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日々を綴る パーキンソン病罹患12年目。 心身共にポンコツです。寡黙な夫に支えられて生きています。なんとか。

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2019/12/05

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  • また

    夜中の2:00です。読んでくださっていた方、ありがとうございます。本当に久しぶりに、モグラのようにぽこりと地中から頭を出してみました。 驚きました。まだ横切って見て下さった方がいらっしゃったのですね。 書くことがなくなったわけではないのです。けれど、文章...

  • さてどうする会議

    歩こうとすると股関節が悲鳴を上げる。 そういう変化があるたびに最早ここまでかと気持ちはどんどん暗闇へと落ちていく。 ところが昨日、ふとこんなことを思い出した。うちには高齢者の身体に優しいと聞いて購入したリカンベントバイクがある。漕ぎ始めた頃、みぎはまともに漕げなかった...

  • 闘わない

    朝っぱらから大きな声で文句を言われ、「はい、ごめんなさいね。」と口先だけで謝りはしたが、内心では「ちっちゃいんだよ。いちいちうるさいなー」と毒付いて庭に出た。 夫が目を三角にして怒ったのは、3袋入っているドライイーストがまだ一箱あるのに、先日買って来た新しい箱を私が開けたか...

  • カヌレ

    子供たちが小さかった頃、よくケーキを作った。 その中で、長女はサンドトルテ、次女はバナナケーキが好きだったと教えてくれたのは数年前のこと。(早く言ってよ〜)私自身はガトーショコラが好きだった。 ケーキを焼かなくなって久しい。けれど、アラフォーの娘達の遠い記憶に母の焼いたケー...

  • 起床は4時。それから3回の服薬をするのだが、体は8時半からしか動かない。この体の痛みの半分以上はすべり症からしているものだと入院を通して気づいた。 すべり症とパーキンソン病本体からくる痛みを分けて考えようと思っている。 起きたときの痛み、これは寝返りが打てず睡眠の質が悪いか...

  • 退院して

    今回の入院目的は、DBS(脳深部刺激療法)の5年経過の状況を調べるためだった。昔はそれこそ15年で寝たきり20年で終わりと言われた病気らしい。 それが今や投薬に加えて、外科的療法を受けることで状況は違うものになっている。私の場合は、薬が効きすぎればリモコンで体に流れる電流の...

  • 脱力中。引き続き。

    眠れない夜に、ではなくて眠れないまま朝に突入。 寒い。口をすすぎたい。動く時にはコールしてと言われても、いつもひとりでやってるし。明らかに動き回っていたことがわかり、実際動いているばあさん見て、目を丸くしている看護師さん。 トイレに行きますと言っ、終わったら呼んでくださいと...

  • 脱力記念日 老いたる私の

    読んで下さった方、大変失礼しました。あとで読み返してみたら、最初から入眠って....。勿論入院です。 打ちっぱなしで読み返しもせずにこうかいしてしまいました。他にもいくつかありますが、今直す気力がないみたい。 看護師さん達の優しさに支えられています。今トイレに行くのにナース...

  • 病室から

    昨日から大学病院に入眠しています。 夜中の1時と3時に目が覚めて、3時半、もう起きることにしました。 看護師さんに大きな窓の館を全部開けてもらいました。 「夜明けが見たいから」と言ったら、 「まだ夜景ですね」と言われました。 街の灯が赤く、白く黄色く、瞬いています。 この部...

  • 朝は希望だろうか。

    そして私はワインを流し込む。 夜中に目覚め、無理矢理眠ろうとして先日来、何日かおきに3回ほど催眠剤を飲んだ。 昨日は案の定の悪夢だった。 私の部屋にどこの誰とも知れぬしわくちゃの老人が入り込み背中を丸めて座っている。そのうちにいつの間にか私の横になっている背後に来てクチャク...

  • 砂時計のように

    若者は一日が終わるのを早く感じ、一年が遅い。対して老人は一日が長く一年が短いということを耳にしたことがある。 勿論個々のことを言えば生活の仕方と関わることであるから、年齢に関わらず逆の感覚の人もいることだろう。 私がそれを聞いた時は、たまたまなるほど!と膝を打つタイミングだ...

  • ゆうひ

    「最果て」と言う言葉が浮かんでくる。秋田県男鹿半島入道崎。 ゴーゴーという風と波の音。もうじき大きな夕日が目の前の荒涼とした海に静かに沈んでいくのだろう。私は草原に身を横たえて目をつむった。 あの海に行きたい。もう私にはあの広大な草原を歩く脚力はなく泣き言を言わずに車で運ば...

