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2019/12/27

1件〜100件

  • 超能力者?或る居酒屋常連客【実話?怪談】

    この話は、居酒屋でアルバイトするEさんが体験した、不気味な客の話・怪談です。分量は、文庫本換算2P程です。 目次第一章:居酒屋バイトをはじめたEさん第二章:その居酒屋に奇妙な客第三章:超能力?不気味だが試してみたい第一章:居酒屋バイトをはじめたEさん|本題:超能力者?或る居酒屋常連客【実話?怪談】大学生のEさんは、居酒屋での接客のアルバイトをはじめた。居酒屋接客ははじめてだったが、正社員や先輩から合格の...

  • 或る駅の深夜【本当にあった?怖い話】

    これは、新社会人Fさんの体験談です。深夜に、自身のアパートの近隣に在る駅での心霊話・怖い話です。分量は、文庫本換算2ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:或る駅の近隣に暮らし始めたFさん第二章:何者?深夜の駅で見たもの第三章:怪奇現象?見たもの聞いたもの情報多数第一章:或る駅の近隣に暮らし始めたFさん|本題:或る駅の深夜【本当にあった?怖い話】Fさんは就職に伴って、或る駅近くの...

  • 或るマンションの高層階に現れる【実話?怪談】

    この話は、或るマンションの高層階に暮らす、Dさんや他の住民の体験した、何となく不気味話・怪談です。分量は、文庫本換算2ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:或る高層マンションに引っ越したDさん第二章:その高層マンションで過ごす休日にて第三章:怪奇の謎を解くヒント?見出し3第一章:或る高層マンションに引っ越したDさん|本題:或るマンションの高層階に現れる【実話?怪談】コンサルタン...

  • 未婚で離婚?或るキャバクラ【本当にあった?怖い話】

    次に、或るキャバクラでの驚く話・ヒトコワものの怖い話の引用です。なんと、結婚せずして離婚をした?という体験談です。分量は、文庫本換算2ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:未婚で離婚?『コワ~いキャバクラの話し』の引用第二章:『コワ~いキャバクラの話し』その他第一章:未婚で離婚?『コワ~いキャバクラの話し』の引用|本題:未婚で離婚?或るキャバクラ【本当にあった?怖い話】本記...

  • 8-8冒険の血脈【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】

    (『深夜の追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】』のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)その音に気づいたのだろう、「忘れ物か?」と隠遁生活者は玄関に出てきた。「東(あづま・隠遁生活者)さん、危険じゃないですか?一人でこんな山中で暮らすなんて」、俺は言った。隠遁生活者はふっと笑ってから、「大丈夫大丈夫」と意に介さないように言...

  • 8-7消えたもの【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】

    (『深夜の追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】』のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)大学博物館収蔵庫に行ってから、変わったことはないかと探ってみた。すると一か所、棚は空になっている。ここには何があったかとデータベースを見たものの、消去されていた。俺は、自分の記憶を頼りに思い出した。この辺りなら化石だったと思う。モグラ...

  • 8-6研究室に訪問者【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】

    (『深夜の追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】』のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)それから、俺の泊まっているホテルの一室に何者かの押しかけてくることもなく、特に変わったことは起きないまま、朝を迎えた。とりあえず、大学に行ってみよう。当然ながら、俺は警戒心を強く持って出勤した。まずは大学の校門で、次に大学研究棟に入る...

  • 8-5脱出できるはず【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】

    (『深夜の追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】』のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)俺は展示室奥へと手探りしつつ速足で向かい、適当なところで展示物の影へとしゃがみ、膝歩きやハイハイをしつつ進んだ。ゴトンゴトンという音は、展示室内に響きだす。「国領教授に扮した何者か偽物」は、展示室に入ってきた。俺は展示室の中程まで来た...

  • 8-4収蔵庫に秘密?【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】

    (『深夜の追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】』のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)俺は、収蔵庫の扉に耳を圧し当てた。金属製のドアに隔てられた向こうで、ゴトゴトいう音が一定間隔で聞こえる。やはり、「国領教授に扮した何者か偽物」収蔵庫内にいた。収蔵庫内に何の目的が有るのか?ただ、収蔵庫内は棚が何通りにもズラリと並んでい...

  • 8-3博物館内追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】

    (『深夜の追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】』のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)大学博物館に入ると、玄関から真っすぐ続く廊下だ。その廊下の先で、ゴトゴトという音は響いていた。営業時間外でなおかつ夜中である大学博物館内は、当然暗い。基本は暗闇の世界であって、非常口を示す灯り等の周囲のみ、壁や床等はぼんやりと浮いる。...

  • 8-2大学構内追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】

    (『深夜の追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】』のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)それから時間は過ぎた。夕日は沈み、すっかりと夜になった。22時を過ぎると、俺の居る大学研究室の窓から見えるキャンパスの景色に、人の姿はほとんどない。電灯の下でダンス練習をしている学生やどこかの部屋で何かの活動をしていた一団がまとまって下...

  • 8-1教授の偽物?【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】

    (『深夜の追跡劇【コズミックホラー小説・博物館での怖い話】』のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)俺(稲岡良仁・29歳・多摩文理大学講師)は一人、自分の研究室のデスクに座っている。もう夕方だ。3Fに有るこの研究室の窓から、オレンジの夕日が多摩の街を遠くまで染めているのが見える。手前には広い大学キャンパス各棟、その向こうに中小企業のビルの...

  • 7-7教授?誰?【コズミックホラー小説・山での怖い話】

    俺は、時々振り返って、何も追いかけて来ていないことを確認しつつ、恐怖心とともに、真っ暗な山道を、懐中電灯のみで、ひたすら走った。走っても走っても、暗くて細い道は続いていて、暗闇から抜け出すことができないかもしれないと、俺は思った。それでも、暗闇の奥で、かすかに自動車の走る音が聞こえてくるようになった。そう、幹線道路にたどり着いたのだった。その辺りで、もう一度、細い道を振り返った。細い道の先から、妙...

  • 7-6謎の生物?【コズミックホラー小説・山での怖い話】

    先程、窓から確認したところでは、隠遁生活者は玄関横の部屋にいるはず。俺は、その部屋の前に立った。どうしようか?このまま堂々とドアを開けて、隠遁生活者と話しをしてみようか?でも、先程隠遁生活者に会った奇妙な様子からだと、どんな話しもできそうにない気もする。俺は取りあえず、ドアに耳を付けて部屋の中の音を探った。中から、小さなエンジン音以外には目立つもの無い。隠遁生活者の生活音も全くしないことに、疑問を...

  • 7-5奇妙な住人【コズミックホラー小説・山での怖い話】

    そこには、以前会った通りの隠遁生活者が灯りを持って立っていた。隠遁生活者に対して、質問したいことはたくさんあるが、不躾なのはよくない。俺は、「お久しぶりです」「連絡も無しに来てしまいました、すいません」等と、挨拶をした。挨拶は通じたのか通じていないのか、解らない。隠遁生活者は、ただ「あがれあがれ」等と言って中に入るよう促す。俺は靴を脱いで上がる。隠遁生活者は、しゃべり方も表情もぎこちない上に、俺を...

