じゃないし、 彼女…

  • 夢のガレージライフとリターンマッチ

    夢のガレージつき物件に引っ越した。 ずっと寮暮らしだったので、 バイク用にシャッター付きガレージを借りようと賃貸物件を見ていたら たまたま車庫付きの古い一軒家を見つけてしまった。 それからの行動は早く、 数日後には見学してその場で決めてきた。 寮は家賃も安いし、職場も近い。 勢い余ったかな?と思ったが 「ガレージ付き一軒家になんて住まなければよかった」と思う事はないだろうという結論に至った。 仕事の合間に荷造りを済ませて、その月末には引っ越した。 ◯ 愛車たちに囲まれて暮らす幸せ、 仕事を終えて日が暮れても作業ができる。 ガレージに憧れて引越ししたけれど、 もう一つよかった点は音を気にしなくて…

  • 2年目の経過観察と近況報告

    4月の半ばにかけて治療後2年目となる経過観察の受診に行ってきた。 経過観察の方は各種検査ともに今回も問題なくクリア出来た。 放射線治療の影響で少し甲状腺機能が落ちているようだが 許容できる範囲内であり、少し疲れやすくなる以外はさほど問題は無いということだった。 関東の病院まで、 はるばる行ったので秋葉原を観光した。 自販機で抗原検査キットを売っていた。 都会は面白い。 ◯ 恋人と別れた 半年ほどお付き合いさせていただいていた人がいたのだが、 数年後でも良いから結婚するのかしないのかはっきりとして欲しいと言われた。 彼女は私と同じ27歳で、将来に対する不安は私と同じようにあったと思う。 その瞬間…

  • グロムから黄緑色を撲滅

    2週間ほど咳と鼻水が続いている。 少しだけ微熱が出た日もあって、 COVID-19の検査も受けたが陰性だった。 町医者の言うにはいわゆる風邪との事だったが、 2週間も続くとおかしい気がする。 そろそろ大きい病院にかかろうかと思う。 ◯ 週末、待ちに待った1日だけの休みだったのにあいにくの雨。 風邪気味なのもあってここのところバイクに全く乗れていない。納車からはや1週間が経つのにまだ50キロだ! 雨の中、軒下を使ってグロム(JC92)をカスタム。 黄緑色の部分を無くしてやった。 まだ新しいバイクで情報が少ないため、 ブログの趣旨から逸れるがここに記させてもらう。 タンク部分のボルトガーニッシュは…

  • バイクがやってきた

    事故をして、 もうバイクを降りようと思ったのが1年半前。 また事故をするのが怖い 周りに迷惑をかけれない バイクそのものに対してはポジティブなイメージを損ってはいなかったのだけれど、一度事故を起こしてしまうとダメージが大きく、降りるという選択肢しかなかった。 でも、月日が経つにつれてバイクに乗りたいという気持ちは大きくなっていった。 街中でいつもバイクを目で追っている自分がいた。 ◯ その日、いつものように病院で受けた検査結果を聞くために先生に電話した。 予約していた時間なのに、 先生は「折り返します」と言って切ってしまった。 そんな事は初めてで、 何か話があるんじゃないか?と 待っている時間…

  • 1年9ヶ月目の検診と近況報告

    お久しぶりです。 今年も残すところわずかとなりました。 何度も筆をとりましたが、 書き始めては最後まで書けずじまいになっていました。 なので今回は最後まで記せるよう 簡潔に記そうと思います。 ◯1年9ヶ月ぶりに経過観察にいった 関東に1年9ヶ月ぶりの経過観察にいった、 結果は何も問題なし。 良い気分で年を越せる。 病院に僕の名前が載っていた。 仲間の力になれれば嬉しい。 (ペンネームの春本の名前は無いです) ◯精子凍結保存の更新と検査 癌治療の影響で無精子になるかもしれないという話だったが、1年9ヶ月ぶりに検査をしてもらうと自分の精子は生きているという結果だった。 病院に用意してくれている 本…

  • 死ぬまで死なない

    薬が良くあっている。 ここのところ調子がいい。 時々人を誘って出かけたりするようにもなった。 同僚ともご飯に行くようになった。 とにかく、調子が良い。 ◯ 職場の同僚がプロテイン入りのジュースを飲んでいた。 ここ最近、コンビニなどで良く見かけるようになったものだ。 「それって美味しいの?」 そんな会話から筋トレの話題で盛り上がった。 「僕の通ってるジム、体験してるからよかったら〜」 無料なら試してみるのも良いかなと、スニーカーを持ってジムに行った。 がんとわかる前は後続して運動をしていて 体力に自信はある方だったが、 ここ2年間ほぼ運動はせず、数える程自転車に乗った程度だった。 その日は随分久…

  • 夏が終わって。

    夏が終わった。 仕事柄特に感染症の流行っているシーズンは中々人に会う事もできず、 今年の夏はエアコンの効いた部屋でひとり静かに過ごして終わった。 夏の間に変わったことといえば、 出してもらう薬が増えたことくらいか。 それが合っていたようで、 今までモヤがかかっていて いつも眠たいような気分が少し晴れた。 何か楽しいことにチャレンジしようという気分も出てきた。 ◯ 仲間に付き合ってもらって、 田舎のおばあちゃんの原付を引き取ってきた。 (おばあちゃんはバイクと交換に電動自転車に乗り換えた) シャリィという可愛いバイク、 カゴ付きというところが渋い。 メーターは5000キロ代だったけど、 本当に2…

  • AYA研入会とがん研寄付

    いよいよオリンピックが始まった。 ミーハーなので開幕式はみたが、それ以降なんの試合も見ていない。 友人には「どうしたの、忙しいの」と心配されたが、スポーツ観戦に興味のない人種がいる事もわかっていただきたい。 私は今一人、静かにコーヒーを飲みながらブログを書き綴っている。 いつもながら長ったらしくなりそうなので、今回も目次をつけた。 AYA世代について AYA研入会について 国立がん研究センター寄付について 一般社団法人AYAがんの医療と支援のあり方研究会(以下AYA研と略す)に入会した。 AYA研についての説明の前に、AYA世代という言葉についておさらいしたいと思う。 AYA世代について “A…

  • 1年4ヶ月目の経過観察の旅

    今回の記事は治療後1年4ヶ月の経過観察とその結果の記録である。 オチだけ気になる人は以下からどうぞ。 出発 電動キックボードに乗る 病院での検査と診察 街の散策 経過観察の結果 出発 前回1年目の経過観察以来4ヶ月ぶりの受診である。 今回も行きは夜行バスで行った。 前日は泊まり込みで仕事だったので、疲れ果てていた私は乗り込むやいなや眠りについてしまった。 すっかり熟睡し、目が覚めた時には東京駅だった。 こちらはまたもや緊急事態宣言の発令中であるが、 昨年5月の宣言下とは比べ物にならないほど人出は多かった。 東京オリンピックまであと7日 私がスポーツに興味がないのもあるかもしれないが、 街も盛り…

  • 秘密のこころ

    私は社会人になって5年になる。 癌治療の終了後1年ほど経って転職したが、 同業のため入社したと同時にたくさんの後輩が出来た。 実務は元より、組織からは中堅層として後輩たちの指導に当たるような立場を求められた。 「いずれチームを率いていくんだぞ」 会社の人は部長クラスの数名以外、私の病気や休職のことを知らない。 直属の上司からはたくさんの仕事を与えられ、 それに答えようと毎日遅くまで勉強した。 最初の数ヶ月は、17時の業務終了後2、3時間は自分の学習の時間として職場で過ごした。 職場の人々の熱心な指導もあり、暫くで一通りの業務をこなせるようになった。 ◯ 自分の疲れを自覚したのは転職し暫くのこと…

  • たばこのやめ方

    がん治療をきっかけに、タバコをやめて1年と半年が経つ。 今回は禁煙するに至ったストーリーと、自分なりの工夫を記そうと思う。 ◯ 癌がわかる前、私は1日10本ほどタバコを吸っていた。 癌がわかったその日、 少しでも命を大切にせねばと禁煙を決意しiQOSを病院のゴミ箱に捨てたが、 その帰り道に紙巻きタバコを買っていた。 「癌なんてどうすりゃええねん‼︎」 「とりあえず一服…」ってなもんだ。 冷静に考えてみると、タバコを吸いながら数年単位で育てた癌なのに、 数日禁煙したところで焼け石に水だ。 そんな言い訳を自分にしながら、 癌が見つかったという途方もないストレスを煙に巻いて出すしかなかった。 という…

