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  • 【作曲・編曲】木管五重奏アレンジにチャレンジ

    木管アンサンブルアレンジの延長で、木管五重奏アレンジにも挑戦しました。4声ハーモニーばかりで今まで編曲してきたので、若干五声和音に不自然なところがあります。今後の課題にしたいところです。 おもちゃの兵隊の行進 /レオン・イェッセル ドイツのイェッセル作曲のクラシック「おもちゃの兵隊の行進」の木管五重奏アレンジです。キューピー3分クッキングのテーマソングとしても有名です。 youtu.be ▼この動画の楽譜はPiascoreにて販売しています。よろしければどうぞ。▼store.piascore.com こいのぼり 学校の唱歌としてや、こどもの日の定番曲として親しまれる「こいのぼり」の木管五重奏(…

  • 【花札】「花合わせ」の遊び方と役・点数計算 ~美しき花とのめぐり合わせ~

    花札ゲームの中で一番有名なのがこの「花合わせ」で、「花」や「絵取り」とも呼ばれています。このゲームでは、点の高い「出来役」もしくは、多くの「出来役」をつくった人が勝ちになります。 【目次】 ゲームのルール 種類別の札早見表 花合わせの出来役と役代 マンガで覚える図解花札の基本 改訂版/つちや書店/山本茂(花札) posted with カエレバ 楽天市場 Amazon ゲームのルール ゲーム開始前 <参加者の決め方> 花合わせにおいて、参加人数の3人よりも多く参加希望者がいる場合は、手札を配った後にゲームに参加する3人を決めます。決め方は、親の右隣から順に参加する=「出る」か参加しない=「下る…

  • 【行事・しきたり】【縁起物】縁起のよい食べ物たち

    前回は縁起のよい身の回りのものについて記事にしたので、今回は少し趣向を変えて縁起のよい食べ物についてまとめてみることしました。とりあえず有名どころから調べて、おいおい記事を増やしていきたいと思っています。 【目次】 赤飯 伊勢海老 鯛 おこし 赤飯 古来から神祭りの日には、もち米と小豆を混ぜて蒸したおこわが食されていました。いわゆるこれが赤飯の起源で、今でも祝い時やめでたい食べ物として用いられています。ちなみに赤い赤飯を用いるのは、かつて赤米を食べていた名残で、儀礼用として白米の代わりに使うようになったとされています。 伊勢海老 漢字で海の老人と書くように、その姿は長い髭をたくわえた背中の曲が…

  • 【行事・しきたり】【4月】花見にまつわる豆知識 ~あったかいんだからー byくまもん~

    4月(旧暦名:卯月)には、厳しい冬が終わって気候が温暖になり、様々な植物が葉をつけたり花を咲かせたりします。そんな4月のメインイベントである花見について簡単にまとめてみたいと思います。 【目次】 花見 花見団子 桜もち カレンダー 花見 花見はもともと、作物の神さまを迎えるために山野に出かける宗教行事で、旧暦の3月3日や4月8日に行われていました。また、今では花見といえば桜のことを指しますが、奈良時代までは梅のことを指していたようです。そんな花見が江戸時代に庶民の間に広まり、花見団子や桜餅をお供にして楽しむ宴を主とした行事が定着したとされています。 花見団子 今は3色のイメージの強い花見団子も…

  • 【行事・しきたり】4月の行事まとめ ~あったかいんだからー byくまもん~

    4月(旧暦名:卯月)には、厳しい冬が終わって気候が温暖になり、様々な植物が葉をつけたり花を咲かせたりします。そんな4月のメインイベントである花見について簡単にまとめてみたいと思います。 花見 花見はもともと、作物の神さまを迎えるために山野に出かける宗教行事で、旧暦の3月3日や4月8日に行われていました。また、今では花見といえば桜のことを指しますが、奈良時代までは梅のことを指していたようです。そんな花見が江戸時代に庶民の間に広まり、花見団子や桜餅をお供にして楽しむ宴を主とした行事が定着したとされています。 花見団子 今は3色のイメージの強い花見団子も、室町時代には5色でした。ちなみに、桜・緑・白…

  • 【雑学・話のネタ】【漢字】意味・成り立ちから考える難読漢字 ~これが読めたら素敵なカンジ~

    テレビのクイズ番組などで出題される難読漢字。難しい漢字をすらすら読めると人に自慢できてよいものです。ただ、そんな漢字の読みを作業的にまとめて丸覚えするのでは、すぐ忘れてしまうかと思われるので、ここでは漢字の成り立ちや意味を考察しながら勉強していくという方式で、一つ一つの漢字を紹介していきたいと思います。 柳葉魚(ししゃも) アイヌの伝説の神であるカムイが、散りゆく柳の葉を哀れんで魚に変えたという伝説が由来だとされていて、ししゃもの細長い形状が柳の葉のかたちと類似しているというのは視覚的にイメージしやすいかと思われます。 ちなみに、アイヌ語でししゃもは「sushham(ススハム)」と言い、「su…

  • 【日本文化・雑学】意味・成り立ちから考える難読漢字 ~これが読めたら素敵なカンジ~

    テレビのクイズ番組などで出題される難読漢字。難しい漢字をすらすら読めると人に自慢できてよいものです。ただ、そんな漢字の読みを作業的にまとめて丸覚えするのでは、すぐ忘れてしまうかと思われるので、ここでは漢字の成り立ちや意味を考察しながら勉強していくという方式で一つ一つの漢字を紹介していきたいと思います。 柳葉魚(ししゃも) アイヌの伝説の神であるカムイが、散りゆく柳の葉を哀れんで魚に変えたという伝説が由来だとされていて、ししゃもの細長い形状が柳の葉のかたちと類似しているというのは視覚的にイメージしやすいかと思われます。 ちなみに、アイヌ語でししゃもは「sushham(ススハム)」と言い、「sus…

  • 【日本文化・雑学】縁起のよい身の回りのもの ~コロナに打ち勝つやつらたち~

    行事・しきたりについてまとめることが多い日本文化の中で、今回は趣向を変えて縁起物について記事にしてみたいと思います。 普段から馴染み深い日本の縁起物。ですがその意味や由来まで正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。そんな縁起物の一部を抜粋して簡単に学んでいくことにしましょう。 【目次】 招き猫 ~コロナを招くなにゃーーん~ だるま ~ショックから起き上がれ!~ 箸 ~ごはんの前に手を洗おう~ 手ぬぐい ~不安を拭い去れ!~ 箒(ははき) ~身の回りの消毒とお掃除を~ まとめ 招き猫 招き猫の手には意味があり、右手を上げたものが金運を呼び、左手を上げたものが人とのご縁を結ぶとされていま…

  • 【日本文化・雑学】「はんこ」と「印鑑」の違いについて

    「はんこ」と「印鑑」の違いについて 日曜日の朝にテレビをつけると、ことばについての雑学番組「コトノハ図鑑」というものが放送されていたので見てみることにしました。その中で出てきたことばの違いの豆知識のうち、はんこ・印鑑の違いに関することが特に印象的だったので、早速調べてみることにしました。 日常的になんとなく使っている「はんこ」「印鑑」ということば。考えてみれば、銀行などでの契約の際には印鑑を持ってきて下さいといわれるのに、はんこを持ってきて下さいとは言われることはありません。また、はんこ屋はあるのに印鑑屋という店は存在しません。どうやら、2つのことばには明確な違いがあるようです。では、その違い…

  • 【作曲・編曲】【楽譜販売】木管アンサンブルのアレンジとPiascoreでの販売

    今まで、オーケストラや吹奏楽のアレンジを手掛けてきましたが、今回は趣向を変えて木管アンサンブルに挑戦しました。チャレンジしたのは下の12の楽曲です。また、一部楽曲はPiascoreにてダウンロード販売しています。 【目次】 きらきら星変奏曲 G線上のアリア/J.S.バッハ おもちゃの兵隊の行進 /イェッセル 惑星より「ジュピター」/G.ホルスト マル・マル・モリ・モリ変奏曲 パプリカ/Foorin いつも何度でも/木村 弓 もののけ姫より「アシタカせっ記」 勇気100%~忍たま乱太郎のテーマ~ 白日(はくじつ)/King Gnu どろん/King Gnu 名探偵コナンメインテーマ きらきら星変…

  • 【作曲・編曲】【DTM】木管アンサンブルのアレンジに挑戦しました。

    今まで、オーケストラや吹奏楽のアレンジを手掛けてきましたが、今回は趣向を変えて木管アンサンブルに挑戦です。チャレンジしたのは下の3つの楽曲で、オケアレンジで用いた楽譜データを再利用したため、ほとんど時間をかけずに完成しました。機会があれば、他のアンサンブルにも挑んてみたいです。 きらきら星変奏曲 木管アンサンブルに挑戦するきっかけとなった曲で、ここのブログの作曲・アレンジ講座の参考音源として創作したものでもあります。楽器が少ない分シンプルですが、五重奏は全てのオーケストレーションの基礎になるものなので侮れません。 ちなみに動画では、4小節ごとにホルンパートを、旋律(ハーモニー)⇨コーラス ⇨ア…

  • 【作曲・編曲】【DTM】アニメ曲とドラマ曲のアレンジに挑戦しました。

    気になる曲のアレンジに新たに挑戦しました。今回題材にしたのは、「となりのトトロと」と「マル・マル・モリ・モリ」、「ゲゲゲの鬼太郎」になります。 トトロ交響曲【アレンジ】【オーケストラ】 となりのトトロのオーケストラアレンジで、今回で2回目のチャレンジになります。前回よりも構成やパート編成、掛け合いなどにこだわりました。交響曲とありますが、そんなに大それたものではありません。 マル・モリ・バリエーション ~マルモの主題による変奏曲~【アレンジ】【オーケストラ】 お昼にドラマ「マルモのおきて」の再放送がしていたので、そのエンディング曲のマル・マル・モリ・モリわ変奏アレンジしました。バリエーションに…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#10(最終回)のあらすじと感想

