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二十四孝に会いに行く! https://shousin.hatenadiary.org/

社寺巡りをしていると、お堂や社殿に彫刻が施されているのを見ますよね!日本の神話や中国の仙人、鳥や動物。その中でも中国の孝子たち、「二十四孝」の彫刻に絞って見ていきます。

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2019/09/30

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  • 東置賜郡 貞泉寺・14 庾黔婁

    相変わらず残念な画像ですが彫刻は立派です。庾黔婁です。 庾黔婁の姿勢や腰の刀、崖の上で祈るところなど、やはり葛飾戴斗の絵を参考にしているのかな、と思います。 1819年 葛飾戴斗 二十四孝図会 BM-JH537 The British Museum所蔵

  • 東置賜郡 貞泉寺・13 姜詩

    湧きだす泉から顔を出す魚が二匹。「姜詩」ですね。 お魚はこのあたり↑↑おわかりいただけるでしょうか。例によって姜詩本人は不在ですね。親孝行は奥さんの担当だとでもいうのでしょうか。

  • 東置賜郡 貞泉寺・12 董永

    こちらも内陣の彫刻。董永ですね。 董永の足元には白い反物があります。 1819年 葛飾戴斗 二十四孝図会 BM-JH537 The British Museum所蔵 貞泉寺さんのHPの画像を見ると、この挿絵との天女の類似がよくわかります。右手に持っている扇や、結った髪の後ろでひらひらしているリボンみたいなのとか。 挿絵では機織機も持って帰ってますね。織姫の大事な道具ですものね。

  • 東置賜郡 貞泉寺・11 大舜

    内陣の彫刻は彩色してありました。 こちらは「大舜」ですね。 このポンコツ画像でははっきりわかりませんが、貞泉寺さんのHPの二十四孝画像では象の足元や大舜の肩のそばなどに鳥がいることがわかります。昨日まで紹介していた素木(しらき)の彫刻とは彫った人が違うようですね。

  • 東置賜郡 貞泉寺・10 陸績

    情けない画像です。陸績です。 ↓この挿絵から建具や小道具を省略した形ですね。 1819葛飾戴斗 二十四孝図会 BM-JH537 The British Museum所蔵

  • 東置賜郡 貞泉寺・9 郭巨

    これは郭巨ですねー。釜がありますからねー。 郭巨はお馴染みの手を合わせて天を見上げるポーズ。子供を抱いた奥さんが泣いている姿は、この挿絵とそっくりです。 1819葛飾戴斗 二十四孝図会 BM-JH537 The British Museum所蔵 この本の表紙には「北斎二十四孝」と書かれていて、奥付には葛飾戴斗と記されています。戴斗は北斎の別名でもあり、また弟子にも「戴斗」の名を譲ったそうです。The British Museumのデータには作者名として「二代葛飾戴斗」と書かれていますので作者は弟子のほうかもしれないです。北斎が描いたのか弟子が描いたのかよくわからないです。

  • 東置賜郡 貞泉寺・8 張孝張礼

    これは難しかったです。「張孝兄弟」です。 棒を振り回している半裸の男性と、踏みつけられている人。この二人が張孝兄弟ではありません。乱暴な人は追いはぎで、踏まれているのが張孝兄弟の弟、張礼です。 おそらくこの挿絵を参考にしていると思われます。 二十四孝図会/葛飾戴斗 画 The British Museumのデータベースから画像をお借りしています。 この挿絵では、うずくまる張礼の右上に、必死に山道を駆け上って弟を救いに来た兄の張孝が描かれています。貞泉寺の彫刻では兄の張孝は不在です。なので、私も葛飾戴斗の絵を知らなかったときはこの彫刻を見ても「張孝兄弟」とは思いませんでした。 三島市の三嶋大社に…

  • 東置賜郡 貞泉寺・7 曽参

    昨日ご紹介した「王祥」の右側の彫刻は「曽参」。 この本の右側の「曽参」と非常によく似ています。「王祥」と同様、彫刻のほうが若くて青年という感じ。 倭漢廿四孝「曽参」と「王祥」(早稲田大学図書館蔵) 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」よりリンク画像 山で薪を取ってくるのも重労働だとは思うのですが、「体温で氷を解かす王祥」と比べると身体の張り方に差がありますねー。曽参の話は薪取りがポイントではなく、「離れた場所にいる母親と心が通じ合う」という点なのだから命がけなことをする必要はないですね。

