横浜市北部の自宅でヒーリングのサロンを開いています。 ヒーリングはレイキとクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)をしています。 このブログは今年の夏に突然起こった夫(52歳)の脳出血の事について書いていきます。
2019年10月
ブレス・オブ・ライフ わたしたちに1日遅れて夫は横浜に戻って来た。 脳出血を起こし僅か1か月半の間に親を見送り、4度も飛行機に乗ったことになる。控えめにしていたお酒も相当飲んでいる。 普通に考えてとんでもない事のような気がするが、今のところ体調は悪化することなく仕事も休まずに行っている。職場へは横浜市内から都内への1時間半の電車通勤である。 葬儀の疲れは後から来るかも知れないが、土日は出来る限りわたしのクラニオを受けてもらっている。 今ではクラニオバイオ特有のモーションも一緒に感じられるようになった。人間が母親の体内で受精して間も無く発生すると言われる命の息吹である。 「ブレス・オブ・ライフ」…
誕生と往生 葬儀場に戻り、最後に初七日の法要をした。 そこで浄土真宗の住職がこんな話をした。 誕生の「誕」は「いつわる」という意味を含む仏教用語から成り立つと言う。 この世は偽りの世界であり、「死」は、やっと往生して極楽浄土に行き、本当の人生が始まる意味なのだと言う。 「誕」という文字にそのような意味があるとは知らなかった。 この世で粗末な生き方をして良いわけではないが、この現実世界で確かなものはただ経験を積むことだけのような気がする。 人生をお手本通りに生きることや、出世とかこの世での価値観の元にある成功は本当の目的にはならず、 悲しみも苦しみも幸福もすべてその人の根源的なものの成長のために…
骨上げ クラニオは骨や膜の動き、液の流れを観て行く施術と言える。 繊細な体内の動きを手によって受け取るために、まずは人体の仕組みを徹底して頭に入れて行かなければならない。 自分の中にキチンとしたイメージを持たないと体は勝手に映像化してくれない。 わたしはこの年(今年54)で、解剖学、生理学を一から覚えていくことになった。 冷静に考えてなんて無謀なことを始めたのだと思う。 もともとわたしは体内に内臓や骨や血液が存在する事を実感せず50年以上生きてきた。 子どもや愛犬に対しても、体は人形か縫いぐるみのように捉えている感があった。病院でレントゲンの映像を見せられてもどこか現実味を感じなかった。 そん…
告別式 お通夜の席で23時頃まで過ごしたわたしと長女は、そのあと博多のホテルに移動して休んだ。 翌朝戻るとどこか不穏な空気が流れており、その場に泊まった従兄弟によると、夫と義父が口喧嘩をしたらしく、その従兄弟が仲裁をしてなんとか場を収めたらしい。 お義母さんの最後の夜にその目の前で… お互いに疲れとストレスがピークになっていたのだろう。夫は二日酔いで気分も体調も最悪らしい。 無事に告別式が出来るのだろうか、脳出血を起こして僅か1ヶ月しか経っていないのに…さすがに心配になって来た。 式が始まるまで1時間ほどあったので、わたしは夫に控室で横になってもらい、レイキヒーリングをした。 式の最中もずーっ…
お通夜会議 夫の親戚は明るい人ばかりでお通夜は宴会のような賑わいと笑いが溢れていた。 愛想笑いの出来無いわたしが、本気で笑うほど漫才のような掛け合いが見事なのである。 そのうちに夫は酔いが回ってきたのか、 「ママの仕事も○○君に宣伝の仕方を教えてもらったら。」 と言い出した。 東京でマーケティングの仕事をしている甥(兄の方)はパソコンを二台抱えてお通夜の間も常に仕事をしていた。 「え、おばさん何をしているんですか?」 意外と興味津々で聞いてくる。 「ヒーリングのサロンを…」 こんな所で話すことじゃないだろう…と濁すつもりでいたら、すぐに甥はパソコンで何やら検索を始め、ネット上のヒーリングの情報…
葬儀へ 告別式は21日に執り行うと知らせがあり、それに合わせてわたしたちも福岡に飛んだ。 突然な事なので愛犬の預け場所に苦心した。 遠方で、泊まりが必須になるため時間的な余裕が全くない二女は結局葬儀に参加することは出来なかった。 今回はすぐに忌引きで休みが取れた長女だけを連れて出発した。 好き勝手なことばかりして、長男の嫁として何も責任を果たして来なかったわたしは、娘も一人しか連れて行けず、今更合わせる顔もないと勝手に敷居の高い想いをしていたが、久しぶりに再会した義姉と義父は遠いところわざわざありがとうと、ほっとしたように喜んで迎えてくれた。 棺に入った義母は綺麗に化粧を施され、最後に会った時…
2019年10月
「ブログリーダー」を活用して、灯まゆみさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。