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みちのく山奥菜園暮らし https://kikiblue.work

みちのくの、とある国定公園の森の中。モノづくりと植物をこよなく愛し、追い求めて幾星霜。豊かな自然の中で、生き方そのものが趣味に直結する、そんなスタイルを求めて暮らしてきました。みなさんに発信したいことが、今、山ほどあります。

青 ねおんちゃん
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2019/09/01

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  • 再掲。みちのく山奥にて。

    皆さん、お久しぶりでございます。 すっかり更新が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。 図らずも、各方面の方々から、ありがたい催促のお話をお受けし、今こうしてPCに向かっておりますこと、重ねて感謝です。決め手となったのは、なんと!kindle本で出している私の本を、読んでくださっている方が少なからずいらっしゃるということに、つい先日気づいたからです。重ねて重ねて感謝です。 ということで、とりあえず

  • 世代交代。みちのく山奥。

    日本列島は連日の猛暑が続いております。 ここ、我がみちのく地方も、なんと!例年より10日以上早い梅雨明けです。 昨年などは、結局梅雨明けが特定できなかったような、そんな記憶があります。「それでこそ、緑豊かな自然の大いなる懐に抱かれた、冷涼なる東北の我が大地よ」などと作物の不作を嘆く農家の方々には申し訳ないような、少々不謹慎とも言える感想を抱いていた私です。 アトリエの前、50メートルも離れていない

  • アジアの東の、その東にて。

    春とはいえ、朝晩は未だに氷点下を記録しているやに感じられる、ここみちのくの山の中です。とはいえ、温室の中は、すっかり初夏の装いで、育ちすぎた植物たちが、今か今かと地植えの時を待っています。 ローズマリーの青。小さくて可憐でしかも爽やかです。 所せましとカモミールたち。地植えを待ちきれず、既に開花寸前です。 話は変わって、、 歩いて5分ほどのところに、広大な敷地を所有している娘夫婦の庭、その片隅。今

  • みちのく山奥、冬支度。

    秋も深まってまいりました。 明日からはいよいよ11月。年の瀬も視野に入ってきて、どうやら、台風の被害を免れそうな、我が日本列島です。 アジアの東端の、そのまた東。私たちの住むみちのく地方では、すでに冬の気配がし始めています。すぐ近くの某山脈の山頂部には降雪も数度。根雪になるのも時間の問題かもしれません。 我が家では、こつこつと冬支度を始めております。 クリスマスの時期に間に合うように、庭からベラン

  • 秋真っ盛り。猛犬注意報発令中。

    久しぶりの青空ですが、これが本来の秋らしい空なのかもしれません。爽やかな日差しです。 秋の雨が運んでくれた、キノコたちによる幸せの襲来は少々鳴りを潜めております。その代わりといっては何ですが、我が家のささやかな山の畑から、里芋を収穫してきました。初物です。 後方に写っている我が家の扉、実はカナダ製の大きなサイズになっています。ご覧の通り、伝統的日本家屋とは程遠い外観をなしている我が家の玄関、春から

  • 森のモンスター現る。みちのく山奥。

    日本列島に、気まぐれ台風が襲ってきております。まっすぐ列島に向かってきたかと思えば、また南へと逆戻りして、迷走中のようです。「覚えてろよ、このままでは済まないからな。(いじめっこチャンホンより)」といったところでしょうか。 みちのく山奥のこのあたりは、幸い台風の影響もさほどではなく、むしろ秋の深まりを演出する恵みの雨が数日降り続いています。 そこかしこに、その恵みを代表するかのように、キノコが出て

  • そば食う人も好き好き?

    みちのく山奥の秋、真っ盛りです。 近所のあちこちで蕎麦の花が満開で、周り一面に咲いていても、豪華というよりは清楚なかわいらしさです。ちょっと緑が勝っている控えめな白。この間までの猛暑が嘘のようです。 清楚でかわいらしい、、とは表現しましたので、さぞその近辺、あの爽やかないい香りで包まれているに違いないとお思いかもしれません。もし、蕎麦畑の近くを通りかかることがありましたら、ぜひ体験してほしいのです

  • 報告。みちのく山奥景観条例違反。

    秋の涼しさを満喫しながら、近所を散歩しておりましたら、、 いつものお気に入りの河岸段丘の景観を、著しく壊そうとしている輩がいたようなので、思わず証拠写真を残しました。 いずこへ訴え出ればいいのやら、、途方に暮れております。 というのは少々大袈裟ですが、足跡がご覧になれるでしょうか。そして、ぐいぐい鼻先で掘り返して、純国産天然大ミミズの夜ご飯(朝ごはん?)の恩恵に浴したようです。50メートルほどにわ

  • 適温報告。秋の雨。

    日本列島についに、この時期らしい涼しさをもたらす、秋の雨が降り注いでおります。 ふと気づけば、人生の第4コーナーをすでに回って、やや向こうにゴールも見え隠れしようかという今日この時の私の体に、この雨はむしろ天恵とも言えます。想定をはるかに上回る暑さ続きで、体中の血液が沸騰しているようで、自動車用のラジエターでも体に取り付けたくなるような気がしていましたので、助かりました。 ということで、雨の中、ベ

  • みちのく山奥、はるか上空。UFO発見済み報告。

    アジアの極東に、入れ代わり立ち代わり、巨大台風が押し寄せてきそうな予感。日本が無事でも、文化の兄貴分とでも言える隣国韓国を襲っております。なんでも西南海上の海水温がかつてないほどに高いのだとか。人間の力の及ばない自然の脅威に、ただ天を仰いで祈るばかりです。 人間の力の及ばない、、で思い出しました。 つい2~3か月前の初夏の頃、みちのくの各地のニュースを席巻した出来事がありました。なんと!未確認飛行

  • みちのく山奥。晴耕雨読、多事多忙。

    日本の南の地方に、今年も台風がやってきています。いつものことながら、大きな被害がでないことを祈ります。 ということで、このあたりはすっかり秋の風が吹いております。 読書の秋ですので、のんびり腰を落ち着けて本を読んだり、本業に取り組めばよいところ、生来の落ち着きの無さゆえ、薪窯に火を入れてはパンを焼いてみたり、その待っている時間がもったいなくてkindleを持ち出して読んでみたり、その合間に作品に手

