毎日更新マンガです(*´v`*) アスペルガー疑惑の夫とカサンドラの「冗談のような悪夢の日常」 嫌いじゃないけどすれ違う。好きなのにさびしい。もしかして嫌がらせ?でも悪意がないみたいで・・・共感するだけのブログです。
否定も肯定もしません。事実だけがそこにありました。
もしもカサンドラが「強気ギャル」だったら もしもカサンドラが「強気ギャル」みたいな人なら何か違ったのかな そんなことを考える 私は絵にかいたような「きまじめ系カサンドラ」だったからこそ考える 毎日、手作り料理と洗濯をして、夕飯は帰宅の遅い夫を待ってから食べるような従順が過ぎる女だったからこそ「典型的なカサンドラ」になった思う 待っている途中、貧血になったり、具合が悪くなっても先に食べず待ち続け、とうとう耐えられずに「先に食べたいんだけど、あなたのは都度できたて用意するし」と言うと夫が不服そうに顔をしかめるだけで、すごすご引き下がるような妻だから「悪かった」のだ もっと文句を言えば良かったのに …
AC(アダルトチルドレン)的カサンドラな私の話 AC(アダルトチルドレン)的カサンドラな私の話 カサンドラのブログで見かけるのが「毒親」という言葉 どうやらカサンドラには毒親持ちが多いみたい 思い込みという訳でもなく、そのエピソードは暗くて重い そういうわけで、大なり小なりアダルトチルドレン的なのがカサンドラ そういう医学的根拠がある訳ではないけれど、どうにも目に付くことが多い単語だから、関連付けるのも仕方ない ACとカサンドラはどちらも「自分がない」 ようは「他人軸」というもので「争うくらいなら譲る」と言って、かんたんに自分のものを差し出してしまう それは時間だったり、プライドだったり、労力…
愛は「限りある資源」です 愛は「限りある資源」です 夫との生活で、カサンドラはそう学んだ でもまるで夫はそんなのに興味ないように自分勝手にふるまう どんなに自分勝手にしても「妻は自分を愛するのが当然」と言うように あるいは「どんなことをしても許すのが良き妻だ」と試すように カサンドラはまじめすぎるから、それに応じようとする 期待に応えようとする そんなだからすぐに「壊れ」てしまうんだ すぐに自分を「なくして」しまうんだ 「自分が何を好きだったか思い出せない」なんて、カサンドラになってみないと分からない 「ふつう」の人には一生分からないだろう感覚 分からないことは幸せだから、いいことだと思う ど…
カサンドラの涙には「なんの価値もない」 カサンドラの涙には「なんの価値もない」 たとえば「女の涙は武器」なんて言う人がいる でも、カサンドラの夫に対しては「涙は武器にならない」 夫は泣いているカサンドラをみて「めんどくさいなあ」としか感じない 共感能力が極端に「薄い」から それが良い悪いはここでは言わないけれど、夫婦生活においては妻が思い悩むことが多い関係になるだろう 生理痛で 妊活で 妊娠中で 出産で 子育てで そんな女性特有の「苦しみ」や「痛み」が体を襲う時、カサンドラの夫はひどく冷淡に見えるときがある 苦しみを説明しても「理解は得られない」 助けを求めても「めんどくさい」と返される きつ…
私はADHD的なカサンドラ 私はADHD的なカサンドラ ADHD的とはいっても、不注意型 うろうろ多動はないけれど、集中力はないし、突拍子もなくみえるらしい 頭の中はいつもぐちゃぐちゃ 説明書や契約書を読むと「文字が躍る」し「目が滑る」 もちろんミスなんてのは日常茶飯事 親の教育でAC(アダルトチルドレン)的でもあるから、あからさまにADHD的ではないと思うけど・・・それも自己評価だから頼りにならない こんなのは私だけかしら?と絶望したことは何度もある 自慢じゃないけど、死にたくなったのも一度や二度じゃない スマホを使用しても道に迷う 地図を見ながらも店が探せない 算数や数学は「解き方は分かる…
カサンドラは「別れがこわい」 カサンドラは「別れがこわい」 理由は分からない 別れはかなしくてつらくて 「こわい」 好きだったけど嫌い 添い遂げたいけど無理 そんなプラスとマイナスのはざまで カサンドラは一人かなしい 絶望的な「悲しさ」が消えると つぎは空洞のような「かなしさ」 しくしく胸が痛む「哀しさ」ではなくて 糸の切れた風船のような「かなしさ」 空洞のような「かなしさ」と 糸の切れた風船のような「かなしさ」は カサンドラをからっぽにしてしまう からっぽだからなにもないはずなのに 「こわい」 これ以上何もできないから仕方ないのに 別れるしかないって思うから仕方ないのに 「こわい」 この怖さ…
カサンドラにとって「残酷な言葉」 カサンドラにとって「残酷な言葉」 ある人は「子供がいなくて良かったね」 ある人は「子供も夫そっくりで残念ね」 どっちが良かったんだろう? どっちが幸せなんだろう? 子どもが欲しくて、でもいなかったカサンドラは喜べるんだろうか? 子どもがアスペルガーだったカサンドラは不幸なんだろうか? 私には分からない 分からないけれど、どちらも「残酷な言葉」 善悪は判断しない だって「私のために言ってくれている」 文句は言わない だって「それが皆の本心なんでしょう?」 それは「周囲の気持ち」であってカサンドラの気持ちではない 周囲は味方のような顔でカサンドラの心を突き刺す 文…
