生きもの二人三脚

若手ハンターたちの成長

昨日は夕方より猟友会の総会がありました。支部の全員、事故もなく猟期を楽しめたようです。また、一番の懸案事項であった次期役員の件についても、会長がそのまま続けて下さるとのことで一安心。私の頭の中には他の支部や分会との「合併」の二文字があったため、会長には申し訳ないと思いつつ・・・「そうそう、それでいいの」と、ついつい小声で。そんなチョットいやらしい会員の私にとって、チョット嬉しい話もありました。当初...

2022/03/31 20:29

人生いつまでも青春

前話の続きになります。味の違いを楽しもうと、2種類のイノシシ肉炒めを作ったのがその発端。ついつい飲み過ぎてしまい酩酊状態に。私にとっては最高の酒の肴だったのです。それにしても何で4年間もお米が放置されていたのか。その真相が明らかにつれ、辛かったであろう娘の学生生活が見えてきました。このお米は無洗米であることが判明。洗っても白濁しなかったため分かったのですが。それで娘が「あっ、そうだ！」思い出したわ...

2022/03/30 21:31

謎のお米とサラメシ

職場で唯一の安らげる時間は昼休み。弁当を食べることが私の楽しみとなっています。毎日、家内が作ってくれる弁当の味は全くのブレ知らず。期待感は薄いものの、安定的な安心感がそこにはあります。以前にも紹介させて頂いた「お茶漬け」そう、私の昼食はコレのみ。相も変わらず食べ続けています。よって、広重絵師のカードも更に枚数を増やしました。目指すは東海道五拾三次の自力コンプリート。まだ何年も掛かりそうです。そんな...

2022/03/29 20:27

猟期の総括とニホンジカ

猟期が終わって、狩猟者登録証の狩猟カレンダーの記入欄に書き込んだ数字を眺めて思うのです。ニホンジカとイノシシの目撃頭数のうち、とくにニホンジカの目撃頭数が全く減っていないと。いや、むしろ増えている。こちら静岡県では6年前よりニホンジカ管理捕獲が行われています。それに伴い、伊豆半島北西部では徐々にその生息密度が下がってきました。最初の頃は大掛かりな巻き狩りによる1回の猟で、ニホンジカを50頭以上も捕...

2022/03/28 19:08

整備が間に合わんがな

来週から始まる有害鳥獣捕獲。それを前に、捕獲した獲物の引き出し路を確保するための林道をチェック。ついでにタツ場の状況もチェック。もう一つおまけにチェンソーのチェック。大木も倒れていたため、90㏄のモンスターマシンを整備。と思ったら・・・先に物置を整理して、娘の引っ越し荷物を片付けろと怒られた。せっせと頑張って、レンジ台と洗濯機を仕舞うスペースを稼ぎます。そして午後から本格的にチェンソーの整備を。し...

2022/03/27 22:37

鹿角杖作りの無限ループ

今日は両親の様子を見に実家へと。着いて早々にアレコレと用事を片付けます。その間、母は出来上がった鹿角杖を嬉しそうに突いて部屋の中を右左。置いては眺め、そして、また触っては歩いてと。相当に嬉しいみたい。私も作り甲斐があります。と、母が一言。「友達が杖を作って欲しいと言ったら、作ってくれる？」と。「えぇぇ・・・別にいいけど。お礼の品を貰うよう出来栄えじゃないから無償なら作ってもいいよ」と。いや、困った...

2022/03/26 23:43

狩猟事故だけはゴメン

さて4月から始まる有害鳥獣捕獲はどの猟犬で臨むか。大人数のタツ役でガッチリと対象区域を囲む有害鳥獣捕獲。その配置に抜かりはありません。ところが、そのタツ役たちの射術は抜かりだらけ。そこに責任感を感じることは難しいのです。「遊びじゃないからね」と注意せざるを得ないことも しばしば。一方、中には頼りになる凄腕さんもいる。それでも、そんな人は5人に1人くらいか。勢子役の私としては考えてしまうのです。有害...

