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埋もれ木図書館 https://hanairoribon.hatenablog.com/

三度の飯より漫画・本が好きの文字通り趣味が読書の管理人です。 流行りのものから名作まで、好きな作品を書き散らします。 新規分野を開拓したい方の参考になれば、嬉しいです。

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2019/09/25

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  • 2020年ありがとうございました!

    今日は何の日、12月31日。 2020年最後の日です。 どうも、hanairoribonです。 (先ほど、ちょっとした手違いからこの記事の仕込み場面がチラリズムしてしまいましたが、今は誰が何と言っても12月31日です) 諸事情により紹介できない日もありましたが、漫画・本・ゲーム・コンビニスイーツなど、昨年の8月から基本毎日更新で紹介してきました。 今日は2020年の総集編ということで、この1年紹介した漫画・本の中で、外せないだろうという作品を改めて紹介します。 (その1:今年発売の一押し作品) 「このマンガがすごい!」の時にも紹介しましたが、リアルに今年の1月から12月までに発売された新しい漫…

  • 「夜廻り猫」7巻(深谷かほる著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「夜廻り猫」7巻(深谷かほる著 講談社) (作品紹介) 今日もどこかで誰かが泣いている… 涙の匂いを嗅ぎつけて、夜廻り猫、遠藤平蔵が今日も行く。 (7巻感想) えー、遠藤平蔵様。まだ管理人のところに来ていないんですが、いつお見えになっていただけるでしょうか?首を長くしてお待ちしております。 あいにくキャットフードは家にありませんが、何か温かい食べ物をご用意してお待ちしておりますので。 以上、管理人からのメッセージです。 コミックモアイでも連載されている大人気8コマ漫画。 7巻では、コミックモアイで取り上げられている作品にコミックス用書下ろしの1ページイラス…

  • 「マロニエ王国の七人の騎士」 新章開幕 (月刊フラワーズ2021 2月号)

    ※ネタバレ注意 (本日のおススメ) 「マロニエ王国の七人の騎士」 新章開幕 (月刊フラワーズ2021 2月号) (新章開幕) 「マロニエ王国の七人の騎士」の紹介は単行本が出た時に行っていますが、今月号に萌えポイントがあったので、つい紹介。 前回で、五男の獣使いの話が終了。 今回から、新章がスタート。今度は「食べ物が豊富な国」のお祭りに参加するという聞いた限りだと平和な依頼。しかし100%裏がある模様。 「食べ物が豊富な国」ということで、まあ当然ここは末っ子の「ハラペコ」以外いないでしょうと思ったら、案の定ハラペコです。 ハラペコが主人公ということは、新章のヒロインは1巻から出ていた料理長の娘、…

  • 「ミステリと言う勿れ」月刊フラワーズ2021 2月号ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 今日は何の日、月刊フラワーズの発売日。 (月刊フラワーズの表紙) 我らが主人公のどアップです。全体のカラーはピンク。 2月号だから、手にはハートのチョコレート。 髪になんか、チョコレートが二つ位刺さってる。 ヒドイくせ毛設定が、いよいよ鳥の巣に進化しているよーな…。 (本編感想) 汐路!! お久しぶりの汐路登場!! (「汐路」と聞いて全く分からない人はコミックス2~4巻を読んで下さい) まさかもう一度出てくるなんて思っていなかったから管理人は素直に嬉しかったですよ。例え我らが主人公の反応は微妙で、汐路と関わり合いたくなかったとしても、です。 まあ、その汐路が今回も厄介事もとい、…

  • 「山奥ニート」やってます。(石井あらた著 光文社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「山奥ニート」やってます。(石井あらた著 光文社) (作品紹介) 和歌山県五味集落にある旧校舎等に住む「山奥ニート」たちの生活を描いたドキュメント。 (感想) 題名に「ニート」とありますが、やっていることは、和歌山県内の集落でのシェアハウスです。 月18,000円とかなり安いですが、ちゃんと生活費としてお金を納める必要があります(滞納していてなおかつ払う見込みがないと追放されます)。年にして216,000円。で、その分のお金もキャンプ場の手伝いや梅農家の手伝いなどして稼ぐので、普通に自活です。 だから日がな一日何もしないで大丈夫だと勘違いしている人がいたら、…

