シルフィードの庭
住所
出身
ハンドル名
ねこうさぎしゃさん
ブログタイトル
シルフィードの庭
ブログURL
https://knmurao.blog.fc2.com/
ブログ紹介文
絵本と童話を書いています「ねこうさぎしゃ」と申します。お話担当るか(娘)、絵担当きみこ(母)の親子ユニットです。静かで優しい幻想的な世界観を大切にしています。
自由文
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更新頻度(1年)

8回 / 7日(平均8.0回/週)

ブログ村参加:2019/09/09

ねこうさぎしゃさんの人気ランキング

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ねこうさぎしゃさんのブログ記事

1件〜30件

  • シャルル・ド・ラングとピエールのおはなし Ⅱ-3

      高い空で、ヒバリの鳴く声が響きました。ピエールは、突然泣き出したい気持ちに駆られ、あわてて自分の泥だらけの腕に目を落としました。 腕にはへたくそな縫いあとがありました。木の枝で引っかけて破れてしまったとき、エレーヌが自分で一生懸命縫ったものでした。そのガタガタした縫い目を見つめながら、ピエールは重大な秘密を打ち明けるかのように、声を落として言いました。「シャルル、ほんとうは、俺はいつも大切...

  • シャルル・ド・グランとピエールのおはなし Ⅱー2

    またしばらく歩いていると、ピエールの鼻がぴくりと動きました。「ローズマリーの匂いがするな」 言ったあとで、ピエールはなにかを思い出すようなうっとりした目つきになって言いました。「ローム家では、じゃがいもとローズマリーのソテーが、よく食卓に並んでいたなぁ」「ほほう、それはおいしそうですね」 シャルルの言葉に気をよくし、ピエールはおしゃべりを続けました。「食事の時間になると、エレーヌは自分のとなりの小...

  • シャルル・ド・グランとピエールのおはなし Ⅱー1

     シャルルの腕のなかで、ピエールが尋ねました。「それで、あんたはどこへ行こうとしているんだい、シャルル・ド・ラング?」「散歩をしているだけです。こんなすばらしい春の日には、散歩をするにかぎります」「あてもなく?」「散歩とはそういうものです」 シャルルとピエールは、おだやかな日の光を浴びながら、アルメリアやライラック、クレマチスなどが揺れる畦道を、黙って歩きました。 畦道はひたすらまっすぐ続いており...

  • シャルル・ド・グランとピエールのおはなし 8

    「ということは、きみは捨てられたわけじゃないのですね。それは言ってみれば、不可抗力だ。エレーヌにしても、きみが風にさらわれたことを、ずいぶん後になってから気がついたのではないしょうか」「そうかもな。こうなった最初の頃は、俺はエレーヌがきっと俺をさがしに来ると信じていたんだ。でも結局、誰も来ないままだ。見てみろよ。もうこんなにボロボロになっちまった」 ピエールの破れた耳はまた小さく震え、裂け目からの...

  • シャルル・ド・グランとピエールのおはなし 7

     ほんの少しの沈黙のあと、ピエールはふたたび口を開きました。「仕方ないさ。エレーヌは引っ越しのために、何日も一生懸命自分の持ち物を整理したり、荷造りしたりと大忙しだったんだ。 夜も新しい街のことを考えて、俺にいろんなことを興奮気味に話していたから、あまり眠れない日が続いていたんだよ。でもそれが災いしたんだ。 そのとき車はちょうど街を出る瞬間で、エレーヌはガクリと眠りに落ち、パパとママは街の教会をよ...

  • シャルル・ド・グランとピエールのおはなし 5

    「ある日、ローム家は引っ越しをすることになったんだ。荷物を全部引っ越し業者のトラックに積み終えると、パパとママとエレーヌは、積んだ荷物とは別にしておいた大事なものを持って、パパの車に乗り込んだ。 パパはたばこを一箱、ママは口紅とレースのハンカチの入ったハンドバッグ、そしてエレーヌは、キャラメルとクシの入った小さなポシェットと俺。エレーヌは運転席のパパの隣に座っていた。そこがエレーヌの指定席なんだ。...

  • シャルル・ド・グランとピエールのおはなし 4

    「ところで、ピエール。なにやら、さきほどから、ぶつぶつとひとりごとでも言っているようでしたが、いったいどうしたのですか」「どうもこうもないさ。俺は、もうずいぶんと長いこと、ここに打ち捨てられたままなのさ。なんだって俺がこんな目に遭わなきゃいけないんだ。それを思うと腹立たしくて、情けなくて。なんだってあいつは、もっとしっかり俺のことを抱いておかなかったんだ」「あいつ?」 ピエールは投げやりなため息を...

  • シャルル・ド・グランとピエールのおはなし3

     可愛らしいムスカリやルピナスの花が群生しているあたりに差しかかったとき、シャルルは、そのルピナスたちのあいだで、ヌイグルミのうさぎが仰向けに倒れてぶつぶつと何かをつぶやいているのを見つけました。 シャルルは立ち止まり、しばらく様子をうかがっていましたが、ゆっくりと近づいていくと、そのうさぎに声をかけました。「やぁ、こんにちは」 ヌイグルミのうさぎはひどく驚いて、宙を見つめていた瞳をぐるりとシャル...

  • シャルル・ド・グランとピエールのおはなし 2

     やわらかな日差しがうらうらと降り注ぎ、立ちのぼるかげろうの向こうに、アリウムやヒアシンス、忘れな草などが咲き乱れているのが見えました。 シャルルはそう言った風景を見ていると、故郷のことを思い出さずにはいられませんでした。 シャルルがいたところでも、四季折々に美しい花々が季節を彩っていました。 特に春は、長い冬に耐えた草花たちが、待ちわびた季節の到来を告げる声も高らかに、次々と競い合うように美しく...

  • シャルル・ド・ラングとピエールのおはなし

     ある晴れた春の日、ノルウェジアン・フォレスト・キャットのシャルル・ド・ラングは、愛用のシルクハットをかぶると、自分の金色の瞳と同じ色に輝く猫目石の飾りのついたステッキを腕にかけ、散歩に出かけました。 シャルルは、日中の外出には特に気をつかっていました。と言うのも、シャルルは人間が自分たちのように二本足で歩く動物たちのことについて、まったくの無知でいることを知っていたからです。 だから、シャルルは...

  • 第三章 明日への扉

     夜風が心地よくほほをなでていく。 パパは森の木々をかすめるほど低く飛んだり、うんと高く飛び上がったり、急に速度をあげたりゆるめたりした。 おもしろそうに飛ぶパパに、リラも一生懸命についていった。 あぁ、なんて楽しいのだろう! リラの心はよろこびではじけそうだった。 やがてパパは森を通りすぎ、街のあかりをめざして飛び始めた。 そして一直線にリラの部屋の窓に飛び込んだ。 リラもパパの後につづいて部屋...

  • 第二章 月明りの中で

     リラはパパにつれられ、まるい月のきらめく夜空にまいあがった。 パパは片方のつばさだけで見事に夜風をとらえ、高く高く空を飛んだ。「こわいかい?」 パパにたずねられ、リラは首をふった。「いいえ、ちっとも」 本当にこわくなんかなかった。 パパのつばさの中はあたたかく、はるかずっと下のほうに見える街は、まるでビーズのようにきらめいていた。 やがてパパは森の中の、一番高い木を見つけると、そのてっぺんの一番...