2022/03/25 23:20

命を美味しくいただく

イノシシ肉が活力源の我が家の面々。そのためか、肉質と料理のマッチングにはチトうるさい。「この料理にはバラ肉を使わない方が良かったんじゃない？」なんて。また美味しいイノシシ脂も時には「脂っこい」と、お𠮟りを。それでもバクバクと食べてくれますが。そんな中、今まで一度もアレコレ言われたことが無いのが「串焼き」肉質の応じて脂身の量などを調整しているため、必然的に好みのバランスとなるからなのでしょう。我が家...

2022/03/24 22:08

失態の杖

母の鹿角杖の飾り巻きは当初の案から小変更を加えて、こんな感じで。持ち手は、握り具合を家内にアドバイスを貰いながら修正。女性の手のサイズに合わせました。最終的には、この様な形状に。それにしても杖作りは難しい。最初は鹿角と棒を接合するだけだと思っていたのですが。力を掛ける方向や、その時の重心位置などをバランスさせる必要性に気が付いてしまったのです。大切なことは「体に吸い付く杖」と表現するべきか。その観...

2022/03/23 21:32

ユキの先導犬

もう来るかな？と観察を続けているのに、なかなか発情期に入らないカノ。そうしたところ、もう発情期が終わったと思っていたコーシンが本格的な発情期に突入。よって犬舎区画をカノと交換。オス犬軍団からコーシンを離します。そうしないと、オス犬たちがヒャンヒャンと昼夜を問わずウルサイ。ご近所迷惑になってしまうのです。ところで、このビープロのコーシン。タレ耳で大人しそうな顔をしているのに、猟となると一変。いわゆる...

2022/03/22 20:16

時代の狭間の猟友会

私の所属する猟友会は存続が危ぶまれる状況にあります。会員数は最小限を維持しているものの、役員を引き受けられる者がいないのです。こればかりはヤル気が有るとか無いの問題ではナイところが悩ましいところ。猟友会の支部や分会の会長ともなれば、平日に会合があったり、様々な手続き上の窓口的な事を行わなければなりません。そして、その用先は行政機関が多いのがネック。公務員の勤務時間内にそれらを行う必要があるのです。...

2022/03/21 22:14

無傷だった救世主

昨日は参ってしまいました。夕方4時半に到着予定だった娘の引っ越し荷物便がいつまで経っても到着しない。おまけに引っ越し便のセンターにも連絡がつながらない。そんな私は荷受けの準備をしながらも・・・カレー作り。トロトロ猪肉カレーとするためにイノシシのバラ肉を投入。うっほ～！ 香ばしニオイ♪でも、引っ越し屋さんはまだ来ない。結局、荷物が到着したのは夜の8時過ぎ。引っ越しの作業員さんたちとセンターとの連携が...

2022/03/20 11:59

飾り巻き

年を取ると体が思うように動かなくなるし、頭の回転も記憶力も悪くなる一方。わかってはいても、それを実感する毎日に焦りを覚え、自分にムチを打つ。やはり老化には抗えないモノなのか。それとも頭を使わなさ過ぎるのか。酒の飲み過ぎか。いや、酒は違うな。酒を飲んだ方が頭の回転が良くなる感じだし。もちろん一定量を超えるとダメですが。そんなことで一杯やってから始めた鹿角杖の飾り巻き。母用にするためオシャレにと。でも...

2022/03/18 20:09

手探りの美味しいカット

スーパーの精肉コーナーに並ぶ豚肉。その部位によるカットの向きは、どこのスーパーで見ても同じ。殆どの部位が軟らかさを意識した食べやすいカットとなっています。これは生産者の方々の努力と苦労の末にたどり着いた「安定した肉質」のおかげに他ならないのですが。なので同じようにイノシシ肉を扱うと「あれ？」となることも。捕獲したイノシシの肉質は良くも悪くも千差万別。よって個々の旨みを同じように楽しむとなると、豚肉...

2022/03/17 21:40

生きものと貯金箱

巻き狩りを行う猟師の中には、猟犬のことを気にかけない者が多いと感じます。中には猟犬の命を何とも思わない者さえも。巻き狩りは猟犬の働きがあって成立している。猟を楽しみ、ジビエを味わえるのは、猟犬が頑張ってくれるから。猟犬の存在が当たり前だと思うのは、いかがなものかと。とにかく無神経な猟師との巻き狩りでは、本当にガッカリさせられる事ばかりなのです。そんな今までの出来事を思い出し、考えてしまう番組が昨日...

