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海外オヤジの読書ノート https://lifewithbooks.hateblo.jp/

40代、全く出世しない窓際おじさんが、成長し生き抜くために読書をします。その読書録。最近、生き抜くより息抜く読書が多めです。2014年から海外で生活しています。因みに奥さんは外人。

仕事術、健康(サラリーマンとして)、思想、歴史、陰謀論(趣味用)、教育、金融(家庭の維持用)などの本を読んでいきます。今年は老後の生き方の模索とキリスト教がテーマ

海外オヤジ
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2019/12/13

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  • 驚きの展開の四部構成ミステリ。ミステリ好き・本好きは是非読んでみて!―『三月は深き紅の淵を』著:恩田睦

    いやあ、悔しい。なんというか、すごい。 いや、すごい面白いというのでもない(失礼しました!)。なんというのだろうか、そう、展開がまるで予想もしない方向へ進んだことに心底驚いた。 これまで幾つかの恩田作品を読んできました。私にとって、彼女の作品のイメージは青春爽やか系なのですが、ミステリー作家とみなした方がしっくりするかもしれない、そう思わせるほどの驚きの作品でした。 あらすじ 幻の作品で私家版である『三月は深き紅の淵を』という書籍を巡る物語。4部構成になっていますが、それぞれの章で『三月は深き紅の淵を』を追い求めるストーリーが展開されます。 各章構成 極力ネタバレしないように粗く描きますが、 …

  • 児童書を英語で楽しもう!勇敢な女の子と巨人が英国を救う!―『The BFG』著:ROALD DAHL

    作品について イギリスの児童作家として有名なRoald Dahl氏の作品。 孤児院で暮らすSophieは、ある晩巨人の国に誘拐されてしまう。誘拐した巨人は、実は、気が優しく人間の言葉がちょっとわかるBFG(Big Friendly Giant)。聞くと、巨人の国ではBFG以外は人間の子供を餌にして食べているという。他の巨人たちはまたぞろ英国の子供たちを借りに行く計画をしているという。SophieとBFGは協力して子供達を巨人の手から救おうとするが。。。 雑談ですが。。。 みなさんは幽霊とかUFOとか、出会ったことありますか。 私は、霊感や運はないけど、ちょっとした霊体験とUFOは経験したことが…

  • アンリ、シャルル、アンリ、シャルル、たまにルイ。。。名前が混乱する! 英国との百年戦争がメインのヴァロア朝を描く―『ヴァロア朝 フランス王朝史2』著:佐藤賢一

    概要 フランスの中世の歴史、なかでもヴァロア朝を扱っています。 教科書的な事実の羅列ではなくお話であるので、楽しく読めます。他方で、当時のヨーロッパを共通して起こった事象(例えばペストとか、あるいは宗教改革とか)に関しては多くを触れていません。ですので、ビギナー向けの新書というより、あくまでフランス史を集中して知りたいという方にお勧めのややマニアックな作品だと思います。 扱うのは主に百年戦争とイタリア戦争の時代 世界史特訓中につき購入しました。 前作カペー朝に続き、ヴァロア朝でも王様たちの功績をヒストリカルに扱います。これを縦糸と例えますと、並行するようにおこった百年戦争とイタリア戦争をメイン…

  • 対話による「考えること」の回復、そして「体験としての哲学」の導入―『考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門』著:梶谷真司

    ヒトコト概要 東京大学大学院総合文化研究科教授による、哲学対話のススメ。 感想 語り口はやさしいのですが、まとめるとなるとなかなか難しい作品です。プロローグとエピローグを何度も読んでどうまとめようか呻吟しました。 で、結局筆者が言いたいのは、対話を通じて「考える」という体験をしよう!そして、もっと気軽に日常で「考える」ということをしていこう、だって考えることで我々は自由になるし、自由だからこそ我々自身の人生に責任が持てるのだ、とこんな感じの事を言っているのだと思います。 社会は人から思考と自由を奪う? 「自由な発言や思考は制限されている。」 筆者はこのように考えているようです。でも、日本社会の…

  • クリスマス前夜のちょっといい話―『クリスマス・カロル』著:C・ディケンズ 訳:村岡花子

    一年で一番のお祝いの時期といえば? 日本ではやはり正月だと思います。では米国では?Thanksgivingとかありえますね。ではイギリスやフランスでは? 西洋諸国であれば、やっぱりクリスマスだと思います。なんてったって、キリストの誕生日です。 本作は、19世紀の英国で、あるクリスマスの前夜に超シブチンのスクルージが超常現象を通じ回心し、シブチンをやめイイ人になる、というお話です。 私が書くと安っぽいあらすじですが本当にその通りなのです。で、イギリスの文豪ディケンズの作です、一応。 ボリュームもなく半日以内に読める量ですし、内容については割愛します。読んだ方が早いです。ここでは本作を読んで気にな…

