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樺沢紫苑『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)
資格試験の勉強をしようとしたときに「過去問が大切」とはよく言われます。そして、新進気鋭の資格試験予備校では、「インプット講義を何度も復習するよりも、早くアウトプットの練習を始めたほうがいい」という説明を耳にします。そのような時に出会ったのがこの本でした。
ニック・ビルトン『ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り』(日本経済新聞出版)
アップルだとジョブズ、ウインドウズだとビル・ゲイツなど、世界の有名企業にはいつも個性の強い創業者がいるが、ツイッターは誰なんだろう、そんな素朴な疑問から手に取った本でした。答えとしては、ノア、ジャック、エブ、ビズの4人がそれぞれアイデアや資金を出して、激し
コペル君よりちょっと若い、小学校高学年くらいの時に会いたかった本。これくらいの時、こんなことを考えていたような。でも、あまりこんな話をする友達もいなくて、おじさんもいなくて、ただ一人で悶々と考えていたような。同じ様なことを考えている人がいるって勇気になる
エリック・シュミット 他2名『How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス) 私たちの働き方とマネジメント』(日経ビジネス人文庫)
一番いいかたちで決定を下せるようにプロセスを調整する「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」「やるべき仕事があれば、忙しい人に任せろ」率直な質問をしても不利益にならないことを態度で示そう必要だがつまらない仕事を免除される
蒼穹の昴全4巻の完結編。変法の改革が破れて西太后が三度政治の実権を握ることになる。これは西太后が望んだ結果ではないだろうが、各登場人物の思惑が渦巻く中で、こうなることは必然だったのだろう。そう、それは天が決めた運命だったのだと。しかし、この物語は運命を人間
本を読むとき鉛筆で線を引っ張ったり、ページの端を折ったりするのですが、前半は全然ドッグイアがありませんでした。でも、後半にちゃんと好きなシーンがいくつもできました。まずは、文秀と春児の再開です。お互い高い地位に上り詰め、言いたいことを気安く言い合える身分
はい、2回目読みました。1回読むだけじゃ理解できなくて。最後まで読んで2周目読んでます。2回目だと人物関係や背景知識が入っているからか、楽しみながら読み進めることができます。これってやっぱり読解力が悪いんですかね。最初から読んでも理解できるのが普通なんですか
スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』(村上春樹翻訳ライブラリー)
読む前に傑作とかアメリカ文学の最高峰とか言うから、なんかきっとすごいんだろうなと思って読むけど、やっぱりついていけない。あとがきでこの小説の素晴らしさを熱弁されるんだけど、存分に楽しむためにはもっと背景知識があったり、原文で読むことが必要になってくるのだ
ヒューマニスト杉原千畝の本を読むことで心温まる気分に浸って人に優しくできるようになれればなと思っていたのですが、どうやらそういう本ではなかったようです。第二次世界大戦というそう遠くない過去に生きた日本人のインテリジェンス・オフィサーとしての活動を史料をも
和田秀樹『この国の息苦しさの正体 感情支配社会を生き抜く』(朝日新書)
勉強法の本で知っていたのか著者の名前が気になって手に取った本でした。著者は年間30冊もの本を書いているそうです。自分は東大卒の人が書いた本は読みやすいという勝手な思い込みがあるのですが、この本も例にもれず読みやすかったです。言葉遣いが優しく、話題も知ってい
僕のクリスタは頭がよくて努力家で才能があって美しい。触れようとすると離れてしまう。そんな秘められた陰があるところも似ているかもしれない。僕には見えない遠くを見つめているその澄んだ瞳にはなにが映っているのだろう。僕の知らない風に吹かれたあなたを知りたい。な
不思議な感じ。その名のとおり静かな小説でした。静かなんだけど決してつまらないとか平坦な訳ではなく、理系の世界ってこうなのかなと想像しながら読んでいました。静かな中にある情熱や静かな恋愛。淡々としているようだけど、人間の不完全な部分もある。理系の人は感情と
岩田松雄『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(サンマーク出版)
思っていたよりしっかりとした中身がある本でした。この手のビジネス書は表紙に書いてあることが全てで、中身は著者の主張が薄く、新しい発見が少ないことが多いという印象があります。でも本書の場合、自分と考え方が似ているということもあったのでしょうか、刺さる言葉や
本書と同名の講演「私の個人主義」が行われたのが大正3年(1914年)のこと。100年以上も前の日本にこれだけ先見性を持って、社会を冷静に見つめ、ユーモアを交えて人に伝えることができる日本人がいたことは誇りに思う。そして、こういう講演を聞きに行く文化がかつてこの国
本書と同名の講演「私の個人主義」が行われたのが大正3年(1914年)のこと。100年以上も前の日本にこれだけ先見性を持って、社会を冷静に見つめ、ユーモアを交えて人に伝えることができる日本人がいたことは誇りに思う。そして、こういう講演を聞きに行く文化がかつてこの国
憲法の大家、芦部先生について書かれた本。憲法について学んだことがある人は必ず知っている名前だと思います。ただ、東京大学に通っていた人でもない限り、その人となりを知っている人は少ないのではないでしょうか。自分も憲法について勉強したことがあり、その理論を聞い
憲法の大家、芦部先生について書かれた本。憲法について学んだことがある人は必ず知っている名前だと思います。ただ、東京大学に通っていた人でもない限り、その人となりを知っている人は少ないのではないでしょうか。自分も憲法について勉強したことがあり、その理論を聞い
伊集院静『ノボさん(下)小説 正岡子規と夏目漱石』(講談社文庫)
正岡子規の生涯を描いた小説の後編です。後編は子規が病に苦しむ様子が続きます。体調が悪く、先が長くないことを悟った子規は、それでも生きることに情熱を燃やします。「あしは戦場でたとえ死んでも、それは本望というもんです。」周囲の人の反対を押し切って従軍記者とし
途中で読むのを辞めてしまった。その理由としては、唯一絶対正しい欧米白人様が極東のちょっとおかしな国を論じた本に感じてしまったからだ。視野の狭い著者が、その低い理解力で日本という国はこういう国だと断定して、そこに上から目線の評価を加えていく。そのような主張
明治維新が終わったあと、日本が近代化していく時代に生きた3人の物語。日露戦争に関係する秋山好古・真之兄弟と正岡子規が話の中心になる。第1巻では3人の平穏な日々が描かれている。3人の関係性や秋山兄弟が軍人になった経緯、当時の日本で騎兵隊や海軍がどのように扱われ
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