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海外オヤジの読書ノート https://lifewithbooks.hateblo.jp/

40代、全く出世しない窓際おじさんが、成長し生き抜くために読書をします。その読書録。最近、生き抜くより息抜く読書が多めです。2014年から海外で生活しています。因みに奥さんは外人。

仕事術、健康(サラリーマンとして)、思想、歴史、陰謀論(趣味用)、教育、金融(家庭の維持用)などの本を読んでいきます。今年は老後の生き方の模索とキリスト教がテーマ

海外オヤジ
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2019/12/13

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  • 浮気が原因の殺人事件!?真相は意外な方向に… | 『EVIL UNDER THE SUN』著:AGATHA CHRISTIE

    以前購入した5冊セットのうちの一冊を読みました。 またまたインド亜大陸特別版。ちょっとなまめかしくて二度見してしまいました これまで3冊のアガサ作品を読んで参りまして本冊が4冊目。ちょっと慣れてきたのか、あまり興奮もせず、普通に読み終わってしまいました。可もなく不可もなく。でもラスト30ページのどんでん返しは全く予想しておらず!その点では流石はアガサ、と呼べる作品でした。 あらすじ とある鄙びた孤島のリゾートでのバカンスシーズン。人々は休暇を愉しむために島に集い、あるいは読書、あるいは海水浴に戯れる。平和な空気のなか、元舞台女優Mrs. Arlena Marshallと美形カップルの夫Patr…

  • 20世紀米国で造られた金融業界の「常識」の数々 ― 『アメリカ金融革命の群像』著:ジョセフ・ノセラ、訳:野村総合研究所

    50近くにもなって語彙の少なさに我ながら呆れてしまいますが、これ、すごい本だと思います。お金、証券、金利、等々に興味がある人は読んで損はないと思います。特にFP業務とかに興味張る人は是非お目通し頂きたい作品です。金融商品・サービスのみならず、その背景にあった社会事象や米国人のメンタリティまで丁寧に描かれています。 概要 米国というと、概ね好んでリスクテイクする、借金もガンガンする、目先に集中、というイメージがありませんか。偏見であるかもしれませんし、あるいは一抹の事実を知覚しているかもしれません。しかし、こと金融周りにおいては、実は20世紀半ばくらいまでは決してそのようなメンタリティではなかっ…

  • 海外生活模様は楽しく読めるも、そこまで絶賛するかは疑問 - 『サラバ!』著:西加奈子

    4か月に一度くらいのペースで日本に居る息子に古本を送ってきてもらっています。本作も海外より遠隔操作でブックオフで買っておいたもので、私のお気に入りの西加奈子氏の直木賞受賞作品。2015年の本屋大賞第2位とのことです。 で、読後の印象ですが、「そこまでか!?」というのが率直な感想です(ごめんなさい!)。 あらすじ 主人公圷歩(あくつあゆむ)は4人家族。背の高いハンサムな父、いつも若々しい美しい母、父親に似てしまった猟奇的な姉、外面は母親似の空気を読むやさおとこ風の僕。家族は海外駐在を繰り返し、テヘラン、日本、カイロ、日本と渡り歩く。その個性故か、カイロからの帰国後両親は離婚、姉はイジメの末引きこ…

  • 英字で金融情報を読みたい人には激推し ― 『金融英語入門』著:柴田真一

    翻訳ものを読んでいて、原文を読んでいなくても「こなれているなあ」と思ったことはありませんか。 そういう意味で、本作は、金融英語についての「こなれた」感が強くにじみ出ている英語本だと思います。 内容は全4編で金融の内容について章だてが分かれています。2章が株式、3章が債券とかそういう形です。その扱う内容は非常に基礎的で金融業界で働く我が身からすれば初歩に近い極々簡単な内容。 でも、出色はその例題。和訳と英訳の練習問題がついているのですが、この模範解答が実に「こなれている」 例えば第1章の例題と模範解答はこんな感じ: In the late 1990s, many banks and securi…