  • 残暑の候。隣は何をする人(猿)ぞ。

    私の住む森に、やっと涼しい風が、、みちのく山奥らしい風が、吹きわたっております。 昨日も、まさに、バケツをひっくりかえしたような、激しい夕立が降っておりました。外国語ではまた違った表現になるのでしょう。夕焼けの向こうには、遥か彼方の高い空に、巨大な積乱雲がいくつも見えていました。言葉通り、遥か彼方の高ーい空に、です。雲を見て、宇宙を感じることもそうそうないと思いますが、そんな空でした。残念ながら写

  • 本物は残りゆく。樅の木と共に。

    みちのく山奥。近所にある秘湯旅館です。 温泉大国日本。 全国津々浦々、温泉旅館は数限りなくあります。でも、それらの旅館を大別すると、二種類にしかならないのではと思います。 本物と、偽物です。 100%の掛け流しか、そうじゃないのか、ということはもちろんですが、、 総合的に見たときに、この旅館はすごい!と感じさせるものを、有り余るほど持っている。もしかしたら旅館のご主人さえ気づいてないのでは?と思わ

  • 山の悲鳴が聞こえます。

    八月も半ばを過ぎ、ここみちのく山奥にもついに秋の風が吹き始めているような気がします。今朝方は気温もだいぶ下がって、エアコンなしでもしのげそうな、そんな日になりそうです。 ナラ枯れという現象をご存じでしょうか。 私も、知識としては知っていたのですが、最近というかここ一か月、私の住んでいるこのあたりの森に起きています。実際に目のあたりにすると、少々衝撃的です。感覚的には数日とも感じられるようなスピード

  • 遠望。みちのく山奥。太古の道。

    連日の猛暑。日本だけの現象ではないようで、某友好国の内陸部などでは、なんと!摂氏50度越えだとか。お風呂好きの日本人でさえ、42から43度がせいぜいの温度ですので、そのお風呂の温度をはるかに上回る気温とは、、想像を絶するとはこのことだと思います。どうか健康に留意していただきたいと思います。 熱いお風呂で思い出しましたが、面白いことに私たち日本人、熱い温泉にやせ我慢?してつかろうとする楽しい習性があ

  • 育て伸び伸び。森の欅。

    日本列島は連日の猛暑です。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。本来であれば、「暑さ寒さもお盆まで」という日本の言い伝えがあるのですが、そんなのどこ吹く風です。 そんな中、自宅の目の前の欅の木が、燦々と朝日を浴びて気持ち良さそうでした。清涼な山の空気の中、まさに自由奔放に健やかに育っていてこちらまで元気な気分にさせてくれます。 欅と言えば、、 某みちのく小都市の並木道もとても有名です。でもいつも本来の

  • 電子書籍になりました。田舎感伝わりますか?

    昨年から、気まぐれ的準備をしてきた、ブログの電子書籍発刊が実現しましたのでお知らせします。 可能な限りの低価格とは言え有料本ですが、ブログを開かなくても、この日本の桃源郷、みちのく山奥の暮らしが、世界中の皆さんに届けられるのは素敵なことです。 40ページほどの内容を初夏編として作ってみました。発刊に向けての作業で精一杯で、中身の見直しが今一つ不満ですが、電子書籍のいいところは、随時改訂していけるこ

  • お盆の報告2件です。

    日本列島にお盆がやってまいりました。 それに合わせて、というわけでもないのですが、ご報告させていただきます。 我が家の番犬として頼もしく活躍していた、メスの甲斐犬「あくび」が今春亡くなりました。享年14歳の長寿を全うし、現在は庭の片隅で安らかに眠っております。 在りし日のアクビの雄姿。道路を勝手に横断するリスが現れないか、見張っております。 そして、アクビ亡き後の、現在の番犬が写真の彼女「キキ」で

  • 桑の木。後生畏るべし。

    連日30度越えの毎日ですが、この暑さの中、我が家の庭に、薪釜ができつつあります。まだ火入れをして乾燥させている段階ですが、もう少しで完成です。やれやれです。 例によって、自己満足の世界にどっぷりと浸っていた私ですが、、なんと! その釜の土台にしている石垣の下から、死んだと思っていた桑の木がまさに萌芽更新していました。おおよそ堅固な石組とは程遠い積み上げ方ですので、このまま放置しておけば、いずれこの

  • 日向が大好き。夏蕨。

    日本列島に猛暑到来です。ここみちのく山奥の準高原地帯でさえ、連日の30度越えです。 そんなかんかん照りの国道沿いに、蕨(ワラビ)が元気よく背丈を伸ばしていました。このあたりではほとんどの家庭が採取し、食している代表的な山菜ですし、日本人で食べたことのない人もまずいないのではと思います。 そんな超の付くほどポピュラーな彼らですが、しかるべき時期に折り取られることもなく、無事成長し、道端でこんなに青々

  • 森の食堂。早い者勝ち。

    みちのく山奥。我が家の普段の散歩道に、山のクルミが落ち始めました。 いつもだいたいこの時期の楽しみなのですが、昨年の台風19号の時に成績優秀な大木一本が根こそぎ渓流の彼方へと流されてしまい、少々傷心のクルミ拾いとなっています。それを知ってか知らずか、それとも今年の気候が良かったのか、今年の実りは良いように思われます。 クルミ拾いにかけては、家内の最強のライバル、リスたちも必死の攻勢を仕掛けてきてお

  • 初冠雪、真っ最中。

    私のこの拙いブログも、いよいよ本格的な冬籠りの様相を呈してきました。 こんな気まぐれ我がままな状態にもめげず、チェックしていただいている皆さんには、心から感謝したいと思います。日常の些細な出来事、植物や風景から感じたことを、これからもたびたび発信していこうと思っています。ただ、感動も楽しさも感じないままに、更新ありきのこじつけの内容になることは避けたいものですから、この時期、自然と筆が遠のいてしま

