月夜にキノコが手招きするよ お腹がすいた お腹がすいた
月夜にキノコが手招きするよ お腹がすいた お腹がすいた
風。通りすぎる風。ざざめきながら走り抜ける風。稲光と黒雲が渦巻く空を見上げて人は眉をひそめる。闇はどこまでも黒く謎めいている。
虎ヤマネコ北極熊バッファローキツネアフリカ象 クラスの女の子たちは思い思いに姿を変えて帰宅する
ページの間に忍びこみ シンドバッドドンキホーテハムレット 彼らの息づかいに耳を澄ませる あの子は図書委員
しましまのビルの谷間を闊歩する 風吹き抜けてしましま★ガール
太陽は鉄でできている 輝きの直線は僕らをつらぬく そして僕は笑顔隣の君も
ワンワン吠えるわたしの飼い犬名前はWowwon 「Wowwon、おいで、散歩だ!」犬は駆ける わたしは指で中空に火を灯す
マンホールに落ちた黒猫をさがして地下迷宮の先にある黒猫の国はもう、すぐ、そこだ 黒革の手帳にハンコつかれたらおのれを黒猫に変えるしかないのだ
気がつけば太古の記憶よみがえりいまのわたしの気分は黒猫
コットンギャバジン100%のフェイバリット コート着て冬の街を行く シベリア寒気団の派遣した今年一番の寒風が身体を切り裂かんとす 彼女は頬を上気させ上流階級お得意の土曜の午後の優雅な笑顔
ツインテールは 河となり 魚が泳ぐよ 船乗りは 巨大な少女の 夢を見る
港少女 - ぎざぎざフィッシュ★ポンド
みんな みんな 吹き飛ばされる はるか遠くの 見知らぬ街へ
彼女が来たりて 角笛ふいて let's DANCE
ああ 目玉焼きが 動き出す 動き出す 伸縮を繰り返し なめくじのように 皿から滑り落ち 時計に向かって進む ああ 目玉焼きが たどり着く たどり着く
南の島のウミヘビGIRL - ぎざぎざフィッシュ★ポンド
うさぎGIRLと太陽 - ぎざぎざフィッシュ★ポンド
あなたが分裂して 二人になったとしたら 僕はどちらを愛するだろう 鏡のあいだで増殖した 少女たちの中から 一人の少女の手を引いた ワルツを踊りましょう ぐるぐると
うしろに行列従えて わらわはインフルエンサー卑弥呼 クレープ屋さんに並んでは 神の御託を告げるのだ バナナチョコ生クリームでお願いします
街灯光る 道のまん中 じゃんけんぽん 負けたら踊る その場で ブレイクダンス 背中焦げるまで
彼女が来たりて 角笛ふいて let's DANCE
ああ 目玉焼きが 動き出す 動き出す 伸縮を繰り返し なめくじのように 皿から滑り落ち 時計に向かって進む ああ 目玉焼きが たどり着く たどり着く
南の島のウミヘビGIRL - ぎざぎざフィッシュ★ポンド
うさぎGIRLと太陽 - ぎざぎざフィッシュ★ポンド
あなたが分裂して 二人になったとしたら 僕はどちらを愛するだろう 鏡のあいだで増殖した 少女たちの中から 一人の少女の手を引いた ワルツを踊りましょう ぐるぐると
うしろに行列従えて わらわはインフルエンサー卑弥呼 クレープ屋さんに並んでは 神の御託を告げるのだ バナナチョコ生クリームでお願いします
街灯光る 道のまん中 じゃんけんぽん 負けたら踊る その場で ブレイクダンス 背中焦げるまで
空飛ぶ玉座が 女王を運んで 島から島へ 海に反射した光が 女王の瞳孔に達する そして女王は 上空から 一粒の涙を落とす 侍従たちは 城のテラスから ジェット噴射の もくもくを 見上げている
彼女はフロアに ヒールをカツンといわせて 立つ 二本の脚は カツ カツ カツ とリズムを刻み フワリとスカート なびかせて いきなり ドリル回転 ダンスフロアは砕かれて 粉塵の中に 彼女は消えてった
宮殿思考 - ぎざぎざフィッシュ★ポンド
炎は炎に吸いこまれ 合体したら 炎はますます大きくなった やがて だんだん小さくなって よちよち歩き
ミッドナイト美術館 - ぎざぎざフィッシュ★ポンド
ぐにゃぐにゃ 道路が のたうちまわり それが 喜びにうちふるえてる 大地だと分かり 僕はそしらぬ顔で 車を走らせる
洗濯Waltz - ぎざぎざフィッシュ★ポンド
文学的解釈に疲れてぼんやりと 冥府に行って帰ってくる ふと気づくとあの子は 回送列車になりかけの 電車の座席にすわってた 青春を電車の暖房で育んだ 我らが女子高生たちは その熱の余韻で将来の夫を選び 子育て三年目までをこなすと言う ここは極東 海の近くを電車が走る
レッドカーペットどこまでも - ぎざぎざフィッシュ★ポンド