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埋もれ木図書館 https://hanairoribon.hatenablog.com/

三度の飯より漫画・本が好きの文字通り趣味が読書の管理人です。 流行りのものから名作まで、好きな作品を書き散らします。 新規分野を開拓したい方の参考になれば、嬉しいです。

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2019/09/25

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  • 「カレー沢薫のカレーなる夫婦生活#117」仲直りの仕方

    ※ネタバレ注意 (本日紹介するコラム) 「カレー沢薫のカレーなる夫婦生活#117」仲直りの仕方 (感想) 夫婦生活について、毎回テーマに沿って書かれているコラム。 副題であるように今回は「仲直りの仕方」がテーマでっす。 勿論、主題は夫婦生活(エロい意味だけでなく)について言及されてはいますが、書かれていることは、人間関係全般についてわりと当てはまるので紹介。 今回のコラムを物凄く端折って管理人なりに意訳して書くならば、ケンカも仲直りも心身ともに疲弊するから、何らかのきっかけで「怒り」が沸いてもそれを抱いた人間がさっさと鎮める、鎮まるのが総合的に考えて結局一番妥当、というもの。 青春真っただ中の…

  • 「隣席にヒーロー」(家守まき著 ジャンププラス)

    ※ネタバレ注意 ※ジャンププラス祭りか、これ (本日紹介する漫画) 「隣席にヒーロー」(家守まき著 ジャンププラス) (作品紹介) ヒーロー好きの主人公日野は、ある日、ひょんなことから隣席の古屋が対エイリアン特務ソルジャーXであることを知り、なんと彼のイメージアップを図る相棒となって…。 (感想) 前に紹介した「怪獣8号」がお好きな人は、似たような世界線なので、気に入るかもしれません。 少女漫画や女性誌にバリバリ掲載されているような描写の登場人物たちが、ゴリゴリのヒーロー戦隊ものの少年漫画に闊歩しているそのギャップを面白がれるかどうかも、本作を楽しめるところですね、はい。 こういう作品(戦隊ヒ…

  • 「さかさま船の魔女」(近藤笑真著 ジャンププラス)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「さかさま船の魔女」(近藤笑真著 ジャンププラス) (作品紹介) 死者が悠久の時をすごすあの世との境、逆様船。 逆様船に招かれた少女アンナは、先住者ドリーとともに、己の死に向き合い、そして自分の死後の世界と向き合う。 悠久のファンタジー。 (感想) 人間の愚かさの「歴史」を凝縮してまとめたような物語です。 そして「怒り」の物語でもあります。 死後に存在する悠久の時、と聞くと死をも超越した都合の良いファンタジーに聞こえそうですが、決してそうならない(詳しくはネタバレになるので伏せます)仕組みも良いですね。 「歴史」における被害者と加害者。 そのどちらの姿も描…

  • 「ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~」1巻(漫画 みやのはる 原案・監修堀江宏樹 KADOKAWA)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~」1巻(漫画 みやのはる 原案・監修堀江宏樹 KADOKAWA) (作品紹介) 主人公琉花は化粧品の開発部に勤める女性。 仕事では成功をおさめ、老舗ブランドとの新商品開発のために上司と共にフランスに渡った琉花は、フランスのホテルでなぜか18世紀のフランスへタイムスリップしてしまう。 今回の仕事の為に持って行った手持ちの化粧品だけが財産の、彼女の前に現れた髪結師レオノール・オーティエ。 琉花とレオノールとの、化粧技術と髪結技術がタッグを組んだ、18世紀タイムスリップ漫画始動。 (感想) このサイトでも出てきますが、…

  • 「月の子供は夜踊る」(岩渕竜子著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「月の子供は夜踊る」(岩渕竜子著 小学館) (作品紹介) 主人公・東郷晴臣の婚約者がある日突如消えた。 彼女は、一体どこに? 「月読」として、性別を失った彼女はどこに行ってしまったのか? 晴臣たちの、婚約者黒川やまとを捜す旅が始まる。 (感想) 最初は、主人公東郷晴臣が「月読」という存在の謎と、分からなくなってしまった黒川やまとの行方をただひたすらに追うサスペンスな物語かと思っていましたが、「月読」たちが暮らす「学園」に住まいを移した黒川やまとのターンが始まってから、逆に性別がはっきり分化していない「月読」たちの(子供だけでなく大人も含めて)恋の物語に話が…

  • 「チ。ー地球の運動についてー」第5集(魚豊著 小学館)

    ※ネタバレ注意 ※5巻は、ネタバレせずに説明するのが難しい (5巻感想) 1巻と同じく展開が激アツの5巻。 物語が激しく動きます。 ちなみに、ネタバレが嫌な方は、先に本作を読むことを奨励。 話の面白さは保証します。 4巻の終わりを読むと、5巻はやっぱりオクジー中心の話だよなと思いきや、 何となんと、バデーニが大活躍。 ここの良い意味で裏切られる展開がたまらなく良いです。 作者の魚豊先生は、ストーリー運びが上手いなあと感心。 ちなみに管理人の中でバデーニ株が高騰です。 5巻は、オクジーとバデーニの二人が本当にいい。 そしてもう一人の人物、ノヴァクの娘ヨレンタ。 管理人もいつかはそうなるかなあと思…

  • 「カペラの眩光」1巻(相澤いくえ著 白泉社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「カペラの眩光」1巻(相澤いくえ著 白泉社) (作品紹介) 売れないまま27歳を迎えようとしているバンドマン・日辻青色。 彼のもう一つの顔は、高校時代からの友人・夜木のゴースト(身代わり作者)。 しかし、夜木の絵がSNSでバズッたことにより、運命は大きく動き始めて…。 (感想) 前にも紹介した「アンタイトル・ブルー」を彷彿とさせました。 (ちなみに「アンタイトル・ブルー」の紹介時も本作の名を出しました) 絵の作者に何らかの理由があって、主人公が身代わりの作者を名乗っているという、設定だけ見るならほぼ同じ話です。 ただ、本作では中盤以降から正直どちらに転ぶか…

  • 「ミステリと言う勿れ」月刊フラワーズ2021 11月号ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 ※「犯人はヤス」にはなっていないです。…多分。 今日は何の日、月刊フラワーズの発売日。 (本編感想) エピソード14の5回目。 いよいよ青砥さんによる尋問、もとい事情聴取が始まります。 そして、我らが主人公久能整の観察&推理が始まります。 我らが主人公が現場に入ってしまえば謎があっさり解かれてしまうというのに、「支点ちょう」はそのままリモート会議始めます。 ダメだよ「支点ちょう」、今回の計画を立てる前に「ミステリと言う勿れ」既刊9巻(令和3年9月現在)ちゃんと読んでおかないと。 彼、話を聞いた端からどんどん解いちゃうから。 そしてそれが幸いしたのか災いしたのか、今月号で我らが名…

  • 「ブランクスペース」2巻(熊倉献著 小学館クリエイティブ)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ブランクスペース」2巻(熊倉献著 小学館クリエイティブ) 日本語で訳せば「空白の空間」 どういう風にも受け取れて、いろんな話の可能性もありそうなタイトルですが、実は結構ホラーな物語。 (2巻感想) 人体生成こと透明な彼氏、あっさり完成。 その名もテツヤ君でっす。 以後よろしく(といっても見えませんが)。 スイはどんどん透明彼氏テツヤ君に夢中になり、一方の主人公のショーコは、そんなリア充を横目に自身は失恋続きで面白くない。 それが、2巻での主人公サイドの話。 そして、2巻からはショーコたちとは別サイドのストーリーも二つ、同時に展開されていきます。 一つが1…

  • 「ビターエンドロール 竜巳病院医療ソーシャルワーカーの記録」1巻(佐倉旬著 講談社)

    ※ネタバレ注意 ※毒舌注意報 (本日紹介する漫画) 「ビターエンドロール 竜巳病院医療ソーシャルワーカーの記録」1巻(佐倉旬著 講談社) (作品紹介) 主人公犬飼は、新人医療ソーャルワーカー。 とある理由で就活全敗した彼は、唯一就職できた竜巳病院でソーシャルワーカーとして、活動する。 彼の目を通して、語られるソーシャルワーカーの活動記。 (感想) 題字にあるように、医療ソーシャルワーカーの物語。 当たり前ではありますが、医療とお金、医療と生活は切っても切り離すことが出来ない問題です。 治療すればそれで終わり、ではないです。 その間もその後も人生はずっと続きますし、100%治ればいいですが、後遺…

  • 「ブルーピリオド」48筆目 アフタヌーン11月号(2021年)ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 ※大事なことなのでもう一度書きますが、ネタバレするから閲覧注意 今日は何の日、月刊アフタヌーン発売日。 このネタ久しぶり&発売日にネタバレ感想あげられるのも良かったです。 レッツネタバレ感想 (表紙絵感想) 解説するのも野暮いような気もしますが、おそらくアンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」にオマージュを受けた表紙絵。カラー。 八虎がど真ん中じゃないのが驚き。 彼のカラーは当然青。 先月号まで大活躍の橋田はやはり黒。 翳りのある表情なのは先月号までの名残なのか? (本編感想) おめでとう、桑名さん。 やはり藝大受かってたんですね。 現役時代から画力で定評のあった彼女なので…

