今日は、「ピアノやヴァイオリン(きっと他の学科でも)複数の先生に習うということ」について、私の思うことを書いて
ウィーンでピアノ弾きと教師をしています。 オーストリア移住、人生半分をとうに超えました。 娘はヴァイオリニストでウィーン国立音楽大学院とザハール・ブロン・アカデミーの学生です。オーストリア・ウィーンの日常をお伝えしています。
2022年12月31日大晦日のごあいさつ。沢山の感謝をこめて、みなさま、良い年をお迎えください
はやいもので残す所2022年も終盤に近づいてきています。今これを書いているのは午後なので日本はもう数時間で新年ですね。今年も多くの人に支えられ、とても素晴らしい1年でした。こんなブログを読んでくださる皆様にも心から感謝しています。今年、嬉し
2023年 来年からは「我慢すること」をちょっとだけでもやめると幸せな環境が入手できるおはなし
なにかちょっと「いやだな」と思う事が起きて、それに対して断ったり、怒ったりなどの反応がその場で出来なかった時、数日間、数週間、事によっては数年「あ〜、なんであの時、ああ言い返せなかったんだろう!」とか「なんで断れなかったんだろう」「私のバカ
2022年は人様からとてもお世話になりました。自分もそうありたい、と願い行動したいお話
お題の通りです。私もそうなのですが、特にうちのムスメとムスコは今年も特に、ひとさまのご紹介やお世話で助けられたことが多くありました。ムスメの方は特にスイスで友人となったご夫妻には大変お世話になっています。で、どうやってこのご恩をお返ししたら
2022年12月24日、オーストリアはウィーンからメリークリスマス ロイソンのパネトーネが美味しい〜!
といっても、私はキリスト教ではないので、私達家族にとっては平日です。なぜか毎年、子供達の好物の鴨ソテーを作っていただくのですが、なんか、まわりがそういう雰囲気なのでつられてやっている感じです。特にプレゼントとかもなしです。だって、私、キリス
オーストリア・ウィーンに移住して、医療システム 私の歯科医(恐怖)体験
写真はウィーンの老舗、デメル店。今はロックダウンで中で食べることはできないのですが、お持ち帰りはOKです。 オ
海外に例えばオーストリアに移住して、働こうと思ったら何が必要?まずは滞在許可があることが必須
さて、こちらに音楽留学して、ウィーンがとても気に入ったので、そのまま卒業してもここに滞在したい、という人は結構います。弦・管楽器などならオーケストラの入団試験を受ける、歌なら合唱団に入団する、ピアノであればどこかの伴奏(コレペティ)の試験を
マスタークラス、コンクール、移動の時の腕や手の故障に気をつけよう!というおはなし
*写真は夜のウィーンのムジークフェライン*これは以前、ザルツブルクから帰ってきたばかりの時に書いたものですが、あることがあったのでまたアップしています。内容は「ハードな移動」で気をつけなければいけない事です。ある事、とはマドリードからウィー
2022年12月のオーストリアと新型コロナウイルス状況 ロックダウン時と何が変わった?もうコロナを気にしないウィーン(欧州)
さて、新型コロナウイルスはどうなったのでしょう?今、書いている時点でのORFの報告をざっくり書くと、こんな感じ。健康・食品安全庁(AGES)によると、7日間の発症率、すなわち住民10万人当たりの過去7日間のコロナウイルスによる新規感染者数は
素敵な親子関係とピアノのレッスン。ヨーロッパの日常に普通に自然に存在するクラシック音楽
私はきちんとした良いピアノを持っている人にのみ、出張レッスンをするのですが、今日はあるウィーンの名家の青年のお宅のおはなしです。彼は典型的な、「良い学校に通い、成績も良く、ピアノも出来る」ウィーン大学に通う青年。その日は「新しい曲を選びたい
クラシックのピアノを学ぶにおいて、電子ピアノの絶対的な弱点とは ダイナミクスが実現できないということ
「ダイナミクス」と書きましたが、簡単に言えば「強弱」の事です。私のところには、そういう電子ピアノを持っている生徒さんがいないので、「ああ、そういえば」、と今さら驚いた事実です。そうなんです、安値の電子ピアノとは、押すと「ブー」っと音が出て、
本当に難しい「子供のヴァイオリン」のピアノ伴奏について(共演でなくサポート)
伴奏談義は多くの人の温かいご意見をいただいて、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。 今日は自分の失敗談
噂を信じるのはやめよう。起きること、特に自分に関わることは、きちんと自分で調べて確かめたほうがお得という話
はい、そのままズバリなんです。私は長年生きてきて「人の言うことを鵜呑みにしてはいけない」ということを何万回も経験しているつもりですが、ついこの前にやらかしました。ウィーン市にある申し込みをしなければならないのですが、そのウェブサイトには「期
ピアノ・ヴァイオリン 素質のある子、伸びそうな子、才能ってそんなに大切なの?
