このブログは高齢者本人やお世話をする人を対象にしています。特に、薬の飲み方や薬の効能、余っているなどの悩みを持つ人に読んでもらいたいです。
消費者である患者から診て、医師に対して期待される行動が一般のビジネスパーソンとちがうのは明らかである。自動車の修理は比較的医療に似ている。確かに知識のない消費者は自動車がどのように修理されたのかはまったくわからない。社会における「役割」を重視した社会学者タルコット・パーソンズは、...
じっとしているときの拍動(心拍数)は一分間に70回くらいで、その一回の拍動で送り出される血液(一回拍出量)は70mlぐらい。一分間に心臓から送り出される血液(心拍出量)は70×70=4000ml、5L近くになります。おとなの血液の量はほぼ5Lなので、一分間にほとんどすべての血液が...
骨粗鬆症を原因とする高齢者の骨折は、長期臥床、いわゆる寝たきりを招くことから、骨を強くするためにカルシウムを十分に摂取すべきと考えられています。しかし、骨粗鬆症の原因はカルシウム不足だけではありません。じつは、骨粗鬆症は遺伝的素因が大きく、カルシウムとビタミンDの作用、女性ホルモ...
日本の医療費支出は多すぎるか? これを判断するときに参考となるのは国際比較だろう。OECD(経済協力開発機構)の推計によると16年の日本の医療費は対GDP(国内総生産)比で10.9%。OECD35カ国平均の9%より高い水準だ。ただ、日本の高齢化は突出している。医療費が多くかか...
抗菌石鹸の是非 抗菌石鹸は使わない方がよいかもね。知りたい方は見出しをクリックしてください。
国民皆保険制度は、経済的格差に関係なく医療サービスを享受できるほかにら患者側が自由に医療機関を選択できることもメリットです。たとえば、あの診療所の医師は言葉遣いが悪いから、少し遠くても親切な医師がいる所へ行こうと思えば、できるでしょう。このようなシステムを「患者によるフリーアクセ...
高齢社会先進国である日本をはじめとして、高齢者の人口は世界的に見ても急速に増えています。そこで、「80歳以上の高血圧の患者に対しても降圧薬を使った治療をすべきなのかどうか」という疑問に答えるような研究成果が待ち望まれていました。そこで行われたのが、80歳以上の方のみを対象に、高圧...
現状では地方や診療科によっては「医師不足」が深刻なのは確かだが、 一方で厚生労働省は「将来的に医師は余る」と予測している。18年4月の厚労省「医療従事者の需給に関する検討会」で示された推計によると、医学部の定員を据え置き、労働時間を週60時間程度に制限するなどの仮定を置くと、医...
薬剤は本来、人体にとっては異物であり、 自然の機能に外的影響を与えるものです。それは、外傷や感染による機能不全を改善する一方で、ときには悪影響をもたらすこともありうるということです。この治療効果として認められる部分を薬の主作用と呼び、毒の部分を副作用と呼びます。つまり、 ...
高齢化に伴う疾病の増加は、 様々な問題を抱えています。中でも多剤服用と高齢化に伴う身体機能の衰えなどが絡んで、服薬状況が悪くなるケースが多くなります。薬局では90%以上が「残薬を有する患者がいる」と答え、患者自身では56%が「薬が余ったことがある」と答えています(いずれも2...
省令では、 一日に処方箋40枚に1人の薬剤師を確保していることを許可要件の1つに挙げています。ただ、40枚という数字に明確な根拠があるわけではありません。処方箋受付後、処方箋監査、薬歴・お薬手帳との照合、患者インタビュー、服薬指導を経て、問題がなければ調剤、調剤薬監査、医薬...
病気の発生には遺伝的素因と環境要因がさまざまな割合で関係するします。図の左上に近いほど遺伝的素因の影響が強く、逆に右下に近づくにつれて環境要因の影響が強まります。このなかで遺伝的素因が大きな原因となって発生するのが遺伝子病、環境要因の影響が大きいのが骨折などのケガです。遺伝子病...