  • 12年後の月

    「今日は皆既日食らしいよ」 朝、友人からメッセージが入っていた。 そんなもんしょっちゅうしてんだろ など、アホなことを思いながら布団を出た。 ラジオをつけるとちょうどその話題をしており、 今回の皆既日食は地球から見て月が最も大きく見えるスーパームーンと同時に起こるとのことで、2015年ぶりの比較的珍しい現象だといっていた。 ふーん珍しいことなのか… ◯ 「おい知ってるかァ‼︎」 職場のオヤジも興奮気味だ。 「皆既日食の話ですか」 見たいね見たいねとみんな盛り上がっていた。 そう言われるとなんだか見たくなってきたぞ、 私も流されやすい男だ。 ◯ 仕事を終わって18時過ぎ、 外は厚い雲が空を覆って…

  • 【大幅加筆】抗癌剤・放射線治療の記録とその後のまとめ。

    治療終了後1ヶ月が経ち、抗癌剤、放射線治療の副作用がだいぶ治ってきたので、ここで私の行った治療(診断含む)と副作用についてまとめておこうと思う。 正直、治療のことを思い出してあまりいい気分はしないし、私の汚いお肌の写真などをネットの海に放流するのも気が引けるが、今後同じ治療を行うなう人やその家族の参考になれば幸いである。 端折ってある所もあるのでそれぞれの詳細については過去記事を参考にしていただきたい。 なお、何点か副作用の写真を貼り付けてあるので苦手な人は注意されたい。 2019年10月25日 生検の結果、上咽頭癌と診断される。 10月28日 PETを行う。 11月1日 がん専門病院初診。造…

  • 1年目の経過観察とその結果

    今回の記事は治療後1年の経過観察とその結果の記録である。 おっさんの旅の記録が需要がないのは承知なので、オチだけ気になる人は以下から飛んでいただきたい。 旅の記録 経過観察の結果 旅の記録 経過観察に行くのは昨年12月からで3ヶ月ぶりになる。 私は関西在住だが関東のがん専門病院へ治療に行ったので、経過観察一つにしても長い旅になる。 受診当時、関東の一部地域では未だ緊急事態宣言の発令されている中、受診という大義名分をいただき久しぶりの旅となったので記録をここに記して置こうと思う。 ◯ 今回も行きは夜行バスで行った。 バスに乗るために久々に街に出たが、大学がいくつかある地域というのもあってか23時…

  • 治療後1年が経って

    2020年3月11日のがん治療終了から丸1年が経った。 5年生存率が40〜50%と言われるうち、1年生き延びればめでたい話だ。 まる一年が経ったら記念にケーキでも食べようか。 ステーキだっていいぞ、ひとりでゆっくり温泉はどうだ。 そんな事を考えていたのだが、今年の3月11日は朝から朝まで仕事だった。 そういう仕事をしているのだ私は… すっかり陽が登り切った頃、疲れ切った足を引きづり職場を後にする。 その日は少し曇り空だったが、久々のシャバの風は気持ちが良い。 仕事に向かう人々を横目に町を抜け出し、 古びた自分の部屋に帰ってきた。 手短にシャワーを浴びた後、僕はドカっとベッドに横たわりカーテンの…

  • 新しい仕事、新しい暮らし

    前回の記事でチラッと書いた通り、 仕事の関係で田舎に引っ越した。 あまり仕事の事は言えないのだが、 新しい職場に移れば覚える事もたくさんあるし、体力的にも正直キツい。 午前は水を飲む暇も無いほど忙しく走り周り、 放射線治療の後遺症から唾液が出にくくなった私にはとてもつらい。 勤務中は1日に水を1.5ℓほど飲むので2ℓのペットボトルを毎日背負って職場にいく。 (現場系の仕事の人からすると普通?) そうやって働いた後、毎日職場で19時過ぎまで居残り勉強してから帰る。 クタクタになって帰り、自炊して22時には眠る。 自分の時間というのはほぼない。 仕事には満足しているが、体のことを思うと正直楽ではな…

  • 9ヶ月目の経過観察と年末のこと。

    2020年12月の31日 時刻は22時半を回ったところである。 書きかけた記事はたくさんあるが、 とにかく今年度12月の報告をさせて頂かねばならない。 駆け足にはなるが、12月の出来事のトピックスをここに記しておこうと思う。 ◯ 12月の半ば 誕生日を迎えた。 ブログのタイトルにもあるように、2019年の11月に私は「24歳でがんになった」わけであるが、その一月後に25歳に、今回26歳になった。 20を超えた頃から歳をとるのは憂鬱だったが、今は一つ一つと歳を重ねれることをとても嬉しく思う。 ちなみに誕生日は 貸切の猫カフェで和んできた。 猫はおとなしく可愛かった。 自分に革ジャンをプレゼントを…

  • 最近のこと。

    復職してからというもの、すっかりブログをサボりがちだ。 この野郎、元気になって仕舞えば応援してくれた人々に近況の報告もせんのかと言われれば返す言葉もない。 という訳で今回は近況のご報告をさせていただこうかと思う。 あまり長くなっては読む方も大変だと思うので、イベントだけピックアップしてまとめた。 なお、前回の記事にもしたが平日は基本的に仕事で、帰宅後はご飯を食べて寝るだけである。 ◯膝は大分良くなった 粉砕骨折していた膝はぎこちなくも小走りが出来るほどになり、手術から3ヶ月後の10月半ばにリハビリを卒業した。 診察の方でも経過は良いとの話で、手術から1年後の来年7月に粉砕した膝蓋骨を固定してい…

  • 検査画像の入ったCD-RをPCで閲覧する方法

    こんにちは。 診療放射線技師で癌サバイバーの春本(じぇー)です。 今回はいつもの日記のような記事ではではなく、他人に読んでいただくことを前提とした記事ですので、いつもとは口調が異なりますが気にしないで下さい。 それではよろしくお願いいたします。 〇 みなさんは病院で自分が検査を受けた画像を見たことはありますか? 普通、説明を受ける際に診察室でちらっと一部をみて終わりだと思います。 X線(レントゲン)写真やCT、MRIなど各種画像検査で得られる画像というものは、 普通のカメラで撮った写真と異なり専門的な知識がないと見ても何が何かわからず、あまりおもしろいものではないと思いますが、患者さん自身でも…

  • 頑張らなくっていい

    今回は読者様よりアイデアをいただきまして、 自身の治療後のメンタルケアについて記述してみたいと思います。 アイデアをくださいました読者様ありがとうございます。 ◯ 癌なったストレスというものは大きい。 私たちがんサバイバーは何が怖くて怯えているのだろうか? 他の多くの怪我や病気と異なり、 癌は完治しないし、再発、転移する可能性がある。 もし再発すれば…その結果を想像する事が怖いのだと思う。 私の罹患した上咽頭癌の場合、手術が出来ない部位で放射線治療は基本的に一生に一回きり(同一部位では)のものなので、もし再発した場合は完治を目指す手は残されていない。(抗癌剤などを使い共に生きる方法を選択する事…

  • 酒酒酒‼︎

    2020年9月19日の晩、久しぶりに酒を飲んだ。 今回のブログはその一杯に至るまでの回想録である。 ◯ 病気をする前の私といえば、仕事がある日でもよく外に飲みに行ったし、週末は夜中まで飲み歩いているような人間だった。 癌がわかった日も、その不安を酒でごまかしながら帰った。 自分はひとりでベロベロになるほど飲むことはなかったが、今思えば酒というものに依存する所はあったかもしれない。 治療が始まってすぐ、導入化学療法(抗がん剤のみの治療)の期間については、飲酒については多少は可との事で、週一回位の頻度で友達と電話しながら缶チューハイを一本飲んでいた。 化学放射線治療が始まる直前、その治療期間中は飲…

  • ありがとうニンジャ

    先週1台のバイクを手放した、その名はニンジャ。 このブログはあくまで闘病ブログであり、バイクの事をどこまで記そうか迷ったけれど、このバイクは自分にとって体の一部の様な存在だったので記録として残したいと思った。 興味のない人にはつまらない記事になるかもしれませんが、よろしければお付き合いください。 ◯ 2020年8月21日の晩、経過観察のため千葉の病院での診察を終え、ホテルいた私はバイク仲間から私の所有していたバイク、ニンジャの引き取り先が見つかったので明日引き取りに来ると連絡をもらった。 あのバイク事故の後、バイクを手放すという決心をした為に信頼できる人に譲りたいと相談していたのだ。 翌日、ニ…

