当地もここにきて急に暖かくなってきました。空は霞んでいましたが、ちょっとだけ以前記事にしたAstroShader(ライブスタッキングアプリだけどライブビューが秀逸でスマホカメラでも星が見える)とFinderCam(リアルタイムPlateSolvingが可能)を試してみました。いずれも蓄光機能があって通常のライブビューよりは明るく見えますが、その分手ブレしますので三脚必須です。私は三脚にもなる自撮り棒を使っています。Ulanzi 自撮り...
MacやRaspberryPi、ArduinoなどのSBCを活用した天体環境構築、撮影や観望への活用、INDIサーバ・ドライバの設定方法や使用方法、各種天体ソフト紹介、天体機器の自作や星空観望入門情報を掲載しています。
AdvancedーVX(セレストロン架台全て)のダイレクト制御まとめ
需要はありそうなのですが、まとまった情報をあまり見かけませんのでインターフェイスを作ったときに調べた情報をまとめておきます。●セレストロン架台のHC、AUX端子について(ダイレクト制御する際、接続する端子)・HC端子もAUX端子もピン端子配列、信号の取り扱いは同じ(RJ12 6ピン)・信号線は3.3VTTLシリアル、vccは12V・ピン配列は上図の番号の場合1.使わない2.RX(3.3VTTL)3.Vcc(12V)4.TX(3.3VTTL)5.GND6.RTS(3.3VTTL...
まだ外に雪が残っていますが天気が良かったので撮影システムの実践チェックを強行しました。室内でPOEインジェクターを接続ベランダ手前に鏡筒とマウントを運搬(マウント上部に今回作成したボックスとカメラをセットしてケーブル配線まで済ませてあります。)外に出てLanケーブルを接続し、ピラー脚を北に向けて設置。マウント取り付け。鏡筒を取り付け、ボックスとカメラを取り付けます。(配線などは移動時に室内で完了していま...
今年は例年になく雪がぱらついてしまい、せっかくベランダでの撮影環境を整えたのですが室内チェックで休止状態です。。。そのような状態でこの記事の情報を見つけてしまい、天気も残念な状態なので試しに作ってみることにしました。部品は以下74HC125 2.54mmピッチ 2個入<icd-008>新品価格¥180から(2022/2/21 18:26時点)ミヨシ MCO 電話機コード 6極6芯 1m 白 DC-601/WH DC-601/WH新品価格¥313から(2022/2/21 18:29時点)VKLSV...
Celestron Advanced-VXの無線ダイレクト制御?
撮影環境を構築した際、ハンドコントローラーから直接電源を取り、シリアル信号をWIFIで送信する改造(良い子は真似しない方が良い)を行いました。この方法はハンドコントローラーを介して接続するため、ハンドコントローラーに緯度経度日時情報とアライメント商法を取得させる必要があります。緯度経度日時情報に関してはドライバから送信できますし、アライメントに関しては”ラストアライメント”を選択すれば以前のアライメント...
自分の備忘録として記載します。VKLSVAN ESP32 ESP-32S NodeMCUマイクロUSBデュアルコア開発ボードモジュール 2.4GHz ワイヤレスWiFi Bluetoothデュアルモード ESP-WROOM-32モジュール内臓 マイクロコントローラ新品価格¥798から(2022/2/14 21:40時点)DSC用に購入、ESP32はTTL3.3Vですが、このボードは5Vにも対応しているのでエンコーダーを利用するDSCに便利です。HiLetgo UNO R3 D1 R32 ESP32 ESP-32 CH340G開発ボードWiFi Bl...
中国からの部品(POEのインジェクター、スプリッター、シリアルTTL変換端子)がようやく届いたので組み上げました。上の黒い箱部分にラズパイ、FCUSB、POEスプリッタ、12Vシガレット端子2つ、そこにPD・QC3アダプタをはめ、一眼デジカメ用電源とラズパイを接続、シガレット部分にはAcvanced-VXの電源端子をはめてあります。この箱の中で電源もデータケーブルも接続が完結します。箱はいつもの100均まな板で作りましたので軽いです...