  • 「リエゾンーこどものこころ診療所ー」6巻(原作:竹村優作 漫画:ヨンチャン 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「リエゾンーこどものこころ診療所ー」6巻(原作:竹村優作 漫画:ヨンチャン 講談社) (6巻感想) 6巻は摂食障害編の続きから完結編、そして、カサンドラ症候群。 最後に子供が性同一性障害かも?と悩めるママさんのお話三つが掲載されています。 どれもこれも一筋縄ではいかない問題を取り扱っていますね。 カサンドラ症候群については、そもそも父親がASDで、家にいる時はゲームばっかり、子どもたちはそんな父親を見て真似してゲーム三昧、そんな誰一人約束を守らない家族たちの姿を見た母親の、追い詰められていく気持ちが作画から痛い程伝わってきます。 社会生活を営む上で、お互い…

  • 「ブルーピリオド」11巻(山口つばさ著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ブルーピリオド」11巻(山口つばさ著 講談社) 令和3年9月22日発売最新刊。 昨日は買えませんでしたが、今日はちゃんとゲットしました。 (キャンバス風カード) 令和3年9月現在ブルーピリオドのキャンペーンを行っているらしく、お買い上げの皆様にカードをプレゼント。 管理人は11巻の主役の一人である、橋田を選択。 真面目でおさげだ。 彼らしく、服装は上下黒で白衣を着ています。 こちら、書いている時点(令和3年9月)の情報なので、こちらの記事をお読みした際終了している可能性もありますのでご注意ください。 こういうキャンペーンは終了も早いですから。 (11巻感…

  • いろいろ無理だった

    本日ブルーピリオド11巻発売日 雑誌で読んでいるので内容は多分全部知ってはいるけれど、 紹介することはおろか 購入することも出来ない体たらく。 感想は明日以降でお願いしやす。

  • 「夏を知らない子供たち 山本和音作品集」(山本和音著 KADOKAWA)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「夏を知らない子供たち 山本和音作品集」(山本和音著 KADOKAWA) (作品紹介) 山本和音先生の短編11編が揃った作品集。 (感想) 終盤からラストに向けてあっと驚くオチ、という意味では最初に掲載されていた「太陽からの手紙」が良かったですね。どうも山本和音先生も作者解題で「この話が一番好きです」と書かれているように、お気に入りの作品のようです。 管理人が、全11編の中で一番面白く読まさせていただいたのが、一番最後に掲載されていた「恋と夜をかけろ」です。 何が面白いって、過剰な恋愛至上主義社会という、今とはさも異なるような価値観の架空世界を描いているよ…

  • 「麻雀放浪記1青春篇」(阿佐田哲也著 双葉文庫)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「麻雀放浪記1青春篇」(阿佐田哲也著 双葉文庫) (作品紹介) 麻雀小説の金字塔といえば、これ。 麻雀を知らなくても、「麻雀放浪記」の名前を知っている人は多いはず。 (感想) 麻雀界で知らない人がいないであろう「雀聖」。 本名色川武大。 管理人がその名を知ったのは「さいばらりえこのまあじゃんほうろうき」から。 一度は読んでみたいと思っていたら、双葉文庫で発売されていたのを見て購入。 知っている人にとっては、今更感がハンパないですが、青春篇を一言で言うならば戦後直後の日本を舞台に、主人公「私」(もしくは坊や哲)が麻雀の世界にハマり、その世界の玄人になるべく修行…

  • 「龍と苺」5巻(柳本光晴著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「龍と苺」5巻(柳本光晴著 小学館) 令和3年9月最新刊 (5巻感想) リアル将棋世界ですと、藤井聡太三冠(令和3年9月19日現在)の活躍が目覚ましいですね。 こちら(漫画)の世界では、主人公の苺がやはり暴れまくっています。 でも最近は当社比でわりと大人しくなっていますし、挨拶すら知らなかった苺が対局前後にちゃんと挨拶しているのは、成長の証だと思われます。 全体的に展開が急なためか、5巻の冒頭ではフローチャートが載っています。 そうだよね、苺は伊鶴八段に財布を取られっぱなしになっていたよなあと思い出しました。 伊鶴八段は最近話に出てこないですが、息災なので…

  • 「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」(佐藤愛子著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介するエッセイ集) 「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」(佐藤愛子著 小学館) (作品紹介) 直木賞作家、佐藤愛子先生による最後のエッセイ集。 (感想) 何故本作が最後のエッセイ集なのかのいきさつが書かれている「さようなら、みなさん」も、非常に佐藤愛子先生らしい話でした。 特に長年の彼女のファンの方が読めば、「納得」の理由でしょう。 まあそればかりでなくても、エッセイ集に描かれている佐藤愛子先生の日々の生活を見れば、この一冊を出版までこぎつける程書くのにどれほどの労力を費やしたのかが非常いよくわかるので、ファンの方は、「さようなら、みなさん」は必読のような気がします。 佐…

  • 「カンギバンカ」4巻(原作:今村翔吾 漫画:恵広史 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「カンギバンカ」4巻(原作:今村翔吾 漫画:恵広史 講談社) (4巻感想) いきなり最終巻。 読み終わって( ゚ ρ ゚ )呆然とする管理人。 え、終わり? マジ終わり? ええっと、蔵田房信を討つ話は史実を上手くアレンジさせて、過不足ない話展開だなと思って三好元長の元に戻ったと思ったら、あれよあれよという間に一気にラストまで駆け抜けます。 管理人の誇張表現ではなく、本当に。 ちなみに生存が分からなくなっていた多聞丸は、結局お亡くなりになっていたんですね。 九兵衛が松永久秀なのはまず間違いないと思っていましたが、多聞丸もどこかで生き延びていて、闇堕ちしていた…

  • 「ワールドイズダンシング」1巻(三原和人著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ワールドイズダンシング」1巻(三原和人著 講談社) (作品紹介) 時は室町。 世阿弥こと、鬼夜叉は父観阿弥のもとで猿楽の修業をさせられている。 芸能の意味が分からないまま、鬼夜叉はある日、一人の女性に出会う。 鬼夜叉は彼女に今までに感じたことのない「よさ」を強く感じ… (感想) 「風姿花伝」といえばこの人、能の創生者世阿弥の物語。 彼の幼名は鬼夜叉。 何か中二病を拗らせた人間が、何かにかぶれてつけた名前のような印象を抱きますが、まごう事なき史実です。 どうでもいいけれど何気にカッコいいな、幼名が鬼夜叉って(永遠の中二病)。 名前は歴史の教科書などでも有名…

  • 「ひらやすみ」1巻(真造圭伍著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ひらやすみ」1巻(真造圭伍著 小学館) (作品紹介) 生田ヒロト、29歳フリーター。 彼は近所のおばあさんから平屋を譲り受け、美大に進学し上京してきたいとこのむつみと二人暮らしを始めます。 そんな二人の、東京平屋建てライフ。 (感想) 何か大きな事件が起こるわけではない、日常漫画。 ちなみにむつみちゃんは完全に妹ポジションなので、ヒロトとの間に何もないです。 おそらく今後も。 作品紹介で二人の仲に期待されないよう、今のうちに書いておきます。 主人公ヒロトの名誉のために書いておくと、彼の相手役になるであろう女性は別にいます。 閑話休題 この漫画の一番良いと…

  • 「海が走るエンドロール」1巻(たらちねジョン著 秋田書店)

    ※ネタバレ注意 ※後半は、辛口なので閲覧注意 (本日紹介する漫画) 「海が走るエンドロール」1巻(たらちねジョン著 秋田書店) (作品紹介) 夫と死別した主人公うみ子。 ご近所さんからのフラダンスを断る、そんな理由のために何十年ぶりにフラリと映画館に入った彼女は、そこで一人の美大生と出会い… (感想) 物語序盤はまさしく「メタモルフォーゼの縁側」の世界ですねー。 あちらは、連れ合いに先立たれて細々と書道教室をやっていた主人公雪さんが、本当に偶然出逢ったBLを通して女子高生のうららに出会うというものなので、実はうみ子さんの方が10歳若いですが、最初の方はわりと既視感がありましたね。 空気とか雰囲…

  • 「菌と鉄」1巻(片山あやか著 講談社)

    ※ネタバレ注意 ※紹介後半は、閲覧注意 (本日紹介する漫画) 「菌と鉄」1巻(片山あやか著 講談社) (作品紹介) キノコに支配された人類社会。 菌類は脳に寄生することで自由を奪い、思考を奪い、徹底した管理社会を築き上げた。 しかしそんな中で生まれた異分子こと、兵士ダンテ。 彼はヒーローか、それともただの出来損ないか… 兵士ダンテの戦いが始まる。 (感想) 1話が秀逸です。 直接的な暴力があまり見えない、つまり敵の正体がはっきり見えないアイディアもさることながら、はっきりと見えない相手による「管理社会」への警告は流石です。 これは子ども世代に読んでいただきたい話であります。 その感情は、その行…

  • 「君は永遠にそいつらより若い」(津村記久子著 ちくま文庫)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「君は永遠にそいつらより若い」(津村記久子著 ちくま文庫) 元題は「マンイーター」です。 津村記久子先生のデビュー作ですね。 (作品紹介) 大学卒業を間近に控え、地方公務員試験に受かり、単位も揃った主人公ホリガイの、卒業までの短くて長い日々を綴った、鮮烈グラフィティ。 (感想) 津村記久子先生のファンならお馴染みのデビュー作。 ファンの方なら「今更」ですが、実写映画化されるってんでおらが地域でも宣伝されていて購入。 最初は多少のコンプレックスは持ちつつも、冷静な視点を持つ主人公が安パイな地位(卒業確定、就職決定済)から同級生たちを淡々と眺めている大学生恋愛小…

