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元のそのいち https://rollyourvote.blogspot.com

正しいことをなす。だが仲間はない。群れるつもりもない。ひたすら、自分を考え、己を鍛えやるべきことを為す。それが人として生まれたものの使命だ。私はそう信じる。だからこそひとときの休息が楽しいのだ。

サムライと茶の湯はスピリチュアルに結びついている。泰平の世にも備え怠りなく、自己研鑽を忘れない。我々は死ぬまでサムライだから。

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2019/12/24

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  • 夫婦箸、夫婦茶碗

     夫婦箸や夫婦茶碗というものがある。 「夫婦(めおと)」とつくモノだ。他には思いつかない。 他には「夫婦善哉」ぐらいだろうか。 この二つ、箸にしても湯飲み茶碗や飯茶碗にしても夫の方が大きく妻の方は小さい。箸は短い。 柄が揃えてあっても、どちらかが小さいので夫婦茶碗の揃いだ...

  • 欧米のスープの飲み方から所作の決まりごとを考える

      シチューを馳走になった。洋風の汁、スープ。 具の多いホワイトクリームシチューだ。 マッシュルーム、豚肉、海老、人参、ジャガイモ、インゲン、そしてキャベツ。 市販のクリームシチューのルーをベースに生クリームを追加して作ったもの。 炒めたタマネギとマッシュルーム、そこに...

  • 祝い箸というものを考える

      正月、新年明けましておめでとうございます。 新しいコロナとともにある時代。ないものねだりをしない。 それがくじけないコツだと思います。 しっかりと生きてゆきたいものです。 本年もよろしくお願いいたします。 さて、日本の正月の習慣には「祝い箸」というものが...

  • 向付けはオカズか

     オカズという言い方がある。 現代的な言い方で、向付けということになる。 ご飯、主菜、副菜、汁。 これが和食の基本だからオカズというのは主菜ということになる。 そうするとよく言われることが「ご飯に合うオカズ」という言い方になるが、実はこれはあまり正しいとは言えない。 ご...

  • 腹芸というもの

     最近の人は「腹芸」と言ったらどう思うだろうか。 よくある温泉旅行の懇談会、そんなので興の乗ったオヤジが腹を出してそこに化粧をし、顔を隠して腹をよじらせる。 安来節(やすきぶし)を踊ったりする余興。 顔を隠し、大きな腹が顔だ。それはまるで人間が奇妙な顔をしているように見え、...

  • 陰腹というもの

    「陰腹」という言葉がある。 「かげばら」という読みをする。 誰にも知られないように密かに腹を切っておいてサラシで硬く固め、最期までの覚悟とする。 やり遂げる瞬間を終わりの瞬間とすることだ。 忠義に思いもかけないものがあったと主人が感服する話として言われるが、史実として実...

  • 饗応と庭

    古来から日本人は、人を「食事にどうぞ」と、自宅に呼んだ。 食事に呼ぶことは人との交流の方法としては確実やり方だ。 そして手料理をふるまう。 家へ招き入れ、心づくしのものを食べてもらう。 こちらも一緒に食べながらお互いを知ろうとする。 作った同じ物を食べるという場、饗応...

  •  「帯」というものは、着物を着る時に締めて着物を体に固定するものだ。 いわば古来のベルトだ。 ここに古くて新しい話として、帯は「腰で着るか腹で着るか」という問題がある。 男性で、着物を着慣れている人によれば「帯は腹でするもの」などと言うことだろう。 一方で女性は「腰帯」な...

  • 一汁一菜の本来とは

    武士、すなわち男子たるものは「一汁一菜」を信条とすべきである。 それはあくまで「信条」であるから、理想でもあり、目標でもある。 日々の食事で実践しているかと言えばそこまでのものでもない。 「一汁一菜」とはご飯に野菜、そして汁だ。 ではその中味は何か。 例えば、タクアン...

