先日、古い刈払機を猟仲間から頂いてしまいました。軒下に放置してあったため「これ使えないの?」と。数年前にエンジンが掛からなくなり、新しい物を調達したそう。「直せるんなら あげるよ」とのことで頂戴することに。試しにスターターを引いてみると圧縮はあるため、エンジンは焼き付いていない様子。移設犬舎に持ち帰り、スパークすることも確認。ならばダメなところはキャブレターに違いない。「始動を試すこともなかろう」...
これは素晴らしい!開缶して感激して以来、スーパーに寄るたびに購入しているサバの100均缶詰。買っては食べて、また買っては食べて・・・でも飽きない。もう20缶近く食べているけど、家内もせっせと買って来るものだから・・・減らない。むしろ、増え続けている。では、ナニが私を感激させるのかと申しますと・・・中に詰めているサバの品質がスゴイ。シッカリと脂の乗ったサバなのです。100均缶で、ここまで良質なサバを...
はて?交尾は上手くいったのだろうか。同じ犬舎区画でメス犬のカノと・・・スズメは見るだけ食べちゃダメ。オス犬のユキカゼ号を一緒にさせて、かれこれ一ヶ月。はっきり言いますと、どうなったのか分かりません。平日も休日もバタバタで、思うように二頭の観察を続けられず。ただし、気になった変化もあります。ある日を境に、ユキカゼ号のカノへの接し方が素っ気なくなったのです。カノの発情期がまだ完全に終わっていないのに。...
狩猟に関わっていると、時々ビックリするような出来事に直面します。こんな連中が居るから、猟師が一般の方々から軽蔑されてしまうのだと。辿っていくと、その指揮官でもある親方に問題があることも多い。下の者たちの猟師としてのマナーが、それに準じてしまうのです。次元は全く異なれど、そんな事と今のウクライナ情勢が重なります。イカれた指揮官の下で、規律の乱れた隊が何を行ったのか。狂ったロシア軍の蛮行を知って愕然と...
マイクロソフトめ、けしからん。連日のように私のパソコンに嫌がらせをしてくる。ノートンも然り。不安を煽り、押し売り攻勢をかけてくる。その度にパソコンが固まる。どっちがウイルスなのか分からない。法改正に絡めた便乗商法はヤメて。と、一通り文句を言ったところで心を落ち着かせましょう。焼肉のタレに漬け込んでおいた雄イノシシ肉を頂いてみることにします。脂は殆ど無いけれど、サッパリと食べやすく仕上がっていたら万...
こんな事を言ったら命を奪った獲物に対して失礼なのは承知ですが・・・やはり、雄イノシシの肉には参ってしまいます。肉質の良し悪しのバラツキ幅が、あり過ぎるのです。繁殖行動に参加する前の発情臭を発していない若雄の肉は、時に良質の雌肉をも凌駕する特上クラスのこともあります。かと思えば、夏前後の雄肉で、おまけに発情臭のキツイ肉は、この世の物とは思えない。「なんで、この時季に発情臭なの!」と叫んでしまいたくな...
みんな酷いのだ。昨日の有害鳥獣捕獲で、私が獲物の残滓を処理しに行っている間に・・・話がまとまっていたみたい。今日の有害鳥獣捕獲の中止が。私はてっきり天候との見合いだと思っていました。そん事なので、集合場所に到着しても誰もいない。もう集合時間の15分前なのに。と、そこへもう一人、忘れ去られた隊員が。忙しい中を駆け付けてくれた、フレンチシェフのヨッシーさん。そこでやっと、冒頭の話を確信。ヨッシーさんは...
今日の日中は30℃に迫る最高気温の予報。ですが、雨天の間隙を縫っての貴重な日でもあるため、有害鳥獣捕獲を実施。綿密な作戦に基づいて、隊員たちは迅速にタツ配置に着きます。皆さん本当に手慣れたもの。そして、今までの獲物の飛び(逃走ルート)のパターンをすべて覚えている。「表彰されちゃった♪」と会長が嬉しそうに運転免許の認知症テストの話をしていました。聞いてみると、かなりの高得点。きっと、狩猟のおかげで記憶...
満身創痍となっていた猟車のスズキ キャリイ。今回の車検では、気になっていた箇所と併せてシッカリと診てもらいました。まずはクラッチの不具合。8年前に中古車屋で18万円で購入して以来、ずっと違和感を感じていました。「クラッチ板を新品に交換しといたよ!」と、気さくな中古車屋の店主。納車時にクラッチ板を交換してくれたものの、操作感が極めて悪かったのです。工場長に、その昔の事を伝えたところ・・・分解するや否...
