「密室」なんて甘美な香り。豊潤な甘い蜜。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。・・・もう一度言うぜ。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。反論を唱えるヤツもいるかも知れないがそんなの気にするな。なぜならばそいつはゾンビだからだ。“生き物” とは言えないし何よりも、あらかじめ分断されている。話を戻すが「密室」では秘密の会話が交わされるものなんだ。カポ・ブラザーズ のヒーロー談義を3時間に渡って聞かされ“キャ...
生粋の怠け者であるが故、大抵は退屈してます。 気まぐれに綴ってるブログなのでノンジャンルですが、 あえて括るなら“ガヤ”です。
Summer Smells, Summer Sounds, Summer Sights, Summer Lights
夏の風景汗と秘密の季節むせるような草の匂いもショウリョウバッタのあかちゃんも青いゴムホースのシャワーも冒険のブロック塀も盆踊り大会の胸の高鳴りもオッチャンも、オバチャンもジイさんバアさんも子どもたちの声も消えて早朝の川はうっすらと無機質な武装色夕暮れの蝉たちの鳴き声も変わってただ夏の光だけはたしか昔からこんな感じだったよなあ。それはもしかして僕が変わったのが原因なのかもしれないね。変わり続けてもう...
チキンのターちゃんイエロータイツ俺はウワサのワイヤリー筋金入りなのさァI'm OK! ...I'm OK ...I'm OK? ...I'm...O.K....「いいか?歴史上も含めて、だ、この世の中で “狂犬” と呼ばれた野郎は何人もいるだろうが全て忘れちまえ。・・・ここにいるコイツ、コイツはその狂犬度が違う。コイツこそ狂犬の中の狂犬、狂犬の王・・・いや、この世界で唯一 “真の狂犬” と呼ぶことができる存在と言うべきか。清々しいほどに知性ゼロ、嚙...
すでに廃墟になった街でかつての校舎の片隅に一本の大輪のヒマワリが。突然の、大胆な生命の主張に俺は衝撃を受けた。当たり前のことなんだがホモ・サピエンス・サピエンスの滅亡はヒマワリの明朗さに何の影も落とさない。悪意にまみれた言葉だとしても言葉は言葉だぜ。敬意を払ってもらおうか。ハナから誠意なんてものはさらさらないがそれでも言葉は言葉だぜ。さあ、敬意を払ってもらおうか。オマエらに強制されたからな。hypnot...
朝の4時頃、起こされる。顔を叩いてくるが、一応気は遣ってるらしい、ちゃんと爪は格納しててソフトタッチ。そんなココロづかいがキュート。少し我慢してもらってベッドの上でアタマが目覚めるのを待ってよき感じのところでよし、起きるかァなんて言いながら寝転がったまま全身伸びをするとそれが合図となって雷光のように先に階段を下りていく。興奮で巻き上がったファサファサのシッポとウサギみたいな足取りもキュート。で、あ...
「・・・で?ヤツがこの街に来る理由はなんなの?誰に雇われてる?」リズ・マイヤーズ署長は明らかにイラついている。OYPDがテメエの管轄内でケツを拭ききれなかったせいだ。よりによって!この私の管轄内に!ウンコをタレ流すなんて!・・・グライデッチの無能野郎が。デイドリーム・ビリーヴァー警視が答える。「それについては現在調査中ではあります。・・・が、あくまでも推測の範囲で私なりの意見を述べさせていただくとこの...
“オールドヨークの英雄” ジャック・リヴォルヴァー。 “オールドヨーク No.1ダンディー” ガントレット・ラックマン。そして“処刑人” トニー・ティ。オールドヨークで名を馳せた3人の腕利き達を軽々と始末し追いすがるオールドヨーク市警察 (OYPD)、さらにはフィリピン・マフィアの追跡をかわし 悠々と逃走を続けている謎の殺し屋 “スティング”。・・・街のウワサによればその姿は7フィート近い大男だという者がいる。睨まれただ...
バーレスク次席補佐官と何やら話をしていたボブD大統領が部屋に戻ってきた。その表情からは何の感情も読み取れない。そしてボブDとその愛犬マイキーは伝統ある高級ホテルのスウィートルーム、大理石の装飾の施されたバルコニーから 外の光景を眺めている。午後の2時、カンザスシティ。Fバルバッツァ前大統領 が自宅で死んでいるのが発見された。後頭部、至近距離から銃弾が撃ち込まれていたそうだ。射殺した犯人はおそらく身内の...
