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12章 冬の気配3 -ルイーズ・バークスフォード-
エドはその日の午後、ロンドンでの最後の仕事を終えると、ジュエリーデザイナーである知人のアトリエへ向かった。彼のデザインしたネックレスはレイのお気に入りで、彼女のためにデザインされ...
2019/12/31 12:59
12章 冬の気配2 -夢-
確かに、バークスフォード家がレイの存在を知っているのか、またその存在を認めているのかも分からない。エドの話では、ルイーズに娘がいたと言う事実は知られていない。レイの言う通り、彼女...
2019/12/30 12:45
12章 冬の気配1 -過去の影-
「早いわね、あなたが日本に来てもうすぐ3年近く経つなんて」ジェイがしみじみと言った。 日曜の午後、レイは、ジェイと彼のアトリエの一角にいた。ロールスクリーンを開けた大きな窓からは...
2019/12/29 12:41
大人から始めるバレエ どうする?レッスンウェア
バレエを始めて、やっぱり気になるのはレッスンウェアではないでしょうか?最初はレオタードを着る勇気が出ない、と言うのが大人からバレエを始めた人の大多数ではないかと思います。 教室に...
2019/12/27 20:32
11章 ノエル 5 -煌めきの向こう-
乾杯が終わると、皆、思い思いに談笑したり用意された料理や飲み物を楽しみ始めた。レイとエドもツリーの下に包みを置くと、皆と楽しげに話しをしたりしている。普段とは違ってフォーマルな雰...
2019/12/26 18:28
11章 ノエル 4 -招かれざる客-
招待客の殆どがそろった頃、アトリエから店へ降りてきたジェイが「レイ、エドは?」と聞いた。「ぎりぎり間に合うって言っていたから、そろそろ来るんじゃないかしら?遅れるなら連絡があるは...
2019/12/25 20:15
11章 ノエル 3 -KINGS-
「今日は、午後のレッスンで終わりね」「そうね。終ったら、さっさと片付けて店に行かなくちゃ」カフェで昼食を済ませたレイと千夏が、今夜のパーティーについて話しながら、オフィスに戻って...
2019/12/24 16:02
11章 ノエル 2 -アドベント-
3時を少し過ぎた頃、千夏が息を切らせながらカフェに入ってきた。 「ゴメン、ゴメン。ちょっと出遅れちゃって」そう言って席に座ると、やって来たウェイターにカプチーノを注文した。 「で...
2019/12/22 18:12
11章 ノエル 1 -心の陰-
11月も半ば、色づいた街路樹の殆どは舞い落ち、秋も終わり冬がそこまでやって来ていることを告げていた。土曜の午後、レイはジェイと2人、カフェの窓際に座っていた。 「へえ、そんなこと...
2019/12/21 17:08
10章 安紗美 4 -嫉妬-
エドは、マンションのエントランスまで来ると、鍵を使わずに部屋の番号を押した。「レイ、戻ったよ」『お帰りなさい。今、開けるわ』インターホン越しにレイの声が答えた。間もなく、入り口の...
2019/12/19 20:58
10章 安紗美 3 -困惑-
あの日以来、レイは度々安紗美の視線を感じる事になった。金曜の夜、レッスンを終えたレイが帰り支度をしながら「もう、困るのよね、本当に」とため息まじりに言った。「立川のこと?」「そう...
2019/12/18 19:50
10章 安紗美 2 -アプローチ-
翌日、近くのカフェで昼食を終えたレイと千夏が会社に戻ると、エントランスに安紗美の姿があった。 安紗美はレイに近づくと、いきなり「嶋田さんと付き合ってるって、本当なんですか?」と聞...
2019/12/17 20:43
10章 安紗美 1 -噂-
開発部オフィスの3階は、半分が社員達のためのリラックスコーナーになっていた。ウォーターサーバーやコーヒーなどが常備されたそこは、窓際がカウンターになっており、フロアにはいくつかの...
2019/12/16 16:36
大人から始めるバレエ バレエシューズは試着してから
バレエを始めるときに必要になる物のうち、最初に用意したいのがバレエシューズです。「バレエと言えばトゥシューズ」というイメージがあるかもしれませんが、トゥシューズは初心者の間は履く...
2019/12/15 22:20
9章 秋雨 6 -ジェイ-
キッチンでコーヒーを入れていると、不意にレイの携帯が鳴った。日曜の朝から誰だろう?と思い、着信を見ると画面にはジェイの名前が表示されている。レイは少し迷ったあと、留守番電話に転送...
2019/12/12 22:09
9章 秋雨 5 -告白-
レイの部屋は広いワンルームで、ダークブラウンのフローリングと同じ色の腰板がついた白い壁には、アンティーク調の間接照明が取り付けられていた。ベッドルームとは天井までのシェルフで仕切...
2019/12/11 20:57
9章 秋雨 4 -ふたり-
エドがレイの頬にそっと触れると、レイは、戸惑った表情のまま彼を見た。レイには、自分の置かれている状況が、まだよく理解できなかった。 「私は夢を見ているの?」心の中でそう思った。 ...
2019/12/10 21:54
9章 秋雨 3 -切ない香り-
店を出て帰途についたのは12時近くで、そろそろ終電という時間になってからだった。 2人とも、外苑前から歩いて10分とかからない所に住んでいたが、それぞれの住まいは、駅を挟んでちょ...
2019/12/09 21:48
9章 秋雨 2 -ミュージカル-
約束の日、レイは仕事が終わると一度部屋に戻り、淡いグレーの柔らかなタートルネックのニットを着て、深いブルーのデニムを穿くと、バロックパールのロングネックレスを着け、フワフワとした...
2019/12/08 17:44
9章 秋雨 1 -心の中の雲-
「昨日、ミュージカルに誘われたわ。嶋田さんに」 金曜の夜、店にやってきたレイは、カウンター席に着くと、まるで業務報告をするようにジェイに言った。「まあ!そりゃ、よかったじゃない!...
2019/12/07 14:37
8章 夏の終わり3 -エド-
木曜のお昼を少し回った頃、レイが受付で名簿のチェックをしていると、コンコンとガラス扉を叩く音がした。顔を上げると、そこには嶋田の姿があった。心臓がどきりと音を立てたのが自分でも分...
2019/12/05 20:43
8章 夏の終わり2 -告白-
ジェイは翌日の日曜、エドをランチと言う名目で店まで呼び出した。アーロンと三人で昼食を済ませると、ジェイはエドの様子を伺いながら「ねえ、この前から聞こうと思っていたんだけど、どうし...
2019/12/04 18:30
8章 夏の終わり1 -もどかしさ-
「本当に、どうしたものかしらねぇ」ため息をつきながらジェイがいった。「何を?」撮影した写真のデータをパソコンで処理しながらアーロンが聞いた。「エドとレイ」「ああ……、あの2人ね…...
2019/12/03 18:21
2019年12月 (1件〜100件)
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