「密室」なんて甘美な香り。豊潤な甘い蜜。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。・・・もう一度言うぜ。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。反論を唱えるヤツもいるかも知れないがそんなの気にするな。なぜならばそいつはゾンビだからだ。“生き物” とは言えないし何よりも、あらかじめ分断されている。話を戻すが「密室」では秘密の会話が交わされるものなんだ。カポ・ブラザーズ のヒーロー談義を3時間に渡って聞かされ“キャ...
生粋の怠け者であるが故、大抵は退屈してます。 気まぐれに綴ってるブログなのでノンジャンルですが、 あえて括るなら“ガヤ”です。
キミはこの世界で、自由なんだよ生まれたばかりのキミはまだ幼すぎてこの世界の過ごし方がわからない臆病すぎて何処へ飛ぶこともできない幼いキミが受け入れるものの全てが正しいとは限らないキミを正しく導いてくれる誰かが必要かもよだけどキミにそのヒントが見えるとは限らないキミは成長していくにつれて世界がどんどん複雑になっていくように見える迷宮を彷徨ってるかのようにいくつもの選択肢が次々と現れては消えるそうじゃ...
今回は「Logical Q 解答編」です。出題はコチラ↓ LOGBOOK 21;...
[ 前回のあらすじ ]俺様、ウィリー・ヒポポタマスは相変わらず荒野を彷徨っている。現実世界ではモチロン、さらには心情的にも、だ。・・・こいつは、ダブルでキツい。・・・キツイけど、俺様、負けないもんね。LOGBOOK;[...
カポ・ブラザーズは裏社会では知る人ぞ知る存在だ。情報屋としての一面もさることながら人体ホルモン調整の分野において圧倒的な知識とコネクションを持ちそして何よりも、彼らにはタブーというものがない。・・・つまり、特定の層からの需要には事欠かない。にも拘わらず、彼らの顧客満足度が低い原因については彼ら独自の哲学的観点に依るものが大きな要因だと考えられている。アルフレド・カポ ( 兄 )「俺たちには今、アタマを...
俺は神よりも科学を信じるGUIDING STARFREAK SHOW邪悪な魂Co.LtdARMADILLO CREEKSNOOPY VS. THE RED BARON10月豊潤な月が昇ったら俺たちはその方向へ・・・星の海備えておこうぜここから先に時代は変わるぞ失われた子供たちは子守唄になるんだロジカルな猫を連れて俺たちはその方向へ( C'mon C'mon )「オマエにここのルールは理解できないよとてもとても複雑なルールなんだ」( C'mon C'mon )・・・WOW!空から何かが降ってきた!10...
ニンゲンっていうのはとかく変な生き物でだからこそ、この世界は退屈しないでいられる。・・・結局はね、それがキモなのよ。Fバルバッツァ前大統領は言った。「分断を望んだのは我々じゃないよ。」そう。それを望んだのはアタシ達ひとりひとり。自由な世界だもん。自由に選択すればいいよ。彼はこうも言った。「自由と責任はセットなんだよね。“自由は欲しい、でも責任だけは回避しよう”・・・そんなことできるわけないのにな。」...
「・・・なあ、あんたが “ザ・ウィード” かい?」キャロル・シティ。朝8時前。ロウファット “ザ・ウィード” パトリアルカは一人ホテルの部屋を出て向かいにあるダイナーに向かう。側近のヴォルヴォ13はまだ隣の部屋で眠っている。老人は早起きなんだ。早起きで、しかも大抵は退屈している。・・・“新世代” キャロル・アウトフィットとの戦争は文字通り、100 か 0 か。負ければ伝統ある “タコマ・パートナーズ” は消滅するだろう。...
ガンショットが轟きジョン・スミス(とやら)が運転するT-Birdの後輪が突然吹っ飛んだ。機嫌良くクルージングしていたマシンは突然コントロールを失いカン高い金属音とそして調子っぱずれのエンジンの虚しい咆哮と共に体勢を崩したまま路肩のほうへと押し出された。キャロル・シティの少し手前。すかさず ディアボロ・ロードキル が特製グレネードランチャーを放ち、T-Birdは爆発音を響かせ炎上した。ディアボロがバレットライフル...