  • 7-4何者かの声【コズミックホラー小説・山での怖い話】

    その時、俺の頭上で、バサッと木々を揺らす音がした。見ると、猛禽類のような大きな鳥が、左手側の崖へと飛び立ったところだ。山々の折り重なって奥に夕日の柔らかく地平線へ、横一文字に翼を広げて空を切っていった。遠いオレンジ色の空には、チリジリの細かい雲たちは紫色に染められつつ、追いかけっこのように同じ方向に流れている。あと1時間もすれば夜の闇に包まれるだろうと俺は考えた。それからの小道は、どんどんと下って...

  • 7-3遥かな山小屋【コズミックホラー小説・山での怖い話】

    薄暗い小道を俺は、右手側の山肌やら左手側の谷を注意深く目視して、教授にまつわるものは落ちていないかも注意しつつ、歩いた。先程の幹線道路は、この小道への入口を過ぎて以降は下り道。逆に、この小道は登り道。小道を歩きはじめた時には、左手側の木々の間から、幹線道路を見下ろすこともできた。走る車のエンジン音も聞こえてきた。だが小道歩いている内に、幹線道路と小道の高低差は大きくなり、幹線道路は見えなくなってエ...

  • 7-2異世界小道【コズミックホラー小説・山での怖い話】

    俺は大学研究室を出て、〇〇線(電車)に乗った。都心とは逆の方向へ、多摩地方の山々の広がる地へ、向かった。電車内でスマホ検索して、国領教授の滞在しているはずの山小屋周辺等で、何ら事件等は発生していないか、調べた。検索結果として表示されたページの中で、個人的なブログも表示されて、その内容は気になった。それは、次のもの。「登山中に谷を見下ろしたら、谷に茂る木々が、部分的揺れている箇所が有った。風によるもの...

  • 7-1妙な化石を研究【コズミックホラー小説・山での怖い話】

    俺(稲岡義仁・いなおかよしひと・29歳)は、国領教授(考古学者・55歳)を探しに、多摩の或る山奥へと出発するところだ。国領教授は友人の隠遁生活宅へ行ったきり、帰ってこないのだ。10日前のこと、国領教授に対して隠遁生活者から「面白い化石を発見したよ。怪奇的でもあるぞ」と連絡が有った。国領教授はその翌日から一週間の滞在計画で、隠遁生活者宅の在る山奥へと出かけていった。隠遁生活者は国領教授と同い年だが、金融の仕事...

  • 深夜は開きにくいエレベーター【実話?怪談】

    この話は、Cさんの体験談です。自身の暮らすアパートのエレベーターで深夜にのみ起こるちょっとした異変のお話・怪談です。分量は、文庫本換算2ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:エレベーター付きアパートに引っ越した新社会人第二章:深夜のみに起こる?エレベーターの異変第三章:怪奇かも?解決策を知る第四章:Cさんも試す!そして恐怖体験第五章:一連のエレベーターでの出来事の起源を探る第...

  • 深夜の妙なタクシー【実話?怪談】

    この話は、Bさんが体験したもので、深夜に乗車したタクシー運転手が妙だったという話・怪談です。分量は、文庫本換算1ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:タクシーに乗りつつとにかく眠たくて第二章:怪奇現象か?勘違いか?今日もタクシーに乗る第一章:タクシーに乗りつつとにかく眠たくて|本題:深夜の妙なタクシー【実話?怪談】Bさん(会社員・29歳)は今、終電後のタクシー乗り場で列に並びつつ...

  • 或る高級旅館にて一人宿泊の深夜【実話?怪談】

    この話は、Aさんの体験談で、一人で宿泊した旅館にて、深夜に幽霊に会ったのかもしれないお話・怪談です。分量は、文庫本換算2ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:一人旅を満喫するAさん第二章:不気味さに転じる高級旅館第三章:安心か迷惑か?旅館の隣部屋は賑やか第四章:怪奇現象も害がなければ良い思い出か?第一章:一人旅を満喫するAさん|本題:或る高級旅館にて一人宿泊の深夜【実話?怪談】...

  • 熱血先生の心霊DVD?【本当にあった?怖い話】

    これは、大学生のDさんが塾講師バイトで体験した、 DVDにまつわる心霊話・怖い話です。分量は、文庫本換算2ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:塾バイトでDVDチェックの仕事第二章:DVD内で派手な演出第三章:あのDVD映像は怪奇現象だった?第一章:塾バイトでDVDチェックの仕事|本題:熱血先生の心霊DVD?【本当にあった?怖い話】Dさんの仕事は、基本は講師だけど、様々に雑務もあった。その一つと...

  • 強!或る警察官の話【本当にあった?怖い話】

    次の内容は、『警察裏物語』(著者:北芝健・出版:新潮社)からの引用です。喧嘩の強すぎな警察官である、Fさんのお話。まあ怖いくらいにケンカは強くて周囲の者は凍りつきます。驚きの話・一応怖い話とも言えますね。分量は、文庫本換算1ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:怖いくらいに喧嘩の強すぎな警察官Fさんの引用第二章:『警察裏物語』その他第一章:怖いくらいに喧嘩の強すぎな警察官Fさんの...

  • 禁句!背筋凍る警備員【本当にあった?怖い話】

    一度言ったことばは、もう無かったことにはできません。これは警備員Bさん(男性)の体験談で、自身の何気ない一言で背筋の凍る思いをした怖い話です。心霊ものの話も怖いですけど、人間の何気ない言動も怖いですね。分量は、文庫本換算1ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:ヘルプで交通警備の現場に第二章:警備中に出会った男第三章:背筋の凍る思い!もうこの現場には来ないだろう第一章:ヘルプで交...

  • 今どこ?或る電話【本当にあった?怖い話】

    この話は、フリーライターのEさんが体験した、アポ電話からはじまる心霊系の怖い話です。分量は、文庫本換算2ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:求人情報社aの企画第二章:電話の相手は感じの良い社長第三章:電話に出た社長は今どこ?不審の数々第四章:埃まみれの電話?事務所での恐怖体験第一章:求人情報社aの企画|本題:今どこ?或る電話【本当にあった?怖い話】求人情報社aは、責任者Dさんを...

  • 9-9謎の歴史【恋愛ホラー小説・怪談】

    そのことを指摘すると白壁は、最近ネット小説の売れ行きがよく、ファンのために毎日更新したり一日パン一枚で過ごしたりするから、そのせいだろうという。また、羽振りが良いので、三人分おごってくれるとのこと。俺も笛田も、それは申し訳ないからおごってくれなくていいと言うと、白壁は、米津のアパートに行く時に限って〇〇駅で会う30半ば程の女に〇〇駅の外れに有る古い日本家屋の屋敷で奢ってもらっているから、たまには自分...