    テセウスの船#10(最終回) 真犯人の策略にかかり罪を着せられることになった文吾。そんな彼が逮捕後、自分が犯行に及んだと突然自供し、佐野家族や心は戸惑いを覚えることに・・。 最終回で25分拡大版だった今回のドラマは、最後の最後まで犯人が分からないような構成になっていて、ラストまでの勿体振りがかなり強い印象を受けた。そのため、余程の大どんでん返しが待っているのかと思ったのだが、実際には真犯人がそんなに意外な人物ではなく、少しがっかりしてしまった。できれば、時間ミステリの利点をもっとうまく使った、時間軸を利用した伏線や逆転劇が欲しかったというのが個人的な感想である。特にタイムカプセルのくだりが上手…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ ~がん専門医のカルテ~」#11(最終話)のあらすじと感想

    アライブ ~がん専門医のカルテ~#11(最終話) 乳がんが再発したことを心に告白した薫。がん治療を続けながら外科医としての仕事を続けようと必死に務めるのだが・・・。 「生きがい」という言葉を主題に展開された最終話。その一つは、結婚間際の娘とがん治療を続ける母親とのエピソードで、娘の結婚式を邪魔したくないがために、自身の手術の日を遅らせようとする母親と、そんな意向とは反対に母親に手術をしてもらおうとすすめる娘のそれぞれの想いの衝突の裏に、母親の生きがいを奪いたくないがためにつかれた娘の嘘という事実が隠されていて、そこに、誰かを大切に想うがゆえの気遣い・思い遣りの心情を強く感じてしまった。 もう一…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#10(最終回)のあらすじと感想

    10の秘密#10(最終回) 生きていた由貴子と圭太との最終決戦が火蓋を切り、また、不正建設疑惑で帝東建設の長沼社長が告発され、物語は大詰めを迎えることに・・。 最後の秘密として暴かれたのは、10年前の事件において由貴子が長沼社長を目撃していて、そのことを武器にして彼を脅迫し、自身が上にのぼりつめることに利用していたという事実であった。そしてそれは、圭太が娘の瞳を守るために隠すことを決意した秘密が、由貴子にとっては全く異なる意味合いを持つということを示していて、そこにどこか運命の皮肉めいたものを感じてしまった。 物語の終盤に圭太は、由貴子を警察に突き出すことをせず、パスポートを手渡して逃がすとい…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#09のあらすじと感想

    テセウスの船#09 共犯者の罠にはめられて、みきおに毒を盛ったとして警察に追われることになった文吾。その結果、佐野一家はマスコミから連続殺人犯の父親の家族として批難されることになるのだが・・。 父親の文吾に疑いの目が向けられたことで、心が経験したもう一つの未来と全く同じ道を辿ることになってしまった佐野家族。だがその中において、母親の和子の行動に変化が生じた事はとても意義深いように思えた。特に、母親のマスコミ記者に向けて言った「家族が信じなければ誰が信じるの」ということばは、未来において父親を信じきることができなかった和子の行動とは対比的な位置付けにあって、心が過去にタイムスリップしたことで引き…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ ~がん専門医のカルテ~」#10のあらすじと感想

    アライブ ~がん専門医のカルテ~#10 困難な膵臓がん手術を腕の良い外科医にしてもらいたいからという理由で、大病院への転院を患者の弟に懇願された心と薫。だが、相手病院の理事である結城の母親から受け入れを拒否されることになって・・。 腫瘍内科で研修をしている結城の将来の進路を主軸にして描かれた今回の物語。外科を目指す彼が、親と同じ病院を継ぐか迷う中で、父親と同じような医者になるために今の病院で外科医をすることを決意する展開は、周囲や家族に影響されず本当に自分がなりたいものになろうとする、偽ることのない正直な思いが強く見えたような気がした。また、親が息子に家を継ぐことを推し進めるドラマでありがちな…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#10(最終回)のあらすじと感想

    知らなくていいこと#10(最終回) 父親の乃十阿が息子をかばうために罪を背負ったという真実を知ったケイトは、その息子が暮らすドイツの街を訪れるのだが・・。 幸せな生活を送る乃十阿の息子を目の当たりにしたケイトは、彼を断罪し当時の事件を記事にすることにためらいを覚えてしまう。そこには、父親が自分より息子のことを大切に思っていたのだと考えてしまう彼女の心情が見え隠れし、いったい自分と母親は父親にとってどういう存在だったのだろうという一抹の不安や疑問を抱いているようにも見て取れた。 また、一話から一貫して並行して別エピソードで描かれた週刊イーストのスクープ記事が、今話ではケイトの父親の冤罪を証明する…

  • 【作曲・編曲】【DTM】某CMソングのアレンジと自作曲にチャレンジ②

    前回に引き続き、良く耳にするCM曲のアレンジとオリジナル曲の創作にチャレンジしました。CM曲は例のあれで、自作曲は今タイムリーなニュースに関連する作品になります。 【編曲】ちゅ~るしよ!(いなばCIAOちゅ~るのCMより) 猫を飼っていてネコ好きなので、いなばCIAOちゅ~るのCMをオケアレンジしました。こちらは冒頭だけのショートバージョンになります。耳に残って離れない中毒的なBGMでもありますね。 【作曲】かくさん ~拡散する社会~ タイムリーな時事問題にインスピレーションを得て、世界的に流行しているコロナウイルスを主題とした、感染の拡大やデマの拡散などによる社会における人々の不安を表現した…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#09のあらすじと感想

    10の秘密#09 由貴子が乗った船が爆破されるという衝撃のシーンで終わった前話。しかもそれが事故ではなく殺人だと疑われ、事態は急転することになる・・。 毎回一つの秘密が明らかにされるこのドラマ。今回明らかされたのは長沼社長に関するいくつもの秘密で、翼の母親のもとに訪れた男性の正体が宇都宮でなく長沼であったことや、母親が自身の生活を守るために長沼を手抜き工事の件で脅していたこと、長沼が不慮の事故で頭を殴打した母親を見捨て火災の起こった家から逃げ出したことなど、今までベールに包まれていた長沼社長と翼の母親との関係性が次々に暴かれて、圭太や宇都宮同様に登場人物同士の繋がりがいっそう濃密になったような…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#08のあらすじと感想

    テセウスの船#08 現代で真犯人の正体がみきおであることを知った心は、過去の音臼村で彼の犯行を阻止しようとするのだが、物的証拠がないために捕まえることができずもどかしい思いをすることになる・・。 犯行を愉しむかのように振る舞う真犯人の加藤みきお。そんな彼が、心と文吾の心理を利用して巧みに計画を練り上げ、二人を翻弄させ様々な罠にかける展開には、子どもとは思えない知的かつ嗜虐的な怖ろしさを感じてしまった。 また、今回のストーリーでの心と文吾の自分の命を張ってでも何かを守ろうとする行動もとても印象的で、音臼小で振る舞われたはっと汁の安全性を示すために、心が命がけで毒味をしたことや、犯人の目的が自分の…

  • 【作曲・編曲】【DTM】某CMソングのアレンジとオリジナル曲にチャレンジ

    今回はさらなるスキルアップのために、バリエーションアレンジとオリジナル曲の作曲に挑戦しました。ちなみに、アレンジ対象にしたのは、ヒガシマルのCMでお馴染みのうどんスープの曲で、自作曲は大切な人にプレゼントしたオリジナル曲です。 【編曲】ヒガシマルの主題による幻想変奏曲 ヒガシマルうどんスープのCMソングをバリエーションアレンジした意欲作です。吹奏楽をしていた頃に好きだったJ.バーンズ氏の「パガニーニの主題による幻想変奏曲」にインスパイアされて作った楽曲でもあります。 All → strings →low woods → woods → brass → bass → All → percussi…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ ~がん専門医のカルテ~」#09のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#09 妊娠中にがんが再発し、不妊治療のもとでやっと授かった子どもを諦めざるを得ない状況に追い詰められた患者を見ることになった薫と心。腫瘍内科医として、一般的ながん治療の枠でとらわれない方法で患者と向き合おうとするのだが・・。 前話でがん治療を敢えて拒否し、自身の人生を充実させる選択をとった民代と同じように、自分の最後の希望を叶えるため、妊娠中絶し子どもを諦めるという選択をとらなかった今回の患者。そういった既存のがん医療から離脱してしまった人々を診る腫瘍内科医の真価が問われたような今回のストーリーはとても奥深かったように思えた。 病気の罹患によって何もかも諦めるこ…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#09のあらすじと感想

    知らなくていいこと#09 父親が乃十阿であることを記事として報道され騒動となった事件がようやく落ち着きを見せ、週刊イーストにいつもの日常が戻ってきた最中、大食い選手権のやらせを糾弾してほしいという依頼が舞い込むことになるのだが・・。 いつもはメインストーリーがサイドストーリーよりも長いドラマだが、今回は最終回を控えてか、父親に関するエピソードが大半を占めていたことが印象的であった。 そのメインストーリーとなったのが、大食い選手権のやらせ疑惑に関するスクープなのだが、裏に隠されたテレビ局と芸能事務所との不正な癒着問題や、番組で出される料理が外見上わからないようにかさ減らしされていたというトリック…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#08のあらすじと感想

    10の秘密#08 宇都宮と協力関係を結んだ圭太だが、一番身近な存在である菜七子の裏の顔を知ることになり困惑を覚えてしまう・・。 宇都宮に夜の顔という弱みを握られて脅されていたがために、圭太を騙し裏切ってしまった菜七子だが、そんな彼女に対して圭太は咎めることはしなかった。そこには、彼女が過去のトラウマによってそういう生き方しか選択できなくなったという事実に、自分の弱さゆえに過ちや間違った行動を犯してしまうという、圭太自身の今までの行動と重なる部分を強く感じたからなのではないかと類推してしまった。 また、それを機に菜七子と圭太の信頼関係か強まり、物語の終盤で二人は協力して由貴子をやり込めるのだが、…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#07のあらすじと感想