  • 東置賜郡 貞泉寺・6 王祥

    こちらの彫刻は一枚で二人。 左の王祥と右の曽参。この本の見開きページと同じ配置でした。 倭漢廿四孝「曽参」と「王祥」(早稲田大学図書館蔵) 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」よりリンク画像 王祥の頭上高く鯉が跳ね上がってます。これだけ大きな鯉ならお母さんもお腹一杯になりそうです。

  • 東置賜郡 貞泉寺・5 漢文帝

    母親に食べ物か何かを運ぶ男性。後ろには座っている女性。 左の女性だけ見ると夫に非協力的な「丁蘭」の奥さんかなー、と思ってしまいますが。でも右側の女性は身体をひねっていて、「丁蘭」でよく見かける木像の母親とは違いますね。 「倭漢廿四孝」の「漢文帝」とほぼ同じですね。こちらの母親も身体をひねってます。左の女性の乙姫さまみたいな髪型も似てる。 倭漢廿四孝「漢文帝」と「孟宗」(早稲田大学図書館蔵) 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」よりリンク画像

  • 東置賜郡 貞泉寺・4 剡子

    右側に大きな弓を持った狩人、左側には鹿の着ぐるみを脇に置いて状況説明している男性。剡子ですね。 三枚並べてみましたがどれも写りがパッとしない画像でございます。 剡子は鹿の乳が目薬になるということで鹿の扮装をして群れに入ったということです。人間の母乳が目薬になるという話は聞いたことがありますが、危険を冒して採取に行くほど鹿の乳は特に薬効大きかったんでしょうか。

  • 東置賜郡 貞泉寺・3 蔡順

    二つの器の前で座る人と、肉を手渡す盗賊。「蔡順」ですね。 彫刻は素晴らしいのに写真がへたっぴ。貞泉寺さんのHPには鮮明な二十四孝彫刻が掲載されていますので、ぜひそちらをご覧になって下さいませね。 この右側の挿絵の「蔡順」とほぼ同じ図ですね。挿絵ではなぜか大きな器が一つだけ。 倭漢廿四孝「蔡順」と「庾黔婁」(早稲田大学図書館蔵) 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」よりリンク画像

  • 東置賜郡 貞泉寺・2 唐夫人

    こちらも二十四孝彫刻レギュラーメンバーの唐夫人。なぜこのヒンシュクものの彫刻がこんなにあちこちの社寺で取り上げられたのでしょうか。価値観が時代とともに多少変わるとしても、これはお嫁さんにとって絶対苦痛だわ~。私なら膝蹴りしちゃうかも。 窓から覗いているのは近所の子かな。この場面をよその子に見せるのが教育上良いのか疑問。

  • 東置賜郡 貞泉寺・1 楊香

    今年の干支の寅。楊香の父親を食べようとするけれど、娘の楊香に説得されて引き下がった、聞き分けの良いトラ。 二十四孝は親孝行の話なのに、これは絶対真似してはいけない危険なエピソード。でも絵になるから二十四孝の社寺彫刻では「大舜」や「孟宗」などと並ぶレギュラーメンバー。

  • 東置賜郡 貞泉寺(ひがしおきたまぐん ていせんじ)

    山形県東置賜郡高畠町の高畠山 貞泉寺さん。昨年6月に参拝しました。本堂内の彫刻なのでブログ掲載の許可を頂きました。 二十四孝の欄間彫刻が間近で見られて胸が躍りました。

  • 加須市龍蔵寺・8 タイトル不明

    次は「鬼島」の額の右側の彫刻です。ご夫婦のようにお見受けします。 左は女性ですよね。右は男性。 高砂かなー。郭巨かなー。 左の女性は赤ちゃんを抱っこしているように見えるけれど。残念ながら決め手の釜が見えない。ということでタイトル保留~。

  • 加須市龍蔵寺・7 タイトル不明

    山門の境内側・上段、「鬼島」の額の左側には人物の彫刻があります。 誰かなあ。 ピント合ってませーん。 真木倉神社の張博望(ちょうはくぼう)さんや盧敖(ろこう)さんのように、何かに乗っている仙人かしら。 こんなぼやけた写真ではわかんないわ。二十四孝のメンバーではないような気がするけど。

