長良川鵜飼の小話
今月の初旬に岐阜長良川で鵜飼を見たときにとも乗りと呼ばれる、舟尾で舟を操る人が教えてくださった話し。鵜呑みというたとえがあるほど鵜は魚を吞み込むのが得意ですが、その鵜でさえも呑み込みこむのに難儀する魚があります。とれはどんな魚かというと「うなぎ」です。つまりこういうことです。鵜も呑み込むのに難儀しはる、鵜もなんぎする、それで「うなぎ」と呼ばれるようになったそうです。鵜もなんぎする魚それが「うなぎ」ということでございます。また、鵜飼は鵜に呑み込んだ鮎を吐き出させることで成り立つ漁法です。しかし、その鵜も呑み込んだら絶対に吐き出さない魚があります。それは、鯉です。なぜなら「こいは、はかない」こういうことだそうでございます。なるほど、そういうことだったのか、知らなかった。それはともかく一日いちにち無事に過ごせま...長良川鵜飼の小話
2024/06/20 07:03