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2019/11/28

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  • SITH-1

    ネット記事で、「うつリスクが12倍?8割のうつ病患者が持つたんぱく質「シス」とは?」というタイトルのものがありました。 昔、春山茂雄先生の「脳内革命」をまともに信じた私なので、「やれやれまた査読も済んでいない与太話を自称ジャーナリストのサイエンスライターさんが拾ってきて、センセーショナルなタイトルを付けてPVを稼ごうとしているのか?」と、眉に唾を付けてとりあえず読んでみました。 読み進めると、どうやら本物のようです。裏取りのためネット検索をすると、東京慈恵会医科大学・近藤先生の名前が出てきました。んんん?近藤先生?・・・・ 今度は「ガンもどき」で有名な近藤誠先生が思い浮かんできてしまいましたが…

  • 思いつくままに

    先日台風9号と10号が同時に日本列島に接近してきていましたが、そういえば接近した台風同士が相互作用を起こす「藤原の効果」とかいう、平安の昔の歌詠みみたいな現象があったような?と思って調べてみたところ、2014年から「使用を控える気象用語」になって、使われなくなっていました。 使用を控える気象用語になった理由は、同時に発生している気圧の谷、高気圧、偏西風などを含めたそれぞれの相互作用の程度を明確に示せないからとのこと。なるほど、と納得しました。曖昧過ぎてどのようにも解釈しうるものを、仮にもサイエンスである気象予測で論じるのは不適切です。 再現性もなく証明もできず数値で表すこともできず、自分でこう…

  • タンパク質欲

    先日、飲酒の習慣を止めて運動を始めた、3週間で4kg体重が減った、あと6kgほど減らしたいが中年で基礎代謝も落ちているから長丁場になる云々を書きました。しかし今、あれから4kg減っており、4+4=8kg減ったことになります。 糖尿病かガンにでも罹ったように減りましたが、健康診断では今までよりも数字が大きく改善してほとんどがA判定だし、運動を開始した直後に買った体組成計で確認している筋肉量もほとんど変化がありません。 体組成計はスマホと連動しスマホに経日変化グラフが出るのですが、体脂肪率と体重・BMIが右肩下がりで、体水分率が右肩上がりなので、問題なく減量できています。タニタのRD-804L体組…

  • アドラー心理学

    昔、インターネットの掲示板でのこと。 yugetoyuto.hatenablog.com ここのカテゴリーマスターが推していたのが、アドラー心理学でした。興味を持った私は書店を訪れましたが、一般向けの良書が見当たりません。やむなく分厚い専門書を買って読んでみました。 その頃カテゴリーマスターとリアルでお会いする機会があったのですが、専門書を買って読み始めたことを伝えると、とても喜んでおられました。もう20年以上前のことです。 その専門書ですが、序盤の方は割とサクサク読めました。しかし段々と専門用語が多くなったり、難しい言い回しが増えてきて、半分ほど読んだところでギブアップしました。頭の良い人な…

  • ブラウジング機能

    先日TVを棄てて、受動的な時間潰しが無くなりました。代わりに youtube をよく視るようになりましたが、以前はyoutubeの動画などは所詮素人が作ったものだから出来の程は高が知れているだろうと漠然と思っていました。 しかしその認識は誤りでした。自分で視てもいないのに、勝手にそう思っていただけでした。 最近よく視るのは、津崎まみさんの動画。恋愛に関する動画ですが、人間心理に対する洞察がかなり深くて、共感や納得できる部分が多いです。なぜ彼女の動画を見るようになったのかは忘れましたが、youtubeサーフィンをしているうちにブラウジング機能で出てきたものを、どれどれどんな事を言うのかな?と思っ…

  • 自燈明 法燈明

    「自燈明 法燈明」 これは釈尊が最晩年、クシナガラの郊外、沙羅双樹のもとで説かれた最後の教えとされるものです。「自らを拠り所としなさい。法(=真理)を拠り所としなさい」と意訳されることが多いです。 お経は漢語で書かれており、漢字だけが並んでいるイメージがありますが、当然ながら元々は古代インド語で書かれています。漢訳の「燈明(灯明)」ですが、原始仏典(パーリ語)では、「島」の意味合いを含んでいたそうです。 「(大海の中、)自らを島としなさい。真理を島としなさい。」となりますが、漢訳の「(暗闇の中、)自らを灯明としなさい。真理を灯明としなさい。」の方が、苦のこの世界の中、自らが真理に向かって近づい…

  • 全力でぶつかるだけ

    釈尊の教えはシンプルです。後代の人の「後付け」を取り去って釈尊在世の教えの要点を言うと、 ■この世の全ては「苦」です。(自分ではどうにもならないという意味合いを含む)生まれるのも、老いるのも、病気になるのも、死ぬのもそうでしょう。 ■「苦」の原因は「煩悩」です。「煩悩に執着」すればするほど「苦」が大きくなることを理解しなさい。 ■「執着」から「離れる」ことが、「苦」を滅することです。「執着」を「断とう」と躍起になってはなりません。それこそが「執着」だと理解しなさい。 ■「苦」を滅するために、以下を実践しなさい。 ・正しいものの見方をしなさい。 ・正しい心の持ち方をしなさい。 ・言葉を正しく使い…

  • プロテイン

    前回TVを片づけたことを書きました。以後3週間ほど経ちますが、視聴率を上げたい地上波の各TV局が、さして重要でもない情報を垂れ流していたり、視聴者の感情を煽ったりしているのを、漫然と受け身で浴び続けて時間を無駄にしてきたのが実感できます。TVなど無くとも、何も困りません。 その後、飲酒の習慣も止めました。これもかれこれ3週間近く経ちましたが、これも如何に時間を無駄にするものだったかがよく分かりました。大酒飲みではありませんでしたが、飲酒後は主体的に何かをすることが出来ませんでした。飲酒の習慣を止めてからは、自由に考え自由に使える時間が増えました。 飲酒は悪い事とは思いません。コロナが収まって職…

  • 模様替え

    部屋の模様替えをしました。 使っていなかったTVは空き部屋へ。廃棄します。現代では特に大きくも無い42型ですが、それでもマンションの一室での存在感はとても大きい。TVの退役に伴い、TVに相対していたリクライニングチェアの位置も変更、これらに伴い玉突きのように部屋のコンポーネントが動いていきます。 TVの視聴を止めたのは、「つまらないから」。日本人スゴイ、東大生タレントを出すだけで中身が無いクイズ番組もつまらないですが、中立公正を称しての偏向報道や当たり前に行われるヤラセ、知る権利を振りかざしての被害者への容赦無い取材、視聴者の感情を煽って視聴率稼ぎしているだけなのに、大上段に構えて「放送の在り…

  • 無事退院

    友人宅の猫が退院しました。性格が大人しく、喧嘩しているところは見たことが無いとのことですが、不運にも交通事故に遭って入院していたのです。 一時はまともに歩行できなくなるらしいと聞いてましたが、今では元通り元気に動き回っているとのこと。先代の猫同様に元気で長生きしてほしいものです。 猫と言えば以前に駅前で大学生風の若者数人が、犬猫の殺処分反対・シェルターのための募金をお願いしますと呼びかけていました。ウラに指示役が居るような詐欺ではなさそうです。人間の都合で多数の命が奪われる、憐れであると切々と感情に訴えかけていましたが、足を止める人は全くいませんでした。 大学生風の若い彼らの活動が、ただの中二…

  • メンタル寿命(3)

    引き続き、博報堂の生活寿命についてです。 ●45歳以降を引用 45才2カ月 新商品寿命 次々と新しくなる商品のモデルチ ェンジにワクワクしなくなる 45才7カ月 流行語寿命 「今でしょ」 などの流行語を使いたくなくなる 45才11カ月 自分探し寿命 自分探しをするのが恥ずかしくなる 46才0カ月 立ちノリ寿命 立ってコンサートを見続けられなくなる 46才1カ月 バイキング寿命 食べ放題に行っても元が取れないな、と思うようになり、 行かなくなる 46才9カ月 受験寿命 資格取得や入学のための受験勉強に取り組めなくなる 47才6カ月 女子会寿命 女性だけで集まることを女子会というのが、はばかられる…