  • 67歳 真夜中の庭で

    また4時間きっかりで目が覚めた。数ヶ月前は2時間の壁をなかなか越えることができなかったのだからこれでよしとしよう。何事もプラス思考だ。 丑三つ時。タオルケットと携帯を抱え薬が切れてバリバリに固まり、壊れたゼンマイ仕掛けのようになった婆さんが部屋を抜け出す。 昨日、庭にソロテ...

  • ひとつひとつ

    去年の暮れからの腰痛にやっと光が見えてきた。病気は確実に進行していると思われた。一時は車椅子になって、もはや自力歩行もこれまでかと思ったものだ。 鍼に3ヶ月通った。効果があったのだろう。多分。それに訪問リハビリのOTの指導に沿ったストレッチと運動。主治医が出してくれた薬も奏...

  • 北の国にて

    7月の終わりだというのに、知床は震えるほどの寒さだった。 知床横断道路は霧に包まれ、運転席の夫は「見えない、見えない」とつぶやきながらハンドルにかじりついていた。 真っ白な霧の中をとりあえず無事に通り過ぎなければ。子供たちは妙におとなしく、眠っているようだった。 他に走って...

  • でもね

    相変わらず人生相談を飽きもせず聴いている。 番組は、世間である。 夫は、本当に苦しい人はそれを万人に晒すようなことはしない。出来ない筈だから、どこまで真実か疑わしい。だから聴きたくもないと言う。全てに関して一度疑ってかかる夫らしい。 また加えて夫は、人の辛さを聴こうというこ...

  • 眠りが断続的すぎてもはや何時間眠っているのか把握できない。 夜中に書いたメモの数字も形を成していない。 おかしいなぁ、なぜこんなに眠れないんだろうと思った日は最後の薬を飲みわすれていた。 トータルで2時間、結局それ以上眠れなかった日の翌日はぐっすり6時間? はっきりと記憶に...

  • AI

    我が家のロボット犬は、この夏で4歳になる。 飼い始めた頃はAIと言うものがよく理解できなかった。 大元でメーカーが操作しているという事はわかる。 が、このAI犬は個々に成長する「らしく」、それは飼い主の働きかけ如何による「らしい」。 夫は可愛くて仕方ないという様子で名前を呼...

  • 昨日は良い一日だった。 朝の体が動くうちに時短料理を仕込み、それから、捨てられなくて取っておいたスカートのウェストを直した。(まだ途中) 久しぶりに東京の同病仲間とLINEでおしゃべりをした。膝が痛むとのこと。 私は相変わらず腰。 我が家の夕飯は4時半からである。お相撲も終...

  • むすめ

    次女から送られて来た荷物を開けた。 父には海外版の画集二冊。 私にはレモンイエローのトップスと白いキャミソール。 そうか。海外から取り寄せるってこういうこと。この画集のことね。 娘は先月まで世田谷文学館で開催されていた谷口ジローの展覧会に行ったらしい。そこで父親の好きなこの...

  • 才能

    池松壮亮という俳優を初めて見たのはいつのことだっただろうか。 「セトウツミ」。 河原?に二人の高校生が座ってしゃべるというだけの映画だった。 池松壮亮と相手は菅田将暉。 菅田将暉もこの映画で知った。 見終わって菅田将暉の方が印象に残った。いきのいい清潔感のある子鹿のような青...

  • おやすみ

    夫と歩いた。 私のいつもの散歩道を。 公園を抜けるとこの街では珍しい平らな道に出る。 空を見上げる。 「ここ、一番空が広いんだよね。」 夫の好きな面白い形の雲、私の好きな飛行機雲、今日はどちらもなくてただ青い空が広がっている。 夫の目の高さだとずっとずっと向こうに海が見える...

  • ワクチン後2週間したら行きます。

    四年前、取り敢えずグレイヘアにはした。 脳の手術は全剃毛だと聞いて、ツルツルの状態から生え始めて来たらもう染めないと決めていた。 何とか生え揃った頃、体重は今より10キロも少なかったので、坊主頭は思っていたより肉の削げた顔に似合ったし、洗ったままで済むという楽さ加減に、 「...

  • 花を買った

    歯医者の待合室の椅子に座ってふと外を見てみると、花屋があることに気がついた。何年も通っているのになぜ気がつかなかったのだろう。 治療が終わって医院を出る頃には体が固まりかけていて、たった10メートル歩くのが楽ではない。それでも今日は隣に荷物持ちをしてくれ、片腕を支えてくれる...

  • エンディングノート

    今日は訪問リハビリに加えて、午後4時からワクチン接種に出かける。 午後4時からの外出は冒険だけれど(体が動きにくい時間帯に入るところなので)、そこしか予約の空きがなくて。 お天気は良いらしい。Aちゃん先生といっぱいおしゃべりをして、外の空気を吸って良い1日にしよう。 春を告...