Flying Saucer Rock 'n Roll
「疑似パラレルワールド」。・・・今、自分が存在している次元がこの世界の全てではない。世界というものは無数の次元が干渉しあって成立しているがそのそれぞれの次元で生息する生き物たちは自分たちのいる次元こそが絶対唯一だと信じきっている。自分の接することができる範囲の出来事しか理解できないからだ。そういう風にできているのだ。それが、次元内で生かされている生物の限界点。(ただし大局的な見方ができたとしてその...
初夏のゴル=ドプール。陽光に映える景観。穏やかな気候と青く美しい海。リゾートに訪れる観光客。甘い香りを放つ見栄えよく、絵葉書のように切り取られた夕暮れのボードウォーク。夕暮れのベンチに腰かけてミゲル・フェルナンデスとダズ・コンポジットが話をしている。たいした話じゃないぜ。宇宙の話とかさ、そういう類の。ただの時間潰しさ。人間は自分が見たいものしか見ないし信じたいものしか信じない。・・・甘いな。救済な...
Blab with John Smith ( or like that )
カンザスシティに到着した殺し屋チップとデール。空港のロビーは人でいっぱい。・・・ジョン・スミスとやらに会え、と言われているがいったいそいつは何処にいるんだ。俺らが探さなくちゃいけないのか。仕方ない。探しましょう。ジョン・スミス(とやら)の特徴は聞いてるぜ。鼻を大ケガした男。・・・あ。いた。あれだ。( Signal Transduction )ジョン・スミス「・・・なあ、ところで、だ。アンタらには俺たちのやる事が奇異に映...
People see only what they want to see and believe only what they want to believe.Then what can I say?The chain will accelerate.I'm sure it's that kind of nature.The long and hot summer is still going on....
100年後地球上の人間は全て入れ替わって歴史の中で何度も繰り返し行われてきた出来事は姿形をちょっとだけ変えてまたも繰り返される悪漢がはびこって英雄がもてはやされて人は死に人は殺され全ての言葉は風に吹き飛ばされまた、人が生まれる歴史から何を学ぶって?戯れ言だぜ老人たちは相変わらず警告を続けているが若者たちは相変わらずそんなもの聞き入れる事はないし猫たちは相変わらずあくびしながら伸びをしてる地球は相変わ...
奇跡がこの世界に舞い降りてまたひとつ鮮やかなヒカリの軌跡がこの世界を彩るそれはホントに美しい光景なんだけどもう誰のココロも動かされることはないだろうそれが一番の問題なんだ...
「ブログリーダー」を活用して、kuroさんをフォローしませんか?
「密室」なんて甘美な香り。豊潤な甘い蜜。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。・・・もう一度言うぜ。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。反論を唱えるヤツもいるかも知れないがそんなの気にするな。なぜならばそいつはゾンビだからだ。“生き物” とは言えないし何よりも、あらかじめ分断されている。話を戻すが「密室」では秘密の会話が交わされるものなんだ。カポ・ブラザーズ のヒーロー談義を3時間に渡って聞かされ“キャ...
法を越えたことをするためにマスクが必要だった。神があのコを殺したんじゃないよ。運命があのコを殺したんじゃない。神はあのコの事なんて気にもしていない。この世界をつくったのは神ではなくニンゲンなんだ。[ Alice in Wonderland ~不思議の国のアリス ]Stacey-P Appears;ウワサのアイツ Pt.2 ~沈まねェから不沈艦...
「世界」なんてものはひとつであるべきだとずっと思っていたがそうは問屋が卸さない。「世界」はいくつもの村に分断されそれぞれの価値観で日々を過ごすことにしたらしい。・・・そうか。それならばその中でも一番好戦的で一番暴力的な欲にまみれた村が最後に生き残るのは当たり前だ。新しい上司はその村に就任すると自分が仕切ることを箇条書きで書き出した30ページの声明書を村人たちに突きつけた。村人たちは文句を言ったが上司...
むかしむかしの話。この世界は原始の、ナチュラルな生き物たちの世界だった。徘徊する恐竜たち。マンモスたち。キングコング。そこでは全てがシンプル。生きるためにはまず腹を満たさなくちゃ。・・・強いものから順番に取る。生死がかかってるんだ、遠慮なんかするもんか。何よりも大切に繋がれてきたイノチを、自分もまた引き継いでいかなくちゃいけない。それは、ひとつひとつのイノチに与えられた約束なんだ。パワーで劣るニン...