Ardiunoを使用したDigital Setting Circlesその3
撮影環境の部品が届かないため先にこちらを記事にします。Ardiunoを使用したDigital Setting Circlesは以前に2つ紹介していますが、これは決定版と言ってもいいかもしれません。その1で紹介したESP8266と高度センサーを用いたDigital Setting Circlesを公開してくれたAdun(クラウディナイトのハンドルネーム)が以前メールでESP32を用いた両軸エンコーダー用のプログラムを公開したと連絡をくれました。週末の件や他諸々ありまし...
週末の散歩の共だったキング(妻の実家の犬)が本日星になりました。。。柴犬なのに全く神経質なところが無く、超マイペースなB型気質の犬でした。(なぜか私は友人もB型が多いです。)当地に引っ越してから週末の行事(実家に寄って散歩)になっていたのですが、年が開けてから様態が悪化して散歩といっても庭を歩かせるのがやっとでしたが、今週いよいよ歩くことができなくなり眠るように息を引き取りました。今年息子が大学を卒...
打ち合わせ後、実家にも寄り戻るのが遅くなりましたが空を見上げると晴れています。食後手早く高感度ズームカメラを設置してベランダリモート観望しました。LANケーブルをつないでレンズの蓋を外せば準備完了です。設置は2~3分。木の隙間からM42(静止画は指定した秒数が自動的に加算平均合成されるようになっています。)ストリーム映像(ライブビュー)でも感度は良いですね。このシステムは広角状態で空の状態を見ながら星が見...
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当地もここにきて急に暖かくなってきました。空は霞んでいましたが、ちょっとだけ以前記事にしたAstroShader(ライブスタッキングアプリだけどライブビューが秀逸でスマホカメラでも星が見える)とFinderCam(リアルタイムPlateSolvingが可能)を試してみました。いずれも蓄光機能があって通常のライブビューよりは明るく見えますが、その分手ブレしますので三脚必須です。私は三脚にもなる自撮り棒を使っています。Ulanzi 自撮り...
以前与太話で記載しましたが、私がPCを使うきっかけ(実際にその用途で使用出来たのは数年後ですが。。。)となった元祖統一制御規格のMIDI(楽器を制御するための統一規格)がなんと38年の歳月を経てバージョン2.0に変更されていることを知りました。確か1983年に発売されたYAMAHAのDX7にMIDIが搭載されたのが初の一般へのお目見えだったと記憶しています。(欲しかったけど高くて買えなかったです。。。)クラフトワークやYMOはM...
今までWindowsではINDIドライバをインストール出来なかったため、INDIで機器を制御するにはMacを使うかLinux環境を作らなければなりませんでした。しかしWSL2とオープンソースのWSL-USB-GUI(WSL環境でUSB機器が使用できるオープンソース)を使用することでINDI環境を作ることが出来ました。需要の有無は不明ですが、以下に備忘録として記載します。●Windows側の準備1.検索窓でWindowsの機能と検索し、”Windowsの機能の有効化また...
SkySafari(Plus以上)は独自に多数のマウントと接続できるドライバがありますが、SkyFiのようなシリアル→WIFI変換機器を用意する必要がありました。(AstRPiにも同様の機能があります。)独自ドライバ以外にもINDIドライバは以前からブリッジドライバを介して接続できましたが、バージョンが7になり、正式にINDIとAlpacaドライバに対応しました。Alpacaドライバにも対応したことにより全てのOSで利用できる環境が整いました。※※Al...
ネットを見ていたらOpen Astroなるものを発見しました。ASIAirとラズパイで使用することが出来る無料のディストリビューションのようです。INDI、ASCOM、Alpaca、Indigoと主要なドライバ環境が全て記載されています???(Linux環境で.NETのASCOMとか動くはずないのですが。。。)最近登場したばかりなのか詳細な情報が全くありません。。。バージョンが1.0(INDI)、2.0(INDI+Alpaca+ASCOM???)と2つあるようですが、とにか...
屋外で天文機器の制御となると現在ではPCを利用することがスタンダードになっており、バッテリーやら多数の配線やら大掛かりなものになりがちです。私自身の遍歴を振り返るとノートPC+USBHUB(大量のケーブルが錯綜)→USBHUB+リピーターケーブル+ノートPC→USBデバイスサーバ+Lanケーブル+ノートPC(認識しない機器があり早々にボツ)→→シングルボードコンピュータ+タブレット(Windows+ASCOMからLinax+INDIに変更)→→現在はシング...