カサンドラの「とても大切なおねがい」 カサンドラの「とても大切なおねがい」 アスペルガー的なパートナーを責め過ぎないで カサンドラ自身を責め過ぎないで そこに必要なのは責めることじゃなくて 善悪じゃなくて ただ冷静に対処すること 壊れたカサンドラは冷静にはなれないけれど それは私も知っているけれど それなら無理に近くに居なくてもいいと思う 向き合うことを決めたからって一緒に居続ける必要はないし 向き合うのをやめたからって離婚しかない訳じゃないし もちろん決めたなら離婚もべつに悪くはないし 一休みしてもいいし すこし距離を置いてもいいし 縁を切るのも自由だし 自分のことだけに一生懸命になるのもい…
カサンドラはただ悲しかった カサンドラはただ悲しかった 目の前の人が言う言葉は「真っ当で」 でも私を救ってはくれない 目の前の人が言う言葉は思いやりがあって でもそれはもっと早くに聞きたかった それはきっとワガママなのだろうけど ワガママと思うからこそ何も言わないけど もっと何かできたなら良かったのに、と一人で腐る もっと早くに分かっていたら 「何かができたのでは?」 もっと早くに夫がアスペルガー傾向の人だと分かっていたら 「療育が出来たのでは?」 たとえ彼が大人でも「療育」的な何かできることがあったのでは? そんなことを考えてしまう それは当人にとっては余計なお世話かもしれないけど それでも…
離婚したくて結婚する人はいない、カサンドラも同じ 離婚したくて結婚はしない カサンドラもね 誰だって 離婚したくて結婚する人はいなくて 憎みたくて人を愛する人はいない 誰だって本当はしあわせになりたかったし 誰だって本当はしあわせのままで居たかった ただ単にそれが「できなかった」だけ そこにどうこう言うのはお節介 それが良いだ悪いだと世間の人は好き勝手に言うけど それが良かった悪かったが分かるのは きっと私たちが死んだとき 何が幸福になるかは分からないし 何が不幸に転じるかもわからない ただ「この選択が間違いじゃないといいな」と信じながら選ぶだけで 結果が出るのは先のことだから せめて後悔のな…
カサンドラは「心が壊れかけた」 カサンドラは「心が壊れかけた」 今まではニコニコ笑えたのに 「いつものこと」って流せてたのに 体はいつもと違う反応を示した 無理なんかしなきゃよかった そしたら体はおかしくならなかったのに 無茶なんかしなきゃよかった そしたらもっと笑って一緒に居られたのに でも夫の言葉でカサンドラはおかしくなった でも夫を責める気にはならなくて 「私なんて最低だ!」と自分を責める カサンドラは自分を責めた 責めながらも遠くで思っていた (でもこんなになったのは夫のせい・・・) でもその言葉は言えなくて 言えない言葉は飲み込んだ 本当は言いたかった言葉 本当は言っちゃいけない言葉…
カサンドラの夫の言葉はムチだった カサンドラの夫の言葉はムチだった それは正論だったかもしれない でもカサンドラにはきつくて それは期待なのかもしれない でもカサンドラにはトゲのようで 反論できないような言葉の数々はよけようがなくて カサンドラの心にざくざくと突き刺さっていく 夫は正しいことを言っているのね 「夫の中ではね」 夫は正当な要求をしているのね 「夫の中ではね」 どうしてそんなに真っ当に言葉を突き刺せるの? それを言えるほど夫は偉い人なの? 夫は完璧なひとなの? そんな訳ないのに彼はカサンドラに要求していく 要求を言葉にするのはいいよ? でも「一緒に」がんばってよ 私の欠点を叱るのは…
カサンドラは夫に「教育」される カサンドラは夫に「教育」される 不思議だね 夫婦は同じ立場のはずなのに 夫は上に立ちたがる きっと無意識なのだろうけど 「君のためだよ」と妻を教育する そうか私の為なんだ カサンドラは納得した。 じゃあ、とカサンドラは「お互い様だから」と思って 「ねえあなたもこうしたらいいよ」と言ったら、夫は聞いてくれなくて文句ばかり それが不思議でカサンドラは「どうしてだろう?」と心でつぶやく 夫婦はお互い様なのに 夫婦は対等なはずなのに 彼は「好きなことしていいよ」と言ってくれるけど 彼の意にそわないことをすると文句を言う 彼は「好きなことしていいよ」と言ってくれるけど 自…
カサンドラも多分「ヘンなひと」 カサンドラも多分「ヘンなひと」 カサンドラの周囲には厄介な人間関係があって いつでも責任を押し付けられるのに慣れてしまって 自分が悪くなくてもすぐ謝って 「かわいそうなひと」がいたら放っておけなくて だからいっぱい「食い物」にされたよ 「ふつうのひと」はそんなことがないように自分を守っていて カサンドラはそれを「いいなぁ」と思ってみているのに それなのに同じようには出来なかった 自己保身のためにトゲを出そうとすると 不思議とそのトゲが内側ににゅっと出てきてカサンドラを突き刺す それが「自己否定感」 カサンドラも「なにかへんだなぁ、おかしいなぁ」と思っている 思っ…