スーパーヒーロー・ユニオン “スウィート・ピー” 期待のルーキー、“可愛い愛獣” デス・ハムハムハム の元気がない。いつもならヒマワリのタネを口いっぱいに頬張りィからの爆発的にキュートな仕草で俺たちの荒んで泥だらけになったココロを爽やかにランドリーしてくれるのに。もう3日間も家にこもって姿を見せてくれない。回し車も寂しがってるぜ。・・・“毒リンゴ売り” CP.パーリーは心配で仕方ない。あまりにも心配なので親友の ...
新しい「居場所」を探さなくちゃせっかく居ついて今さらまた動くなんてちょっとメンドくさいな、なんて思いながら荷物をまとめ終えたボクの部屋を誰かがノックした妖精さんだ妖精さんは実在するんだよそれらはメッセンジャー真実の愛とよく似てるどう映るかは人それぞれだし存在を示す証拠なんてないキミにも教えてあげたいのは山々なんだけどとても言葉なんかでは言い表せない...
ずっと同じではいられないよ世界が変われば、価値観やモラルも変わるもともとポリシーがあったわけじゃないからね物事をややこしくするのがなんとなく流行っていただけさ経験はひとを強くすると言うがそれは100%気のせいだほら一言居士のオトナたちが支えを失い順番に死んでいく哀れですらないシンプルなんだぜなんでもありのサバイバルだぜ・・・なあ、スカイ?俺はこんな世界で溺れないようにがんばる[ the Power of the Dog ~...
目が覚めてから眠りについて24時間。いちどもマイナス感情が湧き上がらなければそれは HAPPY DAY!・・・今日は、うまくいかなかったぜ。知らんオバハンの不意の悪意に邪魔されたぜ。残念だぜ。シンプルでカンタンだろ?ココロを開いてナチュラルでいればいいだけやん。HAPPY DAY を難しいものにしちゃってんのはドコのドイツだ。残念だぜ。People! なに足引っ張りあっとんねん!...
昔ながらの手法でいこう。「思考力に制限をかける」教育の制限。情報の検閲。古代のローマでは権力者たちは民衆にはパンと娯楽のみを与え、遊びにだけ熱中させたらしいぜ。それが 「支配」 というものだ。そんなマヌケな醜癖を民衆どものDNAに刻ませることができたらなあ。そしたらどうなると思う?・・・YES!ホモ・サピエンス・サピエンスの亜種、“ゾンビ” の誕生だ。ゾンビどもは何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返す。隣...
愛人、ドナ・ラピッドキャットのアパートメントでメサイア・ヴォットー (OYPD特捜二課ボス) は思案を巡らせている。火のついたままの煙草の灰が落ち、高価そうに見えるが実はそれほど高価でない絨毯を少しだけ焦がす。「ちょっとォッ! ・・・気をつけてくれなァい?アタシ、火事では死にたくないの」ドナはそれに目ざとく気づき、鼻息を荒くする。「ああ、ああ。言いたいことはわかるよ。・・・死に方は重要な問題だもんな。」ここ...
サーカステントの真ん中で照明が小人を照らし出す。ジェシカ・ペレグリンのオルガンに合わせてMR.ヤンクトックが陽気なステップを踏む。それを見てる僕たちまで一緒に踊りたくなるようなステップ。欲張りバーソロミュウ、世界を食い尽くす欲張りバーソロミュウ、世界を食い尽くす弱いヤツなら切り捨てな足手まといになるからさ不幸なヤツも切り捨てなこっちまで気が滅入ってくるからさ楽しもうそれこそ最優先そしていつか自分の順...
ドンドゥルマ「僕は政治には興味がないんだよ。」テレグラム・サムハリー・ディーンアンダスタンポール・オニール(声を合わせて)「興味を持て!日々の糧だ!」[ the Other Guys ~アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! ] Montana Noisy Boys Appears;Bent Out of Shape and others....
“それはそれで、アリだな。”この世界で起きるどんな出来事についてもそれは言える。言うなればこの世界はそこまで偏ってないし、狭くもないからね。[ Whammy! / the B-52's ]Root DovesSneaker Appears;...