人間がそうであるように、犬も同じなのだろうか。100m走選手とマラソン選手の明確な能力の違い。それぞれの筋肉組成における変化。速筋繊維と遅筋繊維の比率に起因する身体能力の違いが、猟犬にもあるのだろうか。そんなことが気になって観察を続けてきましたが、今一つ分からない。筋肉組成の違いよりも、猟犬個々の気質の違いの方が大きく、判断が難しいのです。つまり、頑張り屋さんと、おサボりさん。でも、同じ生きもので...
今日は朝から眠いのです。仕事中もボ~ッとして、おまけに辛い気持ちの一日。昨晩にワラビを大量に食べて・・・そんな状態になった訳ではありませんが。そもそもは、娘が昔のことを思い出したのが発端。昨日「もう寝るかな」と思っていたところ、娘が私にある映画に関係する話をしてきたのです。以前、息子がその映画を観て、心を痛めてしまったと。生来より心根の優しい息子がショックを受ける映画とは、いったいどんな内容なのだ...
収穫したワラビを美味しくいただこう!で、せっせとワラビ料理に励みます。まずは油揚げとワラビの煮びたし。出汁と砂糖と醤油で味付けを。次は玉子とじも作るかな。麺ツユと味醂で味付けをして最後に玉子。味見をしてみると、煮びたしと同じ感じ・・・当たり前か。ならばメインは別系統でいってみよう。「イノシシ肉ソテーのワラビ添え」なんて・・・強引かな。塩コショウで味付けして、フライパンで焼き上げます。焦げ目がついた...
それにしても軽トラは凄い。ニッポンが誇る工業製品の一つでしょう。そんなタフな軽トラは、狩猟での酷使もなんのその。と、言いたいところですが・・・色々とあります。悪路では石の跳ね上げや、枝の巻き込みなどで底部を痛めることもあり、思わぬ事にも。私の場合は、巻き込んだ杉の枝が、ラダーフレームに沿わせている配線止めに引っ掛かり破壊。それにより垂れ下がった配線がマフラーに接触して、絶縁樹脂が熱で熔解。漏電して...
伊豆の山中に住む両親。元気な様子を確認しに山へと向かいます。車検を前にスッキリとさせた猟車。到着して、ナラ枯れしたミズナラに囲まれた公共駐車場に駐車。前回は折れていなかった目の前のミズナラが、ボッキリと折れていたのが少々心配。右手のミズナラの巨木も、そろそろ危険。そのうちに管理会社が処分伐採してくれることでしょう。なにしろ、ナラ枯れしたミズナラが多いのです。実家の両親は相変わらず元気で一安心。しか...
役場からの要請になかなか答えられない捕獲隊。なにしろ週末に雨の日が多くて有害鳥獣捕獲を実施できないでいるのです。もしくは射撃大会が行われたりと。そんな今日はやっと・・・と思ったら、朝になっても小雨が残っている。「天気予報め、けしからん!」と言いたいところですが、悲しいかな天気予報は悪くない。天気予報は大当たり。そんな天気予報がハズレることを願って、楽観思考の隊員のみが集合したのです。。。そして「や...
いつもお世話になっている獣医さんの診療時間が年々短くなり、ついに週4日の午前中のみとなってしまいました。先生がご高齢となり「もう辞めたい」などと時々ボヤいていたことを思い出します。先月にフィラリア症予防薬を頂きに伺った時も「ごめんなさいね」と先生。引退して、ゆっくりとしたいのだそうです。私も、さすがに仕事を休んでまで各種予防接種に行けない。よって先生に断りを入れて、それらは我が家の近所の獣医さんで...
先日のイノシシの網脂と一緒に解凍させたイノシシの大腸。思い出せば1年3ヶ月前の代物。ところが、水洗いをして生モツ状態で冷凍させていたため、鮮度は極めて良好。氷に覆われることにより、乾燥や酸化などの冷凍焼けを起こしておらず。よって問題なく食べられるはず。廉価なー20℃の冷凍ストッカーではありますが、保存状態次第では意外と使えるのです。出来ればー40℃やー60℃の冷凍ストッカーが欲しいところですが、桁違...