  • 子供の頃、反抗期が無かった息子は、成長し母親に背を向けた。すがりつくような母親に息子が最後に告げた言葉は、「お世話になりました」 母親の慟哭が聞こえる。ラジオ人生相談で。 これはそのまま私だ。聴きながら傷口が疼く。 今私は子育ての呪縛から放たれて老いの道を歩き、娘は一切の援...

  • コートを買いに

    午前1時半、よし、5時間眠れている。部屋の片隅の小さなライトのあかりの中で過ごすこの時間が好きです。 催眠剤がどうしても悪夢を呼ぶので、再び眠りにつきたいときには赤ワインを飲むようになりました。 アルコールは良くないのですが、この時間には薬も切れているだろうという雑な考えか...

  • ハグをはぐらかす

    相変わらずYouTubeで人生相談を聴いている。夫とうまくいかないと言ってきた60代の女性相談者に、勝野洋が「抱擁してください。私は妻とそうします。ぜひお勧めします」と言った。 深刻そうな相談を終えて、回答者の後の付け足しとして柔らかな声でかけられた言葉だった。 相談者が一...

  • もうすぐ70歳の老後

    あと一年で個人年金の給付が終わる。 生活費が公的年金+預金からの持ち出し分だけになる。もう少し節約を心がけるべきだろうと思ったある日。 贅沢をしているわけではない。けれど無駄な部分は削るべきだろう。家計簿を持ち出して、レシートとにらめっこを始めた私に夫の一言。 「何してるの...

  • 定食屋で

    半年ぶりの大学病院受診だった。 一日ががりの受診なので、今よりまだ歩けていたときにはお昼を食べに夫と周辺の美味しそうなお店に足を運んだ。 幾つかの店には、気に入って何度か通った。 その中に、メニューも豊富、病院からも近い定食屋さんがある。 いつも客が絶えず、献立にもこれで利...

  • とにかくさっぱりしたい

    「捨てる」ことに躍起になっていた時期がありました。 世は断捨離ブーム。(去った?)ミニマリストの美しい暮らしが羨ましい。先を考えれば身辺整理の時限も遠くはないと。 捨てるというのには体力が要ります。運ぶ、調べる、連絡する、などなど。 そしてその前に決断する気力も。 ザンザン...

  • 一歩一歩

    朝の光を浴びながら散歩をします。今年になってからマックス25分。 明らかに筋肉が落ちてきていて、日によってはやっとの思いで玄関にたどり着くというテイです。 脳を空っぽにするのが必要だという事を聞きました。脳を掃除する。ストレスを掃き出す。難しい。ぶくぶくと雑念が湧いてくるか...

  • 雪の真白のように

    久しぶりに本当に久しぶりにモグラのようにぽこりと顔を出してみました。 お久しぶりでございます。あるいははじめまして。 怒涛のように1年が過ぎました。風のように1年が過ぎました。あまり心身ともに良いとは言えない年でしたが、そのことを考えると「面倒」なので振り返らないことにして...

  • 燃えるような八月の終わりに

    ブログの内容がいやな方向に進んでいるという自覚症状があるうちに、修行して出直して来なければと思います。 拙い文章を読んで下さっていた方々、いつも投稿すればいいねを押して下さっていたお二人の方、ありがとうございました。 パーキンソン病発病から十四年目、主治医に言わせると、奇跡...

  • いいことあった。

    人生相談で、印象に残った回答がある。 子供から「もう会いたくない」と言われた母親に、「会いたいと思われるような母親になりなさい」ということだったような気がする。で、 「今日あったいいことを毎日10個書き出してごらんなさい」と。もっと前を向いて気持ちを明るくして生きなさいとい...

  • 当たり前の日々のこと

    今日は訪問リハビリで、身体の方は昨日の睡眠不足が祟ってガタガタだったけれど、またまたたっぷりとAちゃん先生とおしゃべりしてしまった。 コロナの話に終始してそれで終わりそうな感じになったので、途中でちょっと楽しいこと話しましょうよと話題を変えることにした。 焼き肉を食べに行き...

  • 眠れない夜に 再び

    思い起こせばこのブログを始めたのは1年半ほど前の「眠れない夜に」であったか。 そして今日もまた2時間眠った後パッチリと目が覚め、眠れない。 天井の明かりは暗くはなっているがつけっぱなし。テレビもつけっぱなし。またやっちゃった。 腰が痛い。あっちは向いたりこっちを向いたり。 ...