    テセウスの船#07 ついに真犯人の正体が明らかになった物語。その犯人に生命を奪われかけた心が、再び過去にタイムスリップすることになり、当時子どもであった真犯人の加藤みきおの犯行を事前に阻止するために、父親の文吾とともに画策することになるのだが・・。 未来に起きる事件の真実を知っているがゆえに、何とか事件の発生を未然に防ごうとする心と、そんな心の思惑を全て悟り、自身の犯行を邪魔しようとする心をあえて挑発し、ゲームのように犯罪を愉しむみきお。特に、自分が犯人であることを唯一知っている心の存在そのものを消してしまおうと、心の母親の和子に矛先を向ける展開には、子どもとは思えないくらいの末恐ろしさを感じ…

  • 【編曲】【DTM】アニメ曲・ゲームBGMのアレンジに挑戦しました。

    オーケストレーションや耳コピの練習をかねて、今までにあまり扱わなかったジャンルの楽曲に挑戦しました。いろんな曲に精力的にチャレンジして知識・技術を向上させたいところです。今回挑戦したのは以下の二曲です。 勇気100% ~忍たま乱太郎のテーマ~ もとは光GENJIの楽曲で、忍たま乱太郎の主題歌としてNYCが歌ったことで有名になった名曲です。明るくノリが良く、聴いているだけで勇気づけられる曲ですね。今回は吹奏楽バージョンでのアレンジにしました。 決戦 ~ファイナルファンタジーⅥより~ 普及の名作、ファイナルファンタジー6の戦闘BGMです。ゲーム曲で何か一つアレンジしてみようと悩んでいたところ、たま…

  • 【映画】【ネタバレあり】「パラサイト ~半地下の家族~」のあらすじと感想

    半地下での生活をおくる貧困層の一家四人。ある友人から上流階層の家族の娘の家庭教師を頼まれたことを発端にして、狡猾な手段で次々と相手を罠にかけて、家族総出で金持ち一家に寄生していくことになるのだが・・。 富裕層になれる人間は一握りで、いくら能力があっても貧しい生活を強いられるという韓国の社会事情が色濃くでていたように思えた今回の映画。下層の人間が上層を食い物にするという構図の面白さもさることながら、所々に交えられたユーモアある演出や、正体をばれないように奮闘する一家に巻き起こる数々のスリリングな事態、そして相手一家にも実は地下生活をおくりながら寄生する家政婦夫婦の存在があったという衝撃の事実など…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ~がん専門医のカルテ~」#08のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#08 若い頃からがんと闘い、再発したことで再入院することになった青年が来院したことによって、腫瘍内科医の医師たちは若年のがん患者に対しての向き合い方・ケアについて深く考えることになるのだが・・。 幼い頃から闘病生活を送り、自身の不幸な運命を恨んでいた青年が、周囲の希望であることを消さまいとして偽りの自分を演じ続けていた。しかし、そのことによって心のはけ口を失い精神的に追い詰められてしまい、周囲に八つ当たりすることになる。そこで医師たちは、若くしてがんサバイバーとなった人たちの体験談を聞き、彼らにとって本当に必要なことは、自分の感情を素直に出せる環境であることを知…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#08のあらすじと感想

    知らなくていいこと#08 自分の父親が乃十阿であることを野中によって記者にばらされたケイト。週刊誌の一面を飾ったことで彼女は社会的な非難を受けることに・・。 殺人犯の娘という情報がひとり歩きして、なかば差別・偏見的にケイトをとらえようとする社会の風潮とは対照的に描かれた週刊イーストの同僚記者たちの態度。ジャーナリズムを普段から仕事としているからか、そこには決して一面的な情報によって左右されないという姿勢が強く示されているようにも思えた。もちろん、職場の同僚として一緒に仕事をしてきた仲間だからという、同情や気遣いがあったことも否めないだろう。 その騒動の発端となったのは、野中のやや悪質めいた行動…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#08のあらすじと感想

    知らなくていいこと#08 自分の父親が乃十阿であることを野中によって記者にばらされたケイト。週刊誌の一面を飾ったことで彼女は社会的な非難を受けることに・・。 殺人犯の娘という情報がひとり歩きして、なかば差別・偏見的にケイトをとらえようとする社会の風潮とは対照的に描かれた週刊イーストの同僚記者たちの態度。ジャーナリズムを普段から仕事としているからか、そこには決して一面的な情報によって左右されないという姿勢が強く示されているようにも思えた。もちろん、職場の同僚として一緒に仕事をしてきた仲間だからという、同情や気遣いがあったことも否めないだろう。 その騒動の発端となったのは、野中のやや悪質めいた行動…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#07のあらすじと感想

    10の秘密#07 廃墟に隠していたはずの3億円が消失し困惑する圭太。そんな中、10年前の別荘の火事に宇都宮が関係していることを知り、彼に対して探りをいれるのだが・・。 母親との過去の想い出を回想しながら、宇都宮と母親の接点を見出そうとする翼の行動が目立った今回のストーリー。母親の書いた電話メモや、革靴を拭くしぐさなどの手がかりから、謎に包まれた宇都宮の正体を暴こうとする展開にはミステリらしい要素を強く感じた。 また、そんな宇都宮から手の内をすべて明かされ、信頼をもう一度回復したことで、由紀子と対等にやり合うために圭太は協力関係を結ぶことになるのだが、掴みどころがなく裏の顔を持った宇都宮には、策…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#06のあらすじと感想

    テセウスの船#06 事件の真犯人を目撃した唯一の証言者である紀子、さらには疑いのあった木村さつきまでが殺されてしまい、心は途方に暮れてしまう。そんな中、真犯人からメッセージが描かれた紙が送られてきて・・。 紀子にさつき、そして田中生志というように、当時の事件関係者が次々と殺害されることになった物語。その展開に、逆に真犯人の候補が絞られて、関係者の中で残っている人物が犯人だと分かってしまうのでは?と一瞬考えてしまったが、ストーリーを見ていくうちに、真犯人が姉の婚約者である車椅子の男性であることをあえて明示しているのだということがわかった。 また、かつて夫婦だった心と由紀との新たな関係性を築くサイ…

  • 【日本文化】【行事・しきたり】「ひな祭り(3月3日)」に関する雑学・豆知識

    もともと旧暦の3月3日に催されたひな祭り。その時節は自生の桃が花盛りになることから、「桃の節句」と呼ばれていました。しかし、新暦の3月3日は、桃の花の開花時期にはまだ早く、ひな祭りに定番のはまぐりも採ることができません。 そんなひな祭りの由来や意味などを順を追って学んでみることにしましょう。 ー目次ー 由来 ひな人形 ひな段 ひな祭りのご馳走 由来 古代中国では、ひな祭りは3月最初の巳の日に行われたことから「上巳節」と呼ばれていました。この日は邪気に見舞われやすい忌み日とされていて、それを祓い清めるために桃の酒を飲んだり、水辺で身体を清めたりしていました(曲水の宴)。ちなみに、桃の酒には魔や穢…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ~がん専門医のカルテ~」#06のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#06 信頼をよせている須藤医師が自分に医療過誤の罪を着せていたことを知った心。そんな事件の真実を明らかにするために、薫は須藤を調査委員にかけるのだが・・。 今回主軸となったのは、肺にがんが再発したことで来院した男性のエピソードで、彼はがん治療のための入院に対して消極的な態度しか示さなかった。そこにあったのは、新卒で入った会社を辞めてしまったニートの息子の存在で、息子が自立できるようになるまでは父親として迷惑をかけたくないという想いが隠されているようであった。 また、終盤に父親がまとめたファイルを息子が目にするシーンも非常に印象的で、親子としての会話や交流がなくな…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#07のあらすじと感想

    知らなくていいこと#07 前話の最後に尾高と関係性を持ってしまったケイト。そんな折、週刊イーストの黒川デスクがインフルエンザの疑いで急遽早退することになり、その穴埋めとしてケイトが抜擢されるのだが・・・。 黒川デスクが休んだことをきっかけにして、週刊誌のトップ記事の差し替え問題や、連載小説の作家との食事接待、しいては前回不倫報道をした棋士の妻の襲撃事件など、度重なるトラブルの数々に巻き込まれるストーリーに壮絶な出版社の日常性を感じてしまった。特に最後の襲撃事件には、報道するものが取材した関係者によって逆恨みされる可能性があるという、ジャーナリズムの危険な側面を垣間見たような気がした。 また、ア…

  • 【作曲・編曲】【DTM】作曲・アレンジに役立つ基礎知識(音楽理論・コード・オーケストレーション)

    今まで独学で勉強した音楽理論・コード・オーケストレーションなどを少し独特な表現ですが簡単にまとめてみました。宜しければば作曲・アレンジの際にお役立て下さい。 ー目次ー コード理論 楽器構成 アーティキュレーション オーケストレーション コードの割り当て 奏法 作編曲における小技集(TIPS) まとめ コード理論 序論 作曲をするのであればコードの勉強は絶対に必要です。楽典を学ぶ必要はないかと思われますが、コードはベース・基礎となるものなので、ないがしろにはできません。日本語や英語をしゃべりたくても、基礎語彙がなければ何も伝えられないようなものでしょう。 コード理論についてすべてを説明するのは難…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#06のあらすじと感想