  • 放射線治療後遺症の難聴の治療経験について/原医研寄付願い

    皆さんお久しぶりです。 随分久しぶりの更新となってしまい申し訳なかったです。 平日は仕事を終えるとクタクタで、土日も家の事をするのに精一杯で中々ブログを更新することができませんでした。 たくさんの方が応援してくれているこのブログ、頑張って更新すべきだとは思ったのですが、癌を経験しての私のモットーは「頑張らなくっていい」なので毎日22時に寝ていました。 今後も反省せずまた気が向いた時に書きます。 皆さんもたくさん自分を甘やかしてストレスを溜めないようにしてください。 それでは記事をどうぞ。 ◯ 今日は土曜日だがが、外は台風の影響で雷が鳴り響き、雨が降り続いている。掃除を終えてホッとコーヒーでも飲…

  • 半年目の経過観察と結果

    2020年08月20日木曜日、明日の経過観察に向けて仕事終わりに関西から関東へ旅に出た。 新大阪駅で夜行バスを待つために2時間ほど時間を潰す。 待ち時間、トイレを借りようと地下街に入った事によって久々に居酒屋へ足を踏み入れる事になった。 平日もよく飲みに行っていたのに、酒も飲めないし新型コロナも怖いので全く居酒屋へ行っていないし、人と集まる事もない。 わいわいと歓談する若者をみていると、自分だけがひどく遠い世界へ来た気がして少し寂しくなった。 ◯ さて、今回の旅も節約の為に一部夜行バスを利用した。 三列シートで2600円だったが、それなりに人は乗っていたように思う。 心配していた脚も何とか収ま…

  • 土日はお掃除

    8月15日土曜日、目覚ましをかけずに眠りについたが、8時には目が覚めた。 休職前は昼前まで寝ていたのに、リズムは意外とすぐに戻るもんだ。 スムージーとヨーグルトを手短に流し込み、作業着に着替える。 これまでは毎日が休日だったが今となっては貴重な休みだ、しっかり活用せねばならない。それにこの週末にカビ臭い部屋を何とかせねば、また疫病神が寄ってきてはたまらないからな。 部屋の物をどかしてルンバを起動、そのうちにわたしは家の中の細かいところをチェックをした。 〝虚無〟を掃除するルンバくん 1年近く放置していた割にはさほど酷い事になっているものはなかったが、バイク用品や革製品、リュックなど洗わない物に…

  • 一週間を終えて

    08月14日金曜日、一週間の勤務がやっと終わった。 職場方が配慮してくださり、無理のない業務を与えていただいたお陰で何とか済んだ。 とはいえ、一年近く休職していた身で脚を引きずりながらの勤務となると、家に戻る頃にはクタクタになってしまう。 しかし一人暮らしに戻ったので家事もやらねばならない。 加えて勤務の翌日から37℃台の熱と咳が出ており今も続いている。 幸い数日たった今は36℃台にまで落ち着いたのだが、相変わらず咳が改善されず辛い。 思い返すと昨年と一昨年も夏に咳が続いたので、よくよく考えると毎年この時期に繰り返すならば何かアレルギーのような気がする。 この土日休んでみて改善されなければ受診…

  • 復職と一人暮らしの再開。

    連休中の2020年8月9日、一人暮らししている町に帰ってきた。 と言うのも、連休明けの8月11日から復職する事になっているからだ。 私の働いている町と、療養中に住んでいた地元は100キロ以上離れている。 私の左足はまだ動かないので、家族の車にのせてもらって運ばれて行った。 世間はお盆休みなのでどうかと思ったがあまり混んでおらずスムーズについた。 ◯ 部屋を開けて恐る恐る中に入る。 半年以上開けていなかった部屋は埃っぽく、裸足で踏み入れた事を後悔した。 まずはこの環境をどうにかせねばまた体を壊してしまう。 しかし、私は片足が曲がらないので拭き掃除もできない。 イメージとしては常にコサックダンスの…

  • 無事退院しました。

    2020年8月3日、膝の手術の為に入院していた病院を退院した。 計二週間ほどの入院だったが、良い病院で良かった。 骨折した足の方はまだあまり動かないが、他力でグッと曲げると90°位は曲がるようになった。骨がくっつくまで2ヶ月くらいかかるようなのでそれまでは無茶をしないように過ごそうと思う。 脚が曲がらない感覚は言葉には伝えにくいが、体が硬い人が無理やりに関節を動かそうとする感覚に近いと思う。一般人は体操選手のように柔軟に脚を開くことはできないが、グッと背中を押されると痛いと叫びつつ多少は開くような感覚だ。それも毎日繰り返せば柔軟になっていくように私の脚も動くようになるようだ。 外の風を浴びると…

  • 夏が来て。

    今回の入院中は何の目的もなく、やりたいことをやりたいままに過ごしている。 前回の闘病ほど闘志に燃えているわけでもなく、怪我した脚もひとりでは動かすなと言われているので出来ることはない。だらだらと毎日を浪費するだけだ。 大抵はコーヒーを飲みながらパソコンやiPadを触って過ごしている。 そう思えば、スマホもノーパソも無い時代は暇つぶしにも苦労しただろうなと想像する。 本を読む、絵を描く、ゲーム、入院仲間との会話…それくらいしか思いつかない。 よく考えるとこれらの事は全てスマホで出来るのだからすごい時代だ。 そのうち寝たきりでもVRで家に帰れるようになるかもしれないな。 画面ばかり見ていてはいけな…

  • 自殺はやめとけ、最悪死ぬぞ。

    それは夜も蒸し暑くなってきた、7月の終わりのことだった。 「お前には悪いけど、死にたいんや。」 電話越しに、友人がそう言ったところから眠れぬ夜は始まった。 友人は飲食店を構えていたが、他のサービス業同様にコロナの影響を受けており、本人は相当参っているようだった。 聞けば、単に店を閉めて経営が難しくなったなどと言う簡単な話ではないようだ。 電話越しにも酒を飲んでいるのがわかる勢いで彼は話し続ける。 「俺は料理に命かけてきたんや、それを誰も分かってくれへん。だから俺は死ぬんや。」 おいおい、このまま酔いも手伝って本当に死ぬんじゃないだろうな。 そうなると俺だって後味が悪い、勝手に死ぬな。 こう言う…

  • お邪魔しますよ。

    昼過ぎ、飲み物を買おうと売店に行った。 歩行器をついてよちよちと… 悪魔のZ 時刻は14時すぎ、少し落ち着いている事を期待して行ってみたのだけれど、大病院の売店はそれなりに賑わっていた。 出来る限り人々の邪魔せぬように片隅を歩き店内へ。狭い通路は歩行器の私が入ってしまうとすれ違うのもやっとだ。 私が商品を選ぼうと棚の前に立つと、周りの人は手を伸ばし商品を取ることも出来ない。 急ぎ足に商品を選び取り、店の片隅へ逃げた。 病院の売店なのだから、私のような怪我人がいる事は当たり前。誰も気を悪くする訳はない事はわかってはいるが、やはり気を遣ってしまう。 片隅でやれやれと思っていると、ケア帽子を被ったパ…

  • はじめてのおつかい

    2020/07/24 昨日に引き続き理学療法士さんが部屋に来てくれて、リハビリが行われた。 装具を外し膝を曲げ伸ばししてもらうが、やはり痛くてストップをかけてしまう。 私の現在の可動域は45°位とのこと、少しずつ曲げられる様に頑張ろう。 次にベッドから歩行器への移動の訓練をした。 一人でやってみてくださいと言われ、両手で患側(怪我してる方)の脚を持ち引きずり移動を試みる… 「いてて!やっぱりひとりでは無理ですわ…」 決して、理学療法士さんが美人だったから甘えたわけではない。 手術前は粉砕骨折していてもこれが出来たのに、手術後は傷口が痛むのかこの方法が取れなくなってしまったのだ。 すると理学療法…

  • 一歩ずつ前へ。

    2020/07/23 膝蓋骨の手術の翌日、朝早くに目が覚めた。 看護師さんを呼んで車椅子でトイレに行って帰ると、ズキズキと膝が痛み出した。 昨日は神経ブロックが効いていたが、それが切れたようだ。 いつも通りの痩せ我慢、暫く様子を見ていたが… だんだんと呼吸が荒くなる、とても耐えられない! ナースコールを押して看護師さんを呼ぶと、痛み止めを持ってきてくれた。 幸い痛み止めはすぐに効き、痛みは落ち着いた。 ◯ 7時になり朝食が運ばれてきた。 丸1日振りの食事なので全粥食だったが、それでもご飯を食べられる事が幸せだった。 ごはんを食べてから、また眠気が襲ってきた。 疲れか、痛み止めの副作用かはわから…