  • 「殺し屋は今日もBBAを殺せない」2巻(芳明慧著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「殺し屋は今日もBBAを殺せない」2巻(芳明慧著 小学館) (作品紹介) 1巻 (2巻感想) やっぱりBBAは殺せない…。 そしておばあちゃん強し! 2巻では「ペコちゃん」という新しい登場人物が登場。 かつてと同じように、彼女が面倒を見るようです。 しかしマコトさん、そんなに毎食カレーばかり食べさせては、食育上良くないでしょう。 しっかし布施は、面倒を見てくれた主人公マコトを何故殺そうとするのか。 2巻でも全く分かりません。

  • 「ブルーピリオド」アフタヌーン2月号ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 今日は何の日…今日はクリスマスだよ!! ちなみに月刊アフタヌーンの発売日でっす。 (本編感想) そいつの目を見たって分かんないものは分かんね。 以上。 一読した後のさっくりした印象を述べるなら、八虎がうだうだ悩んだまま今月号が始まって、そして終わってしまいました。 今年最後のブルーピリオドがああ(涙)。 藝大に入って本当に悩むことが増えましたね、八虎は。 「人はあらゆる物や人に意味を見出そうとする。これは我々の時代にはびこる病気だ」 と、ピカソ巨匠も言っていることだし。 ちょっと八虎は「藝大」や「芸術」に振り回されているようにも管理人は見えます。 あと、世田介とうさぎ。世田介と…

  • 「セックス依存症になりました<決定版>」(津島隆太著 集英社)

    ※ネタバレ注意 ※閲覧注意 (非合法な事も描かれていますが、本作の趣旨は決して推奨していませんし、犯罪行為は絶対ダメです。) (本日紹介する漫画) 「セックス依存症になりました<決定版>」(津島隆太著 集英社) (作品紹介) 本作の作者である津島隆太氏が自身の「セックス依存症」実体験を元にフィクションを交えて構成された作品 (感想) とても重要なことなので、もう一度書きます。 メインテーマは「セックス依存症」です。性犯罪など、非合法な事も描かれています。本作の趣旨は決してその事を認めていませんし、管理人も決して認めていません。 むしろ逆で、本作を読んで「性的な問題行動」について考えていただき、…

  • 「TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには」1巻(丸山恭右著 原案協力 Zoo 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには」1巻 (丸山恭右著 原案協力 Zoo 小学館) (作品紹介) 「最強」を求める全ての格闘家・闘技者がたどり着く男。 その名はTSUYOSHIー。 謎に包まれた彼の正体は、東京・立川のコンビニ店員だった。 (感想) ホント、何であんなに強いんだろう、強って。 1巻読んでも理由は分かりませんでした。 全日本大学空手道選手権優勝の星崎愛之助がライバルを再起不能にした「TSUYOSHI」なる人物を探し、コンビニ店員川端強と出会うところから物語が始まります。 最初に言います。 これ、ギャグです。完全なるギャグです。 真面…

  • 「服福人々」2巻(坂本拓著 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「服福人々」2巻(坂本拓著 集英社) (作品紹介) 1巻 (2巻感想) 物語自体は、1巻で紹介したように、オジさん二人が洋服(今回はスニーカーもあるよ)を買いに行く話です。 そこは変わりません。洋服については着こなし術がいろいろ出てくるので、抵抗がなければ男性にもおススメします。とくに30代以上の方。 廻谷さんがイケています。 「オレとお買い物に行ったりさ」 「恋愛以外にも充分楽しくて幸せなことってあると思うんだよ」 これが、一人でもちゃんと自立している大人の男性が言うから、芯がぶれてなくてカッコいい。 ちなみにこの後で、主人公サクに若い娘雀とデートに行く…

