【詩】不香の花…Hukyounohana
この世に生まれ はらはらと 消えゆくのが定めなら 朽ちる間の一瞬を どうか貴方のその掌で その温かさで 溶かして欲しいと願うだけ 香りさえも残さずに 去りゆくのが定めなら どうか貴方の瞳の奥に その一瞬 映して欲しいと はらはらはらはら 舞い降りて 儚くはかなく 溶けてゆく‥ その一瞬を‥ 不香の花 #21るん詩の世界 不香の花…Hukyounohana 香りのない花「不香の花」 雪の異名 美しい日本語に触れると、詩情が動きだすのを感じます。
2024/01/07 20:55