『たやすみなさい』を読んでたやすむ（感想文に短歌を添えて）

  ※『たやすみなさい』収録の歌をいくつか引用しています。全部、自分で買ってから読みたい、という方はご注意ください。    たやすみ、は自分のためのおやすみで…

詩「ほしがきえた」

金平糖が好きです。

ファーストピアスのスリル

穴。ここに穴をあけてください。つまり私の要求はそういうことだった。体に穴をあけ、柔らかい肉の代わりに硬くてきらきらしたものを入れる。それはスリリングで魅力的…

詩「水色」

        いろんな水色がありますが、たいていの水色は好きです。最近特に好きなのはミントグリーンに近いような水色かもしれない。一時期は目の覚めるようなター…

三田誠広『いちご同盟 純愛―ー中学編』を読んで

※ネタバレ・引用ありますのでご注意ください。   窓の外は嵐で、雨粒が激しくガラスを叩いている。私はただそれを眺めている。 『いちご同盟』を読んでいると、そ…

詩｢いうテラ｣

詩って、言うに寺って書くよなぁ、と、そんなことをぼんやりと考えていました。

穂村弘さんの『鳥肌が』を読んで

※穂村弘さんの『鳥肌が』の内容ネタバレ、引用を含みます。未読の方は注意。    ―― Tさんという友人は常々主張している。「僕はホームの列の一番前には絶対に…

「はじめまして。こちら、畳の上。一人です」

はじめまして。紗倉さとると申します。エッセイのようなものがネットで連載できないかな、と思い、ブログを始めました。というのも、最近、穂村弘さんのエッセイをよく読…