今日は、「ピアノやヴァイオリン(きっと他の学科でも)複数の先生に習うということ」について、私の思うことを書いて
ウィーンでピアノ弾きと教師をしています。 オーストリア移住、人生半分をとうに超えました。 娘はヴァイオリニストでウィーン国立音楽大学院とザハール・ブロン・アカデミーの学生です。オーストリア・ウィーンの日常をお伝えしています。
ピアノでもヴァイオリンでも、レッスン中に「教えたい事」がきちんと生徒に「伝わっているか」問題
「うちの子は、何度先生に同じ事を言われても出来ないんです!」とか「100回言ってもやらないんです!」なんて親御さんの嘆きを色々なところで耳にします。若い頃は「ふーん」なんて感じで、指導される側(生徒)に問題があるんじゃないか、みたいに聞き流
オーストリアの物価上昇についてと、ピアノレッスン料の値上げ。ピアノのお月謝の値上げについて
さて、コロナであったり、大きな原因は戦争ですが、この影響で私たちの暮らしは厳しくなっています。私はオーストリアのウィーンに住んでいますが、数ヶ月前からのガス・電気代の値上がりはもう「エグい」という以外いいようがありません。うちの場合ですが去
ピアノやヴァイオリンの先生を止める時、他の先生に変わる等 色々なパターンについて
趣味で楽しくピアノを習っていて、先生との相性も良い、その場合は本当に半生習い続けるという例は珍しくありません。これは双方にとって本当に幸せなことかも、と思います。一方、趣味でも専門でも「あわないな」と思ったら勇気を出して止める事はとても大切
何歳になってもピアノ演奏が楽しめるために日々の健康を意識して暮らそう
昔は「身体は健康で当たり前」みたいに思って過ごしていたのですが、歳を重ねることに、そんな悠長なことは言っていられなくなってきました。わたしのバネ指談でも散々書きましたが、若くても無理は禁物なのです。重いものを持って走ったりとか、数時間にわた
モーツアルテウムのサマーアカデミー2022を振り返って コロナ対策や親御さんのようす
楽しいザルツブルクでのサマーアカデミーもあっという間に終わりウィーンに帰宅しました。2022年のウェブサイトはこちら。今回、コロナを乗り越え(?)久々に開催されたわけですが、振り返ってみたいと思います。来年はまたガラッと変わるような話も聞き
ピアノでもヴァイオリンでも、親のサポートとして考えること 何歳になったら親離れ?
*写真はザルツブルク。楽しかった滞在。また来年!!!*さて、昨日の続きです。ウィーンに向かう列車の中で書いているので、うまくまとまるか心配ですが。。。コレもよく耳にするお話です。「何歳までうちで一緒に練習を見るべきですか?」「レッスンに同行
ザルツブルク・サマーアカデミー2022年の様子と親のサポートはやはり大切だと考える事
さて、前回の続きです。久々に「本気組」のお母さんたちと再会してお話を聞く機会が毎日ありました。その人達のお子さん達(20代前半くらいの年齢ですが)はかなり優秀、多くの成功を収め、これで食べていけるなあ、という感じです。しかし「親のサポート」
ピアノでもヴァイオリンでも自分の直感を信じる大切さ 体験談 絶対に何か変だ、おかしい、とモヤモヤしたら決断しよう
もう随分前にもこの件について書いたことがあると思うのですが、いつも思うことなので、また書いてみます。 日々の楽
この週、ザルツブルクとウィーンを何回も往復しています。まあね、あるだろうと思っていながらも、トラブルあるある。一回はリンツ手前で急に停止。「少々お待ち下さい」が15分になり、30分、あげくの果てには「今はウィーンに運行するのは不可能です」な
久々のザルツブルク訪問とインターナショナル・サマーアカデミー・マスタークラスのようす
実に2年ぶり?3年ぶり?のザルツブルクを訪れています。コロナが始まり、それ以来、「今年は開催する」「ひょっとしたらダメかも」「やっぱり今年は開催できません」を繰り返し、やっと実現したインターナショナル・サマー・アカデミーです。サマーアカデミ
ピアノでもヴァイオリンでも「親のサポート」について 伸びる子の親 「本気組」の場合は?
*今日の写真は3年ぶりのザルツブルク、ミラベルガルテンをモーツァルテウム音大のテラスから写したものです。なんと2年ぶりのアカデミー、最高です*「伸びる子の親」については、今まで何度か書いてきたのですが、やや、「普通のお稽古におけるケース」を
ピアノでもそれ以外でも自分の子供を褒める、欧米と日本の違いについて感じること
この「自分の子供を褒める」ことについて、日本と外国ではかなり違う気がします。一般的に欧米で(ざっくり表現して申し訳ありませんが)親は自分の子供を、自然に、そしてとても褒めます。「褒める」という言葉を飛び越え「自慢」になることもありますが、日
伴奏ピアニスト コレペティトアKorrepetitor とはどんなお仕事?どうしたらなれる?