  • 手術は無事に終了。

    速報、膝蓋骨の手術は無事に終わりました。 詳細を以下に記しますので、お時間ある方は読んでいだければ嬉しく思います。 ◯ 2020/07/22 昨夜、23時頃に一度眠りについたものの、日付が変わった2時半頃に目が覚めた。 眠れないなぁとTwitterを開くと、夕方に呟いたTweetがえらいことになっていた。 これは所謂「バズった」と言うものだろう。 何気なく過去の旅行の写真を載せただけだったが、多くの人が笑ってくれたようで嬉しかった。 1000万人がみたとなると、当然広告にもなったようで…当ブログの来訪者は普段と桁違いの数になっていた。 そんな中、「私も若年の咽頭がんで、情報を探していました。」…

  • 手術前日。

    先日記した通り、バイクで事故を起こした。 膝蓋骨(膝の皿)が粉々になっており、それらを一つにするために手術が必要とのこと。 (左膝蓋骨 粉砕骨折) 連休前という事もあり、ばたばたと予定が決まり進んでいき明日手術となった。 手術は全身麻酔をかけて行われ、2時間ほどかかるとのこと。 癌を経験しているけど、化学放射線治療だったのでそれ自体はそれほど辛くもなかった。 PEG増設も局所麻酔だったし。 でも、今回は寝てる間に終わると思えば気は楽だな。 オペが終わって仕舞えば、松葉杖など道具を使って歩けるようになるのは意外にもすぐらしい。 スポーツ出来るほどに戻るのは数カ月後かという話だったが、いくらかかろ…

  • バイク事故で骨折しました。

    お題の通り、バイク事故で骨折しました。 悪い報告になってしまい、申し訳ございません。 モザイクはありますが、一部グロテスクな画像が御座います。苦手な方はご注意下さい。 ◯ 2020/7/16、長く降り続いた雨が止み、快晴では無いが晴れ間が出た。 前々から、元気になった顔を見せに行こうと思っていた田舎の祖母の所へ行く事にした。 祖母とは、1年以上会っていない。 コロナ禍ということもあり会いにいくのを躊躇していたが、復職が近付き県外に戻るとまた会えなくなると思い、このタイミングで行くことにした。 祖母の家は、高野山近くの山の集落の中にあるため、道中の道が細かく車で行くのは面倒くさい。 その為バイク…

  • 入院で必要なもの

    昔、兄弟が事故にあって入院する事になった時、病院に駆けつけた親から「着替えとか入院の準備持ってきて‼︎」と言われて大変慌てた経験がある。 というのも、今回の病気をする前の私には、入院生活がどう言ったものか全くイメージ出来なかったからである。 どこの病院でも、入院生活に必要な準備はプリントして渡してくれると思うが、 何か事情があって急に用意しなければならない場合や、本人以外が用意せねばならない場合もあると思うので、ここに記しておく事とする。 なお、私は20代男性で、癌治療の為1〜2週間を何クールか入院した。 ここに記すの持ち物は、がん専門病院で渡された資料をベースとしているが、基本的には癌であろ…

  • メールをいただいたN様へ

    今回の記事完全なるブログの私的利用です。 思い当たる節がない方はスルーしてください。 ご本人様とコンタクトが取れ次第、この記事は削除いたします。 ◯ 7/14にメールをいただいて降りましたN様へ。 返信させていただきましたが、そちらの受信設定によりPCからのメールは拒否されているようです。 恥ずかしながら、私は携帯キャリアのメールアドレスを所持していない為、お返事をする事が出来ませんでした。 代替案としまして以下を提案させていただきます。 ・こちらの掲示板に記載していただく(非公開です) ・PCメールを受信できる他のメールアドレスより送信していただく ・Twitterアカウント@wuf62jへ…

  • 体重と運動

    先日、職場のオンライン飲み会に呼ばれたのだが、 癌で休んでいることを知らない人からすると私は「なぜか急に消えた人」である。 というわけで何故か消えたなりの理由が必要になる。 前回は丸坊主に作務衣をきて「コロナを治めるツボを作ってる」設定にしたのだが、 今回は陸上競技のユニフォームを着て「オリンピックが延期になったから帰れない」と言っておいた。 次は迷彩服を着て、母国の為に戦っている設定にしよう。 このように、私は毎日忙しく自由に遊んでいる。 ◯ 久々に友人に会ったのだが、意外と元気そうだと驚かれた。 癌になって休職しているという人の状況は、普通こういった状態を想像するのかもしれない。しかも自分…

  • 味覚障害ならバイキングへ行け

    今回の記事は過去に書きかけた記事です。 現在私の味覚は戻っており、味覚障害はありません。 過去のお話ですので普段読んでいただいている読者様には違和感を覚える書き方もあるかと思いますが、ご了承ください。 また、当時の味覚は0.5割ほどで、 出汁の味がかろうじて風味としてわかったので味噌汁や茶碗蒸しが好物に。 ポカリを塩っこく感じるし、カレーや胡椒などの香辛料は何故かものすごく反応して汗をかいてしまうというような状況でした。 そのような味覚の状況で今回の記事は書かれた物です。 ◯ 治療が終わって退院した日の翌日、世話になった両親に何かご馳走してあげようと思い近所のレストランのバイキングに行く事を提…

  • 良い報告

    前回、1週間後に病院にPEGを抜きにいくと書き込んであったのに、その後の報告をさせていただいていなかった。 申し訳なく思い、ブログの読者様への言い訳を考えてみたが良い案は思い浮かばず、素直に言ってしまえばすっかり自堕落な生活に慣れてしまい更新をすっかりサボってしまってしまっただけである。 お恥ずかしい限りで申し訳ない。 5/18、早朝に和歌山を出発し、お昼前に病院についた。 長旅でお腹が空いたので、病院の食堂でお昼を食べることにした。この日は先週の検査の結果発表だったので、ゲン担ぎでカツカレーにした。 お昼過ぎ、予約時間に診察室に行くと主治医の先生から「お昼食べちゃいましたか?」と問われた。食…

  • 経過観察と造影CT、MRI検査。

    はるばる和歌山から千葉へ経過観察へ行ってきた。 知っての通り、我が国は現在緊急事態宣言発令の真っ最中。 癌の経過観察は不要不急ではないのかとも思ったのだが、例え1ヶ月や2ヶ月診察を伸ばしたところでこの事態は変わっていないどころか、緊急事態宣言が解除となれば、再び第二第三の流行が訪れる可能性もある。 という訳で、延期よりはこの時期に行くのが賢明と判断し、私は予定通り千葉へ向かった。 和歌山から新大阪へ向かう特急。 和歌山の誇る一台アドベンチャー、アドベンチャーランドとコラボした人気の列車らしい。 1両に7人程しか乗っていなかった。 新大阪駅。 8時前の時点でこの感じなので如何に人が少ないかおわか…

  • がんとお金。〜がん治療にいくら必要だったか〜

    病院で受け取っていた膨大な量の領収書を整理した。 合わせて気になっていた治療費の事もまとめてみた。 がんになった時、いくら必要かと言うのはイメージしにくい物だと思うので参考になればと思う。 一番下にまとめを用意したので、忙しい方は最後だけどうぞ。 前提として私の受けた治療は、保険適応の標準治療であり、団体部屋の最低ランクのベッドのみ使用したため差額ベッド代などは含まれていない。 そして入院中の食事代は入院費と別に一食460円必要である。 よく「月10万円以上支払う必要がない。」「年間10万円以上の医療費で税金が返ってくる」と言うが実際どうだったのか。 「月10万円以上支払う必要がない。」につい…

  • 抗癌剤・放射線治療の副作用まとめ。

    治療終了後1ヶ月が経ち、抗癌剤、放射線治療の副作用がだいぶ治ってきたので、ここで私の行った治療(診断含む)と副作用についてまとめておこうと思う。 正直、治療のことを思い出してあまりいい気分はしないし、私の汚いお肌の写真などをネットの海に放流するのも気が引けるが、今後同じ治療を行うなう人やその家族の参考になれば幸いである。 端折ってある所もあるのでそれぞれの詳細については過去記事を参考にしていただきたい。 なお、何点か副作用の写真を貼り付けてあるので苦手な人は注意されたい。 2019年10月25日 生検の結果、上咽頭癌と診断される。 10月28日 PETを行う。 11月1日 がん専門病院初診。造…