カサンドラの夫は「かなり変なひと」 カサンドラの夫は「かなり変なひと」 どんな時でも謝らない 「こんなところにモノがあるのが悪い」 「こんな安物だから悪い」 「ちゃんとしたもの買わないから」 言葉だけはちゃんとしているけど、私から見ると変な感じ 「こうやって使うのよ?」と言えば 「道具が悪いからだ」と返ってくる 「ここに置くね、って言ったよ?」と言えば 「聞いてない」と返ってくる 「使いやすいって人気なんだけど?」と言えば 「どうせ百均でしょ?ホント使えない」ときた ねえどうして? どうして自分が使えないものを悪しざまに言うの? どうして言ったのに覚えてないっていうの? どうして百均だと使えな…
カサンドラの夫は「違う考え」を認めてくれない カサンドラの夫は「違う考え」を認めてくれない 彼の中には確固たる「正解」があって カサンドラにはそれが理解できなかった だってそれって「普通」とは大きく違っていた 普通とは違っていたけど、カサンドラはそれでも良いと思っていた 違いを認め合うのが夫婦だと思っていた カサンドラは「自分の普通」と違っても認める 夫は「自分の普通」と違うことを認めなかった え、どうして? 私の考えを認めてくれないの? 不思議に思ってカサンドラは首をかしげる 夫の中の「最適解」はカサンドラには分からない 真っ暗な中でカチコチ音のする時計みたいに淡々と出されるジャッジ まるで…
カサンドラは「夫の気持ち」が知りたかった カサンドラは「夫の気持ち」が知りたかった えらい人がこういってた、とかはどうでも良くて カサンドラは「夫の気持ち」が知りたかった オレ物知りでしょ?、とかはどうでもよくて 夫が何を学んできて 何に感銘を受けて 何に心を打たれて 何に絶望したのか そんな「中身」が知りたかった。 知りたいことを知るのは楽しい でもネットに載ってることなんてフツーすぎて 面白い情報を教えてくれるのはうれしい でもそんな情報はどうでも良くて 夫に聞いても 彼の中身を見せてくれることはなくて ネットを検索しても 文献を読み漁っても 出てこない「あなたのきもち」 ただ一つ それだ…
カサンドラには共感とか思いやりが必要だった カサンドラには共感とか思いやりが必要だった それは道徳的な話ではなくて 夫婦のなにげない日常的な話で そんな「よく分からない暖かなもの」が カサンドラには必要で 夫には理解してもらえなかったし 周囲にも理解してもらえなかった どこにでもある「普遍のもの」が 空気みたいな「ありふれたもの」が ない家庭が存在するなんて「ふつうの人」には分からなくて それ自体は悪いことではないけど カサンドラはむなしさでいっぱい 「この気持ちが分からない人はしあわせ」 言いながら「知らない人は、知らないままで良いんだ」と自分に言い聞かせた 知らないほうが幸せなことはある …
カサンドラの夫は「ここにいるのにここにいない」 カサンドラの夫は「ここにいるのにここにいない」 カサンドラはそう思う これが好き あれが好き これはキライ これは苦手 人にはいろんな好みがあって その好みには色んな「主張」があって その「主張」には「性格」がでていて その「性格」が「その人」だった だからカサンドラは人の話をよく聞く 話を聞かなかったらカサンドラにならなかった 話を聞いたカサンドラはどんどん「?」が増えていく あれ?うーん? ・・・え、どうして? 夫の言葉は受け売りが多くて 相手を否定する言葉が多くて カサンドラは混乱する 「夫はたぶん知識がある人なのに」 本質的な自分の考えは…
カサンドラの夫には共感性がなかった? カサンドラの夫には共感性がなかった? そのような話をネットで見ることが多い そしてカサンドラは――― 彼に共感が全くないとは思わない でも彼女が知ってる共感とはちょっと違う つまり正確には「限りなく薄い」のだろうと理解した 何がって? 共感が だれと比べて? 「ふつう」と言われる人たちと比べて 基準はあいまいで、でも絶対的だ 彼は「ふつう」とは違うようだった カサンドラは気にしていなかったけど 違和感は、まるで水滴みたいにポツンポツンと降り積もって いつの間にかカサンドラのコップをいっぱいにして ばしゃん! と、音を立ててこぼれた それは哀しみの感情があふ…
カサンドラの夫は「いつでも正しい(自己申告)」 カサンドラの夫は 「いつでも正しい(自己申告)」 (自己申告)って何?というと 彼がそう主張するということ 彼は私を認めない 彼は他人を認めない 自分が一番正しいように話す 彼は間違いを認めない 彼は無駄を許さない 自分がまるで完璧みたいな口調で話す たとえ物理法則に反するようなことでも 彼の中では「正解」になりそう ねえどうして? あなたはそんなに完璧なの? カサンドラから見たら「自分に足りないところがある」ように カサンドラの夫もあなぽこがあちらこちらに開いているのに 穴だらけの私たちだから結婚したのに お互いを穴埋めしたくて結婚したのに カ…
カサンドラの夫は「観察眼が鋭い」 カサンドラの夫は「観察眼が鋭い」 彼は見る カサンドラの変化を 看板の個数を 人間の数を 自動販売機の数を 昨日までと今日との違いを せわしなく動く目線は獲物を探す鷹のようで カサンドラはネズミのような気分 何か変化を見つけたら 「ねぇこれ何?買ったの?」 と聞くんでしょう? 「今日これ食べたの?」 聞くんでしょう? 悪意で受け止めるわけじゃないけど でもちょっと息苦しい 全てがキライなわけじゃないけど でも違和感がくすぶっていく 人は自分がされたいことを人にするというのなら 私もあなたを観察して指摘したほうがいいのかしら 「あ、これなに?前から持ってた?」っ…