  • 大手マスコミ不信と、情報ソース取捨選択という自由と困難 『戦う石橋湛山』著:半藤一利

    皆さんはマスコミやメディアを信じていますか? 恐らく多くの方が多少の疑いやポジショントークの可能性を考慮しつつも、まあ信じるという方が多いのではないでしょうか。私もそうです。 しかしもしマスコミが、戦争を推進する、戦争へのムードを後押しする、なかんずくそのムードを作り上げたとしたら、それでも我々は今まで通りの関係をマスコミと続けるべきなのでしょうか。 本作は、2021年に逝去された半藤氏によるマスコミ批判書です。タイトルに「石橋湛山」とありますが、決して元総理大臣の石橋湛山についての本ではありません。日中戦争開始前後に、戦争反対・満洲撤退という持説を大いに唱えた石橋湛山率いる東洋経済新報社と、…

  • 一見お下劣なYA本も、読後に強い苦み ― 『The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian』著:SHERMAN ALEXIE

    id:AgentScullyさんのブログで、全米の『最も抗議・異議が寄せられた本ベスト10』なるものを目にして以来、これらが一体どういう本であるのか読んでみたくてウズウズしておりました。 blog.the-x-chapters.info 最初に”To Kill A Mockingbird”(邦題『アラバマ物語』)を読んでみたところ実に面白く、これが2作目のチャレンジです。 ざっくりとあらすじを言えば、居留地で悶々と生活する中学生の主人公Arnoldが、勇気を出して白人だけの高校へ転校・進学し、カルチャーショックや地元での摩擦、あるいは近親者の死を経て成長してゆく、というお話です。 ん?これって…

  • デリバティブの仕訳の本。以上。 ― 『そのままわかるデリバティブ取引の会計・税務』編:みずほ総合研究所、プライスウォーターハウスクーパース税理士法人中央青山

    新年になり、何故かちょっと忙しく本が読めていません。ということで本年一冊目は仕事の本となりました。 これまでデリバティブの本を幾つか読んできました。その多くが入門書でしたが、本書はその中でも特に仕訳に特化していると思います。ですから、デリバティブの仕訳を知りたい人には最適。 デリバティブの仕訳を知りたいという方は本職で経理をしている方、金融企業の有価証券報告書を芯から理解したい人、あとは、、思いつきませんが、そういう方にはベストチョイスです。 かれこれ20年前の本ですので現状と違うところも多いかとは思いますが、そこがまた基礎を学びたい方などには逆によろしいような気もします(包括ヘッジとかそうい…

  • 社会での不正にどう向きあうか ― 『To Kill a Mockingbird』著:HARPER LEE

    公民権運動を経て黒人差別が撤廃されてからまだ100年もたっていないと聞くと、私なぞはちょっと驚いてしまいます。LGBTQなど多くの性的な差別すら解消されようとしつつある昨今に対し、自分たちの父母ないし祖父母が若かったころ、アメリカではいまだに堂々と黒人差別がまかり通っていた。そして本作は、そのような差別に対する善良な人々の対応を描く素晴らしい作品でありました。 あらすじ 本作の語り手であるScoutは兄Jem、弁護士である父親Atticus、通いのお手伝いのCalpurniaとアラバマ州のMaycombという田舎町で生活をしている。とある日、父親は公選弁護士として黒人被疑者のTomのレイプの罪…

  • 2021年読書を振り返る(印象に残った10選)

    おかげ様で、当方のブログも開設2周年を迎え、そして2021年もつつがなく終えることが出来ました(年内にUPをもくろみましたが失敗しました)。昨年、本サイトに訪問して下さった皆さまに改めて御礼申し上げます。ありがとうございます。 さて2021年も前年に続きコロナ一色でありました。 そんな中ですが、私は一年の殆どを自宅勤務で過ごし、外出もあまりせず自省的・内省的な生活に終始しました。おかげで体重も3kgほど増え、心身共におっさんらしさが増した一年でもありました。 2021年の読書は大体140冊 さて、2021年の読書は大体140冊でした。正確言うと144冊らしいのですが計算に自信がありません。。。…

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