ネオ稀腐人改めマレフィです。稀腐人名義でメインブログ『灰になるまで腐女子です?』を書いています。このサブブログでは過去から現在に至るまで創作したオリジナルBL小説を公開しています。よろしければ感想などお寄せください。お待ちしております。
メインブログでは過去に同人をやっていたエピソードやハマッている作品についての戯言を垂れ流していますが、自作のBL小説に特化したサブブログを立ち上げることにしました。随時披露しますので是非とも御一読ください。
1️⃣9️⃣蒼い夜S-Ver.⑨
Ⅷ 仲間とは別行動となり、教育学部の建物の外に一人で出た一眞はそこで黒い服を着た男の姿を見つけたとたんに足がすくんだ。 「やっと会えたな」 黒のロングコートにサングラスという怪しげないでたちの男だが、その長身といい、研ぎ澄まされた美貌といい、大学生というよりはモデルか俳優ではないかと考える方が相応しく、今も彼の傍をすり抜けた女子大生たちがヒソヒソ噂している様子が見える。 否でも人々の注目を集めるこの色男に、一眞は刺々しい言葉を投げかけた。 「まさかこの場所まで来て、御丁寧に待ち伏せとはね。おまえから出向いてくるのは初めてじゃないのか」 別行動にして助かった。見知らぬ男、その正体は『元彼女』なら…
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