  • 復旧完了。初代温室。

    みちのく山奥、我が家の庭です。 冬籠りの準備を、こつこつならぬ、だらだらと始めております。 台風やら大雨やらで、破損してしまった初代のミニ温室もやっと修理を完了しました。もう一枚だけ残っていた、アルミサッシのドアの片割れを、手作りいい加減蝶番でつなげてあります。周囲の木枠の部分は、もちろんWRS(ウェスタンレッドシダー)で、年月を経てまるで石の如き堅固な雰囲気を醸し出してくれています。これからの真

  • これぞ日本。秋の里山。

    早いもので、もう11月です。 みちのくの某近隣の里山です。 なんてことはない、普通の風景なのかもしれません。でも、その普通があまりにも秋の日本らしくて、つい撮ってしまいました。 山がちの斜面に、こつこつと先祖代々受け継いで守ってきた小さな田んぼ。耕地を余すことなく、隙間隙間には、その時期その季節の野菜を植えて。斜面も大切に利用する目的はもちろん、景観的にも美しい果樹の連なり。刈り取った稲を、最大限

  • 紅葉等高線、降下中。

    みちのく山奥、秋深し、です。 ブログの冬籠りとは言いながら、きれいな景色を目にしてしまうと、生来の落ち着きの無さがつい頭をもたげてしまいます。 台風の被害の全容がやっと把握できつつある日本列島ではありますが、季節はちゃんと着実に進んでいるようです。本来であれば、紅葉見学がメインの行楽シーズン真っ盛りといったところが今のこの時期なのかとも感じます。 我がみちのく山奥の某山脈も着実に色づいてきている。

  • 畑のお餅。鈴なりの。

    みちのく山奥、我が菜園。 秋が深まっています。 立て続けの大雨の被害に、心が折れそうになっている方が、日本中にいるに違いないと思います。お見舞いなどと形だけの言葉なんて、なんの足しにもならないことを痛感しています。一日も早く立ち直っていただくことを祈るばかりです。 外国にはあるのでしょうか?サトイモです。里の芋です。おそらく、そこら中にある(失礼。私の家の周りの話ですが)山芋と比較する意味での、畑

  • 可憐なる、道端の太陽。

    みちのく山奥。深まる秋です。 一週間ほどでしょうか。このブログの更新を控えさせていただいておりました。 日本中が、台風の被害と、まさに戦っている姿を目の当たりにしながら、植物や景色の感想は書きにくかったという理由からです。自粛と言うほどの立派なものではありません。でもその間、毎日更新していた時とほとんど変わらない数の訪問者があったことに私自身が驚いています。感謝です。 そしてもう一つ、我がみちのく

  • 夏の名残は、ほろ苦い。

    みちのく山奥、我が菜園。 台風も過ぎ去り、秋らしい景色が戻ってきました。菜園の植物たちも、徐々に秋野菜から冬野菜への主役交代が始まっています。サトイモしかり、大根しかりです。 その中で、夏の名残を感じさせる、ゴーヤがなんとまだまだ元気です。 というか、我が家のゴーヤたち、盛夏の頃にはほとんど実が大きくならず、花をつけては実になるところまで行かず、ということを繰り返していたので、今年はもう無理なのか

  • みちのく山奥。被害報告。

    秋の台風シーズン。なんとか一つやり過ごした感のある日本列島です。 数十年に一度。観測史上初めて。甚大な被害の想定。経験したことのない激しさの風雨。外に出るのが怖いほどの雨。バケツをひっくり返したような雨。 最近の天気予報、気象関連のニュース、語彙がねた切れになるのでは?などと余計な心配をしてしまうほど、次から次へと天変地異の報道で溢れているような気がします。それもこれも温暖化のせいなのか、はたまた

  • 河岸段丘。生まれたて?

    みちのく山奥、我が家の近く。 秋も深まる雑木林の中を、縫うように走る砂利道の風景です。 私の住むこの雑木林。あちらこちらをささやかな渓流や湧水由来の小さなせせらぎが流れています。なので、家に居ながらにして、川の流れの音が常に聞こえるということになっております。 森は果てしなく静寂です、と言いたいところですが、そこには必ず水の流れる音が含まれているわけで、その音があって初めて我が家の静寂が完結してい

  • したたかに。寛容なる生命たち。

    みちのく山奥。野暮用でいつも通っている近所の峠道です。 標高は、ほぼ600mから700m。 おそらくミズナラやオオヤマ桜だと思います。いざこれから紅葉して落葉、そしてのんびり冬の休眠に入ろうかというこのときに、季節外れの新芽が伸びていました。 2枚目3枚目の写真を見ていただけば、気づかれると思います。およそ剪定と呼ぶには程遠い、ちょっとかわいそうな切り方で、てっぺんばかりが、あるいは電線に当たりそ

  • サイズ愛しき、朴葉。

    朝晩すっかり寒さを感じるみちのく、そして山奥です。 散歩の途中、愛犬あくびの毎度おなじみの道草に付き合っていると、そのそばにホウノキの葉っぱが落ちていました。 写真でもわかる通り、かなりの大きさです。あくびの半分ほどはあるでしょうか。 立派です。 我が家周辺の森には、あちこちに沢山のホウノキがあって、すべて大木となってそびえ立っています。今年は紹介しませんでしたが、晩春になると、圧倒的に強い上品な

  • 女王懐妊。幻の。

    みちのく山奥。森に収穫シーズンの到来です。 里では、あちらこちらで忙しい稲刈りの音。山では、あちらこちらで忙しくキノコ狩り。春の山菜シーズンのことなど、もう誰もがすっかり忘れている。それはもう人として当たり前のことで、誰がそれを責めることができるでしょう。 そんな、秋真っ盛りのこの時期に、見つけました。見つけてしまったというのが正しいかもしれません。それほど、このあたりでは、いえどの地方でも既に、

  • みちのく戦争。ただし平和裏。

    ケヤキVSツタの仲間 みちのく山奥、我が菜園。 秋の収穫の様子をお伝えするため、いざ撮影と思って、ふと周りを見渡したところ、、今まで毎日のように見てきた、我が菜園周囲の風景が、すごいことになっているのに気づきました。 ねむの木でしょうか、その本体が見えなくなるほどに、山ホップ(カラハナソウ)が巻き付くように生い茂って、てっぺん付近まで駆け上がっています。よく見ないとねむの木本体も見えない程にすごい

