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2019/10/20

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  • 結婚と転勤

    チャンスと悩み 連休前日の今日、私とペアを組んでいる若手社員と昼食を共にしました。彼はこのゴールデンウィークに婚約者を両親に会わせるために帰省する予定。先日その話を聞かされた私は、モニター越しの綻んだ顔を見て幸せを分けてもらった気がしましたが、今日の彼はどことなく浮かない様子でした。 そのことについて尋ねると、今朝上司から転勤の打診があったことを打ち明けてくれました。国内ならいざ知らず、転勤先は海外です。駐在期間は数年になるでしょう。結婚を遅らせるのか、別居婚を選ぶのか、あるいは婚約者を連れて赴任するのか ‐ 生真面目な青年の顔が曇るのも無理はありません。上司は彼に連休明けには返事が欲しいと言…

  • 自分のミッション

    自分のミッション 我が家のリビングの片隅に、妻が物書きやちょっとした作業をするためのカウンターがあります。カウンターの端には妻と私の書きかけのエンディングノートが埃を被っています。 自分たちの最期をどのように迎えたいか – 当時の妻と私はそれぞれの健康に不安を感じることもなく、平均寿命くらいまでは生きられそうだと根拠の無い自信を持っていました。体の心配をする必要がなかったからこそ、エンディングノートを書く気になれたのだと思います。 私たちは、お互いにエンディングノートを話題にしなくなりました。私は人生の片づけ方を気に掛けるのはもう少し先にしたいと思い始めています。妻はどう思っているのか - 私…

  • 取り戻した自分時間

    気の抜けない休み まだ毎日会社に通っていた頃、通勤電車の中の私はメールのチェックや書類の確認に時間を割いていました。若い頃は電車に揺られながらの読書が貴重な息抜きでしたが、そんな息抜きの時間も仕事に奪われていました。 当時の私はいつも焦燥感を覚えていましたが、それは仕事の〆切や片づけても一向に減らない仕事の課題が原因なのだと自分なりに解釈していました。 しかし、今考えると、何かに急き立てられている感覚に悩まされていたのは、仕事のオーバーフローによるものではなく、自分の自由な時間が確保できない苛立ちのせいだったのでしょう。 あの頃は仕事用の携帯電話を手放せませんでした。いつどのような仕事が降って…

  • 職場復帰への道

    休職中 以前の記事で触れましたが、私の部署には休職中の同僚がいます。彼は奥さんと離婚した後、しばらくは世帯者用の社宅に住んでいましたが、そこも退去させられ、今は実家近くのアパートで独り暮らしをしています。彼がどうしているのかを知っているのは、会社の産業医以外では、私を含めたごく限られた会社の人間だけです。 lambamirstan.hatenablog.com 私は彼とは月に一度程度、お互いの近況をメールでやり取りしています。彼のメールは、数行で終わることもあれば、自分の思いを乗せた長文になることもあります。長文になる時は、大概、職場復帰が叶わない苛立ちで文面が埋め尽くされます。彼の心の揺れは…

  • 五月病

    連休前の気がかり 間もなくゴールデンウィークが始まります。私がまだ管理職だった頃は、家族サービスの傍ら、部下との期末面談のフィードバックを準備したり人事考課の素案を作ったりと、大型連休をフルで楽しむのは無理な話でした。それが、一昨年からは、そのような煩わしさから解放され、五月の大型連休は私にとって名実ともにゴールデンウィークとなりました。 他方、この時期、私の気がかりは同僚の「五月病」です。以前は、五月病と言えば新入社員が罹るものと考えていましたが、実はそうではありません。年度替わりの異動や役職の変更による環境の変化。そのような変化に対応している矢先に長い休みに入ることは、気分転換のチャンスで…

  • モチベーションとエンゲージメント

    企業価値と行動指針 日本語だと迫力に欠けることを、さも重要そうに見せようとする際に外来語への言い換えを使うことがあります。社内で最近流行っている言葉は「エンゲージメント」です。その言葉自体に斬新さがあるわけではありませんが、誰かが使い出すと社内文書の至るところで同じ言葉が現れ始めます。 困ったことに、社内の流行語になっても言葉の定義がされていません。ある者は「社員のやる気」だと言い、またある者は「仕事への関与度」だと言います。 何となく分かったようで分かっていない状態にしたいためにわざとカタカナ語を使用しているのではないかと勘繰ってしまうほど、使う側、受け取る側がそれぞれ勝手に解釈していて共通…