    10の秘密#06 10年前の火事で亡くなった女性が実は殺人事件に巻き込まれていたのだということを知った圭太。当時のことを調べるうちに、事件の裏に帝東建設の存在が見え隠れすることに・・。 登場人物のそれぞれの思惑が巧みに交錯した今回のストーリー。特に、社長に罪をなすりつけられて首を切られるであろうことを察知した宇都宮が、圭太に対して社長告発の協力を依頼するシーンや、奪われた3億円を圭太から取り戻すために娘の瞳を利用して交渉しようとする由貴子の狡猾な策略などがとても印象的であった。 結局、娘の瞳は、由貴子が最初の誘拐事件の真犯人であることを父親の圭太から告げられ、母親の由貴子から自分のことは愛して…

  • 【編曲】【DTM】ドラマ主題歌のオーケストラアレンジと人気楽曲の吹奏楽アレンジに挑戦してみました。

    テレビ・映画などで話題の楽曲を、オーケストレーションの勉強を兼ねて編曲してみました。題材はドラマ主題歌と今人気の楽曲です。今まではオーケストラアレンジばかりでしたが、今回は吹奏楽アレンジにも挑戦しています。オーケストラアレンジで学んだことを活かしてチャレンジしてみましたが、まだまだ甘い部分が多いので、今後更に精度を高めれるようにしたいです。 人気の楽曲編(吹奏楽アレンジ) パプリカ/Foorin レコード大賞を受賞した、子供から大人まで親しまれる歌となった曲です。ダンスパフォーマンスとしてYoutubeで目にすることも多いですね。吹奏楽編成なので、なるべく楽器の特性を活かせるように心がけました…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#05のあらすじと感想

    テセウスの船#05 由紀の助けにより当時の事件の重要な証言者が見つかるのだが、さつきの策略的な妨害によって事態は急変をみせることに・・。 文吾の実の娘であることを世間にばらすと言って脅迫するさつきの狡猾な話術によって操作されることになる佐野鈴。自身の正体が明かされることで心を含めた周囲の人間を不幸にするであろうことを恐れる鈴の心情を利用して、まるで悪女のように威圧的に彼女を追い詰めるさつきの迫真の演技には、おぞましさを感じるくらいの恐怖を感じてしまった。 また、証言を辞退した紀子を決して非難することなく、むしろ何かを守るために自己を犠牲にし苦しんでいた彼女に対して、慰めと感謝のことばを告げた文…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ~がん専門医のカルテ~」#05のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#05 医療ミスの事実が明かされたことで引き裂かれてしまった心と薫の二人の関係。だが、その医療事故には二人の知らない隠された真実があるようで・・。 抗がん剤治療に対して否定的な父親とその娘が来院した今回の物語。その内容は、医学の進歩とともに改善しつつあるものの、まだまだその副作用の恐ろしさから治療そのものに懐疑的になる人が多い現代の抗がん剤治療の現実が如実に表現されていたように思えた。ただ、そんなふうに科学治療に対して消極的になったり民間医療にすがってしまうのは、大切な人を苦しませたくないという家族の気持ちや生きるためにはどんなものにも頼りたくなるという切実な想い…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#06のあらすじと感想

    知らなくていいこと#06 父親の乃十阿に会いに行ったが邪険にも追い返されることになったケイト。そんな中、週刊イーストが将棋界の名棋士の不倫疑惑を掴み、その真相を追求することになるのだが・・。 将棋棋士の不倫という内容に即したように描かれた棋譜を元にしたメールの暗号文の解読や、変装をしながら記者がホテルを張り込み監視する演出は、どこか刑事ドラマを思わせるような緊迫感とスリルがあり、夢中になって観てしまった。また、学生時代に将棋部主将だった野中のプライドにかけた暗号解読シーンもユーモラスさがあり、シリアスなところが多いドラマでは珍しく面白味があったように思う。 前話でも記述したが、週刊イーストが取…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#05のあらすじと感想

    10の秘密#05 10年前の火事の真実を告げたことで家を出ていてしまった瞳。残された圭太は、帝東建設との交渉が難航に乗り上げた現実を打開するために思い切った行動に出るのだが・・。 自分より一枚上手の由貴子と対等にやり合うために、金貸しと協力して3億円を奪い取った圭太。そんな由貴子と圭太のせめぎ合うような攻防戦によって物語はさらに白熱していく兆しをみせ、今まで以上にスリル感が増した気がした。 それ以外にも、作中で菜七子の裏の顔が示唆されたり、由貴子がお金に執着する理由が人を見返すためだということが語られたり、10年前の事件の真相が実は殺人事件であったなどなど、謎の深まりと秘密の解明が次々に繰り広…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#04のあらすじと感想

    テセウスの船#04 現代の時代に戻ってきた心だが、過去に介入したことで現実世界は心の知っているものとは異なるものへと変容していた。そして、かつての事件関係者や姉の鈴と心は再会を果たすのだが・・。 過去を変えてしまったことで母と兄は亡くなることになり、姉の鈴は犯罪者の父親との関係を消すために整形し名前を変えて新しい生活をおくっていた。また婚約者の由紀も、心と出逢う以前の関係に後戻りし赤の他人になっていた。そんな逆境的な現実において、父親の冤罪を晴らそうとする心の熱意によって周囲の人間が突き動かされるストーリーはとても印象的なものがあった。特に、姉の現在の暮らしを守るために被害者遺族の会で名乗り出…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ~がん専門医のカルテ~」#05のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#05 薫の医療過誤の事実がジャーナリストによって追求される中、仕事を休むことに抵抗を感じがん治療に消極的な患者が病院に来院することになるのだが・・。 息子の親権争いのために、経済的に不利になることを恐れ仕事を休職できずがん治療に難色を示す母親が、その息子によって救済されるストーリーはとても感動的なものがあったように思う。特に、母親を想うがゆえに家を抜け出してまで父親に説得しにいき、自分のせいで治療を消極的になる母親を見るのが耐えられないがゆえに必死に行動する姿はとても健気であるなと感じた。 また、患者のストーリーとは並列的に語られる心と薫の物語も注目すべきところ…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#05のあらすじと感想

    知らなくていいこと#05 警察署長が孫を殺害した殺人事件の裁判の傍聴に来た週刊イースト。動機を明らかにしないままに閉廷した裁判に疑問を持ったケイトは、真実を知るためにひとり行動に出るのだが・・。 偏見や先入観によって事件の真実が歪められている現実を上手く描いていた今回のストーリー。特に、新聞社や警察側とは対極的位置にいる一般週刊誌である週刊イーストが、事件の裏に隠された真実を一つのジャーナリズムとして一石を投じるように報道するストーリーは、情報社会におけるメディア・マスコミの重要な側面を上手く掴んでいて、しかも冤罪やSNSデマなどの社会問題を強く非難・警鐘しているかのような印象を受けた。 結局…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#04のあらすじと感想

    10の秘密#04 不正を暴いたデータを武器に帝東建設を脅迫した圭太だが、社長はその取引に応じることはなかった。どうやらそこにはデータとともに無くなった手帳の存在が関わっているようだった・・。 ずっと謎に包まれていた由貴子の本性が次第に暴かれることになった今話。誘拐事件の真犯人であることや、帝東建設と繋がっていたことなどが明るみになり、ますます彼女の裏の顔が増す印象を受けた。しかも圭太に対して、母親が誘拐犯であることを娘に告げることができないであろうことを逆手にとって交渉するところにも魔性的な恐ろしさを感じてしまった。 また終盤に、過去の放火事件で死亡者が出ていることが明らかにされ、圭太が業者か…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#03のあらすじと感想

    テセウスの船#03 心が事件の容疑者として拘束されたことで佐野家族は周囲から嫌がらせを受けることになる。そんな中、心のノートが何者かに盗まれ物語は予想外の方向に動き出す・・。 現在の世界で、心が父親の事件によって周囲から批難されていたことと対になるように心が捕まったことで家族が周りから嫌がらせを受けるエピソードは、どこか運命の皮肉めいたものを感じ不憫に思えた。また、そんな心を勇気づけ家族を明るくしようと気丈に振る舞う父親の姿にはいたたまれないような感慨を覚え、それを見た心の心情はいったい如何なるものだったろうと推察してしまった。 公式サイトで真犯人が原作と違うとわかり、ますます物語の展開が読め…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ~がん専門医のカルテ~」#04のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#04 最愛の人を失ったことによって精神的に追い詰められていく心とその家族。そんな中、医療ミスの事実を掴んだ記者が薫に近づくのだが・・。 大切な人を失った悲しみを乗り越え克服する過程を描いていた今回のドラマ。近しい人を亡くした遺族にとって大切なのは、悲しみを我慢したり気丈に振る舞うことではなく、悲しみを全部吐露して家族でそれを共有することだと提示していたところが印象的だった。 また、いつもはがん患者のエピソードを交えるところを、今回は家族を失った人々の心の再生をメインにして構成されたストーリーになっていて、やや重く暗い感じはしたが、ドラマのテーマと趣旨には即してい…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#04のあらすじと感想

    知らなくていいこと#04 年明けそうそうからトンネル崩落事故が起き、休む暇がない週刊イースト。そんな中、予備校講師の不正の疑惑を掴んだケイトは、真実を確かめるために記者として動き出すのだが・・。 有名予備校講師・予備校学長・大学医学長・文科省局長がそれぞれの思惑によって不正に繋がり合っていた真実を、記者たちが取材・張り込みをしながら徐々に暴いていくストーリーは、見ているだけで緊張感がありとても見応えがあったように思う。特に、講師が最期に語った「世の中には知らなくていいことがあるんだ」という言葉が、このドラマのタイトル、そしてケイトの今抱えている現実と上手くリンクしているように感じた。 また、尾…

