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2020/01/16

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  • キンギョソウ(金魚草)

    ウォーキング中に見つけた背の高い「キンギョソウ(金魚草)」。でも、いつも見ているキンギョソウとは雰囲気が違っていました。どう見ても姿や葉っぱはキンギョソウなのに、何で雰囲気が違うのだろう?そう、花びらが大きく開いていたのです。いつも見ているキンギョソウの花は下部が筒状、上下に2唇弁と名前の通り金魚に似たような花。でもこの花は違っていました。どちらかというと、ストックに似たような花でした。早速調べてみました。そうしたら、キンギョソウには一重咲き、八重咲き、ペンステモン咲きの品種があるとのことでした。この花はペンステモン咲き、花が杯状に大きく開く品種で、ペンステモンの花によく似た咲き方、ベル咲きとも呼ばれているようです。左---ペンステモン咲き、中---一重咲き、右---八重咲き咲き方の違う3種類のキンギョソ...キンギョソウ(金魚草)

  • シジミバナ(蜆花)

    ユキヤナギもそろそろ終わりです。でも、似たような「シジミバナ(蜆花)」が後を追いかけます。ユキヤナギのようですが、八重咲のシジミバナ。別名では「エクボバナ」です。花の中心がくぼんでいるからだとか。花の中心が薄い緑色、一つ一つの花はバラのようです。学名:Spiraeaprunifolia英名:Bridalwreathspiraea別名:靨花(えくぼばな)科名・属名:バラ科シモツケ属原産地:中国シジミバナ(蜆花)

  • タンチョウソウ

    ウォーキング途中のお宅の片隅にロックガーデンがあって、そこに「タンチョウソウ(丹頂草)」が咲いていました。根元には小さな赤茶色の葉っぱと上の方で枝分かれした長い花柄、そして5ミリほどの白い星形の花がぎゅうぎゅう詰めになって咲いていました。一週間後、同じ場所のタンチョウソウです。葉っぱが伸びて、大きくなっていて、花も一つ一つが余裕を持って咲いているようにも見えました。タンチョウソウは古くから日本にあった山野草で、川辺の岩場や湿った場所に生えていたそうです。タンチョウソウという名前は雄しべの花粉が赤く見え、これが丹頂鶴の頭をイメージするからということです。そして、元々が岩場に生えていて、大きな葉がヤツデに似ているからと、別名ではイワヤツデとも呼ばれています。開花時期は3月~4月ごろです。今はまだ葉っぱも小さく...タンチョウソウ

  • サクラ(桜)

    2024年4月6日、桜が満開になりました。関東地方で『サクラと菜の花のコラボレーション』というと、埼玉県幸手市の権現堂桜堤が有名ですが、近所でもなかなかの風景が見られます。今年は開花宣言から満開まであっという間でした。サクラ(桜)

  • ムスカリ

    空き地の片隅で「ムスカリ」の花がまとまって咲いていました。花穂はブドウの房を逆さまにしたような独特な形をしています。きれいな青紫色の花がとっても目立ちます。葉がひょろひょと伸びすぎてしまうと、ちょっとまとまりがつかなくなってしまうんですよね。ムスカリは球根なのです。だから、風でタネが飛ぶわけでもないのに、どうしてあちこちで見かけるのか不思議ですね。1ヶ所で群生しているのは、その場所で球根が”分球”するからというのは分かるのですが、そもそもその場所までどのように運ばれたのかが謎です。例えば花が終わったので、プランターの土を捨てたらその中に球根が入っていたとか、鳥などが運ぶとかでしょうか?それにしてはあまりにも多くの場所に点在しているのを見かけるのですが・・・学名:Muscari英名:grapehyacint...ムスカリ

  • 「ヒュウガミズキ」と「トサミズキ」

    大きな公園には「トサミズキ」と「ヒュウガミズキ」の2つの黄色い花が咲いていました。最近では両方とも自生しているのが見られなくなったのですが、植木として公園や庭などでは普通に植えられているようです。トサミズキ---『土佐水木』ヒュウガミズキ---『日向水木』それぞれの漢字表記です。トサミズキは漢字からも分かるように、高知県の一部でしか自生していなかったのです。ところが、ヒュウガミズキは日向には自生していなくて、近畿地方の日本海側の岩場に自生してたようです。それならばどうして『日向』の文字が当てられたのでしょうか?一説にはヒメミズキが訛ったものとされています。両方の花はよく似ていますね。でも、簡単な見分け方があります。①花を下から覗いて見たときに蕊(シベ)が赤かったらトサミズキ、黄色だったらヒュウガミズキ。②...「ヒュウガミズキ」と「トサミズキ」

  • フラサバソウ

    春になると道ばたや空き地などでは小さな青い花、『オオイヌノフグリ』が咲いているのが目に付きます。この花は誰でも1度は目にしたことがあると思います。[オオイヌノフグリ]この季節、道ばたに生えている青い花はすべてオオイヌノフグリだとばかり思っていました。でも、違っていました。オオイヌノフグリに似た花で、イヌノフグリ、タチイヌノフグリ、フラサバソウなどがあることが分かったのです。それらの中の「フラサバソウ」を見つけました。フラサバソウもオオイヌノフグリとよく似た青い花を咲かせる野草で、やっぱり道ばたなどに多く生えています。茎を横に這うように伸ばし、茎の先を立ち上げ、先端に小さな薄紫色の花をつけます。茎の先端には4~5㎜ほどしかない小さな花をつけ、葉やガクには腺毛があります。別名では「ツタバイヌノフグリ」。その名...フラサバソウ

  • クロツバキ(黒椿)

    黒いツバキの花「クロツバキ(黒椿)」を見つけました。一般的には黒い色の花というのは存在しなく、そう呼ばれている花は、濃い紫や濃い赤の花のことで、紫や赤の色が深くて暗い色のために黒っぽく見えるだけのことなのだそうです。見つけたクロツバキは黒みの強い、暗紅色の花でした。良く見かける、一般的なツバキの花と並べてみました。一見して暗紅色ではなく、黒い花だと思ってしまいますよね。クロツバキの歴史は古く、江戸時代には既にその記録があるようなのです。江戸時代には豪華な重弁の花や、洗練された美しさを持つ品種の『江戸椿』というものがあって、クロツバキはそれらを独自に改良、発展させた『江戸椿』の古典品種だそうです。日本原産の花だったのですね。そしてクロツバキにも数種類があるので、見つけたクロツバキが何という品種かは分かりませ...クロツバキ(黒椿)

  • ツツジ3種

    大きな公園に3種類のピンクの「ツツジ」が咲いていました。3種類が良く似ているので、同じ種類の木だとしか思えませんでした。ところが、この公園では樹木に名札が付けられています。それによるとこの3種類のツツジ、それぞれが全く別の種類だと分かりました。でも、よほど気をつけて見なければ区別がつかない、似たようなツツジです。左---「ヨシノツツジ(吉野躑躅)」、中央---「サクラゲンカイツツジ(桜玄海躑躅)」、右---「ハルイチバン(春一番)」3種類のピンクのツツジのことを調べてみました。「ヨシノツツジ(吉野躑躅)」ソメイヨシノが咲く頃に満開になることから付いた名前のようです。シャクナゲとツツジの交配種なので、ツツジよりもシャクナゲに似ています。とても花付きが良いので、鮮やかなピンク色の花が木を覆うように咲く品種だと...ツツジ3種

  • ユキヤナギ(雪柳)

    「ユキヤナギ(雪柳)」の流れるように咲く姿が見られたら、春になったと感じます。今年はピンクのユキヤナギが多く見られました。『フジノピンキー』と呼ばれているピンクユキヤナギです。蕾のうちは濃いピンクで開くと薄いピンク、そして時がたつにつれ、白っぽくなっていきます。先日、『植物と和歌』と題する講座を受講しました。その中で、学んだことがありますので、紹介します。日本語はとても良くできた言葉で、『花が散る・花が枯れる』という表現も、それぞれの花ごとに違いがあるということでした。例えば:サクラ(桜)---散る(これは普通に使いますね)ツバキ(椿)---落ちる(首から落ちると言いますね)ウメ(梅)---零れる(こぼれると読みます)キク(菊)---舞う(花びらが落ちる時の様子が踊っているように見えるからだとか)ボタン(...ユキヤナギ(雪柳)

  • ロドレイア

    今年も「ロドレイア」の木にローズピンクの花が咲いていました。花と一緒に蕾もたくさん付いていました。この木(花)を初めて見たのは2年前、この時期に咲いていたからツバキに違いないと思い、でも良く見たら花はシャクナゲのようだったので、思わず立ち止まって見入ってしまったのでした。そして早速調べたら「ロドレイア」という木だと分かったのでした。和名は『シャクナゲモドキ』です。確かに花や葉の付き方、樹形がシャクナゲに良く似ています。直径5cmほどのローズピンク色をした花は房状に垂れ下がっているので、下から見上げないと全体が見えません。でも、びっくりするほどたくさんの花が付くのです。ロドレイアはベトナムやミャンマー、中国南部が原産地の木です。だからやっぱり温暖な場所で育つようです。大きくなると樹高は5mくらいになりますが...ロドレイア

  • マンサク(満作・万作)

    最近はあまり見かけなくなった「マンサク(満作)」の花が咲いていました。里山だったらあちこちで見かけられるのかもしれませんが、街中だから庭木として植えられているものを見つけるしかないのかもしれません。細長くよじれた黄色の花びら、ガクがちょっと明るい紅色、木には葉っぱもなく、ただ花だけが咲いていました。マンサクは早春に咲き始める花のうちのひとつです。他の花に先駆けて『まず咲く』からマンサクという名前になったようです。もう一つは、花がたくさんつくので『豊年満作』からという説もあります。漢字では『満作』の他に、『万作』という文字が当てられている場合もあります。さて、このマンサク、花びらやガクの色違いもあるようです。花びらが黄色でガクが赤い花----これが一番ポピュラーです。花びらもガクも黄色の花、両方が赤いマンサ...マンサク(満作・万作)

  • デイジー

    おなじみの花、「デイジー」です。和名はヒナギク、ずっと昔からこの呼び名で親しまれているのはポンポネット(Pomponette)という品種です。花径は約3cm、ちょっと小さめですが、育てやすいし、可愛くて、咲いている期間が長いので嬉しい花です。デイジーという名前の語源は『day’seye』とされています。これは太陽の光を浴びると花が開いて、中央の黄色い花芯を見せるからだとか。でも、最近では改良が進み、『チロリアンデージー』と呼ばれている品種が人気になっているようです。このタイプは丸くふんわりとしたポンポン咲き、だから中央の黄色い部分はあまり目立ちません。そして花も少し大き目で丸く、ボリューム感があります。花色も赤、ピンク、白、複色などさまざまあるようです。園芸店などで売っているのもこの品種が主流なのでしょう...デイジー

