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2019/09/12

  • 日常小噺9

    某深夜スーパーのディスカウントコーナーには、普段あまり手にしたことのない食品が置いてあることがある。先日も同コーナーでジャックフルーツの缶詰めが積んであるのを見かけた。ジャックフルーツ(パラミツ)といえば、結構好きな果物で、昔、熟した果実を含む飲料を好んで飲んでいたことがあるが、その製品もいつしか販売されなくなり、最近は口にすることはなかった。 ならば、缶詰めもシロップ漬けか何かで、それなりにいけるだろうと思い手にとって取ってみると、表示にはグリーンジャックフルーツ塩水漬けと表記してある。甘いものを塩水漬けとはよくわからない。 近くの店員さんに、パイン缶や桃缶のような、所謂フルーツ缶のようなも…

  • 未来2 (75)

    1960年代、1970年代は、欧米SF映画の黄金期である。そこには、以前書いた「猿の惑星」シリーズも勿論含まれるわけであるが、他にも注目すべき作品が幾つかある。今回はその流れから2作品ほど印象を述べてみたい。 荒廃した陸上ではもはや穀物生産や畜産はできず、管理されたごく限られた空間で生産されたものが、一部の特権階級に供給されるのみで、それ以外の民衆は、ソイレント社から支給される、ソイレント・イエローという海洋性プランクトンから製造されたクラッカーのようなものを食して命を繋いでいた。そのような状況下、ソイレント社の幹部が殺害される事件が発生する。そして、世間ではイエローの配給が終了し、新たにソイ…

  • 日常小噺8

    以前、東北の地方の村に住んでいたことがある。 その時、何かの集まりで宴会に出た、 宴会は村の公民館のような所で行われ、 和室の大広間に二、三十人ほど集まっていた、 宴会では、持ち寄った料理やツマミ、 それに、建物には立派な調理室があるので、 そこで調理したものなどが出された、 参加者は多種多様であったが女性も結構いたように思う、 村では農業が生業としている人が多いので、 四十前後の農家の主婦という呈であった、 男は、自分も含めてたわいもない話から始まって、 お酒も進み、盛り上がっていくわけであるが、 先の女性たちも決して話に加わらないというわけではなく、 宴会の陽気な雰囲気を壊さない程度に、 …

  • 未来 (74)

    数ヶ月に渡る巡光速飛行を経て、テイラー大佐一行は、とある星の湖に不時着する。水没する宇宙船から逃れた一行が目にしたのは、猿に似た異形の生物が支配する世界であった。一行はこの猿人に囚われ、騒動に巻き込まれていく。多くの方がもうお分かりであろうが、これは、「猿の惑星」(1968年)の冒頭である。 この映画は少年時代、最も印象深かったSF映画の1つである。この映画の最大の見せ場は、猿たちから逃れ、現地人のノヴァを伴い馬で海岸を進む主人公が、巨大モニュメントに遭遇する最後の場面である。自分が同作品を初めて見たのは、TVのロードショーであったが、映画好きの父は当時、封切りを映画館で見たそうで、この有名な…

  • 世界 (73)

    「蒼穹のファフナー」は好きなアニメの1つである。登場人物の一人が自分と同じ苗字で、親しみを覚えるという事もあるかもしれないが、やはりその設定が自分好みである。いかにも瀬戸内海にあるような、自然豊かで、平和でのどかな島が、実は科学技術の上に構築された、閉じられた世界であったわけである。 アルヴィス要塞艦上の竜宮島をはじめとする島々、それらはすべて人工物であり、施設であるという。そして、大洪水1 (20)に書いたように、人々は、襲来者フェストゥムに対抗するアルヴィス構成員としての第一種任務と、日本の平和な文化を残すという第二種任務を持ち、日々生活しているわけである。 最近、同アニメの再放送が始まっ…

  • 刀2 (72)