猟車のタイヤを一般商用タイプからオールテレーンタイプに交換してから、かれこれ6年が経過。猟場付近の道はアスファルトやコンクリート舗装が殆どですが、急斜面が多く、四駆に切り替えることも しばしば。そんな使用状況で頑張ってくれたブリジストンのRD-604。しかし、昨猟期あたりから二駆では登りでやたらとスリップするようになり、もう替え時かと。思い起こせば・・・このタイヤが新品の頃は、四駆に切り替えずとも...
至近距離での失中。実猟での射撃が上手い人には、理解できないのでしょう。それはナゼかと言いますと、命中するのが当たり前だから。逆にいえば、命中させられない射撃の苦手な人が不思議で仕方ないようでもあります。「なんで、この距離で中てられないのかな」と残念な気持ちを隠し切れない様子。一方、そんな実猟での射撃の苦手な人は、自分がもどかしくて嫌になることもあるはず。でも、その気持ちは大切です。その気持ちや感覚...
今日はガッツリと猪肉ステーキを食うぞ!一人前は200g! あっさりとモモ肉でどうだ!と、家族にラインにて檄文を飛ばします。解凍させていた猪モモ肉を、生姜焼きからステーキにメニューチェンジ。肉塊が1.5kgもあったため「ステーキにして一気に食べよう」との判断です。仕事から戻り、料理を開始。家内と娘は200gで、私は250gにカット。味塩コショウで下味をつけて馴染ませます。あとは焼くだけ。ところが20...
今日は西富士射撃場にて行われた残弾処理練習会に参加してきました。有害鳥獣捕獲に従事する者は絶対参加の厳しい練習会でもあります。今回の成績を以って、タツ配置が判断されるのです。よって静かなる戦いの中にも、メラメラと燃え上がるハンターとしての意地のぶつかり合いを感じます。いつもより、スコープの装着率が高いのです。これには、もう一つ理由がありそう。新人ハンターが一気に増えたことにより、威厳を保ちたい先輩...
こちら伊豆半島のイノシシにも、とうとう豚熱が伝播してしまいました。以前に発生した豚熱よりも弱毒性のようではありますが、イノシシの場合は70~80%程度の死亡率との見立てもあります。地域にもよりますが、ニホンジカ管理捕獲の錯誤捕獲により大幅にイノシシが減少した状況と併せて、今後のイノシシの更なる生息数減少が気になります。その是非に異論はあると思いますが、イノシシの生息密度が下がったことによる豚熱伝播...
もう30年以上も前の話になります。当時、私は赴任先の四国高松で生活を送っていました。香川県と高知県を担当し、毎日バタバタと任務に当たっていました。東京本社から、いきなりの縁もゆかりもない四国。友人など居るはずもなく、ただ一人黙々と働くのみ。そして休日は、一人でのんびりと瀬戸内海を眺めながらのチヌ釣りや、野池でのルアー釣り。そんな一人暮らしの私の日々を心配する職場の上司や先輩は、たびたび食事などに誘...
捕獲業務を前に冷凍ストッカー内の整理を行ったところ、謎の物体を発見。何だろう?で記憶を辿ってみます。一つはイノシシの大腸であることは分かるけど、もう一つは何かいな。イノシシ脂のようだけど・・・で思い出した!網脂だ。シカ肉を料理する時に包もうと考えて保存しておいたのです。網脂は、胃の下部あたりの臓器に張り付いている網状の脂。脂の少ない肉類を調理する場合、この網脂で包むと型崩れせずにシットリと仕上がり...
シジュウカラって可愛いな。私の大好きな野鳥です。なので、もっと間近で観察したいと考えて、ベランダ下に巣箱を設置。毎年ではなかったものの、何度かシジュウカラが利用してくれて、多くのヒナたちが旅立って行きました。ところが、ウメがベランダの欄干で休むようになってからは、安心して子育てが出来ない様子。シジュウカラがウメを発見するともう大変。「シャキン! シャキン!」と激しく警戒鳴きを始めるのです。神経質に...
伊豆半島の付け根に位置する我が家。猟場に向かう途中や近辺には多くの神社や寺院があります。また捕獲業務での対象地域となっている山や地区などと含めて、歴史と深く関わっていたり、その由来名が残っている。何となく知ってはいても、あまり考えることの無かった私。ところが今年の大河ドラマでは、そんなゆかりの地が毎週のように紹介されています。「へぇ~あの神社が義時の・・・」とか「ここが北条政子の・・・」などと、猟...