2022/03/16 21:20

心の物づくり

まだまだ続く鹿角杖作り。「母に」と作りかけた鹿角杖は見た目のゴツさから父が使うことに。ならば次こそは「母にピッタリの鹿角杖を作ろう」とのことで、シンプルで軽量な杖を考えます。父としても自分ばかりが3本も作ってもらい、なんだか母に対して申し訳ない様子。「今度こそは母さんに作ってやってくれ」と一本の肉厚の竹を渡されました。一方、持ち手の鹿角は根元を使用。穴を開けて、そこに竹を差し込む形で軽量化を最優先...

2022/03/15 22:17

強力な助っ人

学生生活を終えて、この週末に我が家に帰ってくる娘。また、にぎやかな生活が戻ってきます。娘が家を離れた2年後に息子が東京で生活を開始。夫婦水入らずで静かな生活が・・・と思いきや、そうでもなかった気がします。家内にとっては話し相手の人数が減っただけで、口数は変わらず。正直、お喋り好きの家内を鬱陶しく思うこともありました。一方、家内からすると「鬱陶しいのは、こっちのセリフじゃ！」と思っているよう。つまり...

2022/03/14 20:37

復活の父

2年前、コロナ禍が騒がれだした最中に急性前立腺炎を患い、危ないところだった父。回復後も普通に歩けるようになるまでは丸一年を要しました。そこで、少しでも役に立てればと作り始めた鹿角杖。今回の作品で3本目。やはり流木の風合いも、なかなかいいモノです。父も喜んでくれました。さて実際の使い勝手はどうかな。今までで一番バランスが良いと思うんだけど。昼前から風が強くなり、枝垂れ紅梅の花が散り始める中・・・早速...

2022/03/13 23:20

未熟さを痛感した猟期

長かった猟期も、私たちにとっては今日でおしまい。今までの多人数による巻き狩りや、一銃一狗による猟とは異なる「二人猟」を一猟期を通して行いました。それにより経験できた大物猟の本当の難しさ。今猟期の何よりの収獲は、その「経験」だったと実感しています。獲物が逃げるであろうタツ場を一本に絞るわけですから、その難易度は私の想定を遥かに上回る場面が多かったのです。また、その猟場はもちろんとして、更に広域での獲...

2022/03/12 16:01

猟も漁も頑張るぞ

それにしてもマイクロソフトは何やってるの。「アップデート」と言いながらメモリーに悪さばかりする。不完全なWindows11へのアップデートなんて勘弁して。余計なことはヤメて頂きたい。そんなことで、皆様のブログに思うようにアクセスできない状況をご容赦ください。PCがすぐに固まってしまうのです。そうだ・・・「固まる」で思い出した。今年は猟の相方タクさんと漁に出るためにボートを修理していたのです。船外機固定板の...

2022/03/10 18:00

春はバタバタ

先日、春一番が吹いたため「総員起床！春だぞ～！」とニホンイシガメたちを強制的に目覚させました。すると、それを予感していたように眠い目を擦りながらも活動を再開。二日目からは少しずつ餌を食べ始めました。そして雄ガメは雌ガメに求愛行動を開始。この冬はシッカリと冬眠させたため、お互いに繁殖スイッチが入ったのでしょう。必ずや有精卵を産んでくれることでしょう。夏には、また子ガメたちで溢れかえるわけです。同じよ...

2022/03/10 00:20

お手軽なイノシシ肉料理

実は・・・イノシシ肉の食べ方の中で、最もその肉質にマッチしているのは生姜焼きではないのかと考えています。豚肉の場合も生姜焼きは定番。しかし、その定番と呼べる豚肉の調理方法は、他にも山ほどある。トンカツなどもその一つ。ところがイノシシ肉でトン（猪）カツを作ると、思いのほか難しいのです。肉のスジ切りや揚げ加減を肉質により微調整しないと、本当に美味しいカツは出来ません。その点、生姜焼きの寛容さは素晴らし...