  • 経過観察のため関東へ。

    治療終了後、地元関西に戻っていたが経過観察のために2週間ぶりに関東にやってきた。 東京の方でも新型コロナウィルスが流行している。 公共交通機関を利用するのは恐いけれど、車やバイクを運転してこれる距離でもないので仕方なく利用した。 関西→関東への公共交通機関の選択肢としては、飛行機、新幹線、高速バスとあるが、私は三列シートの夜行バスを利用することにした。 他人と接触する時間は伸びるが、一度に接触する人数が一番少ないし、物理的な距離を取れると思ったからだ。 3列シートのバスは初めて乗ったんだけれど、思ってたよりうんと広い。 足はぐっと広げられるし、隣の席との感覚も40cm程ある。 この時期に利用す…

  • 4ヶ月のがん治療すべて終了。ありがとうございます。

    2020/03/11 その日35回目の放射線治療を終えて私の4ヶ月に及ぶ癌治療が全て終わった。 その時の感動は受験の合格発表に近かったかもしれない。 治療を終えて装置から降りると、担当技師に「狭い世界なのでまた会いそうですね。」と言われた。 私も放射線治療の道を志そうと思っているので、また学会ででも会えると面白いなと思った。 病棟に帰ると、この感動を誰かに伝えたくて、年甲斐もなく廊下にいた看護師さんにその感動を大きなリアクションで伝えた。 するとその看護師さんは拍手をしてくださって、廊下にいた他の看護師さんも拍手をしてくれた。とても嬉しかった。 実はこのところ気分が悪く吐いてしまった事もあった…

  • 抗がん剤3クール目 1〜4日目

    2020/03/03に入院して、抗がん剤(シスプラチン)の投与が2020/03/04にあった。 投与スケジュールは1クール目の記事に示したとおり、1日目の2時間だけ抗がん剤の投与で、後の6日間は吐き気止めや大量の生食(生理食塩水)をいれるだけ。 1クール目の記事はこちらからどうぞ。 garnet1994.hatenablog.com 1クール目はシスプラチンの副作用が2日目に、2クール目は1日目に出たのだが、 今回はオランザピンという吐き気止めをシスプラチンを行う前日から入れたので、 1〜4日目の間吐き気や船酔いに似た副作用には悩まされる事はなかった。 だがこのオランザピン、副作用として強い眠…

  • Amazon Kindleで電子書籍デビュー

    抗癌剤治療のため今日からまた入院。 シスプラチン3クール目で、この入院が終われば同時に行っている放射線治療も完遂して全ての治療が終わる事になる。 入院中はずっと点滴を繋がれていて外に出る事はできない。 つまり、否が応でもインドア生活を強いられる。 私は元々アウトドアが好きで、丸1日引きこもる事なんて考えたこともなかった。 しかし、入院生活を経てインドアを楽しむ方法をいくつか見つけた。 代表的なものはこのブログの執筆であるが、今一番時間をかけている(浪費?)ものは電子書籍である。 元々本は紙派だったのだが、入院中は本屋に行けないこともあって電子書籍デビューをした。 端末は入院生活のお供であるip…

  • ステージ、TNM分類とは何か解説。

    「彼を知り己を知れば百戦殆からず」 私の好きな故事である。 これを今闘病している私に当てはまれば 彼という敵は〝癌〟である。 敵がいるという事はわかった時に、 我々がん患者自身が敵の状態を知るにはどうしたらいいか。 敵の勢力は大きいのか、どれほど広く攻めているのか、 それを知るのがステージ(病期)分類である。 今回は医療従事者の私が〝ステージ〟について解説したいと思う。 ◯ステージ(病期)分類について 先に挙げたように今のがんの状態を知る指標がステージである。ステージは細胞診やCT、MRIといった画像検査などを踏まえて決定される。患者自身、周りの人々にとってそれを知ることは怖いとは思うが、ステ…

  • バイク用品店に行ってきた。

    今日も歩いて通院。 放射線治療は今日で26/35回。残り9回って事でいよいよラストスパートって感じ。 歯科の診察もあったのだけど、まだ普通のご飯食べてるって言うと少し先生は驚いていた。 このままいけそうですねと嬉しいお言葉。 おかげで今日も気分よく歩けたよ。 家に帰ってからチャーハンを食べた。 ご飯の味はもう1割くらいしかわからないけど、上に乗ってる紅生姜の味は2割くらいわかった。 無に近い感じではあるけど、不味く感じたり砂に感じたりといったマイナスではないので助かる。 治療の最後まで口からご飯は食べれそうだ。 (PEGも併用しているが) ※ここからはマニアックなバイクの話中心です。興味のない…

  • にほんブログ村ランキング1位になりました。

    この三連休はすっかりと引きこもったので、今日は通院で久々に運動した。 今日で放射線治療は24/35回。明日で残り10回、ようやく出口が見えてきた。 昼から曇ってきたので、雨に振られる前に運動できて良かった。 この運動量で大体400kcalくらいのエネルギーを消費している。 運動すると口からのご飯だけで全てのエネルギーを摂取するのが難しいので、毎日PEGから300kcal分の栄養剤を注入している。 味がわからないという不快な思いをせずともカロリーを摂取できるので世話がない。 ちなみにこの栄養剤、口から食べてみると焼く前のホットケーキミックスの味がした。 PEGのおかげで、治療前と変わらぬ体重を維…

  • 【自己紹介】わたしのこと。

    一言に「がん患者」と言ってもそれぞれ十人十色。 だから今日は、わたしという人の事を書きたいと思います。 何か共通点などを見つけて、文字の上だけでない「人間らしさ」を掴み取って貰えれば嬉しいと思います。 【現状について】 2019年、24才の頃に上咽頭癌ステージ4a(頭蓋内浸潤あり、頸部リンパ転移あり)が判明し現在闘病中。 治療は導入化学療法→化学放射線治療。胃ろうも作りました。 仕事は診療放射線技師でしたが現在は休職中です。 【プロフィール】 【名前】 春元慈英、親しい人はじぇー君と呼んでくれます。 【性別】 男 【生誕】 1994年生まれ 【出身】 和歌山(大学から香川→和歌山→関西某所→治…

  • 退院しました。/バイク仲間の言葉。

    2020/02/20 2回目のシスプラチン(抗がん剤)の治療を終えて一時退院。 やっぱり病院の外は気持ちが良い。 治療のために借りている部屋に戻って、お昼を食べた。 病院からの帰りによったスーパーで買ったカツ丼、黒酢と春雨の和物、ハンバーグ。 食べたいと思った物を買って見たけどほとんど味がわかんない。2割くらいかな。 カツもハンバーグも全然味がわからなかった。 放射線治療15〜20回の間に急激に味覚がわからなくなった気がする。 幸い、味を感じないだけで変な味や苦味に感じたりはしない。 食感の変化はパン、白米くらい。これらはやけにパサパサする。 パンはジャムやバターでしっとりさせたり、白米は食べ…

  • 副作用の吐き気。

    2020/02/18、吐き気で目が覚める。乗り物酔いの胸が詰まるような感じが込み上げてくる。 抗がん剤(シスプラチン)投与から丁度1週間目、またかと思った。 というのも、前回の1クール目も投与後2、3日して一度は引いた吐き気が8日目に出ていたからだ。 看護師さんに相談してノバミンという吐き気どめを飲み床についた。 気分が悪い時は眠るのが一番だ、 いらぬ体力も使わずに済む。 しばらくして喉の渇きで目が覚める。 ペットボトルから水をコップに注ぎ飲むと何故か牛乳の味がする。 不思議に思いコップを覗き込んだが、透明の水だ。 最近口の中に出来たカンジダの影響か、放射線の影響かはわからないが、とにかく水の…

  • 抗がん剤2クール4日目

    2020/02/15、抗癌剤2クール4日目。 朝6時に部屋の灯りがつき目が覚める。 飲まねばならない薬を飲んで、放射線の副作用で渇きった喉に水を流し潤してやる。 朝食は8時から、いつもならばこの2時間は目が冴えて一番良い時間帯なのだが、昨夜使ったしゃっくり止めのコントミンのせいでとても眠い。 一応ベッドを起こし座る体勢をとったが、結局睡魔に負けて眠ってしまった。 「おはようございます。」の声で目が覚める。助手さんが朝食を持ってきてくれたようだ。 4日目ともなると抗癌剤も大分抜けたようで気分もマシだ。 そう言えば、今回の入院では朝食をパンに変更してもらった。 写真では謎に見えるスープはたま玉ねぎ…