欧州の主要音楽大学の弦や管、声楽などのクラスには、「伴奏ピアニスト」の先生、がつきます。ピアノ伴奏(当然ですが、ソナタの時は伴奏と言いません)が必要な段階になったら、レッスンやレッスン以外でも合わせて指導してくださいます。このようなピアニス
オーストリアに移住して良かったこと ピアノより何よりも、忘れちゃいけない人間関係でのメリット
私がオーストリア、ウィーンに移住して良かった事、これらを優先順に並べてみると、* 欧州なので音楽関係の巨匠が身近に居る。ベストな指導力と環境がある。* 子供の教育面での素晴らしい環境(学費がかからないなど)なのですが、これらは以前にも書いて
私が感じる「音楽の都・ウィーン」小学校のお教室にオルガンはない
いつぞやは日本から見た「音楽の都ウィーン」と私の感じる実際のウィーンの違いを「ピアノのお稽古」を例に書いてみました。沢山のコメントや面白いご質問をお受けしました。ありがとうございます〜。やはり多くの方が「ウィーンでは各家庭にピアノがあって、
ピアノ教室やコンクールにおける子供の顔出し、肖像権等ウィーンでの子供の守られ方について
本日はネットでの個人情報についてちょっと書いてみます。以前流行ったクラブハウスで、この話題がよく持ち上がりました。日本では生徒さんの写真やビデオ、コンクールなどのYouTubeで本名、学校名などが出てしまうと「ストーカー被害」や、「他の親御
ピアノ 手のトラブルから(腱鞘炎・バネ指)バネ指手術後にこういうこともありえるというお話
今日の写真は、私の地元、緑の奥に見えるヴォティーフ教会です。さて、今日はとても興味深いYouTubeを見つけたので、みなさんにシェアしたいと思います。それはこちら。勝間和代さんといえば、経済評論家としてご存知の方も多いと思います。もちろんこ
本当にみんなが知りたい。ピアノの上手な子の親の特徴とは、と聞かれると?
本当にみんなが知りたい、ピアノの上手な子供の親御さんの特徴とは?どんな人達なのでしょう?ヴァイオリンに関しては、かなりの本気組をたくさん見てきたので、いつかはかなり面白いことがかけるかもしれません。ピアノに関しても似たようなものだと思います
留学・移住に向いている人はどんな人?良いことばかりではない海外滞在でもOKな人は?
簡単に留学だ移住だといっても、「どの国?」ということが大きなポイントを占めるので、まあ、オーストリアのウィーン、ということで考えてみましょう。「向いている」というよりも「多くの苦悩なしに住める人」と言った方が良いかもしれません。まず第一に思
オルフェウス・インターナショナル・ミュージックアカデミー2022年のご紹介
さて、今年もまたこの季節がやってきました。ウィーン国立音楽大学の名誉教授であるフリッシェンシュラーガー氏がプレジデントを務め開催される「オルフェウス・インターナショナル・ミュージックアカデミー」です。ウェブサイトはこちら。8月1日(昨日)は
オーストリア8月1日からのコロナ対策 陽性反応者の隔離義務の撤廃について思うこと
オーストリアにも「コロナ」が現れ、あっという間に2年半が経過しました。当初は「騒ぎ過ぎ、まあ、そんなに怖がるものじゃないわ」なんて思っていた人も多かったようですが、あれよあれよという間にロックダウンになり、全ての人の通常生活はあっという間に
「ブログリーダー」を活用して、ピアノ佳奈ドットコム・ウィーンさんをフォローしませんか?
今日は、「ピアノやヴァイオリン(きっと他の学科でも)複数の先生に習うということ」について、私の思うことを書いて
ピアノ教師にとって「才能のある子」「素質のある子」「教えやすい子」
音楽(海外)留学をするのに、語学は必要でしょうか?はい、絶対に必要です。
久々のブログ スイスから「お月謝」「レッスン料」について
外国、オーストリアでもどこでも良いのですが「移住したいな」と思う人の心をよぎることのひとつに、この「差別に対す
私は留学斡旋業を営んでいるわけでは、全くないのですが、定期的に音楽留学のご相談のメッセージをいただきます。 で
日本でいう、音楽大学の附属中学校・高校というものはオーストリアに存在しません、という話
ウィーンにてアパートのトラブル 蟻の被害について
あまりにブログが放置プレイ(悲しいほど死語)になっているので、ちょっと書きます。 別にお気楽なご隠居生活を送っ
私は欧州に住んで35年くらいになるし、子供達もここで生まれて育っているので、日本の平和な裕福な家庭で育った音大
昨日は、「自分で自分にレッスンする」というトレーニングについて触れましたが、同様に大切なトレーニングはこの、お
留学などでどうしても耐えられえない人と一緒にいなければいけない状態になってしまった時の対処法
ピアノにハマる生徒さんたちと、教える事のありがたさについて
きらいな楽器はありますか?面白い生徒嬢からの質問で思い出したこと
マウント取りはくだらないよ、というお話
素人さんの発言は恐るべし、ホロヴィッツみたいに弾けない?
