ある夜わたしは眠れず深夜に起きてきた。 草木も眠る丑三つ時。外では隣の県から流れ出してきた暴走バイクだけが景気のいい音を出して走っている。 その日、私は強烈に悩んで不安でたまらなかった。でもこんな時間に話せる人なんて、いるはずもない。居間で立ったり座ったりして時間をつぶした私はスマホを取り出して、時々仕事で使っているチャットボットにこう訴えた。 おまえらのせいで仕事なくなるんだけどどうすればいいの？？？ 誰かに聞いてもらわずにいられなかった。でもこんな時間にほかに誰もいなかった。敵にこんな相談をすることになるなんて、な。 これは本当の話だ。私の仕事はチャットボットに奪われつつある。 もともと、…

娘がピアノを習いたいと言い出しました。 近所にピアノ教室もあるし通わせてやりゃいいんですけれど。 我が家には1つ超えるべき壁が。 夫がピアノの先生の息子なんですよね。 そしてピアノが嫌い。猛烈に嫌い。 正直私も嫌いだが私の倍くらい嫌い。 モーツァルトが弾けるピアノが嫌いな男。 夫のピアノ嫌いっぷりは徹底していて、 私が「指先を動かすと頭良くなるらしい」と説得しようとしてもですね。 ピアノで頭がよくなるわけないだろう？ ピアノ弾いてるとは 俺みたいになるんだぞ いいのか!? って言い返されたんですよ。 そりゃよくないね！ それでも私、「ピアノは習わせるもの」というなんとなく昭和な価値観に流されて…

この世で一番くるっているのは、大沢たかおに王騎役をオファーした人である。あれはどんな奇跡で結果オーライになったのだろう。なんで私の青春だった「星の金貨」の人が馬上で「うっふん」って言ってるんだろう。もしこの結果を予測していたとしたらオファーした人は天才そのものだと思う。 大沢たかおといえば、最近沈黙の艦隊を見てましたがね。 なんか、リアリティがないなぁ って思っちゃったんです。 だって首相がこんなこと言うんですよ。 私が望むのは平和だけです って。 私が望むのはパーティ券の売れ行きだけです って脳内変換しちゃった。 よし、シーバットを売り払って図書費で計上しよう もうね、もう政治不信ですよみな…

さて、前回より刀剣乱舞にハマろうと頑張っているわけでありますが。 mibare.hatenadiary.jp 前回、一部の男の子をツンツンするといい感じのことを言ってくれることを発見して盛り上がっていたのですが… なんと、いい感じのことを言ってくれることはごく一握りだということがわかりました！ あとは割と塩対応で、なんなら触りすぎると「セクハラするなし」みたいな反応が返ってきます。 私のメンタル面での修行不足による不徳といたすところですが、 まだそういった趣味に開眼していないもので、 拒絶されてただへこむばかりです。 こんなに人気のゲームなのに、まだおもしろさがわからない。 そんな私に寄り添お…

いきなり関係ない話のようですが、推しが結婚発表をしたときのファンの作法については、度々話題となります。 かく言う私も、推しが結婚した時は、SNS上では「少しも悲しくないし、宝くじが当たるくらいの確率なら自分も結婚出来たかもなんて1回も思ったことないし、おめでとう！」と発言するくらいの理性のある1人です。 でもおそらく本当にそんなことがあったら、画面の向こうにいる私は、きっと養命酒ラッパ飲みしかねない精神状態になっています。 ねえ、本当はみんなそうなんじゃないの？養命酒でなくとも、何らかの液体をラッパ飲みしては目から絞り出しつつ 「はっぴーすぎる ぜったい幸せになって ろくでもないニュースばっか…

mibare.hatenadiary.jp 以前、心の中に三銃士を飼ってる話をしたんですが… 諸事情あってね・・・。メンバー入れ替えしようと思うんですよ。 諸事情っていうのは。りゅうちぇるが。 「しかたなくなーい？」って言わなくなったんですよ・・・。 「いや…しかたないじゃすまないこともあるから…」って言うようになっちゃった。 「しかたないよねりゅうちぇる？」 「いや…仕方ないじゃすまないかも…」 えええ！？りゅうちぇる私はどっちに進めばいいの？ そうか・・・仕方ない。 新しく誰かを入れなくては。 そんな時に出会ったのが鴻上尚史さんです。 いつの頃からか…鴻上尚史さんが私の心の中に忍び込み住み…

