一生食えるプロのPDCA

清水久三子 かんき出版 所感 清水さんの著書を読む度に感じるが、いわゆるコンサルタントと言われる他の方々とは一線を画している内容が多い。ほとんどの内容を系統立てて説明しており、その結果、学びの後の実践に繋げ易くなっている。 序章 「PDCAは与えられた計画を愚直に実行するものでは無い。仮説を立て、検証して得られた気づきから更に精度を上げたアクションをとっていくサイクルを素早く回していくことがPDCAの真の姿である。」まずこの言葉に驚きました。メーカー務めの私は昔ながらの計画から始まるPDCAしか知らなかったので、コンサル的なこの考え方は目からうろこです。 第1章 仮説思考=「物事に取り組む前に…

普通のサラリーマンでも出来る！「週末コンサル」の教科書

鈴木誠一郎 PHP研究所概要 「オンリーワン・コンサルタント養成アカデミー」を主催する著者が、コンサルタントを目指す人の為に「週末コンサルタント」を薦めている。誰もが取り組める新しいコンサルタントの入り口を示してくれる良書。第1章 「週末コンサル」という生き方を知るための15の質問 最近では副業を持つ事が認められる世の中になってきた。そんな中「週末コンサル」として本業を持ちながら週末にコンサル業を行う事を人達がいる。 サラリーマン時代に身につけたノウハウ・技術をベースすれば誰にもコンサルタントになれる可能性は有り、コンサルタントには様々な種類があり、貴方の強みである「技術」「知識」を求めている…

マッキンゼー流 入社1年目 問題解決の教科書

大嶋祥誉 ソフトバンククリエイティブ 概要 有名なマッキンゼーの卒業生が考えるコンサルタント業についての記載が多くあり、興味深く読み進めることができた。 コンサルタントという業務を体系的に纏めきれている訳ではないが、大枠を想像する事が出来て興味深い。 本書では以下に記載していない、実例を用いた説明が多くあり、一読の価値はある。 はじめに マッキンゼーでは「新人研修プログラム」を学ぶことで、「自分で答えを見つけるスキル」を身につける。この本で、皆さん自身の中に一生使える「マッキンゼー流の仕事術」を取り入れてもらいたい。 「マッキンゼー流の問題解決」に繋がる事を意識して知識ではなく、自分の武器とし…

外資系コンサルタントのインパクト図解術

清水久三子著・中央出版 概要 プレゼン資料の作り方を1から知りたい人向けの一冊。資料作成全般に通用する資料構成の考え方から、後半は作成テクニックの基本的な内容について語っている。 詳しく知りたい方は本書を購入して内容を確認して下さい。 はじめに 提案にはバリューではなくクライアントの心を動かすインパクトが必要になってきた。数多くのメッセージや情報の中では、メッセージの本質が一目で相手に伝わる表現＝図解が求められている。本書の構成は下記4章で構成されている第一章 相手の心を動かすインパクトのメカニズムとして、3つのステージと6つの要件第二章 6つの要件毎にインパクトを強める方法第三章 資料の設計…