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  • 詩 歌が聞こえる

    歌が聞こえる 悲しい歌は悲しく 怒りの歌は騒々しく 笑いの歌は少し仰々しく 歓びの歌は大音量で 歌が聞こえる 戦争の悲惨の中で 不正義が行なわれる首都で 劇場のピエロの踊りの合間に 壁が壊れる平和の祭典で 歌が聞こえる 祈りは歌となり 歌は苦しみとなり 苦しみは涙になり 涙は大きな歓びになる 今日の歌は明日歌われ 明日の歌は夢を見させ 夢の歌は過去を思い出させ 過去と今日と明日の歌は、永遠に続く 明日に怯える人よ 今日の歌を聴き 過去の歌を思い出し 明日の歌を歌え 歌を作り 歌を聴き 歌を歌え 歌は願いや祈りに繋がり 願いや祈りは永遠に繋がる

  • 詩 政治家が嘘をついた

    政治家が嘘をついた 彼の軽薄さがまた一つ明らかになった 「嘘つきは泥棒の始まりです。嘘をつくと閻魔さまに舌を抜かれます。」 非難する人は非難すべきだ でもぼくには石は投げられない 嘘つきで軽薄で まるでぼくみたいだ 政治家はカネと権力を持っていて ぼくには何もない カネと権力を持つ者がこんなに薄っぺらいのか、って驚くけど 似たようなものだ 多かれ少なかれ 誰にでも政治家の醜悪さは持っている ああなりたいとは思っていないが ああなりたいと思っている だからといって彼の免罪符になるとは思わない でもぼくたちにも免罪符というものはない あぁなんて散文的なんだろう! あぁこんな事詩にするべきじゃなかっ…

  • 詩 コロナよコロナよ

    コロナよコロナよ まるで神のように振る舞って 時代を変えよ ひきこもりは過越の民 慌てる大人たちに勝利宣言だ でもぼくは何も変わらない ただ見るだけ、動かない 「これは神の懲らしめだ。悔い改めよ!」 叫ぶ声とそれを嫌がる声が聞こえる でもぼくは動かない、見るだけ 「神は愛だ。こんな事するはずないじゃないか!」 信じる人にはそう聞こえる でもぼくは見るだけ、動かない 孤独の王国を造ろう ありったけのお金を注ぎ込んで オーディオを買おう 過越の民の歌を聴こう コロナよコロナよ 過越の民なら万年床にいる 精神科の待合室にいる 神のように振る舞って 彼らと彼ら以外を裁け 忙しい大人たちと ひきこもりの…

  • 詩 まことにまことに田舎で

    久しぶりに詩を書きました。 まことにまことに田舎で 日本一偏差値の低い大学があって 世界はスマホからしか開かれなくて 年取った母のため息があって 寒くて 寂しくて 誰も本なんて読んでなくて アカデミズムに守られた詩人と スマホから流れる英語のうたと 苦しみしか与えない精神病院と みんな仕事が好きで働いていて それで心も身体も疲れていて 誰も楽してなくて 誰も楽しくなくて まことにまことに田舎で 日本一偏差値の低い大学があって 世界はスマホからしか開いてなくて 年取った母のため息があって 寒くて 寂しくて 映画館なんかなくて みんな食べて呑むしか興味がなくて 子ども達は田舎から出たくて 東京には…

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