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  • ▼山の軽口ばなし「奥秩父・金峰山には山男住んでいた?」

    「奥秩父・金峰山には山男住んでいた?」【概略文】金峰山頂にはが18mもある五丈岩があり遠くからでも目立ちます。金峰山は農耕の神の山として村人の信仰が厚く、かつては北麓長野県側にはお寺がたくさんあったといいます。この山に大きな山男が出るというのです。江戸後期の紀行本『遠山奇談』に、金峰山には山夫(やまおとこ)がいて、人間の3倍もの大きさで、乱れ髪が腰までのびているとのこと。若いのは髪の毛が赤黒く、白けて艶がないのは歳のとったものらしい。ある時他国から盗賊たちがここに来て隠れすんでいたが、山夫につかまり連れて行かれた。残った3人が麓に逃げてきて取り押さえられました。役人に引き渡されそのまま江戸へ送られたといいます。だから「必此山へは行べからずと、おしとゞめける故、やめけり」とあります。昔は得体の知れない何かい...▼山の軽口ばなし「奥秩父・金峰山には山男住んでいた?」

  • ▼山の軽口ばなし

    「秩父城峰山・将門とお猫さま」【概略】天慶の乱で平将門が城峰山に陣を張り城を築くと、秀郷はいまの吉田小学校辺りに陣を張り、将門軍とにらみあいがつづきます。ある日、秀郷が椋神社に参拝し将門の捕獲を祈願。すると城峰山にネズミの大群が発生、鎧など武具のひもを噛み切り使用不能に。将門は捕らえられます。ところが同じ姿形の影武者がぞろぞろ出現、どれが本物か分かりません。しかし将門の愛妾、桔梗の証言で正体が発覚。将門は「桔梗あれども花咲くな」と言い残し首をはねられたという。以来、城峰山ではキキョウの花は咲かないといいます。山頂直下城峰神社のこま犬は赤い口に金色の目。それより面白いのはお犬さまのうしろにある「お猫さま」。愛嬌のある表情でハイカーを迎えてくれます。お猫さまは十一面観音の眷属。十一面観音は平将門の守り本尊と聞...▼山の軽口ばなし

  • 「富士山:あのかぐや姫はウグイスの卵から 生まれたんだってよ!」

    「富士山:あのかぐや姫はウグイスの卵から生まれたんだってよ!」【概略文】富士山にはなぜいつも雲がかかっているのか。実はかぐや姫の物語に関係があるといいます。『古今和歌集』の序文に、「竹作りの翁が竹やぶに行くとウグイスの卵が沢山あった。その中に金色に光る卵がひとつ。翁は不思議に思い家に持って帰った。竹売りから帰ると、家の中が光り輝いている。中に美しい女がいた。その女が光っていた。『私はウグイスの卵です』という。そこで翁は女を養女にし、かぐや姫と名づけた。これが評判になり帝が呼んでみたら非常に美しいのでたちまち夢中になり、妃のようにこの姫を愛した。3年が過ぎ姫は『私は天女です』といって鏡を形見に残して消えてしまった。帝の恋焦がれる想いは炎となって鏡から立ち昇った。公卿たちはその鏡を富士山頂に置いた。その時から...「富士山:あのかぐや姫はウグイスの卵から生まれたんだってよ!」

  • ▼山の伝説・神話ばなし

    「奥多摩三頭山・鬼源こと目玉のたんじと玉川上水」【概略文】その昔、大岳山の麓・檜原村白岩に子宝に恵まれない夫婦がいました。夫婦は大岳神社にお百度をふみ願をかけた結果、元気な男の子が授かりました。大岳山の神の申し子の鬼源兵衛はすくすくと育ちました。大人になるころには五百貫近くもある大石を持ち上げるほどの怪力を持つようになったといいます。その怪力が恐れられ「鬼源」とも目玉のたんじとも呼ばれていました。さて、玉川庄右衛門・清右衛門兄弟の手配する上水工事の羽村堰工事人足としてかり出された鬼源は、工事の最中、大きな石の下敷きになった同僚をなんなく助けたり、大石をひょいと持ち上げポンポン放り投げるようにして運びました。そのため、工事はみるみるうちに完成。その活躍に褒美として刀を賜ったという。その鬼源兵衛が持ち上げたと...▼山の伝説・神話ばなし

  • ▼山の軽口ばなし「富士山頂の火口はふたつあった?」

    「富士山頂の火口はふたつあった?」【概略】富士山に関する最初の文書は、平安時代の「富士山記」。それには「頂上に平地あり。広さ一里許り。其の頂の中央は窪み下りて状甑(こしき)の如し。甑の中に神池あり、池の中に大石あり、石体甚だ奇にして宛も虎の蹲(うずく)まれるが如し。亦其の甑の中には常に蒸し出づる気あり。其の色純青なり。其の甑の底をのぞけば湯の沸きのぼるが如く、其の遠くより之を望めば常に煙火を見る」とあります。富士山頂上の火口には神の池があるとしながら、また煙火が見えると、矛盾したことが書かれています。それは富士山には火口がふたつあったからだという。ひとつは大内院で、私たちにもおなじみのもの。もうひとつは小内院で、その北北西にあり、いまは埋もれてしまい窪地になっています。この片方は古い火口で水が貯まっていて...▼山の軽口ばなし「富士山頂の火口はふたつあった?」

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