    以前、日本刀の事を書いた(刀 (50))、今回はその続きである。最近は便利なもので、現代刀工による作刀動画が、某動画サイトにたくさん挙げられている。本当は他の動画が目的で同サイトに訪れたのに、お薦めなどにあると、ついついそのまま作刀動画を見てしまい、それが終わると右横に似たような動画のトップが表示されるので、それもまた見てしまい、気が付けば二、三本見てしまうことがある。であるから作刀動画は全部とは言わないまでも結構見ていることになる。 それらを見ていていつも思うことがある。日本刀の製作過程における、鋼の造込みには、色んなパターンがあるわけであるが、最初の頃、一度だけ四方詰鍛えを見たことがあった…

  • 美蛾 (71)

    蛾の話である。日本に棲息する美しい蛾というと、すぐ思い浮かぶのがオオミズアオ(大水青:Actias aliena )(図1.A)である。稀に郊外の建築物の壁などに張り付いているのに出くわすと、その何とも言えない、青というよりも緑がかった乳白色、特徴的な尾状突起、そしてその大きさにドキッとするわけである。優雅で美しいと思う反面、どこか浮き世離れした、関わってはいけない存在、或いは一種ゴーストのような印象を受ける。 青緑色系の美しい蛾の代表がオオミズアオであるとすると、赤紫色系の美しい蛾の代表はずばり、ベニスズメ(紅雀:Deilephila elpenor)ではないだろうか。写真(図1.B)は、某…

  • お知らせ

    当ブログでは、同じテーマでシリーズになっていたり、以前の記事の続きを、だいぶ経ってから掲載することがあります。今回、新たに、そのような記事を、1つの記事として目を通せる、遠固人ブログの選択纏めブログのようなものを作りました。 シリーズものは、科学的要素の強いものが多く、合体にあたっては、統一性を持たせるため、改変、加筆する場合もありますが、主張は同じです。また、今後更に記事が追加される可能性もあるため、タイトル後の数字は、新たな記事が追加、或いは内容が比較的大きく改変された日付けとなっています。ブログ名は、「科学・人・未来」で、完全一致で検索すれば、一頁目にヒットすると思われます。さらに、遠固…

  • 核融合2 (70)

    以前、核融合 (12)に、 「・・・まず低温に保持された燃料ペレットを、中心点で連続的に爆縮するのは、ほぼ不可能なので、核融合燃料としての燃料ペレットの使用は放棄する。燃料は、トカマク型同様、二重水素と三重水素の混合気体(重水素のみでD-D反応の可能性もあり)を用いるが、高濃度で加圧(場合によっては加温も)し、原子の平均自由工程を最小化した状態で用いる。 燃料ペレットを用いないことから、爆縮の球対称性は放棄し、線対称性とする。すなわち、直線軸上、或いはわずかにくの字型に角度のついた直線軸上を逆方向から進行するレーザー光の接着点(くの字型の場合は折点)が爆縮部位となる。・・・線対称性に移行した爆…

  • パフィー (69)

    2035年1月25日は、歴史上記念せられるべき日となった。地球上で知能が高い猫の一人(一匹ではない)と考えられていたパフィーさんが、ヒトの言語を、それも日本語を意味あるものとして発した初めての日となったからである。この一見、マイナーなニュースは地方の報道機関により、さしずめ午後のお茶に付く甘味のような意味合いで取り上げられると、瞬く間にネットに媒介され、 猫族進化における輝かしい一日 ! 人類新たな同僚を得る ! などの見出しとともに世界中を席巻し、人々を興奮のるつぼに叩き込んだのである。事の次第は以下のようである。 メインクーンとツシマヤマネコのミックスであるパフィーさんは、動物行動学および…

  • 日常小噺7

    今日は天気が良く、 朝から爽やかな風が吹き、緑も美しい。 近くの家では、 水道関係の業者が来て、 車から降ろした自家発電機を作動させ、 何かしら作業をしている、 そこに、 サントリー・グリーンダカラのCMに出てくる、 ムギちゃんのような可愛い女の子が登場、 作業していた中年のおじさんに近づいて行く、 おじさんと幼女の微笑ましい交流が 見られるのかと心和む、 幼女、おじさんの目の前で立ち止まると一言 「ウルサイ」、 おじさん涙目、 20分ほど発電が止まりました、 うん、確かにうるさかった、 【栗きんとん・栗菓子の恵那川上屋オンラインショップ】 【栗の専門店】恵那川上屋がお届けする栗菓子スイーツ