  • 「山田夢太郎、外へ行く」(畠山達也/修行コウタ ジャンププラス)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「山田夢太郎、外へ行く」(畠山達也/修行コウタ ジャンププラス) (作品紹介) 7年間家に引きこもっていた山田夢太郎は、毎朝外で見かける女の子に話しかけるために、床屋へ髪を切りにたった一人で外へ出て行った。 (感想) これから読まれる方に先に言っておきます。 こちらの作品、悪い意味でのバッドエンドです。最近流行りのメリーバッドエンドなんてお優しい世界ではありません。 ガチのバッドエンドです。 それでもオッケー、むしろ当ブログは甘ったるい作品ばかり紹介しやがって思われる読者の方はどうぞ。 読んだ後の責任は取れませんが、バッドエンドであることだけは自信を持って…

  • 「トリリオンゲーム」2巻(原作:稲垣理一郎 作画:池上遼一 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「トリリオンゲーム」2巻(原作:稲垣理一郎 作画:池上遼一 小学館) ガンガン行くぜ!ハルとガクの二人が挑む、トリリオン起業漫画第二弾! (2巻感想) ジョニー・デップ登場(違)。 とうとう現れました、友情パワーがすごすぎる二人の前に投資家が。 ジョニー・デップもとい祁答院さん。 見た目はイケオジって感じでしょうか。そして彼が連れている秘書(?)が、どういう経緯を辿ってそうなったかはまだ定かではない、未来ではガクの秘書になっている水樹さん(当時は高校生)。 祁答院さんが3,000万円出資してくれたことにより、いよいよ本格的に起業が始まりますが、ちなみにこの…

  • 「トリリオンゲーム」1巻(原作:稲垣理一郎 作画:池上遼一 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「トリリオンゲーム」1巻(原作:稲垣理一郎 作画:池上遼一 小学館) (作品紹介) 世界一のワガママ男・ハルとパソコンが得意で真面目なガク。 最強のコンビが、てっぺん目指してゼロから起業を始める痛快ストーリー。 (感想) 当ブログでもお馴染み「Dr.STONE」の稲垣理一郎先生の原作。 何で今まで見逃していたんでしょう。 こちらかなり胸アツの起業漫画です。 天性の人たらしのハルと、真面目なガク。 正反対の凸凹コンビが、とてもイイ! 中学校から続く友情。 1巻は、そんな二人の非常にアツい友情がメインに描かれています。 ぱっと見人たらしのハルが大活躍するように…

  • 「羨望と白百合の君へ。」(あばたえくぼ著 モアイ)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「羨望と白百合の君へ。」(あばたえくぼ著 モアイ) (作品紹介) 真っ白で可愛い服が似合いそうな、正しくその名の通りの美少女東城百合に告白された真。 百合の告白を断るものの、どうしても諦められない彼女は真をデートに誘い… (感想) 四季賞2021夏森薫特別賞受賞作品。 森薫先生を真似たわけではありませんが、管理人個人的にこのお話好きです。 平たくいえば、好みです。 興味を惹かれたら、さっさと本編を読むことをおススメします。 (こちらはネットで掲載されているので、気が付いたら読めなくなったという場合もあるので、読む場合はお早めにお願いします) この漫画の肝は…

  • 「調理刑事の捜索ごはん」1巻(馬田イスケ著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「調理刑事の捜索ごはん」1巻(馬田イスケ著 講談社) (作品紹介) 料理と取調をミックスしたギャグ漫画 (感想) 現代の日本を舞台にしてはいますが、これもう完全にファンタジー漫画だから! フィクションではなく、ファンタジー。 真面目に考えてはいけません。というか考えたら多分読めません。 新舞刑事どころじゃなく、ツッコミどころ満載だから。 公僕が公務執行中に調理とかないから。 こういう事件現場って、風景は勿論、匂い(バッドな意味の方で)があるから、その中で全く気にせず、匂いに影響されず調理というのは本当にファンタジーだよ! そんな中、主人公が作る料理がネタに…

  • 「渚~河野別荘地短編集~」(河野別荘地著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「渚~河野別荘地短編集~」(河野別荘地著 小学館) (作品紹介) 表題作「渚」を含め、全4作掲載した短編集 (感想) 1巻完結。 漫画の値段とすると少しお高め(税込748円)ですが、個人的にはおススメします。 「旬」のように、年齢制限引っ掛かりまくりな話もあるので、汚れちまった大人世代向け。チビッ子世代には、ちょっと早いかな~? 若い大学生を巡っての微妙な三角関係を描いた「旬」。 男の狡さとロマンチストぶり、女の狡猾さとリアリストぶりがリアル。 嫌な意味でめちゃリアル。 しかしこの男性、ストライクゾーンがメチャ広いな。 今紹介した「旬」のドロドロ三角関…

  • 「銀河のカーテンコール」1巻(北駒生著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「銀河のカーテンコール」1巻(北駒生著 講談社) (作品紹介) 婚約者と別れたばかりの司書合歓木眞と、現役を引退したばかりの伝説の庭師松波誠二郎。 二人は偶然に同じ居酒屋に居合わせたことをきっかけに、意気投合する… (感想) 主人公合歓木眞さん30歳、伝説の庭師松波誠二郎さん70歳。 年の差40歳の物語。 ここまで年が離れていると、師匠とか助言者とか相談者とその弟子、みたいな人間関係だと思っていたんですよ。 購入前にお試しで読んだ第1話も、誠二郎さんは主人公の眞に対して、まだ時間も未来もある若者(眞)が何か理解の出来ないイマドキの言葉を使ってうだうだ悩んで…

  • 「檻ノ中のソリスト」3巻(森屋シロ著 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「檻ノ中のソリスト」3巻(森屋シロ著 集英社) 最新刊かつ、最終巻。 (3巻感想) 弟大好き姉ちゃんによる、弟救出劇完結。 2巻で早くも弟と再会。 その後展開がどうなるのかと思ったら3巻で完結。 確かに3巻で完結するなら、2巻で正体が分かっていないとですねえ。 全体的に駆け足感はありましたし、監獄街自体の存在意義を深く考えると、話にあったシステムはちょっと、いやかなりマズイだろうと思わないでもないですが、そこのところには触れずに終了。 死亡フラグが立っていると管理人が完全に思い込んでいたロス大佐が、最終決戦にも出てこないし、本気で国境を越えた時にも出てこな…

  • 再読「ルックバック」(藤本タツキ著 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 再読「ルックバック」(藤本タツキ著 集英社) (再読感想) ジャンププラスで期間限定無料公開され、大きな反響を呼んだ傑作が令和3年9月3日本日単行本として発売。 「ルックバック」だけだと、単行本として発売するにはちょっと分量が少なくなると思っていたので、他に短編を一つ付けるかと予測していましたが、潔く「ルックバック」のみ掲載。 しかも、おまけもあとがきも制作秘話も何も載せない潔さっぷり。 当初はデータベースのみでしたが、紙の単行本になったことで、カバー絵やカバーデザインも堪能。 全体のカラーが淡い黄緑色、全体的に少年漫画向きとは思えないパステル調になっ…

  • 「地図にない場所」2巻(安藤ゆき著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「地図にない場所」2巻(安藤ゆき著 小学館) (2巻感想) 主人公悠人と、元天才バレリーナ琥珀さんとの「イズコ」探しの旅、2巻目。 「イズコ」探し自体に大きな進展はないですが、2巻にしてとうとう悪役登場。 ちなみに転生した令嬢とかではないです。 主人公悠人と同じ中学校の成島。 上から目線でやな事を言う、分かりやすいタイプの悪ボーイが出てきましたよ。 成島の言葉に繊細な中学生男子である悠人はベッコベコに凹まされます。 その後の琥珀さんのフォローがステキ。 「スランプ」っていうと、どうしても悪い意味でとらえてしまいますが、 「今はスランプだからしょうがない」と…

  • 「東京ヒゴロ」1巻(松本大洋著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「東京ヒゴロ」1巻(松本大洋著 小学館) (作品紹介) 漫画編集者塩澤は、とあることがきっかけで30年勤めた出版社を退職した。 しかし、漫画を諦めることが出来なかった彼は、もう一度漫画を作ろうと、かつて関係した漫画家たちの元へ訪ねて行く…。 (感想) こちら定価1,500円(税込)也。 あらやだhanairoribonさんたら、ハードカバーの一般文芸本と間違えてません?と一瞬思われそうですが、現在の税率(10%)ならガチで一冊このお値段です。 定価500円のコミック本が3冊買えてしまうお値段ですのん。 そういう意味では、気軽に「おススメ」と書ける値段で…

  • 「定額制夫のこづかい万歳~月額2万千円の金欠ライフ~」3巻(吉本浩二著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「定額制夫のこづかい万歳~月額2万千円の金欠ライフ~」3巻(吉本浩二著 講談社) 令和3年8月発売 (3巻感想) あれ?1巻の紹介して今度は3巻? 2巻の紹介忘れていない?と思ったあなたは正しい。 2巻も出版されているし、勿論既に読んでいます。ただ、感想はあげていません。 閑話休題 単身赴任をされた方の小遣い話は、未婚既婚問わず参考になる話なので、自分で衣食住賄っていない人は必読。 暮らしていくって、単純に食費・家賃だけじゃないから。水道光熱費、ここには出ていなかったけれど、携帯(スマホ)代、各種保険料、車を持っている人ならガソリン代など、インフラがかかる…