カサンドラはたまに無になる カサンドラはたまに無になる なんかもう「どうでもいい」 ぜんぶもう「どうでもいい」 それが良い悪いはどうでも良くて 他人の評価はどうでも良くて それがきっと「無」というもので 好きとか嫌いとか許せないとか そういったことは「関心」があるから湧く感情で ベクトルのマイナスプラスはあるけれど そういったエネルギーで そういったものが全部なくなった状態が「無」 無になったカサンドラは 「どうでもいい」 今までの努力も 今までの悲しみも 今までの生活も なんだったら「これからの人生」も 「どうでもいい」 本当は「どうでもいいいいこと」ではないだろうけど きっとそれくらい「絶…
カサンドラの夫の「頭の中」 カサンドラの夫の「頭の中」 きっとあなたは「オレ中心」 「誰だってそんなもんだ」ってあなたは言うかもね 事実、誰だって自分が一番かわいいのかもしれない でもカサンドラに自分がなさすぎるのも事実で 身を粉にして周囲に利用されちゃうのも現実で だからなのかな 彼はカサンドラを利用したがったし カサンドラは彼を大切にしようとがんばった それでも自分の手のひらに収まるものには限度があって 彼はカサンドラにそれ以上のものを求める 彼は「自分は完璧だ」って顔で生活するけど カサンドラにまでそれを求めないで 合わない型にぎゅうぎゅうに押し込まれたカサンドラは いびつに形をよじらせ…
カサンドラは夫の本質が「分からない」 カサンドラは夫の本質が「分からない」 世の中にはいろんな人がいて 情熱を燃やす炎のような人もいれば ヒマワリみたいにさんさんと輝く人もいる 水のように穏やかな人もいれば 大雪のように厳しい人もいる カサンドラの夫はどんな人? 分からない 分からない・・ 分からない・・・ 考えれば考えるほど「分からない」 カサカサでカラカラで コンコンとノックをすればぼんやり音が響きそうで 空洞みたいな人? カサンドラはそんな彼に問い続ける 「ねえあなたはどんな人?」 まともな答えは返ってこない カサンドラはかなしい気持ちになる。 心には暗雲が立ち込めて、泣きたい気分で一杯…
カサンドラの夫はアスペルガー? 私の夫はアスペルガー? そして私はカサンドラ? それはまるで冗談みたいな話 はじめて聞いた「カサンドラ」という単語もオモチャみたいで 彼女はピンとこなかった ピンとこなかったけど すとんとお腹におちた 「ああ、あの人はアスペルガーなのかもしれない」 それは批判ではなくて それは責めるわけでもなくて 「よく分からない現象」に「名前がついた」ような感覚 天気予報を見ずに出かけて、大雨洪水で散々な目に遭って帰宅した時に「局地的な集中豪雨だって」と言われたような気分 そこで「一時間に50ミリの大雨だって、大変だったね」と言われたならば 「ああ、だから私は苦しかったんだ、…
カサンドラは書いて描いて日が暮れる カサンドラは書いて描いて日が暮れる 誰が書けって言ったの? だれも言わない 誰が描けって強制するの? だれも強制しない 書かないではいられなくて 苦しんで書く 描かないままで消化できなくて もがきながら描く だれも望んでないのに 自分だけが望んで書く 仕事もしてないのに だれも望んでないのに 自分だけが望んで書く 余裕もないのに 「じゃあ生活のためにも働くのが一番大事でしょう!」 まともな人は言うかもしれない でもカサンドラにその言葉は意味がなくて 突然パニックを起こす心 たくさんの眠れない夜 欝々として重い頭には希望なんてない 「ごめんなさい、今は生きてい…
※当時の話です。(現在は離婚済み) カサンドラの結婚は悪夢のように カサンドラの結婚は悪夢のようで 思い出すのは悪夢のような後味 ぼんやりとしてはっきりしない 黒い霧のようで形がつかめない 嫌なことはあったのに なんといえばいいだろう かなしいことを言われたのに あまりうまく思い出せない。 私の頭がおかしいのかなぁ? 夢みたいにしか思い出せない 「あれがモラハラっていうのかな?」 そんなモヤモヤした不定形の化け物が夫との日常 好きなはずなのに不安 大切にされてるのに違和感 なんだろう、 なんだろう、 なんだろう、 分からないうちに体が壊れる どうして? どうして? どうして? 気付かないうちに…
カサンドラは飽くまで一人苦しんでいく カサンドラは飽くまで一人苦しんでいく だって誰も信じてくれない カサンドラは飽くまで一人苦しんでいく だって信じてもらえても空しいだけ 「そんな人と結婚したのはあなたでしょう」 それはそうなんだけど それは・・そうなんだけど・・ 結婚相手の性格は、結婚前にすべて見抜けていないとだめですか? 結婚相手との相性は、結婚前にすべてわかって当然ですか? 私はそんなに賢くなかった 私はそこまでシビアじゃなかった それでもふわふわ夢だけ見たわけじゃない 結婚がゴールとは思わなかったし 結婚は二人で築くものだと思っていた 理想の旦那様なんて期待していなくて 話し合いで何…