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法 「まずは、きちんとした指導者に習うこと」
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法 「他人を気にしないこと」
クラシック音楽を「素敵・好き」と思える気持ちを持っていることは、当たり前ではないということ
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法(多分どんな楽器でも同じ)続き「弾けるテンポ」
前に、語学がいかに必要か、ということを書きましたが、今日は久々に私のまったく語学のできなかった時を思い出したの
*写真はウィーン、ラッセルパークにあるブラームスの像*いつか書いたことがあると思いますが、こちらの学生は教授に対して質問をすることは普通だし、思ったことを伝えることも普通です。今日は、その、ちょっと行き過ぎた例をご紹介。某欧州の音楽大学で、
ムスメの幼少の頃のロシア人の先生が、「不思議なもので、1日に何時間練習しようとも、時間の経過というのが必要なん
本日は、「日頃きちんと練習をしているということは、無駄ではないんだ」ということを今更ながら感じたのでお話しします。今日、ある生徒さんがレッスンに来ました。彼女はイースター休みに家族でポルトガルで休暇を過ごしました。もちろんその2週間、ピアノ
写真はお題と全然関係のないもので、ザハール・ブロン・オーケストラのコンサートでスイスにいる娘から送られてきた写真。みんな可愛い〜、楽しそうです。ムスメは明日からはマスタークラスでソロのお勉強にドップリ浸かります。はい、本題。新しいもの好きの
これ、ヴァイオリンをやるお子さんをおもちの親御ならアルアルだと思うのですが、日本は違うでしょうか?うちのムスメもかなり最近までそうでした。そう、爪を噛むクセです。もしくは爪付近の皮をかじる、もしくは食べちゃう!!!タコか???!!!幼少期、
コロナ禍ではクラブハウスが最高に盛り上がり、クラブ「楽器を習う子の親の会」を開設し、多くの親御さんと楽しく盛り上がりました。日本以外にも欧州、アメリカ在住の親御さんが来てくださって、とても国際的。子供に楽器を習わせている数人の親御さんは、ご
私がピアノを本格的に大好きになったのは、やっぱりロマン派、ショパンなどの曲を習い始めてからです。「ああ、ずっと
ウィーンは欧州の大都市、パリやロンドンに比べれば安全な街と言って良いと思います。しかしながら、ここは日本ではありません。全然違います。昔と比べてネットなどで情報が簡単に手に入るようになりました。しかしながら、日本とこちらでは「危険」というこ
ウィーンは欧州の大都市、パリやロンドンに比べれば安全な街と言って良いと思います。しかしながら、ここは日本ではありません。全然違います。昔と比べてネットなどで情報が簡単に手に入るようになりました。しかしながら、日本とこちらでは「危険」というこ
なんか、スピリチュアルみたいな表題になってしまいましたが、私が50代を超えてできるようになってきたことのひとつが、これです。「物事に執着しない」例を挙げれば「このコンクールに通過しないのならもう、悲しくて数ヶ月も泣く」とか、「出来レースの試
素人の母親が、 「ピアノの理想の手の形は、いっつも手の中に卵が保たれている状態で、それが崩れたら絶対にダメ!」
さて、ウィーンもイースター休みに入りました。学校にもよりますが、みんな1週間から2週間くらいのバカンスです。殆どの私の生徒さんたちは外国に出かけるので、私もバカンス。と言っても、ムスメが先週から帰国しているので、楽しくワーワー・ギャーギャー
ピアノにしてもヴァイオリンにしても、スポーツ系の他の分野においても、その指導者の言葉はいつも魔法のように響きます。「素質があります」とか「才能があります」なんていわれた時には心の中にお花畑が咲き乱れ、乱舞したくなるものです。特に子供が反抗期
いつか、「複数の指導者に習うこと」について書いたと思いますが、今日は特化して「音楽大学の入学試験をひかえて」ということで書いてみたいと思います。もちろん私が住んでいるのは欧州なので、日本のことではありません。日本の現在の事情を知りませんが、
結論から言いますが、私に限っては「そんなにたくさん必要ない」です。 この歳まで、本当に大切な親友は2人くらい。
どこの国に行っても偏見というものはあるのだなあ、と思うのですが、今日はそのことについて書きます。まずは東洋人のママが「教育ママ」だという偏見。これはオーストリアに住む幾らかの日本人ママが経験しているかもしれません。例えば、自分のハーフの子供
よく人様の演奏を「ああ、ここがダメなんだよね」とか「ここがなってないんだよ」なんて批評するシロウトもしくはクロウトの人が居て、「じゃあ自分で弾いてみせてよ、ほれ!」と言いたくなることがありますが、そこからヒントを得た(?)上達方法です。シロ
私の時代(昭和)でも、そして多分今でも、日本で楽器を習ってクラシックの世界で専門を目指そう!(具体的には音楽大
しばしお受けする質問の中で、「新しい曲を始める前に、演奏家のCDやYouTubeを見る事はよくないことですか?」と聞かれます。お答えは、簡単で「それはあなたのレベルによって違います。」です。もうかなり弾ける、きちんと基礎のできたレベルであれ