三度の飯より漫画・本が好きの文字通り趣味が読書の管理人です。 流行りのものから名作まで、好きな作品を書き散らします。 新規分野を開拓したい方の参考になれば、嬉しいです。
※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「すべて忘れて生きていく」(北大路公子著 PHP文芸文庫) (作品紹介) エッセイ、書評、そして掌編小説と。 北大路公子先生の変幻自在の魅力がギュッと詰まった一冊。 (感想) みんな知ってるか?今日は月曜日だ。 月曜日の夜といえば、夜廻り猫と北大路公子先生の日だ。 夜廻り猫は確かにその通りだが、北大路公子先生の日は、管理人の中だけの話だ。 今日紹介する本は北大路公子先生のエッセイ、書評、小説と、まさにミックス版。 非常に贅沢な作りになっている。 ちなみに管理人が一番衝撃を受けたのは、第四章の奇談集。 小説が二つ。 「まち」と「ともだち」。 しかしまあ、これが…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ドラゴン桜2」7巻(三田紀房著 講談社) (7巻感想) バカ鉢巻き登場。 しかし、二人とも水野先生とは違った意味でウケてしまう。 確かに、今の高校生にこんな鉢巻き渡したらSNSであげそうだわ。 ここら辺は妙にリアリティーあるわ。 7巻はとうとう始まる勉強合宿。 確かに無印で学校で行った合宿とは比べ物にならない位快適な環境。 強制と服従の時代は終わったと、自由にやることをにしたら、二人とも本当に自由気ままに過ごして結局そのままフェードアウトします。 いくら何でも自由すぎるだろ! と汚れちまった大人世代ならツッコミたいでしょうけど、今の若い人たちを見ると、確…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「地球記録0001」(暗森透著) (作品紹介) 日本人宇宙飛行士真渡宗一は、月面調査を行ったある日、一人の宇宙人と遭遇する。 違う種類の孤独を抱く、一人の人間と一人の宇宙人との孤独を分けあう物語。 (感想) 著者のTwitterをググって見て下さい。 「ねとらぼ」さんでも取り扱っております。令和3年5月29日現在無料で見られます。ネット紹介は未来は分からない(単行本化されると当然非公開になる)ので、読むならお早めにお願いします。 で、感想。 一番言いたいのは、物語のオチが秀逸であること。 宇宙が舞台、地球外生物と人間の交流などは正直漫画ジャンルとしては別に…
「ミステリと言う勿れ」月刊フラワーズ2021 7月号ネタバレ感想
※ネタバレ注意 (本編感想) 待ってました、のエピソード14の続き。 我らが主人公久能整の部屋には何故か刑事が訪ねてきます。 今回、一人用こたつに青砥さんが入ります。 先月号までは学生の本分としてテスト勉強についてあれこれ心配していた我らが主人公も青砥さんと合流したことで、すっかりそれが頭から抜け落ちた模様。 青砥さんと二人で話すことで、我らが主人公がテスト勉強そっちのけで図書館で調べていた内容がハッキリと分かります。 先月号は「鍵山事件」という名前自体はかろうじて分かっていたんですが、それが何と第1話に青砥さんが過去に「冤罪」を起こしたと言われる事件であったこと、「冤罪」で捕まった人が我らが…
※ネタバレ注意 このブログでは結構な頻度で紹介している夜廻り猫ですが、今展開が胸アツです。 そのタイトルも「おじいさんと子猫」シリーズ。 全10回シリーズで現在第8回まで掲載されています。 潔爺さんが家に上がり込んできた子猫を飼うことになった話です。 初めての子猫に戸惑う爺さんと、爺さんを思い切り慕ってくる子猫。 前半はそんな爺さんと子猫の様子にほのぼのとした気持ちでいて、 そして第6回目から、体調が悪くなった爺さんに寄り添う子猫にホロリと来ます。 それだけなら、「かわいー」で済みますが、7話で東京から娘が爺さんの元を訪ねて来てから話が急転直下します。 気持ちは分かるし確かにそうなんだけど、娘…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「いいね!光源氏くん」5巻(えすとえむ著 祥伝社) (5巻感想) 大・団・円!! 4巻で終わりではなかったですね。 でも、この5巻で本当の最終巻です。 こちら、実写ドラマ化された漫画。 紫式部が描いた世界「源氏物語」のキャラが現代に登場し、和歌を詠み、甘味に舌鼓する物語。 知らない人が読んだら「何?それ」とか言われそう。 骨格となる物語自体は、前にも書きましたが4巻で終わっています。 管理人としては、5巻は光源氏×沙織派の人たちに向けたサービス編というか特別編かなあという感想を抱きました。 だから、光源氏×沙織派の人はちゃんと5巻まで読んでください。 二人…