イラスト用液晶タブレット イラスト用液晶タブレットはこちらを使用しています 上の写真(公式)のとおり、スタンド付きなのでお得だなぁと。 (スタント、となっているのは元からです、笑。公式さん気付いて・・・) 絵を描く目的だったので、iPadを買うか上記液タブを買うか、そうとう迷ったのですが(半年くらい悩みに悩んで、その後一年うだうだして)液タブを購入しました。 HUION液タブKamvas Pro13 液晶タブレット 傾き検知機能付き 筆圧8192充電不要ペン フルラミネートスクリーンアンチグレアガラス搭載 13.3インチフルHD液タブ Adobe RGB92% メディア: エレクトロニクス 自…
カサンドラはなくした自分を探す カサンドラはなくした自分を探す 探すというより「取り戻す」 自分がどこに行ったのか分からない 自分のことだけど 自分が何が好きだったか分からない 自分のことだけど 夫が何なのか分からない 夫なのに 夫が何が好きなのかは分かる 夫だから 夫が何を考えているかは分からない 夫なのに 「世の中の夫婦はそんなもんだ」と言ってくれる人は多いかも でもそうじゃないの そうじゃないんだよなぁ・・・ 言葉にしても信じてもらえなくて 話しても悪い冗談みたいで笑ってスルーされてしまう 私が冗談ばかり言う人みたいになってるけど、そうじゃなくて 本当なの! 言っても信じてもらえない 本…
カサンドラは夫がかわいそうだった カサンドラは夫がかわいそうだった。 カサンドラは共感する。 誰が求めていなくても、習性のようにトレースした。 夫には自信がない。 だから尊大な態度をとる。 夫には自信がない。 だから威圧するような態度で周囲を黙らせる。 夫には自信がない。 だからぶつぶつ文句を言う。 夫には自信がない。 だから周囲をバカにする。 なんてかわいそう。 ぶるぶる震えて だれが敵か、だれが味方か分からないで だれかれかまわず噛みついて回る野ウサギみたい。 自分を守るのに必死なの? つらいことが多いから守るためにすぐ忘れるの? そんなに自分を大きく見せなくてもいいのに。 そんなにイライ…
イラストを描くのに使っているソフトはクリップスタジオ(略称クリスタ)です。たくさんの絵師さんが愛用するソフトです。五年使っていますがもう元はとった勢いです。 そんな愛用するクリスタのご紹介
消えてしまいたいカサンドラへ 今にも消えてしまいたいカサンドラへ。 まずはちょっと「消えるのは先延ばしにしよう」 もうちょっとこの世に残ってみましょう。 いいんですよ。 生きるのは普通の人でも大変なんです。 優秀なひとだって悩まない人生を歩む人はいないんだし。 だましだまし生きたっていいじゃないですか。 がんばらなくてもいいじゃないですか。 立派な母じゃなくてもいいんです。 ステキな妻じゃなくてもいいんです。 自分で自分を許せるのが大切なんです。 髪振り乱して化粧もボロボロなら、それだけ必死に生きている証拠です。 毎日ちゃんとご飯を作っているなら、それだけちゃんとしようとしている証拠です。 洗…
カサンドラは病院へ行く カサンドラは病院へ行く。 一度目は現状を知るため。 お医者さんは言った。 「これはひどいですね・・薬出しましょうか」 カサンドラは言った。 「まだ大丈夫です・・今は。ダメだったらもう一度来ます」 その時は不眠と震えと涙と吃音と嘔吐だけだった。 カサンドラは、自分は冷静だと思っていた。 現状把握は出来ていたし、対策も出来ているつもりだった。 カサンドラは病院へ行く。 二度目は悪化した現状を変えるため。 「おそらく幻覚、幻聴が出ました。原因は不眠のような気がします。眠れる薬をください。あと体重減少がひどいので・・・」 お医者さんは言った。 「わかりました。眠れる薬と・・・気…
カサンドラは自分に向き合う カサンドラは希望を捨てられない。 まだやり直せると自分を奮い立たせる。 カサンドラは自分を疑う。 だってすぐに自分を責めて相手を擁護するから。 カサンドラは怒る。 今まで怒りに気付かなかった分を取り戻すように。 カサンドラは絶望する。 パートナーが非道な人間であることを認めざるを得なくて。 カサンドラは自分に向き合う。 いままで散々ないがしろにしてきたから。 ぼろぼろと大粒の涙を流しながら カタカタと両肩を震わせながら 怒りに唇をかみながら この世の終わりのような絶望を味わいながら 希望を抱くのは麻薬だった。 現実を見ずに済むから。 気付かなければ幸せだった。 それ…
カサンドラは自分のせいにしたがった カサンドラは自分のせいにしたがった。 きっと私が悪いんだ。 きっと私のせいなんだ。 きっと私が何かしたんだ。 怒られることになれてしまったの? 悪くなくても謝罪することが普通だったの? 周囲のために犠牲になっても幸せだったの? 誰かが争うくらいなら、自分が悪者なほうがマシだったのね。 とても悲しいお話。 とても残念なお話。 とても理不尽なお話。 きっとカサンドラが悪くないことは多かった。 きっとカサンドラは巻き込まれることが多かった。 きっとカサンドラは逃げられなかった。 きっとカサンドラはやさしすぎたんだ。 「まじめにやっても悲しいだけ!まっすぐすぎて、ば…