入門者向け(実際には。。。。)と銘打って登場したセレストロンのStarSense Explorerシリーズですが、アプリ部分の開発はSkySafariを作る会社がおこなっていたためいずれ同社のSkySafariシリーズにも機能が搭載されるかなと感じていました。StarSense Explorer機能はスマホのみでPCでも構築難易度が高かったPlateSolving(画像による天体位置解析)を簡単に扱えるようにした画期的な機能でした。今回の機能追加(解除)は現状では...
2024年2月加筆エンドユーザーにとっては4者ともオープンソースで多数の機器に対応してくれるありがたい存在です。私自身は現在天体機器の制御はLinux、WindowsMINIPCなどで行っています。速度的にも不満がありませんし、消費電力が少ないので重いディープサイクルバッテリーの呪縛から離れられるのが一番の要因です。(MacはPCの中では最も環境作りが楽なので消費電力の少ないMINIPCが登場してくれたらありがたいのですが。。。)I...
個人的にはWindows含め全てのPCでAlpacaドライバが開発される状況を望んでいましたが、この記事を読む限り以下のように推測されます。・Windowsは今まで通り.Net、Com環境を継続・他のOS(Mac、Linux)に関してはAlpacaドライバに.Net、Com用のライブラリを追加することでWindowsとの互換性を図るどうやら開発側はWindows環境において.NET、COMからは脱却しないようです。。。過去の経緯から考えるとメーカーがMacやLinuxでAlpacaド...
Raspberry5が日本でも発売になりました。AstRPi、AstRPi64共ラズパイ4、8GBが登場した後のファームウェアに更新、INDIドライバ他各種アプリの対応確認までは行っています。(ラズパイ4、8GB登場時、ラズパイ4更新版の登場時にファームウェアが変更になったため)Raspberry5に関してはファームウェア更新などの記載が無いためおそらく動作すると思うのですが、動作しない場合はお知らせください。お願い事項としては動作した場合、...
今回PlateSolvingの特集を組むにあたって調べていく中、改めてAstorometry.netの豊富な機能、性能に驚かされました。Windowsに移植されているAstorometry.net環境はエミュレーションの上古いので低速ですが、以前記載したオプション設定や、以下の方法である程度性能を向上できます。・現在利用しているindexファイル4200系を全て削除し、5200系(0~6)+4100系(7~19)に置き換える。です。(処理用の画像をビニングやダウンサ...
今までは天体導入の便利機能だと思っていたPlateSolving機能ですが、ひょんなきっかけからAstorometry.netの機能を調べてみるとその機能の多さに驚き、研究機関では掃天撮影した大量の画像の管理用(座標付)として使われているのかなと感じました。(あくまで予測ですが)そしてWCSによる座標管理が各天文台で徹底しており、VOとして私達アマチュアでも利用できることを知り、有効利用出来る方法がないかと調べてみると非常に数は...
前回の記事で既存の画像ファイルをPlateSolving→WCS情報付きのFITSに保存して利用する使い方の一例を紹介しました。今回はシミュレーションドライバを利用する方法を記載します。カメラのシミュレーションドライバ利用についてはINDIに関しては以前にも数回記事にしていますので、こことここをご参照ください。以前はINDIのみで利用できる方法でしたが、Windows環境でもCCDシミュレーションドライバが出来たため同様の事ができるよ...
本当はもう一回くらい(クリックしないと表示されない機能部分)説明回を行おうかとも思いましたが、下図の2箇所だけだったため、まとめ記事として取りまとめてしまいます。まず一つ目は以前の記事でも少し触れましたが上部WIFIボタンを押し、スクロールすることでアクセスできる”リスタート”、”シャットダウン”ボタンです。予想外の位置だったので最初どこにあるのか探し回りました。もう一つは赤枠部分をクリックすると出てくる...