*今日のお写真はウィーン、ショッテントア近くにあるベートーヴェンのパルカルティ・ハウス*「ピアノ 素質のある子」とか「才能のある子」「伸びる子」「伸びない子」このキーワードはとても愛されていて、いつも検索対象になるそうです。どうしてか、とい
ピアノの生徒に限らず、人の名前を覚えるのはもちろん、名前を声に出して呼ぶことは思いのほか大切だということ
本題に入る前に、いわゆる大先生、巨匠、みたいな地位にいらっしゃる人達のレッスンを見てきて感じたことがあります。これは私だけが感じたことかもしれないので、あまり深く考えずに読み飛ばしていただければと思います。それは、特にロシア系・ユダヤ系(ど
ピアノの暗譜のコツ その(1)覚えにくい所は、歌って歌って歌いたおして覚えてみると良い件
すっかりクリスマス気分のウィーンからこんにちはです。さて、今日は暗譜について書いてみたいと思います。今までここなどに暗譜について書いてきました。そもそも暗譜に早道なんて存在せず、コツコツが命だというお話は書いたのですが、それでもポイントにな
楽器を習うにあたって「歌える」ことはとても大切であることと「音痴の治し方」について
意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ピアノでもヴァイオリンでもチェロでもなんでも、上達しようと思ったら「歌える」ということは必須条件になってきます。なにもオペラ歌手みたいに歌えなくても良いのです。ある程度正しい音程で、フレーズを
ヴァイオリン 音程を取る練習などを全然知らなかったりする件について
私がヴァイオリンのテクニックや練習方法を書くことを、うちのムスメは嫌がるし、私はヴァイオリニストでもなんでも無いので、本当に、ここに書くことは避けたいのですが、今日は特にネタがないので書くことにします。娘が、たまたま、どこからか来た、ヴァイ
親御さんいわく「めんどうくさい子」のピアノのレッスンにのぞむ。大切なのはリズムのあるレッスン
電話で息子さんのピアノのレッスンをお願いされた時、お母さんが「うちの子、ほんとうに面倒くさいんです。でもピアノは人生に必要なものだって私は思っているので、上手くいくことを心から願っているわ」とおっしゃったので、覚悟はしていました。誤解を恐れ
ピアノもヴァイオリンもスケールがめちゃめちゃ大切で、教え方によっては思ったよりずっと簡単、という件
私は生徒がいくつであろうと、初心者だろうと、かなり早い時点でスケールを教えます。 スケールとは音階、ドレミファ
オーストリア・ウィーンに移住して良かったこと 子供の教育に最高、などのお話
さて、私はオーストリアに来て人生の半分を軽く超えています。先日は「ウィーン人にとって不名誉な統計」をご紹介した
ピアノでもヴァイオリンでも 教師との相性、価値観の全く違う場合は合わない、という件
今日のお題はそのものずばり、どんなに世界的に有名な巨匠であろうが、どんなに才能のありそうである生徒でも、合わな
練習の仕方なんて、やって見せてもらわなければ簡単にわかる物ではない、教師が手取り足取りぐらい細かく教えてはじめてわかるし、そうしたら上達するという話
私の昔の教授のように「はい、次やってきてね〜」なんていうのはもってのほかでレッスン料泥棒だと思うのですが、対象が趣味の生徒であれ大人であれ子供であれ、専門希望であれ、基本的には皆おなじ、教師は生徒に「どうやって練習するのか」を正しく教えなけ
「ブログリーダー」を活用して、ピアノ佳奈ドットコム・ウィーンさんをフォローしませんか?
今日は、「ピアノやヴァイオリン(きっと他の学科でも)複数の先生に習うということ」について、私の思うことを書いて
ピアノ教師にとって「才能のある子」「素質のある子」「教えやすい子」
音楽(海外)留学をするのに、語学は必要でしょうか?はい、絶対に必要です。
久々のブログ スイスから「お月謝」「レッスン料」について
外国、オーストリアでもどこでも良いのですが「移住したいな」と思う人の心をよぎることのひとつに、この「差別に対す
私は留学斡旋業を営んでいるわけでは、全くないのですが、定期的に音楽留学のご相談のメッセージをいただきます。 で
日本でいう、音楽大学の附属中学校・高校というものはオーストリアに存在しません、という話
ウィーンにてアパートのトラブル 蟻の被害について
あまりにブログが放置プレイ(悲しいほど死語)になっているので、ちょっと書きます。 別にお気楽なご隠居生活を送っ
私は欧州に住んで35年くらいになるし、子供達もここで生まれて育っているので、日本の平和な裕福な家庭で育った音大
昨日は、「自分で自分にレッスンする」というトレーニングについて触れましたが、同様に大切なトレーニングはこの、お
留学などでどうしても耐えられえない人と一緒にいなければいけない状態になってしまった時の対処法
ピアノにハマる生徒さんたちと、教える事のありがたさについて
きらいな楽器はありますか?面白い生徒嬢からの質問で思い出したこと
マウント取りはくだらないよ、というお話
素人さんの発言は恐るべし、ホロヴィッツみたいに弾けない?