  • 9-8廃墟【恋愛ホラー小説・怪談】

    俺は暗い場で寝転がっていた。カビ臭さは鼻をついた。起き上がって周囲を見回すと、ところどころが崩れた家屋であり、おそらく廃墟だ。構造的に日本家屋である。また、見知らぬ年上美女たちもいない。俺は今まで夢を見ていたのか?飲み会帰りに、眠気に耐えられなくなって廃墟を見つけて寝てしまった?年上美女は、寝ていた時に見た夢?筋は通るが、これまで、俺は酔っていても路上で寝たり廃墟を見つけて寝たりの経験はない。納得...

  • 9-7覚悟か蛇の餌か?【恋愛ホラー小説・怪談】

    俺は中年女に小説を書いているとは言ってないので、おそらく見知らぬ年上美女から聞いたのだろう。俺が畳に上がると、トイレに行く前同様、見知らぬ年上美女が玄関側に背を向ける位置で座っていた。その背中越しにテーブルを見ると、ピンク色の透き通った液体の入ったグラスと、野菜や肉や魚の皿が並んでいる。まさに豪華メニューだ。その色とりどりの皿を見て、俺はヒモ男になる度胸が消えうせた。もともとなかったが、中年女に言...

  • 9-6逃げたトイレで【恋愛ホラー小説・怪談】

    俺は見知らぬ年上美女を横切って部屋の入り口に至り、スリッパをはいた。すると、入口の障子が開いた。俺たちを案内してきた中年女が、お酒のグラスをお盆に乗せて運んできたようだ。「あれ?どちらに?」と言う中年女に、「ちょっとトイレに」と俺は応えて、とっとと中年女の横を通り過ぎた。「トイレは、出て右ですよ」、後ろから中年女の声が聞こえた。それから、中年女と見知らぬ年上美女の、聞き取れないような小さい声でゴソ...

  • 9-5奇妙なお屋敷にて【恋愛ホラー小説・怪談】

    そう思うと、笛田が飲み会で言っていたことが頭をめぐる。『やつれた上司の話し』だ。嬢に弱みを握られて貢いでいるのではないかという。俺がもし見知らぬ年上美女におごられたなら、それをきっかけに今後何ら要求をされるなんて…。一方で、期待感も残っていた。見知らぬ年上美女に裏の意図なんて無いとしたら、こんなにもったいないことはない。憧れの美女に、高級料理をおごってもらえるのだ。大体、電車の中で見知らぬ年上美女...

  • 9-4見知らぬ古い街【恋愛ホラー小説・怪談】

    ただし、そうなると違う問題も出てくる。女性から誘われて「ヤッター!おごってもらえる」というのも不格好だろう。それで、俺は素っ気なさを装って、「まあ…それも…いいっすねぇ」とだけ応えた。「俺がおごりますよ」とまで言えば格好いいのだろうけど、現在の所持金は数千円だ。今月の予備費用はさっきの飲み会で使い果たした。有るとしたら、今月の家飲み代やPC冷蔵庫等の壊れた時のための貯金だけだ。見知らぬ年上美女は「道案...

  • 9-3焦る電車内【恋愛ホラー小説・怪談】

    それから二人で、金曜日の夜中の新宿発の急行電車に乗って、適当にしゃべり合った。前後左右一歩も動けない程の満員電車だが、金曜日遅くの都心発の電車はこんなもんだとか、どこのお店によく飲みに行くとか、俺はホラー小説を書いている等も話した。話していると、見知らぬ年上美女の迫ってくるような黒い髪や広い肩幅等次々、今までに接したことのない女であると言えるポイントが目についた。そのたびに、収まりかけた心臓の高鳴...

  • 9-2彷徨う年上美女【恋愛ホラー小説・怪談】

    秋風に吹かれながら、店の前で男三人は軽く手を振り合い、其々違う方向へ歩き出した。俺は新宿駅へと、薄暗い新宿歌舞伎町を歩いた。2、3階建ての薄汚れた古いビルが、左右に延々と並ぶ。縦に並び横に並び、合間に狭い道を作る。十字路を作り、十字路の先でまた十字路を作って、まるで、意図的に迷路を作っているようにすら感じてしまう。そんな迷路には、キャッチが道行く人に声を掛けている。俺は、右に左にキャッチをよけながら...

  • 9-1危険な恋愛観【恋愛ホラー小説・怪談】

    「一般的な恋愛を見直したい。いいか、考えてみろ。新宿駅には一日十万人の利用客がいる。歩いていると、クラスや職場や友人の紹介等にとらわれない、いろいろな女に出会える。中には、その女の姿を見た瞬間に俺の脈は爆発的に強くなる場合も有る。いわば、俺の心臓が求める女だ。そういう女は大抵、女の方も俺に興味があるものだ。女の視線を見ていると、俺のことを気にしているとわかる。そういう女に声をかけ、一時間ぐらいアル...

  • 6-6消えた旅行会社【ファンタジーホラー小説・旅行での怖い話】

    翌日、旅行から帰宅した。次の出勤日に、例の旅行会社の前を通った。テナントビルの1Fだ。だが、そこに旅行会社は無くて、テナント募集中の張り紙が張ってある、寂しい部屋だった。でも、俺にとっては、この風景こそ馴染みがある。俺は獣医師として現在の職場に勤務して何年にもなるが、通勤や帰宅時に、このビルの前を通っている。このビルは大抵、2F以外ずっとテナント募集中なのだ。さらに、俺の帰宅時刻には、2Fの会社も店じま...

  • 6-5オカルト?【ファンタジーホラー小説・旅行での怖い話】

    いわば未確認生物の登場にびっくりした俺は、身体の浮いた衝撃で、ふいに夢か幻覚か『土の記憶』かから覚めた。目の前には、登山道とその周囲の風景が広がっている。先程まで居た見知らぬ風景ではない。心地よく、木々のざわめきやら野鳥の鳴き声は聞こえている。俺は、しばらく動けなかった。呆気にとられていたし、疲れてもいる。難しいことを、長い時間考えた時のようだ。もう一度夢か幻覚か『土の記憶』かに入った時のように意...

  • 6-4或る古い城【ファンタジーホラー小説・旅行での怖い話】

    現代の建築物を生きる俺にとって、漠然とだが古い建物だと感じられる。劣化の具合はそれ程ではないけれど、建機等で作ったものとは思えないし、電化製品も無いため、古い建物だと思ったのだろう。それに、昨日会った妙な男も、俺に「知られざる太古世界を見せてあげよう」と言っていたこともある(今の俺の状況を妙な男の言っていた土の記憶なのかただのうたた寝の夢なのかは判別できない)。仮に、今俺の見ている世界が太古世界だと...