  • 抗がん剤治療2日目、3日目

    2020/02/13、抗がん剤治療の2日目。 この日は朝から気分が悪かった。朝食は見る気もせず下げていただいた。 そのままうつらうつらとしていると昼前、放射線治療に呼ばれた。 看護学生さんと放射線治療に向かう。 担当の技師に伝えて私の放射線治療の見学をしていただいた。 百間は一見にしかずだ。出来るだけ多くの事を学生さんには見てもらいたい。 コントロールルームまで見学できたようで、学生さんにとっても良い勉強になったと思う。 あまり詰め込むとよくないので、「放射線治療は癌にいかに線量を与えつつ、正常組織にいかに線量を与えないか。その副作用との戦いだよ。」とだけ覚えてもらった。 その時、べらべらと喋…

  • 抗がん剤2クール目初日

    抗がん剤(シスプラチン)の投与が2020/02/12にあった。投与スケジュールは1クール目の記事に示したとおり、1日目の2時間だけ抗がん剤の投与で、後の6日間は吐き気止めや大量の生食(生理食塩水)をいれるだけ。 1クール目の記事はこちらからどうぞ。 garnet1994.hatenablog.com 午前6時より前投薬の吐き気止めや生食が入る。 10時〜12時までシスプラチン、それ以降は22時まで生食だった。 シスプラチン投与後の12時ごろから舌がすこし痺れるような感覚が出てくる。 15時、トイレに行こうと立つと吐き気を覚えた。 1クール目と同じような船酔いのような感覚だ。 しかし、前回は2日…

  • 味覚障害を乗り越える。/今日から入院。

    昨晩、しばらく入院になるのもあって 久々にオールフリーのビールを一本開けた。 大好きなチーズを食べたくて6Pの良くあるやつを買ってきたんだけど、食べてみると味が殆どしない。悲しい。 しかし悲しんでも味はしない。 そういえば、同僚達と飲み会をしてた頃よくやったチーズのおつまみレシピがあり、それならいけるかと思いやってみた。 チーズを1cm間隔で切り黒胡椒をまぶすだけ。 ビンゴだった。 黒胡椒の風味がよくわかる。 風味がしてくるとチーズの味もわかってきた。 どういうシステムなんだろう(笑) オーガニックブラックペッパー 100g 有機JAS 2段階ミル付き メディア: 食品&飲料 ついでに買ってき…

  • 友達が来てくれた。

    今日は地元和歌山から友達が遊びに来てくれた。 ランチの約束をしていたのではハンバーグを食べに行った。 ついこないだ食べれない日もあったことを思うと、わざわざ友人が来てくれた今日は調子が良くて良かったなと思う。 そういえば何度かしんどい時があったのに、人が会いに来てくれる時って調子がいい日が多い。 知らずのうちに体が調整しているのかなと不思議に思う。 友人とランチしてからコーヒー飲んで解散した。 解散後ショッピングモールの中の本屋に立ち寄りふらっと回っていると気になる本があった。 「短髪…?」と思わず声に出したくなった。 そうか、世間的にはこれが短髪なのか。 すると今の俺の髪型は〝陥没〟かもしれ…

  • 体調不良

    今回は「嘔吐」の話が含まれます。 リアリティのあるシーンも含まれますので、苦手な方、食事中の方はご注意下さい。 ◯ 2020/02/06、深夜 突然気分が悪くなり嘔吐してしまった。 それから朝までのうちに計3回嘔吐した。 今までも吐き気はあったが嘔吐したのは初めてで、かなり気分が悪くなった。 翌日の02/07も放射線治療があったのでとりあえず病院にいったのだが、受付で診察をして欲しい旨を伝えて診察を受けられることになった。 担当医の内科の先生は 「もう抗がん剤の副作用が出る時期ではなく考えにくい。他の原因があるはず。」と言い、腹部のXP(レントゲン)を撮りに行くように言われた。 腹部のXPを撮…

  • ケーキバイキングと手紙

    今日も通院日。 今日は放射線治療に加えて診察もあったのでいつもより早く病院に到着している必要があった。 流石に8時半に間に合うように歩くのもしんどいので、今日は車で行く事にした。 母親に「運転大丈夫❓」と聞かれたが腹に穴が空いていようが癌があろうが感覚としては以前と変わらない。 1人運転をして病院に向かった。 私は運転という作業が好きである。 運転している人は分かると思うけれど、運転中って気持ちがフリーになる。 一点に集中するのではなく、ぼんやりと全体を見渡すあの感じ。 運転していると湯船に浸かっている時のようにアイデアが浮かんだりするのは、きっと気持ちがフリーだからだと思う。 20分ほどで病…

  • 02/04

    今日も8時に起床。 母親とテレビを見ながら朝食を済ませる。 未だに収束する気配のない新型肺炎のニュースばかりだ。早く治まるといいのだが。 今日も放射線治療に徒歩で向かう。 少し歩くペースを早めてみると、昨日よりも10分も早く病院に着いた。 ◯ 放射線治療を終えて、近道である裏口から帰ろうとすると職員さん向けにお弁当を売りに来てた。 これだけ大きい病院だと、職員数も1000人を越えるので売れるのだろう。 ◯ お昼は昨日頂きましたホットサンドメーカーで。 ホットサンドというとチーズとハムが鉄板だと思うのだが、今日は少し変わり種でアボカドと卵というのもやってみた。 アボカドと卵が絶妙にマッチする。 …

  • 鬼は外

    今日も朝と呼べる時間に目が覚めた。 入院生活の間は毎日6時に看護師さんが来る度に、する事もないのに寝かしてくれやと思っていたが、おかげでいいリズムを身につける事が出来たようだ。 母の作ったスムージーを飲み干して放射線治療に行くための支度をする。 治療の為に借りている部屋から病院までは歩いて40分ほどかかる。(歩く距離は3km位だと思われる。) もちろん、公共交通機関はあるし車という選択肢もある。 しかし体力を維持するためにも私は歩けるときは歩く事にしていた。 ◯ 9時、部屋をでる。 今日もいい天気で冬にしては暖かいのだが、やはり冬。 寒いと胃瘻の部分がうずくのでどうも不快だ。 先日匿名さんより…

  • 一時退院。

    2020/02/01 既に次回の入院が決まってはいるが退院の日。 前回の退院予定日は、気分不良で泣く泣く延期となっていたので待ち望んだ日だった。 システム上、朝一出るわけには行かないようで10時にならねば退院できない。 その日もいつもと変わらぬように朝6時に起床した。 朝の間、私は決まってすることがある。 その日も私は何階分という階段を上り、最上階の廊下にたどり着いた。 この時間、最上階は誰も人がいない。 自分だけの静かな世界… 当たり前なのだが、陽というものはゆっくりと登ってくる。 日の出前の40分間、写真家の間ではマジックアワーと呼ばれ一番景色が美しく変化していく時間だ。 窓の外、忙しそう…

  • バイク仲間がお見舞いに来てくれた。

    2020/01/31 今日も朝から放射線治療と放射線科医の診察があった。 診察の際に味覚の違和感と喉の痛みを訴えると、「少し早いですね」と言われた。 確かにまだ35回のうちの9回目だ。先が思いやられる… お昼前、バイク仲間の和野郎さんが横浜から千葉へお見舞いに来てくれた。 私は前述の通り用事があり、待たせてしまったのだが「1時間ほどで着きましたよっ」っと、彼は余裕の表情でアイスコーヒーを飲んでいた。 今日も暖かいとはいえ気温は10℃ちょっと、「流石に間違えたナ」と笑っていた。 ◯ 思い出せば和野郎さんとのファーストコンタクトは香川で行われたバイク仲間のBBQ。 その時、和野郎さんは明朝に横浜を…

  • 新しい副作用とバイクのこと。

    2020/01/30 昨日、体調不良があった為吐き気止めを点滴してもらった。 担当医から「体調は良くなりますが興奮して眠れなくなるかも知れません。」と聞かされてどんな薬だよと思ったのだが、聞かされた通り日付が変わっても眠れず、寝ても3時間で目が覚めて夕方のに至る。(おかげで気分は良い) ちなみに使用した薬品はデキサートというもので、添付文書の副作用に不眠とあるのでこれだろう。 今日は天気が良かったのでロビーで本を読んでいて、夢中になっているとトントンと肩を叩かれた。 イヤホンを取り見上げると母親がいて、にこりと笑ってミスタードーナツの紙袋を出してきた。 そういえば甘いものを暫く口にしていなかっ…