少し前に息子から、こんな事を言われてしまいました。「父さんの愛情のかけ方が足りてないんじゃないの?」と。これは猟犬たちとの接し方に対しての発言。時々、東京から帰って来る息子。その時の猟犬たちの歓迎ぶりが半端ではないのです。全頭が大喜びで飛び掛かり、揉みくちゃにしてしまう様は、まるで息子の争奪戦。その光景はサバンナ平原さながら。弱ったヌーが、ハイエナの群れに襲われているが如し。ご近所さんが見たら、き...
天気予報め、けしから~ん!私が出掛ける直前にコッソリと更新していた!朝から一日中雨予報に変わってる~!。そこへ猟友会会長からのメールが。「今日の有害鳥獣捕獲は雨天のため中止」と・・・だよね。「了解しました」と返信。安全狩猟を優先させる以上は、仕方がないのです。勢子の私なんか、雨雫をタップリと含んだ葉っぱで、おパンツまでビッチャンコになっっちゃうし。ぬかるんだ斜面でスッテンコロリンして、お尻も泥だら...
今日はタクさんから素敵なものを頂きました。ありがたいことです。迷わず天ぷらに。ならば、朝から解凍させていたイノシシ肉は和風でいくか。寒気の影響で夜は冷え込みそうだから鍋にしよう。野菜に火が通ったら、イノシシのロース肉をぐるり。で、また鍋に蓋をします。さて、もう出来たかな。せっかくなので、今日はアサヒのマルエフを。最高の山づくし料理には、最高のビールで臨みます。では、いただきます。おぉ、春の旨味がギ...
命中率の高い猟師について、考察することは大切だと感じています。これは「大物猟において」ではありますが、実に複雑な要素が絡み合っているようにも。一番に射術に優れているに越したことはありませんが、面白いことに、それだけではダメなよう。スラッグ大会では250点以上の腕前にも関わらず、実猟では芳しくない人もチラホラ。ある程度の腕前であれば、そこから先は別の要素の方が重要となっている。では、それは何なのか。...
「ブログリーダー」を活用して、あっきょさんをフォローしませんか?
先日、古い刈払機を猟仲間から頂いてしまいました。軒下に放置してあったため「これ使えないの?」と。数年前にエンジンが掛からなくなり、新しい物を調達したそう。「直せるんなら あげるよ」とのことで頂戴することに。試しにスターターを引いてみると圧縮はあるため、エンジンは焼き付いていない様子。移設犬舎に持ち帰り、スパークすることも確認。ならばダメなところはキャブレターに違いない。「始動を試すこともなかろう」...
猪や鹿の肉を美味しくいただくには様々な配慮が求められます。また捕獲時の状態に応じた処理、その後の解体作業における注意点や技術など含めて一定の考察力も必要です。残念ながら、これらを理解して実践できている者は ごく一部に限られると感じています。仕留めることと同等に解体も大切なのに。とにかく狩猟者である以上は、獲るだけでなく、その肉を全力で美味しく食べることにも拘って貰いたいものです。見ていると、射術向...
もう3日も断続的に大雨が降っている。近頃は予報で「線状降水帯」と耳にすると、まずは通勤手段を考えてしまいます。とにかく至る所で冠水が発生するため悩むのです。その点ではベトナム仕込みのディオ110は意外と心強い。機動力に優れる上に、20㎝くらいの水深なら走破できる。それにしても心配。また内水氾濫しなければいいのだけれど。おまけに移設犬舎への行き来も大変。それに盛大に泥だらけとなったサカエとホマレが「遊ぼ~...
早朝から元気に駆け回り、それが終わると同時に始まるワンプロ。移設犬舎の訓練区画では早朝と夕方の1日2回 猟犬たちを放ち、力いっぱい運動させています。その間に個々の呼び戻しやコマンドに対する服従等の躾も行い、犬たちが常に私の制御下にあるかを確認。これは安全狩猟の上でも大切だと実感しているため欠かせません。そんな中、訓練区画内の植物に目が留まり凝視。茎がオニヒトデのようにトゲトゲなのです。ネットで調べる...
猟場内に猪と鹿が混在している場合、猟犬は逃げ惑うだけの鹿を追いたがるもの。こんな話をよく耳にしますが、その度に「そんなことはないよ」と実際の状況を説明します。確かに これだけ鹿の生息密度が高ければ、真っ先に鹿を発見して追ってしまうのは仕方のないこと。でも「追ってしまう」と「追いたがる」は別の話で、それを混同してはいけない。勢子が上手く導けば「猟犬は、むしろ猪を追いたがる」と実感しているだけに冒頭の...