  • 秋本番のオリミキ人。

    みちのく山奥、我が家の近くの雑木林。 秋の真打とも呼ぶべき、キノコが出始めています。写真は、楢茸(ナラタケ)。みちのく人はオリミキと呼ぶことが多いようです。 読んで字のごとく、ナラの木に代表される、落葉広葉樹の林によく出るこの時期のごちそうと言えるかもしれません。何にでもあてはまると思うのですが、やはり食べ過ぎるとおなかを壊すようです。 何を隠そう、我が家の同居人(家内です)、このキノコが出始める

  • 愁いのハート。秋海棠。

    みちのく山奥。ほったらかしの我が家の庭。 何故かというか、どうしてもというか、夏を過ぎたこの時期、なんちゃって園芸家の本領を発揮してしまいます。植物たちの手入れをするよりは、景色をぼーっと眺める時間の方が多くなりがちです。 そんな愛に飢えた気の毒な庭の片隅に、雑草に紛れて、むしろ負けずに、秋海棠(シュウカイドウ)の花が咲き続けてくれています。中国名では、落涙花。 秋の心と書いて、愁いの秋。あんなに

  • 汚名返上。道端の天使。

    日に日に秋の深まる、みちのく山奥です。 我が家のそばの国道沿いに、シシウド( 猪独活 )が花盛りです。夏ごろから既にあちこちで花をつけてはいましたが、あまりにもたくさんある上に、いわゆる山ウドとは区別と言うか、差別!されて、見向きもされていないのが本当のところかもしれません。もちろん、その名前の通り、イノシシが冬に掘って食べることもあるほど強健で、どこにでも元気に根付く植物ではあるのですが。 こち

  • 智慧の証のヴァーミリオン。

    みちのく里山。秋の景色です。 稲刈り真っ最中のあちらこちらの田んぼの畔に、彼岸花が真っ盛りに満開です。 別名 曼珠沙華。死人花。幽霊花。地獄花。キツネ花。 とにかく、日本中でこれほどよく見かける秋の花もないのではと思います。私自身、今回は少々記事にするのをためらったのも事実で、それほど、どちらかと言えばネガティブなイメージの植物だと思います。日本では、こんな風に田んぼで見る以外では、お墓に植えられ

  • 襲来。黄の船団。

    みちのく山奥、散歩の道筋。 朝晩はすっかり、寒いほどになりました。朝露に濡れる植物たちを見ても、以前ほど涼しげな気持ちになることはなくなって、むしろ肌寒ささえ感じます。 Impatiens noli-tangere ( Touch-me-not ) 以上が、学名です。面白すぎです。 ホウセンカの仲間に相応しく、さわったらあっという間にはじけて種が飛び散るところからついた、ユーモアセンスあふれる名前

  • みちのく山奥。狸橋。

    我が家近くの国道向かい側、小さなダム湖です。 以前もお伝えしましたが、訪れる人も名前もない小さな湖です。もう少しすると、野鳥たちの貴重なねぐらとして活躍することになります。それまではまだひたすら、周りの雑木林を写すだけの、ひっそりと静かな水面です。 散歩の途中で寄ってみて、想像以上に高さのある堰堤にちょっと恐怖を覚えました。以前はなんてことなく、突端まで走っても平気だったように思うのですが、年齢と

  • 火口の麓に、雄山火口。

    こちらは某活火山火口付近 こちらは山野草の雄山火口 オヤマボクチと読みます。 みちのくのちょっと南、某長野県などでは、その美味しさと天然ものの少なさから、山菜として栽培もされているのだとか。 私自身は、この咲きかけのものより、秋も終わりに近づくころ、雑木林のあちらこちらに、ふわふわの大きな綿毛をくっつけて、すっくと立っている姿が印象的な植物です。その名前も正式に漢字で書くと、題名のような、まるでど

  • 気高き紫、無防備です。

    みちのく山奥。気が付くと、周囲はすっかり秋の気配です。気温も程よくて、気持ちいい空気を感じることが多くなってきました。 歩いて5分ほどの娘の家の前に、アケビがいい感じで実っていました。このあたり、ちょっと上を向いて歩けば、天然のアケビだらけなのですが、そこは天然らしく、ちょうどよく色づいている個体にはなかなかお目にかかることができないように思います。 見つけた時には既に遅かったり、逆に早かったりで

  • せせらぎ残る、秋のみちのく。

    我がみちのくに、秋の到来です。 昼をとっくに過ぎた頃、近くの里山まで下りてみました。普段はどちらかと言えば、朝露に濡れる植物や、朝もやの風景をお伝えすることが多いように思うので、珍しいことかもしれません。 夕暮れまでにはまだ時間のある、いわゆる昼下がりと言うんでしょうか、自然そのままの小川沿いを、なんと犬を3匹も連れて散歩するご婦人が見えています。ちょっと遠いので、見つけられるかどうか、もしよかっ

  • みちのく里山。優しい秋。

    みちのく山奥。収穫の秋、到来です。 ちょっとだけ下界まで下ってみると、至る所まさに稲刈りの真っ最中です。 あちこちに点在する屋敷森と里山の緑、刈取りを待っている稲の黄色とのコンビネーションがとてもきれいだと思います。 寒くもない、暑くもない、 ちょうどいい感じの気温と薄曇りの空に、秋らしいうろこ雲が出ていました。農作業をするには、絶好のコンディションだと思うので、さぞ刈取りもはかどるのではと感じま

  • 玉砕間近。容赦なし。

    みちのく山奥。我が家の裏の柳の木です。 キツツキの攻撃に遭って、この状態。既に原型をとどめないほどにやられてしまいました。 写真に写せたらぜひご紹介したいのですが、彼らの攻撃力のすさまじさと言ったら、森中とどろくほどの音です。なにしろ柳の木などは柔らかいので、あっという間にこんな状態です。弱りかけた木への攻撃が容赦ないところは、まるでボクサーが相手の弱点を執拗に突くところに似ています。あちらはあく

  • 山ホトトギス。初サンマ?