今回は私がPlateSolvingでWCSヘッダを取得したFITSファイルをどのように使用しているかの一例をご紹介します。まずは用意した天体画像(自分で撮影した天体、星野写真、ネットで拾ったJpegなど何でも良いです。)をCCDCielやASTAPで読み込み(ASTAPだと複数画像をバッチ処理できます。)→PlateSolving→FITSで書き出しを行います。作成した画像をAladinにまとめて読み込み(自動的にWCS座標に縮尺、回転して位置合わせされます)→赤...
おそらくですが、研究機関でのPlateSolving(画像による位置解析機能)は以下のような利用がされているのではないかと感じます。1.大量に撮影された画像の一括PlateSolving→WCS情報を追加したFITSデータへの書き出し2.作成したFITSデータに調査データの記載→FITSヘッダに保存3.調査データ、WCS情報を追加したFITSデータをデータベースに一括登録4.他の研究機関で調査された情報の参照(複数可能)アマチュア用のアプリでは自動導入...
前回接続機器の選択まで記載しました。ようやくですが、接続して使用する流れを記載します。ASIAirと接続が出来ると上図のメイン画面が現れます。まず最初に行うことは右上青枠部分の接続機器のドライバ接続になります。順次接続機器の項目(カメラ、ガイドカメラ、マウント、ローテーター、フォーカサー)をクリックして設定画面で接続していきます。青枠を更に丸く囲った部分はWIFI設定になりますが、この項目にシステム終了、リ...
PlateSolving(画像による位置解析機能)の代表格であるAstrometry.netを調べていくうちに、この機能の研究機関での本来の使われ方が見えてきました。それと同時にアマチュアでも研究者同様の環境も構築でき、用途に合わせて非常に便利に使えることがわかってきました。キーとなるのはWCS(world coordinate system)と呼ばれる天文用の世界座標システムです。実は世界中の天文台はこの座標システムを用いて観測データのデータベー...
マウントドライバ関連で回数が増えましたが、ASIAirの特集もそろそろまとめの段階に進めようと思います。今回の記事は開始から終了までの操作の流れを記載します。一つ注意する点としてASIAirは起動時、終了時いずれの場合も本体からブザーが鳴ります。このブザーが操作開始、終了(電源オフ)の合図になります。特に終了時はブザーが鳴ってから電源をオフにして撤収してください。(そうしないとPC同様中のシステムが壊れる可能性...
前回の記事でASIAirに接続したAZGTiを経緯台ドライバ(SkyWatcher Virtuoso Alt-Az(SkyWatcher-AltAz(経緯台用))で使用すると以下の事項が確認できました。・トラッキング機能が働いていない・INDI接続してコントロールパネルで設定変更しても反映されない(おそらく自社が作った設定を変更できないようになっている)このような状態からASIAirのAZGTiを経緯台ドライバ(SkyWatcher Virtuoso Alt-Az(SkyWatcher-AltAz(経緯...
表題の件ですが、久しぶりにフォーラムを除いてみていくつかの問題がありましたので以下に記載します。INDIサーバ・ドライバを v2.0.1にアップデートする時の注意(というか問題点)・アップデートするにはUbuntuであれば22.04が必須(先にシステムのアップグレードが必要)・Ubuntu22.04にアップグレードするとKStars、Ekosのリポジトリが削除される・Ubuntu22.04にアップグレードすると一部のシリアルデバイスが認識されなくなる...
以前に紹介したDWARF IIに続き、今度は最近元気のよいZWO社からも同価格帯のスマート望遠鏡Seestar S50が発表されました。Seestar S50・50mmトリプレット250mm(視野角約1.3°☓0.7°)・水平センサー内蔵・ヒーター内蔵・バッテリー内蔵・ASIAir相当のSBC内蔵・スマホで制御可能な電動架台・撮像素子SONY IMX462 Starvis(1920☓1080)DWARF II・24mm100mm、6mm(予想)のデュアル焦点距離(視野角 約3.2°☓1.8°(望遠)、53.2°☓3...
ZWOサイトでINDIドライバの記述が消されていた事を疑問に思っていました。(INDIはZWOのカメラ、フォーカサーなどほとんどの製品をサポートしています。https://www.webastro.net/forums/topic/194650-coup-de-gueule-zwo-asiair-et-lopensource/https://www.indilib.org/forum/development/10380-asiair-and-opensource-software-licences/90782.html?start=0原因はおそらく上記のリンク先の議論ですね。。。要約するとINDI環境は...
