今回も万葉集の巻十二より。二首。 我背子之 朝明形 吉不見 今日間 戀暮鴨 (2841) わがせこが あさけのすがた よくみずて けふのあひだを こひくらすかも 朝烏 早勿鳴 吾背子之 旦開之容儀 見者悲毛 (3095)...
腐女子の万葉集 (4) 一途すぎる思い (巻12-3056)
今回は再び万葉集。巻十二。 前回の軽薄ナンパ男の歌に食傷したので、もう少し純な歌を。 妹門 去過不得而 草結 風吹解勿 又将顧 一云 直相麻弖尓 (3056) いもがかど ゆきすぎかねて くさむすぶ ...
14年ほど前に、別のブログで書いていた 「腐女子の万葉集」 という駄文シリーズを、こちらに転載しはじめました。 いま作っている動画の元になっている記事もあります。 毛目子の万葉集のお話 (1) 藤原鎌足さんの歌 この動画では、藤原鎌足の「安見児...
腐女子の万葉集(3) 伊勢物語にちょっと寄り道 「しのぶのみだれ」
ダンナと結婚して十五年くらいになるけれど、今日はじめて、うちには古今和歌集が無いらしいことを知りました。 たしか今年は「伊勢物語」のゼミ持ってるって言ってなかったか? 冒頭、いきなり古今集の歌でてくるのに、なくていいのか?それともどっかに隠してるとか。 ま...
前回の記事 の家持の歌と同じ「あきされば」「天の川」「霧」をパーツに持つ歌は、けっこうあるらしい 下の人麻呂の歌もその一つ。 秋去者 川霧 天川 河向居而 戀夜多 これがうわさの正訓表記だ。漢文と一緒で、字面で意味はなんとなく分かるけど、どう読...
万葉集について、いろいろ書きます。
引き続き、中皇命の歌について調べています。 ------------------------------------- たまきはる宇智の大野に馬並めて朝踏ますらむその深草野 萬葉集 巻1-4 -----------------------------...
次の万葉集動画を作るために、下調べをしているのですが…… ------------------------------------- たまきはる宇智の大野に馬並めて朝踏ますらむその深草野 萬葉集 巻1-4 ------------------------...
「毛目子の万葉集のお話」の番外編を、また作りました。 太宰治の「斜陽」を久々に再読した毛目子さんと、初めて読んだ三葉虫さんが、「斜陽」談義を繰り広げています。 「斜陽」は、美しさとグロテスクさが入り混じった、鮮烈な印象を残すシーンの多い小説ですが、そ...
「毛目子の万葉集のお話」シリーズ、五本目の動画をYouTubeにアップしました。 今回は、長歌です。 天皇の内野に遊猟したまひし時に、中皇命の、 間人連老をして献らしめし歌 やすみしし わが大君の 朝には 取り撫でたまひ 夕には い寄り立たしし みとらし...
動画を作るペースを早くしたくて、試行錯誤しています。 今日は、3分弱の日記動画を作ってみました。 内容は万葉集とはほとんど関係のない、ドラゴンクエストウォークを遊んだ話になっています。あ、でも、ちょっとだけ、雄略天皇が出てきます。 毛目子の「きょ...
はじめまして。毛目子です。 万葉集について、とりとめもなく書くために、ブログを立ち上げてみました。 動画も作っています。 毛目子の万葉集のお話 (1) 藤原鎌足さんの歌 上の動画は、一か月ほど前に、はじめて作った万葉...
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