松尾芭蕉の名句に見る大衆社会の足音への憂いは彼の知的な保守性のみを意味するのか。“古池や蛙飛びこむ水の音”への考察。
松尾芭蕉の名句、“秋深し隣は何をする人ぞ”が都市化の進む17世紀の日本の都市の世相を表しているのは、言わずもが … "松尾芭蕉の名句に見る大衆社会の足音への憂いは彼の知的な保守性のみを意味するのか。“古池や蛙飛びこむ水の音”への考察。" の続きを読む 松尾芭蕉の名句、“秋深し隣は何をする人ぞ”が都市化の進む17世紀の日本の都市の世相を表しているのは、言わずもがなである。これにも少し触れたいところがあるが、ここではそれは最後の蛇足とさせていただく。わたしが当エントリーで … "松尾芭蕉の名句に見る大衆社会の足音への憂いは彼の知的な保守性のみを意味するのか。“古池や蛙飛びこむ水の音”への考察。" の続きを読む
夏目漱石の“こころ”を読む。志賀直哉“亡き夏目先生に捧ぐ”を通して。
夏目漱石の代表作“こころ”を読む。もう10代の頃にこの作品を読んで以来、最初から最後まで読み直したことなんてあ … "夏目漱石の“こころ”を読む。志賀直哉“亡き夏目先生に捧ぐ”を通して。" の続きを読む 夏目漱石の代表作“こころ”を読む。もう10代の頃にこの作品を読んで以来、最初から最後まで読み直したことなんてあるかないかわからない。しかし、今、敢えて著作者の“こころ”を読んでみたいと思う。 まずは、その契機について話し … "夏目漱石の“こころ”を読む。志賀直哉“亡き夏目先生に捧ぐ”を通して。" の続きを読む
つい先日のことである。20世紀の至宝と言われるフランツ・カフカ著の“変身”を再読した。ほんの数時間のことであるが、意外な発見を散見するに至った。そう言えば、全て読みきったのはいつぶりであったろうか。自らの記憶力の至らなさもさることながら、愛読書と豪語しているにもかかわらず、恥ずかしながら、ラストシーンの記憶がおぼろげであった。老女や住み込みが登場するあたりからのグレゴール・ザムザの悲惨さにこころ奪われ、ラストの家族のシーンへの冷酷さに耐えかねてのことであろう。と言い
日本では古今未曾有の東京オリンピック存亡の危機を大友克洋先生の大作“AKIRA”となぞらえているが、何言おう、 … "オリンピックはやはり政治の祭典であるのか。それとも、実はツンデレカップルな経験主義者たちの犬も食わないというアレなのか。では、子供は新たなる極東いやさ、極西太平洋の秩序なのか。そのとき、雨傘に賭した自由主義者たちはどうなるのか。彼らよりも、両者に嫌われているはずのイスラム教徒であるはずのウイグル人のほうがアメリカン人には親しい存在なのか。" の続きを読む 日本では古今未曾有の東京オリンピック存亡の危機を大友克洋先生の大作“AKIRA”となぞらえているが、何言おう、この事件は、世界史的にはスペイン風邪と国家社会主義の氾濫と、枢軸同盟結成、さらに、折しも拡大の一歩を辿っていた … "オリンピックはやはり政治の祭典であるのか。それとも、実はツンデレカップルな経験主義者たちの犬も食わないというアレなのか。では、子供は新たなる極東いやさ、極西太平洋の秩序なのか。そのとき、雨傘に賭した自由主義者たちはどうなるのか。彼らよりも、両者に嫌われているはずのイスラム教徒であるはずのウイグル人のほうがアメリカン人には親しい存在なのか。" の続きを読む 政治 ぴよぴよ発信しますっ! #custom_field-オリンピア https://mogpon.sakura.ne.jp/blog/olympia_tokyo_1940/ ぴよぴよ発信しますっ! #custom_field-オリンピック
リベラルデモクラシーの残り香が舞い散る夜に彼女が逃げ出したのはまさかの夜逃げか恋に旅するマロンか
かつてリンカーンがゲティスバーグで演説した日、彼はその政治スタンスをわずか3分で宣った。時に1860年、アメリ … "リベラルデモクラシーの残り香が舞い散る夜に彼女が逃げ出したのはまさかの夜逃げか恋に旅するマロンか" の続きを読む かつてリンカーンがゲティスバーグで演説した日、彼はその政治スタンスをわずか3分で宣った。時に1860年、アメリカが世界に覇権国として躍り出る少し前のことであった。その時の最後の名句は、つとに有名である。“……govern … "リベラルデモクラシーの残り香が舞い散る夜に彼女が逃げ出したのはまさかの夜逃げか恋に旅するマロンか" の続きを読む SF ぴよぴよ発信しますっ! https://mogpon.sakura.ne.jp/blog/beyond_good_and_evil/ #custom_field-リベラルデモクラシー #custom_field-ペルシャ戦争 #custom_field-松尾芭蕉