今年も子犬の世話でバタバタしていましたが・・・気がつくと、もはや制御不能なほどに激しくなってきた今回の2頭。もうワルワルなんてもんじゃない。生後3ヶ月半の子犬ってこんなに強烈だったかな。お婆ちゃん犬のコーシンが子犬だった頃のことを思い出してみると…確かにワルワルだった。先輩犬のヤマがノイローゼになるほどにコーシンも激しかったのを思い出します。でもヤマは幼いコーシンに揉みくちゃにされても決して怒らなか...
「熱中症になるのは気合いが足らないからだ!気合いだ!気合いだ!」と、いつも声高に言っている私。でも熱中症は気まぐれ。熱中症になりそうな時にならなくて、熱中症にならなさそうな時になったりもする。日中の気温が30℃にもなる初夏の捕獲業務で大汗をかきながら真面目に頑張る勢子の私。でも以前のように熱中症で尾根で倒れて、カラスの餌食になることは無くなりました。。暑さに慣れて、体力もレベルアップしたのでしょう。...
狩猟で酷使している私の猟車。林道での横転や大木への激突などもありました。もはや満身創痍の状態。でも猟車のスズキ キャリイは一生乗り続けるつもです。ところが…猟場の下見中に岩に乗り上げてしまい、下回りを強打したことが原因で面倒なことになってしまいました。フロントのシャフトブーツが破れて、取付金具も変形。そこで、いつもお世話になっている整備工場で直してもらうことに。すると驚きの事実が判明。純正品のシャフ...
この日曜日のニホンジカ管理捕獲は県境の標高の高い奥山。私はこの地域には苦い思い出があるため、長らく猟犬を引いていません。「なんだ、犬を連れて来なかったのか」と言われても、頑なにすっとぼけ続けた8年間。「いや、また皆さんに迷惑をかけちゃうんで」と。鹿の大群を猛追した猟犬たちが隣の県まで行ってしまい…回収したのは日が暮れてから。数十名の隊員たちが その帰りを待っていてくれたのです。そして先輩方が「お疲れ...
一ヶ月ほど前に移設犬舎の訓練区画で捕まえたヒキガエルの亜成体。雌雄の判別をしてみると、メスの特徴が出始めていたため「ヒキ美ちゃん」と命名。観察も兼ねて しばらく飼育してみることにしました。エサやりは専ら自然任せ。古家の玄関灯下に飼育ケージを置くと、勝手に蛾や小さな甲虫がその中へと落ちるため、ヒキ美ちゃんはせっせと舌を伸ばして お食事を。舌の伸ばす際に「ペチッ」と舌の発射音がするのが面白い。射程距離は...
不思議なもので、世の中にはウリ科の食物が大好きな人と全くダメな人が居るようです。考えてみれば、どんな食べ物にも好き嫌いはあるものですが、ウリ科の食物は身近なだけに その違いが目立ちます。我が家でも息子は大のウリ科嫌い。キュウリだけではなく、メロンやスイカもダメ。あの共通したニオイが受け入れられないのだとか。カットしたマスクメロンを前に「いらない」と皿を押し戻す姿の何と気の毒なことよ。その瞬間「待っ...
毎年、猟犬たちの体調や仕上がり具合に応じて出猟や予防接種のタイミング等を調整しています。しかし、ここ3∼4年は豚熱の影響もあって猪狩りの方は休止状態。また勢子役が激減する中で、各猟隊が協力し合っての合同猟が増えため、一銃一狗や少人数での出猟は減る一方。そんな中で一時期は日本犬(三重地犬)のみの飼育に徹して、その中から個々の特性や気質を鑑みて一銃一狗に使う犬と巻狩りに使う犬とに分ける予定でした。しかし...
猟場の事前調査の努力に応えてくれるかのように、遠方からも多くの猟師たちが応援に駆け付けてくれた昨日のニホンジカ管理捕獲。まさに鉄壁の布陣と言えます。隣山への逃走ルートを塞ぎ、前進守備の中タツには凄腕猟師たちを配置。その布陣はまるで大阪の陣の真田丸が如く。全員が赤備えで気合いもバッチリ。いや、オレンジ備えか…そして尾根上には全国大会上位者のライフルマンたち。つまり極めて優秀な狙撃兵を見通しの良い場所...