    みちのく山奥。散歩道。 自宅からすぐそばの雑木林沿いに自生のホトトギスが咲いていました。 まるで宇宙船です。 しかも、さも速そうなちょっと昔の流線型とかではなくて、現代SFに出てくるような新しい形。空気抵抗の足かせから解き放たれた自由な形とでも言ったらいいでしょうか。モダンです。 ホトトギスの体の模様からその名前が付いたというのは有名な話ですが、いかにせんホトトギス、声はすれどもなんとやらで、見た

  • 大地みちのく。活動中。

    みちのく山奥。我が家の前の道を1000mほど上がった付近です。 真ん中の小さな二つの三角形の盛り上がりの手前あたりでしょうか。我がログハウスは残念ながら見つけられませんでした。性能のいい望遠鏡でもあればよかったと思いますが、散歩がてらのドライブ途中ですので仕方ありません。それより、たった15分20分上がっただけで、これほど景色が違ってくることが驚きです。 小さな盆地に日の光がさして、まるでそこだけ

  • 謹啓。ソクラテス様。

    みちのく山奥。散歩がてらに近づいた渓流沿い。 普段あまりなじみのない、シャクの花が咲いていました。始めはヤブニンジンかなと思ったのですが、大きさや生えている場所から言ってシャクに違いありません。 ニンジンのような葉っぱに、小さなたくさんの白い花が爽やかです。渓流の流れと相まって、瑞々しくて涼しげな様子は、真夏の暑い盛りに見たかったなと思いました。 その季節には、山菜料理旅館などでも供される美味しい

  • ハーブの王様。彩色完了。

    みちのく山奥。我が家のすぐそば。 山椒の実の色付きが完了したと思われますので、依然お約束した通り、報告いたします。 なんとも言えない濃い赤です。上品でしかも強い真紅だと思います。絵具で言えば、バーミリオンやカーマインなどではなく、さしずめブライトレッドのしかもディープです。現物もお見せしたいと思います。自然界にこれほどの強い赤があるということに驚きです。 赤く色づいた実が割れて、黒い種の部分も見え

  • おいしい国産。ヤマボウシ。

    みちのく山奥、我が家の前。 道沿いの雑木林のところに、ヤマボウシが実をつけています。 この木自身も大木になるやに聞いてはいるのですが、いかにせん我が家の周り、ブナや欅の大木達が目白押しの堂々たる森。おそらくそれらに圧倒されてしまって、少しだけの結実になってしまっているようです。しかも、今年は特にご覧の通りの実の少なさで、花つきもそうだったのかちょっと記憶にないのが残念ですが、木の実の不思議の一つか

  • 名誉挽回。ウドの花。

    日に日に秋の深まる、みちのく山奥、我が菜園。 国道を挟んですぐ向かいにある渓流沿いに、山ウドが、爛漫と花を咲かせていました。道の上から渓流を覗いた時に、重なったたくさんの丸また丸の塊が、川に向かって落ちていくようでした。さながら秋の仕掛け花火。質素な淡い白の連なりが見事です。よく見ると単純な白ではなくて、薄いピンクと緑のバリエーションも上品できれいだと思います。 「ウドの大木」とかいうちょっと不名

  • 安心の国、日本。ここにあり。

    AoNeonchanこと私、みちのくのそして、こんな山奥に暮らしているせいでしょうか、恥ずかしながら、年甲斐もなく種々雑多の色々なことに心動かされる毎日を過ごしております。それは毎朝家の前で出会う風景であったり、足元の植物であったり、100円で買った古本であったり、そして、たまたま見つけた映像であったりです。 この数年で一番心動かされた、そして得した気分になった映画です。 大きな賞をもらって騒がれ

  • 秋の妖精、白魔術。

    みちのく山奥、我が菜園。 久しぶりの、バラの紹介です。 腰の高さほどでしょうか、低い木立性の、ホワイトマジックです。 日本の野ばらを少し大きくしたような、色と形。そして花のつき方ですが、生まれは遠くアメリカ大陸のようです。 我が菜園の秋のバラたち。二度目三度目の頑張りで、精一杯返り咲いてはいるのですが、どうしても夏の暑さに痛めつけられた後の復活劇のような、悲劇のヒロイン的な要素が否めないように思い

  • 秋のお花見、ゲンノショウコ。

    みちのく山奥、秋の我が菜園。 菜園を仕切るささやかな柵のほど近く、その周囲に、大きさ5ミリほどの小さな白い花がちらほらと目立っています。見た目は、小さな桜の花びらのようです。 もしかしたら、ただの雑草として見過ごしてしまいそうですが、実は古来より、優秀かつ効果てきめんな薬草として名高い、ゲンノショウコです。夏からこの秋真っ盛りの今現在まで、長い間咲き続けています。 最近では、花もやや落ち着いてきて

  • 小雨そぼ降るリス街道。

    みちのく山奥に秋の雨です。小雨といってよいでしょう。傘も差さずに散歩に出ましたので。9月も中旬。森はまだまだ、こんな具合に緑ですが、どんぐりも実る時期ですので、紅葉も間近だと思います。たくさんある山桜などは、さっさと色づき始めているようです。 写真は、我が家近くの、通称リス街道です。 ものの5分もじっとしていれば、そのあたりをうろうろする、可愛らしくも忙しい彼らに出会うことができる道です。 その分

  • 揺れる毬花(まりはな)。山ホップ。

    みちのく山奥。我が菜園。 国道を挟んだ向かい側の繁みに、 カラハナソウ 、通称山ホップがたわわに実をつけていました。日本ではその姿から、「毬花」と呼ぶようです。 大きさは2~3センチほどの文字通り丸くてふわふわした、淡い緑。緑は緑でも、ごく薄い儚げな黄緑です。我がみちのくの高原地帯や北海道では、秋になるとよく見かける愛嬌のある植物です。 一房ちぎって香りをかぐと、そこはかとない香ばしさがあります。

  • みちのく山奥。秋の空。

    みちのく山奥。我が菜園から見える、山脈の景色です。 見えると言っては語弊があるかもしれません。それほど、すぐそこに、自分自身がその中にいるからです。 山々には、確実に秋が訪れています。 紅葉の兆しも見え隠れしてはいますが、本格的に色づくのはまだまだ先で、抜けるような青空だけが秋の到来を物語っていると思います。 菜園の隅っこにある栗の木も、既に実を落とし始めています。ほとんどがまだ枝に付いたいたまま

