発迹顕本の考えかた
「発迹顕本(ほっしゃくけんぼん)」という言葉を、私は創価学会で若い時に良く言われていました。それは「この世界に生まれてきた目的を果たす」という意味合いの言葉でしたが、これは今でも使っているのでしょうか。教学的に言えば、以前の創価学会では日蓮正宗と同じだったので、日蓮が弘安二年に大御本尊を書き顕した事が、日蓮の発迹顕本と言っていましたが、何やら2014年11月の会則改正による教義改正では、熱原の法難を見て、幕府に対して農民信徒が反抗し、そこで弾圧を受けて幾人か亡くなった姿を通して「民衆仏法が確立した事を知った」という事に変化しています。そもそも鎌倉時代には「民衆」という概念はなく、あっても「民草」であり、その人々が社会の実権者として躍り出るなんて事はありません。この辺りは先日までやっていた大河ドラマの「鎌倉...発迹顕本の考えかた
2022/12/25 16:27