巻狩りにおいて、囲み役や その配置場所を「タツ」「マチ」「タツマ」などと呼びます。また、これらタツの目安となるのが「通り」「ウツ」と呼んでいる獲物の通り道。山から山への日常的な移動に使う通りや、水を飲みに行くためにだけ使う通り等々。一般的には日常的な移動の通りを逃走ルートとするため、その見極めは大切です。そんなタツの場所が決まったら、次に考えることはタツ役同士で撃ち合わないための位置取りやバックス...
まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
「シェー! もう やめてほしいザンス!」「そんな つぶらな瞳で見つめてもダメ」でもヤメられない止まらない地底探検への穴掘り。懸命に掘り進めるホマレ。そこへ作業効率をアップさせようと、サカエが連結。ツインパワーで土をかき出します。その後ろで様子を見ていたコーシンの顔に土が直撃。ほら出入口が土だらけになっちゃたじゃない…って、脱走禁止!よし、言うことを聞かないのなら奥の手じゃ。父ちゃんを侮るでないぞ。前...
まだまだ続くニホンジカ管理捕獲。県担当者と猟友会上役の方々から新たなる実施区域の調査依頼を受けて、猟仲間たちと共にタツ配置のマーキング等を行いに猟場へと向かいました。標高400m程の低山を囲む巻狩りとなるため、今回も かなり大がかりな捕獲となります。こんな事もあろうかとタツ配置場所に通じる林道を復旧整備しておいて正解でした。基本的には猟場に詳しい先輩に教えて頂きながらの調査。次々とマーキングして行きま...
雨降る森の中、移設犬舎の古家で一人黙々と焼く猪肉。半径200m以内には自分しか居ないとのヘンな優越感。森を独り占めした気分になれるのです。そして森の一部にもなっている。そんな森から授かった恵みを力いっぱい美味しくいただく。猪肉は やはり焼肉が一番。今回の部位は肩ロース肉とホホ肉とタン。そう言えば未だに食器を用意していなかったな。学生の頃から使っていたラーメン鉢が一つあるだけ。我が家の食器は全てセットな...
体をかがめて暗闇の中を進んで行く。まるでノストロモ号の排気ダクトの中でエイリアン狩りを行っている感じ。そして「ぐわぁ~っ!」と、自分が狩られる…でも私はダラス船長とは違って経験豊富な凄腕猟師だから大丈夫。。まずは強力なライトで視界を確保!武器は火炎放射器…ではなくて草刈り鍬と炭スコップ。これは何となく負けている気がする…なので強力掃除機で撃退!って吸ってどうするの。ゴーストバスターズじゃあるまいし。...
「積載量 積めるだけ」なんてステッカーが貼ってある貨物車を時々目にします。そんな茶目っ気ある文句に微笑ましい気持ちにもなりますが、これがインドやパキスタンだったら大変。彼らは本当に積めるだけ積みます。とにかく怖いもの知らず。また、スクーターならベトナムやタイだって凄い。家族全員でスクーターに乗ったり、荷台に大きな豚を積んだりもする。私の愛車、ベトナム・ホンダ製のディオ110は、それら過積載を想定しての...
「涼しいうちに」と今日は朝の5時半からアルミコンテナの整理。中を空にして明日の移動に備えます。朝食前には なんとか片付き、そのまま犬舎移設地へ。大型物置きの中にガラクタを収め、作業終了。しかし私は熱中症一歩手前。午前中には既に体温越えの気温となっていましたので。娘からは「夜に作業したら?」などと言われる始末。とにかく塩分をシッカリと摂取しなくては。猟仲間さんから頂いた高級ノリを贅沢に並べてみました♪...
東電が老朽化した鉄塔を建て替えるとのことで、私の職場は9日間も送電がストップ。主要なところは自家発電機で凌ぎますが、それは職場の中のほんの一部。なので私を含めて殆どの社員は夏季休暇を取ることに。その上で職場が9日間もクローズするということは、その前後が大忙しになるということでも。人手不足や新型コロナ感染者続出の影響と相まって、バタバタが続いていました。そんな中で父の容体が悪化。今は元気を取り戻しまし...
なんともグッドなタイミング。アマゾンプライムデーで目星を付けていた溶接機がほぼ半額になっていたのです。製造国は中国ですが迷わずに「ポチッ」とな♪中国製品でも優れた物は沢山あります。もちろん残念な商品も沢山。大切なのは、それを見抜く選択眼を有しているかどうか。以前に購入した㈱高儀の中国製チップソー。同レベルの日本メーカー品の半額以下でしたが、性能や使い勝手は遜色なしで耐久性も十分。我が家と犬舎移設地...