  • 青海波について

     器や着物に使われる文様のひとつに青海波というものがある。 青を基調とし、文様は海の波、あたかもその無限な反復を意匠としたものだ。 こうしたものはいわばパターンであり、イギリスのペイズリー柄などと同じものである。 岡山県にある天柱山 頼久寺には、その遠州がデザインした庭があ...

  • 胆力というもの

    一昨日のこと、夜に大きな地震があった。 長く感じる大きな地震だった。 無難に対応し、危険対応はした。 今はすっかり平常に戻っている。 冷静に対応したまでだ。 騒いでいる向きもあったがこちらは片付けを済ませ、すぐに何事もなかったようになった。 ...

  • 忍耐、我慢ということ

    この表題のことは、あまりに最近しつこく言われていることだから改めて考えてみるべきだろう。 それは忍耐、我慢ということ。 目下のコロナ感染拡大の折、その自粛や対策への協力について、人々には「忍耐が強いられている」などと盛んに言われていることだ。 「人々は我慢に耐えかねてい...

  • 長火鉢

    古来から、日本には「室内で火を使う」という習慣があって、炭を入れ、室内で暖を取ったり湯を沸かしていた。 それが火鉢というものだった。 火鉢にも色々とその種類はあるし、その使う炭にさえ種類があるという。 古道具屋に行けば状態のよい骨董の長火鉢は今でも売られているし、これ...

  • 鐘の音

    古来、ヨーロッパでは教会の鐘の音が届くところまでが領地であるとされた。 だから教会の設置には領主の許可が必要であり、時を知らせるだけではなかった。 集会、葬式、領主の視察など、各種の行事を伝えた。 すなわち西洋の鐘は、宗教という権威にありながら支配や統治というものから来...

  • 臭いで分かる

    男だ。 確かに男がいた。さっきまで。 男が、我々の家の玄関の前に暫く立っていた。 さっきまで。 外でタバコを吸おうと、玄関を出たらその臭いが分かった。 さっきまで、俺が中で茶を飲んだりしている時、その間中、そいつは玄関先で中をうかがいじっと外で立ってい...

  • のぼり

    日本人は古来から「のぼり」が好きだ。 選挙で、商売で、広場で、公共のイベントの現場でその告知で、のぼりは現代でも日本のあらゆるところで活躍している。 日本を訪問した外国人はこの風景を見るとたいてい驚く。 その、領地を宣言しているようなまがまがしさに、日本人の内面の厳しいも...

  • 馳走

    「ご馳走」などと云う。 あることのために「走り回ること」の意味であり、転じて客に供応をして料理をふるまうことを言った。 料理をふるまうために走り回ったからである。 「馳走する」とは、食事を中心とした「もてなし」をする意味である。 「料理をふるまうために台所を走り回った」...

  • 書の工夫

    「掛け軸の書」や「書額」というものがある。 書額はたいていは勢いや力強さが求められ、魂、意思などが伺えるものがよいとされる。 道場や広間に掲げられ、戒めや心得として人に訴えかける。 一方、掛け軸は主に茶室や床の間にかけられる。 眺めた時に穏やかさを与え、静けさを補助...

  • 鮒釣り

    「釣りは鮒に始まって鮒に終わる」 古来からそのような言葉がある。 釣りと言うものの楽しみ、その心を教えた言葉だ。 余興や楽しみとしての「釣り」は獲物を捕らえることが目的ではない。 つい我々は勘違いをして獲物をどれだけ得られるかを楽しみとする...

  • 流れ、成り行き

    日本人は「流れのまま逆らわない」ということを重視したり、「自然の流れに従う」ということをよく考える。 「成り行き任せ」というと無責任という意味になってしまうが、大勢を見るというのは重要だ。 大将、その長でもそうしたことを考えたりもする。 大将や殿様を勤めるのでなく...

  • 盆栽 BONSAI

    海外からの訪問が多かったため、できるだけ翻訳しやすいように分かりやすく記述してみる。 「翻訳ボタン」を活用していただきたい。 今回は盆栽についての解説だ。 「盆栽」というのは、海外でもよく知られるものとなった。 「BONSAI」と、そのまま日本語の発...