  • リナリア

    道路脇の空き地に「リナリア」が咲いていました。こぼれダネで芽が出て、花が咲いたのでしょう。この花は発芽率がとても良いため、こぼれダネから野生化しているものも多いようです。キンギョソウに似た、小さな花を咲かせるので、「ヒメキンギョソウ」とも呼ばれています。ひょろひょろとした細い茎なので、色とりどりのパステルカラーの花が風に揺れている姿がとっても可愛いです。花を拡大してみました。ちょっと頼りない、細々としたキンギョソウといった感じに見えます。ほとんどがこのようなパステルカラーの優しい色の花。でも、中にはこのように濃い色の花も。学名:Linariabipartita英名:Linaria別名:姫金魚草、ムラサキウンラン(紫海蘭)科名・属名:ゴマノハグサ科(オオバコ科)リナリア属(ウンラン属)原産地:ヨーロッパ、北...リナリア

  • いすみ鉄道

    春になると必ず話題に上る「いすみ鉄道」。千葉県の中央、いすみ市と大多喜町を結ぶのがいすみ鉄道で、全長27kmほど、その間に14の駅があります。沿線では桜と菜の花が咲き誇り、その中をたった1両だけの電車が走る風景で有名な鉄道です。桜にはまだちょっと早かったのですが、菜の花は満開だと聞いたので行ってみました。大原駅は小さな駅ですが、JR外房線といすみ鉄道が乗り入れしています。いすみ鉄道の入り口は小さなドア1つだったのですが、中には売店もあっていすみ鉄道オリジナル商品や千葉県の名産品などが販売されていました。大原駅は終点なので、大多喜方面から来た電車が折り返しになります。数種類の車両で運行されていますが、今回乗ったのは比較的新しい車両(キハ20-1303)でした。この電車は「新しいけど懐かしい」と言われている旧...いすみ鉄道

  • ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

    春めいてきたので、野草が目につくようになってきました。道ばたやちょっとした空き地などにはピンク色の花の「ヒメオドリコソウ(姫踊子草)」が咲いていました。群生して咲いているところもありました。なぜこの花がヒメオドリコソウという名前なのか、その由来は『オドリコソウ』にヒメがついているから、小さいオドリコソウなのです。それじゃ、オドリコソウってどんな花?[オドリコソウ]オドリコソウは『笠を被った踊り子のように見える』からこの名前になりました。本題のヒメオドリコソウはそれよりも小さいから、ということなのですが、ちょっと違うような気もします。見る角度が違うからかな?それよりも、ヒメオドリコソウって、ホトケノザに良く似ていますよね。左がヒメオドリコソウ、右がホトケノザ。両方の花が一緒に咲いている場所がありました。同じ...ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

  • カレンデュラ

    昔からおなじみの「キンセンカ」です。畑の中に咲いていました。キンセンカは良く知られている花なのですが、学名は「カレンデュラ(Calendula)」です。カレンデュラはラテン語で、英語では“Calendar”でカレンダーということなのです。花が1ヶ月くらいずっと咲き続けるからカレンダーということですが、日本のヒャクニチソウと同じような考えなのですね。でも、日本ではキンセンカの方がなじみがあります。昔からどこにでもあった花、だから『金盞花』という漢字も当てられています。『盞』はさかずきという意味で、花が黄金色のさかずきのような形をしていることからこの名前になったようです。カレンデュラの原種は20種類ほどあり、その中でも一番多く栽培されているのが、オフィシナリス種で、かつての『トウキンセンカ』と呼ばれていた品種...カレンデュラ

  • ヘリクリサム・ローズビューティー

    とっても可愛い鉢植えの花を見つけました。「ヘリクリサム・ローズビューティー」です。大きめの鉢の中に、白、ピンク、ちょっと濃いピンクの花がぎっしりと詰まっていました。ヘリクリサム・ローズビューティーはオーストラリア原産の多年草。でも、日本では夏に枯れてしまうので1年草扱いになっています。別名では「姫簪(ひめかんざし)」とも呼ばれています。花弁を触ってみるとカサカサした感じがして、貝殻草(ムギワラギク)と全く同じような感触です。ヘリクリサム仲間ですから、やっぱりドライフラワー向きですね。似たような名前の花にちょうど今頃咲いている『花かんざし』があります。花かんざしは現在はローダンテ属になっていますが、かつてはヘリクリサムの一種だったので、やっぱりカサカサ花弁の仲間です。学名:Helichrysumcassia...ヘリクリサム・ローズビューティー

  • ヒマラヤユキノシタ

    ブロック塀の間に、葉が肉厚でピンク花が咲いているのを見つけました。この花は『ベルゲニア・ストラケイ(Bergeniastracheyi)』という名前でしたが、和名は「ヒマラヤユキノシタ」になっています。ヒマラヤ原産でユキノシタ科だから「ヒマラヤユキノシタ」にしたようなのですが、手抜き感満載です。ユキノシタとの共通点は葉っぱの形だけで、その他は全く似ていません。花の形、色などは全くの別物です。もう一つの別名が、「エレファンツ・イヤー」です。これは、何となく分かります。葉っぱの形がゾウの耳に似ているからということですね。ヒマラヤユキノシタ、エレファンツ・イヤーと、どちらもベルゲニアよりも覚えやすくていいのかもしれませんね。学名:Bergenia英名:Himalayancreepingsaxifrage別名:オ...ヒマラヤユキノシタ

  • ヒイラギナンテン(柊南天)

    「ヒイラギナンテン(柊南天)」に黄色い花が咲き始めました。葉がヒイラギのようにトゲがあり、ナンテンのように複葉、その上実のつきかたもナンテンにそっくりなので、「ヒイラギナンテン」という名前になりました。この木は縁起物なんです。その理由は、ヒイラギとナンテンの2つから名前をもらっていますから、ヒイラギの「魔除け」、ナンテンの「難を転じる」という縁起の良いものが2つ重なっているからなのです。葉は秋に紅葉したまま、まだ赤い色が残っています。そこに花穂が出て、黄色い花が開き始めました。ヒイラギナンテンの開花時期は3月~4月頃、ちょうど今頃なのです。花弁はあまり大きく開かないので、中があまり見えませんが、雄しべを触ると雌しべの方にくっつくように動きます。これが特徴なのですが、昆虫などが中に入ったときに、授粉しやすい...ヒイラギナンテン(柊南天)

  • ハーデンベルギア

    3月に入ったばかりだというのに、ハーデンベルギアの花がもう満開になっていました。花の少ない時期には鮮やかな赤紫色の花びっしりと咲いているのは遠くからでも良く目立ちますね。この花はオーストラリア産で、日本名ではコマチフジ(小町藤)です。その名前の方が花のイメージに合っていると思います。一つ一つの花はフジというよりも、胡蝶蘭の花を小さくしたようにも見えます。白花種もあるようなので、白い花だともっと胡蝶蘭のように見えるのでしょうね。この花(木)はとっても成長するのが早くて、1年で3mくらいにもなるそうです。そして、育て方もそれほど難しい事はないようです。常緑のため1年中青々とした葉が繁り、春先にはこのようにびっしりと見事な花をつけてくれるのですから、フェンスなどに絡ませるのには最適な花(木)ですね。学名:Har...ハーデンベルギア

  • 金魚葉ツバキ

    花や樹木を見つけながらのウォーキングはここ数年、毎日の日課になっています。自宅周辺の狭い範囲なので、今まで見たことのない花や木を見つけることは滅多にありません。でも、同じ花なのに咲き方や色などが違っている別品種のものは時々見つかることがあります。今回はツバキの変種を見つけました。「金魚葉ツバキ」です。このツバキの木の存在は去年の夏頃には既に分かっていました。変わった葉っぱだと思いながら、当然花は咲いていなかったので、どんな花が咲くのだろうか?と、ずっと様子を見ていたのです。[夏の葉っぱの様子]この木に付いている葉っぱはすべて先端が3つから5つくらいに割れているのです。その形が金魚(琉金)の尾びれに似ていることから「金魚葉ツバキ」と呼ばれているそうです。そして数日前、この木にやっと花が咲きました。一重のヤブ...金魚葉ツバキ

  • ヒメリュウキンカ(姫立金花)

    ウォーキングコース途中にある家の庭に黄色い花が咲いていました。周りが殺風景な庭だったので、黄色が良く目立っていたのです。この花のことは以前にも書いたことがあります。その時は友人宅にあった花で、名前を『コバノリュウキンカ(小葉の立金花)』として書きました。この花は別名で「ヒメリュウキンカ(姫立金花)」ともいいます。今回はヒメリュウキンカにしました。リュウキンカと聞くと、水辺や湿地に咲く花のイメージです。でも、このヒメリュウキンカは水辺とは全く関係のない、林や草原、野原など、どこでも生育できるのです。リュウキンカにヒメとついているから、ただ小さいからでしょう?と思いますよね。ところが違うのです。リュウキンカ(立金花)はキンポウゲ科リュウキンカ属の多年草。ヒメリュウキンカ(姫立金花)はキンポウゲ科キクザキリュウ...ヒメリュウキンカ(姫立金花)

  • プリムラ・ジュリアン

    春先になると人気のある、「プリムラ・ジュリアン」です。草丈が10~20cmほどの小さな花ですが、育てやすいのか、あちこちでプランターや庭に咲いているのを見かけます。この花は今から50年程前に、サカタのタネが開発したようです。プリムラ・ポリアンサと南コーカサス地方原産のプリムラ・ジュリエを交配させたものを「ジュリアン」という名前にしました。ところが、いつの間にか交配元のポリアンサとの区別がつかなくなってしまって、区別するには大きさの比較だけになってしまったらしいのです。だから、株や花が大きいものが『ポリアンサ』、小さいものが『ジュリアン』になっているようなのです。ただ、八重咲種やフリル咲の花はジュリアンにしかない特徴なのだとか。ウォーキング中に見つけた「プリムラ・ジュリアン」をまとめてみました。一重咲、八重...プリムラ・ジュリアン

  • ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)

    2日程前の早朝、6時過ぎからウォーキングをしました。小雨も降っていて、寒い日でした。薄暗い中を歩いたのですが、とっても良いことがありました。それは、「ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)」の木がのライトアップされていたことです。意図してそのようにしていた訳ではないと思うのですが、外が薄暗かったためか、玄関先の電気が点いていて、それが大きな「ギンヨウアカシア」の木を照らしていたのです。見事なライトアップ状態でした。数日前に2月とは思えないくらい暖かな日があったので、一気に花が開いたようです。それまではまだ固い蕾だったのに・・・これからお花屋さんに切り花が並ぶことでしょう。それは『ミモザ』として売っている場合が多いのですが、実はミモザという植物は存在しなくて、これはフランス語でアカシア属の総称のことなのです。だか...ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)

  • コロロ

    この花、懐かしくないですか?ずっと昔からあったような、咲いている時からもうドライフラワー状態で、触ると花びらがカサカサする花。ムギワラギクとかカイガラソウとか言っていたと思います。でも、ムギワラギクは夏の花、何故冬に?それに花も大きいし・・・実はこの花は「コロロ」という名前で、サントリーフラワーズが生みだした花なのです。サントリーフラワーズの公式サイトを見ると『キク科ムギワラギク属』となっています。だから、ヘリクリサムやムギワラギクなどを改良したものと思われます。そして、そこには室内でドライフラワーのように長く楽しめる耐寒性が高く、花が長持ち!コンパクトでまとまりの良い草姿となっていますので、冬でも咲くことが分かりました。最近では、元々あった花を品種改良して、新しい商品名をつけて流通させる、といった花が多...コロロ