伊豆半島に移住を決めた両親に合わせて、私も移住を決断したのは およそ30年前。将来的に両親の面倒を見るために退職して、近くに住む可能性が高いと考えたからに他ならないのですが。また当時の転勤に次ぐ転勤では、家族にも負担が掛かり続けてしまうと考え「早いに越したことはない」と行動に移したのでした。その思い描いていた人生の流れは的中し、今日に至ります。つまり両親の面倒を本格的に見ることとなったのです。それに...
趣味の工作で金属を接合する場合は、それを職場に持ち込み、昼休みに工務室にて溶接作業を行っています。本当はダメなのですが、工務課の課長が笑顔で「いいですよ」と言ってくれるので、イイのです。。。とにかく職場の工務室は素晴らしい。200Vの溶接機が各種揃っているのです。アーク溶接、ノンガス半自動溶接、TIG溶接の交流と直流、そしてアセチレン溶接機も。なので材質や大きさは何でもござれ。ところが大きな物はどうにも...
我が家の犬舎横の道端に生えていた謎の植物。大きく育ってしまい ご近所さんの通行の妨げとなりだしたため、刈ることに。ところが庭にその植物を捨てたところ、犬たちが引っ張り出してムシャムシャと食べだしたのです。「もしや♪」と葉を齧ってみると、これが結構イケル♪粘り気があるあたりはツルムラサキにも似ている。でも毒性は大丈夫なのだろうか。今までに野草で このような植物を見たことが無かったため、調べてみることに。...
三重地犬の子犬、シオちゃん♪マチちゃん♪そして フミ君!みんな可愛い顔して もうワルワル!子犬が複数頭であっても躾のコツを掴んでいる私は、今まで全頭上手くいったと実感しています。ところが、このワルワルな3頭には そのコツが通用しない。とにかく激し過ぎるのです。そこでジックリと観察を続けたところ、あることに気が付きました。今までは数頭に一頭の割だった斬り込み隊長のような怖いもの知らずの子犬。それが今回の子...
私は素人の一狩猟者であってプロ猟師ではないため、獲物肉の販売に関する許可は得ていません。よって猪肉や鹿肉の販売はできず。また猟犬の繁殖は血筋存続が目的であり、販売を目的としていません。したがいまして、血筋存続に協力して下さる方にのみ子犬や仕込み犬を差し上げている状況です。そんなことなので、ブログ写真においては誤解を招かぬように解体場面などは極力掲載しないようにしています。以前に何度か猪の解体シーン...
私の職場では新型コロナウイルスによる病欠者が目立つようになってきました。エアコン使用による部屋の閉め切りが それを助長しているのかもしれません。いずれにしても夏季の第一次長期休暇を前に職場はテンテコ舞い。人材不足が深刻な問題となっている中で、更に人が足りない状況となり、皆がバタバタ。でも長期休暇は何が何でも休んでみせる。休日返上なんてまっぴらごめん。私は出勤日より休日の方が断然に忙しいため、休日は...
先日、近所のスーパーで半額にて購入した 丸のままのボイル豚足。1本はその日のうちに美味しく頂きました。ところが残りのもう1本はチルドルームに入れていたのに 3日ほどで残念なニオイに。ただでさえ悪くなるのが早い豚足。半額品ともなれば最大級の警戒をしつつ、早めに食べるべきでした。普段から「SDGs 命!」などと声高に言っておいて、これでは豚ちゃんに申し訳ない。とりあえず丸のまま洗ってみましたが・・・まだ少し臭う...
今年の冬で9歳になるビープロのメスのコーシン。発情期が来たものの、どうやら排卵はしていない様子。でも発情フェロモンはプンプンに発散しているようで、オス犬たちはメロメロ。犬もある程度の歳になると排卵は止まるようですが、発情は一生続くとのことで、なんだか不思議。その生態に意味があるのだろうか。祖先であるオオカミの存続において、この状態に優位性があったからに他ならないとは思うのですが。コーシンは早めに引...