現在、日本全国の薬局数は約5万8000店。 病院などとは異なり薬局の開設許可には需給面からの規制がなく、右肩上がりに増加している。同じく伸長しているコンビニの店舗数(5.4万店)より多く、ガソリンスタンド(3.2万店)や郵便局(2.4万店)といった社会インフラをはるかに凌駕し...
良い医療を提供する良い医師は、 質によって評価されるのでしょうか。医療費という側面からみると、良い医師も悪い医師も、医療費によって区別されることはありません。 ************** 日本の場合には医療の値段が公定価格であるために、よいものが高いという...
心原性脳塞栓症は、 簡単に「脳塞栓」と呼ばれることもあります。この病気もアテローム性脳梗塞とおなじく、太い脳の血管を詰まらせるものです。ただし、血栓がつくられる場所が脳ではなく、心臓であるという点が大きな特徴です。つまり、心臓で血栓がつくられ、その血栓が脳で詰まるのが、心源...
このブログは高齢者本人やお世話をする人を対象にしています。 特に、薬の飲み方や薬の効能、余っているなどの悩みを持つ人に読んでもらいたいです。
錠剤(薬)はこうやってパッキングされているのです。 大きな製造装置ですね。
残薬を防止する方法として薬の一包化があります。一包化する機械は映像通りです。ちょっと手作業に手間がかかってしまう様子です。患者が多く来たら、ちょっと対応しきれないと思いました。
アテローム血栓性脳梗塞とは、 わりと大きな血栓が脳の血管でできて、それが太い血管を詰まらせるというものです。アテロームというのは、血管の壁にできるじゅくじゅくとしたお粥のような物体です。高血圧などから動脈硬化が起きると、そこに脂肪のかたまりが付いてアテロームがつくられていきま...
基本的に内科的治療を行います。 主な治療には、血液の固まりができるのを抑える薬(抗血栓薬)、脳細胞を保護する薬(脳保護薬)などが使われ、抗血栓薬には点滴薬と飲み薬があります。発症して4~5時間以内、かつ脳がまだ壊死していない場合は、「t-PA」という血栓を溶かす薬(血栓溶解剤...
ラクナ梗塞(脳梗塞)から認知症へ 脳には大小の血管が枝分かれしています。枝分からした細い血管は、脳のすみずみまで走っています。この細い血管を小さな血栓が塞ぐものがラクナ梗塞です。ラクナ梗塞は、血管が塞げる規模が小さいため、一度起きたとしても気付かないほどです。しかし、小さな...
脳梗塞は大きく分けて、次の三つに分けられるそうです。 1)ラクナ梗塞 2)アロテーム性脳梗塞 3)心原性脳塞栓症 とりあえず、絵を載せておきます。 明日以降、ちょっとずつ書き込んでいきます。 (出所)「高血圧、効く薬効かない薬」,桑島巌,朝日新書 ...
一般的な高血圧には、 さまざまな要因があります。ただ、こうした高血圧の原因を考えると、「塩分が高いことだけが原因」とか「日常のストレスだけが原因」とか、一つの原因だけに特定することはまずできません。その原因がどのくらい重要なのかは人によりけりですが、いろいろな要因がモザイク状...
動画の紹介: 脂質クオリティを高めて遺伝子レベルで若返る食事法
脂の摂り方、面白い動画があったので紹介しておきます。
医師と患者の専門的な医学知識の差は非常に大きいため、実際の治療行為の選択では医師の裁量が大きく働く。それでは医師はどのような基準で治療行為をしているのか?もちろん患者としては病気を治すことを目的に最善の治療をして欲しいが、医師側にそれ以外の判断も入ることが考えられる。 現在...
全自動錠剤分包機 PROUD-UC(ユニバーサルカセット)【株式会社ユヤマ】 半自動の分包機はもう古い!これからは全自動の時代です。
薬局で薬をもらうときに、いろいろ聞かれます。これって、「服薬指導」っていって、お金がとられているみたいです。それって、何って思ったのです。が、、、このときに、薬剤師が提供する情報は、くすりの服用時間・服用回数や服用量などの基本的な情報をはじめ、保管方法、注意したい副作用やのみ合わ...