  • メンタル寿命(2)

    前回に引き続き、博報堂の生活寿命についてです。 ●30~45歳までを引用 32才5カ月 日焼け寿命 思う存分、日焼けできなくなる 32才11カ月 プリクラ寿命 プリクラで写真を撮る気がなくなる 33才3カ月 ゲーセン寿命 ゲームセンターに行かなくなる 34才4カ月 ナンパ寿命 街中でナンパをしなくなる/されなくなる 34才7カ月 メリーゴーランド寿命 メリーゴーランドのようなメル ヘン系の乗り物に乗らなくなる 35才5カ月 ミニスカート寿命 ミニスカートをはくことができなくなる 35才6カ月 合コン寿命 合コンに行かなくなる 36才9カ月 シェアハウス寿命 年齢的にシェアハウスに住もうと思わな…

  • メンタル寿命

    以前に書いた未来年表を調べているうちに、博報堂の「生活寿命」なるものを知りました。 それまでに行っていた生活行動ができなくなったり、したくなくなる年齢のことを、その行動の「生活寿命」と定義するとのこと。ある意味「健康寿命」と似ていますが、「健康寿命」がフィジカルに対する寿命であるのに対し、「生活寿命」はメンタルに対する寿命です。 「〇〇の生活寿命は〇〇歳!」だけだと、馬鹿馬鹿しい「血液型占い」や「今日の占い」レベルになってしまいますが、https://seikatsusoken.jp/wp/wp-content/uploads/2014/03/cf6d04c9699aee1ec70f0be6c…

  • 新戦略

    ベトナムから働きに来ていたグエンくんが、契約終了となりました。飲食、航空、旅行業界やその裾野産業と比べるとずっと軽いとはいえ、コロナ禍が影響し人件費の削減をせざるをえなかったのです。ブローカーに少なくない費用を支払って来日しているだろうに、気の毒だなと思いますが、仕方ありません。 落ちぶれつつある日本ですが、相変わらず国際結婚は日本国籍を手に入れる王道のようです。嫁不足の地方ではよく聞く話で、友人宅のご近所の奥さんはフィリピン人です。幸せに暮らしている夫妻もいれば、しばらくして奥さんが居なくなったり別れたりという気の毒なケースもあって、大半は外国人の奥さんも気の毒なのでしょうが、最初から偽装結…

  • 未来予測

    昔の「タカラ社の人生ゲーム」の画像がネットにありました。いかにも昭和中期っぽい絵柄の子供たちで、1968年(今から53年前)発売の初期版のようです。内容を見てみると、 2032年 エアカーで空中ハイウェイを飛ばしてスピード違反、8万ドル払い1回休み。2033年 家事を機械に任せて運動不足。2万ドル払う。全自動調理器を持っていればさらに2万ドル払う。2034年 空中住宅に引っ越し。眺めに家族もご機嫌!車に乗っている人数×2万ドルもらう。2035年 定期便ロケットで月の遊園地に行く。10万ドル払う。2036年 都市間を走るチューブトレインで眺めも絶景。3万5千ドルもらう。 昔の人生ゲームの一部(タ…

  • 食の保守性

    仕事帰りにスーパーに寄ると、東北菓子フェアというのをやっていました。3.11を前に、東北地方の物産を販売して被災地を応援しようというのが趣旨の半分、残りの半分は単純に商売といったところでしょう。 ほうほうと見て回っていると、かもめの玉子、萩の月、南部せんべいなどといった有名どころに交じって、「味噌バターカレー牛乳どらやき」なるものが置いてあり、思わず立ち止まりました。税込みで1個200円ほど、2012年ふるさと食品コンクール知事賞と謳ってあります。製造者は青森市の(有)松栄堂さん。 これは一体どんな味なのか???想像がつかん。食べてみるしかない。ということで、買ってきました。 味噌バターカレー…

  • 私が仏教徒でない理由

    私がちょくちょく読ませてもらっているサイトで、米国人が書いた仏教に関する書籍を動画で紹介していました。 書籍のタイトルは「Why I Am Not a Buddhist」で、直訳すると「私が仏教徒でない理由」。著者はEvan Thompson という人です。 Evanの父は1973年、ニューヨーク州でLindisfarne Association という、宗教者・哲学者・科学者・探究者などが集まって共同生活を送り、より良い社会を作る研究をするコミュニティーを設立しており、Evanはそこでhome-schooled(自分の家での教育)を受けて育っています。 宗教者、哲学者、科学者、探究者に囲まれ…

  • 茹でガエル

    昨年12月、2030年代半ばには日本で電気自動車以外の自動車の販売が禁止になる等の報道が全国を駆け巡りました。これは10月に菅首相が「国内の温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする」という、いわゆる「カーボンニュートラル宣言」を受けて経済産業省を中心に議論されていたものの一部がメディアに漏れたものだそうです。 これは正確にはエンジンのみの車が販売できなくなるというもので、ハイブリッド車はOKです。ノルウェーは2025年までにガソリン・ディーゼル車の販売が禁止となり、英国に至っては2035年にはハイブリッド車さえも販売禁止になることから、それらの国と比べると、日本の規制は緩いと言えま…

  • 開腹

    かかりつけ医へ行ってきました。成人病の定期通院です。 医院では、行くたびにコロナ対策が厳重になってきています。重症者が増え続け、病床数もピンチになり、高齢者が神経を尖らせていることに対応しているのでしょう。 先生をはじめ、ナースの皆さんも感染リスクやご家族にうつしてしまうリスクなどと向き合いながら仕事をしているわけで、有難いことです。 いや、そもそも医学とその土台となる科学が有難い。私は20年ほど前に虫垂炎になって手術しましたが、徳川時代であれば絶対に助かりません。盲腸が破れて腹膜炎になって、のたうち回りながら短い人生を終えることになります。 ところでその20年ほど前の虫垂炎ですが、腰に麻酔注…

  • 人は活かして使うもの

    休職明けの人が部下になることになりました。詳しい話はまだ聞けていませんが、数年前にパワハラで精神を病んでしまい、しまいに休職に至ったようです。 今では劇的に改善されましたが、私の職場は数年前までは職務に対する要求と出来ないときの追及が過大で、メンタルがあまり強くない人がバタバタと斃れる職場でした。10年以上前だと、「お前、まだ居たのか?(=まだ辞めないのか?)」、「給料泥棒!」、「カス、死ね!」などという、今ではアウトなワードを役員が率先して使っていました。 私が転職前に働いていた職場も似たようなもので、物理的に到底捌ききれない仕事を与えて「納期は過ぎたけど?」、「一日は24時間あるよな?」な…

  • 7割やった感

    人間ある程度の年齢になると、自分はあと何年生きるのだろう?と、ふと思うもので、見聞きするところによると、それは大体50歳を過ぎたあたりのようです。私の場合はこんな人間なので、もっと早かったですが。 今際の際に「自分の人生、悪くなかったな」と思いながら逝けるように有意義に生きようとは常々思っています。 そういえば昔、「死ぬまでにしたい10のこと」という映画がありました。洋画で、日本でもかなり話題になったことを覚えています。どんな映画だっただろうか?と調べてみました。 公開は2003年、物語の舞台はバンクーバー,カナダ。余命2ヵ月と宣告された23歳の女性アンが、「死ぬまでにしたいことのリスト」を作…

