与野党のバラマキ合戦
財務省の矢野康治事務次官が文芸春秋誌に寄稿した記事で、新型コロナウイルスの経済対策にまつわる政策論争を「バラマキ合戦」と批判し、このままでは国家財政が破綻する可能性があると訴えた。現職の事務次官による意見表明は異例であり、早速マスコミを巻き込んで議論の渦になっている。私はまだその文章は読んではいないものの、「よくやってくれた実に勇気ある発言だ」と拍手を送りたい心境である。これに対して野党や自民党内部からも「政治は国民の声を受け止めるものだ、困っている人を助けないのはばかげた話だ」などと猛烈な批判が飛び出し、「矢野氏を更迭すべし」とする声も聞こえ始めていると言う。だがよく考えてみよう、本当に国民はそれほど金の亡者で単純な人ばかりなのだろうか。誰だってただで金を貰うのは嬉しいが、それは余程困っている人か、まだ自活で...与野党のバラマキ合戦
2021/10/14 13:56