  • 「松かげに憩う」壱(雨瀬シオリ著 秋田書店)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「松かげに憩う」壱(雨瀬シオリ著 秋田書店) (作品紹介) 幕末の日本を生き急いだ男・吉田松陰。 その儚き生涯と熱い生き様を描いた作品 (感想) 吉田松陰。そう聞けば「松下村塾」と思い浮かぶ人が大半でしょう。 実際開いたのは、彼の叔父の玉木文之進でっす。 で、この松陰の叔父が、当時子供というか幼児といってもいい年の松陰に鉄拳制裁をして吉田家の家学である山鹿流兵学を叩き込みます。 勿論、それは吉田家の家禄を守るという大義名分(その当時にとっては本当に大義)があるのですが、令和の今見ると、本当に児童虐待で訴えられるレベルです。 そして、その後の松陰の人生を知っ…

  • 「ハヴ・ア・グレイト・サンデー」1巻(オノ・ナツメ著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ハヴ・ア・グレイト・サンデー」1巻(オノ・ナツメ著 講談社) (作品紹介) 小説家・楽々居(ささい)輪治。長くニューヨークで暮らしていた彼は、実家の手入れの為に東京に戻ってきた。そんな彼を慕って日本に住んでいる息子・マックスと娘婿・ヤスが日曜日に彼の元を訪れて… (感想) 主人公輪治と息子マックス、娘婿ヤスの3人がのんびりゆったりと過ごす日曜日を描いた短編漫画。だから「グレイト・サンデー」なんでしょう。 皆それぞれに家庭を持ち、家族がいるけれど、日曜日に何故か集う。そんな漫画です。 輪治の息子マックスはパパ大好きっ子で、一見すると父親にもの凄く依存してい…

  • 「葬送のフリーレン」3巻(原作:山田鐘人 作画:アベツカサ 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「葬送のフリーレン」3巻(原作:山田鐘人 作画:アベツカサ 小学館) (作品紹介) 1巻 2巻 とりあえず2巻は読んでおかないと、3巻は全くついていけなくなります。 (3巻感想) 「このマンガがすごい!2021」オトコ編第2位ということで、おめでとうございます。 この漫画、勇者一行が魔王を倒した後の物語という、普通の英雄譚とは少し異なるテイストになっています。しかし魔王が倒れた後とも言っても、魔族が滅びたわけではないというのがこの世界です。前巻から始まった魔族との戦いが3巻の前半まで続きます。 この巻で、この漫画における魔族にとっての「魔力」の定義が分かり…

  • 「ドミノin上海」(恩田陸著 角川書店)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「ドミノin上海」(恩田陸著 角川書店) (作品紹介) 前作:「ドミノ」 前作から5年後の上海を舞台に描かれた続編。 今度は、25人と3匹のどたばたドラマ。 (感想) 前作「ドミノ」は規格破りの大人数登場という意欲作でしたが、16年後の今作は総勢25名プラス3匹出てきていても、そんな気負いを全く感じない程とてもスムーズ話が運んでいて、明らかに作者の技量が上がっていることを感じました。 関東生命八重洲支社の3人娘を中心に何人かの登場人物は前作に続いて出てきますが、半分以上は、「ドミノin上海」という事で、新たな人たちが登場します。 個人的には「ドミノ」に出てい…

  • 「このマンガがすごい!2021」発表

    ※ネタバレ注意 今年は無事発売されたよう何よりです、 「このマンガがすごい!2021」(宝島社)。 オトコ編第1位は「チェンソーマン」 オンナ編第1位は「女の園の星」 共に過去に紹介していますので、もしよろしかったら当ブログ「埋もれ木図書館」をどうぞ。 オンナ編1位の和山やま先生の作品だと、5位にランクインしていた「カラオケ行こ!」が、個人的にはおススメです。 和山やま先生お得意の脱力系笑いと共に最後にホロっと来る場面があるので。 オトコ編・オンナ編共に10位までランクインされた作品の中で個人的に「このマンガがすごい!」なら、オンナ編4位の「マイ・ブロークン・マリコ」をあげます。 「親友の死に…

