やまとうたの原像(景観から読み解く百人一首)
やまとうたの原像(景観から読み解く百人一首)人丸から猿丸へ――定家の和歌改造論 なぜ、読み人知らずの和歌を天智天皇の和歌としたのか? なぜ、俊成の和歌と猿丸大夫の和歌が似ているのか? なぜ、似た歌趣の和歌(特に難波江の和歌)が多いのか?百人一首の特徴……単なる秀歌撰ではない、古今集以来の「辛酉革命(御霊)への抑止力」天武朝に導入された物質民俗(内丹・外丹)、五行思想を凌駕する知識……天台思想、真言密教にもとめられた役割。丹田は内なる炉となり、悟りは精神的意義を強調される。神仙的錬金・錬丹の文化は、やがて呪詛と怨霊の信仰となり、「猿楽(能)」による成仏・鎮魂へとつながっていく 我々にとって身近な…
2024/03/31 23:31