  • 日本は火の国である

    日本人は古来から、火、炎というものが好きだ。 日本は火の国。火山国、地震国でもある。 疫病が流行ると護摩を焚いたりして邪気を追い払うということをした。 煙を焚いて邪気を払うというのが主にアジアの文化に見られるが、日本はむしろ炎というものの方が多いように思う。 ...

  • 結界

    かつては結界というものがあちこちに見られた。 神社の祭礼、儀式にあってはしめ縄が地域に張られ、その範囲が神によって守られている領域であることが示された。 それらは魔や鬼と我ら人間とを分け隔てする境界だった。 神社という聖なるものの縄張りを決め、そこを...

  • 終戦記念日などありようもない

    戦国の世の昔、我が国の各地では多くの戦いがあった。 しかしそれを「記念日」などと、ふざけたものと扱った時代は一度とてない。 天下を分けた関が原の合戦、その終戦記念日だと誰が祝っただろうか。 弔いはあろうとも、その関が原があったから太平の徳川の世...

  • 夜の街

    江戸時代の夜の街と言ったらやはり吉原などの遊郭だろう。 関西で言えば飛田遊郭に当たる。今の飛田新地だ。 遊郭はどこにでもあった。 それこそ明治、大戦。昭和となってもまだ名残りを残す遊郭跡は各地にあった。 江戸時代には今のキャバクラ的なところがあった。 ...

  • 友、友人というもの

    我々日本人というものは古来からことごとく独りであった。 孤独を愛する民族だ。 孤独であり、孤高であり、肉親に対しても誰に対しても人間は生まれたときから一人の個、独立した者であった。 幼い頃、早くから織田信長は親元を離れた。家康は人質となっていた家康と幼少に頃に顔を...

  • 人の足元を見る

    「人の足元を見る」という言葉がある。 それは「人の弱みにつけこむ」あるいは「人を値踏みする」というのが真意だ。 江戸の人々はほとんど徒歩で移動した。 参勤交代や色んな制限があったことが功を奏し、江戸時代は逆に人々の移動が盛んだった。 それがよく経済を回...

  • 享楽的なことは悪である

    今は外国人との接点も多くなり、客人だったものが色々と口を出すようになった。 これさいわいとこれを利用して自らの堕落を糊塗しようとするのもいるし、日本文化を破壊しようと画策する者もいる。 なんということはない戦国時代が国境をまたいでいると考えればいい。

  • 器の揃え

    器というのは食事をするのに大事なものだ。 現代はそれこそ、幅広く器を選ぶことができる。 器の世界には「民芸運動」というのがある。 結局、取り揃えるのが大事なので何もかもが漆や陶器、瀬戸物にしてもいけないのだ。 確かに江戸の時代はそんなことはで...

  • 忍者とは

    忍者とはどのような存在だったか。 時には極端に誇張された物語にされてしまうことから、その実像はあまり定かではなくなってしまった。 「忍び」とも言われ、女性の忍びに関しては「くのいち」という言葉もある。 言葉がある以上はそうした人々がいたことは事実であ...

  • 日本人の心には悪魔がいない

    我々日本人にとって、邪悪さや悪魔というものはあまり近いものではない。 この現代の日本においてもそれは同じだ。 これに対して、キリスト教徒、アメリカ人などは「悪魔」という言葉に反応し、怖れる。 キリスト教徒は悪魔を怖れる。 織田信長が比叡山を焼き討ちにした時、彼は恐ろしい...

  • 印のこと

    江戸時代、印鑑というものはあまり使われなかった。 手書き文字でサインをして通用したというのは、主に大名や役人、社会階層としてはどちらかと言えば上層の人々でのことだった。 「直訴状」とか「血判状」などを出す時、庶民が「自分が...

