(本頁は「富士山似の鳥海山を探して。」の続きである。)4月7日は秋田のとある山に登っている。何故、「とある山」と名を伏したのか。この山には雪割草の仲間(ミスミソウ、スハマソウ、オオミスミソウ)が生えている。秋田ではこの植物は絶滅危惧ⅠB類になっている。かつてこの植物は秋田に多かったと言われているが、昭和時代以降は悪質な園芸盗掘等により、息も絶え絶えになってしまった。現在は生育地保護の観点からこの花の生える山は山名を伏せる傾向があるようなので私もそうした。この山は豪雪地帯にあるため、年によっては豪雪で通行止めになり、入山できなかったり、かと思うと年によっては暖冬で早く咲き過ぎたりとなかなか花に逢えないでいたが、今回は珍しく開花に立ち会えた。途中にある岩と樹木の合体風景。下から望む。(右上)場所をずらして望む...秋田のとある山で雪割草を見た(2024年4月7日)