利尿薬は安価で降圧効果に優れており、しかも少量の服用で十分な効果があります。また、1つの降圧薬であまり効果がみられない場合に、利尿薬と組み合わせることで効果が高まることがあります。主な副作用に低カリウム血症(血液中のカリウムが少なくなってしまうこと)がありますが、少量の服用であれ...
通勤通学、旅行や会合。薬を服用しなくてはいけないのに、おでかけするってのは、難しいですね。そんなときは薬を小分けするピルケースを活用しましょう。最大、一週間分の朝昼晩の薬を小分けできるピルケースを紹介します。お試しください。 これです⇒ ピルケース
厚労省「平成29年人口動態統計」によると、日本人の死亡率は、がん27.9%、心疾患15.3%、脳血管疾患8.2%、老衰7.6%、肺炎7.2%。循環器疾患(心疾患と脳血管疾患)の死亡率(23.5%)は、がんに匹敵する高率だ。 なかでも急性心筋梗塞は、病院搬入までの死亡率...
食事などによって身体に取り込まれた塩分は、体じゅうに 張り巡らされた血管の中にも入っていきます。塩分の多く は多く取り込むと、血液の中も塩分が多くなるわけです。 血管の中に塩分が多く含まれるとどうなるでしょうか。人 の体では「塩分の濃くなった血液を薄めよう」というしく ...
高血圧と診断されると薬を処方されると思います。 血圧を下げる薬って言われても、意味わからん! って思う人もいるでしょう。 降圧薬のなかでも、よく使われる Ca拮抗薬 の説明動画を集めてみました。 ご覧ください。 https://www.youtube.com/...
日本の透析患者数は右肩上がりで増えており、2016年 の時点で約33万人に達しているが、うち32万人が血液 透析を受けている。血液透析は血液を体外に取り出し、透 析器に循環させて尿毒素を除去したあと体内に戻す。「一 人の透析患者の年間医療費は約500万円」なので、人工 ...
療養病床という長期入院を前提としたベッドは日本に 約35万床あり、一日一人当たり2万円ほど医療費が かかっている。一方、一般病床という短期入院のベッ ドも100万ほどあり、一日一人3.5万円から4万 円ほどかかる。ベッドの空きも多数あるが、全体では 単純計算で10兆円ほ...
ビジネスパーソンが加入するのは、健康保険 の組合健保か協会けんぽだ。一般に大企業なら 組合健保、中堅企業なら協会けんぽとなってい る。加入者の所得水準が相対的に低い協会けん ぽは二割弱が税金による補助となっているが、 組合健保には補助金がないという違いがある。 一...
調剤薬局に処方箋を持参すると、いろいろ 聞かれます。医師でもない人からこんなこ とを聞かれると不快に思う人がいるかもし れません。薬局には処方箋以外に患者につ いての情報がありません。処方箋を見ると わかりますが、そこには服用医薬品の名称、 用法・用量、服薬日数が記載...
近年、患者の高齢化などで薬の自己管理が困難に なり、正しく服用されずに余る「残薬」が問題と なっています。厚生労働省の調査によると、在宅 治療を受ける患者に処方される薬剤のうち、約5 00億円分は残薬になっていると報告されていま す。 特に糖尿病薬については、他の疾...
後期高齢者医療制度で高齢者が医療サービス を受けた場合、医療費の自己負担が1割になる ってのは有名ですね。しかし、自己負担割合が 3割から1割になっても、医学的にあまり意味 が無いって話を知っていますか。 ...
大豆製品の摂取により乳ガンの 発症率が下がるそうです。 大豆に含まれるイソフラボンが 女性ホルモンの作用を 邪魔するからだということです。 豆腐や納豆を積極的に食べると 良いでしょう。
粗食は健康的で、体重を減らすと心臓に負担がかからなくて、 心臓病も減るだろうと思っていました。 一日に1200から1800キロカロリーに制限して、 腹八分目で運動もやってた人たち。 体重も減って、さぞかし健康になると思うのですが、 心臓病は全く減っていなかったそうで...