Cantu Reality ~並走 Coyote Angel
クインターナから逃げ出したかったがオレ達はワナにハメられた。・・・なぜオレ達の事がヤツらに知られたのか、それはわからない。オレ達は黒いランドクルーザーで荒野を真っ直ぐに突き抜ける。ハイウェイ69。くわえ煙草でハンドルを握っているのは ジョン “運転屋” サイクルデリック。ラジオから流れるトム・ペティ。オレは助手席から窓の外を眺めていた。・・・さっき名前も知らない低木の陰でチラッと何かが動いたように見えた...
アタシはFバルバッツァ前大統領と舗道脇のベンチに座り、話をした。「・・・そうか。・・・なあ、天使君?君は全てのニンゲンが生まれながらにして平等だと思うかい?そう聞かされてきたかもしれない。だけどね、“平等” なんてただの言葉なんだよ。・・・“言葉” の概念については君は理解しているね?そういうことにしておけば都合がいい、って事さ。「まず、皆生まれ育つ環境が異なるしその中でも更に、ニンゲンとしての優劣が存...
「ブログリーダー」を活用して、kuroさんをフォローしませんか?
「密室」なんて甘美な香り。豊潤な甘い蜜。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。・・・もう一度言うぜ。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。反論を唱えるヤツもいるかも知れないがそんなの気にするな。なぜならばそいつはゾンビだからだ。“生き物” とは言えないし何よりも、あらかじめ分断されている。話を戻すが「密室」では秘密の会話が交わされるものなんだ。カポ・ブラザーズ のヒーロー談義を3時間に渡って聞かされ“キャ...
法を越えたことをするためにマスクが必要だった。神があのコを殺したんじゃないよ。運命があのコを殺したんじゃない。神はあのコの事なんて気にもしていない。この世界をつくったのは神ではなくニンゲンなんだ。[ Alice in Wonderland ~不思議の国のアリス ]Stacey-P Appears;ウワサのアイツ Pt.2 ~沈まねェから不沈艦...
「世界」なんてものはひとつであるべきだとずっと思っていたがそうは問屋が卸さない。「世界」はいくつもの村に分断されそれぞれの価値観で日々を過ごすことにしたらしい。・・・そうか。それならばその中でも一番好戦的で一番暴力的な欲にまみれた村が最後に生き残るのは当たり前だ。新しい上司はその村に就任すると自分が仕切ることを箇条書きで書き出した30ページの声明書を村人たちに突きつけた。村人たちは文句を言ったが上司...
むかしむかしの話。この世界は原始の、ナチュラルな生き物たちの世界だった。徘徊する恐竜たち。マンモスたち。キングコング。そこでは全てがシンプル。生きるためにはまず腹を満たさなくちゃ。・・・強いものから順番に取る。生死がかかってるんだ、遠慮なんかするもんか。何よりも大切に繋がれてきたイノチを、自分もまた引き継いでいかなくちゃいけない。それは、ひとつひとつのイノチに与えられた約束なんだ。パワーで劣るニン...
スーパーヒーロー・ユニオン “スウィート・ピー” 期待のルーキー、“可愛い愛獣” デス・ハムハムハム の元気がない。いつもならヒマワリのタネを口いっぱいに頬張りィからの爆発的にキュートな仕草で俺たちの荒んで泥だらけになったココロを爽やかにランドリーしてくれるのに。もう3日間も家にこもって姿を見せてくれない。回し車も寂しがってるぜ。・・・“毒リンゴ売り” CP.パーリーは心配で仕方ない。あまりにも心配なので親友の ...
新しい「居場所」を探さなくちゃせっかく居ついて今さらまた動くなんてちょっとメンドくさいな、なんて思いながら荷物をまとめ終えたボクの部屋を誰かがノックした妖精さんだ妖精さんは実在するんだよそれらはメッセンジャー真実の愛とよく似てるどう映るかは人それぞれだし存在を示す証拠なんてないキミにも教えてあげたいのは山々なんだけどとても言葉なんかでは言い表せない...