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法 「まずは、きちんとした指導者に習うこと」
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法 「他人を気にしないこと」
クラシック音楽を「素敵・好き」と思える気持ちを持っていることは、当たり前ではないということ
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法(多分どんな楽器でも同じ)続き「弾けるテンポ」
前に、語学がいかに必要か、ということを書きましたが、今日は久々に私のまったく語学のできなかった時を思い出したの
*写真はウィーン、ラッセルパークにあるブラームスの像*いつか書いたことがあると思いますが、こちらの学生は教授に対して質問をすることは普通だし、思ったことを伝えることも普通です。今日は、その、ちょっと行き過ぎた例をご紹介。某欧州の音楽大学で、
ムスメの幼少の頃のロシア人の先生が、「不思議なもので、1日に何時間練習しようとも、時間の経過というのが必要なん
本日は、「日頃きちんと練習をしているということは、無駄ではないんだ」ということを今更ながら感じたのでお話しします。今日、ある生徒さんがレッスンに来ました。彼女はイースター休みに家族でポルトガルで休暇を過ごしました。もちろんその2週間、ピアノ
写真はお題と全然関係のないもので、ザハール・ブロン・オーケストラのコンサートでスイスにいる娘から送られてきた写真。みんな可愛い〜、楽しそうです。ムスメは明日からはマスタークラスでソロのお勉強にドップリ浸かります。はい、本題。新しいもの好きの
これ、ヴァイオリンをやるお子さんをおもちの親御ならアルアルだと思うのですが、日本は違うでしょうか?うちのムスメもかなり最近までそうでした。そう、爪を噛むクセです。もしくは爪付近の皮をかじる、もしくは食べちゃう!!!タコか???!!!幼少期、
コロナ禍ではクラブハウスが最高に盛り上がり、クラブ「楽器を習う子の親の会」を開設し、多くの親御さんと楽しく盛り上がりました。日本以外にも欧州、アメリカ在住の親御さんが来てくださって、とても国際的。子供に楽器を習わせている数人の親御さんは、ご
私がピアノを本格的に大好きになったのは、やっぱりロマン派、ショパンなどの曲を習い始めてからです。「ああ、ずっと
ウィーンは欧州の大都市、パリやロンドンに比べれば安全な街と言って良いと思います。しかしながら、ここは日本ではありません。全然違います。昔と比べてネットなどで情報が簡単に手に入るようになりました。しかしながら、日本とこちらでは「危険」というこ
ウィーンは欧州の大都市、パリやロンドンに比べれば安全な街と言って良いと思います。しかしながら、ここは日本ではありません。全然違います。昔と比べてネットなどで情報が簡単に手に入るようになりました。しかしながら、日本とこちらでは「危険」というこ
なんか、スピリチュアルみたいな表題になってしまいましたが、私が50代を超えてできるようになってきたことのひとつが、これです。「物事に執着しない」例を挙げれば「このコンクールに通過しないのならもう、悲しくて数ヶ月も泣く」とか、「出来レースの試
素人の母親が、 「ピアノの理想の手の形は、いっつも手の中に卵が保たれている状態で、それが崩れたら絶対にダメ!」
さて、ウィーンもイースター休みに入りました。学校にもよりますが、みんな1週間から2週間くらいのバカンスです。殆どの私の生徒さんたちは外国に出かけるので、私もバカンス。と言っても、ムスメが先週から帰国しているので、楽しくワーワー・ギャーギャー
ピアノにしてもヴァイオリンにしても、スポーツ系の他の分野においても、その指導者の言葉はいつも魔法のように響きます。「素質があります」とか「才能があります」なんていわれた時には心の中にお花畑が咲き乱れ、乱舞したくなるものです。特に子供が反抗期
いつか、「複数の指導者に習うこと」について書いたと思いますが、今日は特化して「音楽大学の入学試験をひかえて」ということで書いてみたいと思います。もちろん私が住んでいるのは欧州なので、日本のことではありません。日本の現在の事情を知りませんが、
結論から言いますが、私に限っては「そんなにたくさん必要ない」です。 この歳まで、本当に大切な親友は2人くらい。
どこの国に行っても偏見というものはあるのだなあ、と思うのですが、今日はそのことについて書きます。まずは東洋人のママが「教育ママ」だという偏見。これはオーストリアに住む幾らかの日本人ママが経験しているかもしれません。例えば、自分のハーフの子供
よく人様の演奏を「ああ、ここがダメなんだよね」とか「ここがなってないんだよ」なんて批評するシロウトもしくはクロウトの人が居て、「じゃあ自分で弾いてみせてよ、ほれ!」と言いたくなることがありますが、そこからヒントを得た(?)上達方法です。シロ
私の時代(昭和)でも、そして多分今でも、日本で楽器を習ってクラシックの世界で専門を目指そう!(具体的には音楽大
しばしお受けする質問の中で、「新しい曲を始める前に、演奏家のCDやYouTubeを見る事はよくないことですか?」と聞かれます。お答えは、簡単で「それはあなたのレベルによって違います。」です。もうかなり弾ける、きちんと基礎のできたレベルであれ