  • 【2020冬ドラマ】「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」#03のあらすじと感想

    シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。#03 クライミングの日本代表選手が練習中にロープが切れたことが原因で怪我を負ってしまう。それが事故なのか、それとも誰かの作為によるものなのか、裏に隠されたグレーな真実にミスパンダたちがせまる・・。 パンケーキのくだりから、ミスパンダへの変身。パンダチャンネルを用いた実況中継から、犯人を罠にかけて断罪するという毎度お馴染みのスタイルは、新鮮味がないという欠点はあるもののパターン化されているがゆえに視聴者側として気楽に見れるという利点があるように思えた。 また、レンの双子の妹との過去の真実が少しずつ明らかになったり、ミスパンダの飼育員の正体が神代にばれて…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#03のあらすじと感想

    10の秘密#03 帝都建設の秘密を握ったデータを盗み出し由貴子にそれを託した圭太。結果、瞳が無事解放されることになり家に戻ってくるのだが・・。 誘拐事件が収束した後、父親の圭太が娘の瞳に過去の火事の真実をすべて告げたことで、隠されていた秘密がすべて明るみになったかのように見えたドラマだが、登場人物のそれぞれにまだ人に言えない秘密があるということを示唆するシーンが密かに描写され、物語の謎めいた雰囲気はさらにいっそう深まるばかりであった。 またストーリーの終盤に、民間企業から不正にお金を受け取ったことで会社をクビになって追い詰められた圭太が、帝都建設相手に告発データをもとに脅迫する展開にも衝撃を受…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#02のあらすじと感想

    テセウスの船#02 父親の引き起こした事件の村にタイムスリップした心。未来に起こる小学校の残酷な事件を防ぐため、村で発生する出来事を未然に止めようと画策するのだが・・。 未来に巻き込まれる事件の真相を父親の文吾になかなか告げられず、また、未来とは対比的に明るく笑顔の絶えない幸せいっぱいの家族の姿を目の当たりした心は、未来に起こる全てを知ってるがゆえに、父親に真実を告げられず、未来の家族と今の家族のギャップの大きさに苦悩し思い悩むことになる。そんな心の切り詰められた姿を観ていると、自分までもがいたたまれない感情になってしまう。 そして、ドラマの中でヴェールに包まれた真犯人の存在と、ストーリーの各…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ~がん専門医のカルテ~」#03のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#03 夫の匠の病状が急変し、彼の死期のその瞬間をどう迎えるか迷う心。そんな中、病院に末期がん患者が抗がん剤の副作用によって緊急搬送されるのだが・・。 今回の物語のテーマは、末期がん患者において、治療を継続するか緩和ケアに切り替えるかという家族の選択についての内容であった。特に、ホスピスにするか在宅医療にするかというのはとてもデリケートな問題で、患者本人だけでなく、遺される家族にも関わってくるため、現代のがん医療においての大きな争点ともなっている。 そんな難題を、ドラマの中では「家族の時間」という切り口で見事に切り開いていて、がん患者の母親と父親・その子どもたちが…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#02のあらすじと感想

    10の秘密#02 誘拐犯を追う過程で、容疑者として疑っていたJAZZ BARのピアニストのもとを訪れた白河。しかし、そこに瞳の姿はなく空振りに終わることに・・。 前話で物語の全貌がまだまだ霧の中だったこのドラマだが、今回のストーリーで、帝都建設の欠陥工事を告発したデータを手に入れるための取引材料として瞳が誘拐されたことが分かることになる。そして、そのデータを帝都建設の元社員の自宅から盗み出すだすように妻の由貴子から依頼された白河が、人目を忍んで家に侵入しデータをコピーするのだが、そのシーンに、サスペンスの醍醐味であるかのようなスリル感があり、1話目以上にハラハラドキドキさせられるものがあった。…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#03のあらすじと感想

    知らなくていいこと#03 殺人犯である父親のことが理由で婚約破棄になったケイトは、かつての恋人である穂高にもう一度恋心を寄せるようになるのだが・・。 今回の物語で描かれたのは、コンテンポラリーダンスの申し子として世間を賑わせている青年で、その彼が「老人は老害で介護施設よりも姥捨て山がお似合いだ」という過激発言をした映像がネットで拡散し大炎上してしまう。しかしその映像は、彼が昔、介護施設建設のためにダンス施設がなくなってしまうことに抗議した時の切り取り部分であることがわかり、ネットというのはこうも真実を折り曲げ、悪意的に情報を印象操作してしまうのだと恐ろしくも感じてしまった。事実、彼の発言は確か…

  • 【2020冬ドラマ】「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」#02のあらすじと感想

    シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。#02 森島によって、引っ込み思案の性格とは正反対のミスパンダに変貌させられたレン。そんな2人が、コネによる大学不正入学というグレーな事件に挑む。 今回、自分の息子を金の力で不正合格させた学長の真相を探ろうとしたミスパンダたちが明らかにしたのは、次期学長の座の奪取や不正入学での金銭受領を企んだ真犯人の存在であった。 先週同様に、ミスパンダがややユーモラスに事件の真相を追求していくのだが、前回にはその独特のスタイルと斬新さに小気味よさを感じたのに、今回はどこか鼻につく印象を受けてしまった。もしかしたら、他ドラマでシリアスな演出を見ることが多かったので、茶…

  • 【2020冬ドラマ】「テセウスの船」#01のあらすじと感想

    テセウスの船#01 連続殺人事件の犯人の家族として、社会的に差別・偏見的な扱いを受けてきた佐野家族。その次男の心が、「あなたの父親の事を信じてみたい」と言って病室で亡くなった妻の由紀の意志を継ぐため、事件の起きた宮城の村を訪れ、父親の真相を明らかにしようとするのだが・・。 「テセウスの船」とはギリシャ神話にある説話のことで、後世に新しい船を残すために全く同じ新品の部品に入れ替えても、それは元の船と同じと言えるのか?という同一性のパラドックスを説いたものである。それが、過去の歴史を塗り替えて現実を変革しようとするドラマのストーリー・趣旨にリンクするためにタイトルとして用いられたのではないかと考え…

  • 【2020冬ドラマ】「10の秘密」#01のあらすじと感想

    10の秘密#01 瞳と暮らす父親の白河には別れた妻の由貴子がおり、ある日、「娘を誘拐した」と電話を受けた白河は、犯人から「妻の由貴子を探せ」と脅されることに・・。 ある人間の謎の自殺から物語が開幕したこのドラマは、サスペンスミステリの醍醐味であるかのように、様々な謎がストーリーの至るとこに散りばめられていて、全く先の展開が予測できなかった。特に、父親の知らない娘の秘密が明らかになったり、セレブである元妻の借金まみれの実情を知ることになるという展開が、さらに謎めいた印象をもたらしているような気がした。 また、出演している向井理・仲間由紀恵といった主役俳優の存在や、脇を固める脇役の個性的な顔ぶれ、…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ~がん専門医のカルテ~」#02のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#02 自身の執刀ミスによって植物状態となってしまった患者の妻である薫が勤める病院に、なかば計略的に転院してきた心。そんな彼女たち二人が、二人の乳がん患者と向き合うことになるのだが・・。 今話で描かれたのは、全く系統の異なる二人の患者で、一人は男性には稀有な乳がん患者で、自分の家系ががん家系であるかどうかの遺伝子診断を受けるか躊躇しているところであった。もう一人は、若くして乳がんと診断された女性で、手術によって乳房が切除されることに恐さを感じて、なかなか踏ん切りがつかないでいた。 そんな二人の患者の物語をドラマチックに仕立て上げたのが、それぞれの患者と関わり合う脇…

  • 【読書感想】こころ/夏目漱石

    かつて高校時代に夢中になって読んだこの小説は、大学・社会人になってからもまた幾度となく読み返すこととなったのだが、その際に物語から受けた印象や感じ方は、当時とは全く異なるものであった。おそらくそれは、積み重なった人生経験や恋愛経験が、作品を全く新しいものに変容させることになったのだろう。今回は、そんな漱石の名作「こころ」を、大人になった今の自分が、どう感じどう考察するようになったのかを、小説内に登場する「キーワード」とともに簡単にまとめてみることにした。 人間のエゴ 一貫して描かれた人間のエゴという存在。これは主人公の叔父が財産という私利に目がくらんで、私に計画結婚を企んだことにはじまり、私が…

  • 【作曲】【アレンジ】【DTM】久しぶりにアレンジに挑戦

    年末年始は忙しくて曲作りができなかったので、勘を取り戻すために久しぶりにアレンジに挑戦してみました。今回チャレンジしたのは下の楽曲です。 高嶺の花子さん/back number 飾り気のない純粋なラブ・ソングが多いback numberの作品の中で、やや異色作ともとれるこの曲は、テレビCMで聴いた時から妙に心惹かれるものがあり、気がつけばその楽曲世界の虜になっていました。そんな楽曲「高嶺の花子さん」をアレンジをする上で一番注意したのは、世界観をなるべく壊さないようにすることで、できる限り原曲を忠実に再現して、編曲箇所を最低限に抑えるように心がけました。ただオーケストラアレンジという性質上、原曲…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#02のあらすじと感想

    知らなくていいこと#02 犯罪者の父親の乃十阿の血を継いでいるがために、恋人との婚約が破棄になったケイト。そんな絶望のどん底に落とされた彼女が、必ずしも自分の父親が乃十阿であるという確証はないのだと楽観的に考えようとするのだが・・。 今回のストーリーの基軸として展開された、DNAの遺伝性や相性に関することのうち、ケイトの勤める出版社が取材することになったDNA婚活パーティーでは、DNAの相性が良い者同士が、日常茶飯事のように次々とカップルとして成立し結ばれていた。だがそこには、恋愛という神聖で人智を超えたものを、遺伝という科学の領域・分野に貶める、どこか冒涜的な意味合いが内包されていて、そうい…