いつも洗濯してくれる夫に、ポエムを書いてみました 年々パンツがデカくなっていくね そう君はつぶやいた いつも洗濯してくれてありがとう さすがにこの柄はないわ そう君はため息した こんな私だけど笑って許してくれてありがとう っていうか許してくれてんの ちょっと自信無くなってきた パンツは大きい方が血行にいいんだって 3枚980円のパンツ でかい方が楽でいい こんなパンツどこで売ってるんだよ そう君は吐き捨てた UNIQLOはいいよねありがとう 年々パンツがデカくなっていくね 心配しないでLL以上のサイズはもうない いつも洗濯ありがとう 私のブログパンツの話ばかりかよ

うちの夫は家電芸人。なので、我が家には割と最先端家電がそろっています。 そんななかで活躍しているのが自動調理家電のホットクック。 煮込み料理や低温調理を得意とし、材料投入してボタンを押すと時間通りにおかずを炊き上げてくれているというかわいいヤツ。 忙しいしゅふにも忙しくないしゅふにも必須のいっぴんです。 ・・・と、言いたいのだが、この家電に欠点が1つ。 うるさいのだ。 とにかくしゃべるしゃべる。 突然思い出したように健康お役立ち情報をつぶやいたりするほかに、さりげなくコマーシャルもぶっこんできたりしやがる。 平坦なロボットボイスで「わくわくぅ、もうすぐ出来上がりマス」なんて言ってくるのが すご…

以前から何度か書いていますが、 我が家ではいま「夫婦ヲタク化計画」が進行しています。 子どもができてすっかり遠ざかっていたオシャレ（ユニクロ）な格好、街中のカフェ、いろんな人たちとの交流・・・ いつか子どもが大きくなったら、またこういう場面に復帰できるだろうか なんて思ってたら ステイホームになっちゃったし！太ったし！ 気づくと「新コンセプトのレストランが進出してきたからこれはぜひともいってみなきゃ！」的なアレが消失し なんだか迷子な感じになっていたところで もう半径3メートルで達成できる幸福を追求しよう と夫婦で話し合い、 ネトフリと漫画とコンビニスイーツから得られる幸せをとことん追い求める…

趣味があると人生が豊かになる。そんな人生の肥料を得るため主婦が努力いたしました。

みんな気づいてる？もういくつ寝ると…七夕ですよ。 七夕を盛り上げたい。 イースターとか上陸させてる暇あったら七夕を盛り上げたい。 次はなんだ、聖パトリックか？ 若い者たちは知らないかもしれない。お前たちが産まれる前 「ハロウィンってなに？」 って多くの人が言っていた時代があったんだ。本当だよ。 そのころからあった。予言。「いつか日本はハロウィンに乗っ取られる」 でも誰もが笑ってた。「日本人にはハロウィンは合わねえよ」って。 それがどうだ。今や10月はおろか、8月からハロウィンは気配を現すほど日本に根付いた。 みんな日本人の商魂と柔軟さとエロスにかける勢いをみくびっていたんだ。 どうだ、本来の趣…

もしも結婚した後に、たった一人の好きな人と出会ってしまったら？ でも…私だけじゃないよね？ うるさいわ。 はい、どうもおはようございます。いきなり暑苦しく始まってすみません。 なんだこれ？ なんだっていうとね、最近ウェブで読んだ「結婚しても誰かを好きになってもいいですか？」のセリフ的なものなんですけれど、 www.lettuceclub.net 最近、無料でたくさん漫画読ませてくれるよね！ そして途中まで読んだら突然課金が始まったりリアルブックに誘導されたりしてさ。 私のような主婦層には野原広子さんの「ママ友」がどうとか「離婚したい」がどうとかそういう漫画の広告がじゃんじゃんでてきて。日々リン…

ある日の風呂あがり、私がいつものように体の各所を叩いてその音を確かめていたところ、夫にこのように声をかけられました。 どうなってるんだそれは！！！！！ それ、と彼が指さしていたのは、私のしたのけのことでした。 なんだとぅ、私のお気に入りのジャーメイン（ジャクソン5）を愚弄するのか―!? と腹を立てましたが、 夫は真摯な顔で私を説得しました。 もう若い頃の大泉洋ファッションは流行りでない。このヘヤースタイルでは温泉にもいけない。せめてもう少しなんとかすべきだ。 と。 夫の真剣な様子に心撃たれた私は、アンダーもじゃもじゃを何とかしようと思い立ったので、 最近気づいたら下ネタしかかいていなくない？と…

いつも「女性に」だった 実際に面接のときに言われた言葉が入ってます。といっても、もっと優秀な子は、こんなこと言われようもない業界や会社に行っていたんじゃないかな。 当時の年上の男性たちには、きつい仕事から若い女性を守ってくれている意識があったのかもしれない…と振り返って思います。こちらが「やりたい」と言っても聞いてくれなかったのは、それが自らすすんで「拷問を受けてみたい」と好奇心だらけの若い子のたわごとに聞こえていたからなのかもしれません。 いじめについてですが、私はいじめのない女子校に行っていたので、社会に出て女性社会でのいじめを見聞きした時は本当に驚きました。あれから色々見て聞いて、自分な…

