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2019/09/11

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  • マニフェスト・デスティニーとドミノ理論とアメリカの戦争

    アメリカの対外政策や外交政策と関連する重要な言葉が二つあると思います。一つは、マニフェスト・デスティニー(ManifestDestiny)という言葉です。この言葉は、アメリカによるインディアン虐殺や西部侵略を正当化する標語だったということです。「明白なる使命」や「明白なる運命」などと訳されるようですが、今、ふり返ると、アメリカの帝国主義的領土拡大や、覇権主義を正当化するための言葉であったと思います。また、見逃せないのは、その考え方の背景に、アングロ・サクソン民族はもっとも優れた民族で、マニフェスト・デスティニーに基づく行動は当然であり、「天命」であるとする差別的な考え方があったと言われていることです。もう一つは、ベトナム戦争当時、よく使われた「ドミノ理論」という言葉です。ベトナムが共産化すると、周辺の国が...マニフェスト・デスティニーとドミノ理論とアメリカの戦争

  • キプロス紛争に対するアメリカの関与と国際法、国際条約 2

    ウクライナ戦争の死者が毎日のように報道されています。また、悲惨なウクライナの人たちの様子も毎日のように報道されています。でも、停戦・和解の話し合いが進みません。さまざまな国際法や国際条約があり、国際組織があるのに、なぜ話し合いが進まないのか、と私は腹立たしく思います。日本では(西側諸国では)、ウクライナ戦争の死者は、すべてロシア侵略軍の犠牲者であり、ウクライナの悲劇は、独裁者プーチン大統領によってもたらされたというような一方的な報道になっているように思います。でも、アメリカのバイデン大統領は、ウクライナとロシアの国境付近で緊張が高かまっているときにも、それを止める努力をしたとは思えません。ロシアの侵攻を止めるための話し合いをしようとせず、もっぱら厳しい制裁措置や武器の供与に関する関係国との合意に力を入れて...キプロス紛争に対するアメリカの関与と国際法、国際条約2

  • キプロス紛争に対するアメリカの関与と国際法、国際条約

    8月17日付朝日新聞「核に脅かされる世界に被爆国から2022」に「まず米国が謝らないと」と題する元広島市長の平岡敬氏の文章が掲載されていました。そのなかで、”冷戦が終わった時、これで核兵器の恐怖はなくなったと私たちは思いました。だけど米国は冷戦に「勝った」と考え、ロシアを弱体化させようとする基本政策をずっと続けてきました。”と書いていました。私も、核兵器を「非人道兵器」として、その使用はもちろん、使用の威嚇、また、開発や保有も例外なく禁止する核兵器禁止条約を最も重要な国際条約として成立させるためには、まず、日本に2発の原爆を投下したアメリカが、その過ちを認め、謝罪することが必要だと思います。当時すでに、ハーグ条約やジュネーブ条約があり、民間人の殺害はもちろん、”無防備都市、集落、住宅、建物はいかなる手段を...キプロス紛争に対するアメリカの関与と国際法、国際条約

  • アメリカによるパナマの政治的・経済的・軍事的的支配とウクライナ戦争

    朝日新聞、8月14日付のGLOBEに「TheRoadtoWarプーチン戦争への道」と題し、「プーチンはもう別の世界に行ったのだ──。」の書き出しで始まる、喜田尚・前モスクワ支局長の長文が掲載されました。日本にいては知りえないような事実や、諸問題に対するプーチン大統領やロシアの過去の対応を交え、ウクライナ戦争を論じているのですが、私は、こうした捉え方は停戦・和解を遠ざけると思いました。なぜなら、ウクライナ戦争を主導するアメリカの意図や行動がまったく語られておらず、ウクライナ戦争の全体を見ていないと思ったからです。プーチン大統領は、2月24日の侵攻直前に、ロシア国民向けの演説をしました。その中で、アメリカを中心とする”西側諸国の根源的な脅威”について語っています。NATOの東方拡大や、その軍備がロシア国境へ接...アメリカによるパナマの政治的・経済的・軍事的的支配とウクライナ戦争

