5番目の世界を追加!こちらからどうぞ➱
まあそういうわけで別のところに→『村上春樹音楽』に特化した場所をつくってみましたので是非いらしてみて下さい村上春樹を読む人も読まない人も好きな人も嫌いな人も興…
『村上春樹音楽 - 羊をめぐる冒険 まとめ1』の続きですある年にはケニー・バレルとB・B・キングのあいだを彷徨い、ある年にはラリー・コリエルとジム・ホールのあ…
さて次に移る前に『村上春樹音楽羊をめぐる冒険』でアップした曲たちをここでまとめておこうドアーズ、ストーンズ、バーズ、ディープ・パープル、ムーディー・ブルース、…
ベニー・グッドマン・オーケストラが「エアメイル・スペシャル」を演奏しはじめた。チャーリー・クリスチャンが長いソロを取った。彼はクリーム色のソフト帽をかぶってい…
僕は納戸から古いギターをひっぱりだして苦労して調弦し、古い曲を弾いてみた。ベニー・グッドマンの「エアメイル・スペシャル」を聴きながら練習しているうちに昼になっ…
僕はプレーヤーをオート・リピートにしてビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」を二十六回聴いた。村上春樹羊をめぐる冒険 第八章 羊をめぐる冒険Ⅲ9 鏡に映…
僕は本能的に彼女が既にこの家を去ってしまったことを感じとった。彼女はもうここにはいないのだ。僕は調理台に両手をついて頭の中を整理してみた。彼女はもうここにはい…
書棚の隣りにはやはり作りつけの飾り棚があり、そこには六〇年代中期に流行ったタイプのブックシェルフ・スピーカーとアンプとプレーヤーがセットされていた。二百枚ばか…
Scriabin - Piano Sonata No.9 Op.68 "Black Mass"
太った中年の女はスクリアビンのピアノ・ソナタに聴き入っている音楽評論家のような顔つきでじっと空間の一点を睨んでいた。僕はそっと彼女の視線を追ってみたが空間には…
彼女はしばらくかすれた口笛で「ジョニー・B・グッド」のメロディーを小さく吹いていた。村上春樹羊をめぐる冒険 第八章 羊をめぐる冒険Ⅲ 2 十二滝町の更なる転落…
Beethoven - Violin Sonata No. 9 "Kreutzer"
羊博士は子供の頃からとび抜けて学業優秀であり、仙台の街では知らぬものもない神童だった。学業ばかりではなくヴァイオリンの演奏にもすぐれ、中学時代には来県したさる…
Kenny Burrell/B. B. King/Larry Coryell/Jim Hall
彼は二十七歳のあまり有名ではないジャズ・ギタリストで、あまり有名ではないジャズ・ギタリストにしては比較的まともな男だった。性格もそれほど悪くない。スタイルがな…
後ろにつけたキャンピング・カー仕立てのハイ・エースが「荒野の七人」のイントロをもじったホーンを鳴らした。村上春樹羊をめぐる冒険 第六章 羊をめぐる冒険Ⅱ 8 …
Brothers Johnson/Bill Withers/Maynard Ferguson
あたりはもうすっかり暗くなっていた。僕はズボンのポケットに小銭と煙草とライターをつっこみ、テニス・シューズをはいて外に出た。そして近所の行きつけのスナックに入…
彼女は笑って猫を抱きあげ、そっと床に下ろした。「抱いて」我々はソファーの上で抱きあった。古道具屋で買い込んできた年代もののソファーは布地に顔を近づけると古い時…
湯が沸くと彼女はコーヒーを入れながら、テープにあわせて「ジョニー・B・グッド」を唄った。そのあいだ僕はずっと夕刊を読んでいた。とても家庭的な風景だった。羊の問…
それから「シークレット・エージェントマン」になった。村上春樹羊をめぐる冒険 第六章 羊をめぐる冒険Ⅱ5 1/5000 よりさて『Secret Agent Ma…
湯が沸くまでのあいだ彼女は隣りの部屋でカセットテープを聴いていた。ジュニー・リブァーズが「ミッドナイト・スペシャル」と「ロール・オーヴァー・ベート―ヴェン」を…
湯が沸くまでのあいだ彼女は隣りの部屋でカセットテープを聴いていた。ジュニー・リブァーズが「ミッドナイト・スペシャル」と「ロール・オーヴァー・ベート―ヴェン」を…
「音楽でもお聴きになりますか?」と運転手が尋ねた。「いいね」と僕は言った。そしてショパンのバラードが車内に流れ出した。結婚式場の控え室みたいな雰囲気になった。…
Tchaikovsky/B. Bumble And The Stingers/EL&P
「音楽でもお聴きになりますか?」と運転手が尋ねた。「いいね」と僕は言った。そしてチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」が車内に流れ出した。結婚式場の控え室みたい…
僕は黙ってビールを飲んだ。天井のスピーカーからボズ・スキャッグズの新しいヒットソングが流れていた。ジュークボックスはどこかに消えていた。村上春樹羊をめぐる冒険…
しわひとつない紺のサマースーツと黒い靴。クリーニングから戻ったばかりの白いシャツ。僕は列車の天井を眺めながら煙草をふかした。そして暇つぶしに、ビートルズがレコ…
こんなにまとめて音楽を聴いたのは実に十年振りだな。ローリング・ストーンズやビーチボーイズがいまだに活躍しつづけているなんて驚くほかはない。時間というのはどうし…