  • 【2020冬ドラマ】「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」#01のあらすじと感想

    シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。#01 周囲に忖度して相手のことを気遣う性格のため、なかなか一流棋士として名を上げることのできないレン。そんな彼女が、絶大の信頼を寄せる森島に催眠操作され、ミスパンダとして世の中の白黒はっきりしないグレーな出来事を断罪していくことになるのだが・・。 第一話で取り上げられたのは、整形ミスを苦にして自殺したある女性に関する事件で、二人はこの真相を解明するために動き出すことになる。物語の後半で、実は女性は自殺ではなく、セクハラを受けていた相手によって殺されたということがわかるのだが、それに至るまでの過程で、ミスパンダ扮するレンが、動画などの現代的な手法やパロ…

  • 【日本文化】【雑学】節分行事の豆知識~鬼と豆まきと恵方巻きと~

    2月3日の行事である「節分」は、「鬼は外、福は内」と声をかけて豆まきをしたり、恵方巻きを食べるという風習があります。今回は、そんな「節分」に関する雑学を学んでいきたいと思います。 【目次】 節分の起源~季節の分れ目~ 鬼祓いの起源~鬼は外からやってきた~ 歳豆~まめに数えて~ 恵方巻き~たくらみが生んだ産物~ 豆まき~闘いの神の言づて~ 焼嗅がし~鬼もたまらん~ 節分の起源 季節の分かれ目という意味を持つ「節分」は、もともと、立春・立夏・立秋・立冬の四立の前月のことを指していました。その中で、立春が旧暦において年のはじめとなることから重要視され、「節分」と言えばこの日を指すようになったと言われ…

  • 【2020冬ドラマ】「アライブ~がん専門医のカルテ~」#01のあらすじと感想

    アライブ~がん専門医のカルテ~#01 日本ではまだ数少ないと言われている、がん専門医である腫瘍内科医の心(こころ)は、他病院から転院してきた消化器外科医の薫(かおる)と共に、がん患者と向き合っていくことになるのだが・・。 第一話で取り上げられた患者は、原発不明腫瘍として手術が困難と宣告された女性で、彼女のがんの原因が腹膜にあることを突き止めた心は化学療法を提案する。しかし、抗がん剤に対して薬物アレルギーを起こしたことで、彼女の手術の道は閉ざされてしまう。 がん患者には、治療方針を自分で決める権利があり、時には治療を拒否するということもありうる。今回の物語では、若年性認知症を患った夫のために、少…

  • 【映画】「スマホを落としただけなのに」を観て

    スマホを落としただけなのに 監督:中田秀夫 主演:田中圭、北川景子 原作:「スマホを落としただけなのに」/志駕晃 先日の夜に、テレビで映画「スマホを落としただけなのに」を地上波初で放送していたので観てみることにした。 ある日、田中圭演ずる男がうっかりスマホをタクシーに忘れ紛失してしまう。その後、運良く人に拾われてスマホは無事却ってくるのだが、その時を境にして、恐ろしい出来事に巻き込まれていくことに・・。 スマホを拾った相手に個人情報を盗まれたことで、クレジットカードの不正利用、アカウントの乗っ取り、知人へのなりすましなどのネットトラブルに巻き込まれるストーリーは、スマホ依存の現代人には他人事と…

  • 【2020冬ドラマ】「知らなくていいこと」#01のあらすじと感想

    知らなくていいこと#01 週刊誌の記者をつとめる吉高由里子演ずるケイトの母親がある日突然倒れ、その死の直前に、娘に対して父親に関する謎のメッセージを遺すことになる。そして、ケイトは自分の父親のことを調べるうちに衝撃の事実を知ってしまうのだが・・。 新ドラマの予告放送の時から気になっていたこのドラマ。タイトルの「知らなくていいこと」が指し示すものが、父親が殺人犯であるという事実だったことには驚きの一言である。しかも、そのことが原因で、決まっていた婚約が破棄になってしまうという残酷な展開には、不憫さをも感じてしまった。 物語で描かれる、犯罪者の家族であるがゆえに人生が狂わされてしまう人々の苦悩と絶…

  • 【映画】「22年目の告白 ー私が殺人犯ですー」を観て

    主演:伊藤英明、藤原竜也、中村トオル 原作:「殺人の告白」/濱口 倫太郎 前回、Amazonプライムビデオで偶然面白い映画を見つけたので、今回も面白そうな映画を探してみることにした。日本映画で見逃しているものを検索対象にしたところ、「 22年目の告白 ー私が殺人犯ですー 」という映画が気になった。以下、その映画のあらすじと感想を簡単にまとめてみた。 世間を震撼させた連続殺人事件から22年が経ち時効を迎えたある日、一人の男性が「自分が犯人だ」と名乗り出た。そして、彼は犯行に及ぶ経緯を記録した書籍を出版し、警察や被害者遺族を挑発するのだが・・。 実話をもとにしたかのように描かれたストーリーが特徴の…

  • 【映画】金曜ロードショー「マスカレード・ホテル」を観て

    マスカレード・ホテル 主演:木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世 監督:鈴木雅之 音楽:佐藤直紀 脚本:岡田道尚 原作:東野圭吾「マスカレード・ホテル」 連続殺人事件の犯人から、次の殺害予告場所として指定されたホテルコラステラ。警察は犯人確保のために潜入捜査官を送り込むことになるのだが・・。 お客様を満足させるために、最高のサービスを提供することをポリシーとするホテルマンの山岸と、対照的に描かれた、横柄な性格で人を疑うことが仕事の警察刑事の新田。そんな両極端の二人がコンビを組むという構図のこの映画は、なんとも言えない面白みがあり、原作を忠実に再現するかのように細部まで作り込まれたホテルの内観や、そ…

  • 【日本文化】【お正月】「年賀状のマナー」について

    新年おめでとうございます。新たな年を迎え、皆様はいかがお過ごしでしょうか。さて今回は、日本の古き良き文化である、お正月の年賀状のマナーについて少し学んでいきたいと思います。 ここ最近では年賀状スルーと言って、敢えて年賀状を書かない人も多いようですが、やはり日本人が古くから続けている伝統文化として、年賀状というものは大切にしたいところです。昨年にすでに書き終えて出している人がほとんどなので、マナーを学ぶのは今さらかもしれませんが、出していない相手から年賀状が届いて、改めて書くこともあると思いますので、そんな人向けに簡単にまとめてみることにしました。 ちなみに、年賀状のタブー・NGは、細かいものま…

  • 【料理】【お正月】おせち料理を作りました

    今日は大晦日なので、明日のおせち料理の準備をしました。ちなみに、昨年に作った時は、思った以上に材料費がかかったので、今年は100円ローソンの100円おせちを利用して、低予算で作ってみることにしました。 予定としては一の段にスーパーの食材を使った煮しめを用いて、二の段を100円おせちの詰め合わせにするつもりです。では、作ってみることにしましょう。 上の写真が100円おせち。100円ローソンで数量限定で販売していたものを買ってきました。100円おせちは、テレビで特集されるくらいの話題の商品で、これだけ買っても1300円というリーズナブルな値段で、一人暮らしの人にとってはかなりおすすめかもしれません…

  • 【2019秋ドラマ】「グランメゾン東京」#11(最終回)のあらすじと感想

    グランメゾン東京#11(最終回) ミシュラン3つ星の審査日が迫り、グランメゾン東京は最後の大詰めを迎える。そんな中、尾花はフランス料理ではタブーとされていたマグロ料理で3つ星獲得に向けて勝負すると言い出す・・。 クライマックスとともに、物語が加速することになったグランメゾン東京。フランスの師匠からミシュランレストランの料理長の誘いを受けた尾花が、平古シェフに枢シェフをまかせたり、倫子シェフとメイン料理をかけた戦いを挑んたりと、最終話である今話では、どこか意味深な行動が目立ったように思えた。それは、料理長である倫子シェフがすでに自分を超えた存在になっていることに気づいた尾花が、彼女にグランメゾン…

  • 【コミック】「さよならミニスカート/牧野あおい」を読んで

    さよならミニスカート/牧野あおい 女子学生でありながらスカートを履かず、スラックスを履いて登校する神山仁那。彼女には実は、5人組アイドルグループ「PURE CLUB」のセンターだったという秘密の過去があった・・。 アイドルという職業柄、あらゆる男性の夢を壊さないように自身の感情を捨て、人間らしさというものを失っていた仁那は、ファンによって怪我を負わされるという傷害事件に巻き込まれた過去から、男性に対して恐怖心を抱くようになっていた。そんな彼女が、偶然巡り合った男性生徒の光に心惹かれ、人間らしさを取り戻していくとともに、過去の心の傷を癒やしていくストーリーは、恋愛漫画のセオリーを踏んでいるものの…

  • 【映画】「ミスト」ーAmazonビデオ を鑑賞して

    ミスト 監督: フランク・ダラボン 出演: トーマス・ジェーン マーシャ・ゲイ・ハーデン ローリー・ホールデン 原作: スティーヴン・キング 「霧」 Amazonプライムビデオのおすすめ映画で気になるものがあったので鑑賞してみることにした。タイトルは「ミスト」。嵐によって庭の木が家屋に突っ込んでくるシーンから始まるその映画は、視聴者の予測を裏切り、驚きの展開をみせることになった・・。 はじめ、タイトル名からはどんな映画なのか想像できず、どんな内容かワクワクさせる期待感があった。そして、物語が思いもよらぬ方向に進んでいくに連れ、その世界観にどっぷりと引き込まれてしまった。 一応ジャンルとしては、…

  • 【日本文化】【お正月】初詣のマナー ~神社参拝編~

    今年も残すところあと僅かとなり、もうすぐ新年を迎えます。そこで、新年の行事である初詣の際の神社参拝に役立つマナーを簡単にまとめたいと思います。きちんとした作法・礼儀を学んで気持ちよく参拝したいものです。但し、形式ばかり重んじて肝心の敬いや感謝の気持ちを忘れるようなことはしないで下さい。 神社入り口 神社の入り口の鳥居は俗世の下界と神の聖域との境界線とされていて、境内への出入口としての役割があるだけでなく、神社のシンボルにもなっています。そんな鳥居の前では、衣服を整えて身なりを正し、神様に対しての挨拶として、軽く一礼するのが礼儀とされています。 参道 参道の真ん中は神様の通り道とされており、参拝…