  • 銭のこと

    お金のことを落語なんかでは「銭(ゼニ)」と言っている。 江戸の昔の生活では、庶民は今から見れば「古銭」を日常使っていた。 それは言ってみればコイン。 懐にしまってそれを使う。 日々の銭、毎日の暮らしはコインで足りた。 なけなしのカネでみなが暮らしていた。 細かい金なの...

  • そりが合わない

    日本刀は、「鞘に収めること」を当然の前提としている。 そのままの刃物は「抜き身」と言ってよろしくない。 恥ずかしく下品、そして卑怯だ。   一度でも抜いたなら、斬るのが刀という殺人の道具だ。   それは本来なら西部開拓時代の拳銃でも同じだったろう。 この「鞘」というのは、...

  • 食事を出されるときのこと

    外食でもいい。客に呼ばれたとしてもいい。 我々はそうして、人に食事を出してもらうことがある。 出されたものに手をつける。 感謝し、礼節を持って応じる。 そこには時には薬味などがあって、それを自由に使えるようにされていることがある。 この時、出した女中や店主の目の前で薬...

  • 「穏やかに過ごす」ということ

    「穏やかに過ごす」と、人が言う。 よく隠棲した老人がそういう望みを口にしたりする。 しかし穏やかさとは呆けてしまうことではない。 そういう時、我々が大事にすべきこととは所作なのだと思う。 本を読んだり、手仕事をしたり、保存食の仕込をしたり、庭木の手入れをする。 それも...

  • 時計回りということ

    どうぞ、と、主人が片手で目の前に茶碗を出してくれる。 いただきます。 客はそれをいただく。 茶碗を回して、いただく。 その意味はさておき、茶碗を回す時は時計回りに回す。 必ず時計回りだ。 山道を歩いていて祠などがその道を塞ぐようにして道の真ん中に通り道を塞ぐように建って...

  • 胡坐で茶を点てる

    あぐら。 先日の話の、先生が変わった作法を披露したことがあった。 石州流と言っていた。 確か石州流と言っていた覚えがある。 上田宗箇の宗箇流が武士の茶道と聞いた覚えがあって、変わった所作、独自のヒネったような作法が多かったから、もしかするとそちらだったかも知れないが、耳には...

  • 一期一会

    分かりやすいのは茶室でのことだ。 茶室での一服を出逢いと称し、これを一期一会などと言った。 巷ではこの言葉は、偶然の出逢いに感謝しろなどというニュアンスで言われるが、それは違うと思う。 いつなんどき、別れるかも知れない。その覚悟なのだと思っている。 茶室は一種の戦いの場で...

  • 一汁一菜

    武士は質素倹約に努めるべし、そう言われた。 だがそれが一汁一菜についてのことだったかは分からない。 商人らが華美な文化を作ってゆく太平の世の中で、質素倹約とは奢侈に溺れない堕落を戒めたものだったが、食事についてはたいてい一汁一切を旨としていた。 米を食い、味噌汁とオカズ(魚)...

  • 一揆やパニック、侍はどうしたのか

    もちろん、斬った。切り捨てた。 パニックになったりして騒ぐだけの大衆はたちまち切り殺された。 武士と言う連中がいて、彼らは浪人となっても階級を捨てなければいとも簡単に斬り捨てることが出来た。 それは自警団ですらない。 法であり秩序であった。 ...

  • サムライというもの

    太平の世が続き、武士と言うものはすっかり軽んじられるようになったとよく言われる。 藩や殿様など、所属するところを失った武士が浪人となり、様々な職に流れていった話もおちぶれた武士の印象を強くさせる。 しかし、考えてみれば武士というのは官僚であり、政治家だった...

  • 書というもの

    床の間に掛け軸を飾る。 書を飾る。来客のために交換したりする。 それはいつも身が引き締まる思いだ。 その字は読みにくいが、たいていは決まりきった箴言だったりするから、意味は通る。 実は掛け軸の書はは交換するものだ。 時々別なものを...