ずっと同じではいられないよ世界が変われば、価値観やモラルも変わるもともとポリシーがあったわけじゃないからね物事をややこしくするのがなんとなく流行っていただけさ経験はひとを強くすると言うがそれは100%気のせいだほら一言居士のオトナたちが支えを失い順番に死んでいく哀れですらないシンプルなんだぜなんでもありのサバイバルだぜ・・・なあ、スカイ?俺はこんな世界で溺れないようにがんばる[ the Power of the Dog ~...
目が覚めてから眠りについて24時間。いちどもマイナス感情が湧き上がらなければそれは HAPPY DAY!・・・今日は、うまくいかなかったぜ。知らんオバハンの不意の悪意に邪魔されたぜ。残念だぜ。シンプルでカンタンだろ?ココロを開いてナチュラルでいればいいだけやん。HAPPY DAY を難しいものにしちゃってんのはドコのドイツだ。残念だぜ。People! なに足引っ張りあっとんねん!...
昔ながらの手法でいこう。「思考力に制限をかける」教育の制限。情報の検閲。古代のローマでは権力者たちは民衆にはパンと娯楽のみを与え、遊びにだけ熱中させたらしいぜ。それが 「支配」 というものだ。そんなマヌケな醜癖を民衆どものDNAに刻ませることができたらなあ。そしたらどうなると思う?・・・YES!ホモ・サピエンス・サピエンスの亜種、“ゾンビ” の誕生だ。ゾンビどもは何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返す。隣...
愛人、ドナ・ラピッドキャットのアパートメントでメサイア・ヴォットー (OYPD特捜二課ボス) は思案を巡らせている。火のついたままの煙草の灰が落ち、高価そうに見えるが実はそれほど高価でない絨毯を少しだけ焦がす。「ちょっとォッ! ・・・気をつけてくれなァい?アタシ、火事では死にたくないの」ドナはそれに目ざとく気づき、鼻息を荒くする。「ああ、ああ。言いたいことはわかるよ。・・・死に方は重要な問題だもんな。」ここ...
サーカステントの真ん中で照明が小人を照らし出す。ジェシカ・ペレグリンのオルガンに合わせてMR.ヤンクトックが陽気なステップを踏む。それを見てる僕たちまで一緒に踊りたくなるようなステップ。欲張りバーソロミュウ、世界を食い尽くす欲張りバーソロミュウ、世界を食い尽くす弱いヤツなら切り捨てな足手まといになるからさ不幸なヤツも切り捨てなこっちまで気が滅入ってくるからさ楽しもうそれこそ最優先そしていつか自分の順...
ドンドゥルマ「僕は政治には興味がないんだよ。」テレグラム・サムハリー・ディーンアンダスタンポール・オニール(声を合わせて)「興味を持て!日々の糧だ!」[ the Other Guys ~アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! ] Montana Noisy Boys Appears;Bent Out of Shape and others....
“それはそれで、アリだな。”この世界で起きるどんな出来事についてもそれは言える。言うなればこの世界はそこまで偏ってないし、狭くもないからね。[ Whammy! / the B-52's ]Root DovesSneaker Appears;...
アタシたちの世代で変えられないのならこれから先もきっと変わらない- - - - - ちょっと色々と考える機会があっていつもより時間を使って考えてみたのよ。「何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返すのはそれがニンゲンの本質だからか?」とかね。“未来に希望を繋ぐ”・・・?そうね。若いコたちの中にはいいコも多いからね。でもダメなコも多いんじゃない?アタシたちの世代と全く同じように。だってアタシたちの世代が生み出し...
四畳半の和室。部屋の中央にちゃぶ台が1つ置かれている。窓の下を流れるドブ川の臭い。風が流れて変態探偵プリンプリンマンの鼻をつく。反射的に思わず眉をしかめる。“ヒトは生まれながらにして皆、平等で公平で同等に生きていく権利を持っているのか?”・・・バカな。何をふざけた事言っちゃってんのよォーう。アナタ、この世界でそんな生き物をひとつでも見た事あるゥ?“そう。生まれた時から優劣は決してる。優性HSS (Homo Sap...
