正説 石田三成
正説石田三成(NHK放映「真田丸」では、石田三成が登場し、好意的に描かれている。しかし徳川体制では「権現様に敵対したふとどきな奴」という観点から、三成の評判は悪い。だが豊臣家からすれば、裏切ったり、日和見した武将の多い中、最期まで豊家安寧を目指して戦った三成は大忠臣である。ここでは誤解されている彼の実像に迫る。)石田三成、幼名を佐吉という。父親は石田藤右衛門(後に改名して石田正継を名乗る)この正継には三人の息子が居たが、上の二人は早世して一人残った兄が三成と六歳違いで正澄という。この兄は後、三成の取り持ちで秀吉の家臣となり、石田木工頭に任官し堺町奉行になる。父親の石田籐右衛門が後妻に迎えた妻との間に生まれたのが三成で、夫婦の折り合いが悪かったのか、今では原因は定かではないが、幼い(佐吉)三成を置いて出奔し行方不...正説石田三成
2020/09/28 16:56