アタシたちの世代で変えられないのならこれから先もきっと変わらない- - - - - ちょっと色々と考える機会があっていつもより時間を使って考えてみたのよ。「何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返すのはそれがニンゲンの本質だからか?」とかね。“未来に希望を繋ぐ”・・・?そうね。若いコたちの中にはいいコも多いからね。でもダメなコも多いんじゃない?アタシたちの世代と全く同じように。だってアタシたちの世代が生み出し...
四畳半の和室。部屋の中央にちゃぶ台が1つ置かれている。窓の下を流れるドブ川の臭い。風が流れて変態探偵プリンプリンマンの鼻をつく。反射的に思わず眉をしかめる。“ヒトは生まれながらにして皆、平等で公平で同等に生きていく権利を持っているのか?”・・・バカな。何をふざけた事言っちゃってんのよォーう。アナタ、この世界でそんな生き物をひとつでも見た事あるゥ?“そう。生まれた時から優劣は決してる。優性HSS (Homo Sap...
街角に古びたGMCバンデューラが停まっている。極力目立たないように。ロスデヴィルスの市街地で。ウインドウは濃いスモークで外から車内を覗くことはできない。だから街を歩く誰一人気づいていないがヴァンの中からこっそりと双眼鏡で通りを監視している男がいる。ちょうど1年前、この国は深く、大きく傷ついた。ノースイースタン大地震 だ。・・・この国のみんなはやっと思い出した。今までなんの疑いもなく当たり前のように過ご...
突然の出来事すぎて僕は何も感じなかった。どうやって、何を感じたらいいのかわからなかった。ココロが麻痺してる。・・・だけど、こんなものなのかもしれない。彼女は空色の骨壺に入って僕のところに戻って来た。僕は彼女を受け取った。そのままクルマに戻り助手席にそっと彼女を置いた。・・・さて。彼女をどうしよう?「どうしたい?」空色の固く冷たく骨壺に手を置いてみた。僕の知ってた彼女らしさは全然感じられないし当然な...
トレイ・ドゥ副大統領 がTV向けの演説をしてる。聴衆とカメラとスポットライトを引き連れ祭壇の上。スピーチの合間から滲み出る純粋な悪意。彼はあまりにも純粋すぎるから、上っ面の世界だけで生きていく。民衆の、ゾンビどもの手本となるべき存在だ。継ぐべきものは何も持たない。あてがわれたセルの中で培養された自慢の価値観をどうぞ、分け与えてやってくれよ。トレイ・ドゥこそゾンビ高官の地位に相応しい。- - - - - テオ・...
大統領選が近づいている。民衆たちはもう何年も疲弊している。風向きはいいぞ。・・・が、まだ、もう少し足りない。あともう一息なんだよな。必要なのは、ちょっとしたキッカケ。「・・・で、オマエさん、ハラは決まったんかい?」ダニー237 が訊いてきた。考え事をしていたサルディーニャはそれを中断させたダニー237を咎めるかのようにチラッと見た。このバアさんの齢がいくつなのか誰も知らない。ウワサによれば、100年前でもう...
トレイ・ドゥにはトラウマがあった。高校1年のときに同じクラスのマドンナ、ウィノナちゃんに愛の告白をしてこっぴどく振られたのだ。ドゥ家は名門の一家。トレイのパパは弁護士、ママは一流ファッション誌の編集長。ジイサンは医者で市会議員、バアサンは看護婦長でPTA会長。マテリアル・ホームで生まれた時から周囲に甘やかされ情は知らずとも何不自由なく育ち全て思い通りになってきたトレイ。ウィノナちゃんに振られたショッ...
「密室」なんて甘美な香り。豊潤な甘い蜜。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。・・・もう一度言うぜ。甘い蜜を嫌いな生き物など存在しない。反論を唱えるヤツもいるかも知れないがそんなの気にするな。なぜならばそいつはゾンビだからだ。“生き物” とは言えないし何よりも、あらかじめ分断されている。話を戻すが「密室」では秘密の会話が交わされるものなんだ。カポ・ブラザーズ のヒーロー談義を3時間に渡って聞かされ“キャ...
法を越えたことをするためにマスクが必要だった。神があのコを殺したんじゃないよ。運命があのコを殺したんじゃない。神はあのコの事なんて気にもしていない。この世界をつくったのは神ではなくニンゲンなんだ。[ Alice in Wonderland ~不思議の国のアリス ]Stacey-P Appears;ウワサのアイツ Pt.2 ~沈まねェから不沈艦...