  • 醒めるとき

    自粛正月に久しぶりにTVドラマを見ようとしましたが、すぐに馬鹿馬鹿しくなって止めました。演技や演出の「不自然さ」や「わざとらしさ」が目について醒めてしまい、ドラマの世界から現実に引き戻されたからです。 私は日本で作られた銃が出てくるドラマもダメで、一瞬で醒めます。撃ったときの反動がなく、構え方もおかしいからです。海外で銃を撃ってみた事がある人ならばすぐに分るでしょう。海外ドラマでちゃんと実弾を撃っているものは、きちんと作ってあり見ごたえがあります。 人の作った作品について、私が最初に「醒めた」のは中学生の頃だったと思います。少年漫画の年始企画で、表紙に漫画家先生の顔写真が作中のキャラクターの顔…

  • 長生きする時代

    本日1月16日は浄土真宗の祖師親鸞聖人の命日です。西暦1263年のことで、旧暦では弘長2年の11月28日にあたります。享年89歳で、当時としては随分と長生きしています。 昭和の後半くらいの頃は、70歳でもかなりの高齢者であって、腰が曲がって歯も減って、杖でもついているイメージでした。実際に当時の日本人の平均寿命も70歳そこそこで、60代で亡くなっても何もおかしくなかったように思います。 50代もかなりキテいて、磯野波平さんが54歳なのに老人っぽいのも、長谷川町子さんが執筆していた当時としては、54歳はあれで普通だったということです。 しかし今や還暦でも元気な小僧・小娘です。私の職場のシニアスタ…

  • 入場制限と人数制限

    前回、一神教において、 ・神は世界を無数に創っており地球はその1つに過ぎない。制約を一切受けずに何でも出来る神なのだから、1つだけしか創らないと考える方がおかしい。 ・神は地球や人類からもう興味を失っていて、ここ2000年ほど放置状態にある。神には被造物を常に見守る義務も無いし、放置する自由がある。 という可能性について書きました。 一方大乗仏教では、「仏国土」が多数存在すると経典に明確に書いてあります。悟りを開いて輪廻の輪から脱出した「仏」がそれぞれ管轄する世界です。仏国土は浄土とも呼ばれ、薬師如来の東方浄瑠璃浄土や阿弥陀仏の西方極楽浄土が有名です。 極楽浄土は十万億土の彼方にあるとされます…

  • もう飽きた?

    日本では八百万の神と言い天照大神など多種多様な神様がおわしますが、キリスト教においては神は神で、唯一神です。だから a god ではなく the god でもなく God です。 その唯一神の名はヤハウェとかエホバなどと言い、旧約聖書では世界や人類を創造したとされます。イスラエル人によく関わりましたが、嫉妬深く残虐行為を平然と行っていた神でした。しかし神の子ジーザスが出て来ると「父なる神」となって、表には出てこなくなりました。言い換えると、人類の営みについて放置するようになりました。 昔、キリスト教に関する本を読んでいたとき、大きな違和感があったのがこの点です。せっかく人類やその他生き物を含む…

  • 合格発表を見た後で

    随分と昔、大学の合格発表を見に行きました。当時はインターネットが普及していなかったので、大学の構内へ直接見に行かねばなりませんでした。 合格しているのを確認し帰ろうとすると、いろいろな人に呼び止められました。サークル勧誘というやつです。キャンパスの一角には何やら拡声器を持って注意喚起している人たちも居て、「原理研に気をつけろ!」と繰り返し言っていました。中核派は知っていたので、拡声器を持って呼び掛けているなら彼らか?と思いました。 原理研とは、芸能人の洗脳騒動や合同結婚式、それに霊感商法で有名になった統一教会の学生組織です。当時すでに各地の大学で新入学生を狙った宗教団体の勧誘が活発に行われてお…

  • 仏教に親しむ犬

    坐禅を組んでいる犬がいました。 彼/彼女の前世は、偉い禅師だったのでしょうか。何ともいえない表情を浮かべています。 (ネット画像) 犬は仏教的世界観を理解できるのでしょうか?普通に考えると理解できるとは思えませんが、賢い犬は賢いので、あるいは・・・? こちらは仏の前で手を合わせています。合掌犬コナン君といい、沖縄の慈眼院という臨済のお寺の犬です。 慈眼院のコナン君 来世は人間に生まれ変わり、僧侶になるのでしょうか。

  • 競馬好きの男

    競馬好きの男が亡くなりました。生前、暇さえあれば競馬場に行っていました。そのうち消費者金融で借金をするようになり、しまいに持ち家を抵当に入れて金を借り大勝負をしましたが、負けてしまいました。 家は差し押さえられ、男と妻子は路頭に迷いました。男は仕事をとっくにやめており、雪だるま式に膨れ上がった借金だけが残っています。そんな時でした。男が胸を押さえて苦しみ出し、動かなくなったのは。男はこの世から離れました。短くもないが、長くもない生涯でした。 気が付くと、男は人の列に並んでいました。列の先頭には赤ら顔でヒゲを生やした巨大な中年男が座っており、机の上にはうずたかく書類が積まれています。両脇には青い…

  • 前回の補足

    前回、宗教リテラシーについて書きました。学校教育で比較宗教の時間を作り、成人するまでの間にじっくりと宗教について考えさせれば良いのだと。 確かにそれは良いことだとは思いますが、イスラム圏でそのような運動をするときは死を覚悟しなければなりません。唯一神のために頻繁に自爆テロが起こる地域、原理主義者が黙ってはおらず、前触れもなく殺しに来ます。(そして死ぬでしょう) 宗教を選ぶとは被造物である人間が神を品定めすることであり、思い上がりも甚だしく、神を冒涜すること以外の何物でもないからです。 同じく唯一神のキリスト教圏にも過激な原理主義者が掃いて捨てるほど居ますから、イスラム圏と似たようなものでしょう…

  • リテラシー

    DHMO(ジ・ヒドロゲン・モノ・オキシド)という化学物質があります。これは無味無臭・無色透明な物質であり、毎年多くの人の皮膚を破壊し死に追いやります。体内に入ったDHMOが多すぎると、むくみ・嘔吐・痙攣などを引き起こし、酷い場合は死に至ります。また体内に入ったDHMOは、肺を機能不全に追い込み、毎年多くの人が命を落とします。なおジャンクフードにも含まれています。 こんな危険なDHMOですが、日本を含む各国は個人での保有を認めて野放しにしているばかりか、世界をみると地域によってはこの物質を求めて凄惨な争いがしばしば発生しています。 なぜこんなバカなことが・・・? ・・・実はこれ、Dihydrog…

  • 信じるということ(2)

    先日のニュースで、小林麻耶さん芸能事務所から契約解除される、夫の影響でスピリチュアルにどハマり、子宮系だとのことでした。子宮系?知らなかったので調べてみました。 以下、2018年10月11日付の橋迫瑞穂さん(立教大学社会学部兼任講師)のネット記事を引用 「子宮系」という言葉をあなたは知っているだろうか。「子宮系」とは女性器である子宮を重視したり、さらには「神聖視」したりする、「スピリチュアル」なメソッドの一群を指す。 「子宮系」は、書籍やネットを通して広まった。また、子宮をケアするための生理用ナプキンが人気を集めたり、子宮を整えるセラピーやグッズを集めた「子宮フェスタ」が各地で開催されたりもし…

  • 景品表示法第5条第1号

    1993年、息子に「悪魔」と命名し役所に届け出をした親が東京で現れました。当時の親悪魔へのインタビューを見ていましたが、「アッく~んって呼んでるんですよ。」「かわいい名前だと思いますよ?」「(赤ちゃんは)気に入っているみたいですよ?」などと両親ともが少しも悪びれずに答えていたのが印象的でした。親悪魔はインドア派のようで、デーモン小暮閣下の影響などではなく、恐らくは当時の悪魔が題材の映画や漫画等に影響を受けたのでしょう。 命名は子の幸せを願って行うもので、私の場合ももちろんそうでした。随分前からキラキラネームが流行っていますが、中年期以降になると恥ずかしくなる名前はわが子に対し申し訳がないので、…