  • 動物-肉2 (68)

    近年の人工肉、培養肉産業の拡大には、動物に対する愛護的感情、肉利用に関する宗教的問題、家畜の排出するメタンガスの問題、畜産業としての環境の悪化など、複数の要因が関係しているわけであるが、細胞培養技術、特に大規模培養技術の進展が寄与するところが大きいように思う。 畜産業では、放牧地や厩舎等の維持管理、病害を抑制しつつ長期間肥育する工程、次世代を得る繁殖工程などの業務があるわけであるが、培養肉産業では、これらの作業、工程の多くが存在しない。基本的には、培養施設、種(たね)細胞の保存設備、(どのような状態で出荷するかによるが)培養肉の加工設備や研究室のみであり、基本、1つの建物内で完結することになる…

  • 動物 - 肉 (67)

    哺乳動物の進化上の話題で驚いたことが二度ほどある。一つは、だいぶ前のことであるが、アフリカの中央領域や南アフリカに住むケープハイラックス(Cape Hyrax, Rock Hyrax, Procavia capensis)という小動物が、ゾウに近縁の動物であるということを知った時である。このイワダヌキという少しユーモラスな目に分類される動物は、一見すると、ネズミやリスのような齧歯目を想起させ、個人的には北海道のガレ場を駆け回るエゾナキウサギ(Ochotona hyperborea yesoensis)を思い出させる。クリスタリンの配列情報の解析に基づくものであり、当時かなり衝撃を受けた事を覚え…

  • 日常小噺6

    自分は野菜好きで、しばしば大量に購入する。そして購入した葉菜等に、時折、生き物が付いていることがある。 以前、キャベツの葉をむしると、モンシロチョウの幼虫と思われる青虫が勢いよく動き出し、びっくりしたことがある。また、購入してしばらく冷蔵庫に放り込んでおいたプーリーレタスにナメクジが付いており、洗う前に動き出したことがある。そして今回は、レタスにカタツムリが付いていたわけである。添付はその時の写真である。意外に大きく見えるが殻の径は1㎝程であろうか。 以上のようなケースは、野菜が低農薬で栽培されていることを意味しているのか、これら生き物が、農薬に耐性を持ちつつあることを意味しているのか、わから…

  • 火星-居住5 (66)

    (火星-居住4 (65)より) そして、隔壁内の、先に述べたユニットではない建家に浴室を作ることも想定され、さらに推し進めると建家の一部を開放系にし、露天風呂のようなものを構築することも考えられる(日本人的な発想ではあるが)。このように、身体の清潔化における入浴の導入は、未踏の探査地であった火星を、入植地、開拓地に変える転換点となるイベントであるように思われるわけである。 ここまで、火星に人類が降り立ち、居住ミッションを開始し、補給ミッションを受けながら(人員の増加や交代を行いつつ)、居住基地を複雑化し(step 1→step 4)、やがて、町や都市の前駆となる基地群(c1→c3)を形成する過…

  • 火星-居住5 (66)full

    (火星-居住4 (65)より) そして、隔壁内の、先に述べたユニットではない建家に浴室を作ることも想定され、さらに推し進めると建家の一部を開放系にし、露天風呂のようなものを構築することも考えられる(日本人的な発想ではあるが)。このように、身体の清潔化における入浴の導入は、未踏の探査地であった火星を、入植地、開拓地に変える転換点となるイベントであるように思われるわけである。 ここまで、火星に人類が降り立ち、居住ミッションを開始し、補給ミッションを受けながら(人員の増加や交代を行いつつ)、居住基地を複雑化し(step 1→step 4)、やがて、町や都市の前駆となる基地群(c1→c3)を形成する過…

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