SkySafariはスマホ用のプラネタリウムアプリとして一番重宝しています。グレードが複数ありますが、Plus、Proはマウントの制御も可能で非常に使いやすく私も愛用しています。バージョン7からは独自ドライバだけでなく、INDI、Alpacaにも対応しましたのでますます便利になりました。こうなってくると家でリモート観望するときにPCでもSkySafariを使いたくなってきます。実はPCでもSkysafariを利用できますので以下にOS毎に記載しま...
以前の記事で準備まで終えましたので、次はいよいよ実践です。(以前の記事を読んでいない方は事前にお読みください。)さて、ここから行うのは室内で実際の夜空で天体機器を操作するシミュレーションを行いながら、実際の機材で鑑賞するより豪華な星空の鑑賞です。(苦笑、なにせ天文台で撮影された写真ですから)ここでも少し準備があります。・スマホのプラネタリウムアプリや星図など実際の星空で観望するときに使用する資料や...
例の如くAliです。所謂ポータブルバッテリーではありませんが、防水ケース(USB端子他、入出力端子付き)、100Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー!!(この容量だとバッテリーだけで4万円くらいします)、バッテリー充電器のセットが約26000円です。。。。(本当なのか?価格破壊もいいところ)、防水なので天文趣味には非常に良さそうです。(今の家の機材だとここまで容量必要ないですが。。。)怪しいものが満載のAliですが...
以前からINDIのSkySafariドライバを使用すればマウントドライバをSkySafariで連携して使用できましたが、SkySafari7(Plus以上)からはネイティブにINDIドライバに対応しています。(Alpacaドライバにも対応しているようです、、、が発表されてから大分経つのにドライバが揃いませんね。。。)試してみたら非常に便利に使えましたので記載します。事前準備として経緯台であれば北、赤道儀であれば北極に鏡筒を向けて、マウントとIND...
春は年度のスタート時期、しかし星空を見るには花粉やら霞やら厳しい季節です。。(晴れれば銀河はたくさん見れますが、対象が小さく淡いため望遠鏡を使っても肉眼ではほとんど楽しめないです。。。)まあ、このような季節はプラネタリウムアプリの優秀な機能を使って遊んでみましょう。プラネタリウムアプリの中にはDSS(Digitized Sky Surveyの略)画像を星図と連携する機能を持つものがあります。この機能を使うと全天をどのよ...
ここに来て一気にWi-Fi規格に対する進展がありました。個人的には天文関係で注目しているのはWi-Fi HaLow(2022年9月開始)とWi-Fi7(2024年末予定)です。両者共全く異なる性質をもっており、天体機器制御にもたらす可能性を広げてくれるように感じています。(Wi-Fi HaLowに関しては既に所有して活用しています。)それぞれの特徴を記載し、天文における可能性を探ります。●Wi-Fi HaLowの特徴・920MHz帯を利用した長距離通信が可...
今年は例年より二週間以上早く開花しました。週末まで持ちそうもないので花見をしてきました。小諸城址(懐古園)は満開です。園内に併設される動物園でペンギンを見て癒やされます。ちょっと足を伸ばして上田城址にも。こちらは既に散りかけていました。(風が吹くたびに桜吹雪です。)今年もなんとか桜を拝むことができました。国によっては敬遠される桜ですが(盛大に散るため、日本でも死を意味するようです)美しさと儚さが同...
お気軽な星見機材の代表格として双眼鏡があります。(低倍率+正立像)暗い空であれば双眼鏡だけでも充分楽しめますし、望遠鏡や撮影機材のように面倒なセッティングも必要ないため私自身も観望機材の主力の一つになっています。(一体双眼鏡だけでも何台あることやら。。。)大型の対空双眼の場合は三脚+自作導入支援機能付きの経緯台で観望しますが、空いた時間にちょい見したい場合はこの記事のように一脚に取り付けて観望してい...
