漫画/「望郷太郎」山田芳裕
五百年後の世界に生き残った男が目撃するグレイトジャーニー (山田芳裕「望郷太郎」既刊5巻) シベリア鉄道を歩いて日本へ 舞鶴グループ創業家7代目で、舞鶴通商のイラク支社長・舞鶴太郎は大寒波を逃れるために妻子と共に人工冬眠に入った。 地球は未曽有の大寒波に覆われ凍死者が数億人に及んでいた。 氷河期の到来らしい。 そうして太郎が目を覚ますと、ああ何という事か五百年もの時が経っていて、妻も息子もすでに死亡していたのである。 人っ子一人いない廃墟の街で太郎は絶望に打ちひしがれた。 なんで俺だけが・・・もう生き甲斐もない。 この気持ちわかるよね。 自分一人だけが生き残っても嬉しくもなんともありゃしない。…
2021/09/25 17:48