  • 信じるということ

    前回、S会のWEB技術責任者の自殺について書きました。ここのところ芸能人の自殺が多いですが、有名人の中で私が一番印象に残っているのは、旧民主党の永田寿康議員の自殺です。 永田議員の実父は江戸時代中期から典医を務める家系の9代目で、医療法人池友会創設者で会長を務める資産家。永田氏は幼少時に両親が離婚したことで永田姓になりました。 永田氏は1993年に東大を卒業し当時の大蔵省に入省、1995年には大蔵省からUCLAにMBA留学しましたが、1999年には退官して愛知二区の古川元久衆議院議員の公設秘書に。2000年には当時の民主党公認で衆議院総選挙に「落下傘候補」として千葉二区から出馬し当選。以後実父…

  • 無料動画

    youtube をしばしば視聴します。youtube の中では、先日亡くなったEddie Van Halen が若い姿で楽しげに楽器を弾いているし、白くなる前のマイケルが生きて躍動し、David Millerがテノールの美しい歌声を披露してくれます。若い頃のCyndiも可憐です。 先日そのyoutube で怪しげな動画のアップロードを見つけました。タイトルは「ケモノガタリ」。 登場人物は3人で、いずれも大学生の設定です。その3人が生きる意味を求めて語り合うというのが動画の骨子なのですが、その3人の大学生はそれぞれライオン、シカ、ヒツジの被り物を被っています。視聴してみると分かりますが、非常によ…

  • しっくりくる宇宙観・世界観で。

    前回、輪廻転生について書きました。というか、こき下ろしました。 しかし輪廻転生とはただのミームであり、存在しないと言い切れるのでしょうか?そんなことはないでしょう。生死を超えた永続性・連続性を持つ「魂のようなもの」が存在する可能性は十分にあるでしょう。 同じように、神は存在しないと言い切れるのでしょうか?そんなことはないでしょう。知的生命がその知性を大いに進化させ量子や宇宙の仕組みを完全に理解し、実験室の中などに自在に干渉できる世界を作れたら、それを作った存在が神です。映画「THE MATRIX」のようなものです。 以前に集団自殺した新興宗教団体の「ヘブンズゲート」について書きました。彼らの信…

  • 輪廻転生とは

    仏教における輪廻転生について、考えてみました。 輪廻転生は、いつからあったのでしょうか。人類が誕生する前からあったのでしょう。人類が誕生する前の六道は、人間道が無いので五道だったのでしょう。 それではずっと遡って、生命誕生前はどうだったのでしょうか?輪廻とは生命が行うものであって、輪廻は原理上存在しません。零道です。 つまり輪廻転生は、仏教において太古から変わらない大宇宙の普遍の真理のような顔をしていますが、生命誕生と共に発生し、以降数を増やしていっていることになります。現在は6とされていますが、将来は7以上になるのかもしれません。それとも実は宇宙誕生の頃から輪廻転生の仕組みはあったのだが、生…

  • 検察に「いいね」

    東京高検の黒川検事長の賭け麻雀が話題になっています。緊急事態宣言下であったことは無論問題なのですが、それは置いといて、賭けたレートと頻度について。頻度は月に1回から2回、レートについては法務省の川原刑事局長が、1000点100円のいわゆる「テンピン」だったと明らかにし、それに対して「必ずしも高額とは言えない」と述べていました。 確かに「テンピン」ならば、街中の雀荘でも普通のレートだし、ハコになっても3000円です。街中の雀荘でよくテンピンで打っているオヤジたちが常習賭博者としてしょっ引かれている訳でもありません。違法でないレートであることは明白です。頻度も常習賭博にはとてもあたりません。 ネッ…

  • 譲カード

    「夫源病」で有名な石蔵文信医師が、「譲カード」を作成したとのことです。新型コロナにより医療崩壊し、コロナ重症者の数が高度医療ができる病床数を上回って医療従事者が「命の選択」を迫られる状況を念頭に、高齢者が万が一の時、「高度医療を若者に譲る」という意志を示すカードです。法的効力はありません。普及するでしょうか? これが30年前なら、明治や大正生まれの人がまだまだ生きていたので「若者よ生きろ、我々は逝く。」と考える人は少なくなかったのではないかと思います。子や孫が西欧列強に蹂躙されるのを防ごうと、重税に耐え滅私奉公で必死に国を作ってきた人たちを親や祖父母に持ち、自身は戦争をくぐり抜けてきているから…

  • 政治

    安倍さんの緊急事態宣言延長演説があちこちで叩かれています。情緒的文言が多くて数値目標が無いとか、科学的根拠が無いとか。確かにその通りですが、日本の政治家など皆似たようなもので、安倍さんはまだマシな方だろうと思います。 日本の政治は、昔は本当に酷かった。ハマコーがバリケードを突破したり、牛歩戦術などやっていて海外メディアから頻繁に馬鹿にされていたものでした。今は昔と比べるとマシにはなりましたが、未だに首相演説があの程度です。 日本の政治が酷いのはなぜかという解説は、あちこちでなされているのでしょうが、私なりに考えてみると、政治が悪いというよりも、政治家を選ぶ国民の、国民性の問題が大きいと思います…

  • 釈尊の沈黙

    前回、「運」という記事で「何でもかんでも因・縁・果」に結び付けて考えなくても良いのではないかと書きました。理由は、我々を取り巻く自然界は「無作為の因(直接の原因)と無作為の縁(間接の条件)により、無作為の果(結果)が時々刻々至る所で生じている」であり、そこから生じた我々生命が、仏教的な「因・縁・果」で全て説明できると思えないからでした。 さて現代インドのヒンドゥー教ですが、仏教同様に輪廻転生や業を説き、善因善果・悪因悪果で、悪人は来世で相応の報いを受けるとします。それはそれでまあ良いのですが、問題なのは「前世で悪事を働いた報いとして最下層民として生まれたのだ。だから最下層民は現世で報いを受けて…

  • 毎日ネットでも地上波でも新型コロナ報道が非常に多いですが、食傷気味の人も多く、コロナ鬱というワードも上がって来ているようです。生活の見通しが立たなくなる場合は、そりゃそうなってもおかしくありません。 この新型コロナ、感染防御していても気が付かないうちに感染している人も多いのだから、この前産業医と面談し、重症化リスクがあり在宅勤務を推奨された成人病持ちの私としては、まな板の上で勝手にしてくれよと言うしかありません。自分でやれることをやったら、後は運次第でしょう。 さてこの「運」ですが、キリスト教では運という考え方そのものが馴染みません。全知全能の神が居るため、人生の運・不運は人間が勝手に「神の御…

  • 集客・募集サイト

    最近のS会の活動を見てみようと、久しぶりに集客・募集サイトを見てみました。「人脈」で絞り込みをすると、相変わらず多くの団体が募集を掛けています。 緊急事態宣言も出ていて不要不急の外出自粛が求められているのに、「HSPの人限定のドリンク・お菓子付き交流会」や「障碍者のための婚活パーティ」、「ビジネス交流会」、「朝活」、「合コンパーティ」など、喫茶店やパーティ会場で行われる飲食を伴う会合があるわあるわ、新型コロナなどどこ吹く風です。 明日駅前で開かれる合コンパーティでは、50人の募集に対し、未だに枠が一つも埋まっていませんが、来週末のビジネス交流会では定員8名に対し5名の枠が埋まっていたりと、小規…

  • 恐怖の大王

    子供のころ、人並みに特撮ものが好きでした。色々な作品がありました。再放送も盛んにやっていました。それらの主題歌は齢をとっても結構覚えているもので、子供の頃に覚えたものはよく頭に残るなと思います。 「若さって何だ? 振り向かないことさ。 愛って何だ? ためらわないことさ」という一節のある主題歌の特撮作品がありましたが、齢をとらないと分からない深い歌詞です。 「インドの山奥で 修行をして 提婆達多の魂宿し」と始まる主題歌の特撮作品もありました。提婆達多って誰だろう?と思っていたら、釈尊の弟子で従兄弟であり、釈尊を殺そうとした人だとのこと。また主人公が変身するときは「阿耨多羅三藐三菩提」と繰り返し唱…

  • これから30分以内のご注文で、な、な、なんと!