カサンドラは「つらさ」に気付いた? カサンドラは「つらさ」に気付いた。 それは、がらんどうの心の片隅にぽつんと転がっていた。 味わうように考えてみた。 私はつらいの? 涙は出る。 噛み合わない。 かなしい。 みじめ。 これはつらかったの? ピンとこなかった。 やさしい夫。 酷いのは仕事のストレス。 彼が悪いわけじゃない。 だって仕事を一生懸命がんばってくれてる。 だって私はほとんど働いてない。 でも家族計画のことについては話をしてくれない。 でも妊活は協力してくれない。 でもお金のことはなかなか相談できない。 こわい・・ときはある。 かなしい・・ときはある。 でも・・・ 「つらい・・・?」 希…
カサンドラは忘れられない カサンドラは忘れられない。 カサンドラは別れられない。 カサンドラは信じていたい。 信じ続けていたかった・・・。 体は壊れた。 心も半壊。 ひと踏んばりで現世にとどまり続けるだけ。 一歩間違えば、きっと絶望の闇。 一歩踏み外せば、きっと死の底。 ゼンマイの壊れたカサンドラは同じ言葉を紡ぎ続ける。 「結婚当初より優しくなったし・・・きっと変わる、あと少しだけもう少しだけ」 それでも希望を捨てられない。 もっと一緒に居たかった。 きっと変わってくれるはず。 だって優しい時もある。 言い訳なら得意だ。 自分自身をごまかし続けてきたから。 我慢するのなら得意だ。 今までだって…
「カサンドラの小箱」管理人 私はこちらの「カサンドラの小箱」を管理しています。 今はただ「管理人」とだけ名乗っておきますね。 さて、 あなたは一人ぼっちに苦しんでこちらに足を向けられたのでしょうか? それとも興味本位でふと立ち寄ったら小箱に出会ったのでしょうか? どちらでもご縁があったことに感謝いたします。 「カサンドラの小箱」は誰にも信じてもらえないようなカサンドラの悲しさやつらさを「宝石箱」に閉じ込めたものです。 言っても信じてもらえない。 かえって自分の未熟さのせいにされる。 がんばっても尽くしても素通りされる。 大切な人に向き合ってもらえない。 誰にも相談できはしない。 そんな沢山のや…
カサンドラはネイルを全否定された カサンドラはネイルを全否定された。 「吐き気がする」 それは事実なのだろうけど。 本心なのだろうけど。 そこに私への気持ちはない。 「おれはそのにおい吐きそう!気持ち悪い」 「まぁネイルはシンナーみたいなものだから・・」 言いながらカサンドラはげんなりする。 たまには女性らしく彩りたいのに・・・ ネイルをするとあなたは文句を言う。 化粧もそう。 あなたは文句を言う。 あなたは嗅覚も感覚も味覚も「わたしと違う」 許せないものは「とことん許さない」 そこには私の気持ちは入る余地すらない。 別にいいんだけど、かなしい。 別にいいんだけど、どうして? 別にいいんだけど…
カサンドラは化粧を否定された カサンドラは化粧を否定された。 「ねえそれ無駄じゃない?」 「え?何?」 いつものことながら真顔で言うタイプの冗談かと思った。 化粧はそれほど好きではないけど、さすがに外出するときはしたい。 「だってしないと外に出れないよ。ブスだもん」 これは事実。周囲の目は案外、きびしい。 「しなくていいよ、かわいいから」 夫はたじろがなかった。 ちょっとだけ意外で、ちょっとだけありがたいけどこちらも引けない。 「マナーだから。私も隠さなきゃならないアラがあるし」 これも事実。だってカサンドラは肌がクレーターだらけだった かなしいけど欠点は隠すほうが世間はやさしい。 「無駄なマ…
カサンドラは「夫婦なのに」一人ぼっち カサンドラは「夫婦なのに」一人ぼっち。 ただ一緒に笑い合えたら良かった。 ただ一緒に「おいしいね」って言えたなら良かった。 ただ一緒に「楽しいね」って笑顔になれたらもっと・・・ これがワガママというのなら、世の中はきっとワガママだらけ。 夫がキライなわけじゃないの。 夫には感謝も尊敬もあるの。 たださびしくてたまらなくなる時があるの。 凍えて震えて心が冷たいの。 二人なのに、一人。 一緒に居ても、一人。 そこにいるのにまるでいない人みたい。 わたしはわたし あなたはあなた それはきっといいことなのかもしれないけど。 それは私が知ってる夫婦の形とは違って。 …
カサンドラは暴言にへりくつで返した カサンドラは暴言にへりくつで返した。 珍しく返せた。 ことの発端は夫の言葉 「妻なら察してよ。俺のこと気づかって当然でしょ!!」 声に出さなくても察してなんてひどい話だった。 カサンドラは静かに声を震えさせる。 「じゃあ私の排卵日も察して、必ず妊娠できる日を察して。夫婦なら察して当然なんでしょ?」 これは「あの時」夫に本当に言いたかった言葉だった。 彼は最近カサンドラに言った。 『そんなに子ども欲しいんなら、必ず妊娠する日を教えてよ。いつやればいいの、排卵日とかあるでしょ!?なんで確実な日が分からないの!自分の体のことでしょ』 カサンドラは言葉にならなかった…