  • 退院延期とプレゼント

    2020/01/28 シスプラチン(抗がん剤)から丸1週間が経ち、退院予定の前日。 後一日なのに病院食が我慢できず、院内のレストランでカツカレーを食べた。 完食! コンディションはバッチリだ。 早く“シャバ”でステーキを食したいものである。 翌日01/29、退院予定の日。 その日は6時に起きて早めに荷支度をまとめ終えた。 その後する事もないのでYouTubeを観てたのだが、7時過ぎに気分がムカムカとしてきて「おぇ」っとえずいてしまった。 どうも胸がいっぱいで気分が悪い。 シスプラチンの翌日から続いた船酔いの様な感じだ。 「今日退院なのに…」 いくら私がスケベだからって、看護師さんのケツを眺める…

  • プライバシーポリシーについて

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  • 放射線技師の放射線治療体験記。

    2020/01/21より、放射線治療が始まった。 その週は火曜日始まりで、金曜日までの平日4回行った。 私は1回2Gyの35日、計70Gyを浴びる事になる。 まずは患者としての放射線治療の1日の流れから。 ①治療室入室。 ②シェル(固定具)が重なる部分は服を脱ぐ。 私の場合は上咽頭癌であり、頭から胸までシェルが被さる為上半身は裸である。 ③寝台の上に乗る。 ④シェルを装着される。 ⑤10分ほど動かずにじっとしておく。 ⑥終了、着替えて退出。 患者としては何とも簡単だ。 ここからは放射線技師としてこの記事を記す。 (手元に専門書がなく記憶を頼りに記す為、間違いがあれば是非指摘していただきたい。)…

  • 世間のイメージする抗癌剤、シスプラチン。

    皆さん抗癌剤と言うとどの様な副作用をイメージするだろうか? 髪が抜ける、ゲーゲー吐く、食欲不振…それは全部この抗癌剤のイメージだ。 なぜその様なイメージがついたのだろうか。 それは適応が多く、ドラマなどで放映される癌(メジャーな癌)が多く含まれる事が一つ理由であろう。 以下、許可引用を下記より行う。 シスプラチン 適応となる癌は睾丸腫瘍、膀胱がん、腎盂・尿管がん、前立腺がん、卵巣がん、頭頸部がん肺がん(小細胞肺がん、非小細胞肺がん)、食道がん、子宮頸がん、神経芽細胞腫、胃がん、骨肉腫、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、中皮腫(胸膜)胆道がん、骨腫瘍、子宮体がん、悪性リンパ腫、小児固…

  • 放射線技師が教える、正しいがん治療の知識の得方。

    あの日保険屋が言った、「癌治療に必要な物は、お金、時間、知識です。」 僕はこの言葉を聞いた時、なるほどと思った。 言うまでもなく支えてくれる家族友人や、やるぞと言った自分の気持ちも大切ではあるのだが、尊敬する父も親友も癌を切れないし、私の情熱でも癌は燃えない。 現実主義の私の見方では、そう言った要素は治療の完遂に間接的に必要な要素であって、直接的に関与しない。 この国では身寄りのない人は癌治療を受けられないだろうか。否、治療を受ける事ができる。どんな人でも治療を受ける権利があるし、体の問題がなければ全国どこでも標準治療を受けられるはずだ。 誤解しないでいただきたいが、先ほど挙げた間接的な条件は…

  • 入院のお供、ipad

    入院生活は退屈だ。 今日6日ぶりに外に出た。 ほんの短時間、病院の玄関前に立っただけだけど気持ちよかった。 新しい発見。寒いとお腹の傷が疼く。 いそいそと建物の中に戻る。 私の場合小手術をしたので原則ベッド上安静、運動はもちろんできない。 おかげでブログも捗る。 入院前に退屈になる事を予想してipadを買った。(写真左の物) これが大正解。映画も観れるし本も読める。 社会人になってから、好きだったゲーム(FPSしかしないけど)をやめていた。 時間もあるしipadでやってみるかと思い調べると昔やっていたCodと言われるゲームが出来る様で早速トライ。 ipadでこのクラスのゲームが出来るというのに…

  • 胃ろう造設、3日間断食生活。

    2020/01/15、PEG(胃ろう)造設を行ってもらった。 胃に穴を開けてそこから食事を取れる様にすると言うもの。 私の場合、喉の頭側の方に放射線治療を受けるが、放射線を浴びた所は火傷の様な状態となるので食べ物をとるのは難しくなる。 そこで体力のあるうちに予めPEGを作っておき、必要であれば使用する。 2ヶ月間放射線治療はあるが、先生の予想では後半1ヶ月はPEGを使用する事になるだろうとの事だった。 他の栄養を得る手段として、経鼻チューブや静脈栄養があるが、経鼻は使用期間が普通〜1ヶ月以内である事、喉の炎症が予想される事から使用されなかったと思われる。 静脈栄養も、食事の代わりとして使用でき…

  • 導入化学療法を終えて。

    2019/1/2~1/4にかけての入院での抗がん剤治療を終えて、前半戦となる計8回の導入化学療法が終わった。 1/2~1/4の入院は、自分にとって人生初の入院であった。 初めての入院ががん治療という人はあまりいないだろう。 それくらい生まれてこの方大きな病気や怪我をして来なかったのだ。 同室の人は看護師さんとの会話を聞いてると、英語が混じる様なインテリな印象の人だった。 佐藤さんと名乗るその方は長らく海外で仕事をしていたらしく、仕事柄もあるのか何事にも熱心な様で、私が放射線技師とわかるとたくさんの質問を投げかけてきた。 特に印象深かった質問は「本当にステージ4の癌が治るのか、医者は不都合な真実…

  • 抗癌剤治療、翌日

    2019/11/09、抗癌剤治療の翌日。 10時ごろ目が覚める。熱っぽいと思いつつ腹が減ったのでウィダーinゼリーを一気に流し込む。するとすぐに吐き気が、そのままトイレにダッシュして嘔吐しまった。 気分が悪いのでそのままベットで横になる。疲れていたのか幸いぐっすりと寝れた。 17時ごろ目を冷ますと少し気分はマシになっていた。抗癌剤と聞くとどんなものかと思うかもしれないが、インフルエンザによく似てる。辛いが感覚的にはしれているもんだ。 座椅子に座り体温を測ると、38.9℃と示された。まさか世界のオムロンが?何かの間違いかと、3回測ったが±0.2℃程度の誤差しか無かった。 食欲はないしボーッとする…

  • 抗がん剤治療開始

    2019/11/08、導入化学療法開始。 そのがん専門病院には大きな通院治療センターがあり、一日150〜250名ほどの患者さんが通院で抗癌剤治療を行っていた。QOLを維持する(これまでの生活を出来るだけ維持する)為に、通院での治療を積極的に行っているというこの病院。 ここに来ていなければ一見、癌患者とは思えないような人ばかりだ。 ヘルメットを担いで明らかに寒い中バイクで来てる人、この後も仕事なのか待ち時間もPCを叩いてるスーツ姿の人、朝から賑やかなおばあちゃん… 僕は黒染めした髪色が抜けてきて、すっかり茶髪のおニイちゃんだ。 僕も人から見れば癌患者とは見えないだろう。 私の場合ではあるが、通院…

  • 審判の日

    11/6、造影MRI検査を受けた。 頭頸部の癌の場合、この検査は避けては通れぬ道であろう。 MRIは放射線科で扱う他の多くの検査と異なり、被曝がないので仕事をしてた頃には何度も実験台として入った。この検査は撮影時間が長い為、私はいつも中に入ったらぐっすり寝ていた。 しかし、今日は実験台ではない。 頭部への浸潤がないかを見る重要な〝検査〟であるのだ。緊張でとても寝れないだろう。 ルートを予め確保していただき、金属チェックを終えてMRI室の中に入る。 耳栓をつけた後寝台の上に寝転がり、お面のような物を(厳密には一式含めヘッドコイル)つけてMRIの筒の中へ入る。 ガンガンガン…と音が響き、撮影が始ま…

  • 時よ止まれ。精子凍結保存

    私は今後、精子凍結保存を受ける世の男性諸君の為にこの記事を書かねばならない。 こういう誰も言わない事こそ、記録として残さねばならないだろう。私にとっても少し恥ずかしさはあるが、断固として目をつぶらぬ所存である。しかし、些か見るに耐えない。 残さなくていい気持もしてきたが、「そんな感じなのか」程度にでも知って貰えれば、私が今ここで辱めを受ける意味もあるだろう。(と言うかあって欲しいものだ) 女学生の嬉し恥ずかしな初体験の告白ならば、おっさん達に一定の需要があるかと思うが、これからここに記されるのはこの世に生を受け四半世紀になろうとする男が、病院の一室でマスターベーションをしてきた記録である。 地…