  • 「ケーキの切れない非行少年たち」(宮口幸治著 新潮新書)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「ケーキの切れない非行少年たち」(宮口幸治著 新潮新書) (作品紹介) 児童精神科医である筆者が多くの非行少年と出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気が付く。 人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導くメソッドも公開した一冊。 (感想) 「ケーキの切れない非行少年たち」。なかなかインパクトの強い言葉です。 この言葉と、表紙に描かれた絵を見て怯んだ人もいるんではないでしょうか。 かく言う管理人もその一人ですが、怯まずに是非読んでみて下さい。 ちなみに「ケーキの切れない」というのは…

  • 「絶対に挫折しない日本史」(古市憲寿著 新潮新書)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「絶対に挫折しない日本史」(古市憲寿著 新潮新書) (作品紹介) 「面白い日本史が読みたい!」という筆者が、『サピエンス前史』に着想を得て描いた新しい日本史入門。 (感想) 正直挫折しそうになりながらも、読了。 本編を読み、463項目にも及ぶ注釈の全てを読むのは結構時間がかかりました。 ちなみに固有名詞が極力省かれて説明されているので、固有名詞を答える受験問題対策や、テレビのクイズ番組の回答には本書はあまり使えないと思われます。 ココから先は管理人個人の雑感になりますが、挫折することなくざっくりと日本史を勉強し直したい方は、第一部の通史編を読むのがおススメで…

  • 「仄見える少年」1巻(原作:後藤冬吾 漫画:松浦健人 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「仄見える少年」1巻(原作:後藤冬吾 漫画:松浦健人 集英社) (作品紹介) 怪異を察知する能力がある少女哀別理久。ある日霊感少年と噂される片儺木伊織から呼び出しを受ける。その内容が、彼女がある霊怪に憑りつかれているというもので… この日を境に「ある能力」を持つ少女理久と霊感少年伊織との奇妙な繋がりが生まれる。 (感想) 以前ネットで話題となっていたので、いつか読みたいと思っていた作品。 単行本になったので、早速購入。 ジャンルとしてはホラー漫画に分類されるので、苦手な方はご注意ください。 管理人もどちらかというと苦手な方ですが、そんな苦手な管理人にとって…

  • 「王様ランキング」9巻(十日草輔著 KADOKAWA)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「王様ランキング」9巻(十日草輔著 KADOKAWA) (9巻感想) 漫画の帯にも、巻末にもありましたが、来年秋にテレビアニメが放送される予定との事。おめでとうございます。 筆者の十日草輔氏の自伝漫画を読んで、この作品を世に出すまでに多くの苦労と歳月があった事は知っているので、本当に良かったです。 管理人ネットでの連載も常に読んでいるので9巻収録分は既に読んでいますが、9巻は辛い内容が多いです。特にこの巻で中心となる、ミランジョの過去物語はかなり悲惨です。 彼女の母親の最期については、ネットでの掲載時はもっと悲惨極まりないもだったと記憶していたので、単行本…

  • 「チ。ー地球の運動についてー」第1集(魚豊著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「チ。ー地球の運動についてー」第1集(魚豊著 小学館) 名作、来ましたよ。名作。 (作品紹介) 中世ヨーロッパP王国。 12歳で天才児で大学入学を許可された天才児ラファウは、“合理的に生きる”を信条に生きてきた。 「禁じられた研究」をしたことで一度は捕まった男、フベルトと出会うまではー。 中世ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、禁忌の学問とそれに魅入られた人々の物語。 (感想) 以前、同作者の作品「ひゃくえむ。」全5巻があんまりにも素晴らしすぎて、「ただ読め」としか書けなかった事、書いたもののあまり反応が得られず悔しかった事もあり、今回は魅力を書いていく…

  • 「ドミノ」(恩田陸著 KADOKAWA)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「ドミノ」(恩田陸著 KADOKAWA) (作品紹介) 東京駅を舞台に、1億円の契約書を待つ保険会社、オーディションを受ける子役とその母親たち、幹事長の座を巡るミステリ連合会のメンバー、俳句のオフ会メンバー、過激派爆弾魔メンバーたちなどなど、総勢27名プラスαが巻き起こすドタバタ喜劇(悲劇?)! (感想) 解説にも書かれているように、小説を書くハウツー本としてよく言われている登場人物の限界(「50頁未満の短編小説の場合は2、3人が限度」「500頁を超える長編でも10人を超える人物を描き分けるのは初心者にとって至難の技」)をはるかに超える意欲作であり、実際登場…