  • ノースポール

    「ノースポール」は冬になると庭先やプランターなどで良く見かけます。マーガレットを小さくしたような白い花です。この花はずっと以前から冬の花壇の定番になっていますね。寒さに強いから、冬でも花をびっしりと咲かせ、それが春までずっと長く保たれ、手もかからないことから人気があるのでしょう。ノースポールについては興味深い話があります。それは、今でこそノースポールという名前で知られていますが、実はこれは商品名で、『サカタノタネ』が作り出した花なのです。だから「ノースポール」というのは英名でも品種名でもないのです。原種のレウカンセマム・パルドスム種(Leucanthemumpaludosum)を品種改良したのが「ノースポール」だということなのです。名前の由来は、満開時には真っ白な花で株全体が覆われ、その様子が北極を思わせ...ノースポール

  • メタセコイアの実

    小さな公園にはメタセコイアの木があります。秋には紅葉がとってもきれいだったのですが、既にその面影もなく、枯れ枝だけとなっています。その枝先にはまだ落ちずに残っている小さな丸い実がポチポチとついていました。紅葉が終わって落葉し始めた頃、実も一緒に落ちていて、その時の実は丸い形でした。でも、今落ちている実は鱗片が開いて、マツボックリのような形になっています。時が過ぎて乾燥してしまったのでしょう。木についたままの実を見ても、乾燥したままの形でぶら下がっているようです。落ちていたメタセコイアの実です。この鱗片の中に白っぽいタネが入っていたのですが、既にタネは抜けてしまっているようです。メタセコイアのこと別名はアケボノスギ(曙杉)ともいいます。すくっと立った端正な樹形と季節ごとの葉の色がとってもきれいなため、人気が...メタセコイアの実

  • ユリノキの実

    花のような形をした実がたくさんついている大きな木は何の木でしょうか?大きな公園にはさまざまな種類の樹木が植えられています。その中にたった1本だけある大きな「ユリノキ」です。樹木類は葉っぱが繁っている時にはその形ですぐに名前が判別できるのですが、こうして幹と枝だけになると見分けるのが難しいですね。でも、葉っぱが落ちてもユリノキにはこの特徴的な実がついているのですぐにわかります。この実は『集合果』といって、一つの花の中の多数の雌しべが成熟してできる果実です。その果実が花弁のように寄り集まっているのです。落ちていた実です。花のように見えますね。花びらが落ちるように実が剥がれ、1枚1枚の実には根元にタネがあって、風で遠くに飛んでいくように翼がついています。それで、ユリノキの果実は『翼果』とも呼ばれています。ユリノ...ユリノキの実

  • キルタンサス・マッケニー

    「キルタンサス・マッケニー」の花色は赤、ピンク、黄、オレンジ、白、複色など数多くあると聞いていたのですが、いつも見るのは同じ花色ばかりでした。パステル調の色の花が、すべて同じ方向に顔を向けて咲いているのはあちこちで見ているのですが、他の色はなかなか見つかりませんでした。花の少ない冬から春に咲くので目立ちます。そして、細長くて筒状の花はぎっしりと詰まっていて、それがすべて同じ方向を向いて咲いているのですから、面白い咲き方です。このキルタンサス、今年も同じ色しか見られないのかと思っていたのですが、探してみるものですね。ありました、見つけました。それも2種類です。ピンクのキルタンサスです。パステル調のいつも見る花とは違って明らかにピンク色でした。もう1種類も見つけました。オレンジ色のキルタンサスです。色は違って...キルタンサス・マッケニー

  • セイヨウサクラソウ(西洋桜草)

    あちこちのお宅でプランターの中で咲いているのは「セイヨウサクラソウ(西洋桜草)」です。セイヨウサクラソウは日本原産のサクラソウとは違って、ヨーロッパやアジアに自生するサクラソウを品種改良した園芸種の総称のようです。それじゃ、日本原産のサクラソウはどのような花なのでしょうか?サクラソウ(日本原産)とセイヨウサクラソウは、どちらもサクラソウ科サクラソウ属に属する花で、その違いは・・・セイヨウサクラソウはプリムラ・マラコイデスという名前で、一般的には単に『プリムラ』と呼ばれています。花はピンクや紫、白などの花色が豊富で、日本では一年草として扱われています。原産地は中国です。ニホンサクラソウ日本のサクラソウで、学名は『Primula(プリムラ)』です。セイヨウサクラソウとは花は似ていますが、葉の形が違っています。...セイヨウサクラソウ(西洋桜草)

  • イベリス・マーメイドラベンダー

    イベリスは冬の寒さにも結構強い花らしく、この寒い中でもあちこちで咲いているのを見かけます。咲いているのは白い花が多いので、イベリスって白い花しかないのだとばかり思っていました。ところが、珍しい紫色のイベリスを見つけてしまったのです。たった1鉢ですが、ウォーキングコース途中のお宅の庭先にありました。紫色の小さな花、一見して何の花だろう?と思い、近づいてみたら鉢の脇にプレートが挿してありました。「イベリス・マーメイドラベンダー」という花でした。でも、全体の花のつきかたがどう見ても、イベリスとは違っているようなのです。プレートの写真のように、イベリスって外側の2枚の花弁が大きな花が集まって、こんもりと丸くなっているのが特徴なのです。でも、この鉢の花は、何となくバラバラという感じでした。花が咲き終わった枝もチラホ...イベリス・マーメイドラベンダー

  • ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)

    ウォーキングコースの途中にある家、外塀に沿ってプランターが並べられていました。プランターはパンジーや矮性のキンギョソウ、デージーなど、色とりどりの春の花が所狭しと咲いていました。その中に、「ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)」を見つけました。『ストック』とそっくりです。ストックのことは別名でアラセイトウと言います。それに、ストックもとてもいい香りがするのに、なぜわざわざニオイアラセイトウという名前にしたのでしょうか?調べてみました。---ニオイアラセイトウ---花は黄色、橙、白、赤があって、日本では一年草として扱われているけれど、原産地では多年草です。花には香りがあり、夜になると香りを放ちます。---アラセイトウ(ストック)---香りがある花で一年草、花壇や切り花として使われています。花は一重又は二重花弁、...ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)

  • クレマチス(冬咲種)

    去年、冬に咲いているクレマチスを見つけて、クレマチスには冬咲の品種があることを知りました。今年も咲いているかな?と思い、その場所に行ったら・・・思った通り、去年と同じように、青々とした葉っぱと小さめの白い花がびっしりとフェンスいっぱいに咲いていました。これは『クレマチス・ジングルベル』という品種です。そして、今年は更に別の品種も見つけました。それは、「クレマチス・アンスンエンシス」で、もちろん冬咲種です。この花には『冬色のメロディ』という可愛い別名もあります。蕾の大きさは2~3cmほど、ベル状になっていて、すべてが下を向いてぶら下がっています。1個だけ、フェンスに絡ませて上向きの花が見つかりました。花の様子が良く分かります。アンスンエンシスは中国原産のようです。学名:Clematis英名:Clematis...クレマチス(冬咲種)

  • サルココッカ

    去年の2月中旬に初めて見た花(木)が「サルココッカ」でした。その時は白い花が咲いていました。[去年の2月中旬のサルココッカ]それから約1年後、1月中旬に今度はこの木には黒くて、ちょっとツノが出ているような実ができていました。(このツノは柱頭の名残なのだとか)同じ冬に花の時と実の時があるのはどうして??ということで、サルココッカについて調べてみると・・・雌雄同株のサルココッカは、雌花が終わると緑色の果実ができます。その実は秋になると赤くなり、10月ごろから段々と黒紫色に変わるのですが、実が完熟するためには時間がかかります。そうしている間に2月~3月ごろになると次の花が咲きます。ということでした。花を見つけた去年、そして実を見つけた今年、同じ冬でもその時期が少しだけずれていたようです。実を撮った今年の写真を良...サルココッカ

  • キダチアロエ

    周りは枯れた木ばかりで寂しそうな庭に、オレンジ色の「キダチアロエ」の花が1本だけ目立っていました。この花は子どもの頃からとても身近な存在でした。どこの家にも植えてあったのです。それはキダチアロエは「医者いらず」と呼ばれていて、怪我や火傷をしたときに役に立ったからです。昔、火傷のした時、葉の中のゼリー状のものを塗ってもらって炎症を抑えたような記憶があります。苦かったけれど、それを食べたこともあります。整腸作用もあったのでしょうね。学名:Aloearborescens英名:Aloe、Krantzaloe、Octpusplant別名:木立蘆薈(キダチロカイ)科名・属名:ツルボラン科アロエ属原産地:南アフリカキダチアロエ

  • 梅とか・・・

    ウメ(梅)の便りが聞こえてくる時期になりました。ウメは元々は中国の花なのですが、日本には弥生時代に渡ってきたという説もあります。そんな古くからあるウメですから、今ではすっかり日本に馴染んでしまっているので、日本のものだと思っている人も多いかもしれません。それに、日本には花がウメに似ているだけで、全く関係のない花にもウメという名が組み込まれていて、○○梅などという名前になっている植物も多くあります。名前の元になる花がウメなので、そういったことからも、ウメは日本のものと思うのも無理はないのかもしれません。でも違います、ウメは中国産なのです。ウォーキング中に見つけた「ウメ」と名前がついている花ギョリュウバイ(御柳梅・魚柳梅)葉の形がギョリュウ(御柳)の細長い葉に、花がウメに似ているからと付けられました。別名は『...梅とか・・・

  • フウセントウワタ(風船唐綿)

    以前に見つけた「フウセントウワタ(風船唐綿)」、その時はまだ9月の終わり頃でした。白い花がびっしりと咲いていて、同時に実も生っていました。でも、今は花は見当たらず、実だけがたくさん残っていました。フウセントウワタの実は5cm~10cmくらいの大きさがあって、トゲトゲしています。でも、そのトゲは柔らかいので、触っても全然痛くないのです。そして、実は花が咲いた後、約2ヶ月くらいで成熟するようです。成熟すると縦に裂けて、中からタンポポのような下にタネのついた綿毛が飛散します。花は6月~9月ごろ咲くので、逆算するとタネの飛ぶ時期は8月~11月ごろになるわけなのですが・・・今はもう1月も終わってしまうのに、どうしてかこの風船の中のタネたちは全く飛び立つ様子もありません。飛び立つ時期を間違えてしまったのでしょうか?フ...フウセントウワタ(風船唐綿)

  • イソギク(磯菊)

    秋から冬にかけて、さまざまなキクの花を見ることができますが、この「イソギク(磯菊)」はちょっと変わった形をしています。花には花弁がなくて、ポンポン咲きの丸い黄色の筒状花だけしかありません。そして、花よりも葉に目が行ってしまいます。なぜならば、ちょっと厚みのある葉は白い縁取りになっているからです。葉の裏側が細かな白い毛で覆われているため、真っ白になっていて、その白いものが表側にはみ出て、白い縁取りとなっているのです。このイソギク、秋からずっと咲いていて、ここにきてから花が少し萎れかかってきましたが、何と、葉が紅葉してきたのです。普通のキクの葉は紅葉せずに茶色くなって枯れてしまいますが、イソギクは葉に厚みがあるから、こうして紅葉が見られるのかもしれません。緑と赤のグラデーションと白い縁取りで、とても可愛いカラ...イソギク(磯菊)