「ブルーピリオド」アフタヌーン7月号(2021年)ネタバレ感想
※ネタバレ注意 アニメ化10月に決定。 アニメ作画は透明感があって、すごくキレイ。 (表紙感想) 厚く塗られた油絵のように描かれた絵画教室。 今までの鳥獣戯画っぽい表紙とはまた違った良さがあります。 (本編感想) 絵画教室バイト2回目。 アルバイト、八虎は橋田と頑張るぞ、オーの巻。 前に橋田と一緒だったのが、美大予備校時代(現役高校生だけど)だったから、こうやってお互い競争しなくていいというのは見ていて気持ちが楽ですね。最も橋田は八虎(他人)に対してそういうの見せなさそう。 縁あって、バイトという形で一緒に行動するようになった八虎と橋田。 正直言ってとても羨ましい。 八虎、その位置変われ。 い…
「私のことはほっといってください」(北大路公子著 PHP文芸文庫)
※ネタバレ注意 (本日おススメするエッセイ) 「私のことはほっといってください」(北大路公子著 PHP文芸文庫) (作品紹介) 作者北大路公子先生の日記風爆笑エッセイ。 (感想) 月曜の夜は、北大路公子先生の日である。 もちろん嘘である。 知らなかったあの日々を埋め合わせるように今北大路公子先生を読んでいる。 それは本当である。 で、今日も彼女のエッセイの紹介である。 このエッセイについての感想は、巻末に小説家宮下奈都先生が解説として載せていて、これが本当もう、痒いところに手が届くような秀逸な感想なんで、内容を知りたかったらまず本書を手に入れて、巻末解説を読むことをおススメする。 いや、本書を…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「Sketchy」4巻(マキヒロテ著 講談社) 令和3年5月最新刊 (4巻感想) 表紙は、両親にスケボーやることを反対されてて、それでも一人でコッソリとスケボーをやっている高校生桃。 3巻に出てきたかりんとは真逆の環境です。 4巻の終盤に描かれている、二人が初めて会った時に桃は、 「私は誰にも望まれてないから」 「毎日そのへんにあるものでしか練習できない」 「誰かにやれって言われないけど」 「スケボーしたくてしかたない」 と、親にガミガミ言われてウンザリしているかりんに言います。 周囲に理解されないことに対する作者の言葉の選びは秀逸だなあと感心。 これはお…
「AI」(岡部アズサ著 モーニングゼロ2019年4月期奨励賞)
※ネタバレ注意(本日はかなりしている) ※ラブドロイドが主人公の物語なので、読むのにその点は注意 ※よって本日は対象年齢高め。 (本日紹介する漫画) 「AI」(岡部アズサ著 モーニングゼロ2019年4月期奨励賞) モアイで今なら無料で読めます。 (作品紹介) 短編漫画。 人型ラブドロイドのユウは、ある日自分が処分されることを知り、逃避行を決行する。 そして逃避行の相棒として彼が連れ出したのは… (感想) 全36ページのラブドロイドの物語。 「機械に心が宿るのか?(今回の場合は愛が芽生えるのか)」というSFの命題中の命題よりも、読んだ人が一番度肝を抜くであろうことは、人型ラブロイドのユウが選んだ…
※ネタバレ注意 (作品紹介) 「ブルーピリオド」10巻(山口つばさ著 講談社) 本日発売、最新10巻! (10巻感想) とうとう、ブルピも10巻に突入。 表紙は何と、絵を描かない八虎の大事な友達三人衆。 実は、絵を描かないキャラが表紙なのは、初めてなんですねー。 基本皆いい奴らだけど、そうだね恋ちゃんが一番イイ男だ。 ちなみに実際、リアル世界に彼らがいたら歌島はモテるでしょう。 ブルピ悪友(いい意味で)4人衆の中で多分一番じゃないかな。 勿論、中身が原作通りのヘタレでもです。 なので歌島君、安心したまえ。 結婚後にバツがつく可能性があることについては責任は持てないけれど。 巻末おまけ漫画の感想…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ドラゴン桜2」6巻(三田紀房著 講談社) (6巻感想) 6巻は国語の勉強になります。 もっと噛み砕いていうならば、教科書を7回も読みこなす小杉さんのように読解力をつけようぜ、というもの。 東大受験云々は置いておいて、技術的な意味で6巻は日本語を読むレッスンとしても最適です。 扱っている題材も「走れメロス」という、これまた話の筋は大抵の日本人なら知っているもの。ちなみに「走れメロス」は管理人が使っていた教科書にも掲載されていました。 他にも平野啓一郎氏の「私とは何か「個人」から「分人」へ」も練習問題として抜粋して掲載されており、読者自身、東大専科の生徒にな…