  • 6-3旅館裏の山で【ファンタジーホラー小説・旅行での怖い話】

    翌日、俺は妙な男に言われた通りに、旅館裏手にある登山道を登った。1時間ほどでたどり着いた頂上の付近だが、登山道脇に大きな石が有った。座りやすいように、直線的また平面的に整えられた石である。妙な男の言っていた、「旅館裏手の山の頂上辺りに有る大きな石」とは、これのことだろうと俺は判断した。それから俺は、虫よけスプレーを全身に噴霧し、その石に座った。そして、静かに目を閉じた。はじめ、「変な旅行になった」...

  • 6-2怪奇的能力?【ファンタジーホラー小説・旅行での怖い話】

    まずは「どちらから?」等、あたりさわりのない話しをしてきた。俺も適当に答えていた。それから本題に入るように、妙な男は、口調も表情も真剣にして「『土の記憶』を知っているか?」と聞いてきた。「知らない」と答えると、妙な男はざっくりとした説明をはじめる、「土は、マグマが冷えて固まって後、地球史上古くから地球上に有る。だからこそ、土は地球の太古のことも知っているということで、それを記憶とでも呼びましょう」...

  • 6-1温泉前雑談【ファンタジーホラー小説・旅行での怖い話】

    俺(駿河台辰実・獣医師・30歳)は今、山頂に立った。低い山ではあるが、遠くを見通せる。緑の山々が、いくつもいくつも、地平線へと折り重なっていて、その先では夕日が柔らかなオレンジに輝いている。目の前に広がる大自然の景色の中に、俺の思い通りになるものはほとんど無い。でも、この大自然によって生かされてもいるわけだ。何だろう、心地よい諦めのような気持ちになる。壮大なものに身を任せる気持ちに浸っていたが、ふと「...

  • もともと竜宮城は『浦島太郎』に登場しない?

    「『浦島太郎』と神仙思想」では、日本最古のものとされる『浦島太郎』類似話について取り上げました。それは、現在一般的に知られている『浦島太郎』とは大きく違って、神仙思想が色濃く表れていました。また、竜宮城も登場しませんでした。実は竜宮城は、『浦島太郎』とは違う話において出来上がって、その後、別々に語られていた竜宮城と『浦島太郎』が一つのストーリーとしてまとまっていった、そのような可能性もあります。今...

  • 『浦島太郎』と神仙思想

    今回は、『浦島太郎』と神仙思想の関係について見ていきます。基本的に、現在一般的に知られる『浦島太郎』ではなくて、『丹後国風土記』逸文にある、日本最古の『浦島太郎』類似話のことです。本記事の分量は文庫本換算4ページ程です。他は「本blog全記事の一覧」へ。 目次第一章:日本最古の『浦島太郎』とされる『丹後国風土記』逸文第二章:「神仙思想」「蓬莱山」とは?第三章:『浦島太郎』と「神仙思想」第四章:変遷しつ...

  • 3-3研究のきっかけ【日常の怖い話・笑える怖い話】

    (本ページは『或る大学講師』【日常の怖い話&笑える怖い話・文庫本換算2P程・無料】のページ分け版です。他ページは3-1|3-2|3-3へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)確かに、現代において、ITは何かと仕事になる。講師Aは大学院でITの勉強や研究に集中した可能性も有る。でも、俺は納得いかない。講師Aの性格からすると、金になるからという理由でそれを習得するタイプではないのだ...

  • 3-2恋の行方【日常の秘密・笑える怖い話】

    (本ページは『或る大学講師』【日常の怖い話&笑える怖い話・文庫本換算2P程・無料】のページ分け版です。他ページは3-1|3-2|3-3へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)普通じゃない講師Aだが、そんな彼のことを好きだという、1歳下の後輩女子もいた。この後輩女子は、講師Aが小説家になるなんて公言した約1年後に、新卒でエンタメ業界に就職した。今から振り返って思うに、エンタメ業...

  • 3-1普通になろう【日常の怖い話・笑える怖い話】

    (本ページは『或る大学講師』【日常の怖い話&笑える怖い話・文庫本換算2P程・無料】のページ分け版です。他ページは3-1|3-2|3-3へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)怪談・怖い話は、日常の中に潜んでいることもある。それでも、問題無く日常を送れているのなら、気にしなくて良いのかもしれない。俺(東岡京也・32歳)の勤める大学には、違法ではないが、とんでもない秘密を持つ講師...

  • 2-2お金に異変【幻想小説・怪談】

    (本ページは『星降る夜の妖怪』【幻想小説&怪談・文庫本換算2P程・無料】のページ分け版です。他ページは2-1|2-2へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)翌日。買い物に出ると、丘頂上への道の入口に、作業服を着た人が数人で看板を設置していた。その看板に、「狐に注意」とあった。俺は、作業員の一人に尋ねる。どうも、丘の頂上のベンチに座ってスマホに熱中していた男が、背後から忍...

  • 2-1或る丘で星空のひと時【幻想小説・怪談】

    (本ページは『星降る夜の妖怪』【幻想小説&怪談・文庫本換算2P程・無料】のページ分け版です。他ページは2-1|2-2へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)仕事帰り。今日は金曜日。寄り道だ。俺は、自宅アパートの有る丘の道の中で、アパート棟への道ではなくて、丘頂上の展望広場への道を歩いた。丘頂上への道は、高い木々に囲まれた狭い土の道。見上げると、木々は黒いシルエットとなっ...

  • 2-2妖怪を想像するロマン【幻想小説・怪談】

    (本ページは『雪降る夜の妖怪』【幻想小説&怪談・文庫本換算2P程・無料】のページ分け版です。他ページは2-1|2-2へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)木造の古い建物の並ぶ観光地を、歩いた。江戸時代を思わせる街並みであった。大粒の雪の降っている今とは違って、昨日の雪がうっすらと積もっている程度だし降っていなかった。藍色の瓦屋根に白い雪というのも、風情があった。普段は...

  • 2-1冬の雪国旅行のひと時【幻想小説・怪談】

    (本ページは『雪降る夜の妖怪』【幻想小説&怪談・文庫本換算2P程・無料】のページ分け版です。他ページは2-1|2-2へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)冬の雪国への一人旅。雪のシンシン降る夜。木造の、古くて広くて、天井の高い部屋。静かだ。囲炉裏のパチパチという音、鍋のシュワシュワ沸騰する音くらい。時々、外からは積もった雪が落ちる「ドサッ」という音。俺は、湯気の立つ芋...

  • 3-3怪奇現象はいつでも【怪談】

    その後知ったこと。その二人は、俺のひいおじいさんとひいおばあさんだった。また、幼稚園や小学校で友人に聞いたことには、たまにこの田舎では俺と同じ怪奇体験をした人もいるとのことだ。俺は今まで何度となく息子を連れて帰省をしたものの、俺と同じような怪奇体験はしてなさそうである。でも、今は山道も歩ける程に成長した。もしかすると歩けるようになることを、先祖様は待っているのかもしれないと、ふと思うのだ。さて、渋...