  • チームを作り、ビジョンを語り、コモディティ化せずに生き残れ―『君に友だちはいらない』著:瀧本哲史

    著者について 元京都大学客員准教授。投資家。麻布高校、東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科助手を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニー、その後日本交通へ。2007年より京都大学産官学連携センター客員准教授。2019年死去。(以上殆どがWikipediaの受け売りです) 感想 かつて「君たちに武器を配りたい」という不思議なスパイシーな本を読みました。経歴や本の語り口が非常に印象的な方でした。2020年のNHKのクローズアップ現代「2020年の世界を生きる君たちへ ~投資家 瀧本哲史さんが残した“宿題”~」に関する記事をネットで見て、実は彼がすでに亡くなっていた事を知り、余計にどんな…

  • 読んでも王様の名前は覚えられないけど、本の内容は面白い!―『カペー朝 フランス王朝史1』著:佐藤賢一

    世界史を勉強しています。私の先生は、古代ギリシア・ローマが終わると、ゲルマン大移動や十字軍、そして神聖ローマ帝国へとすすみ、あれよあれよとという間に中世ヨーロッパへと進んでしまいました。カロリング朝、カペー朝はノルマン公国はじめイギリス史と併せて流れを理解するうえでは結構重要そうなのに、さらっと触れるだけでした。もう少し知りたいなあと思い購入。 驚きましたが(失礼!)、非常に面白かったです。 自分が歴史好きというのはあるかもしれませんが、やはり筆者の腕によるところが大きいと思います。と調べてみると、なんと直木賞作家でもあったのですね。 カペー朝は戦国時代? さて、私の印象ではカペー朝時代は、日…

  • 大阪下町のちょっとほっこりする兄弟の話―『戸村飯店 青春100連発』著:瀬尾まいこ

    若い時、本当に家族が苦手でした。 心配されるのが鬱陶しいし、早く家から出たいと願っていたし(まあ家出もやらかしましたが)、必要なこと以外殆どしゃべらないという親不孝な子供でした。 社会に出て、親になり、自らの愚行を機会あるごとに両親に詫びますが、それでもなお、家族っていうのはなかなか難しいものです。最も近い間柄の人なのに、何故か素直になれなかったり、つっけんどんになったりしまったり。 そんな、家族のお話が得意な瀬尾さん。彼女の描く家族の話はとてもほっこりします。 今回の舞台は大阪の下町。実家が中華料理屋のヘイスケとコウスケ。この兄弟の成長物語です。 気に入っているのは、大阪が舞台という点、そし…

  • ―『ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質』著:ナシーム・ニコラス・タレブ 訳:望月衛

    著者について レバノン系アメリカ人。ニューヨーク大学教授。元トレーダーでもあり、現在Universa Investmentsで数理顧問を務める。ペンシルバニア大ウォートンスクールでMBA、パリ大学でPhDも取得。因みに、祖父(Fouad Nicolas Ghosn)・曾祖父(Nicolas Ghosn)ともにレバノンの副大統領を務めた。なお、祖父の名前がゴーンですが、カルロス・ゴーン(レバノンへ逃亡!)とは関係ないとツィートしていました! 感想 この哲学と経済学のミクスチャ―のような作品を読んで、内容を日記に書き留めようと思いましたが、なかなかうまく言葉にできませんでした。著者の持つ哲学的バッ…

  • 古代ギリシア・古代ローマの大著。興味があれば眠気を克服できる!?―『ギリシア・ローマの盛衰 古典古代の市民たち』著:村川堅太郎、長谷川博隆、高橋秀

    概要 故村川堅太郎(東京大名誉教授)、故長谷川博隆(名古屋大名誉教授)、高橋秀(立教大名誉教授)の三氏による古代ギリシアから帝政ローマ終焉頃までの歴史を描く大著。 感想 私、より効率的に短時間で大学受験に合格するため、世界史を勉強しませんでした。 学部卒業から20年以上たち、コンプレックス?であった世界史を今更ながらに勉強しております。 アツい人間への興味!でも、眠くなる、そして、長い そのなかで本書を購入しました。古代ローマ・ギリシアは細切れに勉強すると流れがつかめないので本で流れをつかもうという魂胆です。 結論を言います。おっさんがやる気を出して読んだのですが、すみません、眠くなります。 …

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