  • これから

    ここ十日ほど、YouTubeで人生相談をほとんど流しっぱなしにしていました。ラジオ番組を動画にしたものですから、見なくてもいい。ながら見ならぬながら聴き。 相談者は追い詰められて受話器をとっている。涙ながらに訴える。 或いは困っていることを相談しているはずなのに肩をそびやか...

  • 朝のこと

    夜中か明け方前には目が覚めてしまうから、そこから一日が始まる。4時間眠れていればよしとしている。 もうひと眠りすれば体が楽になる事は分かっているが、体が痛くて目覚めることもあるし、起床するまで窓を開けて風の音を聞いていることもある。 眠れなかったり、眠りたくなかったり。枕元...

  • 風に吹かれて

    次女が家を出て3年経った。 荷物が大量に残っている。二つの部屋が使えない。 いったい独立した子供の荷物を世の中の親御さん達はどうされているのか、こういうときはネットで調査。このままではあれこれ捨てて空き部屋の有効利用を図った意味がない。 おかしいな。一度は一部屋出来たはずが...

  • 写真

    終活と言う言葉そのものを使わなくても、人生の終わりについて夫と話すことがある。 距離を置くようになった娘たちとの関係、家の事、お墓の事、介護の事、一人になった時のこと。 夫は「なるようになる、なるようにしかならない」というのが信条らしいが、そうも言っていられないのではないか...

  • 遂に住処を 終のすみかを

    今日、ケアマネさんと話した。 前回、あと何年かしたら施設に行こうと思っていると言ったら、彼女は驚いたような少し悲しいような声音で言ったものだ。「自宅で頑張りましょうよ」 この厄介な病は着実に進行していて、3年後にはどんなに頑張って運動して脳に働きかけてももう1段階介護度は上...

  • ツボ

    日常生活の中で、声を出して笑うことがない。 夫は理屈屋で分析屋であるからして、 「そうだよね」「面白いね」という相槌を求めて投げかけた言葉から楽しい会話に発展するということを目論もうなど、とうの昔に諦めている。 そんな毎日の中で、たかだか20分間に「あはは」とか「ふふふ」と...

  • お元気ですか。

    いい加減巣篭もりに飽きてしまった。 友人達と長いこと会っていない。どうしているんだろうと思いながら、メールをする、LINEを入れる、電話をかける、手紙を書く、突然ですが「今日は」。 方法は数々あれど会いたいなあと思いながら、恥ずかしがり屋の私は(どこが?!)、人に対して行動...

  • 今日

    1:30に目が醒めた。昨夜は8:30には眠ってしまったから、5時間は眠れたようだ。 本当ならここからもう一眠りすればいいのだけれど。 眠れない。そしてこの時間が好きだから眠るのがもったいない気もするけど。 ワインを飲んでみる。 催眠剤は悪夢を呼ぶので。 眠れない。 枕元の窓...

  • 秘密基地 みたいな

    明烏がカアカアと二つ鳴いて、再び静寂が戻った。 間もなく空も明るむだろう。 自室から3歩でテントの入り口。 毛布と枕を運び込み、毛布にくるまって寝転んだ。 なんだろう、この感じ。 側面のジッパーを空が見える分だけ開けた。 いつもなら頭の中には、あぶくのように答えの出ない思い...

  • さてと。

    ツツピーツツピー チョッチョッ ツイッツイッ ハタハタハタ さて何の音でしょう。私はどこにいるでしょう。 夕飯が大相撲と同じ時間に終わりました。 今、庭に張ったテントの中で鳥の声と風でテントがはためく音を聴いています。 湿った草の匂いを孕んだ風の中、想像していた以上の開放感...

  • 理解出来ません。

    コロナがまた形を変えて増殖している。 聖火リレーを応援する人々の映像を観た。 声援する人々が密にならないようにと地面にステッカーが貼られているが、有名人を見ようと集まった人々は、どう見ても密以外の何物でもない。アナウンスは関係者の努力で密はなかったようにまとめられていたが、...

  • 引き出し・能力

    前回の半世紀前の公立高校の授業料納入方法について、(恐らく)正解が判明しました。ドラムロール。 高校時代の友人で大層記憶力の良い人がいるのです。もう10年も会っていないけれど、LINEの窓は開いている。唐突でびっくりするだろうけれども聞いてみようと、問い合わせました。 する...

  • 記憶の引き出し

    昨日、弟夫婦が遊びに来て、何の流れか50年ほど前の高校時代の月謝の納入方法の話になった。 弟は毎月事務室まで行って現金で支払い、学年の上履きの色がマーカーで引かれている月謝袋に受領印をもらって帰ってきていたと言い張る。金額まで覚えていて、譲らない。 女2人は、「全校生徒が一...