  • 3-2幼い頃の記憶【怪談】

    ―幼稚園に入る前のこと。父の転勤に伴って、俺と父母兄は、父の田舎に引っ越した。いわゆる農村であり、田畑は延々と広がっている地である。ところどころに低い山や丘が有って、山裾や山中に家は点在している。家の無い山は、大抵、昔は棚田だったそう。今では、耕作放棄の影響で木々の生い茂る山となっている。低い山でも、安易に探検なんてすると迷う。木々が茂っている山は昼でも薄暗い。山と山は折り重なっており、一応は有る...

  • 3-1田舎への帰省で思い出す【怪談】

    俺は、東京でフリーのコンピューターエンジニアをしている。夏休みを得て今、妻と息子とともに俺の田舎に帰省しているところだ。あと30分もすれば、田舎の家に到着する。後部座席では、チャイルドシートに座りつつよくしゃべる息子とそのしゃべりに適当に相槌を打っている妻。車の運転をしながら俺は気がかりなことがあった。息子は今年で5歳。幼稚園に通いはじめた。俺は幼稚園くらいの時、今向かっている俺の田舎にて、怪奇体験...

  • 2-2スクラッチに期待【ある意味怖い話】

    トイレでスクラッチを削った。2枚ははずれで、1枚は200円のあたりだった。あたりというのは、200円であっても嬉しいものだ。ただ、200円で購入したスクラッチで200円あたっても、宝くじに期待するものは得ていない。俺は、200円のあたりスクラッチを持って、先ほどの宝くじ売り場に行った。そして、あたりスクラッチと200円を交換し、その200円で、またスクラッチ1枚を購入した。そして、またトイレへ。削ると、同じ絵柄が見事に3...

  • 2-1受験担当かな?【ある意味怖い話】

    俺(米津秀行・27歳)は、小説家を目指しながら、家庭教師のバイトをしていた。家庭教師として俺は、勉強嫌いの生徒の日常学習に実績やら人気はあった。ただ、最もお金になるのは受験担当だった。事務所の所長も、俺に受験も担当して欲しかったようだ。ただし、受験担当は大変だ。刻一刻と変わる受験事情を把握したり。勤務時間外の労働も多い。はっきり言うなら、俺は受験を担当したくなかった。それでも、お金はたくさん稼がないと...

  • 5-5謎の仕事【SF小説・怖い話】

    Aさん・Bさん・Cさんの三人は、自分の歩数は誰のエネルギー消費に使われているのかを知りたいと思うようになった。Aさんは、自身の数学者の夢を追うのに良いバイトをくれるその方に感謝をしたい。Bさんは、自分の思っているように国や人類のために働いている人のためになっているのかを確かめたい。Cさんにとって、ただの興味本位。T社は、秘密にしたい場合を除いて、エネルギーを受け取って欲しい者とエネルギーを受け取ってあげ...

  • 5-4自由人Cさん【SF小説・怖い話】

    人付き合いが苦手で、さらにやりたい仕事の無いCさん。どこの職場でも、人との関わりに苦しんでいた。さらに、仕事内容で少し難しいものに直面すると、面倒くさくなってすぐに辞めていた。仕事において、悩みを抱えている者とも言える。そんなCさんにとって、一人で歩くだけで給料を得られるこの仕事、歩くという基本動作のみで給料を得られるこの仕事は続けられそうだった。ただ、仕事に対してやりがいは見出していない。また、得...

  • 5-3夢と志のBさん【SF小説・怖い話】

    Bさんは、歩く仕事に就く前は、或る企業で営業の仕事をしていた。会社の指示で、押し売りのような営業もしていた。だが、自責の念に耐えられなくなった。変な夢にうなされる日々だった。そして、退職した。生計のために、バイト感覚でこの歩く仕事に就いた。その内に、自分の歩数は誰のため役に立っているのか想像して、やりがいを感じはじめた。執務室に籠らざるを得ない行政の要人のために代わりに歩いているのか、あるいは研究...

  • 5-2数学者を目指すAさん【SF小説・怖い話】

    Aさんは、数学者を目指している大学院生だ。居酒屋やら塾のバイトを掛け持ちして、何とか生計を立てていた。だが、深夜遅くにバイトを終えたり、研究とバイトの両立は非常に苦しくて成績不振になって留年を恐れる事態に陥ったり。そんなAさんにとって、このただ歩くだけの仕事は、都合が良かった。歩きつつ、数式を頭に描いたり時々授業ノートを開いたり手を加えることもできた。居酒屋で注文を受けたり、塾で生徒に教えながらでは...

  • 5-1新技術と新ビジネス【SF小説・怖い話】

    例えば、世の中の飽食と飢餓のバランスを取ることができるなら。そんな御大層な理想の下、新技術が発明されるかもしれません。でも、その新技術は、世の中広くに求められつつも個々に無料配布できる程の大量生産できないのなら、ビジネスという形で世の中に広まるでしょう。ビジネスとは、複雑怪奇な面も有ります。立場は低いのに給料は上だったり、何のためのビジネスかもわからないまま応募してバイトをしていると一部に熱狂的ニ...

  • 5-5そのTVと電気屋の関係【SF小説・怖い話】

    家の庭から見える限りA君を探していた母親は、遠くに自分の息子が走ってこの家へ向かって来るのを捉えた。あらゆる嫌な想像から解放されること、迷惑をかけた少年への叱責…色々な感情はごちゃごちゃしつつ、A君を迎えた。それを見て、父親も家から出てきた。怒られているのか迎え入れられているのか、とにかくA君は安堵した。安堵すると、今日あったことをしゃべりまくった。うんうんと頷きながら聞いていた両親だけど、弁護士の父...

  • 5-4或る倉庫【SF小説・怖い話】

    若い警察官が来た。警察官は、近隣で事件や事故の情報は無いことを説明しつつ、両親を落ち着かせようとした。部屋の調査も行ったものの、落ちていた金づちの痕跡等からTVに穴を空けたのは少年自身であることもわかった。両親は、それでも息子は行方知れずである以上、安心できない。母親は、玄関先に立って右に左に道路を見える限り遠く見つめている。父親は、何かしていないと嫌な想像ばかりしてしまうため、母親をなだめたりたば...

  • 5-3TVの中の世界?【SF小説・怖い話】

    A君は、TVに空けた穴の中を、恐る恐る覗いた。そこはTVの内部ではなかった。つまり配線等の巡る機械の内部ではなかった。先ほど見ていたファンタジーの世界は、遠くどこまでも広がっている。手入れの行き届いた芝生の広場。その奥遠くには大きな西洋風の城。A君はTVに空けた穴を広げて、身体をTVの穴にくぐらせた。すっかりと広い世界に降り立った。ファンタジーの世界に相応しいそよ風も吹いた。涼しい風が、身体に心地よい。目の...

  • 5-2昆虫と会話?【SF小説・怖い話】

    20XX年、人工知能は、いろいろな家電製品に取りつけられていた。或る小学校低学年の男の子A君は、人工知能の搭載されたTVを見ていた。TVでは、A君の好きなファンタジー映画が流れていた。城が有って、しゃべる昆虫や動物が出ている。その時だ。TVに写る昆虫たちが、ストーリーの流れを逸脱して、ふいに視聴者に語りかけてきた。「TVの前のみんな、僕たちと遊びたいかい?」と。A君はおかしいぞ?と思いながら、画面を見続ける。昆...