  • 「変人さんーアパート謎解きー」(グローバルギア)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介するスマホゲーム) 「変人さんーアパート謎解きー」(グローバルギア) (作品紹介) 舞台は格安物件のアパート。 あなたはそのアパートの「管理人」(男性)となって、住人たちの家賃の回収に行きます。 住人たちの部屋を訪れることで、彼らのトラブルや、ヒミツを垣間見る、謎解きゲーム (感想) 今時家賃はどう考えたって自動引き落としだろうが、というツッコミは不可。 今年8月にリリースされたスマホゲーム。 ジャンルとしては謎解きです。 今のところ1階から10階まで、一つの階につき1号室から4号室、つまり全部で40人の住人から家賃を回収するために、住人の元を訪れるゲームです。 一つ…

  • 「マロニエ王国の七人の騎士」月刊フラワーズ2021 10月号 ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 ※ハラペコ×コレットがデフォルトなんで、そこのところはよろしくお願いします。 ※話の展開より、ハラペコ達の動向を追った、偏った感想です。 (表紙感想) 今回はハラペコがピンで登場。 コレットはどこに行ったんでしょうか。 二人のイラストを期待してただけにちょっと残念。 (本編感想) ハラペコ×コレット派は一読の価値あり。 ごちそうさまです、な展開。 岩本ナオ先生は、本当にツボをよく心得てらっしゃる。 では、ごちそう展開ネタバレタイム。 ご自身の目で確かめたい人は、先に本編を読んで、悶えてください。 ハラペコ自身の正体に関係するのですが、自分自身が「かわいくある」ことに固執する彼に…

  • 「ミステリと言う勿れ」月刊フラワーズ2021 10月号ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 ※管理人の役に立たない推察付 (表紙感想) 今月号は、表紙というより本当に前回の続き。 珍しいですね。 ハロウィンの格好をした我らが主人公が出ても、緊迫感がそがれるからでしょうか? (本編感想) エピソード14もすでに4回目。 いよいよエピソードも佳境に入りました。 管理人誤解をしていたようですが、どうも我らが主人公たちが探した子供は、すでにお亡くなりになっているんですね。 我らが主人公にも、その事もあって流石に疲れが見えています。 こういう時に頼りになるのが現役の刑事である青砥さんです。 どのような方法で彼らが常に見張られているのか。 見張っているなら、我らが主人公達が見つけ…

  • 「ブルーピリオド」アフタヌーン10月号(2021年)ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 何をどう頑張っても、覆水盆に返らず。 昨日のデータが返ってこない~。 (本編感想) 新たに書き直しの感想です。 昨日の勢いと文章は戻ってきませんし、発売からもう2日経っているので、新鮮味もありませんが書きます。 (今月のブルーピリオドさん) ・絵画教室編ラスト 美術予備校前哨戦という気持でも読んでいたので、絵画教室のラスト、「習い事を全部辞める」は予想外でした。少なくとも絵画教室は続けると思っていたんで。 単純に「お稽古事」としてみると、絵画に限らず何であれ、昔「お稽古事」をしていて、それを今の趣味にも飯のタネにもしていない側からすると、このラストは「分かる」。一度は通る道です…

  • データが吹っ飛んだ

    フトンならぬデータが吹っ飛んだ。 今月のブルーピリオドの感想が一瞬で虚無の彼方に。 もう一度書こうにも、今度はパソコンがネットに繋がんねぇ。 このままいくと、日付が変わる方が先っぽい。 今月のブルーピリオドはねぇ、ラスト一コマにやられたよ! 桑名さん、おめでとう!!

  • 1/3本分のごぼう麺キムチチゲ風スープ(セブンイレブン)

    今日は何の日月刊アフタヌーンの発売日ですが、 時間の都合上明日以降にアップします。 新発売と店に出ていた1/3本分のごぼう麺キムチチゲ風スープ。 食した感想は、ごぼう味の麺というよりも、麵状になった「ごぼう」でした。 スープはキムチチゲ風。 キムチラーメン低カロリー版というよりも、キムチスープごぼう付き、といった方がイメージに合うかもしれません。

  • 思ったより早く更新できそうです

    こんばんは。hanairoribonです。 昨日諸事情から「お休みします」と書きましたが、思ったよりも早く更新できそうです。 当初一週間位は更新は無理かなあとか思っていました。 明日は難しくても、明後日には通常運転に戻りたいと思います。 ちなみに今回のお休みの理由はインフラ的なものです。

  • 今日からお休み

    諸事情により、今日からお休みします。 よろしくお願いします。

  • 「ROOT&ROOT」(山うた著 こみっくめづ)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ROOT&ROOT」(山うた著 こみっくめづ) (作品紹介) 裕福な家庭で育った葉介は、ある夏の日、家のクルーザーで遊んでいた最中に海に落ちてしまう。その後目が覚めて家に戻ったら、そこには彼女と一緒にいた“自分”がいた!しかもその“自分”は鈍器を持って葉介の命を狙う。 一体何故、何が起こったのか…? (感想) こみっくめづに現在掲載されている漫画。 短編漫画ながらも、オチも何故もう一人の“自分”がいたのかもちゃんと伏線回収されて終わります。 個人的には、ミミズの伏線回収が良かったです。 ちなみにこの作品ホラーじゃなくて普通にハッピーエンドのヒューマンドラ…

  • 「うちとわたし」(藤田直樹著 モアイ)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「うちとわたし」(藤田直樹著 モアイ) インフラが整っていれば閲覧可能。 (作品紹介) 理想の「私」と現実の「うち(呼称)」との狭間で思い悩む社女性サキの、ある日常を切り取った物語。 (感想) 理想の「女性像」とやらに当てはまらない自分に悩み、 ゲーム三昧で家事の一つもロクにすることがない同棲相手に愛想を尽かし、 欲しいもの(グランドピアノ)を買おうにも、ダブルワークに身体も心も追いつかない主人公のサキ。 現代の若者が抱えそうな問題を背負った、正しく「閉塞感」という言葉がピッタリの主人公。 ちょっと頑張れば、するすると物事が上手くいくというご都合主義がない…

  • 「武士スタント逢坂くん!」1巻(ヨコヤマノブオ著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「武士スタント逢坂くん!」1巻(ヨコヤマノブオ著 小学館) (作品紹介) 江戸時代、武士でありながら春画師として熱狂的な人気を誇る逢坂総司郎。 しかし“春画禁止令”により逢坂は処刑されることになる。処刑されるその寸前で、何故か令和時代にタイムスリップ。 そしてそこは、連載漫画家の仕事場で…。 (感想) タイムスリップコメディです。 この作風のギャグが受け入れられるかどうかが好みが分かれるところ。 主人公が春画師ということもあって、春画が思ったよりも出てきます。いろいろ。 春画に耐性がない人はバックオーライプリーズ。ちなみに現代もののエロ漫画も作中作としてち…

  • 「それでもしますか、お葬式?」2巻(原作:三奈仁胡 漫画:岡井ハルコ 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「それでもしますか、お葬式?」2巻(原作:三奈仁胡 漫画:岡井ハルコ 集英社) 令和3年8月最新刊。 (2巻感想) 予備知識なしで購入した1巻も良かったですが、2巻はさらに良くなっていました。 1巻を購入して、「もう二度と読みたくない」と思った人以外なら、2巻は買いです。 2巻では、「生前葬」と「エンバーミング」(=遺体保全技術)の話が出てきます。 先に「エンバーミング」の話から感想を述べますが、この技法については管理人全く知らなかったので驚きでした。「エンバーミング」というと、管理人某少年漫画を彷彿とさせたので、ダークファンタジーでも始まるのかと戦々…

  • 「スタンドUPスタート」4巻(福田秀著 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「スタンドUPスタート」4巻(福田秀著 集英社) (4巻感想) 一冊まるごと、かつて三ツ星重工で首を切られた男たちによる、再生のスタートアップ編となっています。 非常に胸アツ展開。 今回は1話完結ではないので、読みごたえも十分にアリ。 3巻は何故か恋のさや当て的な展開になっていて、勿論登場人物が恋愛することは全然悪くはないのですが、管理人個人としては登場する人たちの「スタートアップ」が読みたかったので、4巻の展開は「よ、待ってました!」です。 同じような考えの人がいたら、4巻は正直「買い」です。 大規模なスタートアップをやるなら、これほどまでに長い期間…

  • 「PUIPUIモルカーもぐもぐパーキング(スマホゲーム)

    ついに出た!! モルカー好きのモルカー好きによるモルカー好きのための、スマホゲーム。 基本無料なので、インフラが整っていれば遊べます。 モルカーたちにタッチすると出る鳴き声が、正しくアニメのあの声そのまま。 とてもカワイイ。 文字通り本当にトコトコ動く(走る?)モルカー達の質感が、クリっと丸くて、本物の羊毛フェルトとまではいきませんが、そこはかとなくアニメを彷彿とさせます。 モルカー達だけが出るだけかと思ったら、ポテトのドライバーのおねえさんもシロモの飼い主のお兄さんもポイ捨てドライバーさんもモルカー達の進路を妨害するキャラとして出てきます。 ゲームの基本ルールはいたって簡単で、前後にしか動け…

  • 「公式PUIPUIモルカー図鑑」(監修:見里朝希 シンエイ動画 WAVE出版)

    ※ネタバレ注意 ※管理人の趣味全開 (本日紹介する本) 「公式PUIPUIモルカー図鑑」(監修:見里朝希 シンエイ動画 WAVE出版) (作品紹介) モルカー好きのモルカー好きによるモルカー好きのための公式図鑑。 それ以外の何がある。 (感想) モルカーってこんなにたくさん種類がいるんだ。 結構見ているつもりでしたが「ごましお」の存在には全く気が付きませんでしたー。 こちらアニメ「PUIPUIモルカー」の公式図鑑。 もっと分厚い本を予想していましたが、オールカラー151ページの読みやすいサイズ。重い図鑑を想像していると肩透かしを喰らいます。 アニメ好きの人は、第4章は参考になると思います。 「…