街角に古びたGMCバンデューラが停まっている。極力目立たないように。ロスデヴィルスの市街地で。ウインドウは濃いスモークで外から車内を覗くことはできない。だから街を歩く誰一人気づいていないがヴァンの中からこっそりと双眼鏡で通りを監視している男がいる。ちょうど1年前、この国は深く、大きく傷ついた。ノースイースタン大地震 だ。・・・この国のみんなはやっと思い出した。今までなんの疑いもなく当たり前のように過ご...
突然の出来事すぎて僕は何も感じなかった。どうやって、何を感じたらいいのかわからなかった。ココロが麻痺してる。・・・だけど、こんなものなのかもしれない。彼女は空色の骨壺に入って僕のところに戻って来た。僕は彼女を受け取った。そのままクルマに戻り助手席にそっと彼女を置いた。・・・さて。彼女をどうしよう?「どうしたい?」空色の固く冷たく骨壺に手を置いてみた。僕の知ってた彼女らしさは全然感じられないし当然な...
トレイ・ドゥ副大統領 がTV向けの演説をしてる。聴衆とカメラとスポットライトを引き連れ祭壇の上。スピーチの合間から滲み出る純粋な悪意。彼はあまりにも純粋すぎるから、上っ面の世界だけで生きていく。民衆の、ゾンビどもの手本となるべき存在だ。継ぐべきものは何も持たない。あてがわれたセルの中で培養された自慢の価値観をどうぞ、分け与えてやってくれよ。トレイ・ドゥこそゾンビ高官の地位に相応しい。- - - - - テオ・...
大統領選が近づいている。民衆たちはもう何年も疲弊している。風向きはいいぞ。・・・が、まだ、もう少し足りない。あともう一息なんだよな。必要なのは、ちょっとしたキッカケ。「・・・で、オマエさん、ハラは決まったんかい?」ダニー237 が訊いてきた。考え事をしていたサルディーニャはそれを中断させたダニー237を咎めるかのようにチラッと見た。このバアさんの齢がいくつなのか誰も知らない。ウワサによれば、100年前でもう...
トレイ・ドゥにはトラウマがあった。高校1年のときに同じクラスのマドンナ、ウィノナちゃんに愛の告白をしてこっぴどく振られたのだ。ドゥ家は名門の一家。トレイのパパは弁護士、ママは一流ファッション誌の編集長。ジイサンは医者で市会議員、バアサンは看護婦長でPTA会長。マテリアル・ホームで生まれた時から周囲に甘やかされ情は知らずとも何不自由なく育ち全て思い通りになってきたトレイ。ウィノナちゃんに振られたショッ...
法を越えたことをするためにマスクが必要だった。神があのコを殺したんじゃないよ。運命があのコを殺したんじゃない。神はあのコの事なんて気にもしていない。この世界をつくったのは神ではなくニンゲンなんだ。[ Alice in Wonderland ~不思議の国のアリス ]Stacey-P Appears;ウワサのアイツ Pt.2 ~沈まねェから不沈艦...
「世界」なんてものはひとつであるべきだとずっと思っていたがそうは問屋が卸さない。「世界」はいくつもの村に分断されそれぞれの価値観で日々を過ごすことにしたらしい。・・・そうか。それならばその中でも一番好戦的で一番暴力的な欲にまみれた村が最後に生き残るのは当たり前だ。新しい上司はその村に就任すると自分が仕切ることを箇条書きで書き出した30ページの声明書を村人たちに突きつけた。村人たちは文句を言ったが上司...
むかしむかしの話。この世界は原始の、ナチュラルな生き物たちの世界だった。徘徊する恐竜たち。マンモスたち。キングコング。そこでは全てがシンプル。生きるためにはまず腹を満たさなくちゃ。・・・強いものから順番に取る。生死がかかってるんだ、遠慮なんかするもんか。何よりも大切に繋がれてきたイノチを、自分もまた引き継いでいかなくちゃいけない。それは、ひとつひとつのイノチに与えられた約束なんだ。パワーで劣るニン...