  • バンクシア・エリシフォリア

    バンクシアの大きな木を見つけました。「バンクシア・エリシフォリア」です。(英語表記がBanksiaericifoliaなので、エリキフォリアとも)高さ2mほどの木に、25cmくらいの大きな花がいくつか咲いていました。とても大きな花にビックリです。バンクシアはオーストラリア原産の木で、ブラシのような独特な花が咲きます。バンクシアの仲間は80種ほどあるそうで、種類によって花の色や形もさまざまなようです。このエリシフォリアは葉がエリカに似ているために、『ヒースバンクシア』とも呼ばれています。バンクシアの中でも、丈夫で育てやすいし、花の大きさや花つきの良さのため、人気のある品種のようです。この花には前の画像の花のように、ヒューッと伸びた、おそらく雌しべのようなものがまだ見えません。開花まではもう少しのようですね。...バンクシア・エリシフォリア

  • 雪吊り

    大きな公園では冬になると毎年、松の木に「雪吊り」をしています。でも、この辺りでは雪を見ることはほとんどありません。だから、この「雪吊り」は飾りのようなもので、公園の中にある和風庭園の景観を楽しむために行われているのだと思います。以前にも取り上げたこともありますが、「雪吊り」について再掲します。雪吊りには基本的に3つの様式があって、それぞれに、北部式、南部式、兼六園式という名前が付いているようです。雪吊りしてある松の木の脇に、それぞれの方式の説明書きがありました。画像と共にその説明書きの内容も書き移してみました。①北部式帆柱の先端(ボンデン)に、ワラボッチを被せて装飾がされている。丸竹(かんざし)を笠の骨組みのように樹幹から放射状に取り付け、その外端にまわしぶちとして割竹を取り付け、割竹に吊縄を結びつける。...雪吊り

  • 「マーガレットコスモス」と「ユリオプスデージー」

    左が「マーガレットコスモス」、右が「ユリオプスデージー」です。この二つの花はとっても似ています。両方ともキクに似た黄色い花で、花は枝の先に付いて長い花柄があるし、葉もキクのように切れ込みがあります。そして、二つとも草花のように見えますが、実は常緑低木として扱われています。地植えにして数年経つと幹が太くなって、木のようになってくるからです。開花する時期は一応、マーガレットコスモスが春から晩秋(5月〜12月ごろ)、ユリオプスデージーが秋から春(11月〜5月ごろ)ということになっているので、全く逆の季節に咲きます。でも、植えてある環境などによって花も長く咲いたりしますから、両方の花が一緒に咲いている期間も多くあります。だから、一緒に咲いているのが見られれば、違いを比べることができるのです。今回、ウォーキング中に...「マーガレットコスモス」と「ユリオプスデージー」

  • 松霞

    ウォーキングコース途中の家で、庭先に多肉植物の植木鉢だけを置いているお宅があります。そこで赤い実をつけたサボテンを見つけました。植木鉢いっぱいに小さなサボテンがぎっしり詰まっていて、その間から赤い実が出ていました。これはマミラリアという種類のサボテンのようです。マミラリア属のサボテンは種類も多く、一般的に形状は球体か細長い円筒形が多くて、あちこちで普通によく見かけるサボテンだということです。調べてみるとこれは「松霞(まつがすみ)」という名前のサボテンで、秋になると赤い実ができて、実の中には黒いタネがはいっているのだそうです。このタネは発芽率がとってもよくて、蒔けばどんどん増えていくようなのです。だから植木鉢いっぱいになってしまっていたのですね。松霞の花は一般的には4月から6月頃に咲くとされています。薄黄色...松霞

  • ニホンスイセン(日本水仙)

    ウォーキング中には「ニホンスイセン(日本水仙)」の花をあちこちで見かけます。今まではよほど暖かい地方でなければ、この時期に花を見ることはあまりなかったと思うのですが、やはり最近の冬は暖かいのだと思います。スイセンの種類はたくさんありますが、このニホンスイセンが一番好きです。花の少ない時期に咲いてくれるし、うつむき加減にすくっと立っているその姿がとても好きです。そして、上品で派手なところもないし、ちょっと香りがあるところなども好きな理由です。スイセンという名前は、中国名の『水仙』をそのまま音読みにしたのだそうですが、厳しい寒さの中で咲くために、別名では『雪中花』とも呼ばれています。名前に日本とついていますが、元々の原産地は主にスペイン、ポルトガルを中心に地中海沿岸地域のようです。きっと地中海から中国を経由し...ニホンスイセン(日本水仙)

  • 東京に初雪が降った翌日の朝、大きな梅の木にたった一輪だけ花が咲いているのを見つけました。近年になって梅の花がとっても好きになってきました。それまでは梅の花が咲くのは冬だし、寂しい気がして、あまり気に留めていませんでした。多分、これから咲くであろう華やかな桜の方にどうしても目が行ってしまったのでしょうね。でも、年を取ってくるにつれて、こういった華美でないものに対して、侘び寂びといった趣を感じとることができるようになったからなのかもしれません。「梅一輪一輪ほどの暖かさ」(服部嵐雪)一輪だけ咲いている梅を見て、この句がすぐに頭に浮かびました。松尾芭蕉の弟子の服部嵐雪の句です。以前、俳句のサークルに入っていたときに課題として扱った句です。結構有名な句なので、ご存知の方も多いと思います。この句には2つの解釈があると...梅

  • クチナシ(梔子)の実

    大きな公園のクチナシの木に実がたくさん生っていました。梅雨のころ、白くてジャスミンに似たような香りの花が咲いていた場所に、今はオレンジ色の実がたくさんついています。もちろん花は一重の花でした。この実は熟しても裂けないから---口が開かないということで、「クチナシ」という名前になったとされています。6月に咲いていたクチナシの花。その花が今はすべて実に変わっています。クチナシは古来から「朽ちることが無い」、縁起の良い木ということで庭木として好まれていたという話もありますが、全く逆の説もあります。それは、「嫁にもらうくちなし」ということで、女の子がいる家は植えてはいけないという風習もあったようなのです。現在クチナシの実を身近に感じるのはおせち料理の栗きんとんの色つけくらいだと思うのですが、昔からこの実はとても優...クチナシ(梔子)の実

  • サザンカ(山茶花)とカンツバキ(寒椿)

    ウォーキング中に見つけた「サザンカ(山茶花)」です。一重の花、八重の花とさまざまな色や形がありました。[一重咲の花][八重咲の花]---サザンカの特徴(花と緑の図鑑より)---①開花の最盛期は12月頃②ツバキと比べると、花弁がバラバラに落ち、葉がやや小さい③葉はやや厚くて、葉の縁にはギザギザがあり、裏側の葉脈に沿って毛が生えている④花は一重のものが多いが、中には豪華な八重咲きもある画像の花をサザンカとしたのは、すべて花びらが1枚ずつ散っていたし、葉が小さめで縁にギザギザがあったからでした。でも、小さな公園で見つけた花を見て、ちょっと分からなくなってしまいました。小さな公園で、このような花を見つけました。どう見てもサザンカだと思ったのです。ところが、違っていました。実は木札があって、これは「カンツバキ(寒椿...サザンカ(山茶花)とカンツバキ(寒椿)

  • 「千両」とか

    ウォーキング中には、さまざまな実を見つけるのですが、やっぱり一番先に目に入るのが赤い実です。あちこちで見かけるのが千両と万両。古来より赤い色は魔除けや厄除けといわれています。そのため縁起が良いとしてお正月の飾りにも使われています。[千両]オレンジ色の実は「キミノセンリョウ」と呼ばれています。そして「万両」。[万両]千両との違いは実の位置です。千両は実が葉より上につき、万両は実が葉より下についています。そのほかにも縁起の良い○○両と名前のつく植物はあります。それも、億両から一両まであって、すべて赤い実がなります。※億両:オクリョウ(ツルシキミ)※万両:マンリョウ※千両:センリョウ※百両:ヒャクリョウ(カラタチバナ)※十両:ジュウリョウ(ヤブコウジ)※一両:イチリョウ(アリドオシ)[十両(ヤブコウジ)]「千両」とか

  • ユズリハ

    年初ですから、おめでたい木をと思い、小さな公園にある大きな「ユズリハ」の木を見に行ってきました。遠くからでも大きな垂れ下がった葉と赤い葉柄が目立っています。ユズリハは日本原産の木と言われ、万葉の時代からあって縁起が良いとされている木です。ユズリハの名前の由来には2つの説があって、1つ目は新しい葉が成長してから古い葉が落ちるから---「譲る葉」、2つ目は葉の中央の太い葉脈が、弓に似ているので---「弓弦葉(ゆずるは)」というものです。でも、一般に知られているのは1つ目の説の方ですね。春に出た若葉が十分に成長してから古い葉が落ちて、世代交代する。それを人に例えて、親が成長した子供にあとを継がせること、それが「譲る葉」→「譲り葉」なのです。そしてその家が絶え間なく続くことを願う、とてもおめでたい木、だからお正月...ユズリハ

  • ナンテン(南天)の実

    新年明けましておめでとうございます。今年もポチポチと気の向いたときに書いていきたいと思っておりますので、気が向いた時にお立ち寄りください。2024年はあり得ないような1年の始まりでした。元日からの能登半島地震、2日の羽田での飛行機事故、何で年の初めからこんなことがと、お正月気分も吹っ飛んでしまいました。能登半島地震は、日が経つにつれてその惨状が目に見えるようになってきて、被災者の方たちのことを思うと言葉もありません。まだまだ行方不明の方も大勢いらっしゃるようです。その方たちが一刻も早く救出されることを願っております。そして今、募金するしかなく、他に何もできない自分に対して腹が立っています。本年のブログ、初めは「ナンテン(南天)」です。お正月の飾りにも使われている縁起の良い木です。そしてその語呂合わせから『...ナンテン(南天)の実

  • 季節外れの花②

    12月4日、真冬なのに春や夏の花が咲いているのを見たと、『季節外れの花』という記事を書きました。今回はその後に見つけた季節外れの花です。1つ目の花は「ブラシの木」。撮影したのは12月23日です。全く真冬の様子には見えません。ただ、赤いブラシの大きさが少し小さめだったのです。オーストラリア産のブラシの木は、暑さには強く寒さには弱いようなのですが、こうして真冬でも咲いていました。実際の花期は5月~6月、だから初夏の花なのです。近くには白花種も咲いていました。2つ目の花は「エゴノキ」。撮影は12月18日です。エゴノキも新緑の頃、5月~6月に花が咲き、その頃は枝先全体にびっしりと花が付くので、『森のシャンデリア』とも称されています。シャンデリアのような豪華さにはほど遠い花の数でしたが、ポチポチとひっそり咲いていま...季節外れの花②