J.S. Bach - Suite Nr. V c-Moll, BWV 1011
「何か音楽でもおかけしましょうか?」と運転手が言った。「なるべく眠そうなのがいいな」と僕は言った。「かしこまりました」運転手は座席の下から手さぐりでカセットテ…
Mozart - Clarinet Concerto in A major, K. 622
我々はゆっくりと料理を食べた。彼女は途中でソースのおかわりをして、僕はパンを余分に食べた。メイン・ディッシュを食べ終えるまで、我々はお互いに別のことを考えてい…
トランジスタ・ラジオはいかにも朝にふさわしい害のないポップソングを次から次へと流しつづけていた。そんな唄を聴いていると、この十年間世界は何ひとつ変わっていない…
Grand Funk Railroad/Y.Inoue/The Mops/K.Endo
一九七〇年十一月二十五日のあの奇妙な午後を、僕は今でもはっきりと覚えている。******************午後の二時で、ラウンジのテレビには三島由紀夫の…
その年の秋から翌年の春にかけて、週に一度、火曜日の夜に彼女は三鷹のはずれにある僕のアパートを訪れるようになった。彼女は僕の作る簡単な夕食を食べ、灰皿をいっぱい…
The Byrds/Bob Dylan/Allen Ginsberg
僕がはじめて彼女に会ったのは一九六九年の秋、僕は二十歳で彼女は十七歳だった。大学の近くに小さな喫茶店があって、僕はそこでよく友だちと待ちあわせた。たいした店で…
Doors/Stones/Byrds/Deep Purple/Moody Blues 2
六九年の冬から七〇年の夏にかけて、彼女とは殆ど顔を合せなかった。大学が閉鎖とロックアウトをくりかえしていたし、僕は僕でそれとは別に個人的なちょっとしたトラブル…
So You Want To Be A Rock 'N' Roll Star
The Byrds - So You Want To Be A Rock 'N' Roll Star Doors/Stones/Byrds/Deep Purp…
Let's Spend Some Time Together
前々回→前回の続きドアーズの次にストーンズが出てくるこの2つの偉大なるバンドの共通点を挙げるとするとメンバーだったジム・モリソンとブライアン・ジョーンズが出て…
The Doors - Light My Fire前回出てきたバンドの必然性は何かあるのか?考えても意味はないのだけれどお正月休みの暇つぶしにはちょうど良い一…
Doors/Stones/Byrds/Deep Purple/Moody Blues
The Doors - End of the Nightドアーズ、ストーンズ、バーズ、ディープ・パープル、ムーディー・ブルース、そんな時代でもあった。空気はど…
そういえば2020年の干支は庚子だね干支は10種類の十干と12種類の十二支の組み合わせで60種類あるだから60年で一巡するわけだけど2020年は十干が『庚』で…
ユニコーン - お年玉 元日を御目出たいものと極めたのは、一体何処の誰か知らないが、世間が夫に雷同しているうちは新聞社が困る丈である。雑録でも短篇でも小説でも…
門松を立てることも、雑煮をたべることも、賀状を出すことも、実は、本当を言えば、なにを意味しているかよくは判らない。しかし、これだけは判っている、人間の一生が少…
さて2020年ですね今年もよろしくお願いいたしますでは『New Year Song』を何曲か聴いて下さいお酒飲んでTVばかり観ているといい加減飽きてきてこうい…
籐兵ドンと農民たち - よろこびのうた帝政ドイツ末期1918年以来ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団は毎年大晦日にベートーべンの交響曲第九番を演奏している日…
大三十日さだめなき世の定哉我々は明日をも知れない定めなき身この世は何一つ確かなもなんてない定めなき世界それでも時が流れているから大晦日は誰にだって等しく同じよ…
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT - 世界の終わりさて大晦日である大晦日に読むべき物語の1つは昔から『マッチ売りの少女』と決まっているのだ…
大瀧詠一がこの時間に亡くなってもう6年も経つんだな年末に林檎を食べて喉に詰まらせて亡くなったってニュースは悪い冗談かと思ったよでも悪い冗談にしておきたいことは…
いろいろな人のさまざまな言葉がそこらじゅうに漂っているボクはそのしっぽの1つを見つけて手繰り寄せてはまた放つ何処に誰に向けられたものなのかはわからないただ発せ…
What Are You Doing New Year's Eve?
Ella Fitzgerald - What Are You Doing New Year's Eve?『What Are You Doing New Yea…
フジファブリック - 茜色の夕日クリスマス・イブは避けて聴かない・聴けない曲があるでも少し日が過ぎると結局は聴きたくなってこうやって聴いているもちろんクリスマ…
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