  • 【お笑い】【テレビ】「M-1グランプリ2019」を観て

    M-1グランプリ2019 今年も年に一度の一大イベントであるM-1グランプリの時節がやってきたので、昼の敗者復活戦と夕方からの決勝戦を続けてみることにした。 率直な感想を言うと、今年は例年よりも全体的にレベルが高く、しかもベテラン勢が総じて敗北するという、令和の新時代にふさわしい、新しくドラマチックな展開だったと思う。 今回から、敗者復活の投票システムや決勝での敗者復活組の発表のタイミングが変更になったりと、若干の新しい仕様変化があったが、それにもまして、各組の個性的なネタの種類や今までにない斬新性が生きた内容だったと思う。 特に全体を通して注目したのは、日本の狂言・能を漫才にとりいれるという…

  • 【2019秋ドラマ】「グランメゾン東京」#10のあらすじと感想

    グランメゾン東京#10 エスコフィエでのアレルギー混入事件の真犯人であることがばれた平古シェフは、料理界から追い出されてしまい、やむなくグランメゾン東京の尾花に引き入れられることになるのだが・・。 平古シェフを料理の世界から追放しようとする人間たちと、彼をもう一度立ち直させようとするグランメゾン東京の人間たちとの対比的構造が際立った今回のストーリー。そんな中で、尾花をはじめとするグランメゾン東京の仲間の想いに揺り動かされ、もう一度料理を作りたいと本心を吐露した平古シェフのラストシーンは感動的で感極まるものがあった。 かつてエスコフィエで働いていた頃は互いに衝突し合い、ギスギスしていた尾花たちが…

  • 【時事・ニュース】「共通テストの記述式試験の見送り」について

    英語民間試験に引き続いて、記述式試験も見送りになった大学共通テスト。大人たちの私的な思惑によって試験前に振り回された学生たちの戸惑いは隠せない。 採点の公平性を保てないことや、自己採点の難しさが以前から指摘されていたにも関わらず、安倍内閣の目玉政策という政界的な理由で推し進められてきた今回の事案は、おそらく学生や関係者にとっては憤りの種であったことは想像に難くない。 そもそも、記述式において、正答となる基準を設ける事自体がナンセンスで、特定の条件に基づいて採点してしまえば、記述である利点そのものが危うくなってしまうことは自明のことであったであろう。現実に、意味的にほとんど同じ解答であっても、採…

  • 【2019秋ドラマ】「同期のサクラ」#10(最終回)のあらすじと感想

    同期のサクラ#10(最終回) 花村建設で再び働くことができるようになったサクラは、黒田副社長からその才を買われ、プロジェクトのリーダーを任せられることになるのだが・・。 忖度することを知らず、会社において厄介者だったサクラが、リーダーとして力を持った途端に豹変してしまったストーリーは、弱者が上に立ち、権力を持つことで驕り高ぶり、大切なものを見失ってしまうという、現代社会の縮図のようにも思えた。 自分の理想・夢を叶えるためには力を持つというのは確かに大切である。事実サクラは、自身の権力のなさによって故郷に橋を架けるという夢を壊されることになる。だが、力というものは何も上に立つこと、出世することだ…

  • 【2019秋ドラマ】「グランメゾン東京」#09のあらすじと感想

    グランメゾン東京#09 エスコフィでのアレルギー混入事件の真犯人が平古であることを知ったリンダは、グランメゾン東京と岳の双方を潰そうと画策する。そんな中、グランメゾン東京の萌絵がノロウイルスに感染し倒れ、スタッフのみんなは不穏な行動をとる環奈シェフのことを疑い出す・・。 普通ならば食中毒事件のことを隠蔽するようなところを、逆にすべて公表した尾花の行動は、店の地位・評判よりもお客の安全を最優先する、まさに本物の一流レストランたるものの対応のように思えた。 また、環奈が父親の復讐のためにグランメゾン東京に近づいたことを知っていたにもかかわらず、決してそのことに触れず、彼女のソムリエとしての才を見出…

  • 【2019秋ドラマ】「4分間のマリーゴールド」#10(最終回)のあらすじと感想

    4分間のマリーゴールド#10 みことと乗り合わせた車で事故に遭い重篤な状況に陥った沙羅。病院で意識不明の状態が続き、運命の日である誕生日の日が刻一刻と近づくのだが・・。 沙羅のそばにいたのにどうすることもできなかった自分を責め立て、精神的に追い詰められたみことを救うことになった沙羅からの手紙と絵画。前話で意味深く示された絵画が、マリーゴールドを持ったみことを描いたものであったことには驚いてしまった。しかも、写真のように繊細に描かれたその作品は、どこか見るものを惹き寄せる魅力があったように思う。 みことが沙羅と結婚していたからこそ同じ事故現場に居合わせ、救命士であったからこそ沙羅にリミット4分以…

  • 【アニメ】「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のあらすじと感想

    先日からアマゾンプライムで「あの花」が視聴できるようになっていたので、久しぶりにまた観てみることにした。 かつて平和バスターズとして山小屋に秘密基地をつくり集まり遊び合ったじんたんたち6人組。そんな彼らが、めんまの事故をきっかけにして互いの関係にヒビが入り、刻と共に、離れ離れになってしまう。ある日、じんたんのところにめんまが実体化した幽霊として現れ、そのめんまの願いを叶えるためにかつての仲間たちと再び再会することになるのだが・・。 子どもの頃はリーダーだったのに、受験に失敗したことで高校に通わず引きこもりのような生活をするじんたん。そんなじんたんはずっと好きだっためんまのことをひきずっていて、…

  • 【2019秋ドラマ】「同期のサクラ」#09のあらすじと感想

    同期のサクラ#09 意識不明の状態から仲間の声で目を覚ましたさくら。もう一度社会復帰するためリハビリに励むのだが・・。 忖度することができず、就職活動の面接の場でも花村建設の解雇のことを隠せないさくらは、なかなか就職先が決まらず、金銭的な繋ぎのためにコンビニでのバイト生活に明け暮れる。一方で、同期の仲間たちはそれぞれが自分の問題・悩みを自己解決し将来に向けてどんどん大きく成長していく。そんな彼らを見た際のさくらの劣等感や自己嫌悪の気持ちは、計り知れないものがあったのではないかと思えてくる。 物語の終盤、さくらはかつての同期から勇気づけられることになるのだが、それが今までさくらがみんなに伝えてき…

  • 【映画】「フェイシズ」を鑑賞して

    フェイシズ 監督・脚本:ジュリアン・マニャ 主演:ジュリアン・マクマホン 、ミラ・ジョヴォヴィッチ 昨晩の深夜の時間帯に少し気になる映画が放送されていたので視聴してみることにした。タイトルは「フェイシズ」。連続殺人の現場を目撃したことで犯人に襲われ、頭を打ったことがきっかけで失顔症になった女性を主人公とする物語である。 家族・恋人・友人の顔が分からなくなり、会う人みんなが他人に見えてくるという主人公の心情はいかなるものだっただろう・・。たとえばそれは、認知症にかかって知人や家族のことを忘れてしまい、出会う人すべてに恐怖心を覚えてしまうようなことかもしれない。 この映画は、顔(フェイス)というも…

  • 【2019秋ドラマ】「まだ結婚できない男」#10(最終回)のあらすじと感想

    まだ結婚できない男#10(最終回) 離婚裁判の証人を引き受けた桑野は、裁判で相手側の弁護士のまどかと真っ向から対決することに・・。 誰かと一緒になること、結婚することが幸せだとする考え方と、一人きりで自由気ままにいること、独身でいることが幸せだとする考え方が最初から最後まで一貫して対立構造をとってきたドラマは、最終回になってようやく大きな答えが示しだされたような印象を受けた。それは、桑野が新たに描き上げた家の設計図が、夫婦それぞれのプライベートな時間と二人の時間の両方を築くことができるという、2つの考えの折衷的様相を呈しているところに見いだせるような気がする。 また、桑野自身の考え方が、まどか…

  • 【2019秋ドラマ】「グランメゾン東京」#08のあらすじと感想

    グランメゾン東京#08 京野が倫子に告白したことがきっかけとなって家を出ていった尾花。そんな彼が店に連れてきたのはかつての師匠とよべる人物であった・・。 グランメゾン東京にやってきた師匠に店の料理を酷評された尾花たち。彼が言うには、星を取ることに気を奪われて料理人として大切なことを見失っているのではないかということであった。 心筋梗塞で倒れた師匠の代わりに店の手伝いを任された尾花は、店の常連客と接するなかで、お客さん一人ひとりの好み・体調に合わせた最高のおもてなし料理を作ることこそが大切であると気付かされる。それに気づいた尾花は、再度師匠をレストランに招待し、味覚が変わってしまった師匠に最良の…

  • 【映画】「ホーム・アローン3」を観て

    ホーム・アローン3 昨晩の金曜ロードショーで「ホーム・アローン3」を放映していたので観てみることにした。この映画は、かつて一世を風靡したホーム・アローンの続編で、子供の時に観て以来ずっと観ていなかったので、少し新鮮な気持ちで観賞することができた。 3では、いかにも人相の悪い悪役四人組を、利発な少年が持ち前の想像力と知恵を駆使して罠をしかけ退治するというもので、前作と流れは同じだが、悪を成敗するという小気味良さや爽快感は相変わらずで、観ていて飽きることはなかった。 造り出す仕掛けの数々があまりにもタイミングよくいくので、現実にはそこまで上手くいかないだろうとつっこみを入れたくなったが、それでも成…