最高気温が40℃とは何事なのだ!あまりの暑さにバリカンで頭を丸刈りにしてしまいました。ついでに子犬たちも丸刈りにしてあげたいくらい。暑すぎて大人しくなってしまったのです。今は扇風機で何とか凌いでいる状態ですが。でも少し体が冷えてると、大人しくしていた分を取り返さんとばかりにハッスルするのは如何なものか。子犬は冷やし加減が難しいのです。。。脱走禁止!エサも今は猛暑仕様。獲物肉と野菜を煮て一旦冷まし、後...
実直な猟犬のミカサ。人に例えるならば「真面目な働き者」といった感じで、私に似ています。。。今日はそんなミカサが猟師仲間さんへの元へと旅立ちました。その役目は先導犬として頑張ってもらうため。猟師仲間さん宅には生後4ヶ月になるプロットハウンドが飼われています。名前はスカイちゃん。とても可愛い女の子。そのスカイちゃんの先生役がミカサなのです。なんかイヤな予感がする。禁断の愛が。。。ミカサ、教え子に手を出...
狩猟を始めるにあたっては、まずは猟友会の先輩方を頼るのが一般的。右も左も分からぬ中で好き勝手に猟を始めれば、トラブルを引き起こすであろうことは誰でも察しがつくでしょうし。猟友会の会員になることは、狩猟を始める第一歩でもあるのです。問題は そのあと。「良好な人間関係の先に本来の狩猟がある」と私は強く感じています。「狩猟を行うために人を頼る」ではなく、あくまでもお互いに信頼し合えるような人間関係を構築...
生後3ヶ月半となった三重地犬の子犬たち。そろそろ躾を始めようかと考えて、1頭ずつ分けることにしました。初めのうちは寂しいのか、互いに鳴き合ったりもしましたが、程なくすると静かに。食事をゆっくりと取れるため「単独も悪くない」と気が付いたようにも見えます。毎度のことではありますが、単独飼育に移行した方が断然飼いやすい。やはり1対1だと互いの距離が一気に縮まります(これは物理的に)。マチちゃん近いよ。そして...
趣味的なことにアレコレと手を出す私ではありますが、実は一番の趣味は釣りなのです。小学二年生の時に貯水池でフナを釣って以来、もう釣りに どハマり。あの日の記憶は今でも鮮明に残っています。その後、進路においては紆余曲折あったものの、最終的には 釣り→魚類→水産との流れで その道を突き進み、挙句の果てには原点に立ち返り 脱サラして釣具屋を共同経営。傾きかけた釣具屋を買い取り、懸命に働き続けたところ、スタッフた...
昨日は3年ごとの狩猟免許更新のための講習に行ってきました。周りを見渡すと、今回が最後の更新になるであろう ご高齢の先輩方も多い。「歳なんだから やめろって家族がうるさいんだよ」と少し寂しそう。でも ご家族のお気持ちも十分に理解できます。狩猟は危険を伴いますから。人生の区切りのためにも、3年ごとの更新は意味があるのでしょう。昼過ぎに講習が終わると、同席していた会長が役場からの捕獲要請を伝えてきました。猪...
猟犬用のGPS発信機と受信機は今や無くてはならない存在です。狩猟事故防止や猟犬の命を守るにおいて、これほど心強いモノはありません。「便利なモノを手に入れてしまった以上、人類はもう後戻りはできない」との お決まりの流れに当てはまる物の一つに。つまり車や電話やパソコンといった利器と同じ。その運用のために法律が新しく制定され、今もなお改正が続いているのです。ところが運用上の不備における法律改正の狭間で、理不...
我が家の三重地犬の血筋存続計画において、次なる段階に入りました。まずは将来に向けての我が家の繁殖可能なメスが3頭となり、猟師仲間の元へと貰われて行った4頭を含めると7頭となったことで「最後の1頭」との危機的な状況は脱しました。そこでオスたちを別猟隊へと旅立たせ、武者修行を行いつつ、そちらの方の各系統の種親となってもらうことに。せっかく猪犬に仕込み上げても、こちらの地域では豚熱の影響が長引いたこと等によ...
これで三日目。日曜日は休診日なのにもかかわらず、父を診て下さった主治医の先生。抗生剤と栄養剤の点滴が父の窮地を何度救ってくれたことか。毎度のことながら感謝の言葉しかありません。父は今年で89歳。心臓弁の手術から10年以上が経過し、本人は「座して死を待つのみ」と雑音の混ざり出した心音に腹を決めています。「死の迫った老人でありながら、国家に高額な医療費を支出させてはならない」と。しかし今回の急性前立腺炎は...