  • 5-1人工知能とブラックボックス【SF小説・怖い話】

    或る不思議な箱があるとする。その箱に、小麦と牛乳とイチゴを入れたら、1分後にはイチゴショートケーキになって出てくるなんて。ただし、その箱を使っている者には、その箱の中で何が行われているのかは解らないとする。なぜ材料を入れるだけで、また、たったの1分だけでイチゴショートケーキになるのか?その理由はわからない。「はじめと結果」だけは解っているものの、間のことは全くわからない。これを、ブラックボックスとい...

  • 4-4妙なチラシ【恋愛ホラー小説・怪談】

    (本ページは『妖怪?深夜のコンビニ』【恋愛ホラー小説&怪談・文庫本換算4P程・無料】のページ分け版です。他ページは4-1|4-2|4-3|4-4へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)10m程先を歩いていた彼女は、住宅の外壁が作る十字路を、右に曲がった。俺の視界から、彼女の姿は一旦見えなくなった。遅れること数秒、小走りの俺も、その十字路を同じく右に曲がった。だが、そこにもう彼女...

  • 4-3奇妙な感覚【恋愛ホラー小説・怪談】

    (本ページは『妖怪?深夜のコンビニ』【恋愛ホラー小説&怪談・文庫本換算4P程・無料】のページ分け版です。他ページは4-1|4-2|4-3|4-4へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)頭の中の整理がつかないでいたが、俺は無策にも、声をかけられればナンパに失敗しても諦めはつくと思った。そのため、彼女に追いつくべく早歩きになった。俺と彼女との距離は、縮まっていった。やがて、10m程...

  • 4-2コンビニナンパ?【恋愛ホラー小説・怪談】

    (本ページは『妖怪?深夜のコンビニ』【恋愛ホラー小説&怪談・文庫本換算4P程・無料】のページ分け版です。他ページは4-1|4-2|4-3|4-4へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)年齢は俺より少し上。身長175㎝程で脚長。スポーツでもしていたのか、痩せてはいない上で引き締まっている身体。勝負強そうな顔立ちは、ビジネスという戦闘を連想させるスーツにマッチ。バリバリのキャリアウ...

  • 4-1雰囲気有る深夜に【恋愛ホラー小説・怪談】

    (本ページは『妖怪?深夜のコンビニ』【恋愛ホラー小説&怪談・文庫本換算4P程・無料】のページ分け版です。他ページは4-1|4-2|4-3|4-4へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)俺(米津秀行・29歳)は、ライターやマーケッターの仕事をしながら、小説家を目指している。ライターの仕事は、調査による新情報を重視するものやインターネットサイトにおける集客を重視するものなどなど様々。...

  • 4-4転職男の首飾り【怪奇小説・怖い話】

    それから、しばらく日が過ぎた。俺は相変わらず、都心の経営コンサルタント事務所で、忙しく働いていた。そんな或る日、転職して来た者があった。その男は、転職初日からよく働いた。分析、交渉、事務処理、バリバリと働いた。それから、数か月が経つ。俺は、その男の働きぶりが、気になった。奇妙にも思った。その男の、転職して来た日からの成果量から推測するに、帰宅後も寝ずに働いている。とんでもない体力か、それとも何か要...

  • 4-3海を漂っていた古い人骨【怪奇小説・怖い話】

    俺「失礼ですけど、おいくつでしょう?」原始人のような男「年齢…。もう忘れました。」決めつけてはいけないが、この原始人のような男は、精神的にまいったため漂流生活をはじめたのだと、俺は察した。それで励ますように、「今日はまあ、楽しく釣りをしましょうよ」と言った。俺は、何本かある釣り竿の一つを、原始人のような男に貸した。そして、二人で、釣りをはじめた。原始人のような男は、悩みを忘れたように、活き活きして...

  • 4-2時間感覚が合わない話し【怪奇小説・怖い話】

    俺は、こちら無人島に向かってくる原始人のような男に恐れを感じたため、逃げることにした。糸を引き上げる等、岩場から去る準備をする。そんな俺を見てか、海を漂う原始人のような男は、大きな声で叫ぶ。「怪しいものじゃない。逃げないでくれ!」と。そのことばに、俺は一旦、動作を止めた。少し冷静に、原始人のような男の方を見た。原始人のような男は、上半身裸だし、丸腰だ。丸木舟を漕いでいるオールで襲われたら困るけど。...

  • 4-1無人島での釣りで妙な男【怪奇小説・怖い話】

    俺(三田辰・みたしん・経営コンサルタント・30歳)は、休暇を利用して関東地方の或る海へと魚釣りに来ていた。地元の或る漁師さんに依頼をして、その方のモーター漁船で無人島へと、有料で渡してもらった。今、無人島と目と鼻先の岩の一つに降り立ったところだ。俺を渡した漁師さんは、無人島を離れて、元に帰って行く。時刻は、まだ朝だ。夕方までを無人島で過ごす。無人島で過ごすといっても、サバイバルの類ではなない。また、こ...

  • 3-3怪奇的な研究【冒険小説・怖い話】

    それから、祖父に揺り起こされて気が付いた。そこは、キャンプ地付近の道路脇だった。以上のことを、父にも母にも祖母にもしたが、「おそらく夢」だの「山は危ない」だの「キャンプもほどほどに」等と言われた。だけど、祖父だけは「お前の見たものは本当のことだ」と言い微笑んだ。私は、幼い記憶のことを、現在の自分の知識や経験等を基に、よく考察をする。その中で、地下階段の途中で見たガラスのことも考察した。ガラスの向こ...

  • 3-2或る古い建物【冒険小説・怖い話】

    その日の夕方、私は火を起こすために、枝を探してキャンプ地周辺を歩いていた。ちょっとした好奇心から、キャンプ場エリアや登山道といった人の手の入ったエリアを外れて、深い山奥へ足を踏み入れた。山をなめてはいけない。コースを外れると、すぐに迷うものだ。私は、キャンプテントの位置も元来た道も、わからなくなった。ただただ彷徨った。人の手の入っていない山はどこまでも歩きにくく、右も左も同じに見える。どこをどう歩...

  • 3-1祖父とのキャンプで【冒険小説・怖い話】

    小岡さん(55歳・隠遁生活者)は、「立ち話も長くなりそうだ」と言って、俺(稲岡良仁・29歳・多摩文理大学考古学研究科講師)を玄関から部屋へとあげた。テーブルに座っていると、小岡さんはお茶をお盆に載せて入ってきた。それから、お茶を俺の前に置きつつ、俺の正面の席に座る。そして、しゃべりだした。「そうか。祖父の見つけた化石は、盗まれたんだな(「深夜に侵入者?或る大学【冒険小説・怖い話】」のこと)」。「ええ。国領教...