  • 奢侈ということ

    江戸のその時代には飢饉などがあって、 格差というものが顕在化した。 だから奢侈禁止令と言うのが出たことがあると思う。 奢侈禁止令と言っても、結局、歌舞伎や芝居などは一時的には禁じられただけで、結局はやられ続けていた。 主に豊かな豪商の遊びや...

  • 波紋

    日本人は波を愛する民族である。 海に囲まれた民族であり、山がちな国には豊かな川がある。 その水の流れは波紋を描く。 青海波(せいがいは)というものが中国から入ってきて、日本人はそれも大いに気に入った。 刀を鍛えて自然に浮かび上がる波紋は芸術にま...

  • 外から持ち込まれるもの

    日本は昔から色々なものが外から持ち込まれた。 仏教にしてもそうだし、鉄や青銅器もそう。 都という都市の概念すら外から持ち込まれたものだ。 そして鉄砲伝来。 黒船。 疫病もまた同じようなものだ。 人類の歴史はウィルスとの共存の歴...

  • ケジメ、結界

    蕎麦をすすった汁が残ったら、それをまた鍋に戻して料理を作るということはしない。 だから蕎麦は音を立ててすすり、食べ残しは汚物として捨てる。 使い回しのようなことは独身時代の一人、子供の頃に戯れ事としてやったことはあるが、それだって自分だけのためでしかなかった。...

  • 根付け、音付けというもの

    「根付け」とか、「音付け」という。 それは今で言えばキーホルダーとかストラップの類だ。 昔とて、モノを失くせば困った。 硯すら懐に入れて持ち歩いていた時代だ。 今とそうは変わりはない。 失くしてしまわないように工夫が生まれても不思議では...

  • 名札、表札

    古い人間ならいざしらず、名札みたいなものを嫌う人は今はあまりいないだろう。 首から入館証を下げさせるところは普通だし、そこには顔写真や名前が入っている。 それを得意げな顔でぶら下げたままにしているのがいるが、みっともなく感じてしまう。 ビルに入館するため...

  • 蕎麦せいろ、敷きす

    「せいろ」と言うと、蒸し器のせいろを思い浮かべるだろうが、蕎麦も昔は蒸していたと言われている。 「蕎麦がき」みたいなものは今でもある。 だから、茹で上がった蕎麦が小型のせいろに盛られるようになったのもその名残りとも言える。 この蕎麦せいろには簾(す...

  • 箸と箸置き

    箸置きの歴史はそれほど古くはない。 昔は膳に椀、皿、そして箸が手前にそのまま置いた。 今、テーブルで食べることがほとんどだから、そのテーブルにわざわざ盆は置かない。 そうするとテーブルクロスなんかをひいたりする。 そこに箸を直接置くというのはは...

  • 包丁を研ぐ

    刀というのは必ず研ぎ師にやってもらうものだ。 だから昔も、包丁を研ぐということは武士たちは好んでした。 それは女性的な「台所」という話ようなではない。 「男子厨房に入り浸る」などと言われたのは昭和の話だ。 明治の頃、男子というものの自意識の発揚が氾...

  • 道具を大事にせよ

    サムライにとって刀は道具だ。 人を殺すための道具。 料理人が包丁を、「魚を殺す武器」とは考えないように、サムライはその道具であっさりと人を斬る。殺す。 もし、その刀を「武器」などと考えていたサムライがいたら、戦国の世ではきっと長生きはできなかったに違い...

  • 包丁というもの

    男が、包丁を扱えなくてどうする。 男が包丁を研げなくてどうする。そう思う。 武士は刀は研がなかった。 人を斬って、ダメにしてしまっても、必ずその研ぎは研ぎ師にまかせた。 それは悔しいが専門でなけばできない。 だからその反動というか...