  • 「腹腹先生」(高口楊著 ジャンププラス)

    ※ネタバレ注意 ※内容が完全に犯罪に関わる話なので、閲覧はご注意ください。 (本日紹介する漫画) 「腹腹先生」(高口楊著 ジャンププラス) (作品紹介) 論文をパクられて、失意の内に地方で教師をしている主人公梓。 唯一の肉親である妹がとあるトラブルに巻き込まれたことがきっかけで、梓は単身、裏社会へと突入する。 (感想) 現在2話まで公開しているハードボイルド漫画。 持っている化学の知識を駆使して裏社会に切り込んで、妹を助けるぜ!という内容。 現実世界で化学をこのように使われたら、大変に危険です。 フィクションだから成り立つ漫画。現実では勿論マネしないように。 妹を助けるためなら本当の意味で何や…

  • 「ボーダレスネーム」1巻(谷中分室著 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ボーダレスネーム」1巻(谷中分室著 集英社) (作品紹介) 広告代理店で働く主人公亜生は、ある仕事をきっかけに昔諦めた「漫画」を描くことにもう一度チャレンジする。 (感想) この作品で一番評価する点は、「他人との交友関係」を逃げの手段に全く使っていないことです。 新卒ではなく30オーバーの主人公となれば、家族・友人・恋人などなどさまざまな人間関係があり、そういったものの中での「子供の頃に諦めた夢をもう一度」かと思っていたんですよ。 下手を打てば、「オフィスラブ」を描きたいのか「大人の友情もの」を描きたいのか「仕事」を描きたいのか、主題がぼやけてしまう可能…

  • 「王様ランキング」11巻(十日草輔著 KADOKAWA)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「王様ランキング」11巻(十日草輔著 KADOKAWA) 令和3年8月最新刊。 (11巻感想) 11巻前半は、全ての始まりともいえるボッスとミランジョの過去の物語。 ボッスは罪な男ですなー。 ミランジョ、ボッジの母シーナ、ダイダの母ヒリング。 図らずも三人の女性を泣かせることとなったボッス。 過去話を読んで思ったのが、ボッスとミランジョが何で結ばれなかったの?という疑問。 もっとも、あの二人の間に子を為した場合「王様ランキング」以上のドロドロが親子間で展開しそうではありますが(夫婦共に子を犠牲にすることに何の疑問も躊躇いも抱かないから、とても恐ろしい展開に…

  • 「ルックバック」(藤本タツキ著 少年ジャンプ+)

    ※ネタバレ注意。ラストまで書いているので、一度本作を読んでから読むことを推奨。 ※読む前にタオルの用意はいいですか?勿論暑いからではないですよ。 (本日おススメする漫画) 「ルックバック」(藤本タツキ著 少年ジャンプ+) インフラが整っているのなら、無料で読むなら今がチャンス。 単行本発売後は、読めなくなる可能性大。143ページの感動作。 (作品紹介) 学校新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは上手いと絶賛を受けていたが、ある日、学校の先生の提案で、不登校の同級生京本の4コマを載せたいと告げられる。彼女の画力を目の当たりにした藤野は…。 (感想) 絵にしろ漫画にしろ…

  • 「私がオバさんになったよ」(ジェーン・スー著 幻冬舎文庫)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「私がオバさんになったよ」(ジェーン・スー著 幻冬舎文庫) (作品紹介) ジェーン・スー氏と8人の人たちとの対談集。 (感想) 「私がオバさんになったよ」というタイトルは、管理人なりに意訳して簡潔に書くならば、そう言われて胸がざわめく人たちが、読んで少しでも心が解消されるように書かれているものらしい。 そういう視点で見たうえで、管理人が8人の対談の中で一番面白いと思ったのは、中野信子氏との対談。 これがもう、グサグサと心に刺さる刺さる。 「かわいいはユーロ、おもしろはペソ」 「意識は体が動く時に出る削りかす」 「なんのために生きるのか」というそれだけで分厚い…

  • 「猫の傀儡」(西條奈加著 光文社文庫)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する本) 「猫の傀儡」(西條奈加著 光文社文庫) (作品紹介) 猫町(本当は米町)に暮らす野良猫のミスジは、失踪した先代・順松の後を継いで“傀儡師”となった。 人を遣い、人を操り、猫のために働かせるのが傀儡師である。 ミスジと、彼の傀儡自称狂言作家の阿次郎の、一匹と一人が江戸の町で織り成す猫と人とのミステリー連作集。 (感想) 「善人長屋」から注目していた作家西條奈加先生の作品。 管理人個人的には、結構お気に入りです。 「猫の傀儡」とありますように猫が随所に入っていますし、猫の予備知識も入っていますので、猫好きさんにもおススメします。 ただ、野良猫界隈が話の舞台になっ…

  • 「4ジゲン」6巻(にざかな著 白泉社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「4ジゲン」6巻(にざかな著 白泉社) (作品紹介) 結成25周年のギャグユニット「にざかな」が贈る、定時制高校を舞台にしたギャグマンガ、ついに完結。 (感想) 見事に完結しましたねー。 この漫画については、前巻発売から3年ぶりですか。 管理人も久々で結構懐かしかったですが、登場人物達が相変わらずでした。ホント。 真面目に地球制服に向けてコツコツやっているはずなのに、どこかズレている宇宙人(見た目はカワイイ)をはじめ、不憫な校長先生、話を聞く人みんなに誤解を与えさせるメガネの委員長とかね。 委員長って何で定時制高校に通っているんだろうって思いましたが、深い…

  • 「不要不急の男」(土屋賢二著 文春文庫)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介するエッセイ) 「不要不急の男」(土屋賢二著 文春文庫) (作品紹介) 週刊文春でお馴染みの連載エッセイが文春文庫で帰ってきた! (感想) 「不要不急の男」 どなたが命名されたか存じ上げませんが、このタイトルだけでやられましたねー。 今、「転生したら(主人公が)~して、○○が△△になって□□な生活を送る」みたいな、タイトルだけで本の中身が要約されているものが、主に転生モノのファンタジーで多くなりましたが、たった6文字でエッセイのカラーから内容まで全てを解き明かすタイトル。 個人的にはここ最近で一番ヒットしたタイトルでした。 タイトルだけ見て「これスゲエ」と思った作品な…

  • 「最果てから徒歩5分」2巻(糸井のぞ著 新潮社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「最果てから徒歩5分」2巻(糸井のぞ著 新潮社) 令和3年8月最新刊。そして最終巻。 (2巻感想) 楽しみで読んでいましたが、いきなり最終巻。 管理人個人の統計ですが、最近こういう突然最終巻増えましたね。 「最果てから徒歩5分」も個人的に好きな話だっただけに、かなり残念です。 読んで楽しい気分になるような娯楽作品ではないですが(自殺の名所近所にあるオーベルジュに来る人々の物語)、軽いものから重いものまで含めて自殺の名所に来る登場人物の死を見つめ、そしてそれは同時にその人の生を見つめる事になる、読むことも、読むとしんどいこともあるけれど、管理人は読んでいて面…

  • 気がつけば、この時間

    更新時間を見て頂ければかと思われますが。 気がつけば、この時間。 今日の紹介はお休みさせて頂きます。 ままならない人生の深淵について書こうかと頭でこねくり回していましたが、身体をキレイに洗ってクーラーの効いた部屋に30分程浸かっていたら、わりとどうでもよくなりました。 つまり、暑くて辛かったという事です。 ままならない事はままならないですが、わりとよくある理由です。

  • 「Deep3」1巻(原作:水野光博 漫画:飛松良輔 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「Deep3」1巻(原作:水野光博 漫画:飛松良輔 小学館) (作品紹介) 高校一年生の時の試合がキッカケでイップスを発症したバスケットボール選手の河井デミアン。 二年後、高校最後のインターハイ予選で彼が考え出した、起死回生の方法とは。 (感想) 主人公デミアンが、アーヴィン・ジョンソン(北米最高峰プロリーグのスター選手)の息子かどうかが、管理人一番気になりました。 血液型を考えれば有り得ないとデミアンの独白がありますが、実はその情報自体が間違っていて本当に親子か、一時主人公の母親とアーヴィン・ジョンソンが恋人同士(または夫婦)で、血の繋がりはないけれど親…

  • 「Dr.STONE」22巻(原作:稲垣理一郎 作画:Boichi 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「Dr.STONE」22巻(原作:稲垣理一郎 作画:Boichi 集英社) 令和3年8月発売最新刊。 (22巻感想) ここのところ緩やかな展開が続くなーと思っていましたが、22巻になって事態は急転直下します。 初期の頃の本作は急転直下展開が続いていたので、懐かしいですね。 作るものが段々大掛かりになっているので、それなりの年月を要するから初期のようにすぐに次の展開が起こるというのは非現実ですからねー。 しかし、それにしても22巻は目まぐるしい。 この巻で、銃を武器に圧倒的な強さを誇るスタンリーとの対決も、一応の決着をみます。 どんな決着のつけ方をするのかな…

  • ローソン×モルカー

    ※今日のモルカー図鑑は、【ポンタ】と【タラコ】 本日から、ローソンでPUIPUIモルカーキャンペーンを開催。 アニメイトから徒歩5分、もしくは移動距離圏内の方なら ローソンも近くに山程あるので困らないと思われますが、 全国展開しているコンビニと提携した商品は正直たいへん有難い。 前に「しまむら」で行ったキャンペーンに完全に出遅れたので、今度こそはとローソンはしご。 あのー、クリアファイル。どこに行ったら置いてありますかー? クリアファイルは手に出来ませんでしたが、アクリルキーホルダーは、大人買い…は出来ずにお財布に優しい程度に購入。 商品の包装がピンク色をベースにしていてとても可愛らしい。 昔…