  • 3-3夜中の山奥で想像を巡らせる【冒険小説・怖い話】

    (本ページは『地底人?或る山奥で車中泊』【冒険小説&怖い話・文庫本換算4P程・無料】のページ分け版です。他ページは3-1|3-2|3-3へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)俺は研究者として、多少の興味も湧いてきた。とはいえ、俺には恐怖感も強く有り、危険かもしれないこの状況から逃れんとする本能は勝る。車を発進させることに。ただし、前方に倒れ込んでいるかもしれない生物に車...

  • 3-2背筋が凍る思いと研究心【冒険小説・怖い話】

    (本ページは『地底人?或る山奥で車中泊』【冒険小説&怖い話・文庫本換算4P程・無料】のページ分け版です。他ページは3-1|3-2|3-3へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)360度真っ暗闇だ。キャンプ場が有るなら、全く灯りがないのも不自然だろう。でも、その会話は続いている。何と言っているのかはわからない。遠くて聞き取れないのではない。聞いたことのない言語。ただ、抑揚の有る...

  • 3-1山道で聞こえた声【冒険小説・怖い話】

    (本ページは『地底人?或る山奥で車中泊』【冒険小説&怖い話・文庫本換算4P程・無料】のページ分け版です。他ページは3-1|3-2|3-3へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)俺は、焦りつつも事故を起こさないように、慎重に夜道を運転していた。レンタカーで、市街地を抜けて山々の麓辺りを走行中。この後は、山々を分け入って、友人たちと山奥のキャンプ場で落ち合う予定だ。友人たちは...

  • 8-8あのチラシは?【恋愛ホラー小説・怪談】

    不気味さも有りつつだが、妥当な想像もできた。先程の老夫婦の言っていた「最後の棟住民」こそ、この前に俺が会った人妻さんとその旦那さんだと考えられる。人妻さんの住所がわからない以上、俺にしてあげられることは何もない。それにしても。俺はホラー小説家を目指している。この不気味な気持ちを壊さない、怪奇的想像もしてしまう。狐の目撃情報?それじゃあ、俺は狐に化かされていた?狐といえば油揚げ。油揚げ…。俺は閃いた...

  • 8-7調べるほどに奇談【恋愛ホラー小説・怪談】

    それにしても、深夜の居酒屋で会った年上美女に対して、どう報告すべきだろう?「あなたが俺に紹介した人妻さんのことを、俺は慰めてあげることはできなかった」と、報告するべきなのか?また、人妻さんに対しては?「この前は挨拶もせずに帰宅をしてすいませんでした」と謝ったり「あなたのお相手はできません」と断ったりすべきなのか?それから、何日か過ぎた。年上美女の連絡先は知らないため、意図して会うことはできない。偶...

  • 8-6山道を延々と【恋愛ホラー小説・怪談】

    押入からは隣の部屋、つまり旦那が居たであろうキッチンを見通せる。キッチンには誰もいない。俺は押入を降りた。一瞬、全身はひんやりした。冷房の効いていない部屋であって暑いはずだけど、三時間も風の通らない狭い押入に籠っていた俺にとって、心地よくすら感じる。キッチンに行くと、鍋から弱々しく湯気がゆらゆらしている。俺の食べかけたご飯は、流し台に置いてある。俺は蛇口をひねり、水を何杯か飲んで、喉をうるおした。...

  • 8-5やはり問題発生【恋愛ホラー小説・怪談】

    俺が玄関を入ってから、彼女はゆっくり玄関ドアを閉めた。俺が靴を脱いでいると、彼女はスリッパを用意して、「上がって」と言う。俺がスリッパを履くと、彼女は靴を整えてくれた。「お腹空いてない?」と、彼女は聞いてくる。「いいえ。特には」と、俺は応える。「もしかして食べて来た?」と彼女。俺は「いいえ」と答えると、「じゃあ、せっかく用意したんだから、食べて」と言って、俺の先に立って歩き出す。玄関を上がってすぐ...

  • 8-4山裾の団地【恋愛ホラー小説・怪談】

    年上美女と飲んで、日付は変わらずの夕方。俺は、居酒屋近くのバス停からバスに乗って、席に着いた。期待と不安とないまぜだが、まだ気持ちに余裕は有った。はじめ、バスは街中を走っているために、信号に引っかかったり駐停車中の車をかわしたりして、停車と発進を不規則に繰り返していた。その内に、俺はふと、うたた寝をしていた。目覚めると、いつの間にかバスはスムーズに走っている。窓からの眺めは、街のごちゃごちゃは無い...

  • 8-3危険な年上美女【恋愛ホラー小説・怪談】

    年上美女は、俺の斜め前方の席へと案内された。それから俺は、年上美女をチラ見しつつスマホをいじるふりをしていた。スカートから伸びる締まった脚。危険な妄想は止まらない。驚くことに、年上美女もまた俺を意識しているようだった。俺が年上美女の顔をチラ見すると、視線が合うことも多いのだ。これは何かを期待しても良いのか?俺はこの居酒屋に居座るために、店員を呼んで小皿と芋焼酎のソーダ割りを注文した。注文してから年...

  • 8-2一人居酒屋【恋愛ホラー小説・怪談】

    俺は電車に乗ったが、職場と自宅アパートの間に有る繁華街の駅に降りた。居酒屋探しを始めた。何を食べたいというのはない。いつまで飲むという計画もない。要するに、当てのない一人飲み。多摩の主だった都市の一つであり、また金曜日の夕方、駅周辺のビルやデパート内に、一人客の入れる余地は無い。歩き回った末に、駅から大夫離れた古い小ビル2Fに、入口から見たところ席の空いている居酒屋を見つけた。入口のメニュー看板を見...

  • 8-1夏の或る日のこと【恋愛ホラー小説・怪談】

    (本ページは『深夜の一人居酒屋で』【恋愛ホラー小説&怪談・文庫本換算4P程・無料】のページ分け版です。他ページは8-1|8-2|8-3|8-4|8-5|8-6|8-7|8-8へ。体験談ものではありません。体験談もの等他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)或る夏の夕方。暑さとじめじめ、遠くにセミのジリジリいう鳴き声という夏の様相ではあるものの、風は昼間に比べると涼しいし、日差しももうオレンジに柔らかい。そんな穏やかさを、高架に有...

  • 3-3謎のお金【怖い話】

    それから、中年男の登録している会社の電話番号や住所等に応えてもらった。また、中年男は「24時間営業しているはずなので電話してみれば?」という。俺は、中年男の言う会社に電話をした。電話口の職員さんには、中年男から話しをつけてもらって、質問に入った。いろいろと尋ねた結果、中年男がこの会社に登録していることは本当であり、仕事でもトラブルを起こしてはいない等と、特に怪しいことはないとわかった。ただ、電話口の...

