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2019/10/20

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  • 余人をもって(1)

    恒常的な定員割れ 業務の効率化については、過去の記事で何度か触れたことがあります。 lambamirstan.hatenablog.com lambamirstan.hatenablog.com 何をもって“効率化を達成できた”とするかについてはいろいろな考えがありますが、かつて私が管理職だった時に効率化達成の指標としたのは“残業ゼロ”でした。 結果として、年間を通じての残業ゼロの達成は叶いませんでしたが、私の部署では数か月間、残業無しで所定の業務を滞りなく行なえる状態が続きました。それがストップしたのは、上からの指示で他部署の仕事を引き受けることになったからです。 業務の効率化によって残業時…

  • 病院食はバランス食

    料理の味付け 食べ物の好みや料理の味付けは育ってきた環境によって左右されます。妻と付き合い始めて、初めて彼女の手料理を口にした時、私にはとても淡泊に感じられました。 せっかく作ってくれた料理にケチをつけることはしませんでしたが、妻は私の表情を読み取ったのでしょう。彼女が物心つく前に父親が胃がんを患い、以来、実家の食事は薄味になり彼女の舌もそれに慣れてしまった、というような話を聞かせてくれました。そう言えば、ご飯の炊き方も私にとってはかなり柔らかめでした。 結婚してからは私も料理を作るようになりましたが、妻からは味付けをもう少し控え目にするように頼まれました。 料理の味付けを急に変えるのは意外に…

  • 家事の公平感

    当番制からワンオペへ 妻が抗がん剤の治療を開始すると決まった時、私と娘たちで相談して家事を当番制にすることを決めました。上の娘は就職したばかり、下の娘は大学二年生。三人で公平に負担を分かち合うことで全て上手く行くと考えていましたが現実はそう甘くはありません。 三人の誰かに急な予定が入って当番に穴を空けてしまうと、途端に公平感が失われてしまいます。家事そのものではなく、決めていたとおり進まないこと自体がストレスになります。無理に作った家事のルールのために家族の関係がギクシャクしてしまっては元も子もありません。 私がワンオペで家事をやろうと決めたのは、妻が治療に専念でき、家族がひとつになれる環境作…

  • 贅沢のすすめ

    金銭感覚 我が家では、結婚記念日と家族それぞれの誕生日は外で食事することになっています。妻と私の金銭感覚からすると少々高めのお店を毎回選んでいるのですが、これはお金の使い方にメリハリをつけるためにあえてやっていることで、ほとんど外食をしない私たちにとってはささやかな贅沢の範囲内です。 外食に限らず、贅沢も度が過ぎれば浪費になってしまうので、その点は弁えなければなりません。幸いにして、妻も私も“もったいない”の境界線は結婚当初から変わっておらず、お互いに心地良いお金の使い方を肌感覚として共有しているので、これまでお金にまつわる諍い事とは無縁でした。 もし、妻が私の許容範囲を超えた浪費家や吝嗇家だ…

  • 老後の予行演習

    フェーズの変化 異国の地を訪れて人生観が変わったなどと言う話を聞きますが、私はこれまで自分の人生観を変えた体験に出逢ったことはありません。 そもそも、私はこれまで自分の生き方を模索しつつも、確信できるようなものを見つけられないまま、五十代半ばに差しかかってしまいました。それでも、このブログを始める頃には、今まで以上に残りの人生の生き方を真剣に考えようとしていました。 コロナ禍や、妻の発病、そして私自身の体調不良がほぼ同じタイミングで降りかかったのは偶然のことでした。私としては映画やドラマにありがちな展開を望んでいたわけではありませんが、そんな偶然は私の人生観を変えるほどのものではなかったにして…

  • 多様化と平準化(2)

    活躍支援の重荷 「働き方の多様化」への動きの中で女性の活躍支援を推し進めようとした会社でしたが、制度を構築する側の先入観が払拭されなければ、働き手の選択肢を狭めてしまうことになります。先入観とは、すなわち「一般職の女性社員は皆活躍の場を求めているはず」という考えですが、実はそうではありませんでした。 私の勤め先で行なわれた女性社員の活躍支援の取り組みは、会社が期待したほどの効果は得られませんでした。一般職から総合職に転換となった女性社員の中からは、職責が負荷となって退職する者が出てきました。 男女問わず、会社で働く全ての社員が皆一様に上昇志向を持っているわけではないのです。自分のペースで働き、…

  • 多様化と平準化(1)