  • 【2019秋ドラマ】「4分間のマリーゴールド」#09のあらすじと感想

    4分間のマリーゴールド#09 沙羅の旧友で学校の先生をしている滝沢が、教え子をかばって頭を打ち、意識不明の重体に陥る。みことはそんな彼の運命を視ようと手を重ねるのだが・・。 藍が専門学校に進学をすすめ、廉はかつての恋人の千冬に再度告白をし、みことと沙羅は結婚の日取りを決めるといった具合に、家族それぞれが互いの道を前進することになった今話。それと並行するように、クライマックスに向けて急変することになった今回の物語は目が離せないものがあった。 特に、みことが死の運命を視る能力を失ったということが何を示唆するのかがとても気にかかり、運命を視れなかった滝沢先生が奇跡的に一命をとりとめたこと、それと共に…

  • 【2019秋ドラマ】「同期のサクラ」#08のあらすじと感想

    同期のサクラ#08 大好きなじいちゃんを失い、ふるさとに橋を架ける夢に破れて自暴自棄になってしまったサクラ。会社も休み、家に引きこもってしまった彼女を勇気づけようと同期の仲間たちが働きかけるのだが・・。 かつてサクラに助けてもらった同期の仲間たちがバトンをつなぐように彼女を連れ出し励まし続けるのだが、すべてが徒労に終わり途方に暮れてしまう。それを見ていると、人というものはこうも絶望によって変貌し変わり果ててしまうのかと、直視できないくらい辛く思えるものがあった。また、サクラががらんとした部屋でAIスピーカと語りかけるシーンでの、人工知能による機械音声の不相応な返答がどこか滑稽で、こころのない機…

  • 【2019秋ドラマ】「まだ結婚できない男」#09のあらすじと感想

    まだ結婚できない男#09 突然の腹痛を訴えて救急車で病院に運ばれることになった桑野。病室に見舞いに来たまどか達3人は、桑野が普段よりも殊勝になっていて戸惑ってしまうのだが・・。 最終回を控え、次第に桑野を取り巻く女性の恋心に進展が見られてきた物語。今話では、その中でも有希江の桑野に対する心情の変化が強く描かれていたように感じた。彼女が桑野のことを以前から気にかけていたことは暗示されていたが、もんじゃ店に一緒に行った後の彼女の言葉から、その惹かれる想いは一層確かなものになっているのではないかと思えてしまった。また、人の言うことなど聞かなかった桑野が、有希江のもんじゃの焼き方の提案に納得してしまう…

  • 【2019秋ドラマ】「シャーロック」#09のあらすじと感想

    シャーロック#09 刑事の小暮の誕生会にお呼ばれした獅子雄と若宮の二人。会が行われたレストランのコースメニューが変更されていたことに疑問を持った彼らは、その理由について推理をすることに・・。 いつもとは打って変わって、今回のシャーロックは推理ドラマの典型例を見ているような内容だった。店で殺人事件が起こり、店のスタッフやお客・関係者などを尋問して手がかりを少しづつ掴み、ラストに獅子雄が謎を見事に解決する構成は、まさにシャーロック・ホームズの原作小説を読んでいるかのようだった。 しかも、単純な事件で収まらず、病気によって味覚を失った料理長・レストランを救うために殺人を犯してしまう、かつて料理長に拾…

  • 【お出かけ】植物でたどるクリスマス~クリスマスワークショップ~@鶴見緑地「咲くやこの花館」

    大阪マラソンが開催される中、先月から予約していた鶴見の「咲くやこの花館」でのクリスマスワークショップに参加しました。 今回のワークショップで作るのは、クリスマスの装飾としてのスワッグで、ブリザードフラワーや自然の植物を用いる本格的なものでした。 咲くやこの花館に着いたところ、どうやらテレビの撮影が入っていたらしく、開始時間が先延びしていました。仕方なく園内のフリーマーケットなどで時間を潰し、結局始まったのが一時間遅れの12時でした。 上が今日作るスワッグの材料。これらを束ねて(スワッグして)仕上げるみたいです。ここから行程ごとに写真をとるつもりでしたが、あまりに集中してしまい、撮ることを失念し…

  • 【2019秋ドラマ】「グランメゾン東京」#08のあらすじと感想

    グランメゾン東京#08 世界的なレストランランキングのトップ50を1週間先に控える中、相沢の妻のエリーゼが娘のアメリを引き取りに突然やってくる。そこで、尾花たちは彼女に対してトップ50でベスト10以内に入ったらアメリのことをあきらめるように持ちかけるのだが・・。 かつてフランスのエスコフィで働いていた頃の相沢は、娘のことそっちのけで3つ星をとることだけに全てを注いでいたため、エリーゼは愛想を尽かして家を出ていってしまったのだが、グランメゾン東京で働くようになってからは、自身の生き方を変え、子育てと料理を両立するようになった。 そのことを証明するかのように最後に描かれた、娘のアメリが母親のエリー…

  • 【2019秋ドラマ】「4分間のマリーゴールド」#08のあらすじと感想

    4分間のマリーゴールド#08 海外から一時的に日本に帰国したみことたちの母親に、自分の死の運命についてなかなか言い出せないでいる沙羅。そんな母親が娘の運命について知ることになって・・。 自分の死の運命を知らせることで、海外で写真を撮る母親の生き方を邪魔することになるのではと気後れして思い悩む沙羅。自分の娘よりも仕事を優先させる母親の生き方に憤りを感じている兄の廉。そんな家族の間の微妙な気持ちのすれ違いが交錯した今回のストーリーはとても印象的であった。 母親に「これからはずっとそばにいる」と告げられたにも関わらずそれを断った沙羅の心境をはじめは理解しにくかったが、それが、写真という夢を追いかける…

  • 【お出かけ】ハルカス大茶会&Wa!菓子展@あべのハルカス9階催事場

    天王寺あべのハルカスで来週まで、全国の有名な和スイーツが食べられる「Wa!菓子展」が開催されているみたいで、普段から大福を間食に食べるほどの大の和菓子好きなこともあってか、期待に胸を高鳴らせながら天王寺へお出かけしました。 入り口の写真がこちら。今回のお客さんのいりはいつも通りというところでしょうか。 上は岐阜の栗工房「良平堂」の店舗ブース。栗きんとんや栗福柿・モンブラン大福など、栗を全面に押し出した商品が顔を並べていました。 こちらは大阪難波の「浪芳庵」のショーケース写真。白あん・粒あんのいちご大福やどら焼きが並んでおり、観ているだけで食欲がそそりました。いちご大福は今回一番注目している和菓…

  • 【2019秋ドラマ】「まだ結婚できない男」#08のあらすじと感想

    まだ結婚できない男#08 職場の英治と桜子の結婚式のスピーチをお願いされた桑野。だがいまいち乗り気にならない桑野は吉山弁護士にスピーチの原稿を頼むことに・・。 長年仕事を共にしてきた英治のことを祝福したい気持ちはあるものの、その不器用さからスピーチの件を他人に丸投げしてしまっていた桑野が、結婚式会場で最後にみせたスピーチには感動を覚えてしまった。姉夫婦の娘のゆみの進路の相談に乗ったりと、本当は人想いで優しい一面のある彼が、原稿を見ないで自身のことばで語ったオリジナリティあるスピーチはとても心に響くものがあったように思う。おそらくそれを聞いていた英治も心打たれたのではないだろうか。「つらい仕事に…

  • 【2019秋ドラマ】「グランメゾン東京」#07のあらすじと感想

    グランメゾン東京#07 集客が元に戻り軌道に乗り始めたグランメゾン東京。世界的な料理のランキングであるトップ50を控えるなか、新人スタッフの芹田が自分の腕を認めてくれないことに不満を覚え、突然辞めると言い出す・・。 下働きばかりでいつになっても調理を任せてもらえない芹田。そんな彼が、自身の腕前を認めてもらおうと必死に勉強し料理の技術を磨くのだが、それを認めてもらえず、次第に尾花に対して不信感や反抗心を抱いてしまう。おそらく、裏で岳のスパイを受けもっていた理由もそこにあったのだろう。 プロの料理人である以上、少しの妥協も許されず、プロ意識を持たなくてはならないし、自分の腕前を磨くためにスキルを上…

  • 【2019秋ドラマ】「4分間のマリーゴールド」#07のあらすじと感想

    4分間のマリーゴールド#07 料理人としてプロになることを目指そうとする藍と、将来のために弟に大学進学を推し進めようとする廉。受験当日、藍が試験を勝手に辞退したことがきっかけで、兄弟ゲンカへと発展していくことに・・、 好きなことを仕事にするということはとても難しい。好きなことで生計を立てれるくらいに収入を得られる人間は社会では一握りであり、それから漏れてしまえば、学歴がないということで惨めな生活を強いられることになりかねない。兄の廉自身、自分が高卒という低学歴さゆえに惨めな生き方をしていることをいつも後悔しており、家族には自分と同じような生き方をしてほしくないという、家長としての責任感と心配が…

  • 【2019秋ドラマ】「同期のサクラ」#07のあらすじと感想

    同期のサクラ#07 ふるさとの島に架かる橋の建設の着工が始まり、サクラとその同期たちは工事の安全性を示す説明会を開くために島に訪れるのだが・・・。 橋の工事が、実は経費削減のために100%安全な基礎設計ではないことを知ったサクラは、そのことを島の住民に話すべきか、それとも黙っておいて橋を架ける自分の夢を叶えるかの両方の板挟みにあうことになる。 橋は安全だと言い切れば自分の夢は叶えられるし、会社においての立場にも問題が起きることはない。しかし、サクラは住民に対して嘘をつくことは結局できず、涙ながらに橋はかけられないと説明する。おそらく、じいちゃんが彼女に言った「大人にならなくていい」という言葉が…

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