スーパーヒーロー・ユニオン “スウィート・ピー” 期待のルーキー、“可愛い愛獣” デス・ハムハムハム の元気がない。いつもならヒマワリのタネを口いっぱいに頬張りィからの爆発的にキュートな仕草で俺たちの荒んで泥だらけになったココロを爽やかにランドリーしてくれるのに。もう3日間も家にこもって姿を見せてくれない。回し車も寂しがってるぜ。・・・“毒リンゴ売り” CP.パーリーは心配で仕方ない。あまりにも心配なので親友の ...
新しい「居場所」を探さなくちゃせっかく居ついて今さらまた動くなんてちょっとメンドくさいな、なんて思いながら荷物をまとめ終えたボクの部屋を誰かがノックした妖精さんだ妖精さんは実在するんだよそれらはメッセンジャー真実の愛とよく似てるどう映るかは人それぞれだし存在を示す証拠なんてないキミにも教えてあげたいのは山々なんだけどとても言葉なんかでは言い表せない...
ずっと同じではいられないよ世界が変われば、価値観やモラルも変わるもともとポリシーがあったわけじゃないからね物事をややこしくするのがなんとなく流行っていただけさ経験はひとを強くすると言うがそれは100%気のせいだほら一言居士のオトナたちが支えを失い順番に死んでいく哀れですらないシンプルなんだぜなんでもありのサバイバルだぜ・・・なあ、スカイ?俺はこんな世界で溺れないようにがんばる[ the Power of the Dog ~...
目が覚めてから眠りについて24時間。いちどもマイナス感情が湧き上がらなければそれは HAPPY DAY!・・・今日は、うまくいかなかったぜ。知らんオバハンの不意の悪意に邪魔されたぜ。残念だぜ。シンプルでカンタンだろ?ココロを開いてナチュラルでいればいいだけやん。HAPPY DAY を難しいものにしちゃってんのはドコのドイツだ。残念だぜ。People! なに足引っ張りあっとんねん!...
昔ながらの手法でいこう。「思考力に制限をかける」教育の制限。情報の検閲。古代のローマでは権力者たちは民衆にはパンと娯楽のみを与え、遊びにだけ熱中させたらしいぜ。それが 「支配」 というものだ。そんなマヌケな醜癖を民衆どものDNAに刻ませることができたらなあ。そしたらどうなると思う?・・・YES!ホモ・サピエンス・サピエンスの亜種、“ゾンビ” の誕生だ。ゾンビどもは何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返す。隣...
愛人、ドナ・ラピッドキャットのアパートメントでメサイア・ヴォットー (OYPD特捜二課ボス) は思案を巡らせている。火のついたままの煙草の灰が落ち、高価そうに見えるが実はそれほど高価でない絨毯を少しだけ焦がす。「ちょっとォッ! ・・・気をつけてくれなァい?アタシ、火事では死にたくないの」ドナはそれに目ざとく気づき、鼻息を荒くする。「ああ、ああ。言いたいことはわかるよ。・・・死に方は重要な問題だもんな。」ここ...
サーカステントの真ん中で照明が小人を照らし出す。ジェシカ・ペレグリンのオルガンに合わせてMR.ヤンクトックが陽気なステップを踏む。それを見てる僕たちまで一緒に踊りたくなるようなステップ。欲張りバーソロミュウ、世界を食い尽くす欲張りバーソロミュウ、世界を食い尽くす弱いヤツなら切り捨てな足手まといになるからさ不幸なヤツも切り捨てなこっちまで気が滅入ってくるからさ楽しもうそれこそ最優先そしていつか自分の順...
ドンドゥルマ「僕は政治には興味がないんだよ。」テレグラム・サムハリー・ディーンアンダスタンポール・オニール(声を合わせて)「興味を持て!日々の糧だ!」[ the Other Guys ~アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! ] Montana Noisy Boys Appears;Bent Out of Shape and others....
“それはそれで、アリだな。”この世界で起きるどんな出来事についてもそれは言える。言うなればこの世界はそこまで偏ってないし、狭くもないからね。[ Whammy! / the B-52's ]Root DovesSneaker Appears;...