  • ハーブの王様。彩色真っ最中。

    みちのく山奥。我が家の前。 以前にもご紹介した、山椒の木の実が、熟して色づき始めています。 もっともっと真っ赤になって、最終的には皆さんご存知の黒っぽい色になっていくのですが、今まさに、少しずつ赤くなっている真っ最中といったところでしょうか。 この実のどの部分を、どうやってあの店先に売っている粉山椒の状態にするのか。散々お世話になっておりながら、そして毎年毎年身近に眺めておきながら、あまり注意する

  • みちのく山奥、アルカイック。

    この巨大な彫像。どのくらい大きいか、後方の車と比べてみてください。 みちのく地方を代表する伝統工芸、木で作った玩具「こけし」の生産地であることを示すモニュメントです。 アジアの東端、日本。そのまた東のみちのく地方に、遠いギリシャの彫像を感じさせるようなこの微笑。まさにアルカイックスマイルという表現がぴったりではないかと思います。 そういえば以前、生粋のニューヨーカーである義理の弟が遊びに来て、たま

  • 秋の船団。みちのく山奥。

    みちのく山奥、我が菜園。国道を挟んだ目の前に流れる自然そのままの渓流沿い。菜園の貴重な水源でもあるその水辺で、ツリフネソウが満開です。 多くの地域で、やはり絶滅を危惧されている珍しい植物のようですが、ここみちのく山奥の川沿いでは、この時期どこでも見かける、むしろお馴染みの可愛らしい花です。 船といわれれば確かに、昔の帆掛け船のような楽しい形。ちょうどいい具合にバランスを取って、後ろの渦巻きが面白い

  • 心に沁みる郷土愛、そして風景。

    初恋のきた道 (字幕版) お隣の母なる国、中国の名匠チャン・イーモウの監督作品です。 原題は「私の両親」です。 このDVD表紙と日本版題名からイメージすると、まるでこの世界的大女優チャン・ツィイーのための恋愛映画のように感じてしまいます。確かに、この女優さんの名を一気に世界に知らしめた映画であることは確かなのですが、、。 本当は、社会派として名高いこの監督が、中国の文化、そしてその風景の中に暮らす

  • みちのく山奥、日焼け止め。月桂樹。

    みちのく山奥に、9月の風が吹きわたっています。遠い南の海にいくつもの台風が発生して、続々とやってきそうな予感。本格的な秋、到来です。 車で1分ほどの山の中に借りている、我が菜園。夏の暑さをやっとやり過ごして、待ってましたとばかりに、秋の新芽を出している植物がちらほらとみえます。 以前自宅前の植木鉢で育てていて、なかなか大きくなれずにいた月桂樹も、その一つ。 菜園に植樹して2年目が経ち、やっとたくさ

  • 人の振り見て我が振り直す。コナラの実。

    みちのく山奥に、次々秋の便りです。 自宅前の雑木林に、枝つきの実がちらほら。あちこちという表現の方があたっているかもしれません。今このあたりで、一番見かける「地面の風景ランキング」第一位です。 そういえば、9月から、ブログランキングに参加しているのですが、私のように日々の事柄を発信し続けている方のなんと多いこと。日本だけでなんと!97万人です。もちろん商売上やむを得ずという方もいるやに違いないので

  • 山奥育ち。ダ・ヴィンチ風。

    愛犬との額縁作り 質実剛健、温良恭倹を古来より旨とする、みちのく人の端くれとして、、 自分や家族を紹介するのは、気がひけるのですが、私と娘との二人展が近づいてきていますので、親ばか批判を受けるのを覚悟、あえて紹介したいと思います。 幼い頃から、私のそばで何かを作ったり描いたりしてきた我が家の山奥娘、本格的に画家として活動し始めて早2年余りが経ちました。写真は最近の小さな作品たちです。展覧会に展示す

  • 夏においしい冬の瓜。トウガン。

    みちのく山奥の九月です。 ちょっと涼しくなって、体が楽になったと思ったのも束の間、、ここ数日は、またまた気温30度越えの厳しい残暑です。涼しさに慣れつつあった体にとって、ダメージも大きい感じです。 我が家の菜園で、冬瓜(トウガン)が真っ盛りです。大きさは30センチほどで収穫していますが、もう少し大きくなりそうです。 全体の95パーセントが水分とのことで、カロリーももちろん低め、おなじみの健康野菜で

  • 後ろ姿も悠然と。みちのく山奥、山の神。

    みちのく山奥。初紹介。娘夫婦からの提供記事です。 生粋の山奥育ちの娘と、生粋の某大都会育ちの旦那さんが、我が家の近所に仮住まいを定めて、早1年。 たまたま面白半分に設置していたカメラに、ツキノワグマが映っていたことが判明しました。 草木も眠る明け方近く、いつも私たち家族が行ったり来たりしているその道を、悠然と歩いています。真っ黒でふさふさしていて、ゆったりと体を揺らしながら歩く姿は、まさに山の神。

  • 王の功罪。シドケの開花。

    いったいどうなっているんでしょう? みちのく山奥、我が家の庭。希少な山菜シドケの、初秋の姿です。 春先にはあんなに頼りなげに、萎れた傘のように、日陰で細々と生えていた同じ植物とは思えない程、自己主張の強い大きな状態に育っています。 花も咲き始めています。 でもこの花、、 なんて不思議な形をしているのでしょう。写真を撮った当の本人の私ですが、さっきからまじまじと見つめておりました。 いったい、何に例

  • 秋の紫。秋の星。

    みちのく山奥。我が家の駐車スペース。 車と家とのわずかな隙間に、ひっそりと咲いています。紫苑(シオン)、別名アスターです。 以前、軽トラックを使い始める前は、そのスペースを縦横無尽に使って、夏の終わりから秋が終わるころまで、まさに盛大に咲いていたものです。 その頃からすでに我が家では、墓前に供える菊の花みたいだという(事実、キクの仲間に所属するようですが)暗いイメージを勝手に冠していました。 そし