遠征時のリモート操作用として購入したアンドロイドタブレットでもこの記事で記載したWi-Fi HaLow対応遠距離中継機を使いたくなったので調べてみました。USB C ハブ 5 ポート【 4K HDMIポート/60W PD充電/ LAN イーサネット/USB 3.0 5Gbps 高速データ転送 / USB2.0 】5 in 1 ドッキングステーション usb 変換アダプタ タイプc 有線lanアダプター USB TYPE C ハブ 高速データ転送 スリム設計 MacBook Pro Air iPad Pro Windows Andr...
以前の記事で紹介したWi-Fi HaLow対応遠距離WIFIルータですが、リモート環境においてかなり便利に使うことが出来ましたので概要をまとめておきます。WIFI 中継器 無線LAN 中継機 WiFi信号ブースター 20dBi超高速通信 信号増幅器 屋外 長距離 壁をすり抜けられる 信号強化 拡大 安定した通信 中継機 WIFI 増幅器 工事不要 無線LAN ルーター 日本語説明書 技適認証済み新品価格¥6,699から(2023/3/20 22:20時点)●Wi-Fi HaLow対応遠距...
気軽に星空を眺めるをコンセプトにしてゆる天☆を不定期れんさいしていますが、現状では星空を楽しむためにいくつかハードルがあるように感じています。プラネタリウムアプリをスマホにしのばせておくだけでもかなりの助けになりますし、アプリを使っていくことで天体の知識も増やすことができます。しかし実際、空に目を向けると様々な障壁が待ち受けています。・大都市に住んでいると見える星の数が非常に少ない(2等星がやっと、...
環境構築途中で行き詰まり感が漂う電波観測についてですが、OpenVLBIなる記述を見つけました。Linuxではすでにリポジトリが用意されているようで、INDIサーバとも連動出来るような記述があります。。。。。が、しかし使用例などが全く見当たらずどのような機材でどのような操作を行えば観測ができるのかが全く不明な状態です。https://openvlbi.com/に記載されている情報も斜め読みしてみたのですが、読むほどに何をどうすれば観測...
当ブログでも記事として多数扱い、現在当家においても高感度カメラ+電動ズームレンズの観望システムと天体写真撮影システムで配布しているAstRPiを利用しています。が、昨年あたりからラズパイ4の価格高騰やチップセットの変更(対応済みのはず)など以前より気軽に試せなくなってしまいました。(シングルボードコンピュータでの制御環境作りは全くもって入門用ではありません(価格だけは入門用でしたが))もともと天体機器の制...
記事にも何度も記載しましたが、現在の我が家は天体観望には厳しい環境です。。。田舎なのですが、南側には直列に市街地があり光害が多くそして木に囲まれており木の間から観望するような状態です。(その上、冬はむちゃくちゃ寒いのでリモートでのEAAや高感度カメラ+電動ズームレンズでの観望がメインになっています)スタッキング時上手くいってると思っても木の枝が風にたなびいて邪魔を。。。確かによく見ると枝があります。。...
若干霞んではいますが天気が良かったためベランダにEAAシステムを設置しました。設置は北向きに置いて、Lanケーブルを刺すだけですが三脚が重いのでカーボン三脚にしようか。。。(どんどんものぐさになっていきます。。。。)私はこのように星図にファインダー映像を表示して導入しています。周りが木だらけなのでこのように広い視野で確認できるのは助かります。EkosのPlateSolvingは高速で便利なのですが、ストリーミングを見な...
晴れていたので久々に高感度監視カメラ+ZOOMレンズで観望しようかと思いましたが、外気が氷点下ということでモニターでの観望は諦めリモートで室内から見ることにしました。まずはSolverで位置合わせクリスマスツリーズームアウトして広角にするとこんな感じ導入時は星図画面でモニターの画角は広角にしています。GOTOした対象が障害物で見えなくなっていなければ(家の場合周囲に溢れる木)そのままズームインして拡大像を見ます...
文字だらけの非常に地味な特集になりましたが、記事をまとめてみて改めて考えさせられる部分が多い内容だったなと感じました。殆どの場合、天体機器は保管期間が長く、使用する時はぶっつけ本番に近い状態になるように思います。保管期間が長いので、定期的な清掃や、動作チェックをしておかないと現地でトラブって終わりということになりかねません。。。このことからも、天体機器のメンテナンスの原則として・光学系に関しては使...