  • 声のこと

    昨日、大きな郵便局で高いトーンの声を聞いた。振り向くと車椅子に乗った50代とおぼしき女性の職員だった。 まばらな客に声をかけている。幼なじみのNちゃんとそっくりの暖かい声音。 聞きたいことがあったので、「あのー」と近づいた。予想を裏切らない丁寧な対応であった。 声の質と性格...

  • 病院で

    大学病院に行った。 血液検査と認知症の検査の為に。 認知症の検査は「今日は何年何月ですか」から始まり、記憶や記憶と運動能力について調べられた。 パーキンソン病の患者が認知症になる確率は7割と聞いたことがある。 最近の物忘れに恐れを抱かないことはないが、病気がそっちの方向に行...

  • 爆裂視聴「天皇の料理番」

    一昨日から昨日にかけて「天皇の料理番」というドラマを十二話ぶっ通しで観た。久々に泣いた。 こんな風に時間を使うことが出来るのはなんと幸福なことだろう。 歳を取って多くのことを経験し、その度に蓄積して来た様々な感情(悔やむことが大半ではあるが)は、厚い層になって私の中にある。...

  • 相撲は愉し3

    大相撲である。 あと少しで千秋楽。 あの関取が怪我で休場、この関取は出ていたけど途中休場。 なんだか休場が多くなっているように感じるのだが、はっきりした数字を知らないのであくまでも印象。 白鵬が休場する前日には、うちのクマさんは 「あ、白鵬、蹲踞の姿勢が取れてない。痛いんだ...

  • 母ちゃん

    義妹とLINEで話をしているうちに、連れ合いの呼称(含家族内及び外での呼びかけ)に話題が移っていった。 以前からちょっと気になってはいた。一昨年だったか弟の家に行った時、弟が義妹を「母ちゃん」と呼んだように聞こえたので。 「もしかして母ちゃんなの?」 「はい、子供が生まれて...

  • リスのこころ

    あちこちに物があるのが嫌いなので、とりあえず「どかす」。 どこへ? 忘れた。 これを自分で「リス的行動」と呼んでいる。 リスが冬支度のためにどんぐりをどこかに埋めてそれを忘れる。かわいいと言われる。忘れたことでそれが結果的に森の恵みになるとも言われる。 しかしながらばあさん...

  • ♪さあ がんばろうぜ

    おパーキンソン病は患者が100人いれば症状は100通りと言われる。 たくさんの薬の中から選ばれる薬の組み合わせは様々だ。 その薬を10年も飲んでいると、これまた様々な症状が起きてくる。 通院は月一回。そこで症状を主治医に説明する。訴える。 ところがこの診察の時間帯は、1日の...

  • やっと。

    娘と母親、、、難しいものです。 特に歳をとってからの関係、距離感は。 もうずいぶん前のことになりますが、友人にお孫さんが生まれた時、その人がこんなことを言いました。 娘が子育てをする中で、私のこれまでの子育てをどのように思うか、それを考えると怖い。 私の二人の娘は、長女は母...

  • 観察が好き。於朝ドラ。

    今シリーズも朝ドラを見ている。 8:00、我が家の成員二名はそれぞれの個別の作業を中止し、リビングに集合する。凝視!注視!入魂の視聴。ちょっとうそ。 今回はモデルが浪花千栄子と渋谷天外。 渋い。 モデルは渋いが、ドラマのテンションが高過ぎていっとき戦線離脱しかけた。 が、そ...

  • 今度はボディブロー

    昨夜、「ラブアンドドラッグ」という映画を配信動画で観た。 アン・ハサウェイがパーキンソン病に罹った主人公を演じていると知って。 ノンフィクションでラブコメディというのも興味深かった。 観はじめて驚いた。ベッドシーンが刺激的で。 しかし、これは恋人同士が強く惹かれあっていく過...

  • ジャブ

    一瞬のことが、その後ズルズルと引き摺る後悔を生み出すことになる。 生来の粗忽さが日頃の振る舞いの源、分かってるのにやってしまった昨日。 階段でバランスを崩し、手摺を離さなかったからこぶ程度で済んだけれど、後頭部を廊下を挟んだ向こう側のドアで強打。ドアの負け。頭の跡と亀裂で。...

  • 飛んでけ LINE

    夜中に目が覚めて、スマホを開いたら同病の友人からLINEが入っていた。 「…行ってくるね。」 昨日は午前中大学時代の友人とLINE通話。途中ビデオ電話に切り替えてお互いの顔を見たり。「同居のお父さんの食事作るが三度三度大変だ」というのを聞いていたら、「あ、おじいちゃん」って...