  • みちのく生まれ、冬育ち。国産小麦。

    みちのく山奥。我が家の薪小屋です。 軒下に、小麦を乾燥させています。なんと!この写真は初夏のもの。実は未だに脱穀をせずそのままになっています。せっかくの収穫をだめにしてしまわないよう、大至急処理をする必要があるので、素人農家の自分を叱咤激励する意味で紹介することにしました。ぼやぼやしていると、もう種まきのシーズンが来てしまいます。 品種は、「ゆきちから」です。 日本産の強力粉用小麦(パン用ですね)

  • ウルトラマリン、朝露乗せ。

    みちのく山奥に秋の雨です。 がっちり気温も下がって、今朝がたは20度を切っていたかもしれません。 庭に、日本の初秋を代表する花、ツユクサが咲いていました。昔から季語にも使われてきたお馴染みの草花です。 子供の頃、某小都市の街中で育った私にとっても、ツユクサは馴染みの深い花だったように思います。トンボを捕まえては、この青い花を食べさせたり、この鮮明な色を、指先や服にこすり付けては、染色の真似事のよう

  • みちのく山奥。秋の風。

    朝から爽やかな風を感じる季節になりました。9月です。 暑さが一段落して、体が楽になった感じです。自分の年齢がそうさせていることも実感せざるを得ません。子供の頃なら、夏が終わるということは、まるで自分の人生の一部が終わってしまうような、そんな重大局面を痛感するばかりで、涼しくて体が楽だわー、なんて思っていたはずないですから。むしろ涼しさは敵、9月は親の仇、だったといえば大げさでしょうか。 このブログ

  • 降臨、山の神。アトリエ横。

    みちのく山奥。ついに九月に入りました。 このあたりの森もすっかり、秋の気配です、と言いたいところですが、ここ数日の雨がやんだ今日あたりは、すっかり夏に逆戻りの気温です。 その数日前にご紹介した、山のさくらんぼの件ですが、、 我がアトリエ横のその山桜に、山の神、通称ツキノワグマが食事に来ていましたので、せっかくなのでご紹介します。 アトリエ隣のその山桜 これぞ立派な熊棚です 直径10センチにはなろう

  • 森の不思議ちゃん。レンゲショウマ。

    みちのく山奥、我が家の庭。大木の山桜やら山椒の木やらの、下の方の影になっているところ。レンゲショウマが咲きはじめています。 以前ご紹介した、フシグロセンノウと同じように、こちらもやはり絶滅危惧種です。 別名、森の妖精。 ごく薄い紫が勝った上品な白。細いけれどしっかりしたまっすぐの茎に、 丸い蕾をつけたところは、まるで、小さな鈴をいくつもつけたハンドベル(スレイベル?)のようです。 立ち姿がなんとも

  • 波におぼれる心地よさ。日本文学ここにあり。

    五重塔 (岩波文庫) いわゆる日本の文語体、古いかなづかいの小説です。文豪、幸田露伴が約100年前に発表した「五重塔」です。 それを聞いて、あ、やめようと思ったあなた。 もしくは、開いてひと目字面を眺めてみたけど、ちんぷんかんぷんで訳がわからなそうだ、やっぱりやめようと思ったそこのあなた。 どうか、だまされたと思って、最初の1ページ、それがだめなら最初の10行、我慢のつもりで読んでみてください。

  • 宇宙にとどけ、ミクロの美。タンジー。

    みちのく山奥、我が菜園。 ここ数日来の雨で、すっかり秋の景色になってきました。 そんな秋の風に誘われてか、我が家のバラたちも、今年2度目の花をそこかしこにつけ始めました。 他の多くの植物たちも、夏の暑さからやっと解放されて、心なしかほっと一息ついているように見えます。でも、それも恐らく束の間、秋の長雨やら台風由来の大雨やらが来てしまうと、そんな気分はどこへやら、晴れて暑かったあの日々を懐かしく思っ

  • 高原。無限。幽玄美。

    みちのく山奥。我が家近くの国道。 夏も終わりに近づいたここ数日の朝方です。昼間の熱気を空気中にたっぷり含んだまま夜を迎えて、そのまま気温をがっちり下げた朝、いつもこんな具合の景色です。 太陽が出るまでのほんの数十分ですが、朝もやの水分が、緑の彩度を落ち着かせて、まるでモノクローム写真のようです。そして、不思議なほどの静寂感で、道が無限の彼方まで続いていくようです。ただの国道なんですが。 人通りはも

  • 色づく個性。とうがらし。

    もうすぐ九月です。あんなに暑かった日々が、うそのように、朝晩気持ちのいい涼しい空気に包まれています。 みちのく山奥、我が菜園。 種類はわかりませんが、トウガラシが色づき始めています。家庭菜園はしていても意外と彼らを育てている方は少ないのでは? 我が家でも、ここ数年育て始めています。育ててみて、そして実がなってみて初めて気が付いたのですが、彼らピーマン系の植物の色づき方、個性的過ぎると思います。 隣

  • 山の神ご用達。山のさくらんぼ。

    みちのく山奥。収穫の季節到来です。 我が家の周囲の山桜、正確には上溝桜あるいはウワミズ桜というそうですが、とにかくたくさん実をつけています。 もちろん山の桜なので、みちのく某地方で盛んに収穫されているさくらんぼのようなわけにはいかず、ご覧の通りのささやかな可愛らしい実です。 木に生っている所も、すぐには判別しにくいほどのささやかな実りようが、交配を繰り返して数えきれないほど人の手が加わった市場のも

  • 勝どき用意。山の幸。

    みちのく山奥に、秋の気配がじわりじわりと来ています。 秋と言えば、、収穫の秋。 我が山奥の森も、早々と収穫の勝どきの声がそこかしこから聞こえています。冒頭画像の玄関番の蛙も、嬉しそうに見えるのが不思議です。今年は栗も豊作なのだとか。7月の長雨で心配はされましたが、梅雨明け後の激暑で一気に挽回できた植物が多かったようです。 ともあれ、山のクルミ。実は小さめですが、味は濃厚で豊か。古くなった穴あきバケ