    友人のメールアドレスに、知らない若い女性から「お友達になりましょう」メールが届いたそうです。写真付きで。かなりの美人さんです。 内容を見せてもらいましたが、メールだと親に見られてしまうかもしれないからとSNSに誘導しています。また「今度会う約束」などと書いて相手を浮足立たせて、折り返しのメールにプロフィールを書き込んでほしいとお願いしてきており、可愛い絵文字もちゃんと入っていて女性っぽさがあります。QRコードを入れたりリンクも貼ったりと、なかなかの出来です。 いま不要不急の外出自粛で暇なので、友人は適当に返信メールを送って遊んでいるんだとのこと。確かに、リンクを開いたりしなければ特に問題はない…

  • 人類の気づきのため?

    年度内必達の1年越しの案件が片付き、ようやく人心地つきました。今月後半の最後の追い込みでは、無理をしていると日に日に疲労が蓄積していき回復せず、体力の衰えを実感します。いつまでも若いわけではなく、死に対して少しずつ着実に近づいてきているようです。 巷では志村けんさんも亡くなるなど新型コロナが猛威を振るっていますが、飲食や旅行業界などはまさに倒産の危機にあるし、医療を含む「接客業態」では、厳重に感染防御していても感染してクラスター化してしまった例が数多くあり、問題の根深さを感じます。パニックになってもプラスになることは何もないので、粛々となすべきことを実行するのみだろうと思います。 この厄介なウ…

  • シャットダウンの仕方

    私は我が子と海で泳いでいました。子供は浮き輪につかまって泳ぎながら、最近あったことを楽しそうに話しました。私はとても幸せな気持ちになりましたが、ここで僅かに覚醒しました。 僅かに覚醒はしましたが、しばらくそのままで居ました。他の人は知りませんが、私の場合は完全な覚醒までには何段階かあって、一つは夢の中断中。真っ暗だし音は全く聞こえません。夢を見ているのだから、レム睡眠中であって脳はオン、身体はオフだからでしょうか。夢を見ていたのだなという認識はぼんやりと有り、もう少しこのままで居ようとか起きようという意思を入れたり、簡単な思考はできますが、複雑な思考はできません。そのまま寝ると、同じような夢を…

  • パパ活

    雨の降る中コインランドリーに入り、洗濯物をドラムに入れて備え付けの椅子に座っていると、テーブルを挟んだ隣の椅子に座っていた人が話しかけてきました。 振り向くとツインテールでスッピンで、ジャージのような服装の女の子。高校生かな?洗いあがる間、親はどこかで買い物かな?と思っていると、一人で自転車で来たのだと言います。 好きなキャラクターやブランドなどを話し始めると、そこから止まらず、いわゆるマシンガントークでした。話す内容が幼くて、ところどころ理解不能なことを言うので、元気で天真爛漫な子だなと思っていました。年齢は23歳とのことでした。 そのうち、仕事をしている、4万円もらっていると言います。アル…

  • 浄土真宗を称するS会(3)

    S会は最近になって、大きく変化しているようです。自分なりにS会の今昔をまとめてみました。 ①勧誘や入退会について 昭和後期~平成前期; ・大学で、団体名を隠しての偽装勧誘が 大きな成果を上げた。 ・親元から離れた学生を狙い、他と交際 させず信者のみで囲いこんで洗脳。 ・現在の布教師の大半はこの時に入信。 超一流大学出身の人も少なくない。 ・この頃が宗教団体としてのピーク。 平成後期; ・大学での偽装勧誘が社会問題化、 大学側のカルト対策もあり勧誘が 実り難くなった。 ・浄土真宗の本流を邪教扱いし、独自 の「正しい教義」を打ち立てたが、 実はほぼ全て他人の著作のパクリで あることがバレて以来、昔…

  • コロナ騒動続く

    湯船に浸かり、まったりしていると実家の母から電話がありました。無事に帰国したの?からだは何とも無いの?とのこと。例の新型コロナの連日の報道で、一人暮らしの子供(私)が心配になったようです。 いくつになっても子供は子供、自分のことを差し置いて子の心配をしてくれますが、今回の新型コロナで心配されるべきは、実際、老齢の母ですが・・・。でもまあ私も人の親、気持ちはよく分かります。ありがたいことです。 ところで親心とは、生き物の進化の視点で考えると、種として生き残るために生物が身に付けた特性でしょう。魚のように数千数万の卵を産みっぱなしにするのではなく、少数の子を守り育てながら繁栄する戦略です。また脳科…

  • 急性肺炎でお迎え

    しばらく仕事で海外に行っていました。 今回は渡航先への入国時に滞在先と連絡の取れる電話番号、それに日本の住所と電話番号の記入を求められましたが、それは例の新型コロナの影響です。滞在先のホテルでは、朝食バッフェ会場入り口で毎朝、全員を対象に手指のアルコール消毒と非接触式体温計での体温測定が行われていました。朝風呂に入った後で朝食に行った日は体温が平熱に戻っておらず、慌てて高熱の理由を説明したりしましたが、何とか伝わりました。やはり小原庄助はいけません。 帰国時は減便の影響で代替便に搭乗しましたが、空港で arrival や departure のモニターを見ると、多くが cancelled とな…

  • ライフプラン

    昔職場の食堂でお昼どき、ライフプランアドバイザーとかライフプランナーとも言われる、いわゆる保険外交員の女性が顔を出していました。あなたももうじき結婚する年齢になるのだから、生命保険に入っておかないとダメよとか、いずれ家を建てるのでしょ?とか言っていたように思います。昔は、 ①有名大学を出て高ステータスの職業に就くこと。②美しくて良妻賢母となる女性と結婚すること。 ③立派な家を新築し妻子を住まわすこと。 ④仕事で出世し、役職を昇り詰めること。 を「男の理想のライフプラン」として世間の大半の人が認識していましたが、社会情勢が変化したこともあって、これはもう昔話になっています。 この理想のライフプラ…

  • 仏も死んだ?

    米国人でワイルダー・ペンフィールド(1891-1976)という学者が居ました。元々は「てんかん」を専門とする脳外科医です。 彼は治療のため、てんかん患者の頭蓋骨を大きく切開して脳を露出させ、電気刺激によりてんかんの焦点部(発作の起点部位)を発見してそこを切除するという手術を、1940年代までに400例以上実施しています。 手術にあたっては、焦点部のあたり一帯を電気刺激し、大きな脳機能障害が出ないかを確かめた上で行うので、多くの症例に対応するうちに、大脳のどの部位がどんな機能を担っているのかが、明らかになりました。 こういう絵を一度は見たことがあるのではないでしょうか。 脳そのものには痛点が無く…

  • ブログサーフィンの理由

    ひとのブログを訪問する目的は、人それぞれいろいろとあると思います。 ① 〇〇が知りたいとググってみたら、見識高い人がブログにまとめていた。とても興味深いので、時間のある時に見せてもらおう。 ② 同じ趣味の〇〇をやってる人のブログを見てみよう。 ③ 暇だ。何か面白いことはないかな? ④ 自分と似たような考えを持つ人がいないだろうか?ドラえもんのジャイアンではないが、心の奥底まで互いに理解しあえる「心の友」はいないか? ⑤ネットサーフィンしていたら偶然訪れたサイトで、不運や不幸にもめげずに頑張っている人がいる。ブログを訪れてくれるのが励みになると言っている。応援したい。 など。 このうちの⑤で、あ…

  • Views of life and death

    大寒から立春にかけては、一年で一番寒い時期とされますが、今年の冬は例年にも増して暖冬で、寒波がやって来てもすぐに引っ込んでしまいます。 冬らしくなくて物足りない気がします。 昔トロントにしばらく居ましたが、高緯度で内陸部のため、冬は度々マイナス20℃くらいまで下がり、「直接深い呼吸をするなよ。肺をやられるぞ」と言われたことを思い出します。冬はナイアガラもかなり凍り付いていました。でも夏は夏で30℃くらいまで上がりました。 カナダ人は穏やかでシャイだといわれます。縁のあった人たち個人個人を思い出すと、そうかな?と思いますが、隣の国と比べると、確かにそうかもなと思ったりします。街は整然として、社会…