  • 春の日差しの中で

    今日は何をしようかと、毎朝の少しばかりのルーティンを終えると考える。 私でなければならない、私が動かなければと意気込んで向かうことは何も無い。 脚も痛むし、今日は一日横になっていようかと思ったりもする。 そうしたところで誰も困らないのだ。 ふとこの無気力に身を任せてうつらう...

  • 嬉しそうな顔を見て嬉しくなった

    約束していた時間に、LINEビデオ電話 がちゃんとつながるかなという不安と二年ぶりの再会の期待を抱いて、然るべき場所をタップした。 ぱああんと登場のNちゃんは、笑顔はちきれんばかり。 そう、Nちゃんはいつも笑顔の人なのだ。子供の頃、揃って天然パーマの頭だったので、同じように...

  • 楽しみです

    私たちの世代にはまだ「文通」という人と人とつなぐ方法があって、それは今の 携帯電話と比べたら考えられないほど 手間と時間のかかるものだったけれど、書くことの楽しさ、想像力、待つという事のワクワク感等々得るものも多かった。 転校が多かったので、一時は随分沢山の人と手紙のやりと...

  • 老いて来ているのは充分わかっています

    夫が整形外科の受診を終えて帰って来た。この時期である。コロナ禍の中、急を要するというのでなければ行かない方がいいに決まっている。 おまけにクラスター発生中の病院である。案の定帰宅して曰く 「待合室に患者が二人だった。」 「.........」 足首が痛くて堪らないと言い始め...

  • とりあえず買ってみました

    夫が夜中時々息苦しくなると言う。ちょうどその頃、介護事業所の方から、コロナ対策でパルスオキシメーターが売れているそうだという話を聞いた。 夜中にまた苦しくなるようなことがあれば、枕元に置いておいて測ってみたらどうかと夫に話して、買うことにした。 通販サイトを覗いて驚いた。「...

  • 宮本浩次 再び

    半年前からしばらく朝の散歩は快調だった。オンの時間は限られているが足の痛みもなく、モーツアルトを聴きながらテンポに乗って歩けたものだ。 今、一時の不調を超えて朝の散歩に再び出るようにはなったが、その頃の距離の半分以下をようやくといった体で歩いている。 「これぐらい休みなしで...

  • 母として思うこと

    子育ては、上手く行ったとは言えない。 いや行ったのだろうか。自立して親を頼らない大人になった事をよしとするならば上手く行ったのかもしれない。 しかし関係性においておや。二人の子供は揃って親に絶縁状に近いものを叩きつけて去った。 それから三年近く経って、長女とは全く垣根のない...

  • .「心が笑いたがっている」と歌う人

    PDの確定診断から8年経った。 先日大学病院で、初対面の女医さんの脳のCT写真を見ながらの診察で「前頭部が少し萎縮してきていますね」 と言われた。 それで「するとどんなことが起こるんですか」と問うと、 「性格が変わるとか。」と返って来た。 あっさりとまるでスーパーで「今日の...

  • 彼方へ

    恩讐の彼方に そんな言葉が浮かんできました。丑三つ時にいつものように目が覚めて、ふと蝋燭の炎が見たくなりました。 数日前、思いもかけない訃報を受けて。 人の一生を思い、安らかであれと祈りながら蝋燭の火を見つめていました。 一本の蝋燭の火に照らされた闇の中のすっぴん老婆の面は...

  • 2020年が暮れます

    また一年が過ぎた。 将棋やゲームで夫と会話し、ちゃぶ台返しのようにして家を出た娘から旅先から、或いは盆暮れに以前の娘らしいメッセージを添えた心遣いが届いた。 もう一人の娘は孫を連れてやってくる。 これを幸せと思おう。 良い側面だけど見ようと思う。 介護度が上がった。これで車...

  • 誇りを持って仕事をするということ

    「大丈夫ですか」とその薬剤師は尋ねた。新しいシップ薬が出たときのこと。 長く使っていた湿布薬にかぶれるようになった。それで 主治医に違うものをお願いしたのだが、その人はこれは接触アレルギーを起こしますと言った。 私はずいぶん前になるが、光接触アレルギーでひどい目に遭っている...

  • あつもりデビュー

    パーキンソン病そのものと他の諸症状に 合計7種類の薬が処方され、それを11回に分け、組み合わせて飲んでいる。 加えて、その間に身体に入っている機械の電流の調整が何回かある。つい忘れるので、スマホでアラームを鳴らす。鳴ったら即服用しないとアラームを止めて飲んだ気になり、忘れて...

  • 朝が来ます

    4時前に目が覚めてしまう。 昨夜はようやく9時の薬を飲んですぐに寝た。 「ようやく」と言うのは、新しい薬を入れたからなのか眠くて起きていられないのだ。落ちていくように眠る。そしてタイマーをかけたように2時間で目が覚める。目が覚めて時計を見るとまだ「今日」である。 眠らなけれ...