SF ぴよぴよ発信しますっ! https://mogpon.sakura.ne.jp/blog/liberal_kaji/ 消極的な意味で確からしいはずであった漸進的なリベラルデモクラシーの、謎な合理的な実力主義社会に対する圧倒的な敗北感と、嘘つきに嘘つき呼ばわりされることの憤怒、ついでに庵野秀明一党の映画はやはりドイツ表現主義、すなわち映画の保守本流の継承者ではないか。ちなみにわたしは新作未視聴。 だと思う。 巷にあふれかえるリベラルデクラシーは、見事なまでの個人主義と追体験の徹底により、功利的に確からしい … "消極的な意味で確からしいはずであった漸進的なリベラルデモクラシーの、謎な合理的な実力主義社会に対する圧倒的な敗北感と、嘘つきに嘘つき呼ばわりされることの憤怒、ついでに庵野秀明一党の映画はやはりドイツ表現主義、すなわち映画の保守本流の継承者ではないか。ちなみにわたしは新作未視聴。" の続きを読む
PUI PUIモルカーに我々現代人が毎朝惹きつけられるのソコハカトナイ可愛さと深遠さにあるのだが、とどのつまり普遍的なモンタージュにあるのではないかと
PUI PUIモルカーに我々現代人が毎朝惹きつけられるのソコハカトナイ可愛さと深遠さにあるのだが、とどのつまり … "PUI PUIモルカーに我々現代人が毎朝惹きつけられるのソコハカトナイ可愛さと深遠さにあるのだが、とどのつまり普遍的なモンタージュにあるのではないかと" の続きを読む アニメ https://mogpon.sakura.ne.jp/blog/puipuimolcar_love_review/ PUI PUIモルカーに我々現代人が毎朝惹きつけられるのソコハカトナイ可愛さと深遠さにあるのだが、とどのつまり普遍的なモンタージュにあるのではないかと いつまでも成長できないひよこ丸のちょっと恥ずかしい自己発信日記 モルカー
PUI PUIモルカーに我々現代人が毎朝惹きつけられるのソコハカトナイ可愛さと深遠さにあるのだが、とどのつまり普遍的なモンタージュにあるのではないかと
PUI PUIモルカーに我々現代人が毎朝惹きつけられるのソコハカトナイ可愛さと深遠さにあるのだが、とどのつまり … "PUI PUIモルカーに我々現代人が毎朝惹きつけられるのソコハカトナイ可愛さと深遠さにあるのだが、とどのつまり普遍的なモンタージュにあるのではないかと" の続きを読む アニメ https://mogpon.sakura.ne.jp/blog/puipuimolcar_love/ PUI PUIモルカーに我々現代人が毎朝惹きつけられるのソコハカトナイ可愛さと深遠さにあるのだが、とどのつまり普遍的なモンタージュにあるのではないかと いつまでも成長できないひよこ丸のちょっと恥ずかしい自己発信日記 モルカー
まず前提として生物学的には男と女は一部の例外を除いて概ね排中律的な関係にある。まぁ、染色体、生殖の関係でどちら … "男はアプリオリに男であるか" の続きを読む #custom_field-性差別 #custom_field-セクシャリティ #custom_field-男尊女卑
ギャーギャー放言を吐いていたドナルド・トランプ前アメリカ大統領がとうとうSNSから追放されてしまった。少し寂寥 … "ニーガンのように扱われるドナルド・トランプ前アメリカ大統領の登場と退場はウォーキングデッド的な現代社会のただのポストアポカリプス的様相の一現象かやはりDX的東インド会社時代の一局面に過ぎないのか。とどのつまりは2020年アメリカ大統領選挙に見るデモクラシーの危機とは何か。" の続きを読む年アメリカ大統領選挙 #custom_field-ウォーキング・デッド #custom_field-レ・ミゼラブル
永遠に続きうる逡巡が高める決断の高貴さは果たして人間らしさを語るのか~“ロバート・ダウニー・Jr”と“本好きの下剋上”が当ブログに提示する不可思議な人間性の様相
当ブログがある2つの要因を基にして安定したアクセス数を叩き出している。"ロバート・ダウニー・Jr"と"本好きの下剋上"である。なぜなのか。なぜこの2つはそれほどまでに人を惹きつけるのか。
ガンダムシリーズにおける、盛り沢山なSFファンタジー性のメイソウ
今更語るほどでもないが、ガンダムシリーズにおけるSFファンタジー性の変遷をみてみる。非常に商業主義的な自己模倣の連鎖でしかないが、νガンダム、ポケットの中の戦争、福井晴敏作品のそれは眼を見張るものがある。そして、その向こう側に我々はインド哲学や仏教を見るのだ。
私小説“整体とワタシ”アルタナティブな新世界なきらめきがやってくる
この春から会社勤めしだしたワタシのオネェちゃんは、ワタシが言うのもなんだが、ちびまる子ちゃんに出てくるオネェちゃんそのものだった。ヲタクでインドアなワタシには出来すぎた、才色兼備な人だった。そんなオネェちゃんでも、社会の荒波は辛いものなのだろう。