カサンドラは勇気を出した カサンドラは勇気を出した。 あきらめずに聞きたいことを聞いてみた。 ぐっとこらえて聞いてみた。 聞きたい答えは返ってこなくて、代わりに疑問で返ってきた。 カサンドラが気持ちを言葉にすると今度は正論が返ってきた。 そうじゃないの そうじゃないのよ 私はもう30歳過ぎたのにあなたは協力してくれなくて。 不安をひた隠して日常を過ごしているのに。 あなたはどう思っているのか聞きたいのに。 あなたは私の気持ちを見てくれない。 あなたはどうしてこっちを見ないの? 小さな叫びは届かない。 のどがつまって声にすらならない。
カサンドラは生きてる理由が分からなかった カサンドラは生きてる理由が分からなかった。 雨が降ればゆううつだった。 重い頭以上に心と体が重かった。 もう一歩だって動けない。 生きる理由が分からないから。 もう指先ひとつ動かせない。 生きてる意味が分からないから。 夫のためにご飯は作るけど、寝ていたい。 暗い部屋で泥のように沈んでしまいたい。 きっと全部全部気圧のせいだ。 きっと全部全部天気のせいだ。 空気中の湿気に溶けて消えてしまえたら良かったのに。 じめじめした私が混じってもきっと誰も気づかないのに。 残念だけどカサンドラは人間だった。
カサンドラは未病が多い カサンドラは未病が多い。 昔っからそうだった。 結婚してから増えた気もする。 幸せいっぱいのはずなのに。 どうして?わからない。 どうして?心当たりもない。 周囲は健康に見えるのにわたしだけ不健康。 夫はやさしいのに。 不満はないはずなのに。 体だけが悲鳴を上げる。 カサンドラは分からない。 自分の体がきしむ理由が分からなかった。
カサンドラはおちおち風邪もひけない カサンドラはおちおち風邪もひけない。 夫はやさしいと思う。 でも何かが違う。 気遣ってくれると思う。 でも何かが違う。 私が変なのかな? そんなことを考えられる余裕はなかった。 熱でふわふわした頭は状況を処理できない。 「ごめんね、ご飯作れないから適当に食べて」 「わかった・・・何か欲しいものある?ヨーグルトとゼリーは買ってきたよ」 「ありがとう」 ああやっぱり夫はやさしい人だ。 カサンドラは安心する。 でもおかゆが欲しいとか、雑炊が欲しいとか、うどんが食べたいとかは言えない。 「え、そんなの作れない、めんどくさい」 そんなことを言われるんじゃないかと思うと…
「いい夫とは何か」カサンドラは分からなくなった 「いい夫とは何か」カサンドラは分からなくなった。 ゴミ出し、風呂掃除、荷物もち 夫はとてもやさしく見えた。 ねえでも待って? 私はそんなのどうでもいいの。 夫はとてもやさしかった。 やさしい笑顔で「やさしげなこと」をしてくれた。 でもカサンドラは分からなかった。 ねえ聞いて? 私の話を聞いて? カサンドラの言葉は彼には届かない。 夫は「彼が思い描くいい夫」を演じているのだった。 誰のために? 私のために? カサンドラは混乱する。 夫は話を聞いてくれない。でも優しい 夫は自分の思い通りにする。でも優しい。 ・・・本当に? 話を聞いてくれない夫が優し…
泥沼でもいい、カサンドラはケンカをしたかった 泥沼でもいい。カサンドラはケンカをしたかった。 向き合えたなら泥沼のケンカでも心が通じ合える気がした。 でも彼は逃げる。 無視、舌打ち、ため息、家出 まるでここにカサンドラがいないみたいに。 存在が見えていないみたい 声が聞こえていないみたい カサンドラはとっても孤独。 一人で怒って一人で泣いて ねえ私を見て ねえ私の声聞いて ねえ私はいったい何なの ねえ何とか言ってよ 返答は返ってこない。 涙が出た分だけ胸に闇がつまっていった。
カサンドラは気付かなかった カサンドラは気付かなかった。 そして周囲も気づかなかった。 友だちが家に来た時の夫は「よそ行きの顔」 親が滞在した時も「よそ行きの顔」 やさしげで柔らかで 春の日差しみたいな そんなあたたかい笑顔 カサンドラは裏表なく同じ笑顔。 「夫は人見知りなのね、不器用だもの」 そんなことを思いながら、カサンドラは周囲とのバランスをとる。 それでいいと思ってた。 でもそれは違った。 お互いのくい違いはカサンドラ達の人生をも巻き込んでいく。
カサンドラは二次被害を受ける カサンドラは二次被害を受ける 「二次被害」なんて言うと分かりにくいけど、被害状況を周囲に信じてもらえず、かえって「あなたが悪いんじゃないの?」とか「普通は分かるでしょ」とか言われて二次的に心に傷を受けるということ。 二次被害が起きやすい風土が日本にはそろっている。 セカンドレイプなんて言葉もあるように。 「被害に遭うあなたにも責任があったんじゃない?」という自己責任論が強いように。 もちろん自己責任は大切。 犯罪に巻き込まれないように気を付けることは必要。 でも「そもそも危害を加える側が一番悪いよね?」という部分だけが空洞みたいに避けられる。 「ちゃんと男は見極め…
カサンドラはじわじわ削れてく カサンドラはじわじわ削れてく。 コツコツ、コツコツ、削れてく。 どんどん自分がいなくなる。 削れたカサンドラは宙に溶けて消えてしまう。 一体どこに消えるんだろう。 取り戻すためにはどこに行けばいいだろう? 自分の胸に手を当てて 自分のことを大切にできたなら 戻ってきてくれるかもしれない。 自分ってなんだろう。 自分ってどこにいるんだろう。 自分を大切にできるまで、削れた私は戻ってこない。 「私は私の人生を生きよう」 そう思えたなら、きっと私は戻ってきたんだ。 どうかカサンドラが「自分の人生」を生きれますように。