  • みちのく山奥。菜園の星。

    朝晩はすっかり涼しくなって、夏の終わりを感じさせます。山桜やカエデなど、気の早い個体は、なんと!もう落葉したり紅葉しはじめたりして、家内や娘をあわてさせています。 夏から秋へと季節が移行していくこの時期、誰もが少し寂しげに見えるのは、季節のなせる技でしょうか。 世の数々のニュースや話題の中心になってきた「夏休み」もついに終わりを告げます。 子供たちが主役の若々しいシーズンから、落ち着きある大人の季

  • ハーブの王様。純国産。

    みちのく山奥。我が家の庭。 山椒の木に、実がたわわにつきました。 生まれたばかりの雌雄2本の新芽を、近所の藪から救出して植えたのが、移住間近のころですので、かれこれ20数年になり、すっかり大きくなりました。幹の太さは、私の腕以上あるかもしれません。 山椒と言えば、、ウナギの薬味として欠かせないというのが、おそらく多くの方のイメージだと思います。でも、それ以外の使用法が思い浮かばないという都会の方も

  • みちのく代表。伊達な虫。

    みちのく山奥。我がアトリエの前。 ルリボシカミキリを見ました。 夏になると、我が家のあたりでは、よく見かけるのですが、調べてみると既に貴重な種になりつつあるようです。 よく見かけるというより、よく目立つので見つけてしまう、という表現が当たっています。とにかく、ご覧の通りの美しさ。よくまあ、こんな色になって生まれてきてくれたものだと、感心してしまいます。大きさはほんの1センチか2センチほどの小ささで

  • 夏の仙人。山にて勇躍。

    みちのく山奥。我が家のそばの林です。 フシグロセンノウが、あちらこちらに咲いています。 咲き乱れるとまではいかず、ちらほらとといったところ。でも、以前にもお伝えした通り、日本の山野草のレッドデータ種を代表するような、貴重な花です。乱獲に遭って既に絶滅してしまった地域もたくさんあるとか。 そうなるのも納得するくらい、やはりこの時期としては、またこんな林の中の木陰に咲く花としては、とても目立って珍しい

  • 山の神、怠慢疑惑。夏の色。

    冬瓜の花。 ぽやぽや可愛い初期の冬瓜。 キュウリとミツバチのお馴染みコンビ。 トマト。見事な星形。 頼りなげですが、いずれはあのごつごつになるんです、ゴーヤ。 みちのく山奥。我が菜園。 夏野菜たちの開花真っ盛りです。 ところで、、 以前もお伝えしたような気がしますが、なぜにこんなに黄色なんでしょう。 不思議過ぎます。 しかも、色あいから彩度から明度から、その性質の同じさ加減たるや、もしかしてみんな

  • 可憐なる灯明。フェンネル。

    みちのく山奥。わが菜園。 フェンネルがまさに木立のように茂っています。7月の長雨の影響で、例年よりは育ちが悪いように思いますが、我が家の魚料理では、もう何度も活躍してくれています。 言わずと知れた、ハーブの代表選手で、人類最古の作物としても有名だとか。以前、インドやパキスタンを旅行した際、地元の人が口直し代わりなのか、デザート代わりなのかはわかりませんが、この種をこりこりと噛んでいるのをよく見かけ

  • ささやかな美。パセリの花。

    みちのく山奥、わが菜園。 相変わらずの猛暑。少しでも涼しい画像を紹介できればと、記録をたどっておりましたら、ありました。 梅雨空のじめじめの中、一所懸命がんばっていた植物に光を当てようと記録していたことを今になって思い出しました。 パセリの花です。 緑に緑。 はっきり言って、地味です。 確かに地味ですが、よく見ると、ちょっと開いた傘のような形とバランスの取れた緑が、きれいだとは思います。とても涼し

  • 我が家のET。スパイなみ。

    みちのく山奥、我が家のベランダです。 暑さよけの簀子をちょうどいい目隠しにして、双眼鏡を設置してあります。 一年を通して、様々な動物が訪れる庭なので、いざという時の観察に間に合うようにしています。自分の家なので、こそこそする必要はもちろんないのですが、並み居る敵に、気配を感じ取られないよう、そうっと近づく必要はあります。 我が家の庭を、まさに我が物顔で徘徊する彼らについて、せっかくなのでこの場を借

  • 親ばかですが、、ひまわりです。

    西日本で大暴れしている台風。これ以上の被害がでないことを祈ります。 さて、その台風から遠く離れた、みちのく山奥、私たちの菜園。 ひまわりが、すくすくと育っています。 畑にひまわり?と疑問を呈する方もいるはず。せっせと野菜作り専門に毎日精を出す近所の方々を尻目に、植物の種類だけは一丁前の我が家の菜園です。 ということで、ひまわり。しかも、ご覧の通り格子状の囲いで、倒伏防止までしています。 ここは山奥

  • 孤高の大猿。家出中。

    みちのく山奥、我が家の近くの国道。 法面崩壊を防ぐコンクリート壁の、はるか上の方を、ニホンザルが一匹だけ歩いていました。 動画の代わりといってはなんですが、堂々と歩く姿が立派だったので、連続写真にしてみました。 大きくて緑色が勝ったふさふさとした毛が、年齢を物語っているようで、威厳さえ漂っていました。ちょっと立ち止まって、私の方を見下ろしている感じが伝わるでしょうか。文句あんのか?とでも言っている

  • 地球最強飛翔体。トンボ。

    既に、残暑と言ってもいいこの時期ですが、今日も朝から暑いです。 みちのく山奥、我が家の周り。トンボの襲来がすごいです。 トンボの向こうに秋の香りを感じます。 昨日、地球上の生物の持っている素晴らしい力についてお話ししましたので、そのつながりというわけではありませんが、、 今このあたりを、なんてことなく盛んに飛び回っておりますが、彼らは生物界最強の飛翔体だとか。あの飛び方が飛行機の理想形だという話も

  • 自然、そのまま造形美。

    みちのく山奥、わが菜園。サトイモが元気に育っています。 梅雨明け以降の暑さのおかげで、一気に大きくなった気がします。昨年は、根こそぎイノシシに食べられてしまったのですが、今年は今のところ、大丈夫のようです。 不思議です。 例によって、葉っぱの上に、水玉がきれいに乗っかっていました。おそらく、世界中の子供たちが、同じような様子を植物の上に発見して、首を傾げているに違いありません。これを読んでいる貴方

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