アタシたちの世代で変えられないのならこれから先もきっと変わらない- - - - - ちょっと色々と考える機会があっていつもより時間を使って考えてみたのよ。「何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返すのはそれがニンゲンの本質だからか?」とかね。“未来に希望を繋ぐ”・・・?そうね。若いコたちの中にはいいコも多いからね。でもダメなコも多いんじゃない?アタシたちの世代と全く同じように。だってアタシたちの世代が生み出し...
四畳半の和室。部屋の中央にちゃぶ台が1つ置かれている。窓の下を流れるドブ川の臭い。風が流れて変態探偵プリンプリンマンの鼻をつく。反射的に思わず眉をしかめる。“ヒトは生まれながらにして皆、平等で公平で同等に生きていく権利を持っているのか?”・・・バカな。何をふざけた事言っちゃってんのよォーう。アナタ、この世界でそんな生き物をひとつでも見た事あるゥ?“そう。生まれた時から優劣は決してる。優性HSS (Homo Sap...
街角に古びたGMCバンデューラが停まっている。極力目立たないように。ロスデヴィルスの市街地で。ウインドウは濃いスモークで外から車内を覗くことはできない。だから街を歩く誰一人気づいていないがヴァンの中からこっそりと双眼鏡で通りを監視している男がいる。ちょうど1年前、この国は深く、大きく傷ついた。ノースイースタン大地震 だ。・・・この国のみんなはやっと思い出した。今までなんの疑いもなく当たり前のように過ご...
突然の出来事すぎて僕は何も感じなかった。どうやって、何を感じたらいいのかわからなかった。ココロが麻痺してる。・・・だけど、こんなものなのかもしれない。彼女は空色の骨壺に入って僕のところに戻って来た。僕は彼女を受け取った。そのままクルマに戻り助手席にそっと彼女を置いた。・・・さて。彼女をどうしよう?「どうしたい?」空色の固く冷たく骨壺に手を置いてみた。僕の知ってた彼女らしさは全然感じられないし当然な...
トレイ・ドゥ副大統領 がTV向けの演説をしてる。聴衆とカメラとスポットライトを引き連れ祭壇の上。スピーチの合間から滲み出る純粋な悪意。彼はあまりにも純粋すぎるから、上っ面の世界だけで生きていく。民衆の、ゾンビどもの手本となるべき存在だ。継ぐべきものは何も持たない。あてがわれたセルの中で培養された自慢の価値観をどうぞ、分け与えてやってくれよ。トレイ・ドゥこそゾンビ高官の地位に相応しい。- - - - - テオ・...
大統領選が近づいている。民衆たちはもう何年も疲弊している。風向きはいいぞ。・・・が、まだ、もう少し足りない。あともう一息なんだよな。必要なのは、ちょっとしたキッカケ。「・・・で、オマエさん、ハラは決まったんかい?」ダニー237 が訊いてきた。考え事をしていたサルディーニャはそれを中断させたダニー237を咎めるかのようにチラッと見た。このバアさんの齢がいくつなのか誰も知らない。ウワサによれば、100年前でもう...
トレイ・ドゥにはトラウマがあった。高校1年のときに同じクラスのマドンナ、ウィノナちゃんに愛の告白をしてこっぴどく振られたのだ。ドゥ家は名門の一家。トレイのパパは弁護士、ママは一流ファッション誌の編集長。ジイサンは医者で市会議員、バアサンは看護婦長でPTA会長。マテリアル・ホームで生まれた時から周囲に甘やかされ情は知らずとも何不自由なく育ち全て思い通りになってきたトレイ。ウィノナちゃんに振られたショッ...
戦争で深く傷ついた僕の町にサーカス・トレインがやって来る!町のはずれの草っぱらに巨大なアミューズメントパークが出現。極彩色の手書きの看板は絵師のホーリィ・アンが描きだすキッチュな夢の世界。メインテントの仕上げにかかってるのは“エレファントマン” デラウェア・ポルノスター。Freak Show だ!Freak Show !!“剣女” ミス・グースフラバーの斬首ショウ。“踊る小人” MR.ヤンクトック。“太った人魚” フラー・フラー5世。“...