  • ゴンズイ(権萃)の実

    いつもと同じ道を通っていて、今まであまり気にもしていなかった木に、ある日突然真っ赤な実がぶら下がっているのを見つけてしまったのです。ちょっとシワシワした赤いサヤ、そして熟した実の中からは黒い種子が顔を出していました。鮮やかな赤い色だったので、遠くからでも良く見えたのです。こうなってくるとこの木の正体を知りたくなってきます。画像検索したら、この赤いサヤと中の黒い実の形で似ているものがいくつか出てきました。ツリバナ、ミッキーマウスの木(オクナ・セルラータ)、タンキリマメ、クサギなどでした。でも、これらはすべて今までこのブログですべて取り上げた木だったので、それら以外を探し、この木の名前が「ゴンズイ」だと分かりました。別名は、クロクサギ(黒臭木)。葉をちぎると臭い匂いがしますが、実が青いクサギに対して、ゴンズイ...ゴンズイ(権萃)の実

  • 青根温泉「湯元不忘閣」

    青根温泉「湯元不忘閣」は、伊達家代々の湯治場として利用されていた、歴史のある古い温泉宿で、創業は約500年にもなるらしい。建物は国の登録有形文化財になっている棟もあり、蔵には伊達藩から伝わる数多くの古文書や調度品等、貴重なお宝がしまってあるとのことでした。仙台駅前から高速バスで1時間、終点の遠刈田温泉の「アクティブリゾーツ宮城蔵王」まで行ったら宿の送迎車が待っていてくれ、乗り換えてからは10分ほどで不忘閣に到着しました。「湯元不忘閣」は、日本秘湯を守る会にも加盟している宿なので、玄関先にはお約束の提灯が掲げてありました。歴史ある宿ということで、さすがに全体に古さはありましたが、手入れは行き届いていました。階段のない部屋をお願いしてありましたから、通された部屋は1階で中庭に面した窓からは、『青根御殿』がよく...青根温泉「湯元不忘閣」

  • 黒い「ビオラ」

    最初に、『パンジーとビオラはどう違うの?』ってことから。パンジーとビオラは、どちらも「スミレ科スミレ属」の花なので同じ種類です。一般的には、「パンジー」の方が花が大きく、対して「ビオラ」は花が小さいという違いだけです。花の大きさが5センチ以上あればパンジー、それ以下がビオラということになっています。(GreenSnapより)もう一つ、パンジーとビオラに似ている花に「スミレ」もありますね。スミレの花はビオラよりもさらに小さいのです。だから花の大きさで比べると、パンジー>ビオラ>スミレということになります。[ビオラとパンジーの寄せ植え]冬になるとこれから先ずっと長く咲き続けるビオラやパンジーが人気になってきます。そのためにウォーキング中、あちこちの家の庭先や鉢植えで、さまざまな色のビオラやパンジーを見かけます...黒い「ビオラ」

  • ベニカナメモチの生け垣

    ウォーキングしていると、紅葉がまだ残っていて、赤や黄色に色づいている木があちこちで見つかります。でも、この生け垣は違いました。紅葉ではなくて新芽です。ここは、建物を囲んでL字型に生け垣があり、「ベニカナメモチ」が植えてあります。その一面だけが春のように新芽が揃って出ていたのです。ところが同じ建物の角を曲がったところにあった生け垣は赤い色はチラホラしか見えませんでした。この場所だけでなく、近辺にあるベニカナメモチの生け垣はすべて、緑色の葉ばかりで、ところどころ赤い新芽が出ているだけでした。陽当たりの違いでしょうか?または剪定する時期が違っていたり?いずれにしても、この時期に、一面の赤い新芽は珍しいのかもしれません。この木は園芸品店によって名前が違っていました。ある店ではベニカナメモチ、また違う店ではレッドロ...ベニカナメモチの生け垣

  • グレビレア・ラニゲラ

    ちょっと珍しい花です。「グレビレア・ラニゲラ」です。まだ葉ばかりの時に気づいて、それからこの場所を通るたびに少しずつ花が赤く色づいてくるのをを楽しみに見ていました。1ヶ月ほど前、葉ばかりの時の状態です。まだ花も開いていないため、ちょっと肉厚な葉が垂れ下がっていたのを見つけました。そして1ヶ月後、やっと花の様子が分かるくらいの状態になりました。花は変わった形状で、拡大するとこのように、花弁のように見える総苞から、長い花柱を突きだした花になっています。グレビレアはもともと形がユニークな花なので、それゆえにオーストラリア原産の植物の中でも、とっても人気があるようなのです。そして、さまざまに交配を重ねた結果、品種の数は250種以上もあると言われています。そのような中で、「グレビレア・ラニゲラ」は地面を這う性質があ...グレビレア・ラニゲラ

  • 稲住温泉

    栗駒山の麓、秋田県湯沢市にある『秋の宮温泉郷』は秋田県最古の温泉地と言われています。その中にあった「稲住温泉」は数多くの文人も宿泊したような、歴史ある温泉だったのですが、今から10年ほど前に休業してしまいました。ところが、令和になってから『共立メンテナンス』が経営を引き継いで、「秋の宮温泉郷湯けむりの宿稲住温泉」としてリニューアルオープンしたのです。共立メンテナンスは、全国にビジネスホテル「ドーミーイン」や「共立リゾート」としてリゾートホテルチェーンを運営している会社です。古川駅から宿までの直行バスを利用させていただきました。稲住温泉の所在地は秋田県湯沢市、ところが宮城県古川駅から日にち限定で宿のバスが出ているのです。バスは途中、「あ・ら・伊達な道の駅」で休憩を取り、約2時間かけて宿まで送迎してくれました...稲住温泉

  • ハナカタバミ(オキザリス・ボーウィー)

    道路に面した畑の脇にとても大きな葉っぱでピンク色の花の「ハナカタバミ」が咲いていました。すごく大きな葉っぱで、ひょろひょろとした花軸が伸びて、数個の花が開いていました。「ハナカタバミ」について調べてみました。カタバミ属の花はとても多く、全世界で約800種もあるらしく、その中でこの「ハナカタバミ」はピンクの花を咲かせるカタバミの一種で帰化植物のようです。そして、ハナカタバミには以下のような特徴があります。①花は直径3cmほどで濃い紅紫色の5枚の花弁は重なって隙間がなく、中心部が黄色、秋から冬の間中、花を見ることができる。②少し光沢のある葉っぱはとても大きくて、広げると掌くらいの大きさがある。③長い葉柄が付いていて、3枚の小葉は先端が少しへこんだハート形になっている。とても大きい葉っぱなので、10円玉を置いて...ハナカタバミ(オキザリス・ボーウィー)

  • イチゴノキ

    冬になってもうほとんど草花は終わりを告げてしまったのですが、ヒイラギ、サザンカなど、木にはまだ咲いている花が見つかります。そんな中でドウダンツツジやアセビの花によく似た、小さな白い花を見つけました。壺型の花、これは「イチゴノキ」?それとも「ヒメイチゴノキ」?ヒメイチゴノキはイチゴノキの矮性品種、全く同じで樹高だけが違っているとのことなので、どちらか分かりません。イチゴのような実が生るから「イチゴノキ」と名付けられ、その実は直径1cmほどの赤い球形のブツブツとしたヤマモモにそっくりな実。この木は冬に花が咲き、その花が実になるのは翌年の秋から冬にかけてです。そうなると、前年の花の実が残っているうちに次の年の花が咲きます。だから、花と実を同時に見られる珍しい木なのです。オレンジ色の実を見つけました。この実は最初...イチゴノキ

  • 尾道~錦帯橋へ③

    『尾道~錦帯橋へ』3日目---宮島から錦帯橋3日目の朝は宮島に行くために「ホテル川島」を早めに出発しました。宮島までは電車、船、路面電車などの交通手段がありますが、路面電車を選びました。なぜならば、広島市内の観光を予定しなかったため、路面電車に乗っている途中で市内の様子や原爆ドームなどを車窓から見ようと思ったからでした。そうして約1時間、市内を見学しながら宮島口に到着し、そこからは電車で来た人と同様に、フェリーに乗り換えです。宮島も外国人観光客がとても多く、あちこちから外国語が聞こえていました。[フェリーから見た大鳥居]通称が宮島、正式名称は「厳島(いつくしま)」なのだそうです。海の上に浮かんでる神社は、やっぱり荘厳な雰囲気が感じられました。これは、何度来ても同じです。宮島に来た目的の1つに厳島神社の御朱...尾道~錦帯橋へ③

  • 尾道~錦帯橋へ②

    『尾道~錦帯橋へ』2日目---尾道から広島尾道観光は駅中にある観光案内所で情報収集と地図をもらってから始まりました。映画のロケ地は追々にして、やっぱり最初は千光寺公園から。駅からは徒歩10分ほどで千光寺ロープウェイの乗り場に着きました。本来ならば上りだけの片道切符を購入して、下りは「文学のこみち」をのんびりと歩けばいいのですが、何せ年齢が年齢ですので、往復ともロープウェイにしました。ロープウェイは頂上の公園まで直行で3分ほど。途中、千光寺や尾道水道を眼下に見ながら上って行きました。[千光寺公園から見た尾道大橋方面][千光寺公園から見た尾道の街並みと向島]千光寺公園では展望台に上ったり、ソフトクリームを食べたりしながらゆっくりと1時間ほど過ごしました。その後、公園の頂上から続く「文学のこみち」を横目で見なが...尾道~錦帯橋へ②

  • 尾道~錦帯橋へ①

    先日、数年ぶりに叔母と会った時のこと。高齢の叔母が「死ぬまでに行ってみたい場所がある。」と。その場所が映画「東京物語」のロケ地の『尾道』でした。そして、「まだ1度も瀬戸内海を見たこともないから」とも。70年前に公開された「東京物語」という映画を知らなかったのですが、それならば「その願いを叶えましょう」と、尾道に行くことになりました。叔母にとって初めての広島県方面なので、せっかくだからその辺りの有名どころを全部回ってみようということで、計画を立てました。そして、尾道~広島市内~宮島~錦帯橋というコースにしました。1日目---岩国から尾道へ羽田から広島までの飛行機に全く空席がなく、岩国空港に午後に到着する便にどうにか空席を見つけました。岩国空港に着いた時はすでに午後1時半、この日は岩国から尾道までの移動だけし...尾道~錦帯橋へ①

  • 季節外れの花

    冬に向かって、咲いている花も少なくなってきました。そんな中、気候がおかしいのでしょうか?それとも、花の方が季節をまちがえたのでしょうか?今日のウォーキング中だけでも季節外れなのに咲いている花がたくさん見られたのです。それらは全部鉢植えではなく、地植えになっていた花でした。それらは、夏頃からず~っと咲き続けていたものや、突然咲き出した花もありました。そんな花を本来の開花時期を添えて、アップしてみます。(開花時期は関東近辺の場合を”LoveGreen”や"植木ペディア"から)「ナノハナ」(開花時期2月~3月)「ブーゲンビリア」(開花時期4月~5月、10月~11月)肥料と水やりを加減することで、1年に2~3回開花させることもできるようです。「ハイビスカス」(開花時期5月~10月)「アメリカデイゴ(カイコウズ)」...季節外れの花