  • 房というもの

    房(ふさ)というものがある。 日本の文化には色んなところに房がある。 組み紐で編んだ紐を作り、その先をほぐして房にする。 帯締めでもあるし、相撲では天井からそれぞれ赤房、青房と下がっている。 この房というものにはどんな意味があるのか、あまり語られるこ...

  • 不撓不屈ということ

    挫けない心。 初心を忘れず、常に前向きでいること。 それがサムライというものだ。 歯を見せるな。 人におもねるな。 おごるな。 困難が多くとも、どれだけ打ちのめされたとしても、正しいと信じる道をゆく。 信じることを成そうとする覚...

  • 蓋もの、とは

    料理人の世界では、「蓋もの」という言い方がされることがある。 「煮物」に始まって「焼物」という言い方がある。「揚げ物」というものさえ近代ではある。 「煮物」、「焼物」、「揚げ物」は調理の方法を指している。 然、「蒸し物」というものもある。 これに対し、ま...

  • 飯櫃を使う

    米を土鍋や鉄鍋で炊いている。 炊飯器というものは使ってはいない。 そうして米を炊いていると、見えてくるものがある。そんな気がしてならないからだ。 米をありがたくいただく。 その心だ。 おコゲというものに悩んでいたのは、まだずっと若い頃だった。 ...

  • 膳と盆

    盆のことをトレイなどと言ってしまうのが最近だ。 だがトレイと盆は違うもの。 トレイは運ぶために使うもの。道具だ。 テーブルへ食器や料理を運ぶためのもの。 盆というのも運ぶために使えるが、そのまま畳に置いて膳として使う。 我々は畳で暮らして...

  • 和食のおさらい

    和食の主な項目、主な要素 酒、日本酒でも梅酒でも。 八寸、酒の肴。 ご飯と汁。 お造り、刺身。 箸洗い、吸物。 煮物(向付)。 焼物(向付)。 鉢物。 シンコ、香の物。酢の物。 食後の甘味。 これが正解という絶対...

  • 和食のおさらい

    おさらい 和食の主な項目要素 酒、梅酒でも。 八寸、酒の肴。 ご飯と汁。 お造り、刺身。 箸洗い、吸物。 煮物 (向付) 。 焼物 (向付) 。 鉢物。 シンコ、香の物。 食後の甘味。 これが正解という絶対的...

  • 結界とは

    「結界を張る」という。 「ここから邪は入ってくるな」という警告だ。 警察が事件現場で結界を張る。 「立ち入り禁止」。 神社が祭りで所管の地区に縄を張る。 「お祭りだ」。 「邪」は邪気ということ。 それが転じて「蛇」ということに...

  • 橋のたもとにあるもの

    古い時代、橋がかけられることは大きな事業だった。 石橋だったり、木の橋だったり、人々は苦労して交通をつなげた。 その橋は共同体と外界をつなぐ。 だから橋をかけると同時に、そのたもとには稲荷を祀り、疫病が村に入り込まないように祈願した。 今のよう...

  • 湯呑み茶碗の蓋

    「湯呑み茶碗」といったら、濃茶の茶碗とは分けて頭に思い浮かべる。 「湯呑み」と言っているのだから「茶碗」ではないわけだ。 縦に長かったり横に広がっていたり、どこでも何気なく出される緑茶を飲むための茶碗のことだ。 湯呑み茶碗はたいてい茶托がついていて、載せら...

  • フォークとナイフ

    フォークとナイフ。 ナイフは舐めてはダメと言われる。 箸で言えば「ねぶり箸」に近いニュアンスと日本人には理解されているだろう。 我々日本人の感覚としては、マナーやエチケットに近いもの。 テーブルマナーとしては基本的なことだが、しかし実際にはマナーと...

  • フォークとナイフ

    フォークとナイフ。 ナイフは舐めてはダメと言われる。 箸で言えば「ねぶり箸」に近いニュアンスと日本人には理解されているだろう。 我々日本人の感覚としては、マナーやエチケットに近いもの。 テーブルマナーとしては基本的なことだが、しかし実際にはマナーと...