  • 「逃げ上手の若君」1巻(松井優征著 集英社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「逃げ上手の若君」1巻(松井優征著 集英社) (作品紹介) 鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて駆け抜けた武将、北条時行の生涯を追った物語。 (感想) 「ネウロ」の作者である松井優征先生の最新作。 「ネウロ」時代と絵柄が結構変わっているので、表紙を見る限り本当に同一作者かと疑って読みましたが、諏訪頼重を見ると「あ、確かにネウロ(の作者)だわ」と納得。 それ以外にも、敵キャラなど、そこここにネウロの面影が残っています。 いえ、正しくはワザと残して描いています。 というか、そうでもしないと本当に分かりません。 別名義にして、100%ギャグ要素無くこの作品を描かれ…

  • 「代闘士ハイコの事件簿」2巻(原作:伊勢ともか 漫画:久園亀代 講談社)

    ※ネタバレ注意 (作品紹介) 「代闘士ハイコの事件簿」2巻(原作:伊勢ともか 漫画:久園亀代 講談社) (2巻感想) 2巻完結です。 ハイコの過去も明らかになりますが、過去の問題は解決しないままに物語は終わります。 そういう意味では全体的に消化不良でしたね。 良かった点は、剣と魔法と、事件まで絡んでいるのにハイコもノアも無事で物語が終了したことでしょうか。 2巻では1巻で起きた「服従魔法殺人事件」の解決編が収録されていました。 剣と魔法のファンタジーですが、魔法使いであろうと剣士であろうと、人々をちょっとした心理操作で動かして目くらましをするとか、真相は普通に推理モノでしたねー。トリックに魔法…

  • 「花火」(吉原由起著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「花火」(吉原由起著 小学館) (作品紹介) 表題作「花火」を含む、8つの短編集。 全年齢が見ても問題ないとは思われますが、朝チュン程度の描写はあります。 (感想) いい塩梅にギャグを混ぜた、大人のおねーさん達の恋愛漫画を描く名手でもあります吉原由起先生の最新刊。 昨日は「ラストジェンダー」、今日はまるで逆に針を振り切って妙齢の女性達の王道恋愛漫画を紹介。 これが当ブログであります。 別名節操がないともいう。 実際は、表題作の「花火」の漫画紹介で内容にひかれたために購入。 表題作「花火」を説明すると、話の冒頭で主人公ユリが彼女のマンションのベランダから花火…

  • 「ラストジェンダー~何者でもない私たち~」1巻(多喜れい著 講談社)

    ※ネタバレ注意 ※ハプニングバーが舞台なので、お子ちゃま世代はバックオーライプリーズ (本日紹介する漫画) 「ラストジェンダー~何者でもない私たち~」1巻(多喜れい著 講談社) (作品紹介) ハプニングバー「BAR California」 個性豊かな常連客が織り成す、様々なセクシャルを持った人々のオムニバスストーリー (感想) 「アメリカのFB(フェイスブック)のセクシャルの種類は58種類もあるんだって」 そんなにもあるのか…。知らなかった。 セクシャルマイノリティを知る上では、勉強になります。 アロマンティック(性的欲求はあっても恋愛感情を抱くことはない)というのも、管理人本作を読んで初めて…

  • 「島さん」2巻(川野ようぶんどう著 双葉社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「島さん」2巻(川野ようぶんどう著 双葉社) (2巻感想) コンビニエンスストアで働く島さんと、コンビニ客、コンビニ店員たちとの物語。 2巻も1巻の世界観をそのままに続いているので、1巻が面白かったという人は、正直買いです。 今回管理人が一番印象に残ったのは、島さんと一緒に働く若いコンビニ店員たちでした。 かったるくてアルバイトをすぐにバックレる青木君、 一度のミスから、ミスが怖くなって「責任ある事から逃げるのばっかり上手になって」というやや。 汚れちまった大人としては、そういう人間をわりと見かけていますので、「いるよなあ、こういうヤツ」と作者の表現の上手…

  • PUIPUIモルカー DVD

    ※プイプイ 今日は何の日。待ちに待ったPUIPUIモルカーDVD発売日 リアルタイムで追っかけたアニメが、ようやくDVDになって発売。 この日をどれだけ待ちわびたことか。 確か、第一期の放送が終了した日からだと思う。 当然全話内容を暗記しているほど見ているが、買う。 そして勿論、見る。 きんだーてれびでも今再放送をやっていて、昨日テディネキ初主役回でもある第4話を再放送。 YouTubeでも見逃し配信をしたばかりであるが、買う。 そして勿論、見る。 最近の悩みは、おらが地域にモルカーグッズがほとんど売られていないこと。 そして、モルカーの映画を上映してくれないこと。 管理人完全にモルカー沼の住…

  • 「ふしぎの国の私」嵐山のり著

    ※ネタバレ注意 ※後半は主人公に肩入れし過ぎて、毒舌閲覧注意 (本日紹介する漫画) 「ふしぎの国の私」嵐山のり著 (作品紹介) 四季賞2021夏四季大賞受賞作。 (感想) 66ページの中編漫画。 起承転結、オチも伏線回収もしっかりしていて、画力もしっかりしているので、安定して読めます。 何故かテーマパーク?らしきところに紛れ込んだ主人公花陽の話。 そして何故か小型ボートに乗って、元いたであろう場所に戻るべくクルーの男性と共に、彼女のこれまでの人生を辿ります。 別に嫌われるようなことをしていないのに「陰キャ」として男子にも女子にも疎まれているし、家では家で母親の再婚に悩む主人公。 主人公不憫過ぎ…

  • 「ブルーピリオド」アフタヌーン9月号(2021年)ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 (あてんしょんぷりーず) 月刊アフタヌーンは、基本毎月25日発売ですが、今月号に限っては昨日ではなく、7月26日の今日発売。 (本編感想) 絵画教室編は、先月で終わったんじゃなかったんだ!! 今月号はなんと、八虎が特撮ヒーローにハマる先月号の終わりからそのまんま続く。 えーあれ、続いてたの!? 特撮ヒーローにハマった、めでたしめでたしではなかったことに管理人まず衝撃。 そして今月号は特撮ヒーローに激ハマりした八虎が主人公でなく、慈愛の人橋田悠のターン!! 彼のファンは、今月号必読。 橋田といえば、一歩どころか百歩位引いたところから物事を語る、どこか飄々とした仙人のようなお人でし…

  • 「尾かしら付き」4巻(佐原ミズ著 コアコミックス)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「尾かしら付き」4巻(佐原ミズ著 コアコミックス) 令和3年7月最新刊 そしていきなり最終巻 (作品紹介) 尻に豚のような「しっぽ」を持つ宇見快成と知り合った、樋山那智。 彼らの出会いから10年(ラスト2話はおそらくその更に10年後)を綴った物語。 (4巻感想) 途中、長い休載を挟んでいたので連載再開と完結を知らずにいた佐原ミズ先生の連載漫画「尾かしら付き」。 第1話で主人公二人の子供が産まれるシーンがあるので、この二人がくっつくこと大前提の物語なので、全体のオチを知って読むようなものでしたが、それでもそれだけじゃない「何か」があるのが佐原ミズ先生の漫画。…

  • 「ダンピアのおいしい冒険」3巻(トマトスープ著 イーストプレス)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ダンピアのおいしい冒険」3巻(トマトスープ著 イーストプレス) (3巻感想) カウリー退場後(死んではいません)、誰がダンピアと共に行動するのかなあと思っていたら、何と、リングローズ再登場。 主人公のダンピア達と別れた後に彼の身に起きた悲しい事件が明るみになります。 誰しもが、己が助かるために裏切ったり裏切られたりの繰り返し、血で血を洗う闘い。 そしてそれはリングローズ自身の身にも降りかかり、自身もその手を血に染めます。 己が犯した罪にすっかり意気消沈し、夢について諦めた様子のリングローズに対し、ダンピアが活を入れます。 ここぞ、ザ、漢の友情です。 最高…

  • 「風太郎不戦日記」3巻(原作:山田風太郎 漫画:勝田文)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「風太郎不戦日記」3巻(原作:山田風太郎 漫画:勝田文) 令和3年7月新刊 (3巻感想) 漫画版「風太郎不戦日記」はこれにて終了となります。 全巻通して戦中、戦後(直後)を作者山田風太郎の目から見た世界が描かれています。 戦中、戦後を取り扱った作品なので、正直読んで楽しい気分にはなりませんが、その当時の市井の人々が何を考え、どう暮らしていたのか分かるので、日本の歴史を知る資料としては、大変貴重です。 大体、どの国も歴史といえば、為政者の話がメインなので。 お布団が疎開先から届かなくてメッチャ困ったなんてエピソードは、体験者じゃなければ正直思いつかない話です…

  • 「カンギバンカ」3巻(原作:今村翔吾 漫画:恵広史 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「カンギバンカ」3巻(原作:今村翔吾 漫画:恵広史 講談社) 令和3年7月最新刊 (3巻感想) 3巻では、鏡山城の戦いがメインとなっています。 そして、いよいよ実在する戦国の武将達が続々登場します。 三好元長、その嫡男の三好長慶(仙熊)。尼子経久。 一番のビッグネームといえは、多治比元就こと、毛利元就でしょう。 この時の彼は毛利家の家督を継いでおらず甥の後継人をしておりますが、後に彼が中国地方随一の戦国武将となるのは、歴史好きでなくても知っている有名な話。 ちなみにこの「カンギバンカ」では、ヤングでかなりカッコよく、戦いにおいても勇猛かつ慎重で、さらに部下…