  • しがらみからの解放

    必要悪 今のように裏方的な仕事に専念するようになってから、私は仕事上のストレスをほとんど感じなくなりました。 以前の私にとって何が煩わしかったかと言えば、社内での“根回し”でした。案件を通すための会議があれば、議場で横槍を入れてきそうな役員や他部署の部長に事前説明を行ないます。また、自分の上司の担当役員が不用意な発言をしないように読み上げ原稿も用意します。 役員会議の形骸化は今に始まったことではありませんが、議論が紛糾することを恥と感じる役員がほとんどとなると、そうならないような事前の手立てを講じて、本番の会議は“シャンシャン”で終わらすようにすること自体が、案件そのものよりも重要視されます。…

  • 管理職のただ働き(2)

    管理職のただ働き 私が管理職を降りる少し前のことです。幹部会で人事部長が全社の上半期の残業時間を発表しました。配布された資料から、ほとんどの部門の残業時間が減少傾向にあることは一目瞭然でしたが、ある管理職から文句がつきました。一般社員の残業時間が減ったことは事実だが、幹部社員にそのしわ寄せが来ていることもまた事実。下半期は管理職の労働時間も統計に含めるべき。その管理職自身がしわ寄せを被っていることは言わなくても分かりました。一般社員の残業時間が減ったのは管理職のただ働きのお陰なのです。 人手不足の中、部下の残業時間を減らすには、業務の効率化だけでは不十分で、上司が一部の実務を引き受けなければ、…

  • 管理職のただ働き(1)

    意欲的な社員 コロナ禍以前、労働組合からの強い要望により、会社は在宅勤務制度導入の検討を始めたものの、とりわけ人事部は、リモートワークでは上司が部下の勤怠管理を行なえないことを理由に、頑なな態度を崩しませんでした。 もし、コロナ禍がなかったなら、会社が在宅勤務を認めることはなく、私も、今のように仕事と家族のケアの両立を続けることは出来ませんでした。 管理する側が全てそうとは言い切れませんが、“勤怠管理”と言った時に、それは、部下がサボらないよう監視することだと思い込んでいる管理職は少なくないと思います。部下を仕事に張り付かせておくことだけ考えてると、そのような発想になってしまうのでしょう。 成…

  • 来る人去る人

    意識調査 毎年、社員を対象とした意識調査なるものがあります。質問項目は多少の違いがあるものの、仕事、職場環境、上司との関係や経営陣の判断等に対して、五段階でそれぞれの満足度を答えて、理由を記す内容になっています。 意識調査の結果は、部長以上の管理職には伝えられますが、社内でオープンにされることは - 私の記憶の限りでは – 一度も無く、上司の裁量で部内展開して“お仕舞”となるのが常でした。 私がまだHR委員会のメンバーだった頃、意識調査に対して経営陣のフィードバックを求めてみてはどうかと具申したことがありましたが、一部の賛同者のサポートを得るに留まりました。 思うに、経営陣が社員からの意見を吟…

  • 良い眠り(2)

    lambamirstan.hatenablog.com 逃げ場としての睡眠 私の体内時計は、毎朝決まった時間に自然と目覚めるようにセットされているようです。目覚まし時計を枕元に置いてはいますが、この何年間かそのお世話になったことがありません。 最近は寒さが和らぎ、寝床から抜け出るのが苦にならなくなりましたが、目覚めた後の数分間、布団に包まりながらぼんやりとしているのは気持ちの良いものです。 以前の私にとって朝を迎えることは憂鬱でした。目覚めと同時に、昨日やり残した仕事のことやその日の仕事の段取りなどが頭を満たし、その状態のまま朝の支度をし、会社に向かいます。仕事を終えて帰宅しても、頭の中から仕…

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