  • ネリネ

    ウォーキングコースの周辺は全体が段々と茶色く変色し、殺風景になってきています。ところがそんな中でも、秋の陽射しに明るく輝いて見える花がところどころで見つかるのです。「ネリネ」です。別名が『ダイヤモンドリリー』、これは光が当たると花びらがキラキラと輝いて見えるからだそうです。ネリネは10月下旬~11月ごろに開花し、茎の頂部にたくさんの花をつけます。その花はヒガンバナに良く似ていますが、花と同時に葉も見られます。これがヒガンバナと違いです。花が咲いている時に葉がなければヒガンバナ、葉があれば「ネリネ」。ヒガンバナとのもう一つの違いは、花の時期です。ヒガンバナは名前の通り、彼岸の頃、夏から秋にかけて咲くのですが、ネリネはヒガンバナが終わってからの開花となります。ネリネにも数種類があり、『ネリネ・サルニエンシス』...ネリネ

  • ダンギク(段菊)

    今年の6月、鉢植えの「ダンギク(段菊)」が咲いているのを見つけたのですが、その時は小さくて花も少しだけでした。ダンギクはやっぱり秋の花。秋になって、地植えの立派な株を見つけたので、6月に書いたダンギクの記事に少し手を加え、改めてダンギクのことを書いてみました。「ダンギク(段菊)」って名前から連想すると、段々になったキクの花?そう思われますが、これがまた全く違うんです。ダンギクはシソ科の花、だから花の形は他のシソ科の植物と同じなのです。唇形の花で、花弁から長い雄しべと雌しべが出ています。葉っぱもシソに似ていますね。元々は野草だった花で、海に近い場所の岩場や草原などに多く咲いていたようです。でも、今ではもう自然のものはほとんど見られなくなってしまって、見つけた株ももちろん栽培種です。自生地も減少してしまったの...ダンギク(段菊)

  • チャノキ(茶の木)

    お茶の木に花が咲いていました。この木は本当の名前は何だろう、チャ(茶)?それともチャノキ(茶の木)?Wikipediaには、チャノキ(茶の木、学名:Camelliasinensis)は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹。そして、『チャの木』あるいは『茶樹』とも記され、単に『茶』と呼ぶこともある、と。それじゃどっちでもいいんだ・・・ツバキやサザンカに良く似た花と葉、それもそのはず、チャノキは、ツバキ科ツバキ属の木なのです。チャノキは、茶畑などではきれいに短く刈りそろえてありますが、自然の中では刈り込まずにそのままにしておくと結構大きくなって、高さが10mほどにもなってしまうようです。チャノキの花は黄色い花粉がついた雄しべが目立って、ふさふさのボンボンのようです。蕾も、その後にできる実もぜ~んぶ丸くて、とても可愛いの...チャノキ(茶の木)

  • クレロデンドルム・ウガンデセ

    2年前の夏、小さな公園の片隅に放置されていた鉢の中でけなげに咲いていた花を見つけました。水ももらえていなかったのか、細々と咲いていた花、それが「クレロデンドルム・ウガンデセ」でした。初めて見た花だったのだけど、鉢に名札があったので、名前が分かったのでした。それ以来、出会えていなかったのですっかり忘れてしまっていたのですが、その花が畑の中に咲いていたのです。あまり見かけない、珍しい花なのに畑の隅に無造作に植えられていたのですから、ちょっとビックリでした。クレロデンドルム・ウガンデセ----名前の『ウガンデセ』はこの花の産地がウガンダのあたりだということらしいのです。南アフリカ産の花や木は多いのに、ウガンダって珍しいですね。この花(木)は蔓性低木ということなのですが、3メートルほどの高さにもなるようです。夏か...クレロデンドルム・ウガンデセ

  • エリカ・ウインターファイアー

    「エリカ・ウインターファイアー」が咲いていました。ウォーキングで良く通る道に面している家の庭に咲いていたのですが、このお宅はよほどお花が好きな方のようで、色々な花が一年中途切れることなく咲いているのです。それもとても珍しい花が多いのです。だから、季節が変わると「今はどんな花が見られるのかな?」と、通るのが楽しみになっている場所なのです。そこに今咲いていたのが「エリカ・ウインターファイアー」です。エリカはとても種類が多く、エリカ属として700種以上もあるということです。その中でも日本に流通しているのは40~50種類。そして、それらは花の色・花の形・開花期などが違って、それぞれに異なった特徴を持っているのです。良く知られているエリカに、小さなピンクの壺型の花をたくさんつけて、冬~春に咲くタイプのジャノメエリカ...エリカ・ウインターファイアー

  • 空心菜

    畑の中にアサガオのような白い花が咲いていました。どう見ても葉っぱは「空心菜」のようです。「空心菜(クウシンサイ)」は茎が空洞になっているのが特徴の葉物野菜です。最初に空心菜を知ったのは、中華料理に使われていたからでした。最近ではスーパーでもよく売っていますね。でも、売っているのは葉っぱだけなので、まさがこのような花が咲くとは・・・こうしてアサガオとそっくりな花が咲くのならば、アサガオと同じようにプランターなどに植えて、花も楽しめる『食べられるアサガオ』にしたらいいのかも。学名:Ipomoeaaquatica英名:Waterspinach別名:ヨウサイ、エンサイ、アサガオナ科名・属名:ヒルガオ科・アサガオ属原産地:東南アジア空心菜

  • 西洋朝顔「ヘブンリーブルー」

    暑かった日から急に気温が下がり、一気に冬になったかと思われた日、フェンス一面にきれいに咲き揃った、青いアサガオを見つけました。西洋朝顔「ヘブンリーブルー」です。きれいな青い色から「ソライロアサガオ」とも呼ばれていて、1つの茎から3~5個の10cmほどの花をつけるのでとても華やかで豪華に見えます。この花も他の西洋朝顔のように、開花時期は8月の終わり頃から11月ごろまで咲きます。また、同じ西洋朝顔のオーシャンブルーのように、花の色が変化することでも知られています。蕾の時は赤紫色、それが開花するときは青色へと花色が変わるようです。(細胞内のpHの変化によるものらしいです)一般的に自然界では青い色の花は、少ないと言われています。それは昆虫が認識しづらいからだとも・・・でも、これだけきれいな青い色が一面にあったら、...西洋朝顔「ヘブンリーブルー」

  • ツワブキ(石蕗)

    先日、友人たち数人との会話の中で、『キャラブキ』の話題が出ました。あの佃煮のような昔からの保存食の『キャラブキ』のことです。「キャラブキは何で作る?」ということで、ほとんどの人は「フキ(蕗)」と答え、「フキを醤油と砂糖で味付けして煮るに決まっている」と。ところがその中の一人、九州出身の人が「ツワブキで作る」と言いました。まさか?と思いましたが、九州ではそれが当たり前だと言うことでした。地方によってさまざまですね。秋も深まってくると「ツワブキ(石蕗)」の黄色い花が目立つようになります。この花はフキ(蕗)?それともキク(菊)?どちらなのでしょう。『Bingチャット』に聞いてみました。「ツワブキ」は、キク科ツワブキ属に属する常緑多年草です。一方、「フキ」は、キク科フキ属に属する多年草です。ツワブキとフキは、見た...ツワブキ(石蕗)

  • ギンミズヒキ(銀水引)

    ミズヒキの赤い花は良く見ますが、珍しい白い「ギンミズヒキ(銀水引)」を見つけました。夏の終わりから秋にかけて小さな花を咲かせるミズヒキですが、熨斗のミズヒキに似ているからと、この名前になったようです。葉の脇から長い花茎が伸びて、そこに米粒のような小さな花を点々と付けています。でも、この花には花弁がなくてガクだけなのです。(以下これを花とします)赤花のミズヒキのガクは紅白で上が赤、下が白になっています。いつも上からしか見ないので赤い花にしか見えませんが、ひっくり返して下から見ると白いガクが見えるのです。ところがギンミズヒキはどこから見ても真っ白なのです。あと、茎の色も違います。ミズヒキは花と同じように赤っぽくなっていますが、ギンミズヒキは緑色で、赤くなりません。ミズヒキ---茎が赤い赤でも白でもミズヒキはひ...ギンミズヒキ(銀水引)

  • ムベ(郁子)

    ウォーキング中にフェンスに絡まって「ムベ(郁子)」の実がたくさん生っているのを見つけました。春に花が咲いていた木で、その花が実に変わっていたのです。この実もアケビのように食べられるとのことで、1個いただいてきました。教えられた通り、2つに割って中のゼリー状の果肉をスプーンですくって食べてみました。初めて食したムベの味、果肉はトロリと甘かったのですが、なにせ食べるところが少なく、タネばかり。「味はこんなものなのかな・・・」といった感想です。ムベはアケビによく似ていますが、2つの違いははっきりしています。ムベの葉は落葉しなくて、一年中緑です。そして実は一回り小さいサイズで、完熟しても割れません。葉の枚数について、アケビは「三つ葉」と「五葉(ごよう)」ですが、ムベは若木の時には3枚、生育していくうちに5枚、実が...ムベ(郁子)

  • サルビア・アズレア

    「サルビア・アズレア」が咲いていました。別名でスカイブルーセージと呼ばれています。とっても爽やかな花の色ですね。サルビアにはたくさんの種類がありますが、このアズレアは夏が終わって、秋になると開花します。そして、草丈がとても高くなって、時には大株にもなりますので、他のサルビアとはちょっと雰囲気が違っています。英語でアズレア(azurea)は「空色(の)」、「淡青色(の)」、「青空(の)」などという意味らしいのですが、本当に青空のような花の色です。秋の空の下で映えますね。枝があちこちに伸びて、ちょっとひょろひょろとひ弱な姿に似ず、結構強くてたくましい花のようです。学名:Salviaazurea英名:Bluesage、Azure-bluesage、PrairieSage別名:スカイブルーセージ科名・属名:シソ科...サルビア・アズレア

  • シコンノボタン(紫紺野牡丹)

    「シコンノボタン(紫紺野牡丹)」が咲いているのを見つけました。この花の紫色が何とも言えなくて、大好きだったので、戸建てに住んでいたときには庭に植えていました。最近はあまり見かけなくなったのですが、やっと見つけました。もう花も終わりに近いのでしょうか、咲いている数が少なくて、ちょっと淋しい気もしました。もう少し早く出会えれば、鮮やかな紫色の花が木いっぱいに咲いているのが見られたかもしれません。本来ならばこの花は一日花なのですが、次から次へとたくさん咲くんです。シコンノボタンの特徴は何といってもこの花の色。そして雄しべも紫色で長く、カールしています。この花の名前をただ『ノボタン』とだけ呼んでいる場合もありますが、正しくはシコンノボタンなのです。(お庭の窓口より)「シコンノボタン」はノボタンという名前で売られて...シコンノボタン(紫紺野牡丹)