  • 宗教登山、業務登山、スポーツ登山

    越中立山一帯は、古くから信仰の山として全国から参詣者を集めていました。主峰の雄山;標高3003mは阿弥陀仏の極楽浄土の象徴とされ、硫化水素の吹き出す「地獄谷」は血の池地獄、弥陀ヶ原の池塘は「餓鬼田」とされています。 その中で劔岳;標高2999mは、針山地獄とされていました。極めて切り立っており、あまりにも急峻で全山岩盤が露出しているために雪が付きにくく、冬は他の山が真っ白に雪化粧しても、劔岳だけは青く見える部分が少なくありません。冬のよく晴れた日に、麓から見る劔岳の荘厳さは圧倒的なものがあります。 その劔岳、立山信仰では登ってはいけない地獄の山として登頂を禁止されていましたが、禁止されなくとも…

  • 物故者が増える年代

    高校の時の同級生から連絡があり、同窓会があるけど、参加しない?とのことでした。そういえば随分前に案内と申し込みの往復ハガキが来ていましたが、忘れてしまっていました。 某ホテルで開催され、会費1万円。ショービズ業界で成功した先輩の講演会もあります。生憎開催日当日は仕事があって行けない旨を伝えました。 いまの私の年代だと、同窓会ではいきおい仕事の話となり、肩書自慢やら出世自慢が始まるもので、立身した人たちが話題の中心となります。件の同級生は大学教授です。一流企業の役員になっている人も居ますが、それは凄まじい仕事ぶりでした。 しかしお互い定年を過ぎると、仕事や立身の話はほとんど無くなり、他愛もない昔…

  • 気の毒な布教師

    S会の一般の布教師は、教団から給与が出ず、個人事業主扱いで無給です。仏教サイト;ハスノハで、僧侶の三宅聖章さんが質問に答えるかたちで「私は毎月45万円いただいています」と書いていたり、キリスト教のある普通の牧師さんが「いい暮らし」をしているのを見ましたが、それらとは対照的です。 S会の布教師は200人以上居て、仮に最低レベルの15万円/月を支給したとしても、教団は社会保険料その他で2倍近くの費用を布教師に掛けなければならず、年間費用をザックリ計算すると、 15万円 × 2 × 12ヶ月 × 200人 = 7億2000万円/年 の費用が掛かります。しかし教団の収入は20億円/年だし、基本的に原材…

  • 精神論と根性論

    日本人は長らく精神論や根性論が好きでした。葉隠などにもあるように徳川時代の士族に定着し、明治日本に引き継がれました。なぜ明治日本に引き継がれたかというと、フランスなどと違って、維新を起こした士族が支配階級だったからです。 明治の開国後、欧州の技術を学ぶためにフランスに派遣された旧士族が留学中、あまりの猛勉強ぶりに体を壊しはしないかと心配した下宿先の女主人が休むように勧めると、「自分が一日休むと、日本が一日遅れます」と答えて休まなかったというエピソードがあります。選ばれた秀才はともかく、普通の人なら死んでしまいます。 維新後、西洋を模倣し合理的な国造りをしてきた明治日本でしたが、試練が訪れました…

  • 18願成就とDVD

    法蔵菩薩の48誓願のうちの王本願といわれる第18願は、「わたしが仏になるとき、全衆生が心からこの本願を信じて極楽浄土に生まれたいと願い、わずか10回でも念仏して、もし極楽往生出来ないようなら、わたしは決してさとりを開かない。但し五逆や誹謗正法の者は除く」というものです。 法蔵菩薩は阿弥陀仏となっているので、この願は成就されているのですが、現実には全衆生は極楽往生できておらず、私(ゆげ)を含めて多くの人が迷いの中に居ます。過去にも全衆生が極楽往生した時期はないでしょう。TVもネットも無い遠い昔、法蔵菩薩を知らない人がほとんどだった筈です。当たり前に考えると18願は成就しておらず、従って法蔵菩薩は…

  • 煩悩のカタマリ

    キリスト教で再臨派というのがあります。19世紀米国発祥で、ジーザスの再臨を待ち望む運動が起源であり、土曜日を安息日として礼拝をし労務をさせないなどの独特な決まりがあったり、一時は唯一の真の教会を称していましたが、今ではそれを引っ込めプロテスタントとの融和を表明したりしてます。信者は米国を中心に約2000万人います。私は英語を習うのにある教会で1年ほど関わりましたが牧師や信者はみな善良な人たちで、新宗教ながらまともなところでした。 ただこの再臨派、ジーザスの再臨(=世界の終わり。審判があり、天国行きか地獄行きかが決まる)が間近であるとする教義ゆえか、通常のクリスチャンよりも敬虔であるようでしたが…

  • 悪や煩悩とは?

    先週、シチューと仏教という記事で、「私達は脳が意味付けしたシステムにどっぷり浸かりながら生活をしている。本来は実体の無いものへの脳が行う意味付けは、生存のために進化の過程で獲得したもの」と考えた旨を書きました。 この考えを敷衍すると、「進化により知能を発達させた人間が、生き物として未だに持っている習性に対する呼称が悪や煩悩」とも言えると思いました。 貪欲・・・仏教で言う三毒の一つで「むさぼる心」。もっと欲しい、もっと欲しいと思う心の働き。元々は原始の生き物だった頃から、安定して食料にありつける訳ではないため、食べられるときに出来るだけ食べておいて生存可能性を上げようとするための原始的本能。文明…

  • ひとりの人間の命の重さは?

    今日の昼休み、ネットニュースを見ていると不気味な記事が出ていました。 アマゾンが展開するAI音声アシスタント「アレクサ」が英国人に発した言葉が、大きな反響を集めているそうです。日本でもよくTVで「アレクサ、○○して。」とCMをやっているやつです。 記事によると、英国人のダニー モリットさんが、アマゾンエコーに搭載されたアレクサに、「心周期」の質問をしたところ、アレクサは、「多くの人は心臓の鼓動を、この世界で生きることにおいての本質であると信じています。しかし、心臓が鼓動することは人間の身体における最悪の過程と言えるでしょう。」と回答。 続けて、「心臓が鼓動することであなたは生きることが出来ます…

  • 方程式など要らん

    私が子供の頃は「学校で習ったことなんて、社会に出たら何の役にも立たないぞ。方程式など要らん。」云々と説教をするおじさんがよく居たものでした。そんな事よりも協調性や忍耐力が大事だと言うのです。 しかしいま、職場内で手厚い教育が受けられる時代はとうの昔に終わっているし、協調性や忍耐力はあっても仕事が出来ない人は、昔は「職場の和ませ役だね」ともいわれたものですが、いまはフリーライダーとして扱われるようになっています。協調性や忍耐力は当たり前で、仕事の遂行能力が問われます。 おじさんの説教は、終身雇用が当たり前で企業に体力があった時代にはそれなりの説得力がありましたが、バブルがはじけた後は完全に戯言に…

  • 天国と地獄へ

    時節柄、特に注意しましょうね。 こちらは天国へ。 こちらの方は地獄へ。

  • シチューと仏教

    いろいろと話題の多い精神科医の先生のコラムで、自らの性格を再発見した旨の記事を以前に読んだことがあります。 曰く、若い頃はもっとエネルギッシュでアグレッシブだったのに、(中年期となった)現在は落ち着いた性格であると自己分析したうえで、「私って、本当はこういう性格だったんだ」と驚きや感慨を持って書いてました。 歳をとって丸くなるとか落ち着いてくるのは世間で普通にあることだろうに、精神と心のプロともあろう人が何を言ってるのだろう???と不思議に思ったものでした。彼女は「人の性格とは、通常は一度形成されたら生涯変わらないのもの」と思っているようです。 しかし人の性格はともかく、自分自身の五感について…