  • がん専門病院、いざ初診。

    2019/11/01 ついに関東のがん専門病院、初診の日。 紹介元からは紹介状、生検に使った私の肉片の入ったプラパラート、撮影してきた造影CT、PET等の画像が入ったCDを持ち込んだ。 朝方の予約だったため、特に待つこともなく診察室に呼ばれた。 これから主治医となる頭頸部内科の先生は目が合うとニコッと笑い、本題に入る前に私も関西に住んでいたのです。今日はどうやって来られたのですか?なんて、世間話をして下さる気さくな先生だった。 持ち込んだ情報はもちろん目を通して下さったようで、モニタには私のCTの写真が表示されていた。 その後、鼻からファイバースコープを突っ込んでの観察、頸部リンパ節の触診をし…

  • ほなまた関西。

    2019/10/31、関西を離れる最終日。 私は暫く離れる事になる寮の一室の掃除を朝から行なっていた。 私の住む寮は築50年近くになるらしく、かなりボロい。 高度経済成長期の公営団地をイメージし、それを50年放置してもらえればそれである。 初めて庶務に案内された時は「ALWAYS 三丁目の夕陽」のロケ現場かと思ったが、窓を開けても建設中の東京タワーは無く、目の前に見えるのは勤務先である病院だけであった。 その寮は〝6号棟〟と呼ばれていたが、周りに同じ作りの寮は無く、少なくとも1〜5棟は老朽化の為に解体されたようであった。 あるタイミングでその6号棟に私一人しか住んでいなった事があるが、庶務から…

  • 紹介状

    PET検査を終えた翌々日の昼、私は市民病院にいた。 当初、紹介元の市民病院の医師は「PET検査の後、一週間してから来てください。」と言っていたが、治療先を決めた以上とっとと紹介状を書いてもらわねばならなかった。 無理を聞いていただき当日に紹介状を受け取った。 「先生、私も一週間で癌が変わらないのは解ってます。でも一患者になるとね、やっぱり一日一秒でも早く治療にかかりたいと思うもんなんです。」 そう言うと先生はコックリと頷き、「関西に戻ってきた時は必要であれば頼ってください。」と言って下さった。いい先生だった。 治療は千葉のがん専門病院で行う事にした。 地元の関西にも良いがん専門病院はあったのだ…

  • 会いたい人

    PET検査の翌日、2019年10/29。 小っ恥ずかしいがこれは書き留めとかねばならないだろう。 その日、3年ぶりに元カノと会った。 大学時代毎日のように一緒にいたが、就職の際遠距離になったことがきっかけで別れてしまった。結局私が転職した事もあって近くに住んでいるのは知っていて、何度か連絡しようかと思ってはやめた。 「会いたい」の正体が自分でもわからなかったが、過去は忘れるべきで連絡をしてはいけない事は解っていた。 未練とかそういうものじゃないと思うけど、数年一緒にいたもんだからたまに夢に出てきては笑いかけてきた。 あちらから振っておいて私の夢に勝手に出てくるとはムカつく野郎だ。 アポはどうし…

  • PET検査

    目が覚める。喉が痛い…昨日のカラオケのせいだと言い聞かせる。 今日はPET検査があるので検査終了まで絶食だ。 庭に出てコーヒーを飲みながら煙草を吹かし、陽が上り始めた空を眺めていた。 腹が減った、腹が減るのも生きている事を実感する。 何度も見たはずの朝日が染みるほど綺麗で、足元の花を美しいと思った。 しょうもないと思っていた事一つ一つに感動できるのは癌のおかげだなぁなんて思ったりした。 家族とひとまずの別れを告げ、地元を離れ100キロほど離れた寮へ電車で向かう。 更に寮から1時間ほど車を運転しその日検査を行う病院へ向かった。 高速道路のSA、平日なのに私はぽけーっと煙草をふかしている。 天気が…

  • 今日したいこと。

    前の日の晩に調べたくもない事を調べたせいでろくに眠れなかった。 布団の中で今日は何をしようかと考える… 昨日調べた事が頭によぎる。 頸部リンパ節への転移の場合、外科的な手術を行えば声を失う事になるかもしれない。 そんなifを考えた時、思いついたのはカラオケに行きたいという事だった。 カラオケといえば古い友人達と年末はカラオケで馬鹿騒ぎするのが毎年の恒例だ。 ちなみに騒ぎすぎて緊急搬送されて数針縫った事もある。 (その件に関しては反省している。) そのメンバーにLINEで帰省してる旨を伝え「今日カラオケに行きたい」と書き込んだ。 レスポンスは早く、その日の晩にカラオケに行ける事になった。 夕方、…

  • 眠れぬ夜

    癌宣告の翌日は土曜日だった。 意外にも私はぐっすりと寝れた。 母は目の下に大きなクマを作って全く眠れなかったと言って笑っていた。 今日はパートを休もうかと聞いてきたが、出来るだけいつも通り生活してくださいと言っておいた。 母を見送った後、妹と2人で近所のカフェに行った。 妹とは結構仲がいいが2人で出かけるのなんて数年ぶりだった。 このアプリが面白んだとか、彼氏がどうなんだとかそんなしょうもない話をした。 その日の晩、自分の患った上咽頭癌について調べた。 正直に言うと怖気付いた。 ステージ3以上の場合、5年生存率は50%を切る。 自分は死んでしまうのだと思った。 そりゃ人間はいつか死ぬ。 そんな…

  • がん宣告当日③

    2時間半という時間をかけて私は故郷の駅についた。 何もない町だが、今となってはどこか眩しい。 連絡を入れていた妹が車で迎えに来てくれていた。 「どうしたの、急に。」 妹は一見ただのギャルだが、実は看護師でしっかりしている。 懐かしい町並みを窓の外に眺めながら答える。 「急何だけど、癌が見つかって。」 「え‼︎…ステージは?」冷静に妹が問う。 「僕の初見じゃ、ステージ3以上にはなるかなぁ…」 「やばいなぁ」妹は笑いながら答えた。 家に帰ると母さんが迎えてくれた。 私は長旅の疲れもありそのままソファに倒れ込み、ちょこちょこと忙しそうに動き回る母を眺めていた。 暫くしてコーヒーと菓子を持って母がリビ…

  • がん宣告当日②

    駅へ向かって歩く。あたりはすっかり暗くなっていた。 ただ無心で歩を進めていると、見慣れた背中が街灯に照らされた。 同期の羽貫さんだ。 彼女とは定期的にベロベロに飲んだくれて、翌日は後悔する仲だ。 「よう。帰りか?」声をかける。 「あら、歩きなんて珍しい。飲みにでもいくの?」 「いや…ちょっとね」 件に関してまだ誰にも話していない。話すか一瞬迷ったが兄弟のような奴だ、黙っておくわけにはいかない。 「俺、癌が見つかって。」僕は笑いながら言う。 「えぇ⁈」 「言おうか迷ったが、誰かに話したかった…すまん…」 俺はひとりで抱えきれぬ痛みを他人に投げた。 沈黙。二人の足音だけが聞こえる。 「何と言ったら…

  • がん宣告当日①

    「びっくりすると思いますが、癌です。」 医師の一言目はそれだった。 忘れもしない2019年10月25日、私はいつものように職場で仕事をしていた。 午後3時頃、携帯に一本の電話が入った。 一週間前に生検を行った大病院からで、結果が出たからすぐに来てくださいという。 元々の診察の予定は2週間後だったはずだ。 その口調から生検を行う時に言われた「もしかしたら」が現実になったのだと察した。 反面、信じたくはないという気持ちもまだあった。 職場を早退しすぐに病院へ向かう。 先生が来るまでの間、看護師さんが対応してくださった。 「PETの予約を取りますので…」通常PET検査は遠隔転移の有無の為に行われる。…

  • がん発覚序章②

    紹介された大病院でのMRI検査。 担当は知り合いの放射線技師だった。(ちなみに私も放射線技師である。) 彼が「耳中心でいいんだな。」と問う。 鼻のつまりも気になっていた私は副鼻腔も撮影してくれとお願いした。 この偶然の依頼が運命を変えることになる。 MRIの結果、読影医の所見は〝慢性中耳炎〟に矛盾せず。 しかし私が頼んでいた副鼻腔の写真に、たまたま喉に〝何か〟があるのがわかる。 画像で言えばほんの3枚に、偶然それは写り込んだ。 お気楽な私は画像を見ても尚ただの炎症だろうとまだ思っていた。(造影しないとその程度しかわからないので…) 紹介元の町の耳鼻科でMRIの画像を見てもらう。 その医者は正直…

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