「世界」なんてものはひとつであるべきだとずっと思っていたがそうは問屋が卸さない。「世界」はいくつもの村に分断されそれぞれの価値観で日々を過ごすことにしたらしい。・・・そうか。それならばその中でも一番好戦的で一番暴力的な欲にまみれた村が最後に生き残るのは当たり前だ。新しい上司はその村に就任すると自分が仕切ることを箇条書きで書き出した30ページの声明書を村人たちに突きつけた。村人たちは文句を言ったが上司...
むかしむかしの話。この世界は原始の、ナチュラルな生き物たちの世界だった。徘徊する恐竜たち。マンモスたち。キングコング。そこでは全てがシンプル。生きるためにはまず腹を満たさなくちゃ。・・・強いものから順番に取る。生死がかかってるんだ、遠慮なんかするもんか。何よりも大切に繋がれてきたイノチを、自分もまた引き継いでいかなくちゃいけない。それは、ひとつひとつのイノチに与えられた約束なんだ。パワーで劣るニン...
スーパーヒーロー・ユニオン “スウィート・ピー” 期待のルーキー、“可愛い愛獣” デス・ハムハムハム の元気がない。いつもならヒマワリのタネを口いっぱいに頬張りィからの爆発的にキュートな仕草で俺たちの荒んで泥だらけになったココロを爽やかにランドリーしてくれるのに。もう3日間も家にこもって姿を見せてくれない。回し車も寂しがってるぜ。・・・“毒リンゴ売り” CP.パーリーは心配で仕方ない。あまりにも心配なので親友の ...
新しい「居場所」を探さなくちゃせっかく居ついて今さらまた動くなんてちょっとメンドくさいな、なんて思いながら荷物をまとめ終えたボクの部屋を誰かがノックした妖精さんだ妖精さんは実在するんだよそれらはメッセンジャー真実の愛とよく似てるどう映るかは人それぞれだし存在を示す証拠なんてないキミにも教えてあげたいのは山々なんだけどとても言葉なんかでは言い表せない...
ずっと同じではいられないよ世界が変われば、価値観やモラルも変わるもともとポリシーがあったわけじゃないからね物事をややこしくするのがなんとなく流行っていただけさ経験はひとを強くすると言うがそれは100%気のせいだほら一言居士のオトナたちが支えを失い順番に死んでいく哀れですらないシンプルなんだぜなんでもありのサバイバルだぜ・・・なあ、スカイ?俺はこんな世界で溺れないようにがんばる[ the Power of the Dog ~...
目が覚めてから眠りについて24時間。いちどもマイナス感情が湧き上がらなければそれは HAPPY DAY!・・・今日は、うまくいかなかったぜ。知らんオバハンの不意の悪意に邪魔されたぜ。残念だぜ。シンプルでカンタンだろ?ココロを開いてナチュラルでいればいいだけやん。HAPPY DAY を難しいものにしちゃってんのはドコのドイツだ。残念だぜ。People! なに足引っ張りあっとんねん!...
昔ながらの手法でいこう。「思考力に制限をかける」教育の制限。情報の検閲。古代のローマでは権力者たちは民衆にはパンと娯楽のみを与え、遊びにだけ熱中させたらしいぜ。それが 「支配」 というものだ。そんなマヌケな醜癖を民衆どものDNAに刻ませることができたらなあ。そしたらどうなると思う?・・・YES!ホモ・サピエンス・サピエンスの亜種、“ゾンビ” の誕生だ。ゾンビどもは何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返す。隣...
愛人、ドナ・ラピッドキャットのアパートメントでメサイア・ヴォットー (OYPD特捜二課ボス) は思案を巡らせている。火のついたままの煙草の灰が落ち、高価そうに見えるが実はそれほど高価でない絨毯を少しだけ焦がす。「ちょっとォッ! ・・・気をつけてくれなァい?アタシ、火事では死にたくないの」ドナはそれに目ざとく気づき、鼻息を荒くする。「ああ、ああ。言いたいことはわかるよ。・・・死に方は重要な問題だもんな。」ここ...
サーカステントの真ん中で照明が小人を照らし出す。ジェシカ・ペレグリンのオルガンに合わせてMR.ヤンクトックが陽気なステップを踏む。それを見てる僕たちまで一緒に踊りたくなるようなステップ。欲張りバーソロミュウ、世界を食い尽くす欲張りバーソロミュウ、世界を食い尽くす弱いヤツなら切り捨てな足手まといになるからさ不幸なヤツも切り捨てなこっちまで気が滅入ってくるからさ楽しもうそれこそ最優先そしていつか自分の順...