心筋梗塞や脳卒中、豚肉や牛肉などの動物性油脂を とると発症しやすくなるって思っていました。 そんなことはない様です。 心筋梗塞に関して言えば、脂をいっぱいとっても 発症には関係ない様です。 脳卒中だとかえって、脂を多めにとった方が、 発症は少なくなるようです。 ...
植物油の摂取は動脈硬化を和らげる効果があるらしい。 オメガ6と呼ばれる一般的な植物性の油。 オメガ9と呼ばれるオリーブ油などの一価不飽和脂肪酸。 これらの油を積極的に摂る様に指導されたグループと これらの油をすべて控える様に指導されたグループを、 比較したところ、 ...
一包化された薬、袋に入っている薬が正しいかを監査するのは薬剤師の役割です。 目視確認するその作業は、薬剤師の負担になるし、効率が悪い作業でした。 監査ロボット導入効果のイメージ それをロボットにやらせようというのが、富士フイルムの 一包化監査支援シ...
市ケ谷駅の近くで薬局をググってみたら、 薬の予約サイト を見つけました。 ************************************************** 50歳を超えると複数の慢性疾患に悩んでいる人も多いでしょう。 医者に行った後で処方箋を持っ...
魚の油はオメガ3と言うそうです。 この油をしっかりと食べている人は、食べていない人より、生存率が高まるようです。 心血管死、突然死、冠動脈死、いろいろな死因で調査しているようですが、 どの方向から見ても、オメガ3をしっかり食べている人は生存率が高まります。 ...
薬って区別がつきにくい。 粉薬は見た目で区別がつかないのは、当然ですが、 錠剤も区別がつきにくい。 錠剤に薬品名が印刷してあったりしますが、 顕微鏡じゃないと読めないぐらいかな小さな文字で 手が滑って落としたら、もう終わりです。 それに錠剤の色が白っ...
高齢者家庭での残薬対策が複数の処方薬を一包化することです。 薬局でやってる一包化の動画です。 手作業があって面倒くさい感じですね。 超速な一包化ロボットが欲しいけどね。 一包化の動画
高齢になると薬の種類と数が増えます。年齢を重ねると指先の力も弱くなるので、薬の服用に失敗する人が増えるそうです。老眼が強くなると、パッケージの名前も読めなくなります。そんなこんなで、薬が余るのです。
錠剤の薬をパッケージから取り出すのは、けっこう難しいですね。指の力の衰えたお年寄りにとっては、この作業が難しいことのようです。苦労してる方へのご紹介ですが、写真の様なグッヅがあります。ホチキスのように使うことで、薬を取り出すことができます。試してみてはどうでしょうか。便利です...
残薬を減らす技術はいろいろ開発されているようです。 ダイヤモンド社、森川博之著「データドリブンエコノミー」を読んでいたら、以下の様な記述がありました。 ” 大塚製薬とアメリカのプロテウスデジタルヘルスは、体内に薬が入ったことを確実に記録するデジタル薬「エビリファイマイサイト...
50歳を過ぎると生活習慣病になる人が多いです。例えば、高血圧症に高脂血症など複数の慢性疾患にかかっていると、診断されてる人達です。高血圧症の薬にもいろんな種類があります。二種類の薬を処方されるなんて当たり前な感じです。悪いことに高血圧症になっても自覚症状がほぼ無いので、薬を飲ま...
先日、同級生のTさんが寄ってきて、「処方箋の有効期限が過ぎてしまったが、どうしたらよいのですかね~」と聞いてきた。有効期限の過ぎた処方箋でもって医薬品は買えないようです。もういちど、医者に行って診察から始めるのでしょうか。処方箋は患者の意思で破棄することは認められています。って...
歳を重ねると身体のいろんなところが故障してきます。高血圧に糖尿病、高脂血症に動脈硬化などは50歳を越えた方なら心当たりがあるのではないですか。病気の数が増えれば処方薬の種類も増えますね。
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