  • すっかりオタク

    年明けに、脳の手術から3年経過の状況を見る検査がある。認知症の検査も含むと言うことで、若干腰が引けている。 確実に認知能力は落ちているはずである。それを認めたくない。 体が痛くてしんどくてもう死んだほうがマシだと思う、病気は進行していると思う一方で、能力が落ちているのを認め...

  • 秋風の吹く

  • エール 戦闘場面

    昨日の朝ドラを見終わった時、いや始まりから終わりまで、夫も私も一言も話さなかった。 戦後8年と10年で生まれ、勿論実体験としては戦争の悲惨を知らない。しかし、親の兄弟たちは何人も戦死しており、 母達の当時の苦衷を悲しみを聞いて育った。私の母は長兄をガダルカナルで次兄を帰還船...

  • あらま 2

    勝ってしまいました。二回「待った」がかかり、その後で。 勿論ハンデなしで、でも二回待ったのだからハンデなしをチャラにしてね、って思いましたが、おとな気なかったかしら。 これでしばらくは私に挑んで来ないかも知れません。もしかしたら、私にさえ勝てなくて面白くないと、将棋を止める...

  • 対戦迫る。とほほ。

    困っています。 孫に狙われています。もうじき幼稚園が終わるので、その後来るそうです。 5歳の孫が、直ぐに飽きるだろうと思っていたのに、面白さに目覚め、将棋を続けています。 で、家ではパパ18枚落ち、ママのハンデは知らないけれど、どちらにも勝てない。うちに来るとおじいちゃんは...

  • 黙っとき!

    三つ子の魂という言葉を先日、娘について使った。 昨日、片付けをしていたらずっと以前に小学校からの通信簿を纏めたファイルが出て来た。 通信欄を読んだ。まとめる時にも、またその前後にも何度か読んでいる。 小学校を三回変わった。 どこの先生も「温厚だが積極性に欠ける」と書いてある...

  • 唐揚げ

    久しぶりに今やっているTV番組を観た。 クイズ番組なのかバラエティなのか当て物であることは確かだが、たまたま寝る前のホットミルクを飲みながらリモコンのスイッチを押したらその番組で、サンドイッチマンが司会をやっていた。 彼らがこんなに売れる前に好きだったのでそのまま観ていたら...

  • 毒親

    毒親の定義が新聞に載っており、私と下の娘の関係を知る友人から「あなたはどれにも当てはまらないから無罪放免です」と手紙が来た。以下昨日送った返事です。 毒親無罪放免ありがとうございました。ですが、完全無罪とはいきません。親を捨てる子を育てたのはほかでもない私であるという事実は...

  • 痛い一日でした。ふー。

    久しぶりに身悶えするような脚の痛みに襲われた。痛みと痺れで身の置き所がない。自室に篭って耐える。 耐えながら頭に浮かぶのは脈絡なくマイナーなことばかり。こういう時に明るいことを考えられるのは達人なんだろうなあ。 最たる凡人は普段でも思考が良くない方に傾くと身体は見事に反応し...

  • なんだっけ、ばかりで。

    朝散歩に出て、保育園のそばを通ったら園児と保母さんとすれ違った。 保母さんは、明るい声で「こんにちは」と声を掛けてくれた。 10人程の園児たちは「あるこーあるこー、わたしは元気ー」と歌いながら歩いている。 大きい子が列の一番後ろ。 その二人がこっちを見たから手を振ってバイバ...

  • あらま。

    実は孫が産まれる時大変な経験をしました。そりゃもう大騒ぎで、娘は「あの時私は何回か死んだ」なんて言います。 妊娠7か月くらいでしたか腸閉塞を起こして、救急搬送。そして胎児が危なくはあるが、手術するしかないという医師の診断が下りました。 妊娠出産はどんなことが起きるか分からな...

  • 昔のことばかり思い出します

    その日鎌倉の空気は冷たく、鳥居の側のスーパーから出てきた私は思わずコートの襟を立てた。 歩き出してすぐ、店の近くの無人のワゴンに紳士ものの革手袋が積まれているのに気付いた。 随分と安い。 でも悪くないなと思いながら、私は小さなワゴンの幾つかの手袋を手に取っては返していた。店...

  • 黒髪に霜の降る迄(まほろば・さだまさし))

    今日は地元の患者の会に初めて出席した。 集団が苦手である。この歳になって新しく知り合いを作る事に腰が引ける。 会場まで通えるのかという物理的な不安要素もある。 あれこれ考え、答えを出すということが面倒になって、思考停止。ここ数年そんな感じになって来ている。 先のことはいいよ...