※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「スタンドアップスタート」3巻(福田秀著 集英社) 令和3年5月19日の最新刊。 (3巻感想) スタンドアップを支える人間投資家三星太陽と起業家達の物語。 3巻は何と音野社長が表紙になってます。 彼女が3番目の表紙になるのは正直かなり意外でした。 2巻もそうでしたが、3巻ではコロナ禍の影響を受けた上でのスタンドアップ物語。 それを逆手に取った話もあれば、(コロナ禍だけでなく)起業の厳しさを描いた話も複数あって、面白く読め、そしてタメになります。 太陽はよく登場人物たちに出資しているけれど、採算が取れないものについてはしっかり、そしてキッパリ融資をお断り…
※ネタバレ注意 (作品紹介) 「ドラゴン桜2」5巻(三田紀房著 講談社) ドラゴン桜2感想ふっかつ! (5巻感想) 田村先生、小杉さんのために頑張るよ。 東大専科がリスニングの勉強を始めたと聞いて、気になりだす小杉さん。 そんな小杉さんのために今度は裏表なく、東大専科に教えを乞う田村先生。 3巻で宣言した通りに彼女を東大へ合格させるべく頑張る先生、好感持てますね。 水野さんとも打ち解けて、女子トークまでするようになってる。 まさか、東大受験漫画に恋バナ(らしきもの)が登場するとは…。 田村先生の感想はその位にして、一番のメインは、東大専科の二人の母親と桜木との面談でしょう。 受ける大学が一緒だ…
※ネタバレしたって大丈夫! (本日おススメするエッセイ) 「生きてもいいかしら日記」(北大路公子著 PHP文芸文庫) (作品紹介) 著者北大路公子氏の、日常を綴った抱腹絶倒のエッセイ (感想) 月曜の夜は、これを読んでガハガハ笑って(やり)過ごすに限る。 いい年した良い大人が、思わず声を出して笑ってしまうエッセイ集。 一人の大人が食べて飲んで寝て仕事して、つまり普通に生活しているだけなのに、どうしてこんなに笑えるのだろうか。 それ以上に北大路公子先生の作品をこれまで見逃していたことがひどく悔やまれる。 その一点において、既に彼女のファンであり、彼女の数々の作品を楽しんだ人々に管理人は嫉妬を覚え…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「虚妄の女王~辺境警備外伝~」1巻(紫堂恭子著 秋田書店) (作品紹介) ルウム復活歴1005年。 北方辺境国のエアドロム王国で、代々王の護衛を担ってきた武人の一族の長の娘、フィアンナは、自分と容姿がとても良く似た次期女王セオドラ姫の護衛となった。 前の王の死から次々と王位継承者が不審死を遂げる中、フィアンナは正体が掴めない敵に対し、どう立ち向かうのか!? (感想) 紫堂恭子先生といえば、この「辺境警備」と「癒しの葉」が管理人の中でも二大トップとして君臨しています。 で、そのファンタジー名作、「辺境警備」の外伝と知って購入。 兵隊さーん・・・。 サウル・カ…
「miroirs(ミロワール)」(原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか 集英社)
※ネタバレ注意 ※ちょっと今日は毒吐いていますので、閲覧注意 ※というか、この作品のファンの人は閲覧要注意 (本日紹介する漫画) 「miroirs(ミロワール)」(原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか 集英社) (作品紹介) 世界を代表するラグジュアリーブランド、CHANEL。 その創業者ガブリエル・シャネルが、彼女の人生と哲学にインスパイアされて描く珠玉の短編集。 (感想) シャネルの自伝的漫画かと思って購入しましたが、彼女は一切出てきません。 第一話に出てきたカッコいい女性がそうかなーとか思ったけれど、最後に書かれた対談見ると、どうも完全にそうではないらしい。 というわけで、シャネルの自伝が…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ひとりぶらりごはん」(柘植文著 思い出食堂コミックス) (作品紹介) 漫画家柘植文先生が全国を巡る中で、一人気ままに入った食堂でのごはんエッセイ。 (感想) 柘植文先生の、感動的なドラマやハラハラする事件が起こるわけじゃないけれど、淡々と、時には鋭いツッコミを入れつつ日常もしくは非日常を綴るコミックエッセイは昔から大好きで管理人読んでいます。 そんな柘植文先生のコミックエッセイ最新刊。 「ひとりぶらりごはん」と題名にあるように、柘植文先生が一人で食べに行ったり飲みに行ったり(たまに買ってきたものを家で食す)した記録だけを抜粋してエッセイにしたのがこの漫画…
今日は時間的な理由でお休みいたします。 昨日の熱の入れ具合とは別人の、淡白さ。
再読「この世にたやすい仕事はない」(津村記久子著 新潮文庫)