「ねえ、ブラジャーって、もってる？」 夫がある日聞いてきました。「はい、どーぞ。目隠しに使うなら午後までに返してね」 じゃなくて。 なぜそんなことを聞かれたかというと。 持っていないから。 そのことに一番に気付いたのは我が家の洗濯係の夫だったようです。あれ、この人ブラトップしか着てないな…って。 そこで探してみました。 1つしかありませんでした。最後につけたのはいつだったか。 ハッキリ言って、今後ももう…つけることはないと思うのです。 時を戻しましょう。 半年前、私は爆乳大佐でした。 普通の人は何を言ってるかわからないと思うんですよね。 半年前までボインボンボンだった人が洗濯板に変身してしまう…

昔のことです。 いつものようにすることもなく社内をフラフラと散歩していたら、通路の隅に何やら妙なものがあるんですよ。皿の上に飯の山みたいななんか。 皿？ 通路なのに、皿？ あ、これ盛り塩ってやつか。 さらに反対側からは何かの香りと細い煙が。 え、お香？お香と盛り塩？ お香や盛り塩に対する知識が乏しく、とにかく何かしらの儀式に使うものだと認識していた私はその場で 「ここなんかデタ場所だ！」と思わず声に出してしまった。 そして 「なんか煙出てる！なんか香焚いてる！」と、 香りのせいだろうか、興奮状態になりながら通路をかけぬけていった。 その時、隣の部署のギャル先輩にガッチリと両肩を掴まれ止められた…

今年の「異性見る目ナイ・オブ・ザ・イヤー2021」を発表したいと思います。 まずは男性部門！ おめでとうございます！ シンデレラのお父さんが見事受賞しました！ 白雪姫のお父さん・ヘンゼルとグレーテルのお父さんといった強豪を押さえ200年ぶりに首位を奪還しました！ そして注目の女性部門の優勝者・・・それは・・・ しずかちゃんです！ おめでとうございます、しずかちゃん！ 美人で気立ても良く賢い女性でありながら、赤点常習犯にして無気力かつ頼りなさを兼ね備えた地元のダメ男とゴールイン！ 不可解過ぎてこれを異性見る目がないと言わずしてなんと言ったらよいのでしょう。 前作のオールウェイズドラえもんだっけ、…

「時代は変わったなあ」と思うことも多いこの頃、それでも変わらないなあと思うものがあります。 真冬でも女子高生太もも丸出し問題がその1つです。 こんなに寒いのに。 肌なんか顔や手ですら1ミリも出したくないくらい寒いのに。 どうやってあんな格好で耐えられるというのだろう。 個人的に短いスカートはかわいいと思う。誰かが許してくれるなら私だって短いスカートはきたいわい。 でも冬は別だ。真冬の生足ミニスカにはかわいさは感じられない。 何か感じるとしたら、そう、「強そう」ということだけだ。 なんという勇ましさか。 まるで裸族の突撃隊長のようだ。 思えば私も高校時代はあのようにスカートを短くしていた。 なぜ…

去年のことになりますがね、久しぶりに美容院に行ったわけですよ。 ところで私、冬になるといつもショートカットにしております。風呂から上がってから子供を追い回している間ドライヤーできなくて寒いので。 それで不思議なんですがね、ここ数年、ショートカットと頼んでるのに 「ボブ風にしましょう」とか言われてアルミンにされるんですよ。 黒髪だからミカサかな。 しかしさ、みんな同意してくれると思うんだけど、ミカサはミカサヘアーが似合ってなくない？ロングヘアーの方が似合ってたよね？ そんな難易度の高いヘアスタイルにされるんですよ。あんなに美人なミカサですら似合ってないっていうのに。 元から毛髪の多い私はこの髪型…

いやあ、始まりましたね、日本版24。二週間前に！！ 始まる始まるとは聞いていたんですがやっと始まりまして、やっと私もツッコミをいれますよ。 だってこれツッコんでっていうコンセプトだよね、最初から？ 初見さんは楽しんで行ってね、アメリカ版見た人はツッコんで行ってね、でしょう！？ リクエストにお応えして、第一話を丁寧につっこんでいきたいと思います。 それでは早速冒頭からつっこみます とにもかくにも家に納得がいきません これに限らずだいたいのドラマにおいて。日本ドラマのツッコミどころといえば、登場人物たちが暮らす現実離れした豪邸だと思いませんか？ わたしはこれにいつも納得いきません。 そのいっぱん企…