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思わず読みたくなるような読書レビューを心がけてはいますが、実際は自分の感性のおもむくままのワガママレビュー、よかったら読んでくださればと思います。

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2019/10/22

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  • 『これでおしまい』篠田桃紅 講談社 〈終活つれづれ〉

    潮時は今かもしれぬ八月の西空に浮く白き昼月今年3月、107歳で生をまっとうされた世界的美術家・篠田桃紅氏が最後に遺された「人生のことば」「歳を取るというのは、悲しむだけのものでもない歳を取ってはじめて得られる喜びがある」戦後、ニューヨークに単身で渡り国際的な

  • 『山行記』南木佳士 文春文庫 〈大山縦走の思い出〉

    本日アップする作品を読んでいたら懐かしさが蘇ってきた。鳥取県の大山での山歩き。学生時代、所属していたESS同好会にはなぜか山男たちがたむろしていてアクティビティがないときはよく山に登っていた。近場だった大山(だいせんと読みます)には大学の山小屋もあって夏も冬も

  • 『大博打』黒川博行 新潮文庫 〈近藤誠氏ご逝去〉

    眠られぬ夜のお供はカミツレ茶 友の手摘みのほんのり甘しゆふべには花びら閉ぢるカモミールおやすみわたしも今日を閉ぢやう1996年『患者よ、がんと闘うな』で医学界に賛否両論を巻き起こした近藤誠氏が亡くなられた。虚血性心不全だったという。当時慶應大学医学部の講師で放

  • 『犬がいた季節』伊吹有喜 双葉社〈孫アスカのこと〉

    お盆に来る予定だった長男一家。取りやめになった。早々に往復チケットも買ってスタンバイしていたけれど、増える一方の罹患者の数を見て直前でキャンセルした。コロナ禍のためもう随分会ってない。こうしてどんどん歳月が過ぎていくことに残された未来が少ない私は不安を感

  • 『黙約のメス』本城雅人 新潮社 〈Tちゃんの思い出〉

    小学生の頃の友だちの思い出。  繁華街の小学校だったので、級友にはお店を経営している家の子が多かった。 洋服店、楽器店、中華飯店、喫茶店、薬局など。 鶏肉店のTちゃんとは特に仲良しだった。幼い頃のビタミンD欠乏が原因だといわれていたくる病だったTちゃん。今こ

  • 『ブルース Red』桜木紫乃 文藝春秋 〈冷凍庫の故障〉

    思慕のこころ断ち切るやうに捩花を手折りしひとあり夏の川土手突然冷凍庫が壊れた。製氷室の氷が溶けて水が溢れているのに気づいたのが始まり。冷凍していた魚や肉なども柔らかくなっていた。さあ、そこから右往左往。この夏場、冷蔵庫は命綱だもの。保証書出して店舗に電話

  • 『星守る犬』原田マハ 双葉文庫 〈娘とモモ〉

    娘が東京から近くに移住して5ヶ月。30年近くを都会にいたのに特に恋しがる様子もなく、地域に馴染もうとしていて頼もしい。モモを連れて朝晩散歩しているとたくさんの犬友とも顔見知りになって私たちより周辺に詳しい。高校3年間を当地で過ごして生涯の友人たちに恵まれてい

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