  • バングラデシュの集団虐殺とアメリカ政府の道義心

    ウクライナ戦争に関わる新聞の記事を読むたびに、私は苛立ちを感じる毎日を送っています。大変な犠牲者を出し、日本が滅亡しかねないという悲惨な状況で降伏した日本は、戦後、二度と戦争をしないと決意して出発したはずだと思います。日本国憲法の平和主義の精神は、ごく一部の軍人や戦争指導者を除いて、ほとんどの日本人の思いを体現するものであったと思います。でも、ウクライナ戦争が続く現在、アメリカやウクライナからもたらされるプロパガンダによって、日本人の、その平和主義の精神があっけなく、日々崩れ去っていくのを感じます。以前取り上げましたが、東京大学の和田春樹名誉教授は、ロシア史研究仲間とともにウクライナ戦争の「即時停戦を求める声明」を発表しました。でも、ツイッター上で目立ったのは、賛同の声ではなかったといいます。「停戦ではな...バングラデシュの集団虐殺とアメリカ政府の道義心

  • インドネシア、スハルト政権の東チモール侵略とアメリカNO2

    私は、現在の人類が抱える諸問題は、アメリカが根本的に方針転換をして、常に法や国際条約、道義・道徳に基づく対外政策を進める国に変らなければ、解決しないように思います。ウクライナ戦争も、アメリカがゼレンスキー政権を背後から操っているように思います。なぜなら、他国の政権を背後から操り、社会主義政権や民族解放戦線などを潰しにかかったアメリカの対外政策の例は、あちこちにあり、東チモール問題もその一つだと思われるからです。前稿でふれましたが、インドネシアが東チモールに軍事介入し、ディリーを攻撃、全面侵攻した1975年12月7日の2日前、すなわち12月5日、アメリカのフォード大統領とキッシンジャー国務長官がインドネシアを公式訪問し、スハルト大統領に会っているのです。だから、フォード大統領がスハルト大統領に軍事援助を約束...インドネシア、スハルト政権の東チモール侵略とアメリカNO2

  • インドネシア、スハルト政権の東チモール侵略とアメリカ

    「悲劇の島・東チモール」(築地書館)の著者、島田昱郎教授は地質学者です。日本チモール協会の要請で訪れた東チモールで、その後クーデターが起き、インドネシアの軍事介入によって、悲劇の島となってしまったことに心を痛め、本書を執筆されたということに心を引かれました。地質学者が、”東チモールに自決権を!、東チモールに独立と平和を!”と、専門外の政治的訴えをされていることが、私には貴重に思えたのです。東チモールの理解に予断や偏見がないことは明らかであり、それは、東チモールに軍事介入したインドネシアやそのインドネシアのスハルト政権を支援したアメリカ、また、インドネシアを支持し、安保理の国連決議案に反対した日本が、国際法を尊重しない野蛮な国であることを示していると思います。インドネシア軍による東チモールの制圧は凄惨を極め...インドネシア、スハルト政権の東チモール侵略とアメリカ

  • アメリカCIAの内政干渉や法の無視

    先日、米中央情報局(CIA)は、アフガニスタンで、アルカイダの指導者であるアイマン・ザワヒリ容疑者をドローンで攻撃し殺害したと発表しました。それに関して、アフガニスタンで政権を掌握したタリバン暫定政権のザビフラ・ムジャヒド報道官は、攻撃があったことを認め、「国際的な原則」に違反していると強く非難したといいます。ムジャヒド報道官の非難の詳細はわかりませんが、私も、裁判なしに、それも他国の領土で人を殺すことは、許されないことではないかと思います。アルカイダで思い出すのは、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件です。アメリカは、それがアルカイダによるテロであるとして、対テロ戦争を宣言しました。そして、アフガニスタンからのアルカイダの追放と、指導者であるウサマ・ビン・ラディンの引き渡しに応じないと...アメリカCIAの内政干渉や法の無視

  • アメリカのプラット修正条項とキューバ革命、そしてウクライナ戦争

    日本で、ウクライナ戦争の停戦・和解の話がほとんど進んでいないことに、私は苛立ちを感じます。朝日新聞のオピニオン&フォーラムの声欄に、”「戦争反対」だけで本当にいいのか”と題する自営業の方(埼玉県67)の文章が出ていました。下記のような内容です。”「戦争反対」。この一般的な言葉がウクライナについても使われているが、違和感がある。「プーチン政権によるウクライナへの軍事侵攻反対」と明確に言うべきだ。「戦争反対」というだけなら、ウクライナが抵抗をやめれば戦争は終わり、プーチン政権の支配下に入る。それでもいいのか。識者や評論家の中にもそうした考えを述べる人がいるが、ウクライナはロシア国内へは攻撃していない。防戦だけである。それも「戦争」だからやめるべきなのだろうか。ロシアと隣接する日本は、防衛のあり方について再考を...アメリカのプラット修正条項とキューバ革命、そしてウクライナ戦争

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