カサンドラはケンカができない カサンドラはケンカができない。 カサンドラはケンカにすらならない。 だって彼は向き合ってくれない。 ドタドタ足音 ドアをバーン!! 激怒、冷笑、無視、嘲笑 「なんで!!」 「なんで俺ばっか!!」 「こんな所じゃ休めない」 ねぇ聞いて ねぇおねがい 少しだけ話そう? 彼は無視をする。 彼は部屋にこもる。 彼は家を出る。 彼で深夜にならないと帰宅しない。 彼は未読スルー。 私の心配なんてどうでもいい彼。 一人になった部屋で静かに泣くカサンドラ。 部屋いっぱいに悲しみが詰まって、とても動けない。 冷たい部屋で一人で泣くだけ。
カサンドラは話し合いたい カサンドラは話し合いたい。 カサンドラは話し合えない。 だって夫は向き合ってくれない。 だってカサンドラは黙るしかない。 彼はいつでも「なんで今その話するの!?」って怒る。 いつならいいの? いつならベストタイミング? いつなら怒らないの? あなたのことが分からない。 あなたのタイミングが分からない。 「夫婦」だからって何でも分かる訳じゃないの。 不満があるなら言って? 今がダメならいつがいいの? あなたは黙り込む。 あなたは無視する。 あなたは溜息を吐く。 あなたは舌打ちをする。 かなしい かなしい 悲しみだけがたまる。 むなしい むなしい むなしさだけがつのる。 …
カサンドラは夫の言葉に驚愕した カサンドラは夫の言葉に驚愕した。 どうしてなの? どうしてなの? 私は子どもが欲しいのに。 あなたは協力してくれなかったのに。 かなしい つらい 周囲は「たったこれだけで」なんていうかも。 でもその言葉はカサンドラの耳に入らない。 だれが何と言おうと悲しい。 一度でも謝ってもらえたなら・・・。 「ごめん、今後はしないから」 そういう言葉をもらえたのなら。 でも彼は絶対に謝らない。 「俺は悪くない」と言わんばかりに「言葉を返す」 誰が悪いの? 私が悪いの? 夫が悪いの? 家が悪いの? いえいえ待って、違うでしょう? まずは謝ってよ。 なぜ攻撃的な自己弁護をするの?…
カサンドラは気づいた カサンドラは気づいた。 アスペ的な夫が「ありがとう」って言わないこと。 ねぇどうして? ねぇなぜなの? ありがとう、っていうと減るの? ありがとう、って言うの嫌なの? 普通や常識がすべてとは思わないけど 私は「ありがとう」って言われるとうれしいの。 私は「あぁしてよかった」って思えるの。 意思表示は言葉にしないと伝わらないのが人間だから。 私は今日も言うの 「ありがとう」って。 「いつでもどんな時でも言え」とは言わないけどさ。 私のアスペ的な夫は「言わなすぎ」 どうでもいいけど「大切な言葉」 ささいなことだけど「小さな感謝」 私が神経質なのかな? でもさ、思うの。 もしこ…
カサンドラの夫の怒りは「かまってちゃん」 かまって かまって ねぇねぇ察して? そんなことをアスペルガー傾向の夫は求めてくる。 そりゃー好きだよ? 愛はあるよ? でもね、言わなくて何でも通じると思ったら大間違い。 人間、言わなきゃ分からないの。 理由があるならはっきり言って? 怒っているなら理由を言って? 理由も言わずに怒り続けるあなたは、赤黒い怒りのカタマリみたい。 とても「恐ろしい」 でも怒ってるからって、何でもしていいわけじゃない。 怒ってるからって、なに言ってもいいわけじゃない。 忍耐力が強いカサンドラでも傷つくし悲しい。 それが続けば折れてしまうかもしれないよ。 嫌いなわけじゃないの…
カサンドラは自動販売機じゃない 多くのカサンドラは声をそろえて小さく叫ぶ 「私は家政婦じゃない」 その小さな叫びには、たくさんの涙が含まれていて、しとしとと水滴を落とす。 小さなことでいいの 「いただきます」って手を合わせて? ほんのちょっとでいいの 「おいしいね」って笑いかけて? おねがいだから 「ごちそうさま」って言ってほしいの わがままかな? ほんのちょっとの小さなお願い。 ああでもあなたは「めんどくさい」って言うんだよね。 そういうところが「わたしはかなしい」 今は分かる。 満たされない心は自分で満たすしかないのね。 あなたとは一生分かり合えないのかもしれないから。
カサンドラには分からなかった 「夫は優しい人だった」 カサンドラの多くは同じようなことを言います。 夫は優しい人だった。 優しいはずのあの人がどうして「ひどいこと」を言うのか分からなかった。 私が悪いのかな? お仕事忙しいのかな? 疲れてるのかな? いろいろな可能性を考える。 夫が悪いだなんて考えたくもないから。 「あんな優しいあの人がこれだけいうのは、私が悪いからに違いない」 ちょっとおかしいな、と思いながらも自分を責める。 優しいね。 とっても優しいよ。 そしてかなしいね。 思いが伝わらない。 あたたかい思いやりが伝わらない。 そんな一方通行がさびしくて、かなしい。
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