  • 「ヤマボウシ」、「ソヨゴ」の花と実

    数日前の記事で花と実が一緒に見られる植物のことを書きました。ボケ---冬ボケという種類の花があるので、冬の花と実が同時に見られる。ジュズサンゴ---花の開花時期が長いので、先に咲いた花の実と後から咲いた花が同時に見られる。これらの木は花と実がいっしょに見られる要因があるのです。ところが、ソヨゴとヤマボウシの木も花と実が同時に見られたのです。[ヤマボウシ]ヤマボウシの実ができるのは9月~10月、だから今は実の時期なので、赤い表面がボコボコとしている、サクランボのような実がたくさんできています。それと同時に花も咲いていました、ちょっと小さい花でした。(実際にはびらのように見える部分は総苞片なのですが)花の時期は5〜7月なのに・・・そして、同じようにソヨゴも。[ソヨゴ]花は数も少なく、中央部分が膨らんで、すぐに...「ヤマボウシ」、「ソヨゴ」の花と実

  • 浅間温泉「菊之湯」

    城下町松本の奥座敷として知られている「浅間温泉」に行ってきました。浅間温泉は市街からほんの少し離れただけなのですが、レトロな建物が残る静かな、歴史ある温泉です。温泉宿を選ぶ時、第一に温泉が良いのはもちろんのこと、そしてやっぱり第二には料理が決め手になります。その結果、浅間温泉での宿は「菊之湯」となりました。最近では温泉に行く時はいつも宿に直行で、途中の観光などよほどの事が無い限りはあまりしません。ほとんどが既に行ったり、見たりしたことのある場所なので・・・寄るとしたら途中にある道の駅くらいかな。ところが今回はあまりに天気が良かったため、『松本城』に寄ってみました。松本城は去年の夏以来です。秋の松本城。黒塗りの「大天守」が青空に映えて、さすがに国宝に指定されるのも納得です。松本城だけを見学して「浅間温泉」へ...浅間温泉「菊之湯」

  • 琉球朝顔「オーシャンブルー」

    朝顔の花の色が変わっていました。夏場よりも秋の今の方が元気そうに見える「オーシャンブルー」、夏の間は青い花ばかりだったのですが、この数日間にピンク色の花が多くなっていて、ちょっとビックリ。不思議に思い調べてみました。「真夏の朝のオーシャンブルー」萎んだ花はピンク色になっていました。「秋の朝のオーシャンブルー」ピンクの花が多く、紫色の花もピンクっぽくなっていました。オーシャンブルーは花色の変化が楽しめる花で、朝に咲いた青い花が午後になるとピンクに変わるという特徴があるようなのです。このように変化するのは、花に含まれているアントシアニンという色素が原因のようです。気温が下がるとアントシアニンのph値が低くなり、それと同時に花の色もピンクに変化するのだそうです。気温が下がるというのが重要だということが分かりまし...琉球朝顔「オーシャンブルー」

  • ボケ(木瓜)

    「ボケ(木瓜)」の実です。ぱっと見たときに『カリン』かと思いましたが、その場所には確かに「ボケ」の木があって春には花の写真も撮ったことも覚えていました。こんなに近くでボケの実をまじまじと見たのは初めてでした。ボケは秋になると5cmほどの香りのよい、黄色い実を付けます。このボケの実は食べられるのですが、酸味と渋みが強いようなので、一般的には加工して果実酒やジャムとして使われているようです。そして実のなっている木の近くには別の木があって、それが何と花が咲いていたのです。秋なのにボケの花?あまり見たことがなかったので、早速調べてみました。そうしたら、ボケは開花時期が11月頃から咲く種と4月頃から咲く種の2種類があるようなのです。特に、11月頃から咲くボケのことは「寒木瓜」と呼ばれているとのことでした。学名:Ch...ボケ(木瓜)

  • ジュズサンゴ(数珠珊瑚)

    長かった夏も終わって、やっと秋になりましたね。ウォーキングしていると、秋の花々が咲きだしたり、実も色づいているものが見られるようになりました。数日前には「ジュズサンゴ(数珠珊瑚)」を見つけました。白い小花を多数つけながら、同時にミニトマトのような赤い実ができていました。本来ならば白い花を咲かせた後に房状の赤い実をつけるのですが、この花は開花時期がとっても長いのです。そして次から次へと咲くために、先に咲いた花に実ができてしまっていても、まだ新しい花が咲き続けるのです。そのために花が咲いている間でも同時に実が見られるという訳です。房状に垂れている花は、蕾の時は先端がほんのりと淡桃色に染まって、開くと蘭の花のようになります。花びらのように見える部分は実際には萼片のようです。そして、花が終わると光沢のあるプチトマ...ジュズサンゴ(数珠珊瑚)

  • 燕温泉「花文」

    新潟県南西部にある妙高高原には7つの温泉地があります。その中で一番高い場所に位置するのが燕温泉で標高は約1,100m、弘法大師発見の湯、上杉謙信の隠れ湯などといわれている、古くからある温泉です。かつて岩ツバメが群れを成して飛び交っていたことから燕温泉と名付けられたようです。以前から燕温泉は「炭酸泉で白い湯花の濁り湯」だということは知っていました。行ってみたい温泉にリストアップされていたまま、なかなか行く機会がなかったのですが、やっと来ることができました。燕温泉には5件ほどの宿があって「花文」はバス停のすぐ側、一番下にありました。大きな宿でしたが、外観の古さは否めませんでした。それもそのはず、この宿は明治時代に創業された、歴史ある旅館なのだそうです。少し早い到着でしたが、気持ちよく受け付けてくれました。迷路...燕温泉「花文」

  • キャットテール

    「キャットテール」は名前が見た目のままですね。赤い花穂を猫のしっぽに見たててこの名前で呼ばれています。この花は春から真夏の暑いもずっと咲いていました。地面を覆うように咲いていたり、鉢や花壇からせり出してこぼれるように咲いているのものもありました。見た目のキャットテールは覚えやすいのですが、別名では『アカリファ・レプタンス』といいます。葉の形を見ると、卵形で縁にギザギザがあるのが特徴です。花穂の赤くふさふさしているものは、雄しべが長く伸びたものなのだそうです。この花には似たようなものが多いのですが、一番似ていると思うのが『ベニバナツメクサ』です。春に見つけました。これが『ベニバナツメクサ』です。元々は牧草として栽培されていたようですが、ストロベリーキャンドルとも呼ばれています。こちらの葉は3枚の小葉があって...キャットテール

  • ウスイロツユクサ

    変わった花色のツユクサを見つけました。薄紫色のツユクサです。去年、色が薄くて水色がかったツユクサを見つけました。(去年見つけたツユクサの記事----ウスイロツユクサ)その時にその花が「ウスイロツユクサ」だと分かりました。そして、その花よりももっと紫色に近いものが本当のウスイロ(薄色)だとのことでした。ウスイロツユクサとは・・・花色の薄いもの、ツユクサの花には濃淡があり、ここでいうウスイロとは淡青色ではなく、淡紫色を意味します。この花はきっと、去年見つけた花よりもウスイロツユクサに近づけたのかもしれません。ツユクサのコレクションに入れておきましょう。ツユクサコレクションツユクサケツユクサ---苞葉に毛があるウスイロツユクサ---花色が淡青色~淡紫色シロバナツユクサ---花色が白い2段咲きツユクサ---花が上...ウスイロツユクサ

  • 上三依水生植物園

    「上三依水生植物園」は栃木県日光市にあります。約22,000㎡もある広い園内は、8つのエリアに分かれていて、季節ごとに約300種、3万本の植物を楽しむことができます。この時期に入園したのは初めてでした。だから、今まで見たこともない花々もたくさんありました。そこに咲いていた花をいくつか・・・「キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈上臈杜鵑草)」NHK連続テレビ小説「らんまん」に登場した「ジョウロウホトトギス」の仲間です。紀伊半島南部に自生する花で、「山里の貴婦人」とも呼ばれています。山中の湿り気のある崖に下垂して生えます。「ツキヌキホトトギス(突抜杜鵑草)」キイジョウロウホトトギスなどのように、葉が垂れ下がるタイプのホトトギスですが、花は上向きに開いて咲きます。「ツキヌキ」という名前の由来は、茎が葉の付け根を貫...上三依水生植物園

  • 湯ノ花温泉「古民家の宿 山楽」

    南会津の『湯ノ花温泉』へ行ってきました。女性4人で集まった時、突然思い立ったように話が決まりました。何も計画を立てずに宿だけを決め、ただ温泉と美味しい食べ物が目的で、宿は「古民家の宿山楽」に決めました。この宿は数ある予約サイトでは扱いがなく、観光協会のホームページから探しました。最近ではこのように宿直接に予約することが多くなりました。予約サイトはとても便利なのですが、宿直接だとメールや電話でその宿の雰囲気が分かりますから・・・湯ノ花温泉に入ってから少し走り、集落の中心から少し離れたところに宿の看板が見えました。それを目安に行くと、普通の家のような外観の「山楽」がありました。池のある広い庭と縁側にはたくさんの赤いカボチャが並べて干してあり、昔懐かしい、ほっこりとした感じでした。「山楽」は古民家の宿とうたって...湯ノ花温泉「古民家の宿山楽」

  • マンデビラ

    ウォーキングしていると数多くの「マンデビラ」に出会えます。今日出会ったのは、八重咲のマンデビラで、垣根にいっぱい咲いていました。八重咲は珍しいですね。「マンデビラ・ピンクパフェ」と名前が付いています。花は最初はピンク色で咲き、満開に近づくにつれて花色はだんだん濃くなり、赤に近づいてくるようです。色々なマンデビラです。先日、ホームセンターでマンデビラの鉢を見つけたのですが、全部の鉢に「サンパラソル」と名札が付いていました。「えっ、マンデビラじゃないの?」と思い名札を見たら、『SUNTORY』の文字がありました。やっぱりこれは『サントリーフラワーズ』が品種改良して生まれた花だったのでした。結論は、サンパラソルはマンデビラの数ある園芸品種の一つということです。サントリーがどのように改良したのかと調べてみました。...マンデビラ

  • ホテイアオイ(布袋葵)

    ウォーキングコースの途中にある家の庭先に置いてあった瓶の中に「ホテイアオイ(布袋葵)」が咲いていました。葉の柄のにあたる場所の途中が丸く膨れています。この様子が布袋様のおなかに似ているということで、「ホテイアオイ」という名前になったようです。先日、テレビのニュースでホテイアオイのことを取り上げていました。国内のあちこちでホテイアオイの異常な繁殖が社会問題となっているとのことでした。ホテイアオイは浮遊植物で、水の中で育ちます。だから川や溜め池などで大量繁殖してしまい、漁業などに影響を与えたり、冬になって枯れたホテイアオイが水質汚濁の原因となってしまうようなのです。今では『青い悪魔』という名前もあるようなのです。随分と失礼な名前ですね。それに対してもう一つの名前はヒヤシンスに似ているから『ウォーターヒヤシンス...ホテイアオイ(布袋葵)

  • 台湾椿(ゴードニア)

    3mほどある大きな木に白い花が咲いているのを見つけました。シャラノキ?、ツバキ?、サザンカ?、思いつく名前の木を頭に浮かべながら近づいてみました。初めて見た花(木)でした。まだまだ蕾がいっぱいあって、厚みのある大きな細長い楕円形の葉っぱがツバキやシャラノキとも違っていましたが、花はよく似ていました。お茶の花(チャノキ)にも似ていました。早速bingAIで聞いてみました。その結果が以下です。「台湾椿」です。ゴードニアという名前でも流通しています。ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で、葉の光沢が美しく、丈夫で育てやすいことが特徴です。原産地は、中国南部からインドシナ半島、台湾に分布しています。花期は10月から4月で、咲いた花は花びらが散らずにガクから落ちます。また、開花時には葉が多少赤く染まる特徴もあり、観賞として...台湾椿(ゴードニア)