“整体とワタシ”テストライティング晒し。これで落っこちた。いいと思うんだけどなー。
この間、テストライティングで提出した自分の原稿を晒します。自分ではいいと思うんですが、これで落ちました。(´Д⊂グスン
パチンコ店実名報道に見る、日本の非キリスト教的、ないしは非マックス・ウェバー的な法家思想に基づく大衆的資本主義の様相
3密だからもあるがギャンブルはギャンブだからダメなのだ。キリスト教下で発展した資本主義ではそうだ。その話はマックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの精神と資本主義の精神』にも底通するものがある。しかし、日本では法的に認可されているか、規制として有効かどうかが優先しがちだ。これは日本の法が国家にとっての律令であるからに他ならない。
(続)ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズを邦画として再認識した場合、例の語り尽くされたテーマもやはり邦画のテーマとして認識されるべきである
前回エントリーの続き。エヴァンゲリオン新劇場版は邦画であると思う。『序』は東京物語的であり、『破』は終盤のカタストロフィが『破』たらしてめているがその材料こそ自己パロディの局地である。『ベルリン、天使の詩』だ。そして『Q』。『Q』はポストアポカリプスと人工生命体にフィーチャーされた正にSFなのである。
エヴァンゲリオン新劇場版は邦画である。これは一種のアフォリズムであり、トートロジーであるが、ある側面において真実であると思う。明示的に市川崑オマージュが散りばめられた作風と、テレビ版をその基盤としたパラノイアちっくなストーリーでありながら、それを作品の目的としない和風デビッド・リンチ的な側面。そして、明示的にな世界の再構築というイニシエートが齎す『東京物語』化と、福音としての『ベルリン、天使の詩』化である。
追悼藤原啓治氏、野原ひろしとロバートダウニーJrに横たわる奇妙なダンディズム
追悼藤原啓治氏。ホランド、野原ひろし、ロバートダウニーJrなど、軽いオジサマを演じた藤原啓治氏の死を悼む。合掌。
ヤングジャンプ掲載の漫画原作アニメ『キングダム』を見ました。集英社ですねーって話です。いや、嫌いじゃないんですよ。歴史ものとか大好きなんですよ、ほんと。
アニメ版『本好きの下剋上』に見られる、宗教改革期のドイツにおける文化への思春期的な反応
アニメ版『本好きの下剋上』を拝見した。結論から言おう。この主人公はルターだ。異論は認める。
コロナ禍の話とソダーバーグの話とお菓子買いに行きたいって話です。
“今年で○歳です”が齎す時間的空間的に絶対的な虚構性ある桃源郷
"今年で○歳です"という表現をよく耳にする。しかし、年度末付近に生まれた者はどうすればよいのか。この者たちは一年のうち大部分を"今年で"と言って、ほぼ一年満年齢を偽るという年齢詐称をしてしまうか、一年のうち大部分を満年齢で伝えることで生まれ年をややもされると勘違いされるという問題を慢性的に抱え込んでいる。
『ペット2』,Illuminationの提示するポストアポカリプス的な現代における希望
『ペット2』を鑑賞したんだ。
『ペット2』,Illuminationの提示するポストアポカリプス的な現代における希望
『ペット2』を鑑賞したんだ。
アーノルド・ファンクさんって映画監督がいてね。山岳映画なる一種の特撮映画を戦前のドイツで撮っていたんだ。地べたに這いつくばっているのを縦に映して、「すげー山だなー」っていうあれです。そこ出ていたある女優さんが、リーフェンシュタールっていう曰く付きのナチ協力者です。
アーノルド・ファンクさんって映画監督がいてね。山岳映画なる一種の特撮映画を戦前のドイツで撮っていたんだ。地べたに這いつくばっているのを縦に映して、「すげー山だなー」っていうあれです。そこ出ていたある女優さんが、リーフェンシュタールっていう曰く付きのナチ協力者です。
ありふれた寓話『アンパンマン』を実際的な政治的寓話として再考してみる。その作品を貫くのは、暴力的な欲求への支配と寛容。そう、アメリカである。
【オオツ光君がぼくに手を振ってくれたんだ!】ついでに三井寺と近江神宮へ行ってきたよ
オオツ光君に会ったんだ!
大津市の中心街に位置する園城寺(おんじょうじ)、通称三井寺(みいでら)。この三井寺には、国宝、重要文化財がザックザク! 県内屈指の数を誇っています。名実ともに隠れ名所スポットです。
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