※ネタバレ注意 (本日おススメする小説) 「この世にたやすい仕事はない」(津村記久子著 新潮文庫) (作品紹介) 「一日コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますか?」 ストレスに堪えかねて前職を去った「私」がハローワークにて、さまざまな仕事と出会い、そして最後に決めた「仕事」とは? 労働に人生を捧げる「あなた」に贈る、お仕事小説の決定版。 (感想) 津村記久子先生の小説をそこそこ読んでいますし、最近「つまらない住宅地のすべての家」の感想もあげましたが、今のところやはり彼女の小説で一番好きなのはこの作品であり、この作品があったからこそ、彼女の小説を知った、まさに原点ともいえる作品。 ドラマ化…
今日はネタバレのしようがない。 最近管理人がハマっていることの一つに、公式チャンネルで公開されている「名探偵コナン」のアニメをYouTubeで見るがあります。 犯人トリック諸々覚えている作品もありますが、当時見逃していた作品もあって新鮮な気持ちで見られる事、前後編や三部作でない一話完結ものだと、オープニングとエンディングを入れて24分ちょい。歌を飛ばせば(飛ばすなよ)20分程度で一話楽しめます。 まとまった時間は取れなくても、20分程度ならと見始めて、気が付いた時には…。 ちなみに、チャンネルに寄せられたコメント含めて楽しむのが、YouTube方式です。
「天雷様と人間のへそー平庫ワカ初期作品集ー」(平庫ワカ著 KADOKAWA)
※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「天雷様と人間のへそー平庫ワカ初期作品集ー」(平庫ワカ著 KADOKAWA) (作品紹介) あの、「マイ・ブロークン・マリコ」の作者平庫ワカの初期作品集。 「マイ・ブロークン・マリコ」を知らない? まずはそこからだな! (感想) なかなかクセのある作品集。 ビギナーには表題作なおかつ一番最初に掲載されている「天雷様と人間のへそ」と最後に掲載されている「ホットアンドコールドスロー」がおススメ。 他の作品は、人を選ぶところがあるから正直万人向けではないです。 個人的には「I am Nobody」のハチャメチャな超展開の後に訪れるラストの、希望になりきれない…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「AIの遺電子 BlueAge」1巻(山田胡瓜著 講談社) (作品紹介) 2175年、人とヒューマノイドが共生する時代の、SF医療漫画。 (感想) 管理人も度々この(感想)に載せている、SFの命題中の命題ともいえる「機械に心は宿るのか?」(=結局のところ人と機械との違いは?)のテーマを地で行く漫画が出ました。 2175年。今から150年近く未来の日本が舞台となっており、令和3年の医療では絶対に助からないと言われている病さえ、克服されている設定。 子供の電脳移植、人格改変ウイルスなど、作画の他に原作者がいる、もしくは医療監修明記があるかと思ったら、原作者はお…
「代闘士ハイコの事件簿」1巻(原作:伊勢ともか 漫画:久園亀代 講談社)
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「代闘士ハイコの事件簿」1巻(原作:伊勢ともか 漫画:久園亀代 講談社) (作品紹介) 剣と魔法の世界に生きる、流浪の代闘士、ハイコ・スモッグス。 旅をしながら行く先々で、決闘裁判の代闘を引き受ける彼には、「必ず真実を明かしてから決闘に臨む」という誓いを自らに課している。 そんな彼と、ハイコを慕って勝手についてきた従者との事件譚。 (感想) ファンタジー×推理! 管理人の好きなジャンルが二つ合わさって、正しく盆と正月がいっぺんに来ました。 いやー、個人的にはこういう作品ガないかなとかねてからずっと思っていました。 ただ、ファンタジー世界だと伝家の宝刀「魔法…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ドラゴン桜2」4巻(三田紀房著 講談社) (4巻感想) メインは英語特別講師の、どう見ても渡辺直美さんをモデルにしたと思われる鍋明美先生の英語の授業だと思いますが、管理人の印象はやはり24限目。 「受験は人間性で決まる」 「自らの人格を磨くことが合格の礎だ」 「自分が人より上だなどと思い上がった考えを持つヤツは」 「百回受けても東大には合格しない」 東大合格と人間性についてのリアルな因果関係は管理人分かりませんし、東大とまではいきませんが、俗にいう高学歴と人間性は必ずしも一致しないことはあります。 ただ「自分が人より上だなどと思い上がった考えを持つ」人間…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ドラゴン桜2」3巻(三田紀房著 講談社) 今なら1~3巻がお得パックで売っています。 (3巻感想) 3巻は管理人個人的に好きな巻です。一番胸アツだったのは、17限目。 本編とはちょっと外れて文系難関大学コースの担任、田村先生のお話。 文系トップの小杉さん(田村先生の生徒)が東大受験をしたくないと言い、おまけに仲間だと思っていた水口先生にも馬鹿にされて、田村先生超ショック。 そこでただ落ち込んでいるだけでなくて、悪魔と手を結ぶつもりで桜木に教えを乞う柔軟さは立派。 大人になると自分の考えに固執しやすいから、どういう意図があるにせよ、敵だと思った人間の懐に入…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ドラゴン桜2」2巻(三田紀房著 講談社) (2巻感想) 令和の今では現役東大生がyoutubeで自身の東大受験時代の生活再現まで世に出る時代。 それを見た影響というわけでもないですが「頑張らない」は通用しないと、かつて東大受験をした水野さんの意見には管理人も同意。 どんな勉強方法をとっても絶対的な量がいるだろ、と。 その意見に同意し、その上で合理性・機能性を理解させ、「正しい頑張り」をすることを桜木は説きます。 本当にイチからスタートした無印とは違い、ある程度偏差値と学習経験のある高校生を東大受験に向かわせるという、むしろ読者にとって内容も荒唐無稽とはい…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ドラゴン桜2」1巻(三田紀房著 講談社) 「ドラゴン桜」(無印)ではなく、2の方 (作品紹介) 東大合格請負漫画の原点、「ドラゴン桜」の続編。 (感想) 「ダメな自分を変えたかったら勉強しろ!」 「東大を目指せ!」 GWを漫然とした気分で過ごしている方におススメします。 忙しかったり、気分が辛かったりする時に読むと「うっせえわ」と逆効果になってしまうかもしれませんが、漫画の中でならちょっとは活を入れてもらっても大丈夫という人にとっては、主人公桜木健二の活を読んでみてください。 「子供の気持ちが300人全員同じなんてありえない」 傾向と対策をまとめるには、…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「SAKAMOTO DAYS」1巻(鈴木祐斗著 集英社) (作品紹介) 東京のはずれに「坂本商店」という個人商店を営む主人、坂本太郎。 実は、彼は全ての悪党から恐れられ、そして同時に憧れていた伝説の殺し屋だった。 (感想) これ、令和版「るろうに剣心」だわー。 伝説の殺し屋で、現在は奥さんと約束をしてどんなトラブルに巻き込まれても「殺さず」を守っているところなど、特に。 最も「るろうに剣心」と違って、話のもう一つの見せ場でもある、幕末から明治にかけて生きてきたの人々の悲哀などは描かれていませんので、「るろうに剣心」のようなシリアスを求めると大いにコケます。…
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ヒラエスは旅路の果て」1巻(鎌谷悠希著 講談社) (作品紹介) 幼なじみの親友の突然の死に、自分も後を追おうとトラックの前に飛び出した少女ミカ。 彼女を救ったのは、不死身の男日比野と、名乗れる名前のない神様。 二人と一柱で黄泉平坂(島根県)へ向かう、死出の旅物語。 (感想) 不思議な和風ファンタジー。 主人公のミカ、若いと思っていたら何とまだ14歳! むしろお前の人生これからだろ、と汚れちまった大人である管理人からすればそう言いたい気持ちが正直無くもありませんが、例えミカが天寿を全うしたとしても、失った親友以上の存在や彼女との思い出以上の出来事、せめてそ…
「コーポ・ア・コーポ」3巻(岩浪れんじ著 ㈱ジーオーティー)
※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「コーポ・ア・コーポ」3巻(岩浪れんじ著 ㈱ジーオーティー) (3巻感想) コーポに住む面々と、その周辺の人たちで繰り広げられる、ファッキン日常漫画。 第3弾。 今回は割と(勿論それなりな回もある)平和な回が続いているので、万人向けに読めます。 コーポに住む猫の一日などは、平和過ぎて漫画のジャンルを疑ってしまいます。 ちなみに皆でご飯をあげすぎです。どんどん巨大化しています。 今までコーポの住人の中でもあんまり登場しなかった103号室の宮地さんが主人公の過去の話が出ています。 彼、文学青年だったんですね。 別に彼自体あまり何もしなかったけれど、結構壮絶な過…
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