  • 加須市龍蔵寺・6 タイトル不明

    龍蔵寺の彫刻は私にはわからないものが多いです。 わかり次第随時更新していきます。 山門の境内側の彫刻はこんな感じです。 先日ご紹介した唐夫人は下の段の左側。今回は右側の青い丸の中の彫刻です。そのほかは白い丸の彫刻がお花や鳥、黄色の丸の中が人物の彫刻です。 下段、右側の彫刻は大人と子供ですね。 右の人は女性でしょうか。手に何か持っているみたいです。 別の角度からの画像を見てもやっぱり誰なのか、何を持っているのかわからない・・・。

  • ☆タイトル判明☆ 真木倉神社の彫刻

    美濃市に問い合わせて、いくつか教えていただきました。ありがとうございます。 そのうち本日は2名、御報告いたします。 ①まずは一人目。左向きの人は張博望(ちょうはくぼう)さん。 張博望(ちょうはくぼう)仙人は浮木に乗ってるらしいです。この写真ではよくわかりませんね。 ②そして二人目。右向きの男性は盧敖(ろこう)仙人さん。 盧敖仙人(黄安仙人)は亀に乗ってる人ですね。社寺彫刻では時々お見掛けしますね。 まずは二名わかってスッキリ~。

  • 加須市龍蔵寺・5 唐夫人

    山門の境内側には蟇股の彫刻が7つ。 下段・左側の彫刻(黄色の丸)がこちら。唐夫人。 きれいに彩色してあったんでしょうね。

  • 加須市龍蔵寺・4 庾黔婁

    ブロック塀側の蟇股、下段右側の彫刻です。 中央に祭壇、その右側には祈る男性。さらに右には小さい人物がいるようです。祭壇の左側には雲の中に丸い星が見えます。北斗七星と思われます。「庾黔婁」ですね。 ↓これは鹿沼市千手院観音堂の「庾黔婁」。雲の上に北斗七星。 ↓香取市府馬愛宕神社の「庾黔婁」。 上段の二つの蟇股はこちらです。右は鳥ですね。左は・・・何でしょう。いずれ再訪して撮影しなおしてきます。

  • 加須市龍蔵寺・3 曽参

    次は山門の、ブロック塀側・下段の蟇股二つ。 まずは左側から。正面からの画像は日が当たりすぎてちょっとわかりにくいです。 斜めからのほうがわかりやすいですね。 左側の母親は指を噛んでいますね。右端には薪の束もはっきり見えます。 「曽参」ですね。

  • 加須市龍蔵寺・2 朱壽昌

    これは、二枚一組で朱壽昌でしょうね。 ↓左側がこちらの彫刻。左の人物は建物の中にいますね。 これだけ見ると左の人物が指を噛んでいるようにも見えて、「曾参」かな、とも思いました。でもこの彫刻には「曾参」ならあるはずの薪の束がないし、「曾参」は別の蟇股にありました。 ↓右側がこちら。姿勢を低くして母親を敬う朱壽昌。後ろに置いてあるのは荷物と笠かな。 二つ並べてみました。「ご子息がいらっしゃいましたよ」「まあ壽昌が」「母上、お久しぶりでございます」というセリフが合いそうです。 ↓こちらは大杉神社の朱壽昌。色がついているとわかりやすいですね。 彫刻の場所はこちらです。通りから見ると山門の左側がブロック…

  • 加須市龍蔵寺・1 孟宗

    仁王門の内部、本堂側の蟇股には孟宗。 鍬を担いだ孟宗がタケノコ発見。 仁王門内部の、孟宗と反対側の蟇股には杖をついて梅を見上げる男性。 こちらの方は二十四孝のメンバーではなさそうです。

  • 二十四孝の彫刻の写真を撮影した社寺(3)2022年~

    ●龍蔵寺(りゅうぞうじ) 埼玉県加須市

  • 加須市 龍蔵寺(かぞし りゅうぞうじ)

    埼玉県加須市の龍蔵寺。昨年12月に参拝しました。 立派な仁王門ですね。 加須市指定の天然記念物や有形文化財がいろいろと。 こちらが天然記念物の大銀杏と本堂。12月後半だったので葉っぱは全部落ちていました。今度は秋に伺いたいです。 龍の彫刻もカッコいいですねー。波もしっかり細かく彫られてるんですね。 二十四孝の彫刻は山門の蟇股にあります。上下二段に蟇股がありました。二十四孝、仙人、植物や鳥などが混在しているようです。 上段の彫刻は撮影画像を見ても何の彫刻かよくわからないものが多かったです。タイトルのわかった二十四孝の彫刻を紹介していきます。

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