  • 「怪獣8号」1巻(松本直也著 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「怪獣8号」1巻(松本直也著 集英社) (作品紹介) 怪獣発生率が世界屈指の(架空)日本で、かつて防衛隊員を目指していた主人公日比野カフカ。ある日彼は、謎の生物によって、身体が怪獣化してしまい… (感想) 現在、ジャンプ+で好評連載中の作品。 主人公の名前がカフカ。ちなみに小説「変身」の主人公の名はグレーゴル・ザムザであって、カフカは作家の名字です。 以上、どうでもいい世界文学基礎知識でした。 ある日、謎の生物によって身体が怪獣化してしまった主人公日比野カフカ。 身体と能力が怪獣化してしまっても、理性の方は人間のまま(理性まで怪獣化すると普通に悲劇)の彼は…

  • 「レストランテ・パラディーゾ」全1巻(オノ・ナツメ著 太田出版)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「レストランテ・パラディーゾ」(オノ・ナツメ著 太田出版) (作品紹介) リストランテ「ガゼッタ・デッロルソ」オーナーの妻オルガの隠し子、主人公ニコレッタが、オーナーに自分の存在をバラしにローマまでやって来た。 イタリア老眼鏡紳士(要はイケオジ)達が働くリストランテ「ガゼッタ・デッロルソ」を舞台にした主人公ニコレッタの恋物語。 (感想) 「BADON」や、「レディ&オールドマン」など読んでいた管理人としては、恋愛色全開の物語に戸惑いました。 主人公ニコレッタが恋をしたのは、メガネの似合うイタリア紳士クラウディオ。 親子ほど年齢が違う二人。 昨日の「私の少年…

  • 「私の少年」全9巻(高野ひと深著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「私の少年」全9巻(高野ひと深著 講談社) (作品紹介) スポーツメーカーに勤める主人公多和田聡子と、偶然夜の公園で知り合った少年早見真修との、二人の交流の物語。 (感想) 大人の女性と少年との物語、しかも「私の少年」なんてタイトルだとかなり不穏で倫理的にどうなの?な話を想像されるかもしれませんが、実態はむしろ逆。 最初の出会いは「ネグレスト被害の子供」と「それを保護する大人」というスタンスで、しかも主人公聡子さんの混じりっ気なしの善意の保護行為も、年齢の所為で完全アウトという、これ以上ない程倫理を重んじ(実際法律に詳しい人にも相談する)、差別や偏見、そし…

  • 「相談の森」(燃え殻著 ネコノス合同会社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「相談の森」(燃え殻著 ネコノス合同会社) (作品紹介) ウェブサイト 文春オンライン 「燃え殻さんに聞いてみた。」を書籍化したのが本書。 (感想) まず、筆者の燃え殻さんへ。 この本、おらが地域の一番大きい本屋でランキング上位に入っていたのを発見し、購入。自分だけが欲しいと思っていたけれど、どうやらおらが地域の周りの人たち皆も欲しいと思っていたようで売れ行きはたいへん良好です。 閑話休題 本書はウェブサイトで連載されていた頃から、管理人密かに楽しみで読んでいたウェブ相談「燃え殻さんに聞いてみた。」が書籍になりました。管理人と同じくこの連載が好きな方は是非ど…

  • 「ひきこもりグルメ紀行」(カレー沢薫著 ちくま文庫)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする文庫) 「ひきこもりグルメ紀行」(カレー沢薫著 ちくま文庫) (作品紹介) 当ブログではおなじみカレー沢薫先生のコラム集。 お題は家にいながらして食すことの出来る「お取り寄せ」。 各都道府県の名物を知って楽しみ、食べておいしいの2度楽しめる「お取り寄せ」。 カレー沢薫先生の一押し「博多通りもん」を超えるグルメは果たして出てくるのか!? (感想) 「GO TO 自室」の帯もイケてるこの文庫本、カレー沢薫先生の一ファンとしては当然発売日に地元で一番大きな本屋で購入。そこから、毎日チマチマチマチマ読み進めてようやく読了しました。 勿論一日もかからず一気読みも可能です…