ドンドゥルマ「僕は政治には興味がないんだよ。」テレグラム・サムハリー・ディーンアンダスタンポール・オニール(声を合わせて)「興味を持て!日々の糧だ!」[ the Other Guys ~アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! ] Montana Noisy Boys Appears;Bent Out of Shape and others....
“それはそれで、アリだな。”この世界で起きるどんな出来事についてもそれは言える。言うなればこの世界はそこまで偏ってないし、狭くもないからね。[ Whammy! / the B-52's ]Root DovesSneaker Appears;...
アタシたちの世代で変えられないのならこれから先もきっと変わらない- - - - - ちょっと色々と考える機会があっていつもより時間を使って考えてみたのよ。「何度も何度も何度も何度も同じことを繰り返すのはそれがニンゲンの本質だからか?」とかね。“未来に希望を繋ぐ”・・・?そうね。若いコたちの中にはいいコも多いからね。でもダメなコも多いんじゃない?アタシたちの世代と全く同じように。だってアタシたちの世代が生み出し...
四畳半の和室。部屋の中央にちゃぶ台が1つ置かれている。窓の下を流れるドブ川の臭い。風が流れて変態探偵プリンプリンマンの鼻をつく。反射的に思わず眉をしかめる。“ヒトは生まれながらにして皆、平等で公平で同等に生きていく権利を持っているのか?”・・・バカな。何をふざけた事言っちゃってんのよォーう。アナタ、この世界でそんな生き物をひとつでも見た事あるゥ?“そう。生まれた時から優劣は決してる。優性HSS (Homo Sap...
街角に古びたGMCバンデューラが停まっている。極力目立たないように。ロスデヴィルスの市街地で。ウインドウは濃いスモークで外から車内を覗くことはできない。だから街を歩く誰一人気づいていないがヴァンの中からこっそりと双眼鏡で通りを監視している男がいる。ちょうど1年前、この国は深く、大きく傷ついた。ノースイースタン大地震 だ。・・・この国のみんなはやっと思い出した。今までなんの疑いもなく当たり前のように過ご...
突然の出来事すぎて僕は何も感じなかった。どうやって、何を感じたらいいのかわからなかった。ココロが麻痺してる。・・・だけど、こんなものなのかもしれない。彼女は空色の骨壺に入って僕のところに戻って来た。僕は彼女を受け取った。そのままクルマに戻り助手席にそっと彼女を置いた。・・・さて。彼女をどうしよう?「どうしたい?」空色の固く冷たく骨壺に手を置いてみた。僕の知ってた彼女らしさは全然感じられないし当然な...
トレイ・ドゥ副大統領 がTV向けの演説をしてる。聴衆とカメラとスポットライトを引き連れ祭壇の上。スピーチの合間から滲み出る純粋な悪意。彼はあまりにも純粋すぎるから、上っ面の世界だけで生きていく。民衆の、ゾンビどもの手本となるべき存在だ。継ぐべきものは何も持たない。あてがわれたセルの中で培養された自慢の価値観をどうぞ、分け与えてやってくれよ。トレイ・ドゥこそゾンビ高官の地位に相応しい。- - - - - テオ・...
大統領選が近づいている。民衆たちはもう何年も疲弊している。風向きはいいぞ。・・・が、まだ、もう少し足りない。あともう一息なんだよな。必要なのは、ちょっとしたキッカケ。「・・・で、オマエさん、ハラは決まったんかい?」ダニー237 が訊いてきた。考え事をしていたサルディーニャはそれを中断させたダニー237を咎めるかのようにチラッと見た。このバアさんの齢がいくつなのか誰も知らない。ウワサによれば、100年前でもう...
トレイ・ドゥにはトラウマがあった。高校1年のときに同じクラスのマドンナ、ウィノナちゃんに愛の告白をしてこっぴどく振られたのだ。ドゥ家は名門の一家。トレイのパパは弁護士、ママは一流ファッション誌の編集長。ジイサンは医者で市会議員、バアサンは看護婦長でPTA会長。マテリアル・ホームで生まれた時から周囲に甘やかされ情は知らずとも何不自由なく育ち全て思い通りになってきたトレイ。ウィノナちゃんに振られたショッ...