  • 「思えば遠くにオブスクラ」下巻(靴下ぬぎ子著 秋田書店)

    ※ネタバレ注意 ※今日は結構なネタバレがあるので、閲覧注意。 (本日紹介する漫画) 「思えば遠くにオブスクラ」下巻(靴下ぬぎ子著 秋田書店) 令和3年7月発売の下巻。 (下巻感想) 上巻のイメージで下巻を読むと、ビックリします。 管理人漫画版「ドイツの歩き方」みたいなイメージで上巻読んでいたので。 勿論下巻でも、ドイツ情報は載っています。 「EUの冬に必要なのは適度な運動とビタミンD あとは甘いもの!」 冬の日照時間が短いというのは知識としては知ってはいましたが、「そういう影響があるんか!」と納得。 こういう知識は、やっぱり実際暮らした人でないと分からないからねー。 ドイツあるあるよりも、下巻…

  • 「ひとりでしにたい」3巻(カレー沢薫著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「ひとりでしにたい」3巻(カレー沢薫著 講談社) 令和3年7月20日、本日発売最新刊。 (3巻感想) 3巻はまるっと熟年離婚編。 主人公鳴海の母親が、突如熟年離婚を言い出した。 さて、それに対して鳴海はどういう行動を取るのか!?というもの。 熟年離婚編を全て読み終わってみると、結婚した鳴海の弟(実家には住んでいない)が、その問題について最初から最後まで山口家の全員にスルーされていたというのが、かなりリアルな話だったなー。 たとえ結婚していて子どもがいても実家を出た弟と、実家を出てはいても結婚はしていない娘(鳴海)の方が実家の諸問題に向き合っているという…

  • 「パリピ孔明」6巻(原作:四葉タト 漫画:小川亮 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「パリピ孔明」6巻(原作:四葉タト 漫画:小川亮 講談社) 令和3年7月の最新刊。もう6巻まで来ました。 (6巻感想) 京都編スタート。 何と、英子の母方の故郷は京都の月之見寺というところ。 お寺の孫娘とは。 何か、深刻そうな顔で上京したいきさつがあるから、もっと複雑な家庭を想像していましたが、故郷はしっかりしているし、地元の皆にも英子ちゃんと愛されているし、想像以上に問題のない家庭でした。 英子が捻くれキャラじゃないことにもこれで管理人納得。 父親が出て行き英子の母親が「私がしっかりせねば!」と空回りしたことで、娘である英子との仲がこんがらがっているだけ…

  • 「葬送のフリーレン」5巻(原作:山田鐘人 作画:アベツカサ)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「葬送のフリーレン」5巻(原作:山田鐘人 作画:アベツカサ) (5巻感想) 「葬送のフリーレン」だけでなく、勢いのある漫画全般に言える事ですが、途中の話であっても読みごたえがあって充分に面白い。 5巻は全編通して前の巻の流れを汲んだ話になるので、今までの経緯が分からないと完全に魔法バトル漫画にしか見えなくなります。 全く知らない人の為に解説すると、フリーレン一行は、魂の眠る地に行くために道中に一級魔法使いがいることが絶対必要な条件になるので、じゃあ一級魔法使いになるために試験受けないとね、という流れでパーティーの中でフリーレンとフェルンが試験を受ける、とい…

  • 「イチケイのカラス」4巻(浅見理都著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「イチケイのカラス」4巻(浅見理都著 講談社) 現実に即しているリーガルドラマ。最終巻です。 (4巻感想) 「イチケイのカラス」は、これにて完結します。 勿論主人公坂間を始めとした面々は、これからもイチケイの職員として活躍していくことが分かるラストなので、「あの人がこうなったの!?」みたいなことは起こりませんし、そこは先ほど書いたように非常に現実(リアル)に沿った漫画となっています。というか現実世界で、某超有名裁判ゲームのように、そんなに法曹関係者にあれこれ起きても困ります。 あれこれ起きると言えば、最終4巻では1巻の巻末にあった入間みちおの弁護士任官…

  • 「イチケイのカラス」3巻(浅見理都著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「イチケイのカラス」3巻(浅見理都著 講談社) (3巻感想) 個人的には「裁判員裁判編」が一番の見どころではないでしょうか。 一つの傷害致死事件に対し、被告、原告どちらの見方も出てきます。 そして、それによって裁判員達の気持ちがグルグル目まぐるしく変わります。 この動きがとてもリアル。勿論「イチケイのカラス」自体はフィクションなのですが、実際にこういう事件が起きて裁判が始まればこんな風に人の気持ちって簡単に変わるよなーと納得。 あと、実際裁判員になった時の注意事項など、もし選ばれた場合のハウツーも掲載されている親切設計。 もちろん3巻では重い話ばかりで…

  • 「イチケイのカラス」2巻(浅見理都著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画) 「イチケイのカラス」2巻(浅見理都著 講談社) (2巻感想) 「イチケイのカラス」基本どの物語もイイですが、総合的に判断してどれか一つベストを選べと言われるなら、2巻に収録されている「ホームレスと病院編」ですね。 ホームレスの男性が内縁の妻を亡くし、その原因を病院に行ったのに何も問題はないと言って帰した病院の医療ミスとして病院を脅迫した罪に問われた事件。 この事件については、主人公の坂間ではなく、入間みちおが判決を下します。 高齢であり、決まった住所を持たず、帰る故郷もなし、唯一の家族を失い、自暴自棄になっている人間が罪を犯した場合、その後の人生もひっ…

  • 700記事達成

    一昨年始めたこのブログも、この記事で700記事となりました。 漫画も本もゲームもモルカーも、いろいろ紹介してきました。 たまに横道をそれてスイーツ紹介や、現在の状況では実現が難しい聖地巡礼なども行いました。 当方、地の果ての辺境ブログですが、このブログをきっかけにあなたにとっての一冊、それでは野望が過ぎますな、少しでも楽しめる時間と漫画が得られれば幸いです。

  • 「イチケイのカラス」1巻(浅見理都著 講談社)

    ※ネタバレ注意 ※管理人、実写ドラマは全く見てないです (本日おススメする漫画) 「イチケイのカラス」1巻(浅見理都著 講談社) (作品紹介) 地方裁判所第一刑事部に異動した特例判事補・坂間真平。 第一刑事部、略してイチケイ。 坂間真平を始め、 部長駒沢、そして元弁護士、現在右陪席の入間みちお。 この三人を中心に繰り広げられるリーガル・エンターテインメント、開廷。 (感想) 今年4月に実写ドラマ化した漫画「イチケイのカラス」。 実写ドラマは見ておりませんが、主人公の性別が女性になり、本作のキーパーソンである入間みちおも見た目が全く違っている事だけは把握しています。 閑話休題 内容自体については…

  • 「老人と海」(ヘミングウェイ著 新潮文庫)~「ミステリと言う勿れ」9巻を交えて~

    ※ネタバレ注意 ※「老人と海」だけではなくて、「ミステリと言う勿れ」9巻の内容も書いている (本日紹介する名作) 「老人と海」(ヘミングウェイ著 新潮文庫) (作品紹介) ヘミングウェイにノーベル文学賞をもたらせた、読んだことはなくても名前は知っている人は多いであろう名作。 実はこの作品、ヘミングウェイの完全創作ではなく、実話を元に描かれた小説だった! (感想) 購入した時に貰った、「新潮文庫の100冊」の新潮文庫ロングセラートップ20、第3位にランクインする程の人気作品。 管理人「ミステリと言う勿れ」9巻を読んで、購読。 台詞がそのまんま漫画に登場しているから「ミステリと言う勿れ」ファンもゼ…

  • 「この世界は不完全すぎる」4巻(左藤真道著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「この世界は不完全すぎる」4巻(左藤真道著 講談社) (4巻感想) ゲーデルの物語が完結します。 アマノ君の時もやるせない終わり方だったけれど、更にその上をいくやるせなさ。 人によっては、胸糞展開なのかもしれません。 ゲーデルを“戦士”にしたヤマナカ様は、3巻の終わり方だと「ゲーデルの物語の黒幕か!?」という思わせぶりな展開でした。 しかし4巻で分かる真相は、彼はごくごく普通のいちデバッカーで、ゲーデルのことについては単純に親切心でやったことに過ぎません。こんな絶望的な結末を迎えようとは彼自身全く考えていなかっただけに、ヤマナカ様の悲痛な叫びが胸に来ます。…

  • 「かげきしょうじょ!!」11巻(斉木久美子著 白泉社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「かげきしょうじょ!!」11巻(斉木久美子著 白泉社) (11巻感想) アニメ化もされている某歌劇団をモチーフにした漫画。 主人公さらさを筆頭に生徒たちも予科生から後輩を持つ本科生となり、いよいよ本格的に演技指導に入ります。 管理人が面白く読ませて頂いたのは、そんな本編よりも番外編。 主人公さらさの異母姉である志織の物語。 人間国宝でもある歌舞伎役者の本妻の娘にして、生粋のお嬢様。人気歌舞伎役者と特に苦労せずに結婚。しかもちゃんと夫に愛されている。 そこまで環境がバッチリ整っているのに、尚も自分探しをして、これでいいのかとモヤモヤしているあらゆる意味でスー…