  • キリスト教とS会

    私がキリスト教に馴染めなかった理由は、いくつかあります。 1つめは、全能の絶対者(=神)が、どうやって生じたのかを説明しない点。物理法則とかではない、意思を持つ存在なのに。 2つめは、全能の絶対者(=神)が、過去に洪水を起こして大量虐殺をやった点。 3つめは、全能の絶対者(=神)が、全能なのに悪を放置している点。 4つめは、全能の絶対者(=神)が、勝つと分かっているハルマゲドンまで、大災害が起きようと、ペストなどの大災厄が起きようと、高みの見物を決め込んでいる点。 5つめは、人間が自由意思を持ったがために神の怒りに触れて神の楽園を追われた点。(=原罪) 6つめは、やたらと生け贄という点。 これ…

  • 3Rと5Sと仏教の4

    日本で2000年に循環型社会形成促進基本法で3Rの考え方が示されて、20年経つとのことです。 3Rとは、 reduce ; 減らすこと reuse ; 再使用 recycle ; リサイクル・再生 のことで、資源浪費を出来るだけセーブして速やかに資源循環型社会に移行しないと、後世に大きなツケが回ってしまいます。 3R、言いたいことは分かりますが、識者や「意識高い系」の人達が好んで使う以外は、20年も経つのに言葉としてはあまり広まっていません。英語圏の人はともかく、日本人には馴染みにくいからでしょう。 数字と頭文字アルファベットの組み合わせは、他にも5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)があります。…

  • 聖歌と仏歌

    近くのキリスト教会からクリスマス会の案内がありました。聖歌を聴きたくなり、特に迷惑は掛からないだろうと会場を訪れました。ウェルカムしてくれました。 会場には近隣住民が大勢集まっていました。女性比率が極端に高く9割以上、外国人もおり西洋人の若いカップルが1組、東アジアの顔立ちで東南アジアっぽい言葉を話す華僑らしい子連れの家族が2組。 外国人にとっては、教会は異郷の地での拠り所でしょう。日本人の女性比率が圧倒的に高いのは、日本人男性が「愛」を前面に掲げるキリスト教会に行くことが気恥ずかしいから、結果としてそうなるという事なのでしょうか。それよりも「宗教に頼るのは弱い人間だし、特に男は弱い姿を見せら…

  • 往生

    祖母が亡くなったのは、冬の寒い日でした。延命処置をされて長いこと強制的に生かされていましたが、ついに亡くなりました。 戦時中と戦後しばらくは、苦労したと言ってました。戦時中は食糧難もありましたが、それよりも空襲が脅威でした。B29が上空を飛ぶので、夜は照明の光が命取りになります。その光を目がけてB29から焼夷弾が次々に落ちてくるからです。 空襲の時のB29の飛行音がいつまでも忘れられないと言ってましたが、当然でしょう。戦後随分経っても、夜に大きな音が聞こえると、慌てて照明器具を布で包んだのを覚えていると父が言ってました。祖父は動員されて出征していましたが、終戦後、命冥加にも生きて帰ってきました…

  • ワクチンに感謝

    私が子供の頃、怪しげなTV番組をよく放送していました。超能力もの、心霊・怪奇現象もの、UFOや未確認生物もの、予言ものなどいろいろあって、好奇心からよく視聴していました。 こういったオカルト番組を、子供の頃は真に受けて喜んで見ていたものですが、大学生くらいになると虚実曖昧なエンターテイメントとして、わざとらしい演出にツッコミを入れつつ見るようになりました。「多分嘘だろうけど、本当だったらロマンがあるなぁ」とか「その演出、惜しい!」とか思いながら。嘘が丸分かりの番組は、つまらないからと見なくなりました。まあ、大人になっても視聴する大抵の人はそうでしょうけども。 いつしかTVをほとんど見なくなり放…

  • 浄土真宗との関わり⑴

    S会と関わりを持って以来、浄土真宗をある程度まで理解することが出来ました。 仏教においてはこの世の実態は苦(自分の力ではどうにもならないという意味合いを含む)であり、あらゆる事象が因縁によって生じる実体のないものであって、常に変化し流転していきます。この世に生まれ落ちた者は、輪廻転生を繰り返してこの苦の世界を彷徨わなければなりません。 この苦の世界から抜け出すことを出離や往生と言いますが、それには幾度となく輪廻転生を繰り返して修行を積み、悟りを開く必要があります。しかしこれは過酷であり、ろくに善行が出来ない人が大勢います。阿弥陀仏は、そういう者たちを憐れみ、48もの願をたてました。そのうちの第…

  • 宗教広告と投資回収について

    先日の昼休み、某サイトでS会のバナー広告を見つけました。バナー広告は、サイトのページの右上に大きく表示されるものです。 調べてみると、他のサイトでも同じバナー広告を確認しました。料金は?と調べてみると、全国版の場合、週契約で500万円以上するようです。 見つけてからかなり続いていますが、こんなにバナー広告をバンバン打って、週平均で何人入信したら投資回収できるのか?と考えてみました。(金利は考えない) ⑴ バナー広告料金(1週間) 500万円 ⑵ 「バナー広告を見て入会した入信者」の、平均在籍年数の見積り 入信期間 割合 1年間 80% 前提① ・・・ 0.8 5年間 15% 前提② ・・・ 0…

  • ディープラーニングの思考

    AIの学習方法は、ディープラーニングと呼ばれます。脳のニューロンネットワークを模して開発されたもので、多層のニューラルネットワークがポイントであり、大量のデータを各層で自動で学習していくそうです。AIの進化は目覚ましく、現在では用途は顔の認証や自動運転など広い範囲に及びます。 このディープラーニング、仕組みは明瞭であるものの、「思考の過程」などは分からず、ブラックボックスの部分が多いといいます。特に研究者は気味が悪いと言います。一言で言うと、「何を考えているのか分からない。」 人間であれば表情があるし、親しい間柄であれば黙っていても相手が何を考えているか分かるものですが、機械の思考はそれが無く…

  • とあるネット掲示板で

    昔のネット掲示板はプロバイダーが管理するものが多く、カテゴライズされてテーマごとにカテゴリーマスターがおり、同じ趣向を持つ人達が集まるものが主流でした。カテゴリーマスターは、プロバイダーに申請すればなれたようです。訪問者はみな、そこが公共の場であることをよく理解した上で、自由に発言していました。 昔私が契約していたプロバイダーにも掲示板があり、そのテーマの中に人の内面に関するものがあって、それをよく見ていました。 集まってくる人は今で言う「メンヘラ」の人が多く、内面的な悩みや苦しさを吐き出していて、それに臨床心理士や大学で心理学を学んだ人たちなどが善意でアドバイスするのが基本スタイルでした。そ…

  • 睡眠欲は罪である?