  • 「満州アヘンスクワッド」2巻(原作:門馬司 漫画:鹿子 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「満州アヘンスクワッド」2巻(原作:門馬司 漫画:鹿子 講談社) (作品紹介) 過去の紹介→1巻 (2巻感想) 「ドラッグ・性・バイオレンス」が描かれた「満州アヘンスクワッド」の世界を再びお求めに来られた皆さま。 お待たせしましたの2巻紹介。 内容を一言でいうならば、1巻と比べて 完全にヌルイ。以上。 こんな平和な漫画じゃなかったはずなのに…。 違う意味で1巻以上に衝撃でした。 2巻でもバイオレンスな場面があることはありますが「アヘン売人グループ~勇とゆかいな仲間たち~」状態になってしまってます。 平和です。あまりに平和過ぎます。 勿論アヘン売人という事自…

  • 「鬼滅の刃」最終23巻発売日と社会現象

    ※ネタバレ注意 この話題を避けて通る方がむしろ不自然だろうということで、取り上げました。 「鬼滅の刃」最終23巻が本日発売です。 表紙絵は炭治郎と禰豆子。 炭治郎の身体の向きは、原作ファンなら皆知っているあのオチを示唆しているのでしょう。 1巻と同じようにラストもこの二人だけで飾るというところがイイですね。 最終直前話と最終話は勿論知っているけれど、内容は読んでみてのお楽しみ! ちなみに最終話は大正時代ではなくて現代の話だよ!(今更情報) さて、タイトルでも書いたように社会現象と言われるだけあって、管理人が記憶している限りでは、管理人のリアル世界でこれほどまでに漫画にそれほど馴染みが無い人たち…

  • 「満州アヘンスクワッド」1巻(原作:門馬司 漫画:鹿子 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「満州アヘンスクワッド」1巻(原作:門馬司 漫画:鹿子 講談社) (作品紹介) 時は昭和12年。関東軍の兵士として満州にやってきた主人公日方勇は、戦地で右目の視力を失う。前線の部隊から外され、農業義勇軍として働くある日、農場の片隅でアヘンの原料である芥子が栽培されていることに気が付く。 ペストにかかった母を救うためにアヘンの製造に手を染める勇。そしてそれが、後の彼の運命を大きく変えていく… (感想) 「埋もれ木図書館」の紹介する漫画がヌルイと思っている皆様お待たせしました。 今日紹介する漫画は、「ドラッグ・性・バイオレンス」全て揃った作品になっています。 …

  • 「ボイスラ!!」1巻(OCTO著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ボイスラ!!」1巻(OCTO著 講談社) (作品紹介) 妹の美大学資を稼ぐため、一攫千金(1,000万円)を夢見て、友人の豊満が勝手に応募した声優養成所の入所オーディションを受ける事になり… (感想) 風貌と声量と見た目で周囲に誤解されているヤンキー高校生が、今まで興味もなかった「声優」という世界に足を踏み入れる、お仕事漫画であります。 管理人も昔見たテレビ番組で、プロの「声優」がオーディションに受かって仕事を勝ち取らないと生活できない、本当に大変だという世界だというのは知ってはいましたが、それ以外は「声優」という仕事についての知識は完全にズブの素人なの…

  • 「地図にない場所」1巻(安藤ゆき著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「地図にない場所」1巻(安藤ゆき著 小学館) 「町田くんの世界」、「透明人間の恋」などで知られる安藤ゆき先生の最新刊。 待ってました!! (作品紹介) 家でも学校でも居場所がなく、齢13歳にして「人生終わった」と絶望する主人公土屋悠人。隣人で世界的バレリーナ宮本琥珀がケガによる引退、そして唯一の肉親である母親を失ったことで、「俺より終わってそう」と興味本位で彼女が一人住む、隣の家に回覧板を持って訪問し、3年振りに宮本琥珀と再会するが… (感想) 待ってましたの、安藤ゆき先生の最新刊。 ネットで連載されていたのを知ったのも実はつい最近で、1巻が発売されると知…

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