2022/03/08 22:14

二頭の行方

猟犬2頭が回収不能となり行方不明になった・・・との話ではなく、カノとユキの恋の行方についてです。発情期が来そうで来ない。いや、もう来ているのか？毎回そんな感じで悩ましい雌犬カノ。ならば雄犬ユキと一緒にしておけば、双方の行動変化で発情期が分かりやすくなるはず。で、2週間が経過。そうしたところ・・・普段は仲の良い二頭ではありますが、3・4日前からカノが荒っぽくなり、時折ユキに激しいケンカを仕掛けるよう...

2022/03/07 20:29

やっぱりゴツすぎた

母に使ってもらおうと、数日前から作り出した鹿角杖。今日は杖の長さを合わせるために実家へ。ところが、思わぬ展開になってしまいました。その男性的な杖のフォルムに「あなたが使ったら」と母が父に。左から母の100均杖、父が愛用の杖、そして作製途中の杖。確かに。あまりに武骨すぎました。。。よって、また新たなる鹿角杖を作ることに。今度は母でも使える軽い感じの鹿角杖にしたいと思います。その後・・・まずはカヤラン...

2022/03/06 22:04

強風下の猟犬

予報どおり、今日は強風下での猟となりました。この強風は、鼻が要の猟犬にとって極めて不利に働きます。獲物のニオイが攪乱された上に勢子へのコンタクトも取りづらくなる。強風下で、まともな猟が出来たことは殆ど無いのです。よって今日の猟犬は、強風に強い「秘密兵器的な我が家の犬」に託します。託した犬は、猟の相方、タクさんの・・・犬。つまり、私です。この「あっきょ犬」の血筋は褒められたモノではありませんが、意外...

2022/03/05 22:54

鹿角杖と母

普段は私に対して気の利いたことなど殆ど口にしない父。その父が先日、私にこんなことを。「杖はどこへ行くにも使わせて貰っているよ。良い杖だ。ありがとう」と。86歳になる父にとって、もはや鹿角杖は無くてはならない物のようです。仙人や水戸の御老公、そして空也上人をイメージして作った鹿角杖。短い方は、日常の屋外での移動に。長い方は寝室でベッドから立ち上がる時に、と・・・ドロボーが入った時に使うのだとか。黄門...

2022/03/04 21:22

ジビエの誘引力

春休み入った大学生の息子が東京から突如帰って来ました。バイトの都合で3日ほどしか滞在できないようですが、タイミングはバッチリ。多めに作った鹿スネ肉の赤ワイン煮はあるし、冷蔵庫には猪骨スープゼリー？もある。そして抜群に旨いイノシシ肉もタップリと。昨日は、鹿スネ肉赤ワイン煮をルーとしたハヤシライスを鱈腹食べて満足そうだった息子。ならば本日はイノシシで。残念なのは突然の帰省だったため、イノシシ肉チャーシ...

2022/03/03 21:24

それもよし

あの強行軍から丸4年。ビッグホーンに家財道具を一式積み込んでの大遠征。ついこの間のようでもあります。親元を離れて大学生活を送ってきた娘。その娘が卒業して我が家に帰って来ることになりました。コロナ禍により、貴重な4年間の半分以上を不本意な状況で過ごさざるを得なかったことは残念でなりません。しかし、将来目指そうと考えていた職業の明暗を今一度見定めて、考え直すことが出来たと思えば、それで良しとするべきか...

2022/03/02 23:46

赤ワイン煮の不思議

鹿スネ肉の食味に魅せられてしまった私。先日、タクさんにより仕留められた雄ジカのスネ肉で、また赤ワイン煮を作ることに。スネ肉は一般的には猟犬のエサか残滓扱いとなってしまう部位。加熱するとガチガチに硬くなるため、仕方がないのです。ところが、そんな肉でも赤ワイン煮にすると、短時間で軟らかくなり美味しくなることが分かりました。市販のカレー・シチューのルーやコンソメで煮込んでも、ここまでは同じ調理時間で軟ら...

2022/03/01 22:09