  • ゲンノショウコ(現の証拠)

    今までの暑さがウソのように、10月になって急に秋を感じるようになってきました。そんな肌寒い日の朝、「ゲンノショウコ」を見つけました。この花は夏の暑い間中咲いているものだと思っていたのですが、まだまだ元気でした。でも、そろそろ終わりかけなのかもしれません、もうタネができていましたから。草むらの中や道ばたなどで咲いているのですが、花の直径が1cmくらいしかないため、小さいので見過ごしてしまうかもしれません。花を拡大するととっても可愛いのです。(画像がボケ気味で・・・)まず、花の形が整っていることが素晴らしい。そして、白い花びらに薄紫色の線が入って、葯も薄紫、上品ですね。ピンクの花もあります。ただ、東日本では白花が多く、西日本でピンクの花が多いようなのです。それなのにピンクの花を見つけたのですから、スゴイデス・...ゲンノショウコ(現の証拠)

  • プルメリア

    珍しい花を見つけました。熱帯地域しか育たないと思っていたプルメリアが咲いていたのです。もちろん鉢植えでしたが・・・プルメリア・シンガポールホワイト---白色の花びらで、中心部が黄色く、プルメリアの代表種の一つです。プルメリアというと、やっぱりハワイかなぁ~。最後にハワイに行ったのは何年前のことでだったのか、数年間のコロナ騒ぎで忘れてしまいました。ハワイでは大きな木になっていて、葉がいっぱい茂り、花もとっても大きな房になっていました。ピンクや赤い花もあったような・・・大きな株じゃなく、小さな鉢に入ったプルメリアだけれど、やっぱり南国を思い起こさせてくれる。日本でもこうして立派に育つことにビックリ。東南アジアやハワイなどのリゾート地に行くと必ずどこでも見かけるプルメリアですが、何と、中央アフリカが原産地のよう...プルメリア

  • ムラサキゴテン(紫御殿)

    独特な雰囲気を持った「ムラサキゴテン(紫御殿)」です。あちこちで良く見かける割には御大層な名前がついています。なぜなのかというと、雄しべの葯以外、全てが紫色だからです。紫色---昔は紫色は高貴な色とされていました。だからその姿からは高貴な人の住む屋敷---紫の御殿なのだそうです。要するに、紫色の葉と茎が豪邸のように立派に見えるからその名前になったというわけです。花を見れば分かるようにツユクサの仲間です。朝に咲いて昼にはしぼんでしまう一日花なのです。特に暑い時期には毎日花を咲かせる強い植物です。紫御殿の名前で親しんでいますが、小さなピンク色の花をハートに見立てて『パープルハート』という可愛い名前もついています。難しくは「トラディスカンティア・パリダ・プルプレア」という舌を噛みそうな名前もあります。学名:Tr...ムラサキゴテン(紫御殿)

  • コバノセンナ(小葉の旃那)とハナセンナ(花旃那)

    夏が終わって秋の気配がするころになると、毎年近所にある2本の木に黄色い花が咲き始めます。2本とも同じ花だとずっと思っていたのですが、ちょっと違っていることが分かりました。今は両方とも満開状態になっていました。1本目は背丈が1.5mくらいで、大きな鉢に入っています。この花は「コバノセンナ(小葉の旃那)」です。花持ちがよいのか、結構長い間咲いています。楕円形の小葉が5~6対ほど。花は2~3cmほどの大きさで、湾曲した茶色い雄しべが中央から突き出ているのが特徴です。コバノセンナは夜になるとネムノキのように葉を折りたたんで眠ります。南の方、九州や沖縄地方では公園などにも植えられていて、よく見かけるそうなのですが、関東付近では珍しい木のようです。きっと寒さにあまり強くないのかもしれません。コバノセンナ(小葉の旃那)...コバノセンナ(小葉の旃那)とハナセンナ(花旃那)

  • タンキリマメ(痰切豆)

    今年の1月、初めて「タンキリマメ(痰切豆)」の実を見つけました。殺風景な冬の雑木林に赤い実が目立っていたのです。実際には黒い実とそれを包む赤いサヤだったのですが、それが赤い実に見えたのです。初めて見た実でしたので、調べました。そしてその実が「タンキリマメ」だと分かり、花が7月~10月頃に咲くことを知りました。きっと今頃花が咲いていると思い、その場所へ行ってみました。思った通りでした。黄色い花が咲いていました。小さいけれどしっかりとマメの花の形をしていました。花はもう終わりかけのようで、花と同時に緑色のサヤもできていました。同じ場所には既にサヤが赤くなっているものもありました。そして、赤いサヤが割れて黒い実が顔を出しているものも見つかりました。ちょうど花から実へと変わる時期だったのでしょうね。そのために花、...タンキリマメ(痰切豆)

  • 八丁の湯

    鬼怒川源流部に位置する奥鬼怒には八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉、手白澤温泉があり、それらは『奥鬼怒4湯』と言われています。そして、それぞれの温泉に源泉の違う宿が1軒ずつあります。今回は前日に泊った川治温泉から、足を伸ばして4つの温泉の一つ、「八丁の湯」に行くことに決めました。4つの宿のうち、八丁の湯と加仁湯の宿泊客はバスの送迎があるからでした。送迎バスを使わないと山道を1時間半くらい歩かなくてはならないのです。川治温泉を出てから川俣湖を見渡す道を走ったり、すれ違い困難なクネクネ道を走ったりすると、1時間ほどで女夫渕駐車場に着きます。以前この場所には『女夫渕温泉ホテル』があったのですが、東日本大震災で損壊してしまったため廃業してしまい、現在ではその場所が駐車場となっています。この先奥鬼怒4湯の宿泊客や日帰り入...八丁の湯

  • 川治温泉「白井屋」

    まだ紅葉には早いため、混雑していないと思って川治温泉に行ってみました。宿は「白井屋」に決めました。ずっと前からこの宿に泊りたかったのですが、なかなか機会がなかったのです。なぜならば川治温泉は通り過ぎるだけの温泉で、いつもはここを通ってもっと先の温泉に目的地があったからです。だから、川向こうにある日帰り温泉の『薬師の湯』だけはよく利用していましたが、宿泊するのは初めてでした。この宿は以前からリーズナブルで料理がとっても美味しい宿だと聞いていました。そして、夕飯の最後に出てくるのはご飯ではなく、お蕎麦。この手打ちそばを目当てに来る人が多いようなのです。川治温泉には温泉街というような場所はなく、隣の鬼怒川温泉に比べると静かな温泉です。それでも大きな宿がいくつかあります。その間に挟まれたように、会津西街道沿いに民...川治温泉「白井屋」

  • トロロアオイ

    薄黄色の大きな「トロロアオイ」の花が咲いていました。オクラの花にそっくりですがちょっと違います。トロロアオイは別名で『花オクラ』とも言って、花を食べるエディブルフラワーなのです。食べたことはないのですが、生で食べるとシャキシャキとした食感のようです。それじゃ花オクラ(トロロアオイ)とオクラはどう違うのかと言うと・・・オクラの花の部分が花オクラじゃないのかと思いますが、違います。これは全くの別の野菜なのです。ただ、オクラと同じような花が咲くので花オクラという名前になったらしいのですが、「トロロアオイ」と呼んだ方が分かりやすいですね。以下「トロロアオイ」とします。オクラとトロロアオイの違いを挙げてみると、花、葉、実の形も違っています。花は共にうす黄色なのですが、オクラは丸みを帯びてフヨウの花にも似た形、トロロ...トロロアオイ

  • ベニバナトキワマンサク(秋咲き)

    「ベニバナトキワマンサク」の生け垣に花が咲いていました。トキワマンサクは春に開花時期を迎える木なのですが、秋にも花を咲かせることがあるようです。でも、春ほどたくさん花は咲かないようですが・・・このように、1年に2回咲く花は二期咲きと呼ばれているようなのです。(フジなどもそうですね)3月のベニバナトキワマンサクです。やっぱり春は花の数が多くて華やかですね。学名:Loropetalumchinensevar.rubra(アカバナトキワマンサク)英名:Evergreenwitchhazel科名・属名:マンサク科トキワマンサク属原産地:日本から中国、インドベニバナトキワマンサク(秋咲き)

  • ペラルゴニウム・シドイデス

    「ペラルゴニウム・シドイデス」は数あるペラルゴニウムの原種の中の一つです。ペラルゴニウムの園芸種の派手さに比べると、独特の落ち着いた花色の小さな花が可愛く、ビロードのような質感の丸いシルバーリーフがおしゃれです。花色が濃いワインレッドとでもいうのでしょうか、派手な色ではないため、あまり目立たないのですが、花期がとても長く、春からずっと咲いています。この花色から別名では黒いペラルゴニウムとも呼ばれているようです。シルバーの丸い葉がこんもりと茂り、そこから細い花茎が長く伸びて、先端に1~2cmほどの小さな花がいくつか咲きます。全体的にひょろひょろとして弱そうな感じですが、結構丈夫な花のようです。学名:Pelargoniumsidoides英名:サウスアフリカンゲラニウム(SouthAfricangeraniu...ペラルゴニウム・シドイデス

  • アベルモスクス

    夏になるとアオイやフヨウ、ハイビスカスなどの似たような花をよく見ます。それらの花は木なのか草なのか、花の大きさはどうなのか、葉の形はどうなのかと、今は区別がつくようになりました。ところが、ウォーキング中にちょっと変わった花を見つけました。木ではなく、草になっていて、草丈は50cmほど、花は小さなハイビスカス、葉は掌状で5つに裂けていて、モミジアオイの葉を幅広くしたような形でした。雌しべは上を向いていないので、やっぱりフヨウではなくてアオイの仲間に違いないと思い、画像検索をして調べてみました。そうしたら、本当の名は「アベルモスクス」でハイビスカスと言うよりもオクラの仲間だということが分かりました。(オクラの学名は『アベルモスクス・エスクレンツス』なのだそうです)この花は他にも、アジアンハイビスカス、アカバナ...アベルモスクス

  • スワインソナ・ガレギフォリア

    道路沿いの家の庭に咲いていた花です。花は白いマメの花、葉はレンゲソウの葉を大きくしたような形をしています。スイートピーの親戚のマメの花のように見えますが、この花には大層な名前が付いています。「スワインソナ・ガレギフォリア」、がこの花の名前です。そして別名では白い花にちなんでホワイトスワンとも呼ばれています。でも、花色は白だけではなくて、ピンク、紫、深紅などもあるようなのですが、ホワイトスワンは白い花限定でしょうね。冬は地上部が枯れてしまうけれど、宿根草になっています。つる性で、花は5月頃から11月頃までの長い間咲いてくれるから、トレリスやフェンスなどに這わせたらいいのかもしれません。学名:Swainsonagalegifolia別名:ホワイトスワン、ユイホワイト科名・属名:マメ科スワインソナ属(デザートピ...スワインソナ・ガレギフォリア

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