  • 人を自分の左に置く

    歩いている時、いつも自分の左に人がいてくれないと気が済まない。 自分は右利きだから、間違った態勢になっていると、自分の左側にいてもらうよう、さりげなく自分が右側に移動したりする。 それは常に相手を自分の左に置くようにするという動作になる。 それを嫌がる相手とは緊...

  • 箸と武士道

    箸というものは刀と同じようなものだ。 だからその作法には煩く注意が向けられる。 刀の鞘には小刀がついていて、鞘に差し込まれているものがある。 小刀は小太刀ではない。 小刀はナイフのようにして楊枝を削ったり、柿を剥いたり、食事に使った。 刀と食...

  • 迷い箸

    みなでつついても、鍋を清潔に食べるようにする。 だから「ねぶり箸」、箸を舐めまわすようなことはしてはいけない。 では迷い箸はどうか。 「どれにしようか」と、食卓や膳の上を箸をさまよわせる。 これがいけないとされる。 食事をするのにモノを掴む...

  • 人と鍋をつつく

    日本人の鍋の食べ方は外国人に驚かれることのひとつだ。 自分用のもの、個別の鍋ではなく、大勢でひとつの鍋を突いて食べる。 パエリャ鍋があるが、あれは取り分ける前にまとめて調理したというだけ。 追加で食材を投入して食べてゆくというのはない。 これは日本...

  • 箸使い

    箸使いは日本人特有のものがある。 同じアジアで箸を使う国はあっても、日本人の箸に対する考え方には緊張したものがある。 ただの食事をするための道具ではない。 禁じられた動き、禁忌事項さえ考えられている。 迷い箸、ねぶり箸、それぞれ特有の名前がある。 ...

  • 茶杓のこと

    茶杓は簡素だが華美な精神でもある。

  • 建水とは

    建水のココロ

  • 蓋置きの心

    蓋置きの心

  • 棗(なつめ)を使う

    棗を緑茶の入れ物にしてもいい

  • 金継ぎをして器を使い続ける

    割れた器を修復して使い続ける

  • 湯斗について

  • 膳というもの

    膳を活用する

  • 音を嫌う世界

    音に注意する

  • 振袖の長さ

    振袖

  • 湿気、湯気というもの

    釜からの湯気

  • 包丁を研ぐ

    包丁研ぎ

  • 静かに魂を鎮める新年

    正月の落ち着き。茶会。

  • 謹賀新年

  • 目を見て頃せ

    武士道とは

  • 玉砂利は踏んではいけない

    ちょっと恥ずかしいこと

  • 一輪挿しの花のこと

    一輪挿しの花は何のためか

  • 踏み石のこと

    踏み石の意味とは

  • 人の仕事を知っておくこと

    人の仕事を把握しておけ。

  • 拭くということ

    始末をつける。拭くということ。その所作をするということ。

  • https://rollyourvote.blogspot.com/2019/12/blog-post_25.html

    水屋は質素なもの

  • https://rollyourvote.blogspot.com/2019/12/blog-post_24.html

    自己研鑽を積み重ねて生きてゆく。それは心の平穏であり、不安はない。いよいよ時代が変わる。

  • https://rollyourvote.blogspot.com/2019/12/blog-post_22.html

    茶室に座って落ち着くこと

  • https://rollyourvote.blogspot.com/2019/12/blog-post_21.html

    自己研鑽を積み重ねて生きてゆく。それは心の平穏であり、不安はない。いよいよ時代が変わる。

  • https://rollyourvote.blogspot.com/2019/12/blog-post_20.html

    自律神経失調症とは

  • https://rollyourvote.blogspot.com/2019/12/blog-post_19.html

    自律神経を鍛える

  • https://rollyourvote.blogspot.com/2019/12/blog-post_17.html

    茶室で考えること

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    若きサムライほど庭を見るものだ。何もないものの方がより多くを語りかけてくれる。

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    ワレ、タダ、タルヲ、シル

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