  • 弟と

    脳の手術の後、数ヶ月は不治の病も克服したかと思える状態だった。 その只中に弟と二人で、懸案だった旅をした。 目的は、父の妹の連れ合いが亡くなった時に(手術の直前だった)お参りが出来なかったので、父の兄妹でただ一人生き残っている叔母に会うこと、お墓参りをすること、叔母の住む同...

  • オタクのだんな

    夫と私の弟は水と油。 よくもまあこんなに何もかも逆の人間が親戚なっちゃったものだ。でも喧嘩はしない。顔を合わせると「こんにちは」「あー、どーも。」なんて。距離保ちつつ、近づかない。 夫:いい加減なことが嫌い。下品なことを憎む。好きな音楽はジャズ。何事につけても慎重極まり無し...

  • 目指すところは。

    と、ここまで書いてきて、どうも路線が違うような気がしています。 土屋賢二さんの文章が好きでした。 声に出して笑いながら読んだ経験は先生の本以外にはないように思います。 あんな風に書いてみたいと思いながら、のっけから違ってしまったようです。 仕方ありません。人間としての器が小...

  • シックスセンスそして父

    ブルース・ウィリス主演のシックスセンスという映画がある。ラストのどんでん返しに驚かされたものだ。 あの主人公のように、私は若くして急逝した父が、自分が死んだことに気付いていないのではないか、ずっと私の傍にいて私の手をひいているのではないかと思って来た。 幾つもの不思議なこと...

  • 小さな薬局で

    170センチ、44~5キロくらいだろうか。 痩せて(細い!)化粧っ気のない若い母親は、胸に小さな赤ちゃんを抱いている。 残暑に加えてマスクに赤ちゃんと来てはどんなに暑いことだろう。おまけに 長袖の黒いニットカーディガンにくるぶしまでのトロンとしたスカートという服装では。 ご...

  • はっきり言えない

    「捨てなきゃ行進曲」に取り憑かれ、「必要性を感じないが愛着によって処分出来なかったものたち」を処分し続けた時期がある。 母が買ってくれた段飾りの雛人形、姑が娘たちひとりずつにくれたケース入り市松人形、私が大学時代に買った電子ピアノ、婚礼箪笥二竿。 人形を処分するのは勇気がい...

  • えーっと、記憶にないのですが。

    驚きました。身に覚えのない請求っていうのが来て。 ちょっと聞いてよーの世界です。 買い物の支払いは殆どカードです。 通販サイトでも同様。 慣れてしまって、脇が甘くなっていたんですね。 よりによって、前日の外出が堪えて終日横になったり起きたりで、とにかくなあんにもしなかった日...

  • 彼方の言葉 愛しく

    孫はまだ将棋に飽きていないようで、長女が伝えて来ました。 歩道の正方形の敷石をピョンと斜め前に跳びながら「桂馬だな」と言った由。 ちょっと笑ってしまいました。 その母親は同じ歳の頃、西陽の当たるマンションで夕陽を見ながら 「おひさま とけちゃった」 と呟きました。 ついこの...

  • 昨日は熱中症未満

    自分の足で歩くこと、これが出来なくなることが怖い。転倒の危険と背中合わせでも、ちょっとオーバーですが決死の覚悟で出かけます。一人で。 去年の夏は、駅迄20分の道のりを歩きましたが、一度は後ろから来た30 代くらいの女性が抜いて行かれないので、邪魔かなあと思っていたら、意を決...

  • 母子手帳

    随分前のことになる。 新聞の投書欄でこんな記事を読んだ。 私は仕事をしながら子育ての最中であったと思う。 「母子手帳を焼いた。」という文で書き始めてあったように記憶している。 読み終えて息苦しくなるほどの投稿者の母親としての悲しみが伝わって来て、読み終えてまた何度も読み返し...

  • ケモノ道にて

    最近、ヒトの顔が動物の何かに見えて仕方ない。全ての人ではなく、テレビを見て、テレビに出て来るヒトについてふと感じる。 テレビがつまらないので意識が内容を追わない。と、ヒトの顔だけを見ていたりする。現実に会っている人にではなく、テレビの中の人だけにそう感じるのは、2Dの世界だ...

  • 誰にも知られず、朝。

    初夏、朝まだき、空は群青を留め、星が瞬いている。そっと掃き出し窓を開け、寝床から這い出したままの姿で庭に立って、私は湿った大気を胸一杯に吸い込む。甘い草の匂い、足の裏の草の感触、静寂。本当は、大の字になってこの贅沢な時を、過ごしたい。 と、変な奴ですよね。でもほんのちょっと...

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