  • 3-2腕時計の秘密【怖い話】

    次に、中年男に登録している会社の電話番号や住所等を尋ねた。だが、「ちょっと待ってね」と言って、コンビニへ中年男は入った。外で待っていた俺と同僚だが、中年男はうれしそうにコンビニから出てきた。手には袋を持っている。「見てくれ、ピリ辛唐揚げの揚げたてだ。俺はね、辛い食べ物が好きなんだよ。さらに、うたた寝して身体は冷えてたからちょうどいい。さっさと帰って食べよ」と中年男は言った。「ああ、そうなんですね」...

  • 3-1秋の夜中に出会った者【怖い話】

    多摩地方の警察署に勤務する俺(麦倉行・警察官・29歳)は、ある深夜に、年下の同僚と自転車パトロールをしていた。すっかり秋らしい季節となっており、猛暑に苦しんだ季節からの変化を感じていた。風も耐えず吹いていて、また冷んやりしている。時々ドッと強いものも混ざる。古いビルの向かい合って立ち並ぶ飲み屋の通りをパトロールしていると、中年の男が店の玄関前で座って、うたた寝している。秋の夜の下、ひんやりした風が吹く...

  • 6-6奇妙な絵【冒険小説・怖い話】

    梅雨も稲岡ももう就寝中の午前3時頃。〇〇市内(稲岡の調査した旧家や梅雨の勤める市役所や老人の小屋の有る市町村)の交番に勤務する麦倉行(むぎくらこう・28歳)は、住宅街に有るアパートへと、同僚とともに自転車で向かっていた。近隣住民から、或る一室が騒がしいという通報が有ったのだ。駅前繁華街を横切る大通りに沿ってしばらく進んで、通り沿いの細い路地へと入った。静かな住宅街に風景は変わる。中層のマンション、古いア...

  • 6-5或る古い記録【冒険小説・怖い話】

    梅雨が老人と歴史談議をしている頃、多摩文理大学講師稲岡は自身の研究室デスクにて、古い書を読んでいた。同大学図書館に所蔵されていた、記録のような古い書だ。書の著者は、かつて同大学教授にて円形のぼやけたような奇妙な形の土器を研究していた教授に師事していた、助手だ。名は時田信一郎。また、デスクには、旧家から持ち帰った円形のぼやけたような奇妙な形の土器も有る。書の内容と目の前の土器と、関連の有るものか見比...

  • 6-4地域の歴史に妙に詳しい【冒険小説・怖い話】

    そんなことを思いながらも梅雨は、ここに来た本題である歴史談義へと進める。「以前お会いした時に、元学者とおっしゃっていましたよね。ではこちらは、あなたの作成なさった論文ということですね?」と、老人に尋ねた。「ええ。私は始め物理学者だったのですが、その論文の中に有る円形のぼやけた奇妙な縄文土器の存在を知ってからはすっかり魅了されて、考古学の道へと入りました」と老人は応えつつ、「まあお座りください」と梅...

  • 6-3老人の古い論文【冒険小説・怖い話】

    随分と、自転車で街道を走っていた梅雨だが、周囲の住宅も疎らになった。それから、街道を内に入った。住宅はどんどん疎らになる。さらに走ると、家自体見なくなって風にそよぐ木々の音が支配する世界になった。駅周辺では遠くに見えていた山々も、今では、見上げるように迫っている。そんな、自然の勢力の迫る細い道沿いに、寂しく一軒の小屋が有った。目指していた、老人の小屋だ。梅雨は、自転車を家の前に停めた。見上げた空は...

  • 6-2郷土史に詳しい或る老人【冒険小説・怖い話】

    稲岡が旧家で奇妙な土器に触れている頃、梅雨一(つゆはじめ・市役所土木技官・27歳)は、同市内で自転車を走らせていた。同市内に住む、同市歴史に詳しい老人に会うためだ。駅周辺の繁華街を抜けて、江戸時代を想像させるような古い商店街を抜けて街道に出て、街道に沿って並ぶ戸建てや古い中小ビルの合間を自転車で走っていると、街道を横切る大きな川によって景色は広く開けた。川にかかる橋をわたりながら左側を見ると、川は遠く...

  • 6-1或る旧家の古い蔵に【冒険小説・怖い話】

    稲岡良仁(29歳・多摩文理大学考古学科講師)は、多摩地方の或る旧家を訪れた。たたずまいは、まさに代々続く豪農の家であった。木造の古くて大きなお屋敷だ。そのお屋敷を、ぐるりと石垣・木・瓦の塀で囲っている。また、敷地内には、お屋敷よりもさらに古い蔵も有る。現代的な戸建てやアパートの並ぶ住宅街に有って、その旧家は、この辺りが旧農村部で有ったことや自分たちこそは古くからの住人であることを物語っているようだ。50...

  • 3-3その家庭教師事務所の怪【怪談】

    所長と連絡がつかなくなって、5日目。この日も、俺は事務所に出社してみた。所長は相変わらず出社していないし、電話にも出てくれない。俺は所長のデスクに座って、各家庭の名簿を眺めていた。そして、悩んでいた。本日は金曜日。上に書いたように、この家庭教師事務所は、生徒に週一ヒアリングをして月曜日にその内容を家庭教師に報告をする。よって、仮に来週月曜日に所長が戻って来るとしても、それまでにヒアリングをしていな...

  • 3-2まさに上司の呪い?【怪談】

    その日は、その後も、俺がリーダーっぽい役割を担うことになった。俺は事務所に残って、出社してくる大学生に対して、所長が行方不明であることを伝えたり、前回授業の様子をもとに今回の授業の指示を出すことになった。その日は俺にも家庭教師の仕事が有って、担当家庭に向かわなければならなかったが、所長デスクに有った予定表や大学生の連絡先を用いて、所長がいないことや授業指示の連絡をしておいた。ただ、所長は既婚者のは...

  • 3-1バイト先上司が行方不明【怪談】

    俺(米津秀行・29歳)は現在、「INBOU」(オカルト雑誌&サイト)から依頼を受けて執筆するフリーライターである。また、予備校講師でもある。以前は「本業で考古学者をしつつ傍らで太古世界を題材にする小説家」なんてのに憧れていた。また、その夢を捨ててはいない。それでも、ライター兼予備校講師の仕事も嫌いではない。ところで俺は今、「INBOU」に数年前のあのことを書こうかと迷っている。数年前、俺は多摩地方の小さな家庭教師...

  • 怪談の面もある文学作品【エッセイ】

    本記事は、「エッセイ」カテゴリの記事です。今回は、怪談の一面もある文学作品、芥川龍之介『魔術』の紹介や感想等です。本記事の分量は文庫本換算3ページ程ですが、次の目次をタップ・クリックでジャンプできるのでしおり代わりにどうぞ(他は「本blog全記事の一覧」へ)。目次第一章:芥川龍之介作『魔術』概要や見所のいくつか第二章:芥川龍之介作『魔術』あらすじ第三章:芥川龍之介作『魔術』見所等第四章:芥川龍之介作『魔...

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