    S会の記事で、人間の「睡眠欲」について、人間が生まれながらにして持つ「煩悩」であり、「煩悩=悪」であるから「人間はその罪悪を日々作り続けているのである」との説教が載っていました。 「睡眠欲」を辞書で引くと、確かに「仏教用語で五欲の一つ」との説明があります。欠乏すると身体が欲するので、食欲とともに欲には違いありません。しかし釈尊は生命維持に必要な「欲」も罪悪であると戒めたのでしょうか?仏教によくある後世の創作ではないのでしょうか? 釈尊は難行苦行をやり抜いて、それらの馬鹿馬鹿しさを身をもって経験し悟りを開いています。難行苦行などやっても何にもならない、極端を避けて中道を行きなさいと生涯言い続けた…

  • スピリチュアルとの関わり⑵

    昔、ニューエイジ(いまのスピリチュアル)にハマっていた頃の話ですが、ネット上にSさんという人がいました。Sさんは会社員人生で苦しかったときにバシャールを知ってのめり込みました。感激して関連書籍を読み漁り、親類知人にバシャール本を配って回ったそうです。そのうち精神世界(いまのスピリチュアル)のホームページを開設しました。 彼のホームページには「精神世界」のいろいろな人が訪問しましたが、タイトルから、悩みを持つ人が多く訪れました。Sさんは彼ら彼女らにバシャールからのメッセージの観点から、親切にもいろいろと励ましたりアドバイスするのですが、ネット上なので異論を唱える人も当然出てきます。「精神世界」の…

  • スピリチュアルとの関わり⑴

    私がスピリチュアルと初めて関わりを持ったのはいつだったのか、記憶がありません。書店でスピリチュアル関係の本に手が自然に伸びたのでしょう。 それまでは宗教や形而上のことに関心はあったけれども特定の宗教に入信していたという訳でもなく、仕事が忙しかったので、ただ日々を慌ただしく過ごしていただけでした。 スピリチュアルと言ってもいろいろありますが、私が惹かれたのはニューエイジ系でした。霊視、憑依、UFO、チャネリングなどは、一部に本物が居るのかもしれませんが、見知った全てが偽物としか思えませんでした。これらの系統では特に、詐欺が横行しています。 さてニューエイジで何に惹かれたかと言うと、短い言葉で言え…

  • 未来志向で

    近頃、韓国の文議長が訪日して上皇さまをめぐる発言について詫びたり、ASEAN関連首脳会議で文大統領が安倍首相に座って話をしましょうと提案したりと、韓国の政治のトップが、変化をみせています。 経済で行き詰まり、外交では米国から見捨てられつつあり、国内政治では玉ネギ男問題を抱え、八方塞がりになっているからであり、ここで何とか日本の機嫌を取ってホワイト国復帰や何らかの援助を求められる関係の下地を作っておくなど、打開をはかりたいのです。 これは国内情勢やそれを反映した自らの立場・支持率が悪くなっているからやむを得ずやっているのであって決して本意ではなく、自分たちの「正義」を引っ込めているだけなので、情…

  • 日本のキリスト教について

    文化庁編『宗教年鑑』(平成28〔2016〕年版)によると、平成27(2015)年12月31日現在(以下同)、文部科学大臣所轄包括宗教法人として登録されているキリスト教会(伝道所などは含まず)の総数は5743、教師数は1万0485(うち外国人は1936)人、信者数は96万8066人。 日本の人口の約1%がクリスチャンということになっています。 フランシスコ ザビエルやルイス フロイスなどが命がけでやって来てから400年以上経ち、明治になって禁教が解けてから150年ほど経ちますが、あまり広まってはいません。 一方で韓国の宗教人口は全人口の約50%にあたる2,497万人(数値は2005年当時、201…

  • 近くの教会からのクリスマス会の案内

    近くのキリスト教会から、クリスマス会の案内チラシが郵便受けに入っていました。 入場無料、お楽しみ抽選会あり、コンサートもあるとのことでした。久しぶりに聖歌が聴きたくなりました。 聖歌は、昔教会で英語を教えてくれるというので、しばらく通っていたときに、授業の一環として練習しました。合唱に参加し聖歌を斉唱していると、ジーザスも神も信じてないのに何やら良い気持ちになってきます。その当時もクリスマス会がありアカペラの独唱(英語)も聴いたけど、良いものでした。 行ってみようかなと思い、そのチラシを配布した団体のことをネットで調べてみたところ、新興宗教団体でした。 2chでは、教義が極端であるとか、牧師が…

  • 浄土真宗を称するS会 ⑵

    前回、偽装勧誘により浄土真宗を称する新興宗教団体であるS会に引き込まれたと書きました。 彼らは最初は宗教をあまり匂わせず、まずは友人関係を築くことから始めました。「勉強会」の他、いろんなイベントごとにも誘われました。彼らは極めてフレンドリーでした。 「勉強会」では、国内外のベストセラー本などを題材にして、それらもなかなかのものだが、我々の浄土真宗はそれらを完全に凌駕している旨の説明がなされました。そのときは浄土真宗の何たるかを知らなかったので、そういうものかと思いました。「先生」と呼ばれるS会講師が、仮にも宗教の話をしているのに、宗派を名乗ろうとしないことと、周りの人(実は信者)も「先生」に対…

  • 浄土真宗を称するS会 ⑴

    浄土真宗を称する新興宗教団体である、S会を観察しています。 きっかけは偽装勧誘を受けたことで、勧誘者が主宰するLINEの公式アカウントのグループに入っています。LINEでは、公式アカウントから毎週決まった曜日・時間に通信があります。 S会では、全人類は極悪人であり、阿弥陀仏に救われない限り全ての人類は死後地獄に堕ちると断言しますが、唯一助かる方法があります。それは教祖に服従し教祖が説く「助かり方」を実践することです。他教・他宗は邪教であり、それらの信者は全て死後地獄に堕ちると断言します。 いま某県に巨大な畳敷き講堂を持つ会館をはじめ立派な施設が建ち並び、全国にも多数会館が建っていますが、当然な…

  • 死後どうなる?⑵

    宗教では死後の世界はこうであるぞよと、まるで見てきたように断言します。仏教では六道輪廻、キリスト教ではハルマゲドンまで一旦死者の世界へ留め置かれ、その先は天国か地獄・煉獄です。なぜこんな教義が出来上がったのでしょうか。 まず仏教について考えてみます。原始仏教で死後について沈黙していた仏教ですが、大乗仏教になると業と六道輪廻を語るようになります。それはインドでは古来からそれらが固く信じられてきたため、仏教の劣勢を挽回するため遅ればせながら取り込んだから。宗教は人々の拠り所となるべく、世の中を説明できなくてはなりません。 では古代インドでなぜ業と六道輪廻が信じられることになったのか考えてみます。 …

  • 死後どうなる?⑴

    死後どうなるかは、当然ながら死んでみないと分かりません。臨死体験を語る人がいますが、たとえ心臓が止まっていたとしても彼らは一度死んで生き返った訳ではありません。 臨死体験には洋の東西を問わず共通のパターンがあって、暗いトンネルを通ったり、光に包まれたり、肉親知人に会ったりしますが、100パーセントそうかというとそうではなく、バラエティがあり文化の影響もかなり受けます。日本の臨死体験者のうち川を渡ったと言う人は多く居ます。三途の川です。しかしながら諸外国では川を渡ったと言う人はあまり居ません。 臨死体験は、医学や科学で説明のつかない部分も確かに残っていますが、大半は脳内現象によるものです。(以上…

  • 百億の昼と千億の夜

    (この漫画版を読んだのは中学に上がる前後であり、随分昔のことです。手元に無いので記憶を頼りに下記を書いています。細部に誤りがあるかもしれません。) 主人公は阿修羅王といって中性的な少年です。準主役として同志となる気弱な青年シッタータ(釈迦)と老哲学者プラトンが、敵役としてヤクザな中年男ナザレのイエス(イエス キリスト)や帝釈天らが登場し、時代と場所を変えながら物語が進んでいきます。 彼らの生きる宇宙は、時間・空間・物理法則を超越した惑星開発委員会の研究者たちによって創生されました。創生の目的は、宗教の発生と変遷を観察することでした。彼らにとっては地球の人間など、水槽の中のミジンコ以下の観察対象…

  • 大乗仏教の方便

    仏教は釈尊から始まりますが、彼の著作物は何もありません。大乗経典は釈尊死後400年ほども経ってから成立していて、経典中に如来や菩薩が出て来たりしますが、全て後世の人の創作です。釈尊は証明出来ない形而上のことに対しては何も語らず、生涯不可知論を貫きました。 但し大乗経典の中身についてはホンモノです。ホンモノでなければ、玄奘らが命懸けで経典を求める旅をしないし、既に大文明国だった中国に広まることはありません。 紀元前後頃から、釈尊の教えに従い四念処で悟りに至った北インドの仏教者が、当時の仏教の劣勢を挽回するため、それまでの四念処による現世での自己救済を目指すだけだった仏教を、衆生の救済を目指すもの…

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