  • 「ミステリと言う勿れ」9巻(田村由美著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「ミステリと言う勿れ」9巻(田村由美著 小学館) 令和3年7月9日本日発売最新刊。 今日紹介するというなら、これより他にはない。 (9巻感想) 内容については毎月のネタバレ感想で言っていて、同じことを何度も書いてもしゃーないので割愛。 ただ、雑誌派の人も楽しめるように、実は単行本は雑誌と比べて内容がほんの少し付け加えられています。 雑誌を持っている人は要チェック。 見比べてみて下さい。 9巻の表紙は、「未熟」の文字が髪に刺さった我らが主人公と、鳩のアイコちゃんが飾っています。一人と一羽が、あの因縁の船に乗っています。 まさにエピソード13を象徴する一枚。個…

  • 「東大脱力講義 ゆるい日本史 鎌倉~室町~戦国時代」(監修:本郷和人 漫画:カレー沢薫 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする本) 「東大脱力講義 ゆるい日本史 鎌倉~室町~戦国時代」(監修:本郷和人 漫画:カレー沢薫) (作品紹介) 鎌倉~室町~戦国時代について、ゆるエピソード満載で、ざっくりと説明する日本史。 (感想) 当ブログの読者なら既にご存知ですが、管理人の大好きな漫画家、カレー沢薫先生が漫画を担当された中世日本史の本。 日本の歴史は嫌いではないが、正直カレー沢薫先生の漫画につられて購入したものの、読み終わった感想は、日本中世だけでなくこれ全部の時代書いてくんないかなあというもの。 ただ、本郷先生の専門が日本中世史だから、中世史前後はどうなるんだろうか。 …小学館さん、よろ…

  • 「いやよいやよも旅のうち」(北大路公子著 集英社文庫)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメするエッセイ) 「いやよいやよも旅のうち」(北大路公子著 集英社文庫) (作品紹介) 著者である北大路公子先生が、北は地元北海道から南は沖縄まで、全国一道五県を舞台に行く、旅日記エッセイ。 (感想) 爆笑必至のエッセイ。 北大路公子先生のエッセイの中では管理人、今のところこちらのエッセイが一番面白くておススメです。 何がおススメって、この旅日記、凄くいいところを突いているんですよ。 ルポ風創作物も、実体験に基づくエッセイも、旅行物は定番中のど定番じゃないですか。このエッセイが他と一線を画しているのは、私生活でも職場でも学校でも地域でも、まあ要は何でもいいんですが、…

  • 「PUIPUIモルカー」再放送

    今日からいよいよ始まりました。 「PUIPUIモルカー」の再放送。 控え目に言って、最の高。 「きんだーてれび」が見られない管理人のような人にも朗報。 何と、見逃し配信も同じく再放送! これは見るしかないでしょう。 再放送ってことは前と同じでしょう? そう思ったあなた! 前と同じでもそれはそれでいいのだが、 何と、最後に「モルカー図鑑」が加わった! 今回は救急モルカーとジーニー。 彼らの説明文が可愛くて可笑しいので、ファンは必見。 心ニクイ演出だ! 火曜の朝はやっぱこれだね。

  • 「思えば遠くにオブスクラ」上巻(靴下ぬぎ子著 秋田書店)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「思えば遠くにオブスクラ」上巻(靴下ぬぎ子著 秋田書店) (作品紹介) 28歳フリーのカメラマン片爪亜生。 住んでいるアパートが火事で焼けたことがきっかけに彼女はドイツ・ベルリンへの移住を決める。 そんな彼女と同居人、そしてドイツで出会った友達たちとで繰り広げられる、ドイツの日常生活漫画。 (感想) 一見すると作者のルポ漫画っぽいように思えますが、創作漫画。 でも、舞台であるベルリンの様子はおそらくルポタージュっぽいですね。 今現在コロナ禍なので、変わっているかもしれませんが。 主人公の片爪さんの仕事は、メールやネットでのやり取りで完結するので海外に移住し…

  • 「紛争でしたら八田まで」6巻(田素弘著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「紛争でしたら八田まで」6巻(田素弘著 講談社) (6巻感想) アメリカ編決着。 4人の友情が戻って何よりですが、主人公の百合にとってはカイにしてやられたという結末でした。 続くイギリス編が、何と準レギュラーキャラ(と管理人が勝手に思っている)キッド・ローレンからの依頼。 どんな物騒案件かと思いきや、俺のサッカーチームを勝たせてくれといういかにもキッドらしいもの。 日本編の百合の妹と似たような箸休め的な話。 というか日本編よりも、もっと平和な話。 勿論、キッド・ローレンからすれば好きな女の子エヴィーが引っ越す前に一緒に一勝したいという切実な願いでもあります…

  • 「リエゾンーこどものこころ診療所ー」5巻(原作:竹村優作 漫画:ヨンチャン 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「リエゾンーこどものこころ診療所ー」5巻(原作:竹村優作 漫画:ヨンチャン 講談社) (5巻感想) はい、児童精神科医の物語も5巻まで来ました。 今回は、研修医の遠野志保の物語はほぼほぼなかったです。 (唯一、研修医となった今は出会いがないと嘆くシーンで、それとなくガングロ川島看護師とのことを聞かれても華麗にスルーしたところかなあ。川島看護師とは無いなあ、こりゃあ) 閑話休題 5巻は、4巻からのステップファミリー、グリーフケア、そして次巻へ続くダイエット。 全て重い話なので、読む時に覚悟が必要になります。 5巻の中心はやはり「グリーフケア」でしょう。 発達…

  • 「メダリスト」3巻(つるまいかだ著 講談社)

    ※ネタバレ注意 (本日紹介する漫画) 「メダリスト」3巻(つるまいかだ著 講談社) (3巻感想) 3巻のメインは、西日本小中学生大会になります。 1級で優勝を目指す主人公いのりとそのライバルたち。 ライバルたちの数、多すぎー。 西日本小学生大会自体は3巻で決着が付くので、次の巻で出てくる子が一体何人いるのかという程の、登場。多すぎて、次は流石に全員は出てこない気がします。 3巻メインの西日本小中学生大会ですが、いのりはスケート靴を電車の中に忘れるというハプニングに見舞われます。 これは、大事な局面あるあるですねー。 他者なのでこんな呑気な事を書いていますが、本当に当事者になったらパニック必至の…

  • 「ギターショップロージー」1巻(髙橋ツトム著 小学館)

    ※ネタバレ注意 (本日おススメする漫画)「ギターショップロージー」1巻(髙橋ツトム著 小学館) (作品紹介) ギター修理の店、その名も「ギターショップ・ロージー」 店には様々な事情と背景を抱えたギターがやってくる。 そんなギターたちと、アルガスとマルコム兄弟とのヒューマンドラマ開幕。 (感想) 管理人、全くギターは弾けないし、おまけにAC/DC(ロックバンド名)も知らない程のズブの素人ではありますが、雑誌に連載された時からこの漫画好きでして、今回単行本になったということで購入。 ギターの知識皆無の管理人にとって、本作品は全く分からない知識のオンパレードではあるものの、たいへん面白く読ませて頂き…

  • 「チ。ー地球の運動についてー」第4集(魚豊著 小学館)

    ※ネタバレ注意 ※管理人は単行本派なので、現在連載がどうなっているかは知りません (本日おススメする漫画) 「チ。ー地球の運動についてー」第4集(魚豊著 小学館) (4巻感想) バデーニの「知」とノヴァクの「血」 二人の「チ」の戦いがとうとう始まります。 そして、2巻からずっと行動を共にしていたバデーニとオクジ―の二人がここで別れます。 バデーニと地動説を守るために、一人残るオクジ―。 この後の彼の運命が予想出来るバデーニが、オクジ―に対しC教の祈りを捧げるシーンは、メチャクチャ深く、それ以上に皮肉が効いていて、管理人グッと来ました。 ヨレンタの父親の正体については、管理人の予想通りでしたね。…

  • 「マロニエ王国の七人の騎士」月刊フラワーズ2021 8月号 ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 全国のハラペコ×コレットファンの皆、待たせたな。 2か月ぶりの連載だ。 (感想) 「連れてる女もしけてんなぁ」 今月号はこれに全てを持っていかれました。 あんなにキレちゃダメって我慢していたのに、 このセリフでいっぺんにガチキレするハラペコ。 結局キレるんかい。 ハラペコの、地面から何やらヤバイ本性が見える前にかまどの炎(精霊)が登場し、コレットを侮辱した精霊を退場させます。 コレットってマロニエ城のかまどの炎の主だったなんて。 多分、コレット自身も知らない情報を知る読者。 今月号は、コレットを侮辱する奴はマジでタダじゃおかねぇというハラペコを見る事ができ、管理人にとっては個人…

  • 「ミステリと言う勿れ」月刊フラワーズ2021 8月号ネタバレ感想

    ※ネタバレ注意 表紙も整 巻頭カラーも整 今月号の月刊フラワーズは、整尽くしだ! それもそのはず、来年1月の月9ドラマが何と「ミステリと言う勿れ」!! (感想) いよいよ佳境に入ってきている、我らが主人公が青砥さんと一緒に青砥さんの娘さんの行方を追っかける、エピソード14。 青砥さんにとってもかなりのトラウマ案件でもある鍵山事件と、彼の娘さんの誘拐事件に関係があることはすでに分かっていましたが、今月号で、エピソード14の冒頭にある複数の白骨遺体が出てきたエピソードと繋がりが見えてきました。 しかもそれが少女たちの事件だけでなく、少年たちも巻き込まれた事件にも関係しているって…。 「ミステリと言…

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