    懐かしい顔に嫌われ 連休明けの最初の出社日。妻から「気分が優れない」と電話があり、半日で仕事を切り上げることにしました。今投与している薬は副作用がほとんどなく、妻の体調不良は薬のせいよりも精神的なもののようです。 同じようなことが去年もありました。妻の心の波は日和見的で予測不能です。同じく気分が優れない時でも散歩をして気晴らしをすることもあれば、今日のように家から出られず誰かに寄り添っていてもらいたいと感じることもあるようです。 帰宅の途中、駅の構内で懐かしい顔を見つけました。彼女は数年前に人事部の下に新設されたダイバーシティ推進グループのリーダーとしてキャリア採用された女性でした。残念ながら…

  • 部長の相談

    連休明け ゴールデンウィーク明けの初日、午前中は連休の間に溜まっていたメールの確認で半日が終わってしまいました。「返信は連休明けで構わないので」とか「お手すきの時に確認を」などの気遣いの言葉はあっても、それらのメールが休日に発信されているのは、相手の都合を二の次にしか考えていない証拠です。 そんなメールに部長からのものが含まれていました。相談事が良い話だった試しはなく、週の始まりに重い気分にさせられるのは気が進みませんでしたが、無視するわけにも行かず、どうしたものかと思案している間に相手から私の携帯に電話がかかってきました。 相談事 私は部員の誰かが会社を辞める話だと思っていました。そんな話を…

  • 連休の終わり

    長い週末 毎年、ゴールデンウィークが終わると一年の半分が過ぎた気になります。ここ数年、大型連休に合わせて家族旅行の計画を立てるでもなく、今年もそれは変わりません。 もっとも、今回のゴールデンウィークは、下の娘の引っ越しを想定してあえて家族のイベントを計画しておらず、結果としてぽっかりと予定が空いてしまったのでした。そのお陰で、私としては長い週末のような時間を自分のペースで楽しむことができました。 最近の私が“自分時間”を意識して、それを楽しめるようになったのは何故なのか。去年も一昨年も今とそれほど状況は変わりません。特に一昨年は二か月間の介護休業で完全に仕事から切り離された時間を持てたのですが…

  • ロールモデル不在

    働きやすい職場 私の勤め先では、これまで、昇給・昇格と言うニンジンを目の前にぶら提げておけば社員は仕事に励むものだと考えていました。そのため、給料の多寡や肩書よりも自分のライフスタイルや時間を大切に考える社員にはどのように対応していいのか見当もつかないのだと思います。 会社が過去十数年の間に、有休消化率の引き上げや、産休・育休制度の拡充、その他、働きやすい職場環境を創出するための努力をしてこなかったわけではありません。しかし、それらは、世の中の流れに乗った結果であって、会社が率先して労働環境の改善に取り組んだものとは違います。 そして、そのようにして目指してきた“働きやすい職場”は、優秀な人材…

  • 晩酌フリーと解禁日

    ほぼ断酒 以前、毎日晩酌をしていた頃は、酒量が健康のバロメーターだと真面目に信じていました。いつもよりお酒が進まないとどこか体の具合が悪いのではないかと心配はしても、お酒を控えようは考えませんでした。 私が晩酌を止めたのは妻の闘病がきっかけでした。妻は気を遣われることをとても嫌います。そのため、私は「人間ドックの結果もあまり良くないので」、酒量を減らすチャンスだと言い訳をしました。肝臓の数値が悪いわけではありませんでしたが、脂肪肝の指摘を受けてたのは事実なので、私の言い訳はあながち嘘ではありませんでした。他方、娘たちには母親にあまり気を遣い過ぎないよう、お酒もおやつも好きにするように言い含めて…

  • 晩酌フリーと解禁日

    ほぼ断酒 以前、毎日晩酌をしていた頃は、酒量が健康のバロメーターだと真面目に信じていました。いつもよりお酒が進まないとどこか体の具合が悪いのではないかと心配はしても、お酒を控えようは考えませんでした。 私が晩酌を止めたのは妻の闘病がきっかけでした。妻は気を遣われることをとても嫌います。そのため、私は「人間ドックの結果もあまり良くないので」、酒量を減らすチャンスだと言い訳をしました。肝臓の数値が悪いわけではありませんでしたが、脂肪肝の指摘を受けてたのは事実なので、私の言い訳はあながち嘘ではありませんでした。他方、娘たちには母親にあまり気を遣い過ぎないよう、お酒もおやつも好きにするように言い含めて…

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